JP2726444B2 - 横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造方法 - Google Patents

横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金
の製造方法に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
2011合金はアルミニウム合金の中で、最も切削性が良
い材料であると言われており、電子機器部品、自動車部
品、精密機械部品、光学機器部品等の切削加工材料とし
て広く使用されている。切削性という言葉の意味する範
囲は広く、工具寿命、切削抵抗、仕上げ面、切粉処理性
等が含まれるが、アルミニウム合金の場合は切粉処理性
と仕上げ面が重要視される。切粉特性とは、切粉が連続
せず、細かく切断されて処理し易いことを意味する。例
えば、自動機等を用いて材料を切削する時、切粉が連続
すると、切粉が機械や材料にからみつき、加工が不可能
になったり、材料の切削面を傷つけたり、又、切粉の処
理に手間取ったりするため、切粉は細かいものが望まし
いのである。
2001合金は、Al−Cl基合金であり、切粉を細かくする
ためにPbおよびBiが添加されている。これらの低融点金
属は、切削熱による温度上昇によって溶融し、切粉を分
断する働きをしていると考えられている。故にPb、Biの
形状、大きさ、分布状態が切削性に影響することは容易
に考えられるが、実際に、それらについて検討された例
は少ない。
又、Al−Cu合金の中に、2014、2017等の合金がある
が、これらの材料にはPb、Biは添加されていないため、
2011合金よりは切削性が劣る。
2011、2014、2017等の切削して使用する材料は、押出
加工や抽伸して棒やパイプの形状にしたものが多いが、
従来は次のような製造方法であった。
これらの製造方法で作製した2014−T4、T6、2017−T
3、T4等は切粉が連続し、又、2011−T3、T6、T8におい
ても常に切粉が細かく分断されるとは限らず、連続する
場合があり、切削性にバラツキがあった。特に第1図の
ごとき横送り切削においては切削性にバラツキがあっ
て、切粉処理性について問題が多かった。
2014−T4、T6、2017−T3、T4等は、材料的に切削性が
悪いため、切粉を細かくするには切削条件、切削工具を
それに適するように選定しなければならなかった。故
に、切削物の形状や切削方法が限定された場合は切粉を
細かくするのが不可能な場合もあった。2011−T3、T6、
T8においても常に切粉が細かく分断されるとは限らず連
続する場合があり、自動機械が停止したりする事故が発
生するなどの問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記した従来のAl−Cl基合金と、その製造方
法によって製造した材料の切削性の欠点を改善すべく鋭
意研究の結果、特に横送り切削において、切粉が連続せ
ず、細かく分断すると共に、切削表面が良好なAl−Cl基
合金の製造方法を開発したものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0wt%含み、
さらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.
5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムとその不純物とから
なるアルミニウム合金を押出比20以上で押出し、20%以
上の冷間加工を施した後溶体化処理を行ない、その後10
%以上の冷間加工を行なうことを特徴とする横送り切削
加工性に優れたアルミニウム合金の製造方法を請求項1
とし、Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0wt%を
含み、さらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総
量で0.5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムとその不純物
とからなるアルミニウム合金を押出比20以上で押出し、
20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理を行ない、そ
の後10%以上の冷間加工を行ない、次いで析出処理を行
なうことを特徴とする横送り切削加工性に優れたアルミ
ニウム合金の製造方法を請求項2とし、Cu3〜6wt%、Si
0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.
5〜1.2wt%を含みさらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上
の元素を総量で0.5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムと
その不純物とからなるアルミニウム合金を、押出比20以
上で押出し、20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理
を行ない、その後10%以上の冷間加工を行なうことを特
徴とする横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の
製造方法を請求項3とし、Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt
%、Fe0.1〜2.0wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%
を含みさらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総
量で0.5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムとその不純物
とからなるアルミニウム合金を押出比20以上で押出し、
20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理を行ない、そ
の後10%以上の冷間加工を行ない、次いで析出処理を行
なうことを特徴とする横送り切削加工性に優れたアルミ
ニウム合金の製造方法を請求項4とし、Cu3〜6wt%、Si
0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.
5〜1.2wt%を含み、かつPb、Bi、Snのいずれか2種以上
の元素を総量で0.5〜2.0wt%含み、さらにZn0.05〜0.2w
t%、Cr0.05〜2.0wt%、Ti0.001〜0.1wt%のうち少なく
とも1種の元素を含み、残部がアルミニウムとその不純
物とからなるアルミニウム合金を、押出比20以上で押出
し、20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理を行な
い、その後10%以上の冷間加工を行なうことを特徴とす
る横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造方
法を請求項5とし、Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.
1〜2.0wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%を含み、
かつPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.5
〜2.0wt%含み、さらにZn0.05〜0.2wt%、Cr0.05〜2.0w
t%、Ti0.001〜0.1wt%のうち少なくとも1種の元素を
含み残部がアルミニウムとその不純物とからなるアルミ
ニウム合金を、押出比20以上で押出し、20%以上の冷間
加工を施した後溶体化処理を行ない、その後10%以上の
冷間加工を行い、次いで析出処理を行なうことを特徴と
する横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造
方法を請求項6とするものである。
すなわち本発明はAlにCu、Si、Feを添加して素地組織
を強化し、合金の強度を高めると共にPb、Bi、Snを添加
して切削性を向上させたものであり、またこの合金をベ
ースとして、これにMg、Mnを添加して素地の強化および
切削性の向上を図り、さらにこの合金にZn、Cr、Tiを添
加して、耐食性、耐孔食性を改善したものである。
しかして本発明において上記の合金は、いずれも、押
出方向の断面の中に分散するPb、Bi、Snなどの晶出粒子
の形状、寸法および分散状態が或る特定の範囲にあると
き特に本発明の意図する横送り切削加工性が最良の状態
を示すものである。そして上記の本発明合金は、特定の
押出比以上で押出し、これを溶体化処理前に冷間加工を
施した後、溶体化処理を行ない冷間加工を施すか、また
は必要により、その後析出処理を施して得られるもので
ある。
次に本発明の製造方法に係わる合金の組成について述
べる。先ず第1の合金についてはCuを3〜6wt%とした
のは、CuはAl−Cuの金属間化合物を生成し、材料の熱処
理性と素地組織を強化させるための元素であるが、3wt
未満では強度向上には不充分であり、6wtを越えると鋳
塊の外表面品質を低下させるからである。またSiを0.1
〜1.5wt%、Feを0.1〜2.0wt%としたのは、SiはCuと同
様に素地組織の強化に寄与するものであるがSi0.1wt%
未満ではその効果が小さく、1.5wt%を越えるとCuの場
合と同様に鋳塊の外表面品質を低下させる。Feは切削性
向上に寄与するものであるが、0.1wt%未満ではその効
果が小さく、2.0wt%を越えると切削バイトの劣化を促
進させてしまう。またPb、Bi、Snのいずれか2種以上の
元素を総量で0.5〜2.0wt%含むとしたのは、Pb、Bi、Sn
は2種以上の添加により、いずれも切削性を改善するが
0.5wt%未満ではその効果が少なく、2.0wt%越えると強
度および切削面を低下させるからである。
第2の合金は上記第1の合金にさらにMg0.3〜1.8wt
%、Mn0.5〜1.2wt%を含有させたものであり、MgはCuと
同様に素地組織の強化に寄与し、またAl−Cu−Mg、Al−
Mg−Siの金属間化合物の生成により、切削性を向上させ
るものであるが、0.3wt%未満ではその効果が小さく、
1.8wt%を越えると鋳造性を低下させる。またMnはAl−M
n−Feの金属間化合物を生成することにより切削性向上
に寄与するものであるが、0.5wt%未満ではその効果が
小さく、1.2wt%を越えると切削バイトを劣化させてし
まう。
さらに第3の合金は第2の合金にZn0.05〜0.2wt%、C
r0.05〜2wt%、Ti0.001〜0.1wt%のうち少なくとも1種
の元素を含有させたものである。Zn、Cr、Tiの微量添加
はいずれも耐食性、耐孔食性を改善する働きをなすもの
であるが、それぞれの下限未満ではその効果が少なく、
上限を越えると切削性を劣化させる。
しかして本発明は上記のアルミニウム合金の押出方向
の断面の中に分散するPb、Bi、Snの晶出粒子の形状、寸
法および分散状態を規定することにより特に横送り切削
性を向上させたもので、円形粒子については大きさは2
〜20μm2で、かつ1mm2の素地の中に200〜2000個存在
し、長円形粒子(長径が短径の2倍以上の粒子)につい
ては、大きさは50μm2以内で、かつ1mm2の素地の中に10
00個以内存在するとしたものである。これは円形粒子の
大きさが2μm2未満および1mm2の素地の中の個数が200
個未満では、その効果が少なく、切粉が連続してしまう
からである。また粒子の大きさが20μm2および1mm2の素
地の中の個数が2000個を越えると仕上り表面や耐食性が
低下する。また長円形粒子は大きさが50μm2および1mm2
の素地の中の個数が1000個を越えると切粉が連続するよ
うになるからである。
次に本発明の製造条件について説明する。すなわち、
それぞれの合金を押出比20以上で押出し、これを20%以
上の冷間加工を施した後溶体化処理を行ない、その後10
%以上の冷間加工を行なうか、または10%以上の冷間加
工を行なった後、さらに検出処理を行なうものである。
ここで押出比が20%未満では所定のPb、Bi、Snの晶出粒
子の形状、大きさおよび分布状態のいずれかまたは全て
が得られず、切粉が連続したり、表面仕上りや耐食性が
低下する。
また溶体化処理前に20%以上の冷間加工を施し、(従
来は溶体化処理後に冷間加工を行なっていた、T3材また
はT8材)を溶体化処理後10%以上の冷間加工を行うか、
または10%以上の冷間加工を行なった後、さらに析出処
理を行なわないと切粉が連続する。上記の溶体化処理後
10%以上の冷間加工を行なったものより、10%の冷間加
工を行なった後さらに析出処理を施したものの方が、更
に切削性は改善される。
本発明は、上記のように従来の2011、2014、2017の合
金組成のCu、Si、Fe、Pb、Bi、Mg、Mn、Zn、Cr、Tiなど
の成分について検討の結果、これらの組成および範囲を
適当に配合して強度および切削性を改善し、さらにSnを
加えて切削性を増すと共に、合金の押出し方向の断面の
中に存在する晶子粒子の大きさ、個数、分散状態を規制
することにより横送り切削性を改善したものである。
そして上記の組成の合金を押出比20以上で押出した
後、溶体化処理前に20%以上の冷間加工を施し、これを
溶体化処理した後10%以上の冷間加工を行なうことによ
り、上記の晶出粒子の調整が可能となり、この後さらに
析出処理を施すことにより一層切削性を向上させたアル
ミニウム合金が得られるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例について説明する。
本発明合金と記すものは本発明の製造方法にて限定さ
れる合金の意味である。
第1表に示す本発明合金、比較材、及び従来合成の組
成の鋳塊を溶製した。この11インチφ、又は13インチφ
の棒状鋳塊を500℃で4時間均質化処理した後、420℃に
加熱して押出加工を行なった。押出比は第1表に示す。
押出材の形状は全て34mmφの丸棒とし、第1表に示す所
定の冷間加工率にて抽伸加工したもの、または、抽伸加
工しないものを作製し、その後溶体化処理を520℃で30
分加熱した後水冷して行なった。溶体化処理後、0%お
よび30%の冷間加工率にて抽伸加工した。またその後13
0℃で20時間析出処理したものを作製した。
このようにして得られた押出材の切削性を下記の試験
方法によって試験した。その結果を第1表に併記した。
〔試験方法〕
(1)切削性 a)切削試験条件 試料寸法 :全ての試料を予備切削し18mmφに統一し
ておく。
設備 :NC旋盤 切削工具 :スローアウェイチップ 三菱 HTi10DNPR431 周速 :50m/min,100m/min 送り :0.04mm/rev 切り込み量:1mm 潤滑油 :使用せず b)切粉処理性 切粉100個当たりの重量(g/100個)を測定し、次の基
準で測定する。
◎…2g/100個未満 ○…2以上〜4g/100個未満 △…4以上〜6g/100個未満 ×…6g/100個以上 c)切削仕上げ面 切削仕上げ面の最大粗さRmax(μm)を測定し、次の
基準で判定する。
◎…10μm未満 ○…10μm以上〜15μm △…15μm以上〜20μm未満 ×…20μm以上 上記第1表の結果より、比較材23、24、25は本発明合
金成分であるが、製造方法が本発明製造方法と異なるも
のである。比較材26、27、28はPb、Bi、Snの低融点金属
の含有量が本発明合金の下限以下のものを、本発明製造
方法で製造したものである。又、比較材29、30、31はP
b、Bi、Snの低融点金属の含有量が本発明合金の上限以
上のものを、本発明製造方法で製造したものである。い
ずれの材料も切粉処理性が悪く、切削性仕上げ面も劣っ
た。従来合金32(2011)は切削処理性が多少悪かった
が、仕上げ面は良好であった。33(2014)、34(201
7)、35(2018)は切削処理性、切削仕上げ面も悪かっ
た。これに対し、本発明合金1〜22は切削処理性、切削
仕上げ面共に良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アルミニウム合金組成を本発明のご
とく規定し、しかも製造方法を本発明のごとくして行な
うことにより切削性の良好なアルミニウム合金を安定し
て得ることを可能としたもので、自動切削を行なう電子
機器部品、自動車部品、精密機械部品、光学機器部品等
として広く利用できるもので工業的価値が極めて大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は横送り切削の例を示す斜視図である。 1……被切削材料、2……切粉、3……切削工具、4…
…切削方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22F 1/00 685 8719−4K C22F 1/00 685Z 686 8719−4K 686A 694 8719−4K 694A

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%含み、さらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元素
    を総量で0.5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムとその不
    純物とからなるアルミニウム合金を押出比20以上で押出
    し、20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理を行な
    い、その後10%以上の冷間加工を行なうことを特徴とす
    る横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造方
    法。
  2. 【請求項2】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%を含み、さらにPb、Bi、Snのいずれか2種以上の元
    素を総量で0.5〜2.0wt%含み残部がアルミニウムとその
    不純物とからなるアルミニウム合金を押出比20以上で押
    出し、20%以上の冷間加工を施した後溶体化処理を行な
    い、その後10%以上の冷間加工を行ない、次いで析出処
    理を行なうことを特徴とする横送り切削加工性に優れた
    アルミニウム合金の製造方法。
  3. 【請求項3】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%を含みさらにP
    b、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.5〜2.0w
    t%含み残部がアルミニウムとその不純物とからなるア
    ルミニウム合金を、押出比20以上で押出し、20%以上の
    冷間加工を施した後溶体化処理を行ない、その後10%以
    上の冷間加工を行なうことを特徴とする横送り切削加工
    性に優れたアルミニウム合金の製造方法。
  4. 【請求項4】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%を含みさらにP
    b、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.5〜2.0w
    t%含み残部がアルミニウムとその不純物とからなるア
    ルミニウム合金を押出比20以上で押出し、20%以上の冷
    間加工を施した後溶体化処理を行ない、その後10%以上
    の冷間加工を行ない、次いで析出処理を行なうことを特
    徴とする横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の
    製造方法。
  5. 【請求項5】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%を含み、かつP
    b、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.5〜2.0w
    t%含み、さらにZn0.05〜0.2wt%、Cr0.05〜2.0wt%、T
    i0.001〜0.1wt%のうち少なくとも1種の元素を含み、
    残部がアルミニウムとその不純物とからなるアルミニウ
    ム合金を、押出比20以上で押出し、20%以上の冷間加工
    を施した後溶体化処理を行ない、その後10%以上の冷間
    加工を行なうことを特徴とする横送り切削加工性に優れ
    たアルミニウム合金の製造方法。
  6. 【請求項6】Cu3〜6wt%、Si0.1〜1.5wt%、Fe0.1〜2.0
    wt%、Mg0.3〜1.8wt%、Mn0.5〜1.2wt%を含み、かつP
    b、Bi、Snのいずれか2種以上の元素を総量で0.5〜2.0w
    t%含み、さらにZn0.05〜0.2wt%、Cr0.05〜2.0wt%、T
    i0.001〜0.1wt%のうち少なくとも1種の元素を含み残
    部がアルミニウムとその不純物とからなるアルミニウム
    合金を、押出比20以上で押出し、20%以上の冷間加工を
    施した後溶体化処理を行ない、その後10%以上の冷間加
    工を行ない、次いで析出処理を行なうことを特徴とする
    横送り切削加工性に優れたアルミニウム合金の製造方
    法。
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