JP2726985B2 - カセットコンロのガスボンベ着脱装置 - Google Patents

カセットコンロのガスボンベ着脱装置

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JP2726985B2
JP2726985B2 JP7084978A JP8497895A JP2726985B2 JP 2726985 B2 JP2726985 B2 JP 2726985B2 JP 7084978 A JP7084978 A JP 7084978A JP 8497895 A JP8497895 A JP 8497895A JP 2726985 B2 JP2726985 B2 JP 2726985B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカセットコンロのガスボ
ンベ着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に従来例にかかるカセットコンロ
1を示す。符号3はコンロ本体を示し、このコンロ本体
3には器具栓5が取り付けられている。器具栓5にはガ
ス供給口7が設けられており、このガス供給口7にガス
ボンベBのステムSを押し込むと、ガスボンベB内のガ
スが器具栓5に供給される。 符号9は従来例にかかる
ガスボンベ着脱装置を示す。このガスボンベ着脱装置9
の構成について説明する。
【0003】コンロ本体3には取付け板11がネジによ
って取り付けられ、この取付け板11にはスライド板1
3がC−D方向へスライド自在に取り付けられている。
スライド板13には着装押圧部15と離脱押圧部17が
設けられている。取付け板11には、スライド板13、
レバー19が、かしめピン16、18および図示しない
長穴によって構成されるリンク機構を介して取り付けら
れている。
【0004】カセットコンロ1ではレバー19を押し下
げると、リンク機構によってスライド板13がC方向へ
駆動させられ、着装押圧部15がガスボンベBの底を押
しステムSがガス供給口7に押し込まれて、ガスボンベ
Bが着装される。このときガスボンベBのマウンテンカ
ップのリングフランジFに形成された切欠きFkに、器
具栓5の凸部6が入り込む。ステムSがガス供給口7に
押し込まれると、ステムSから器具栓5へガスボンベB
内のガスが供給される。
【0005】次いで操作つまみ21を回して操作軸23
を回転させ、器具栓5から管27を介してバーナー25
へガスを供給する。また操作軸23が回転すると器具栓
5に備えられた点火装置のハンマーが押圧され、コード
29の先端に設けられた放電部から火花放電がされて、
バーナー25から放出されるガスに着火される。消火す
る場合には操作つまみ21を逆方向へ回して、操作軸2
3を逆転させ、器具栓5からバーナー25へのガスの供
給を停止する。レバー19を押し上げると、コイルバネ
20の弾性力によってスライド板13がD方向へ駆動さ
せられ、離脱押圧部17がガスボンベBの縁を押して、
ガスボンベBをD方向へ移動させる。これによってステ
ムSがガス供給口7から外れて、ガスボンベBが離脱さ
せられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガスボンベ
着脱装置9は、取付け板11、取付け板11をコンロ本
体に固定するネジ、スライド板13、レバー19、かし
めピン16、18等の多数の部品によって構成されてお
り、機構も複雑で大掛かりなものとなるため、コストが
高いという問題がある。さらにガスボンベ着脱装置9を
構成する部品点数が多いため、各部品の製作誤差が累積
して、ガスボンベ着脱装置9は精度の低いもとなってし
まう問題がある。 またガスボンベを着脱するのにレバ
ー19をいちいち押し下げたり、引き上げたりしなくて
はならず、操作が面倒であり、ワンタッチでガスボンベ
を着脱できるガスボンベの着脱装置の登場が望まれてい
る。またガスボンベBのステムSとガス供給口7のセン
ターが一致せず、ガスボンベBを着装できない場合があ
る。さらに従来のガスボンベ着脱装置9では、取付け板
11がバーナー25とガスボンベBとの間に配置されて
いるので、管27およびコード29を引き回しがスペー
ス的に制限され、管27およびコード29を長くしなけ
ればならず、またカセットコンロの組立てが行いにくい
という問題がある。
【0007】ところでガスボンベB内のガスを気化させ
るためには、ガスボンベBの周囲がある程度の温度とな
ることが必要である。特にガスボンベB内のガスが残り
少なくなった場合には、周囲の温度があまり低いとガス
ボンベB内のガスを完全に使いきることができないこと
がある。これを防止するためには、バーナー25の熱気
によってガスボンベBの周囲の温度がある程度上がるこ
とが望ましい。しかしながら従来のガスボンベ着脱装置
9では、取付け板11がバーナー25とガスボンベBと
の間に配置されているので、バーナー25の熱気によっ
てガスボンベBの周囲の温度が上昇することは殆ど期待
できない。
【0008】また市販されているガスボンベのトータル
ハイト(全長)Hは、メーカー等によって異なり、カセ
ットコンロ毎に決められたガスボンベしか使用すること
ができない。これはガスボンベBを着装する場合、着装
押圧部15によってガスボンベBの底を押しているの
で、ガスボンベBのトータルハイトHが、ガスボンベB
の離脱状態から着装するまでに移動させられる距離に対
して関与することになるからである。
【0009】すなわちトータルハイトHが小さいタイプ
のガスボンベは、離脱状態から着装するまでに移動する
距離が長くなり、逆にトータルハイトHが大きいタイプ
のガスボンベは、離脱状態から着装するまでに移動する
距離が短くなるからである。したがって例えばトータル
ハイトHの小さいタイプのガスボンベを、トータルハイ
トHの大きいタイプのガスボンベを使用するカセットコ
ンロに着装した場合、ステムSから吐出されるガスが器
具栓のガス供給口から漏れてしまうおそれがある。
【0010】その他の従来例として、マグネットによっ
てガスボンベのステムをガス供給口に押し込んだ状態に
保持するカセットコンロのガスボンベ着脱装置もある
が、カセットコンロを屋外で使用した場合等、マグネッ
トに砂鉄が吸着してしまい、ガスボンベの着装に支障を
きたすおそれがある。
【0011】本発明は上記従来の問題点に着目してなさ
れたものであり、部品点数が少なく、コストが低くて、
レバーを押し下げたり、引き上げる必要がなく、常にガ
スボンベのステムとガス供給口のセンターが一致して着
装を確実に行うことができ、取付け板がなくて管やコー
ドの引き回しが制限させず、カセットコンロの組立てが
行い易く、しかもガスボンベの周囲を、ガスボンベ内の
ガスが気化する適度な温度とすることが可能で、さらに
ガスボンベのトータルハイトに左右されることなく、多
種類のタイプのガスボンベに対応することができて、屋
外で使用してもマグネットによってガスボンベのステム
をガス供給口に押し込んだ状態に保持するカセットコン
ロのガスボンベ着脱装置のようにガスボンベの着装に支
障をきたすおそれのないカセットコンロのガスボンベ着
脱装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、バー
ナーに管を介して接続される器具栓に設けられたガス供
給口へ、ガスボンベのステムを押し込むガスボンベ着装
状態と、前記器具栓のガス供給口からガスボンベのステ
ムが外れるガスボンベ離脱状態とにガスボンベを着脱す
るカセットコンロのガスボンベ着脱装置において、前記
器具栓のガス供給口に近づく方向と離れる方向へ動作自
在に備えられたスライドベースと、前記スライドベース
に備えられガスボンベに設けられたマウンテンカップの
リングフランジを保持するフランジホルダと、前記スラ
イドベースを前記フランジホルダが前記ガス供給口から
離れる方向へ付勢するバネと、前記フランジホルダに前
記リングフランジが保持されたガスボンベのステムがガ
ス供給口に押し込まれる位置まで前記スライドベースを
移動させたときにストッパが所定位置へ動作して前記ス
ライドベースを固定するロック手段と、前記ストッパに
形成された当接部と前記当接部を押して、前記スライド
ベースを固定する所定位置から前記ストッパを外し前記
ロック手段によるスライドベースの固定を解除するスト
ッパ駆動手段とによって構成されるロック解除手段とか
らなるカセットコンロのガスボンベ着脱装置である。
【0013】請求項2の発明は、請求項1において、ロ
ック手段はスライドベースに形成されスライドベースの
動作方向へ延び、途中部分から幅寸法が大きくなり段差
部が形成された長穴と、前記スライドベースを器具栓の
ガス供給口に近づく方向へ動作させガスボンベのステム
がガス供給口に押し込まれた状態で、前記長穴に入り込
む方向へ動作し前記段差部に接触してスライドベースを
固定するストッパとによって構成されていることを特徴
とするカセットコンロのガスボンベ着脱装置である。
【0014】請求項3の発明は、バーナーに管を介して
接続される器具栓に設けられたガス供給口へ、ガスボン
ベのステムを押し込むガスボンベ着装状態と、前記器具
栓のガス供給口からガスボンベのステムが外れるガスボ
ンベ離脱状態とにガスボンベを着脱するカセットコンロ
のガスボンベ着脱装置において、前記器具栓のガス供給
口に近づく方向と離れる方向へ動作自在に備えられたス
ライドベースと、前記スライドベースに備えられガスボ
ンベに設けられたマウンテンカップのリングフランジを
保持するフランジホルダと、前記スライドベースを前記
フランジホルダが前記ガス供給口から離れる方向へ付勢
するバネと、前記スライドベ−スに形成され前記スライ
ドベ−スの動作方向へ延び、途中部分から幅寸法が大き
くなり段差部が形成された長穴と、前記スライドベース
を前記器具栓のガス供給口に近づく方向へ動作させるこ
とにより前記フランジホルダを前記ガス供給口へ近づか
せ前記ガスボンベのステムが前記ガス供給口に押し込ま
れた状態で、前記長穴に入り込む方向へ動作し前記段差
部に接触して前記スライドベ−スを固定するストッパと
によって構成されているロック手段と、前記ロック手段
によるスライドベースの固定を解除するロック解除手段
とからなるカセットコンロのガスボンベ着脱装置であ
る。
【0015】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3において、ロック解除手段はストッパに形成された当
接部と、前記当接部を押して、ストッパをスライドベー
スの長穴から抜ける方向へ動作させ段差部から外すスト
ッパ駆動手段によって構成されていることを特徴とする
カセットコンロのガスボンベ着脱装置である。
【0016】請求項5の発明は、バーナーに管を介して
接続される器具栓に設けられたガス供給口へ、ガスボン
ベのステムを押し込むガスボンベ着装状態と、前記器具
栓のガス供給口からガスボンベのステムが外れるガスボ
ンベ離脱状態とにガスボンベを着脱するカセットコンロ
のガスボンベ着脱装置において、前記器具栓のガス供給
口に近づく方向と離れる方向へ動作自在に備えられたス
ライドベースと、前記スライドベースに備えられガスボ
ンベに設けられたマウンテンカップのリングフランジを
保持するフランジホルダと、前記スライドベースを前記
フランジホルダが前記ガス供給口から離れる方向へ付勢
するバネと、前記スライドベースを前記フランジホルダ
が前記ガス供給口へ近づく方向へ動作させガスボンベの
ステムがガス供給口に押し込まれた状態で前記スライド
ベ−スを固定するロック手段と、ストッパに形成された
当接部と、前記当接部を押して、前記ストッパを前記ス
ライドベースの長穴から抜ける方向へ動作させ段差部か
ら外すストッパ駆動手段によって構成されている前記ロ
ック手段によるスライドベースの固定を解除するロック
解除手段とからなるカセットコンロのガスボンベ着脱装
置である。
【0017】請求項6の発明は、請求項4または請求項
5において、ストッパ駆動手段はバーナーから放出する
ガスの着火および消火を行うため回転させる操作軸と、
前記操作軸に設けられ操作軸を所定方向へ回転させると
ストッパをスライドベースの長穴から抜ける方向へ押す
凸形部とによって構成されていることを特徴とするカセ
ットコンロのガスボンベ着脱装置である。
【0018】請求項7の発明は、請求項6において、ス
トッパが長穴の段差部に接触していない場合には、操作
軸の着火する方向の回転を規制する操作軸回転規制手段
を具備することを特徴とするカセットコンロのガスボン
ベ着脱装置である。
【0019】請求項8の発明は、請求項6または請求項
7において、ガスボンベのガス圧が所定以上となると、
ガスボンベからバーナーへのガス供給を遮断する異常圧
安全機構を備え、操作軸を所定方向へ回転させると、前
記異常圧安全機構のリセットボタンを押し、前記異常圧
安全機構をリセットする回転アームを具備することを特
徴とするカセットコンロのガスボンベ着脱装置である。
【0020】
【作用】請求項1の発明では、スライドベースのフラン
ジホルダにガスボンベに設けられたマウンテンカップの
リングフランジを保持させ、その状態でガスボンベをガ
ス供給口に近づく方向へ押して、ガスボンベとともにス
ライドベースを、バネの付勢力に抗してガスボンベのス
テムが器具栓のガス供給口に押し込まれる位置まで移動
させる。このとき、スライドベースはロック手段によっ
て固定され、ガスボンベのステムから器具栓へガスが供
給される。またロック解除手段は、ストッパ駆動手段を
備えており、このストッパ駆動手段がストッパに形成さ
れた当接部を押して、ストッパをスライドベースを固定
する所定位置から外すことにより、スライドベースの固
定が解除されると、バネの付勢力により、スライドベー
スは、フランジホルダが器具栓のガス供給口から離れる
方向へ移動し、ガスボンベのステムがガス供給口から外
れる。
【0021】請求項2の発明では、スライドベースを器
具栓のガス供給口に近づく方向へ動作させガスボンベの
ステムがガス供給口に押し込まれると、ストッパが長穴
の段差部に接触してスライドベースを固定する。
【0022】請求項3の発明では、スライドベースのフ
ランジホルダにガスボンベに設けられたマウンテンカッ
プのリングフランジを保持させ、その状態でガスボンベ
をガス供給口に近づく方向へ押して、ガスボンベをスラ
イドベースとともにバネの付勢力に抗して移動させ、ガ
スボンベのステムを器具栓のガス供給口に押し込む。ガ
スボンベのステムがガス供給口に押し込まれると、ロッ
ク手段のストッパが長穴の段差部に接触してスライドベ
ースを固定し、ステムから器具栓へガスが供給される。
またロック解除手段によって、スライドベースの固定が
解除されると、バネの付勢力により、スライドベース
は、フランジホルダが器具栓のガス供給口から離れる方
向へ移動し、ガスボンベのステムがガス供給口から外れ
る。
【0023】請求項4の発明では、ストッパ駆動手段
が、ストッパに形成された当接部を押して、ストッパを
スライドベースの長穴から抜ける方向へ動作させ段差部
から外す。
【0024】請求項5の発明では、スライドベースのフ
ランジホルダにガスボンベに設けられたマウンテンカッ
プのリングフランジを保持させ、その状態でガスボンベ
をガス供給口に近づく方向へ押して、ガスボンベをスラ
イドベースとともにバネの付勢力に抗して移動させ、ガ
スボンベのステムを器具栓のガス供給口に押し込む。ガ
スボンベのステムがガス供給口に押し込まれると、ロッ
ク手段がスライドベースを固定し、ステムから器具栓へ
ガスが供給される。またロック解除手段のストッパ駆動
手段が、ストッパに形成された当接部を押して、ストッ
パをスライドベースの長穴から抜ける方向へ動作させ段
差部から外し、スライドベースの固定が解除されると、
バネの付勢力により、スライドベースは、フランジホル
ダが器具栓のガス供給口から離れる方向へ移動し、ガス
ボンベのステムがガス供給口から外れる。
【0025】請求項6の発明では、バーナーから放出す
るガスの着火および消火を行うため回転させる操作軸を
所定方向へ回転させると、操作軸に設けられた凸形部に
よってストッパがスライドベースの長穴から抜ける方向
へ押され、ストッパが段差部から外れる。
【0026】請求項7の発明では、操作軸回転規制手段
によって、ストッパが長穴の段差部に接触していない場
合には、操作軸の着火する方向の回転が規制される。
【0027】請求項8の発明では、操作軸を所定方向へ
回転させると、回転アームが異常圧安全機構のリセット
ボタンを押し、異常圧安全機構をリセットする。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を図面にしたがって説明す
る。図1において符号31は本発明の実施例にかかるカ
セットコンロを示す。符号33はコンロ本体を示し、こ
のコンロ本体33には器具栓35が備えられている。器
具栓35のガス吐出口36には管38の一端が接続さ
れ、管38の他端はバーナー39に接続されている。器
具栓35にはガス供給口37が設けられ、このガス供給
口37にガスボンベBのステムSを押し込むと、ガスボ
ンベB内のガスが器具栓35に供給される。コンロ本体
33には、ガスボンベBの周面の一部に対応する形状の
凹部34が形成されている。
【0029】本発明の実施例にかかるガスボンベ着脱装
置30は器具栓35等と密接なかかわりをもつ構造とな
っているので、ガスボンベ着脱装置30とかかわりもつ
器具栓35等とともに説明することにする。符号43は
固定ベースを示し、この固定ベース43には器具栓35
が固定されている。固定ベース43の両側には断面L字
状の脚部42が設けられ、この脚部42にはネジ穴50
が形成され、ガスコンロ本体33の底板45にネジ止め
されている。したがって固定ベース43とガスコンロ本
体33の底板45との間には隙間が開いている。
【0030】図4に示すように固定ベース43の裏面側
には一対のスライドガイド47が設けられ、このスライ
ドガイド47には互いに対向して配置された切欠き49
が形成されている。また固定ベース43には下方へ向か
って突出する折り曲げ片51が形成され、この折り曲げ
片51の両側には切欠き53が形成されている。符号5
5はスライドベースを示し、このスライドベース55に
はフランジホルダ61が設けられており、このフランジ
ホルダ61には半円形の切欠き57と一対の爪59が形
成されている。またスライドベース55にはスライドベ
ース55の動作方向へ延びる長穴63が形成されてい
る。この長穴63の途中部分は幅寸法が大きくなり、段
差部65が形成されている。さらに長穴63には幅広部
67が形成され、この幅広部67の幅寸法は、固定ベー
ス43の折り曲げ片51の幅寸法よりわずかに大きい寸
法に設定されている。
【0031】符号69は閉鎖プレートを示し、この閉鎖
プレート69は器具栓35の前面に取り付けられ、器具
栓35の開口部分を閉鎖する。閉鎖プレート69には操
作軸挿通穴71が形成され、この操作軸挿通穴71は円
形部73と、この円形部73に連続して形成された矩形
部75、77とによって構成されている。矩形部75の
長さ寸法は矩形部77の長さ寸法より小さく設定されて
いる。閉鎖プレート69には長穴79が形成され、この
長穴79には幅広部81が形成されている。また閉鎖プ
レート69にはリセットボタン突出穴83が形成され、
さらにネジ挿通穴85、コード挿通穴87が形成されて
いる。
【0032】符号89はストッパプレートを示し、この
ストッパプレート89には折り曲げ片91が形成されて
いる。折り曲げ片91の先端は直角に下方へ向かって折
り曲げられており、ストッパ95が形成されている。こ
のストッパ95の幅寸法は、長穴63の幅の狭い部分6
4の寸法より大きく、長穴63の幅の広い部分66より
わずかに小さい寸法に設定されている。ストッパ95の
先端には摺接片97が形成されている。摺接片97の幅
寸法は、長穴63の幅の狭い部分64の寸法よりわずか
に小さい寸法に設定されている。またストッパプレート
89には折り曲げ片99が形成され、この折り曲げ片9
9には幅広の抜け止め部101が形成されている。スト
ッパプレート89には操作軸挿通穴103が形成され、
この操作軸挿通穴103は、大径部105と矩形部10
7を有している。
【0033】器具栓35の構造について説明する。器具
栓35には、収納穴102、104が形成されている。
収納穴102には開閉弁108が回転自在に収容され、
この開閉弁108が回転してガス供給口37とガス吐出
口36との間を開閉する。開閉弁108には切欠き11
0、112が形成されている。収納穴104には異常圧
安全機構109が収容されている。異常圧安全機構10
9の構成について説明する。
【0034】符号111はケースを示し、このケース1
11の前面には丸穴113が形成されている。ケース1
11には頭部115を有するリセットボタン117が収
容され、このリセットボタン117にはコイルバネ11
9が嵌められている。符号121は蓋体を示し、この蓋
体121には開口部123が形成されている。蓋体12
1には皿バネ125が嵌められ、蓋体121はケース1
11に取り付けられている。皿バネ125はリセットボ
タン117の反対側に反って、開口部123から露出し
ている。またリセットボタン117の頭部115は、皿
バネ125に当接している。
【0035】符号127はトーションバネを示し、この
トーションバネ127は先端が略直角に曲げられた一端
187と真っ直な他端191を有している。トーション
バネ127はネジ129によって閉鎖プレート69に揺
動自在に取り付けられる。符号131は点火装置を示
し、この点火装置131にはハンマー133が備えられ
ている。また点火装置131にはコード135が設けら
れている。
【0036】符号139は操作軸を示し、この操作軸1
39の基端部には凸部141、143が形成されてい
る、また操作軸139にはフランジ145が形成され、
このフランジ145には操作軸139のラジアル方向へ
突出する凸形部147が形成されている。凸形部147
には摺動凸部149が形成され、この摺動凸部149は
操作軸139の先端側に突出している。操作軸139の
先端部分は円柱の一部を裁断した形状に形成されてい
る。符号151は回転アームを示し、この回転アーム1
51の中心には挿通穴152が形成され、また回転アー
ム151の裏面側には円弧状の溝153が形成されてい
る。回転アーム151にはハンマー押圧部155と、リ
セットボタン押圧部157が形成されている。
【0037】符号159は摺動プレートを示し、この摺
動プレート159の溝161にはボール163が収容さ
れている。また摺動プレート159には操作軸139の
先端部分に嵌合する形状の嵌合穴165が形成されてい
る。符号167は押えプレートを示し、この押えプレー
ト167には操作軸突出穴168が形成されている。押
えプレート167には断面L字状の脚部170が形成さ
れており、脚部170にはネジ挿通穴172が形成され
ている。
【0038】スライドベース55は切欠き49へ挿入さ
れ、長穴63の幅の狭い部分64の両側部が、折り曲げ
片51の切欠き53に摺動自在に保持されている。した
がってスライドベース55は固定ベース43に対しスラ
イド自在に取り付けられる。器具栓35の収納穴102
に収容された開閉弁108にはコイルバネ169が嵌め
られ、また収納穴104に異常圧安全機構109が収容
され、閉鎖プレート69によって収納穴102、104
が覆われている。点火装置131のコード135は閉鎖
プレート69のコード挿通穴87に通され、点火装置1
31は点火装置支持片171、173に支持されてい
る。
【0039】ストッパプレート89の折り曲げ片99
は、閉鎖プレート69の長穴79に嵌められ上下方向へ
動作できるようになっている。折り曲げ片99は、抜け
止め部101を幅広部81から入れて長穴79に取り付
けられるので、抜け止め部101が閉鎖プレート69の
裏面に当接して抜け止めされる。ストッパプレート89
の摺接片97は、長穴63の幅の狭い部分64に入り込
んでいる。コイルバネ175は、スライドベース55の
凸片177と、固定ベース43の凸部178とによって
保持されて備えられている。このコイルバネ175の弾
性力によってスライドベース55は器具栓35から離れ
る方向、すなわちフランジホルダ61がガス供給口37
から離れる方向へ付勢されている。
【0040】操作軸139はストッパプレート89の操
作軸挿通穴103へ挿通され、さらに基端部が閉鎖プレ
ート69の操作軸挿通穴71へ挿通されている。操作軸
139は、凸部141を操作軸挿通穴71の矩形部77
に、凸部143を矩形部75にそれぞれ対応させて、操
作軸139を操作軸挿通穴71へ挿通する。そして操作
軸139の凸部141、143を開閉弁108の切欠き
110、112に嵌め、その状態で操作軸139を回転
させて組み付ける。操作軸139はコイルバネ169に
よって先端方向へ付勢されているので、凸部141、1
43が閉鎖プレート69に圧接する状態となる。なお操
作軸139の凸形部147は、操作軸挿通穴103の矩
形部107に収容されている。これら凸形部147と操
作軸挿通穴103の矩形部107とによって操作軸回転
規制手段が構成されている。
【0041】操作軸139の先端部分は、回転アーム1
51の挿通穴152、コイルバネ180、摺動プレート
159の嵌合穴165へ挿通されており、これらの部品
が取り付けられている。操作軸139の摺動凸部149
は回転アーム151の溝153に摺動自在に嵌まり込ん
でいる。閉鎖プレート69にネジ129によって揺動自
在に取り付けられたトーションバネ127の一端187
はストッパプレート89の穴189に入り込んでいる。
【0042】ネジ179は押えプレート167のネジ挿
通穴172、閉鎖プレート69のネジ挿通穴181へ挿
通され、器具栓35のネジ穴183に取り付けられてお
り、閉鎖プレート69および押えプレート167が器具
栓35に取り付けられている。 操作軸139は押えプ
レート167の操作軸突出穴168から突出し、この操
作軸139の突出部分には操作つまみ185が取り付け
られている。
【0043】次にこのカセットコンロ31の使用方法に
ついて説明する。図5、図7、図8に示すようにガスボ
ンベBのリングフランジFを爪59に掛け、ガスボンベ
Bをフランジホルダ61に保持させる。フランジホルダ
61に保持されたガスボンベBは凹部34に入り込んだ
状態となる。ストッパプレート89の摺接片97が長穴
63の幅の狭い部分64に入り込んでいる。また操作軸
139の凸形部147の反時計回り方向側の端面は、ス
トッパプレート89の操作軸挿通穴103の矩形部10
7の内側面に対向している。したがって操作軸139を
反時計回りの方向へ回転させようとしても、凸形部14
7と矩形部107の内側面とが当接してしまい、操作軸
139を回転させることができない。
【0044】図6、図9、図10に示すようにガスボン
ベBをフランジホルダ61に保持させた状態で、ガスボ
ンベBを器具栓35の方向へ押し、リングフランジFに
よって爪59を押して、スライドベース55をコイルバ
ネ175の弾性力に抗してスライドさせステムSをガス
供給口37に押し込む。これによってガスボンベB内の
ガスがステムSから器具栓35へ供給される。このとき
ガスボンベBのマウンテンカップのリングフランジFに
形成された切欠きFkに、器具栓35の凸部40が入り
込む。ガスボンベBはフランジホルダ61に保持された
状態で、器具栓35の方向へ移動させられるので、ステ
ムSとガス供給口37のセンターとが常に一致し、ステ
ムSをガス供給口37へ確実に押し込むことができる。
固定ベース43はコンロ本体33にネジ止めされている
ので、ガスボンベBを器具栓35の方向へ押した際、従
来例にかかるガスコンロ1と異なり、コンロ本体の側板
がたわんでしまうことはない。
【0045】図6、図9、図10に示すようにステムS
がガス供給口37に押し込まれる位置まで、スライドベ
ース55をスライドさせると、長穴63の幅広部67が
ストッパ95に対向する位置へ移動する。このときトー
ションバネ127の付勢力によってストッパプレート8
9が下降し、ストッパ95が幅広部67へ入り込み、段
差部65に接触してスライドベース55が固定される。
ストッパプレート89が下降すると、操作軸139の凸
形部147の反時計回り方向側の端面は、操作軸挿通穴
103の大径部105に対向する。したがって操作軸1
39は反時計回りの方向へ回転することができる。
【0046】操作つまみ185を、図9、図10に示す
初期位置から反時計回りの方向へ回すと操作軸139が
回転し、これに伴い開閉弁108が回転して、操作軸1
39が反時計回りの方向へ約60度回転したところで、
器具栓35のガス吐出口36から管38を介してバーナ
ー39へガスが供給され、バーナー39からガスが放出
される。さらに図11、図12に示すように、操作軸1
39を反時計回りの方向へ回転させると、操作軸139
の摺動凸部149が回転アーム151の溝153の内面
を押して、回転アーム151を反時計回りの方向へ回動
させる。操作軸139が120度回転したところで、回
転アーム151のハンマー押圧部155がハンマー13
3を押し、点火装置131を作動させる。点火装置13
1が作動すると、コード135の先端に設けられた放電
部から火花放電がされ、バーナー39から放出されるガ
スに着火される。
【0047】操作つまみ185から手を離すと、図1
3、図14に示すように操作軸139は約15度時計回
りの方向へ回転し停止する。この状態で開閉弁108は
全開となっている。操作軸139は、図9、図10に示
した初期位置から反時計回りの方向へ60度から105
度回転するまでの範囲でバーナー39から放出するガス
量を調整することができる。操作軸139が反時計回り
の方向へ60度回転した位置がクッリックポジションと
なっており、この位置から操作軸139を回転させよう
とすると抵抗がかかり一定以上の力を加えなければ操作
軸139が回転しないようになっている。図15、図1
6に示すように操作軸139を時計回りの方向へ回転さ
せ、初期位置に戻すと、開閉弁108が閉じられ、バー
ナー39からのガスの放出が停止して消火される。
【0048】次にガスボンベBを離脱させる操作につい
て説明する。図17、図18に示すように操作軸139
を初期位置から時計回りの方向へ回転させると、操作軸
139の凸形部147の時計回り方向側の端面が、操作
軸挿通穴103の矩形部107の時計回りの方向側の内
側面150すなわち当接部を押す。これによってストッ
パプレート89を押し上げ、ストッパ95を長穴63の
段差部65から外す。ストッパ95が段差部65から外
れ、コイルバネ175の弾性力によってスライドベース
55がスライドする。フランジホルダ61に保持されて
いるガスボンベBは、スライドベースとともにガス供給
口37から離れる方向へ移動し、ステムSがガス供給口
37から外れて、ガスボンベBが離脱する。
【0049】なおガスボンベBが加熱されてガス圧が所
定以上となると、皿バネ125がリセットボタン117
側に反り、器具栓35に備えられている図示しない閉止
弁が閉じてガスボンベBからのガス供給を遮断する。皿
バネ125がリセットボタン117側に反ると、リセッ
トボタン117はリセットボタン突出穴83から突出し
た状態となる。リセットボタン117がリセットボタン
突出穴83から突出した状態で、操作軸139を初期位
置から時計回りの方向へ回転させると、回転アーム15
1のリセットボタン押圧部157がリセットボタン11
7を押し、皿バネ125をリセットボタン117と反対
側に反る状態と、異常圧安全機構109をリセットす
る。 ガスボンベBが離脱した後、操作つまみ185か
ら手を離すと、図19、図20に示すように操作軸13
9が反時計回りの方向へ回転し、初期位置に戻る。
【0050】上記したように実施例にかかるガスボンベ
の着脱装置では、スライドベース55のフランジホルダ
61が、ガスボンベBのリングフランジFを保持して、
ガスボンベBをガス供給口37に近づく方向と離れる方
向へ移動させ、ガスボンベBの着脱を行う。したがって
ステムSの長さのバラツキのみが、ガスボンベBの離脱
状態から着装するまでに移動させられる距離に対して関
与することになる。ステムSの長さのバラツキによる寸
法差はごく小さいものなので、従来のガスボンベ着脱装
置9のようにガスボンベのトータルハイトHが、ガスボ
ンベBの離脱状態から着装するまでに移動させられる距
離に対して関与する場合と比べて、本発明のガスボンベ
着脱装置は多種類のガスボンベに対応することができる
ようになる。
【0051】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更
などがあっても本発明に含まれる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガスボン
ベ着脱装置の部品点数を少なくできコストを低く抑える
ことができるようになる。またガスボンベを着脱するの
にレバーを押し下げたり、引き上げる必要がなく、操作
をより簡便なものとできるようになる。即ち、スライド
ベースのフランジホルダにリングフランジを保持させた
ガスボンベを押して、スライドベースをスライドさせる
だけでガスボンベを着装できるようになり、いわば半自
動的にガスボンベを着装することが可能となる。また、
ストッパ駆動手段によってストッパの当接部を押すだけ
でストッパを外し、ロック手段によるスライドベースの
固定を解除することができるようになる。さらにガスボ
ンベのステムとガス供給口のセンターが常に一致して、
ガスボンベの着装を確実に行うことができるようにな
る。従来のガスボンベ着脱装置と異なり取付け板がない
ので、管やコードの引き回しがスペース的に制限させ
ず、カセットコンロの組立てが行い易く、しかもガスボ
ンベの周囲を、ガスボンベ内のガスが気化する適度な温
度とすることが可能となる。
【0053】さらにガスボンベのトータルハイトに左右
されることなく、多種類のタイプのガスボンベに対応す
ることができるようになる。またマグネットによってガ
スボンベを着装するガスボンベの着脱装置のように、マ
グネットに砂鉄が吸着されて、ガスボンベの着装に支障
をきたすおそれもない。 操作軸回転規制手段を具備し
たので、ガスボンベが着装されていない状態で、着火装
置が作動するのを防止することができる。また操作軸を
所定方向へ回転させるだけで、異常圧安全機構のリセッ
トを行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置が搭載されたガスコンロの主要部平面図
である。
【図2】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置の動作を説明するための底面図である。
【図6】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置の動作を説明するための底面図である。
【図7】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の動作を説明するための断面図である。
【図8】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の動作を説明するための正面図である。
【図9】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガス
ボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器具
栓の動作を説明するための断面図である。
【図10】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図11】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための断面図である。
【図12】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図13】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための断面図である。
【図14】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図15】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための断面図である。
【図16】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図17】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための断面図である。
【図18】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図19】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための断面図である。
【図20】本発明の実施例にかかるカセットコンロのガ
スボンベ着脱装置およびカセットコンロに搭載される器
具栓の動作を説明するための正面図である。
【図21】従来例にかかるカセットコンロのガスボンベ
着脱装置が搭載されたガスコンロの主要部平面図であ
る。
【符号の説明】
30 カセットコンロのガスボンベ着脱装置 31 カセットコンロ 33 コンロ本体 34 凹部 35 器具栓 36 ガス吐出口 37 ガス供給口 38 管 39 バーナー 40 凸部 41 ガスボンベ着脱装置 42 脚部 43 固定ベース 45 底板 47 スライドガイド 49 切欠き 50 ネジ穴 51 折り曲げ片 53 切欠き 55 スライドベース 57 切欠き 59 爪 61 フランジホルダ 63 長穴 64 長穴の幅の狭い部分 65 段差部 67 幅広部 69 閉鎖プレート 71 操作軸挿通穴 73 円形部 75、77 矩形部 79 長穴 81 幅広部 83 リセットボタン突出穴 85 ネジ挿通穴 87 コード挿通穴 89 ストッパプレート 91 折り曲げ片 95 ストッパ 97 摺接片 99 折り曲げ片 101 抜け止め部 102 収納穴 103 操作軸挿通穴 104 収納穴 105 大径部 107 矩形部 108 開閉弁 109 異常圧安全機構 110 切欠き 111 ケース 112 切欠き 113 丸穴 115 頭部 117 リセットボタン 119 コイルバネ 121 蓋体 123 開口部 125 皿バネ 127 トーションバネ 129 ネジ 131 点火装置 133 ハンマー 135 コード 139 操作軸 141、143 凸部 145 フランジ 147 凸形部 149 摺動凸部 150 操作軸挿通穴の矩形部の時計回りの方
向側の内側面 151 回転アーム 152 摺動穴 153 溝 155 ハンマー押圧部 157 リセットボタン押圧部 159 摺動プレート 161 溝 163 ボール 165 嵌合穴 167 押えプレート 168 操作軸突出穴 169 コイルバネ 170 脚部 171、173 点火装置支持片 175 コイルバネ 177 凸片 178 凸部 179 ネジ 180 コイルバネ 181 ネジ挿通穴 183 ネジ穴 185 操作つまみ 187 トーションバネの一端 189 穴 191 トーションバネの他端 B ガスボンベ S ステム F リングフランジ Fk リングフランジの切欠き

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーナーに管を介して接続される器具栓に
    設けられたガス供給口へ、ガスボンベのステムを押し込
    むガスボンベ着装状態と、前記器具栓のガス供給口から
    ガスボンベのステムが外れるガスボンベ離脱状態とにガ
    スボンベを着脱するカセットコンロのガスボンベ着脱装
    置において、前記器具栓のガス供給口に近づく方向と離
    れる方向へ動作自在に備えられたスライドベースと、前
    記スライドベースに備えられガスボンベに設けられたマ
    ウンテンカップのリングフランジを保持するフランジホ
    ルダと、前記スライドベースを前記フランジホルダが前
    記ガス供給口から離れる方向へ付勢するバネと、前記フ
    ランジホルダに前記リングフランジが保持されたガスボ
    ンベのステムがガス供給口に押し込まれる位置まで前記
    スライドベースを移動させたときにストッパが所定位置
    へ動作して前記スライドベースを固定するロック手段
    と、前記ストッパに形成された当接部と前記当接部を押
    して、前記スライドベースを固定する所定位置から前記
    ストッパを外し前記ロック手段によるスライドベースの
    固定を解除するストッパ駆動手段とによって構成される
    ロック解除手段とからなるカセットコンロのガスボンベ
    着脱装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、ロック手段はスライド
    ベースに形成されスライドベースの動作方向へ延び、途
    中部分から幅寸法が大きくなり段差部が形成された長穴
    と、前記スライドベースを器具栓のガス供給口に近づく
    方向へ動作させガスボンベのステムがガス供給口に押し
    込まれた状態で、前記長穴に入り込む方向へ動作し前記
    段差部に接触してスライドベースを固定するストッパと
    によって構成されていることを特徴とするカセットコン
    ロのガスボンベ着脱装置。
  3. 【請求項3】バーナーに管を介して接続される器具栓に
    設けられたガス供給口へ、ガスボンベのステムを押し込
    むガスボンベ着装状態と、前記器具栓のガス供給口から
    ガスボンベのステムが外れるガスボンベ離脱状態とにガ
    スボンベを着脱するカセットコンロのガスボンベ着脱装
    置において、前記器具栓のガス供給口に近づく方向と離
    れる方向へ動作自在に備えられたスライドベースと、前
    記スライドベースに備えられガスボンベに設けられたマ
    ウンテンカップのリングフランジを保持するフランジホ
    ルダと、前記スライドベースを前記フランジホルダが前
    記ガス供給口から離れる方向へ付勢するバネと、前記ス
    ライドベ−スに形成され前記スライドベ−スの動作方向
    へ延び、途中部分から幅寸法が大きくなり段差部が形成
    された長穴と、前記スライドベースを前記器具栓のガス
    供給口に近づく方向へ動作させることにより前記フラン
    ジホルダを前記ガス供給口へ近づかせ前記ガスボンベの
    ステムが前記ガス供給口に押し込まれた状態で、前記長
    穴に入り込む方向へ動作し前記段差部に接触して前記ス
    ライドベ−スを固定するストッパとによって構成されて
    いるロック手段と、前記ロック手段によるスライドベー
    スの固定を解除するロック解除手段とからなるカセット
    コンロのガスボンベ着脱装置。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3において、ロック
    解除手段はストッパに形成された当接部と、前記当接部
    を押して、ストッパをスライドベースの長穴から抜ける
    方向へ動作させ段差部から外すストッパ駆動手段によっ
    て構成されていることを特徴とするカセットコンロのガ
    スボンベ着脱装置。
  5. 【請求項5】バーナーに管を介して接続される器具栓に
    設けられたガス供給口へ、ガスボンベのステムを押し込
    むガスボンベ着装状態と、前記器具栓のガス供給口から
    ガスボンベのステムが外れるガスボンベ離脱状態とにガ
    スボンベを着脱するカセットコンロのガスボンベ着脱装
    置において、前記器具栓のガス供給口に近づく方向と離
    れる方向へ動作自在に備えられたスライドベースと、前
    記スライドベースに備えられガスボンベに設けられたマ
    ウンテンカップのリングフランジを保持するフランジホ
    ルダと、前記スライドベースを前記フランジホルダが前
    記ガス供給口から離れる方向へ付勢するバネと、前記ス
    ライドベースを前記フランジホルダが前記ガス供給口へ
    近づく方向へ動作させガスボンベのステムがガス供給口
    に押し込まれた状態で前記スライドベ−スを固定するロ
    ック手段と、ストッパに形成された当接部と、前記当接
    部を押して、前記ストッパを前記スライドベースの長穴
    から抜ける方向へ動作させ段差部から外すストッパ駆動
    手段によって構成されている前記ロック手段によるスラ
    イドベースの固定を解除するロック解除手段とからなる
    カセットコンロのガスボンベ着脱装置。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5において、ストッ
    パ駆動手段はバーナーから放出するガスの着火および消
    火を行うため回転させる操作軸と、前記操作軸に設けら
    れ操作軸を所定方向へ回転させるとストッパをスライド
    ベースの長穴から抜ける方向へ押す凸形部とによって構
    成されていることを特徴とするカセットコンロのガスボ
    ンベ着脱装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、ストッパが長穴の段差
    部に接触していない場合には、操作軸の着火する方向の
    回転を規制する操作軸回転規制手段を具備することを特
    徴とするカセットコンロのガスボンベ着脱装置。
  8. 【請求項8】請求項6または請求項7において、ガスボ
    ンベのガス圧が所定以上となると、ガスボンベからバー
    ナーへのガス供給を遮断する異常圧安全機構を備え、操
    作軸を所定方向へ回転させると、前記異常圧安全機構の
    リセットボタンを押し、前記異常圧安全機構をリセット
    する回転アームを具備することを特徴とするカセットコ
    ンロのガスボンベ着脱装置。
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JP5981467B2 (ja) ガス弁装置

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