JP2727012B2 - 電動ロールブラインドの自動停止装置 - Google Patents

電動ロールブラインドの自動停止装置

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JP2727012B2
JP2727012B2 JP6937289A JP6937289A JP2727012B2 JP 2727012 B2 JP2727012 B2 JP 2727012B2 JP 6937289 A JP6937289 A JP 6937289A JP 6937289 A JP6937289 A JP 6937289A JP 2727012 B2 JP2727012 B2 JP 2727012B2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Blinds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電動ロールブラインドの自動停止装置の改良
に関する。
[従来技術] 電動ロールブラインドにこれまで使用されていた自動
停止装置は、特開昭61−36486号に開示されているよう
に、ロールパイプの中に設けたカウンタによってロール
パイプの回転を検数し、検数した数値によってモータの
回転を停止させる方式であった。
[発明が解決しようとする課題] ロールパイプの回転数によって電動ロールブラインド
を停止する方式は、スクリーンの伸び、厚み等によって
スクリーンの停止位置が変化するため、多数の電動ロー
ルブラインドを設置すると、スクリーンの上下の停止位
置が揃わないため見苦しいという問題があった。又、ス
クリーンが昇降中に障害物に当ったときに自動的に停止
させることができないため、スクリーンの破損事故が発
生しやすいという問題もあった。さらに、カウンタがロ
ールブラインドの内側にあるため、ロールブラインドの
設置位置が高い場合、その調整が困難であるという問題
もあった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであ
り、スクリーンの伸び、厚さ等の変化によってその停止
位置が影響されず、スクリーンの昇降中の破損事故が防
止され、ロールブラインドの設置高さには関係なく容易
に調整可能を装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するため、本発明が採用する手段は、
電動ロールブラインドの両側にサイドレールを設け、そ
のサイドレールの内面に長手方向に等周期で物性の変化
するパターンを施し、そのパターンに沿って移動するウ
ェイトバーの両端にパターン物性の変化を検出してパル
スを発信するセンサを設け、そのパルスをカウンタを有
する制御回路に入力し、その制御回路が電動ブラインド
のモータ起動後、両センサよりあらかじめ定めた数のパ
ルスが入力したとき、及びセンサの一方又は双方より短
い時間中にパルスの入力がないとき、駆動回路を介して
モータを停止させるようにしたことにある。
[作用] 制御回路がモータを停止させるパルス数をスクリーン
が上限から下限まで引出されるときに、サイドレールに
沿って移動するセンサがパターンの変化によって発信す
るパルス数に等しく設定すると、スイッチを起動してス
クリーンを上限から巻下げるとき、又は下限から巻上げ
るとき、スクリーンが下限又は上限に達すると同時にモ
ータは自動的に停止する。又、スクリーンが昇降中、障
害物に引掛って昇降不能になると、制御回路へのパルス
の入力はなくなるから、モータは直ちに停止する。した
がって、障害物によって破損するおそれはない。
使用中にスクリーンが伸びても、パルス数には影響が
ないので、スクリーンの上限から下限までの距離すなわ
ち引出し長は常に一定である。
[実施例] 本発明の装置を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、電動ロールブラインド10は左右
のブラケット11と、その左右のブラケットに回転自在に
支持されたロールパイプ13と、そのロールパイプに巻か
れたスクリーン12と、そのスクリーンの先端に取付けら
れたウェイトバー14と、一方のブラケットに固定されて
ロールパイプ13内へ延長する中空固定軸15と、その固定
軸に取付けられてロールパイプ13を回転駆動させるモー
タ16と、ウェイトバー14の両端軸17を案内する左右のサ
イドレール18からなる。第1図の破線及び第2図に示す
ように、サイレール18の内面には長手方向に等周期で物
性の異なるパターン21が施され、両端軸17にはパターン
21の物性の変化に応じて電気パルスを発信するセンサ20
が取付けられる。センサ20からコイル状に巻いた配線が
サイドレール18の下端を経て制御回路まで延長する。セ
ンサ20から発信されたパルスは制御回路に入力される。
パターン21が明暗色の場合はホトインタラプタを、磁性
体と非磁性体の場合はホール素子をそれぞれセンサ20と
する。
モータは駆動回路によって起動し停止する。その駆動
回路は手動のスイッチと制御回路によって制御される。
スイッチによってモータ16を起動すると、ロールパイプ
13が回転し、スクリーン12は下限位置から巻上げられる
か、又は上限位置から巻下げられる。このとき、ウェイ
トバー14の両端軸17に取付けたセンサ20がパターン21に
沿って移動し、移動距離に応じた数のパルスを制御回路
に発信する。左右のセンサ20からのパルスは制御回路に
おいて別々にカウントされ、そのカウントがあらかじめ
設定した数に達すると、制御回路は駆動回路を介してモ
ータ16への電流供給を停止する。カウント数はスクリー
ン12の引出し長に応ずるように設定されるので、スクリ
ーン12は上限又は下限位置に達するとモータ16は自動的
に停止する。モータ16の回転中、左右の双方又は一方か
ら短い一定時間にパルス信号が入力しないと、制御回路
は駆動回路を介してモータ16を停止させる。したがっ
て、スクリーン12が昇降の途中で障害物に引掛り昇降不
能になると、モータ16は自動的に停止するから、スクリ
ーンが障害物等によって破損するおそれはない。
制御回路のカウンタはロールブラインドの設置位置と
は関係なく、手近な個所に設けることができるから、ス
クリーンの昇降限度位置の設定及び調整は歪極容易であ
る。スクリーンの昇降範囲はサイドレール18に設けたパ
ターン21によって規制されるから、スクリーンの伸びや
厚さの変化によって影響を受けることはない。したがっ
て、多数のロールブラインドを並べて設置した場合、始
めの位置とカウンタを同一に設定することにより、すべ
てのロールブラインドの上下停止位置を一様に揃えるこ
とができる。
[発明の効果] 上記のとおり、本発明の装置は、サイドレールの内面
に施されたパターンに沿ってウェイトバーと共に移動す
るセンサがその移動距離すなわちスクリーンの引出し長
をパターンの物性の変化によるパルス信号として制御回
路のカウンタに入力し、カウンタの計数値が設定値に達
したとき、及び短い一定時間内にパルス信号が入力しな
ときにモータをせ停止せるようにしたから、従来のスク
リーンを巻くロールパイプの回転を計数してモータを停
止していたものとは異なり、スクリーンの伸びや厚さの
変化によって、上下の限度位置が変動するおそれはな
く、さらに、スクリーンが障害物によって昇降不能にな
ると、自動的にモータが停止してスクリーンの破損を防
止するという、従来のものでは得られなかった格別の効
果も得られる。制御回路のカウンタはロールブラインド
の設置位置とは関係なく、手近なところに設けることが
できるから、スクリーンの上下位置の調整は至極容易で
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の装置を備えたロールブライ
ンドの要部を示す正面図、 第2図はサイドレールを示す斜視図である。 図において、符号10はロールブラインド、12はスクリー
ン、14はウェイトバー、18はサイドレール、20はセン
サ、21はパターンをそれぞれ示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動ロールブラインドのモータと、前記モ
    ータの駆動回路と、センサの信号を計数して前記駆動回
    路を制御する制御回路とを備えた装置であって、電動ロ
    ールブラインドの両側にサイドレールが設けられ、前記
    サイドレールの内面にその長手方向に等周期で物性の変
    るパターンが施され、前記ロールブラインドのウェイト
    バーの両端に前記パターンの物性の変化を検出するセン
    サが設けられ、前記センサは前記パターンに沿って移動
    するとその物性の変化を検出してパルス信号を発し、前
    記制御回路は前記モータの起動後、あらかじめ設定した
    数のパルス信号を受けたとき、及び一定の時間内にパル
    ス信号を受けないとき、前記駆動回路を制御して前記モ
    ータを停止させることを特徴としてなる電動ロールブラ
    イドの自動停止装置。
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