JP2724726B2 - 繊維状固定化酵素又は固定化菌体の製造法 - Google Patents

繊維状固定化酵素又は固定化菌体の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、アセト酢酸エステル基を有するポリビニル
アルコール系樹脂を用いる繊維状固定化酵素、又は固定
化菌体の製造法に関するものである。
[従来の技術] 従来、酵素や菌体による触媒反応を利用して各種の物
質を製造するに当たり、酵素又は菌体を固定して反応生
成物との分離を容易にし、連続運転を可能とする「固定
化技術」が注目されている。固定化技術としては、適当
な担体に酵素を化学的又は物理的に結合させる担体結合
法、酵素同士を共有結合させる架橋法及び高分子母体中
又はマイクロカプセル中に酵素を包蔵させる包括法など
が知られている。しかし、担体結合法、架橋法は固定化
処理の際に酵素を変質させ、活性を低下させるという欠
点があり、その点、包括法は酵素や菌体自身に何らの変
化も与えないので有利であるといえる。包括法での固定
化酵素の代表的形状としては、ゲル状物、繊維状物があ
るが、本発明者らの研究によると同じ樹脂を使用しても
ゲル化物は繊維状物に比較して活性が劣る傾向があり、
また取り扱い易さの点でも繊維状物の方が種々の点で有
利であることがわかった。そこで本発明者らは、繊維状
固定化酵素又は菌体の製造法において高分子母体として
ポリビニルアルコール系樹脂を使用し種々検討をおこな
った。
[発明が解決しようとする課題] しかし、高分子母体として単なるポリビニルアルコー
ルを使用する包括法により繊維状固定化酵素又は菌体を
得ても、高分子母体自体が水溶性のため、使用中にポリ
ビニルアルコールが溶出し、その役を果たさないので、
何らかの手段による不溶化が必要である。その方法とし
て、アセタール化法等の架橋剤を併用して加熱する方法
や繊維状に成型後紫外線によって架橋する方法(特開昭
58−60988号公報)が提案されているが、しかし前者の
方法は加熱により酵素や菌体に悪影響を与えるので望ま
しくなく、後者の方法はまず繊維状に成型し、その後不
溶化処理するという2段階の工程を必要とする点で必ず
しも有利とは言い難く、更に簡便な操作で、酵素又は菌
体の機能や性質を低下させることのない繊維状固定化酵
素又は菌体を製造する方法の開発が望まれている。
[課題を解決するための手段] そこで本発明者らは、上記課題を解決すべく種々検討
を行った結果、アセト酢酸エステル基含有ポリビニルア
ルコール系樹脂水溶液に、酵素又は菌体を配合してなる
溶液を、架橋剤を含有する紡糸浴中に紡糸することによ
り上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成し
た。
本発明の特徴は、酵素や菌体を包括させるポリビニル
アルコール(以下、PVAと略記する)系樹脂にアセト酢
酸エステル基(以後、AA基と略記する)を導入した点、
及び紡糸浴中に凝固剤と共に架橋剤を含有させた点にあ
る。このPVA系樹脂中に存在するAA基は、比較的低温で
も架橋剤との反応が円滑に進行するので、紡糸浴温度が
従来のPVA繊維製造時の40〜60℃という条件をそのまま
採用することができ、特に室温(30℃)付近でも架橋可
能であるので、酵素や菌体の機能やその他の性質を低下
せしめることなく、一段階の工程で容易に実用的な繊維
状固定化酵素又は菌体を得ることが可能となるのであ
る。
本発明の固定化酵素に用いられる酵素としては、特に
制限はなく目的に応じ各種の酵素を利用することができ
る。その例としては、インベルターゼ、グルコアミラー
ゼ、グルコースイソメラーゼ、グルコースオキシダー
ゼ、ウレアーゼ、リボヌクレアーゼ、デオキシリボヌク
レアーゼ、プロテアーゼ、乳酸デヒドロゲナーゼ、L−
アミノ酸オキシターゼ、ステロイドエステラーゼ、ピル
ビン酸キナーゼ、アセチルコリンエステラーゼ、アルカ
リ性ホスファターゼ、ラクターゼ、ロイシンアミノペプ
チターゼ、アミノペプチターゼ、トリプシン、パパイ
ン、フイシン、プロナーゼ、アミノアシラーゼ、アスパ
ラギナーゼなどがあるが、勿論これらに限定されるもの
ではない。
又、菌体としては酵母、バクテリア、糸状菌、活性汚
泥(菌)等任意の微生物が用いられる。
酵素又は菌体の配合割合は、その種類によって一概に
は規定できないが、一般的にAA化PVAの100重量部に対し
て5〜500重量部、好ましくは10〜300重量部が適当であ
る。5重量部未満では触媒効果が発現しにくく、活性が
低下し、500重量部を越える場合には、酵素又は菌体の
流出がみられる。
本発明で使用するAA化PVAは、代表的にはPVAにジケケ
テン等を反応させてPVAにAA基を導入して得られるもの
である。
該PVAとは、ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物あるい
は、完全ケン化物のみならず、ビニルエステルとそれと
共重合しうる単量体、例えばエチレン、プロピレン、イ
ソブチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタ
デセン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸
等の不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアル
キルエステル等、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド
等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン
酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あ
るいはその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリ
ルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、ア
リルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジア
リルアンモニウムクロライド等のカチオン基を有する化
合物、ビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン等との共重合体ケン化物が挙げられ
るが、必ずしもこれに限定されるものではない。
PVAの平均ケン化度は60〜100モル%、好ましくは80〜
100モル%、平均重合度は300〜4,000、好ましくは500〜
2,000の範囲から選ぶのが有利である。
上記PVAにAA基を含有させる方法としては、任意の方
法が実施出来るが、好適には該PVAにジケテンを付加反
応させるか、アセト酢酸エステルでエステル交換反応す
る方法が挙げられる。AA基の含有量は、前記PVAに対
し、0.05モル%以上で水溶性を有する範囲内の最大限ま
で可能であるが、通常0.1〜20モル%、なかんずく0.2〜
10モル%の範囲から選ばれることが多い。AA基の含有量
があまり少ないと本発明の効果は得難く、逆に必要以上
に多くても使用量の割には期待される効果を得ることが
できない。
紡糸浴に含有させる架橋剤としては、以下のものが例
示される。
(i)アルデヒド類 ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンア
ルデヒド、ブチルアルデヒド、などのモノアルデヒド
類、グリオキザール、マロンジアルデヒド、スクシンジ
アルテヒド、グルタルジアルデヒド、マレインジアルデ
ヒド、フタルアルデヒド、などのジアルデヒド類等。
(ii)アミノ系樹脂 メラミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、尿
素などのアミノ化合物の1種又は2種以上とホルムアル
デヒド又はその他のアルデヒドとの初期反応生成物又は
これをアルコールやエポキシ化合物その他の化合物で変
性したもの、例えばメチル化メチロールメラミン、ブチ
ル化メチロールメラミン等のメチロールメラミンの部分
又は完全エーテル化物等。
(iii)フェノール系樹脂 フェノール、クレゾール、エチルフェノール、イソプ
ロピルフェノール、t−ブチルフェノール、n−アミル
フェノール、t−アミルフェノール、t−オクチルフェ
ノール、フェニルフェノール、キシレノール、レゾルシ
ン、カテコール、ピロガロール、チモール、カルバクロ
ールなどのフェノール系化合物の1種又は2種以上とホ
ルムアルデヒド又はフルフラールなどその他のアルデヒ
ドとの初期反応生成物又はこれをアルコールやエポキシ
化合物その他の化合物で変性したもの等。
(iv)エポキシ系化合物 エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチ
レグリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジ又は
トリグリシジルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジグ
リシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシ
ジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルア
ミン等。
(v)イソシアネート系化合物 例えばトリレンジイソシアネート、水素化トリレンジ
イソシアネート、トリメチロールプロパン−トリレンジ
イソシアネートアダクト、トリフェニルメタントリイソ
シアネート、メチレンビス(4−フェニルメタントリイ
ソシアネート)、イソホロンジイソシアネート、及びこ
れらのケトオキシムブロック物又はフェノールブロック
物等。
(vi)アンモニウム塩 塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニ
ウム等の鉱酸のアンモニウム塩や、酢酸アンモニウム、
プロピオン酸アンモニウム等の有機酸のアンモニウム塩
等。
(vii)ラジカル発生能を有する化合物 過酸化水素、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、
過酸化ベンゾイル、過酸化コハク酸、t−ブチル過酸化
マレイン酸、t−ブチルヒドロパーオキシドベンゾイン
メチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンイソプロピルエーテル等のベンゾインアルキルエーテ
ル、ジブチルスルフィド、ベンジルスルフィド、デシル
フェニルスルフィドなどの有機イオウ化合物、ジアゾニ
ウム塩、テトラゾニウム塩或はこれらと塩化亜鉛との複
合塩又はその縮合物、アゾビスイソブチロニトリル、2,
2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ヒドロクロリ
ド、メチレンブルーなどの染料又はこれとp−トルエン
スルホネートイオンなどとの組合せ、ピリリウム塩又は
チアピリリウム塩、重クロム酸アンモニウム、アセトフ
ェノン、ベンゾフェノン、ベンジル、フェナントレン、
チオキサントン、ジクロルプロピルフェニルケトン、ア
ントラキノン、2−クロロアントラキノン、2−ブロモ
アントラキノン、アントラキノンβ−スルホン酸ソー
ダ、1,5−ジニトロアントラキノン、1,2−ベンザントラ
キノン、フェナントレンキノン、5−ベンゾイルアセナ
フテン、5−ニトロアセナフテン、1,4−ナフトキノ
ン、1,8−フタロイルナフタリン、2−ニトロフルオレ
ン、p−ニトロアニリン、ピクラミド等。
(viii)酸化剤 重クロム酸カリウム、重クロム酸アンモニウム、過塩
素酸カルシウム等。
(ix)金属塩 アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケ
ル、アンチモン、マグネシウム、バナジウム、クロム、
ジルコニウム、チタン等の多価金属の塩化物、臭化物、
硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩、等の塩で具体的には塩化第二
銅、塩化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化第二スズ、塩
化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マグネシウム、硫酸アルミ
ニウム、酢酸銅、酢酸クロム等。
(x)その他 多価アルコール、多塩基酸などの多官能性化合物、ベ
ントナイト等、AA化PVA系樹脂に使用される一般的な架
橋剤。
以上、例示した架橋剤の紡糸浴中の含有量は、2〜20
0g/、好ましくは5〜50g/が適当である。
次に、本発明の方法について各工程別に、更に詳細に
説明する。
1.原液調製工程 AA化PVA系樹脂を所定濃度(普通14〜16重量%)にな
るように、溶解機中で10〜15時間、60〜90℃で加温溶解
を行う。得られた樹脂溶液を10〜40℃まで冷却後、酵素
又は菌体を所定量添加し、均一に混合する。また、後の
紡糸にさしつかえない程度の量の架橋剤を更に添加して
もよい。
2.紡糸工程 10〜40℃の原液を10〜40℃の紡糸浴中へ紡糸口金を通
して押し出し、繊維化する。
凝固剤としては、芒硝、硫酸アンモニウム、リン酸ナ
トリウムなどの塩類及び水酸化ナトリウムなどのアルカ
リが使用できるが、工業的には凝固能と経済性により、
芒硝水溶液が主として使用される。
かかる凝固剤を用いた実用的紡糸液の例としては、芒
硝の飽和水溶液、又は硫酸アンモニウムの飽和水溶液等
が挙げられ、本発明ではこの溶液に架橋剤を2〜200g/
、好ましく5〜50g/含有させるのである。又、該工
程における着色を防止するために、紡糸浴に硫酸亜鉛や
硫酸マグネシウム或は少量の硫酸を添加したり、銅やマ
ンガンなどの微量の重金属の塩類を加えても良い。
更に、紡糸液としては水系のみならずメタノール等の
アルコール系溶媒等、有機溶剤を用いる事も出来る。
紡糸口金に関しては、円、角等の任意の形状のノズル
が用いられ、十字線、放射線、星型等の配列が採用され
る。
この紡糸工程において凝固・架橋された繊維状固定化
酵素又は菌体はローラにより凝固浴から引出され、必要
に応じて(低温)乾燥、延伸等が可能である。又必要に
応じて適当な長さに切断して用いられる。
このようにして得られる本発明の繊維状固定化酵素又
は菌体はその特徴として繊維状であるので、取扱い反応
液との分離、再使用が極めて容易であり、勿論固定化
率、活性発現率、溶出率なども優れており、産業上極め
て有用である。
[作用] 本発明の製造法は、酵素又は菌体の機能や性質を著し
く低下させることなく、簡便に1工程で繊維状固定化酵
素又は菌体を製造できる。
[実施例] 以下、実例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 アセト酢酸エステル基を10モル%、含有する重合度15
00、ケン化度99モル%のポリビニルアルコールの10%水
溶液100部とインベルターゼ粉末(シグマー社製)3部
を30℃で混合した水溶液を、 硫酸ナトリウム(Na2SO4) 400g/(水) 硫酸亜鉛 (SnSO4) 20g/(水) グリオキザール(架橋剤) 10g/(水) の組成の紡糸浴中へ、円形、0.1mmφ、放射線配列100孔
の紡糸口金を用い、吐出量12g/minで押し出し、速度50m
/minで紡糸し、更に、得られた繊維を風乾した(水分8
重量%)。この結果1.5デニールの繊維が得られた。こ
の時の紡糸浴温度は35℃であった。
得られた固定化酵素の性質として、固定化率、発現
率、膨潤率、溶出率を測定して表3に示した。
○固定化率:膨糸浴中に含まれる残存酵素又は菌体の量
を定量することによって算出した。
○発現率 イ)酵素 インベルターゼ:得られた繊維状固定化インベルター
ゼに1%ショ糖水溶液を加えて、40℃で10分間反応後の
グルコースへの転換率から同一重量の原料インベルター
ゼの発現率を100%としたときの酵素活性発現率を求め
た。
アミノアシラーゼ:得られた繊維状固定化アミノアシ
ラーゼに1%アセチルDC−メチオニンを加えて37℃、1
時間に加水分解する転換率から同一重量の原料アミノア
シラーゼの発現率を100%としたときの酵素活性発現率
を求めた。
ロ)菌体 イースト菌:得られた繊維状固定化イースト菌に1%
グルコース水溶液を加えて25℃、24時間反応後のアルコ
ールへの転換率から、同一重量の原料イースト菌の発現
率を100%としたときの菌活性発現率を求めた。
○膨潤度,溶出率:得られた繊維状固定化酵素又は菌体
を30℃の水中に96時間撹拌下に浸漬し膨潤度、溶出率を
測定した。算出式を次に示す。
実施例2〜9 表1に示す如く実施例1の条件を変更した以外は全く
同様にして繊維状固定化酵素又は菌体を製造し、各種の
評価を行った。結果を表3に示した。
但し、固定化イースト菌の場合は紡糸後の乾燥はさ
け、常に湿潤常態を維持した。
対照例1 表2に示す如く実施例1と同一紡糸液組成物にゲル化
剤(架橋剤)としてグリオキザールをPVA100重量部に対
し5重量部添加、室温(25℃)で24時間放置し、ゲル状
固定化酵素を得た。これを5mm角に切断し、酵素活性及
び物性を同様に求めた。結果を表3に示した。
対照例2 表2に示す如く対照例1と同様に実施例7と同一組成
物で反応した。結果を表3に示した。
[効果] 前記の如く本発明は、酵素又は菌体の機能や性質を低
下させることなく、簡便に1工程で繊維状固定化酵素又
は菌体を製造することを可能にするので、産業上極めて
有用である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酵素又は菌体を配合してなるアセト酢酸エ
    ステル基含有ポリビニルアルコール系樹脂水溶液を、架
    橋剤を含有する紡糸浴中に紡糸することを特徴とする繊
    維状固定化酵素又は固定化菌体の製造法。
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