JP2726062B2 - 粉粒体処理装置の製品排出機構 - Google Patents

粉粒体処理装置の製品排出機構

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JP2726062B2
JP2726062B2 JP63253224A JP25322488A JP2726062B2 JP 2726062 B2 JP2726062 B2 JP 2726062B2 JP 63253224 A JP63253224 A JP 63253224A JP 25322488 A JP25322488 A JP 25322488A JP 2726062 B2 JP2726062 B2 JP 2726062B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は粉粒体処理装置、特に、回転容器内で造粒、
コーティングされた粉粒体製品を該回転容器から排出す
るための技術に関するものである。
〔従来の技術〕
回転容器を用いた粉粒体処理装置は一般に所謂パンコ
ーティング装置と呼ばれ、医薬品や食品などの各種粉粒
体の造粒、コーティング、混合、乾燥などに使用されて
いる。
ところで、この種の粉粒体処理装置における1つの技
術的課題としては、処理後の製品を回転容器から取り出
すことが挙げられる。特に、装置の自動化が望まれてい
る昨今においては、製品排出技術は1つの大きなネック
となっている。
そこで、製品の自動排出を行うため、回転容器内に所
謂トラップドアと呼ばれる排出手段が設けられているも
のがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記したトラップドア構造の場合、コスト
が上昇する他、製品受けコンテナとは別に洗浄液受け用
のコンテナを設ける必要がある上に、製品受けコンテナ
の挿入のために排出部の高さが高くなり、装置の大型化
を招くなどの問題、さらにはトラップドアの不測の開放
による製品の落下のおそれが生じるなどの問題点があ
る。
本発明の目的は、製品の排出を自動化することができ
る粉粒体処理装置の製品排出機構を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、製品の粉化や皮膜の剥がれなど
のトラブルを防止し、サニタリ性を向上させ、製品排出
に要するコストを低下させることのできる粉粒体処理装
置の製品排出機構を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、構造が簡単で、通常運転
時(正転時)には粉粒体の造粒、コーティング、撹拌、
乾燥などの処理を行うために有効に併用できる粉粒体処
理装置の製品排出機構を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による粉粒体処理装置の製品排出機構は、回転
容器の主胴部の近傍から端壁部の開口部の近傍まで該端
壁部に沿って延びる製品排出手段を有するものである。
また、本発明による粉粒体処理装置の製品排出機構
は、軸線の回りで回転する中空の主胴部と、該主胴部の
軸方向の両端側を閉止する端壁部と、該端壁部の少なく
とも一方に設けられた開口部とからなる回転容器を備え
た粉粒体処理装置であって、前記端壁部に沿って前記回
転容器の内部から前記開口部の近傍まで延び、前記回転
容器の回転により該回転容器内の製品を該回転容器の内
部から前記開口部まで案内する製品排出手段が配設さ
れ、前記回転容器が正逆転可能であり、前記製品排出手
段が、前記回転容器の前記主胴部の近傍から前記端壁部
に沿って前記開口部まで延びる板状部材による構成され
る中空部よりなり、この中空部は、前記開口部の近傍部
分と、前記主胴部の近接部分および前記回転容器の製品
排出時の前縁部分の少なくとも一方とが開口し、かつ前
記回転容器の製品排出時の後縁部分は閉止されるかある
いは少なくとも製品の大きさよりも小さい寸法の隙間を
有しているものである。
さらに、本発明による粉粒体処理装置の製品排出機構
は、軸線の回りで回転する中空の主胴部と、該主胴部の
軸方向の両端側を閉止する端壁部と、該端壁部の少なく
とも一方に設けられた開口部とからなる回転容器を備え
た粉粒体処理装置であって、前記端壁部に沿って前記回
転容器の内部から前記開口部の近傍まで延び、前記回転
容器の回転により該回転容器内の製品を該回転容器の内
部から前記開口部まで案内する製品排出手段が配設さ
れ、前記回転容器が正逆転可能であり、前記製品排出手
段が、前記回転容器の前記主胴部から前記端壁部に沿っ
て前記開口部の近傍まで延びる板状排出部材よりなり、
この板状排出部材は、前記回転容器の正転時には該回転
容器内の粉粒体の造粒、コーティング、撹拌などを行う
一方、逆転時には該回転容器内の製品を前記開口部に案
内して排出するよう構成されているものである。
〔作用〕
上記した手段によれば、回転容器内の製品は、該回転
容器の回転による製品排出手段で案内されながら該回転
容器の内部から開口部に導かれ、該開口部から自動的に
装置外へ排出され、所望の容器内に回収される。
〔実施例1〕 第1図(a)は本発明の一実施例である粉粒体処理装
置の製品排出機構の展開図、第1図(b)は第1図
(a)のIB−IB線断面図、第2図は粉粒体処理装置の軸
方向断面図である。
本実施例の粉粒体処理装置は、一例として所謂パンコ
ーティング装置と呼ばれているものに本発明を適用した
ものである。
第2図に示されるように、本実施例の粉粒体処理装置
は、粉粒体原料を収容する正逆転可能な横型ドラム状の
コーティングパンすなわち回転容器1を有している。
回転容器1の回転は、正逆転可能なモータ2でベルト
またはチェーンの如き伝動手段3を介して回転軸を回転
させることによって行われる。
本実施例の回転容器1は、多角筒形または円筒形の横
断面形状を有する中空の主胴部5と、この主胴部5の軸
方向両端側に設けられた端壁部6a,6bとよりなる。
主胴部5の周囲数ヶ所または全周には通気部7が設け
られ、給排気導管8から回転容器1内に導入された加熱
ガスや冷却ガスなどのガスが該通気部7、給排気ダクト
9を経て給排気導管10から排出される通気機構が形成さ
れている。勿論、給排気導管8または10からのガスの給
排方向は上記とは逆にしてもよく、第2図に実線と破線
の矢印で示す如く、いずれの方向からもガスの供給、排
出が行われるようになっている。
また、前記端壁部6aのほぼ中央部には、粉粒体原料の
投入および製品Mの排出などに用いられる開口部11が設
けられている。この開口部11は容器口元部12と開閉可能
な蓋13とを有している。そして、回転容器1の端壁部6a
の端部(回転部)と容器口元部12の外周(非回転部)と
の間は回転結合部14として構成されている。
さらに、本実施例の回転容器1の内部には、処理済み
の製品Mの自動排出を行うための製品排出手段15(第1
図(a),(b)参照)がたとえば周方向の1ヶ所また
は2ヶ所以上の複数ヶ所に配設されている。
製品排出手段15は開口部11の近傍から主胴部5の近傍
まで、端壁部6aに沿って延びる略L形平面形状の板状部
材16を有している。この板状部材16はそれぞれねじ17,1
8で取付用スペーサ19,20に着脱可能に取付けられる本体
部16aと、回転容器1が造粒コーティングのために矢印
A方向に正転している時に粉粒体原料を円滑に案内する
よう緩やかに傾斜した傾斜部16bと、回転容器1が製品
Mの排出のために矢印B方向に逆転されている時に開口
部11の付近の製品Mを案内する傾斜部16cとを有してい
る。
この板状部材16は本実施例では、回転容器1の逆転時
(矢印B方向)における前縁部16dおよび主胴部5の近
接部分16eならびに開口部11の近接部分の16fにおいて端
壁部6aの壁面との間に隙間すなわち開口を有している。
それにより回転容器1の逆転時にはこれらの開口から本
体部16aと端壁部6aとの間に製品Mが第1図(a)の矢
印の如く案内されて入り込むようになっている。
また、本実施例では、主胴部5にも、第1図(a)の
如く、回転容器1の逆転時に製品Mを板状部材16の近接
部分16eにおける隙間すなわち開口の方向に案内するよ
う回転容器1の回転方向に対して、角度をなして突設さ
れた略三角形の断面形状の案内部材21が設けられてい
る。したがって、板状部材16の隙間すなわち開口への製
品Mの捕集は極めて効率良く行われ、特に案内部材21は
製品Mの残量が少なくなって来た段階で極めて有用な製
品捕集案内効果を発揮する。
さらに、本実施例では、板状部材16の回転容器1の逆
転方向(矢印B方向)における後縁部16g側は閉止状態
となっており、製品Mが回転容器1の逆転時に後縁部16
gの後方に漏れることなく開口部11の方向に案内されて
排出されるように構成されている。もっとも、後縁部16
gも完全閉止状態である必要はなく、製品Mの最小長さ
よりも小さいものであれば隙間すなわち開口が形成され
ていてもよい。本発明者らの実験によれば、後縁部16g
の隙間は製品Mの最小長さの0.8〜0.9倍以下の寸法であ
れば実用的に漏れなどの問題がない。
以下、本実施例の作用について説明する。
粉粒体の造粒コーティングを行う時には、回転容器1
内に粉粒体原料を投入し、モータ2で伝動手段3および
回転軸4を介して回転容器1を第1図(a)の矢印A方
向に回転させる。この時、必要に応じて、給排気導管8
または10の一方から回転容器1内にガスを供給し、他方
から排出しながら処理を行う。
それにより、回転容器1内では、粉粒体原料が主に主
胴部5および一部が端壁部6a,6bに沿って回転方向(矢
印A方向)に持ち上げられて内側方向に落下するという
転動運動を行う。この運動を利用して造粒、コーティン
グ、乾燥などの操作を行い、所望の製品Mを得る。
この回転容器1の正転による造粒コーティング処理中
において、原料ないし製品Mは周方向の1ヶ所または数
ヶ所に配設された製品排出手段15の上を転動するが、正
転方向における製品排出手段15の板状部材16は正転方向
(矢印A方向)の前縁側に傾斜部16bを有しており、ま
た案内部材21も正転方向前縁側は傾斜面となっているの
で、製品Mはその割れや欠けなどを起こすことなく、円
滑に転動する。
また、正転方向の前縁側における板状部材16は逆転方
向の後縁部16gにおいて閉止されるかあるいは製品Mの
最小長さよりも小さい寸法の隙間すなわち開口しか有し
ていないので、正転時に製品排出手段15の中空部に製品
が入り込むことはない。
一方、製品Mの完成後にその製品Mを回転容器1から
取り出す場合、モータ2を逆転させて、回転容器1を逆
転方向すなわち第1図(a)の矢印B方向に回転せさ
る。
それにより、製品Mは、板状部材16の逆転方向の前縁
部16dおよび主胴部5への近接部分16eと端壁部6aとの隙
間すなわち開口から製品排出手段15の中空部に入り込
み、第1図(a)の矢印の如く開口部11の方向に案内さ
れて、たとえば製品排出手段15が回転容器1の回転円の
上部位置に来た時に開口部11から回転容器1の外部に排
出され、図示しない回収容器たとえば袋や箱体の中に回
収される。勿論、製品排出手段15からの製品Mの排出タ
イミングは製品排出手段15の形状、角度などを変えるこ
とにより、上記の如き回転容器1の回転円の上部位置以
外において行うことができる。
また、本実施例では、主胴部5の製品排出手段15の近
傍に案内部材21が逆転時に製品Mを製品排出手段15の方
に案内するよう回転方向に対して傾斜して突設されてい
るので、回転容器1の逆転につれて製品Mは案内部材21
により円滑にかつ効率良く製品排出手段15の方向に案内
される。この案内部材21は、排出される製品Mの残量が
少なくなった時に極めて有用であり、製品Mを余すとこ
ろなく全部円滑に排出することができる。
〔実施例2〕 第3図は本発明の他の実施例による製品排出機構を組
み込んだ粉粒体処理装置の軸方向断面図、第4図はその
製品排出部の部分的斜視図、第5図は本実施例の製品排
出手段である板状排出部材の斜視図である。
この実施例においては、粉粒体処理装置の回転容器1
から製品Mを排出するための製品排出手段15として、屈
曲板状の板状排出部材30が用いられている。また、本実
施例では、容器口元部12の途中の下面側に製品排出口31
が配設され、板状排出部材30で回転容器1の内部から排
出された製品Mをこの製品排出口31から所定の容器など
に回収するようになっている。
この板状排出部材30は、全体として幅方向および面方
向に屈曲した板状構造を有している。
すなわち、この板状排出部材30は、回転容器1の主胴
部5の内面の軸方向にボルトなどの固締手段32で着脱自
在に斜設状に取付けられる基板部30aと、この基板部30a
の先端側に所定の角度で面方向に屈曲して連続状に端壁
部6a(第3図)に沿って延在する中間部30bと、この中
間部の先端側に連接されて回転容器1の開口部11の近傍
まで延在する排出部30cとからなる。基板部30aは固締手
段32による取付けのための取付部30dをその下縁側に一
体的に有し、この取付部30dは基板部30aの主面に対して
所定の角度を有するので、取付部30dを回転容器1の主
胴部5の内面に対して取付けた状態では、基板部30aの
主面は主胴部5の内面に対し所定の傾斜角度で斜設され
る。それにより、板状排出部材30は回転容器1が正転
(第4図のA方向)している時には粉粒体原料の造粒、
コーティング、撹拌、乾燥などのために有効に併用する
ことができる。また、基板部30aはややその先端側に寄
った位置30eで幅方向に屈曲されている。
一方、中間部30bは製品排出時に基板部30aで集められ
た製品Mを排出方向に導くものであり、基板部30aの先
端側との境界における屈曲線30fの位置で、基板部30の
面に対して鈍角、本実施例では141度の屈曲角度αで屈
曲されている。また、屈曲線30fは本実施例において
は、中間部の一方の側縁30gに対してたとえば94.5度の
角度βをなしている。なお、中間部30bは第5図に二点
鎖線30jで示す如く、屈曲線30fとは別の位置でも、たと
えば141度の鈍角で屈曲させてもよい。
さらに、排出部30cは基板部30aから中間部30bを経て
導かれて来た製品Mを製品排出口31に案内するもので、
その先端は第3図に示す如く製品排出口31の入口の上方
まで延びている。また、排出部30cの一側縁、すなわち
回転容器1の逆転方向(第4図のB方向)における後縁
側には、中間部30bから排出部30cに送られて来た製品M
を回転容器1内に落下させることなく製品排出口31に案
内するための立壁状の案内壁30hが一体的に設けられて
いる。なお、中間部30bと排出部30cとの境界線30iは該
中間部30bの一側縁30gに対してたとえば90度の角度γを
なしている。
次に、本実施例の作用について説明する。
まず、粉粒体の造粒コーティングを行う時には、回転
容器1内に原料を投入し、モータ2で伝動手段3を介し
て回転容器1を第4図の矢印A方向(正転方向)に回転
させる。この時、必要に応じて給排気導管8または10か
ら回転容器1内に加熱空気を供給し、他方から排出しな
がら処理する。正転時の回転では製品排出手段15からは
原料または製品は開口部11に導かれず、回転容器1内で
は粉粒体原料が主胴部5、端壁部6a,6bに沿って転動作
動しており造粒、コーティング、乾燥などが行われる。
この時、製品排出手段15は、その基板部30aなどが回
転容器1内に所定の傾斜角度で突設されているので、粉
粒体原料の造粒、コーティング、撹拌、乾燥にとって有
効な役割を果たし、いわばバッフルとしての機能を併有
する。
一方、製品Mを回転容器1から取り出す場合、モータ
2を逆転させ、回転容器1を逆転方向(第4図のB方
向)に回転させる、それにより、製品Mは製品排出手段
15の裏側に入り、第3図,第4図の破線矢印の如く、基
板部30aから中間部30b,排出部30cを経て容器口元部12の
方向に円滑に案内されて、たとえば製品排出手段15が回
転容器1の回転円の右上部位置に来た時、製品Mは落下
し製品排出口31より外部に排出され、図示しない回収容
器等に回収される。
本実施例の製品排出手段15は構造が簡単で、コストも
低廉である上に、通常運転時には粉粒体の造粒、コーテ
ィング、撹拌、乾燥などのために有効に併用できる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、他の様々な変形が可能である。
たとえば、回転容器1はドラム形の他に、洋なし形や
オニオン形のものなどでもよく、またその回転軸線が傾
斜したものなどでもよく、断面形状も任意である。
また、端壁部6aも傾斜状のもの以外に、垂直壁すなわ
ち回転方向に対して直角な壁構造のものなどでもよい。
勿論、端壁6aの断面形状も任意に形成できる。
さらに、実施例1の製品排出手段15は第2図に二点鎖
線で示す如く、回転容器1の外部側に突設することなど
も可能である。
また、実施例1の製品排出手段15は傾斜部16bは開口
し、部分16dにトルクアクチエター(図示せず)によっ
て駆動させる開閉自在な別の板状部材(図示せず)を端
壁部6aとの間に設け、パンコーティング操作中には、こ
の別の板状部材を端壁部6aとの間に開口を作るような開
状態で運転し、製品Mが完成したときには、この別の板
状部材を端壁部6aとの間を閉止する状態にして、回転方
向を変えずに製品Mを排出することも可能である。
〔発明の効果〕
(1).軸線の回りで回転する中空の主胴部と、該主胴
部の軸方向の両端側を閉止する端壁部と、該端壁部の少
なくとも一方に設けられた開口部とからなる回転容器を
備えた粉粒体処理装置であって、前記端壁部に沿って前
記回転容器の内部から前記開口部の近傍まで延び、前記
回転容器の回転により該回転容器内の製品を該回転容器
の内部から前記開口部まで案内する製品排出手段を配設
したことにより、製品の自動排出を容易に行うことがで
きる。
(2).前記(1)により、製品の粉化や皮膜の剥がれ
などのトラブルを防止できる。
(3).製品排出手段が洗浄時の障害や製品の残留付着
を生じないので、コンタミネーションを防止でき、サニ
タリ性が良好となる。
(4).板状部材が簡単に取り外しできるので、洗浄お
よびその評価が容易にできる。
(5).製品排出手段の構造が簡単である上に、コスト
が低廉である。
(6).前記(5)により、装置の構造も簡単で、装置
の高さを低くすることができ、製品の落下なども防止で
きる。
(7).請求項1と2の構造の場合、回転容器内に実質
的に突出するものがないので、操作の安全上、極めて有
益である。
(8).請求項3と4の構造の場合、製品排出手段の構
造が極めて簡単となる他、コストも低減でき、しかも通
常運転時(正転時)には、製品排出手段を造粒、コーテ
ィング、撹拌、乾燥などのための手段として有効に併用
できるなどの効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例である粉粒体処理装置
の製品排出機構の展開図、第1図(b)は第1図(a)
のIB−IB線断面図、第2図は粉粒体処理装置の軸方向断
面図、第3図は本発明の他の実施例による製品排出機構
を組み込んだ粉粒体処理装置の軸方向断面図、第4図は
その製品排出部の部分的斜視図、第5図は本実施例の製
品排出手段である板状排出部材の斜視図である。 1……回転容器、 2……モータ、 3……伝動手段、 4……回転軸、 5……主胴部、 6a,6b……端壁部、 7……通気部、 8……給排気導管、 9……給排気ダクト、 10……給排気導管、 11……開口部、 12……容器口元部、 13……蓋、 14……回転結合部、 15……製品排出手段、 16……板状部材、 16a……本体部、 16b,16c……傾斜部、 16d……逆転方向の前縁部、 16e,16f……近接部分、 16g……逆転方向の後縁部、 17,18……ねじ、 19,20……取付用スペーサ、 21……案内部材、 30……板状排出部材、 30a……基板部、 30b……中間部、 30c……排出部、 30d……取付部、 30f……屈曲部、 30g……側縁、 30h……案内壁、 31……製品排出口、 32……固締手段、 M……製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−37244(JP,A) 特開 昭61−50626(JP,A) 特公 昭53−44339(JP,B2) 英国公開2017886(GB,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸線の回りで回転する中空の主胴部と、該
    主胴部の軸方向の両端側を閉止する端壁部と、該端壁部
    の少なくとも一方に設けられた開口部とからなる回転容
    器を備えた粉粒体処理装置であって、前記端壁部に沿っ
    て前記回転容器の内部から前記開口部の近傍まで延び、
    前記回転容器の回転により該回転容器内の製品を該回転
    容器の内部から前記開口部まで案内する製品排出手段が
    配設され、前記回転容器が正逆転可能であり、前記製品
    排出手段が、前記回転容器の前記主胴部の近傍から前記
    端壁部に沿って前記開口部まで延びる板状部材により構
    成される中空部よりなり、この中空部は、前記開口部の
    近傍部分と、前記主胴部の近傍部分および前記回転容器
    の製品排出時の前縁部分の少なくとも一方とが開口し、
    かつ前記回転容器の製品排出時の後縁部分は閉止される
    かあるいは少なくとも製品の大きさよりも小さい寸法の
    隙間を有していることを特徴とする粉粒体処理装置の製
    品排出機構。
  2. 【請求項2】前記製品排出手段の前記主胴部への近接部
    分が開口を有し、前記主胴部には、前記回転容器の逆転
    に伴って製品を前記製品排出手段の前記開口に案内する
    案内部材が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の粉粒体処理装置の製品排出機構。
  3. 【請求項3】軸線の回りで回転する中空の主胴部と、該
    主胴部の軸方向の両端側を閉止する端壁部と、該端壁部
    の少なくとも一方に設けられた開口部とからなる回転容
    器を備えた粉粒体処理装置であって、前記端壁部に沿っ
    て前記回転容器の内部から前記開口部の近傍まで延び、
    前記回転容器の回転により該回転容器内の製品を該回転
    容器の内部から前記開口部まで案内する製品排出手段が
    配設され、前記回転容器が正逆転可能であり、前記製品
    排出手段が、前記回転容器の前記主胴部から前記端壁部
    に沿って前記開口部の近傍まで延びる板状排出部材より
    なり、この板状排出部材は、前記回転容器の正転時には
    該回転容器内の粉粒体の造粒、コーティング、撹拌など
    を行う一方、逆転時には該回転容器内の製品を前記開口
    部に案内して排出するよう構成されていることを特徴と
    する粉粒体処理装置の製品排出機構。
  4. 【請求項4】前記板状排出部材は、前記回転容器の前記
    主胴部の軸方向に配設され、先端側が幅方向に屈曲され
    た基板部と、この基板部の先端側に対して面方向に鈍角
    状に屈曲された中間部と、この中間部の先端側から前記
    回転容器の前記開口部の近傍まで延在し、該回転容器の
    逆転時における後縁側に製品案内用の立壁状の案内壁を
    有する排出部とからなることを特徴とする請求項3記載
    の粉粒体処理装置の製品排出機構。
JP63253224A 1987-11-13 1988-10-07 粉粒体処理装置の製品排出機構 Expired - Lifetime JP2726062B2 (ja)

Priority Applications (4)

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