JP2725636B2 - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents
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Description
次元CCD型撮像装置の構造と製造方法に関する。
電変換され、その蓄積された電荷を一定期間ごとに電荷
転送部に読み出し、それを順次出力部に転送し、出力部
で電気信号に変換して、外部に出力する装置である。
るセル部を示す平面模式図、図6は図5のA−A’線断
面図である。この従来例について、その製造工程に沿っ
て説明する。
ル部領域の表面に選択的にP型ウェル層2を形成し、次
に、LOCOS等の技術を用いて、セル周辺部に設けら
れる図示しないボンディングパッド部領域に選択的に高
濃度P型拡散層(図示略)を形成し、その拡散層の表面
だけに選択的に1μm程度のフィールド酸化膜(図示
略)を形成する。続いて、光電変換部のN型拡散層5,
電荷転送部のN型埋込チャネル6,電荷読出部の低濃度
P型拡散層7及び素子分離部のチャネルストッパ8をそ
れぞれリソグラフィ技術及びイオン注入技術を用いて形
成する。
9を形成し、その上部に減圧CVD法により多結晶シリ
コン膜を堆積し、これをフォトリソグラフィ技術及びド
ライエッチング法を適用して、転送電極配線10を形成
する。
電極配線10の端部上にコンタクトホール(図示略)を
開口し、アルミニウム膜をスパッタ法を用いて蒸着し、
N型拡散層5上部に開口を有する遮光膜12及び転送電
極配線10にそれぞれ転送パルスを供給する金属膜配線
(図示せず)を形成する。
VD法により酸化膜を200nm堆積させることによ
り、この酸化膜をもってカバー酸化膜15を形成する。
N型拡散層5のシリコン−酸化膜界面の界面準位を低減
させることを目的として、450℃程度の温度でシンタ
リング処理する。
ッド部上のカバー酸化膜をウェットエッチング技術によ
り選択除去する。
により2μmの膜厚で塗布し、熱硬化させ、再度同様に
透明高分子樹脂を塗布して熱硬化させる工程を繰り返す
ことにより、最終的に4.5μmの透明高分子樹脂から
なる平坦化層16を形成する。
ート法により平坦化層16上に2μmの膜厚で塗布し、
フォトリソグラフィ技術を用いてパターニングし、熱処
理することで軟化させ、マイクロレンズ層14を形成す
る。
分子樹脂を感光性レジストをマスクにしてドライエッチ
ング法により除去する(図示せず)。
像装置では、マイクロレンズ層14の直下の平坦化層1
6に透明高分子樹脂を用いている。この透明高分子樹脂
は、2層の転送電極配線及び金属遮光膜の段差分の約2
μmを平坦化するため、4〜5μm程度の膜厚を必要と
する。4〜5μmほどの厚い膜厚をもつ平坦化層16上
にマイクロレンズ層14が形成されることとなるが、平
坦化層16は膜厚が厚いため、図7のように斜め入射光
の場合に光が光電変換部のN型拡散層5に入射されない
という欠点があった。
膜15,透明高分子樹脂の平坦化層16,マイクロレン
ズ層14が順次積層されており、酸化膜15と高分子樹
脂の平坦化層16とでは屈折率が若干異なるため、層の
界面で屈折及び反射が生じ、電荷転送部のN型埋込チャ
ネル6に直接光が漏れ込む現象であるスミアを増加させ
るという欠点もあった。
ラズマダメージにより、光電変換部のシリコン−酸化膜
界面の界面準位が増加するため、界面準位を低減するた
めにシンタリングを行っている。ところで、ボンディン
グパッド部上の透明高分子樹脂を選択的に除去するエッ
チングとしては、ドライエッチングを用いることが必要
であるが、このボンディングパッド部上でのドライエッ
チング工程はシンタリング処理の後に行うことになる。
このため、ボンディングパッド部で行われるドライエッ
チングにより、光電変換部に行ったシンタリング処理に
より低減した界面準位は再度増加し、暗時ノイズレベル
や白欠陥が増加するという欠点があった。
図り、かつ暗時ノイズレベルや白欠陥の低減を図る固体
撮像装置及びその製造方法を提供することにある。
め、本発明に係る固体撮像装置は、光電変換部と、電荷
転送部と、遮光膜と、平坦化膜と、マイクロレンズ層と
を有する固体撮像装置であって、光電変換部は、光電変
換して信号電荷を電荷転送部に出力するものであり、電
荷転送部は、前記光電変換部からの信号電荷を転送する
ものであり、遮光膜は、前記電荷転送部を被覆して遮光
するものであり、平坦化膜は、気相成長させた絶縁膜か
らなり、前記光電変換部及び前記遮光膜を被覆して保護
するものであって、表面が研摩により平坦化されたもの
であり、マイクロレンズ層は、前記平坦化膜の平坦化さ
れた表面に形成され、光を前記光電変換部に集光するも
のである。
である。
により研磨されたものである。
電荷転送部を含むセル部と、該セル部周辺に設けられ、
かつセル部に導通する電極が形成されるボンディングパ
ッド部とに渡って形成されたものである。
は、堆積工程と、平坦化工程とを有する固体撮像装置の
製造方法であって、固体撮像装置は、光電変換して信号
電荷を出力する光電変換部と、前記光電変換部からの信
号電荷を転送する電荷転送部とを有するものであり、前
記堆積工程は、前記電荷転送部上に遮光膜を形成した
後、CVD法により絶縁膜を前記光電変換部と遮光膜上
に堆積させる処理であり、前記平坦化工程は、集光用マ
イクロレンズ層が形成される前記絶縁膜の表面を研磨す
ることにより平坦化する処理である。
である。
の絶縁膜を堆積し、その表面を研磨して平坦化すること
により、絶縁膜の膜厚を薄くして、光電変換部に対する
斜め入射光の集光率を高める。
な屈折・反射を発生させず、さらに絶縁膜をCVD法に
より堆積させてウェットエッチング技術を採用すること
により、暗時ノイズレベルや白欠陥の低減を図る。
る。図1は、本発明の実施例に係る固体撮像装置のうち
セル部を示す断面図である。
的構成として、光電変換部5と、電荷転送部6と、遮光
膜12と、平坦化膜13と、マイクロレンズ層14とを
有するものである。
換部5は、光電変換して信号電荷を電荷転送部に出力す
るものであり、電荷転送部6は、光電変換部5からの信
号電荷を転送するものである。また遮光膜12は、電荷
転送部6を被覆して遮光するものである。
縁膜からなり、光電変換部5及び遮光膜12を被覆して
保護するものであって、表面が研摩により平坦化されて
いる。またマイクロレンズ層14は、平坦化膜13の平
坦化された表面に形成され、光を光電変換部5に集光す
るものである。
からなり、また平坦化膜13は、化学的機械的研磨法に
より研磨されている。
て図1により説明する。図1には固体撮像装置のうち、
光電変換部と電荷転送部とを有するセル部のみが示され
ており、N型シリコン基板1の表面部にP型ウェル層2
が選択的に形成されている。P型ウェル層2の表面部に
選択的に電荷転送部のN型埋込チャネル6が形成されて
いる。N型埋込チャネル6と並行して光電変換部のN型
拡散層5が列状に配置されている。N型拡散層5とN型
埋込チャネル6の間には電荷読出部の低濃度P型拡散層
7が形成されている。8はN型拡散層5とN型埋込チャ
ネル6を絶縁分離するP+型のチャネルストッパであ
る。
るゲート絶縁膜9を介して転送電極配線10が設けられ
ている。転送電極配線10上には層間絶縁膜11を介し
て、N型拡散層5を除いてN型埋込チャネル6に光が漏
れ込まないようにするための遮光膜12が形成されてい
る。この遮光膜12は転送電極配線10に外部からの転
送パルスを供給するための金属膜配線を兼ねている。
D法による酸化膜からなる平坦化膜13が形成され、平
坦化膜13は、その表面が研磨されて3μmの厚さで形
成されている。さらに平坦化膜13の平坦化された表面
には、光をN型拡散層5に集光させるためのマイクロレ
ンズ層14がN型拡散層5に対応して形成されている。
る。図2には図1に示した固体撮像装置のセル部に加え
て、セル部周辺に設けられ、かつセル部に導通する電極
を設けるボンディングパッド部を示している。
コン基板1のセル部及びボンディングパッド部の表面に
選択的にP型ウェル層2を形成する。次に、LOCOS
等の技術を用いて、ボンディングパッド部の領域に選択
的に高濃度P型拡散層3を形成し、その表面だけに選択
的に1μmのフィールド酸化膜4を形成する。次に、セ
ル部の領域に光電変換部のN型拡散層5,電荷転送部の
N型埋込チャネル6,電荷読出部の低濃度P型拡散層
7,素子分離部用のチャネルストッパ8をそれぞれ形成
する。
を熱酸化することにより、セル部の領域にゲート絶縁膜
(酸化膜)9を形成し、その上部に減圧CVD法により
多結晶シリコン膜を堆積し、これをフォトリソグラフィ
技術及びドライエッチング法を用いて、電荷転送を行う
ための転送電極配線10を形成する。
化膜4上に層間絶縁膜11を減圧CVD法により300
nmの膜厚で形成した後、転送電極配線10上にコンタ
クトホール(図示せず)を開口し、遮光膜12と配線膜
(図示せず)を兼ねるアルミニウム膜をスパッタ法を用
いて1μm蒸着し、フォトリソグラフィ技術及びドライ
エッチング法を適用して選択形成する。また同様にボン
ディングパッド部の領域に、配線膜12を選択形成し、
その後セル部及びボンディングパッド部の領域にCVD
法によりCVD酸化膜17を4μm程度形成する。
磨法(CMP法)によりCVD酸化膜17の表面を3μ
mの厚さまで研磨することにより、表面を平坦化し、C
VD酸化膜からなる平坦化膜13を形成する。
のN型拡散層5のシリコン−酸化膜界面の界面準位を低
減させることを目的に、450℃程度の温度でシンタリ
ング処理する。
坦化された平坦化膜13の表面に感光性高分子樹脂をス
ピンコート法により2.5μmの膜厚で塗布し、フォト
リソグラフィ技術を用いてパターニングし、熱処理する
ことで軟化させ、高分子樹脂からなるマイクロレンズ層
14を各N型拡散層5の上方に対応させて形成する。
トエッチング技術を用いて、ボンディングパッド部領域
の酸化膜からなる平坦化膜13を選択除去して、配線膜
12を露出させ、本発明の固体撮像装置を得る。
イクロレンズ層下の平坦化層を薄くできるため、図8に
示すように、斜め入射光に対しても集光するような構造
にすることができる。したがって、図9に示すようにマ
イクロレンズ層の膜厚を最適化することで、従来に比べ
13%の感度向上を図ることができる。
クロレンズまでの平坦化層がすべて酸化膜であるため、
不要な屈折・反射が発生せず、スミアを向上できる。
るため、ボンディングパッド部上の酸化膜除去にウェッ
トエッチング技術が用いることができる。このため、シ
ンタリング後にドライエッチによるプラズマダメージ等
が無く、暗時ノイズレベルや白欠陥の劣化を防止するこ
とができる。
域を示す断面図である。
を工程順に示すセル部及びボンディングパッド部の領域
を示す断面図である。
を工程順に示すセル部及びボンディングパッド部の領域
を示す断面図である。
を工程順に示すセル部及びボンディングパッド部の領域
を示す断面図である。
面模式図である。
光状態を示す図である。
集光状態を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 光電変換部と、電荷転送部と、遮光膜
と、平坦化膜と、マイクロレンズ層とを有する固体撮像
装置であって、 光電変換部は、光電変換して信号電荷を電荷転送部に出
力するものであり、 電荷転送部は、前記光電変換部からの信号電荷を転送す
るものであり、 遮光膜は、前記電荷転送部を被覆して遮光するものであ
り、 平坦化膜は、気相成長させた絶縁膜からなり、前記光電
変換部及び前記遮光膜を被覆して保護するものであっ
て、表面が研摩により平坦化されたものであり、 マイクロレンズ層は、前記平坦化膜の平坦化された表面
に形成され、光を前記光電変換部に集光するものである
ことを特徴とする固体撮像装置。 - 【請求項2】 前記平坦化膜をなす絶縁膜は、酸化膜で
あることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。 - 【請求項3】 前記平坦化膜は、化学的機械的研磨法に
より研磨されたものであることを特徴とする請求項1又
は2に記載の固体撮像装置。 - 【請求項4】 前記平坦化膜は、前記光電変換部及び電
荷転送部を含むセル部と、該セル部周辺に設けられ、か
つセル部に導通する電極が形成されるボンディングパッ
ド部とに渡って形成されたものであることを特徴とする
請求項1に記載の固体撮像装置。 - 【請求項5】 堆積工程と、平坦化工程とを有する固体
撮像装置の製造方法であって、 固体撮像装置は、光電変換して信号電荷を出力する光電
変換部と、前記光電変換部からの信号電荷を転送する電
荷転送部とを有するものであり、前記 堆積工程は、前記電荷転送部上に遮光膜を形成した
後、CVD法により絶縁膜を前記光電変換部と遮光膜上
に堆積させる処理であり、前記平坦化 工程は、集光用マイクロレンズ層が形成され
る前記絶縁膜の表面を研磨することにより平坦化する処
理であることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記絶縁層は、CVD法による酸化膜で
あることを特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置の
製造方法。
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1995
- 1995-05-31 JP JP7133573A patent/JP2725636B2/ja not_active Expired - Fee Related
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