JP2726582B2 - 線条体巻取機のボビン固定装置 - Google Patents

線条体巻取機のボビン固定装置

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JP2726582B2 JP29379491A JP29379491A JP2726582B2 JP 2726582 B2 JP2726582 B2 JP 2726582B2 JP 29379491 A JP29379491 A JP 29379491A JP 29379491 A JP29379491 A JP 29379491A JP 2726582 B2 JP2726582 B2 JP 2726582B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線材、条材等の種々の
線条体を片持ちの巻取り軸に取付けられるボビンに巻き
付ける線条体巻取機のボビンを巻取り軸に固定する装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ等の比較的細い線材または光
ファイバテープ等の比較的軽量な条材の如き線条体を巻
取るために片持ちの巻取り軸を有する線条体巻取機が用
いられている。この種の線条体巻取機は、一般に、ボビ
ン受けを含むボビン取付軸を有する巻取り軸と、この巻
取り軸を回転する回転駆動源とを備えている。
【0003】一方、この線条体巻取機にボビンを固定す
るために、線条体巻取機のボビン取付軸に嵌合したボビ
ンをボビン受けに衝合するように締付けて固定するボビ
ン固定治具から成る線条体巻取機のボビン固定装置が用
いられている。従来技術のボビン固定治具は、図4に示
すように、ボビン取付軸28のボビン外面から突出する
部分の前後に跨がって先端に設けられた小径ねじ部分2
8bに螺合された止め具23から成り、この止め具23
は、ボビン30の嵌合孔30aの内径よりも大きな外径
を有し、またボビン30の外面側から嵌合孔30aに係
入するように嵌合孔30aに向けて次第に小径となるテ
ーパ面23aを有する。この止め具23は、小径ねじ部
分28bにねじ込んでそのテーパ面23aがボビン30
の嵌合孔30aの縁に係止してボビン30を固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
の線条体巻取機のボビン固定装置では、止め具をボビン
取付軸28の小径ねじ部分28bから完全に抜き取らな
い限り、ボビン30をボビン取付軸28から取外すこと
ができない。このため、線条体が巻取られたボビンが比
較的軽量である場合には一方の手で止め具23を外し、
他方の手でボビン30を抜き取ることができるが、それ
でも止め具23をボビン取付軸28から完全に抜き取ら
なければならないので、ボビン30の脱着に時間がかか
ってボビン30の掛替の作業性が低い欠点があった。ま
た、線条体が巻取られたボビンが重い場合には、止め具
23を抜き外してこの止め具23を床等に置いた後、両
手でボビン30を抱えながら取外さなければならないの
で、止め具23を完全に外す外に、この止め具23を床
置きする必要があってボビン30の掛替の作業性が一層
低くなる欠点があった。
【0005】本発明の目的は、上記の欠点を回避し、ボ
ビン固定治具をボビン取付軸から外さなくてもボビンを
脱着することができ、従って高い作業性でボビンを掛替
することができる線条体巻取機のボビン固定装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、ボビン受けを含むボビン取付軸を有する
巻取り軸と、この巻取り軸を回転する回転駆動源とを備
えた線条体巻取機のボビン取付軸に嵌合したボビンをボ
ビン受けに衝合するように締付けて固定するボビン固定
治具から成る線条体巻取機のボビン固定装置において、
ボビン取付軸はボビンの外面から突出する部分に先端に
向かって細径となるテーパ部分と、このテーパ部分に連
続して設けられた小径ねじ部分とを有し、ボビン固定治
具は、ボビン取付軸のテーパ部分に係合するように設け
られこのテーパ部分の傾斜に沿って径方向に伸縮してボ
ビンの端面に係合する伸径状態とボビンの嵌合孔よりも
縮径する縮径状態とに弾性変形するばね性止め具と、ボ
ビン取付軸の小径ねじ部分に螺合しばね性止め具をボビ
ン取付軸のテーパ部分に沿って大径部分の方向に押付け
る押付けナットとから成り、且つこの押付けナットは、
ボビンの嵌合孔の内径よりも小さな外径を有することを
特徴とする線条体巻取機のボビン固定装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【作用】このように、ボビン固定治具がボビンの嵌合孔
の内径よりも縮径することができるばね性止め具と、同
じくボビンの内径よりも小さな外径を有しこのばね性止
め具を押付ける押付けナットとから成っているので、押
付けナットを後退させてばね性止め具を縮径することに
よってボビン固定治具を取外さなくてもボビンの脱着を
行なうことができるから、ボビンの掛替作業を容易に行
なうことができる。
【0008】また、押付けナットを前進させてばね性止
め具をボビン取付軸のテーパ部分の大径部分の方向に押
付けることによってばね性止め具は拡径しながらボビン
の端面に係合するので、ボビンは確実に固定され、また
押付けナットは、ボビン取付軸の小径ねじ部分に取付け
たままであるのでボビン脱着時の後退、前進ストローク
は小さくてよく脱着を短時間に行なうことができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべ
ると、図1は本発明に係る線条体巻取機のボビン固定装
置10を示し、線条体巻取機12は、機枠14にベアリ
ング16を介して回転自在に支持された巻取り軸18
と、この巻取り軸18を回転駆動する回転駆動源20と
を備えている。
【0010】回転駆動源20は、機枠14に搭載された
駆動モータ22と、巻取り軸18の入力端と駆動モータ
22の出力端との間に設けられたベルト伝動手段24と
から成っている。巻取り軸18は、ボビン受け26を含
むボビン取付軸28を有し、ボビン30は、このボビン
取付軸28に嵌合し固定して取付けられる。
【0011】機枠14は、機台32にトラバース手段3
4を介して取付けられている。このトラバース手段34
は、機台32に回転自在に取付けられて機枠14の下端
部14aに螺入して貫通するトラバースねじ軸36と、
機台32に搭載されトラバースねじ軸36を回転するト
ラバースモータ38とから成り、機枠14の下端部は、
トラバースねじ軸36の回転によって図示しないガイド
杆に沿って案内されながら機枠14を巻取り軸18の軸
線方向にトラバースするようになっている。
【0012】ボビン固定装置10は、特に図2から解る
ように、線条体巻取機12のボビン取付軸28に嵌合し
たボビン30をボビン受け26に衝合するように締付け
て固定するボビン固定治具40から成っている。ボビン
取付軸28は、ボビン30の外面から突出する部分より
やや内側の部分から先端に向かって細径となるテーパ部
分28aと、このテーパ部分28aに連続して設けられ
た小径ねじ部分28bとを有する。
【0013】ボビン固定治具40は、ボビン取付軸28
のテーパ部分28aに係合するように設けられたばね性
止め具42と、ボビン取付軸28の小径ねじ部分28b
に螺合しばね性止め具42をボビン取付軸28の軸線に
沿って前進するように押付ける押付けナット44とから
成っている。
【0014】ばね性止め具42は、図3に示すように、
ワイヤコイルを円形に丸めて形成されたコイルリング4
2Aから成っているが、このばね性止め具42は、径方
向に拡縮することができれば、割入りワッシャ(スオウ
リングワッシャ)または弾性ゴムリングの形態であって
もよい。このばね性止め具42は、ボビン取付軸28の
テーパ部分28aに沿って変位することによってこのテ
ーパ部分28aの傾斜に沿って径方向に拡縮してその前
進位置でボビン30の端面に係合する拡径状態(図2の
想像線の状態)とその後退位置でボビン30の嵌合孔3
0aよりも縮径する縮径状態(図2の実線の状態)とに
弾性変形する。
【0015】即ち、ばね性止め具42は、その拡径状態
では、ボビン30の嵌合孔30aの内径d30よりも大き
な外径d42を有するが、その縮径状態では、ボビン30
の嵌合孔30aの内径d30よりも小さな外径d42’を有
する。また、このばね性止め具42を押付ける押付けナ
ット44は、ボビン30の嵌合孔30aの内径d30より
も小さな外径d44を有する。従って、ばね性止め具42
の縮径状態では、ボビン30は、ばね性止め具42及び
押付けナット44を越えてボビン取付軸28から取外す
ことができる。
【0016】次に、本発明のボビン固定装置10を備え
た線条体巻取機12の使用状態をのべると、ボビン30
の脱着時には、図2に示すように、押付けナット44は
後退しており、またばね性止め具42は、図2の実線で
示すように、ボビン取付軸28のテーパ部分28aと小
径ねじ部分28bの境界部分に後退している。既にのべ
たように、ばね性止め具42は、その後退位置では、ボ
ビン30の嵌合孔30aの内径よりも縮径しているの
で、ボビン30は、ばね性止め具42及び押付けナット
44を越えてボビン取付軸28から取外したり、ボビン
取付軸28に嵌合することができる。
【0017】一方、図2に示すように、ボビン30がボ
ビン取付軸28に嵌合した後、押付けナット44を図2
の左側に前進する。押付けナット44が前進すると、こ
の押付けナット44の先端面がばね性止め具42をボビ
ン取付軸28のテーパ部分28aの傾斜に沿って大径部
分の方向に押す。従って、ばね性止め具42は、ボビン
取付軸28のテーパ部分28aの傾斜に沿って拡径しな
がら前進し、遂には図2の想像線で示すように、ボビン
30の端面に係止してボビン30をボビン取付軸28に
固定する。
【0018】このようにして、ボビン30を線条体巻取
機12に装着し、回転駆動源20の駆動モータ22及び
トラバース手段34のトラバースモータ38を駆動しつ
つ線条体をボビン30に巻き付ける。ボビン30に所定
量の線条体を巻き付けた後、線条体巻取機12の運転を
停止し、ボビン固定装置10の押付けナット44を図2
の位置まで後退して巻取り済のボビン30を取外す。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、線条体
巻取機のボビン取付軸にボビンを脱着する際に、ボビン
固定治具はボビン取付軸に取付けたままでボビンの嵌合
孔の内径よりも縮径するので、ボビンの掛替作業を容易
に行なうことができ、また押付けナットを前進させてば
ね性止め具をボビン取付軸のテーパ部分の大径部分の方
向に押付けることによってばね性止め具は拡径しながら
ボビンの端面に係止してボビンを固定するので、ボビン
は確実に固定され、特に押付けナットは、ボビン取付軸
の小径ねじ部分に取付けたままであるので、ボビン脱着
時の押付けナットの後退、前進ストロークは小さくてよ
く脱着を短時間に行なうことができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボビン固定装置を備えた線条体巻
取機の概略図である。
【図2】本発明のボビン固定装置の要部の拡大断面図で
ある。
【図3】本発明に用いられるばね性止め具の斜視図であ
る。
【図4】従来技術のボビン固定装置の説明図である。
【符号の説明】
10 ボビン固定装置 12 線条体巻取機 14 機枠 16 ベアリング 18 巻取り軸 20 回転駆動源 26 ボビン受け 28 ボビン取付軸 28a テーパ部分 28b 小径ねじ部分 30 ボビン 30a 嵌合孔 40 ボビン固定治具 42 ばね性止め具 42A コイルリング 44 押付けナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビン受けを含むボビン取付軸を有する
    巻取り軸と前記巻取り軸を回転する回転駆動源とを備え
    た線条体巻取機の前記ボビン取付軸に嵌合したボビンを
    前記ボビン受けに衝合するように締付けて固定するボビ
    ン固定治具から成る線条体巻取機のボビン固定装置にお
    いて、前記ボビン取付軸は前記ボビンの外面から突出す
    る部分に先端に向かって細径となるテーパ部分と、前記
    テーパ部分に連続して設けられた小径ねじ部分とを有
    し、前記ボビン固定治具は、前記ボビン取付軸のテーパ
    部分に係合するように設けられ前記テーパ部分の傾斜に
    沿って径方向に伸縮して前記ボビンの端面に係合する伸
    径状態と前記ボビンの嵌合孔よりも縮径する縮径状態と
    に弾性変形するばね性止め具と、前記ボビン取付軸の小
    径ねじ部分に螺合し前記ばね性止め具を前記ボビン取付
    軸のテーパ部分に沿って大径部分の方向に押付ける押付
    けナットとから成り、且つ前記押付けナットは前記ボビ
    ンの嵌合孔の内径よりも小さな外径を有することを特徴
    とする線条体巻取機のボビン固定装置。
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