JP2003061652A - 微生物徐放剤 - Google Patents
微生物徐放剤Info
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- JP2003061652A JP2003061652A JP2001259309A JP2001259309A JP2003061652A JP 2003061652 A JP2003061652 A JP 2003061652A JP 2001259309 A JP2001259309 A JP 2001259309A JP 2001259309 A JP2001259309 A JP 2001259309A JP 2003061652 A JP2003061652 A JP 2003061652A
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ゴミ袋、土壌改良剤として有用な微生物を適
度に放出する微生物徐放剤を提供する。 【解決手段】 バインダーを用いて基材上に乳酸菌、放
線菌、光合成細菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又
は2種以上の微生物を固着せしめてなり、かつ該バイン
ダーが水と接触した時に該微生物を放出する性質を有す
る高分子である。
度に放出する微生物徐放剤を提供する。 【解決手段】 バインダーを用いて基材上に乳酸菌、放
線菌、光合成細菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又
は2種以上の微生物を固着せしめてなり、かつ該バイン
ダーが水と接触した時に該微生物を放出する性質を有す
る高分子である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の微生物を水
と接触した時に放出する性質を有する高分子をバインダ
ーとして用いて基材上に固着せしめてなる微生物徐放剤
に関するものである。
と接触した時に放出する性質を有する高分子をバインダ
ーとして用いて基材上に固着せしめてなる微生物徐放剤
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、大量に放出される生ゴミに特定微
生物を添加して悪臭を抑えたり、更に有機質の発酵によ
り肥料、飼料を製造したり、また、土壌に特定微生物を
添加して土壌中の有機質を植物の成長に必要な養分に富
む土壌に変化させるための土壌改良を図る試みがなされ
ている。例えば、特開平6−72788号公報では、
生ゴミを加熱処理した後、乳酸菌、放線菌、光合成細
菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微
生物を作用させ有機質発酵物を製造し、生ゴミの処理と
同時に良質の肥料を製造したり、土壌改良剤として使用
することが開示されている。
生物を添加して悪臭を抑えたり、更に有機質の発酵によ
り肥料、飼料を製造したり、また、土壌に特定微生物を
添加して土壌中の有機質を植物の成長に必要な養分に富
む土壌に変化させるための土壌改良を図る試みがなされ
ている。例えば、特開平6−72788号公報では、
生ゴミを加熱処理した後、乳酸菌、放線菌、光合成細
菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微
生物を作用させ有機質発酵物を製造し、生ゴミの処理と
同時に良質の肥料を製造したり、土壌改良剤として使用
することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の開示技術では、特定微生物を生ゴミにその都度添加せ
ねばならず、その上効果を得るためには添加量もかなり
多くが必要であり、またゴミ袋の1つ1つに均一に添加
することが必要で作業が煩雑であった。また、かかる微
生物を土壌に添加する場合も雨水等により流出してしま
う恐れがあるので添加量をかなり多くし、しかも何回も
添加する必要があった。かかる煩雑さを避けるために微
生物を担体に担持することが試みられており、例えば、
特開平11−18766号公報には、ポリビニルアル
コール、グルタルアルデヒド、特定の水溶性高分子多糖
類を含んでなる水性液状組成物を複合架橋反応させてな
る微生物菌体固定化用担体が、特開昭63−5288
0号公報には、アセト酢酸エステル含有高分子に菌体を
担持してなる固定化菌体がそれぞれ開示されている。し
かし、上記、の開示技術に記載の技術はいずれも担
体中に微生物をとり込んでしまうため、微生物は担体か
ら放出はされにくく、かかる固定化した微生物を生ゴミ
や土壌と接触させても、その効果は担体と対象物質とが
接触する箇所にのみ偏在しがちであり、その結果、生ゴ
ミの肥料化や土壌改良の効果は発揮されにくくなる。市
場では、できるだけ添加量が少なく、作業性も簡便で、
しかも充分生ゴミや土壌中で特定微生物が生育して、生
ゴミの悪臭が少なく、しかも土壌が改良される効果が要
求され、そのためには微生物が対象物中に拡散していく
ような工夫が必要とされている。
の開示技術では、特定微生物を生ゴミにその都度添加せ
ねばならず、その上効果を得るためには添加量もかなり
多くが必要であり、またゴミ袋の1つ1つに均一に添加
することが必要で作業が煩雑であった。また、かかる微
生物を土壌に添加する場合も雨水等により流出してしま
う恐れがあるので添加量をかなり多くし、しかも何回も
添加する必要があった。かかる煩雑さを避けるために微
生物を担体に担持することが試みられており、例えば、
特開平11−18766号公報には、ポリビニルアル
コール、グルタルアルデヒド、特定の水溶性高分子多糖
類を含んでなる水性液状組成物を複合架橋反応させてな
る微生物菌体固定化用担体が、特開昭63−5288
0号公報には、アセト酢酸エステル含有高分子に菌体を
担持してなる固定化菌体がそれぞれ開示されている。し
かし、上記、の開示技術に記載の技術はいずれも担
体中に微生物をとり込んでしまうため、微生物は担体か
ら放出はされにくく、かかる固定化した微生物を生ゴミ
や土壌と接触させても、その効果は担体と対象物質とが
接触する箇所にのみ偏在しがちであり、その結果、生ゴ
ミの肥料化や土壌改良の効果は発揮されにくくなる。市
場では、できるだけ添加量が少なく、作業性も簡便で、
しかも充分生ゴミや土壌中で特定微生物が生育して、生
ゴミの悪臭が少なく、しかも土壌が改良される効果が要
求され、そのためには微生物が対象物中に拡散していく
ような工夫が必要とされている。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、バ
インダーを用いて基材上に乳酸菌、放線菌、光合成細
菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微
生物を固着せしめてなり、かつ該バインダーが水と接触
した時に該微生物を放出する性質を有する高分子である
微生物徐放剤が上記要求を満足することを見いだし本発
明を完成した。
インダーを用いて基材上に乳酸菌、放線菌、光合成細
菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微
生物を固着せしめてなり、かつ該バインダーが水と接触
した時に該微生物を放出する性質を有する高分子である
微生物徐放剤が上記要求を満足することを見いだし本発
明を完成した。
【0005】本発明の微生物徐放剤は、水と接触した時
に特定微生物を放出する性質を有する高分子のバインダ
ーで微生物を基材に固着したものである。かかる特定微
生物は、乳酸菌、放線菌、光合成細菌、酵母菌及び糸状
菌から選ばれた1種または2種以上の微生物である。乳
酸菌に属する微生物としては、たとえば、ラクトバチル
ス・プランタラム(Lactobacillus pl
antarum)、ラクトバチルス・カゼイ(Lacr
obacillus casei)、ビフィドバクテリ
ウム・ビフィダム(Bifidobacterium
bifidum)、プロピオニバクテリウム・フラウデ
ンライキイ(Propionibacterium f
reudenreichii)、ペディオコッカス・ハ
ロフィラス(Pediococcus halophi
lus)、ストレプトコッカス・ラクチス(Store
ptococcus lactis)、ストレプトコッ
カス・フエカリス(Storeptococcus f
aecalis)が挙げられる。また、放線菌に属する
微生物の例としては、ストレプトマイセス・エスピーA
TCC3004(Storeptomyces s
p.;ATCC3004)、ストレプトバーチシリウム
・エスピー ATCC23654(Streptove
rticillium sp.;ATCC2365
4)、ノルカディア・エスピー(Nocardia s
p.;ATCC19247)、ミクロモノスポラエスピ
ー ATCC12452(Micromonospor
a sp.;ATCC12452)、ロドコッカス エ
スピー(Rhodococcus sp)が挙げられ
る。光合成細菌に属する微生物の例としては、ロドシュ
ードモナス・カプスレート(Rhodopseudom
onas capsulate)、ロドシュードモナス
・パルストリス(Rhodopseudomonas
palustris)、ロドスピリルム・フルバム(R
hodospillirum fulvum)、クロマ
チウム・オクニィ(Chromatium okni
i)、クロロビウム・リミコラ(Chlorobium
limicola)が挙げられる。
に特定微生物を放出する性質を有する高分子のバインダ
ーで微生物を基材に固着したものである。かかる特定微
生物は、乳酸菌、放線菌、光合成細菌、酵母菌及び糸状
菌から選ばれた1種または2種以上の微生物である。乳
酸菌に属する微生物としては、たとえば、ラクトバチル
ス・プランタラム(Lactobacillus pl
antarum)、ラクトバチルス・カゼイ(Lacr
obacillus casei)、ビフィドバクテリ
ウム・ビフィダム(Bifidobacterium
bifidum)、プロピオニバクテリウム・フラウデ
ンライキイ(Propionibacterium f
reudenreichii)、ペディオコッカス・ハ
ロフィラス(Pediococcus halophi
lus)、ストレプトコッカス・ラクチス(Store
ptococcus lactis)、ストレプトコッ
カス・フエカリス(Storeptococcus f
aecalis)が挙げられる。また、放線菌に属する
微生物の例としては、ストレプトマイセス・エスピーA
TCC3004(Storeptomyces s
p.;ATCC3004)、ストレプトバーチシリウム
・エスピー ATCC23654(Streptove
rticillium sp.;ATCC2365
4)、ノルカディア・エスピー(Nocardia s
p.;ATCC19247)、ミクロモノスポラエスピ
ー ATCC12452(Micromonospor
a sp.;ATCC12452)、ロドコッカス エ
スピー(Rhodococcus sp)が挙げられ
る。光合成細菌に属する微生物の例としては、ロドシュ
ードモナス・カプスレート(Rhodopseudom
onas capsulate)、ロドシュードモナス
・パルストリス(Rhodopseudomonas
palustris)、ロドスピリルム・フルバム(R
hodospillirum fulvum)、クロマ
チウム・オクニィ(Chromatium okni
i)、クロロビウム・リミコラ(Chlorobium
limicola)が挙げられる。
【0006】更に、糸状菌に属する微生物の例として
は、アスペルギルス エスピー RIFY5770(A
spergillus sp.;RIFY5770)、
ムコール エスピー IFO8567(Mucor s
p.;IFO8567)、ペニシリウム エスピー(P
enicillium sp.)、トリコデルマ エス
ピー(Trichoderma sp.)が挙げられ
る。また酵母菌に属する微生物の例としては、サッカロ
マイセス エスピー NRRL 346Y977(Sa
ccharomyces sp.;NRR1346Y9
77)、カンジダ ウティリス(Candida ut
ilis)が挙げられる。
は、アスペルギルス エスピー RIFY5770(A
spergillus sp.;RIFY5770)、
ムコール エスピー IFO8567(Mucor s
p.;IFO8567)、ペニシリウム エスピー(P
enicillium sp.)、トリコデルマ エス
ピー(Trichoderma sp.)が挙げられ
る。また酵母菌に属する微生物の例としては、サッカロ
マイセス エスピー NRRL 346Y977(Sa
ccharomyces sp.;NRR1346Y9
77)、カンジダ ウティリス(Candida ut
ilis)が挙げられる。
【0007】本発明では微生物としては、上記微生物群
のうちの1種類の菌だけ、例えば乳酸菌の1種あるいは
2種以上を使用してもよいが、菌種の異なるものを複数
混合したものが、様々の素材を資化できる点で好まし
い。微生物を複数混合したものとしては、有機農業や畜
産業において広く使用されている市販の微生物培養液を
利用しても良い。 例えば、上記5種の菌類の有効微生
物群を全て含む微生物培養液としては、有限会社サン興
産業製「サイオンEMシリーズ」、同「MSKシリー
ズ」、株式会社EM研究所製「EM−1」が挙げられ
る。
のうちの1種類の菌だけ、例えば乳酸菌の1種あるいは
2種以上を使用してもよいが、菌種の異なるものを複数
混合したものが、様々の素材を資化できる点で好まし
い。微生物を複数混合したものとしては、有機農業や畜
産業において広く使用されている市販の微生物培養液を
利用しても良い。 例えば、上記5種の菌類の有効微生
物群を全て含む微生物培養液としては、有限会社サン興
産業製「サイオンEMシリーズ」、同「MSKシリー
ズ」、株式会社EM研究所製「EM−1」が挙げられ
る。
【0008】また、上記微生物を固着する基材は特に制
限されるものではなく、基材の形状は、フィルム状、シ
ート状、ペレット状、粉末状、顆粒状のものが挙げられ
るが、広い接触面積が取れる点でフィルム状、シート状
のものが好ましい。かかる形状で用いられる場合の基材
の材質としてはプラスチック類が主に採用され、ポリオ
レフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル系樹脂、ポ
リカーボネート、セルロース系樹脂等が挙げられる。基
材の形状としては、繊維状物あるいはこれを布に加工し
たものも用いられ、その場合の材質としては、綿、絹、
麻等の天然繊維、上記に挙げたプラスチック類以外にレ
ーヨン、ポリジック、キュプラ、アセテート、ビニロン
等の合成繊維が挙げられる。繊維状の物を加工した布で
は、不織布でもよい。その他、上質紙、中質紙、新聞
紙、ダンボール等の紙も使用することが可能である。
限されるものではなく、基材の形状は、フィルム状、シ
ート状、ペレット状、粉末状、顆粒状のものが挙げられ
るが、広い接触面積が取れる点でフィルム状、シート状
のものが好ましい。かかる形状で用いられる場合の基材
の材質としてはプラスチック類が主に採用され、ポリオ
レフィン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリエステ
ル、ポリエチレンテレフタレート、アクリル系樹脂、ポ
リカーボネート、セルロース系樹脂等が挙げられる。基
材の形状としては、繊維状物あるいはこれを布に加工し
たものも用いられ、その場合の材質としては、綿、絹、
麻等の天然繊維、上記に挙げたプラスチック類以外にレ
ーヨン、ポリジック、キュプラ、アセテート、ビニロン
等の合成繊維が挙げられる。繊維状の物を加工した布で
は、不織布でもよい。その他、上質紙、中質紙、新聞
紙、ダンボール等の紙も使用することが可能である。
【0009】基材がシート状、フィルム状の時の厚みと
しては10〜10000μmが好ましく、更には10〜
5000μm、特には50〜1000μmである。かか
る厚みが10μm未満では、フィルム状あるいはシート
状とした時強度が不足し、10000μmを越えるとフ
ィルム状あるいはシート状とする時、成形加工しにくく
なり、またゴミ等の対象とする物質の形状が複雑な状態
となると、対象物との接触が少なくなり好ましくない。
しては10〜10000μmが好ましく、更には10〜
5000μm、特には50〜1000μmである。かか
る厚みが10μm未満では、フィルム状あるいはシート
状とした時強度が不足し、10000μmを越えるとフ
ィルム状あるいはシート状とする時、成形加工しにくく
なり、またゴミ等の対象とする物質の形状が複雑な状態
となると、対象物との接触が少なくなり好ましくない。
【0010】バインダーとして用いられる高分子は、水
と接触した時に溶解するいわゆる水溶性高分子が主とし
て用いられるが、必ずしも水に溶解するものに限定され
ず、例えば水と接触した時に、単に膨潤することによっ
て、担持した微生物を放出するものであれば任意に使用
可能である。具体例としては、ポリビニルアルコール系
樹脂、ポリアルキレングリコール、澱粉、ポリアクリル
酸ナトリウム、セルロース誘導体、カゼイン、アルギン
酸ナトリウム、ペクチン、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレンイミン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロ
リドン等が例示されるが、ポリビニルアルコール系樹脂
がフイルム・シートの物理的強度が大きいので望まし
い。
と接触した時に溶解するいわゆる水溶性高分子が主とし
て用いられるが、必ずしも水に溶解するものに限定され
ず、例えば水と接触した時に、単に膨潤することによっ
て、担持した微生物を放出するものであれば任意に使用
可能である。具体例としては、ポリビニルアルコール系
樹脂、ポリアルキレングリコール、澱粉、ポリアクリル
酸ナトリウム、セルロース誘導体、カゼイン、アルギン
酸ナトリウム、ペクチン、ポリアクリルアミド、ポリエ
チレンイミン、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロ
リドン等が例示されるが、ポリビニルアルコール系樹脂
がフイルム・シートの物理的強度が大きいので望まし
い。
【0011】かかるポリビニルアルコール系樹脂として
は、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール
いずれでもよく、該ポリビニルアルコールは酢酸ビニル
を単独重合し、更にそれをケン化して製造される。また
変性ポリビニルアルコールは酢酸ビニルと他の不飽和単
量体との重合体をケン化して製造されたり、ポリビニル
アルコールを後変性して製造される。上記で他の不飽和
単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、イソブ
チレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセ
ン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の
不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキル
エステル等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等
のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、
メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるい
はその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルア
ミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビ
ニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなど
のポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリ
オキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロ
ピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)ア
クリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリル
アミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミ
ド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド
ー1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエ
チレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシ
プロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルア
ミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等が挙げられ
る。又後変性の方法としては、ポリビニルアルコールを
アセト酢酸エステル化、アセタール化、ウレタン化、エ
ーテル化、グラフト化、リン酸エステル化、オキシアル
キレン化する方法等が挙げられる。
は、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール
いずれでもよく、該ポリビニルアルコールは酢酸ビニル
を単独重合し、更にそれをケン化して製造される。また
変性ポリビニルアルコールは酢酸ビニルと他の不飽和単
量体との重合体をケン化して製造されたり、ポリビニル
アルコールを後変性して製造される。上記で他の不飽和
単量体としては、例えばエチレン、プロピレン、イソブ
チレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセ
ン等のオレフィン類、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の
不飽和酸類あるいはその塩あるいはモノ又はジアルキル
エステル等、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
等のニトリル類、アクリルアミド、メタクリルアミド等
のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、
メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるい
はその塩、アルキルビニルエーテル類、N−アクリルア
ミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリル
トリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビ
ニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化
ビニリデン、ポリオキシエチレン(メタ)アリルエーテ
ル、ポリオキシプロピレン(メタ)アリルエーテルなど
のポリオキシアルキレン(メタ)アリルエーテル、ポリ
オキシエチレン(メタ)アクリレート、ポリオキシプロ
ピレン(メタ)アクリレート等のポリオキシアルキレン
(メタ)アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)ア
クリルアミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリル
アミド等のポリオキシアルキレン(メタ)アクリルアミ
ド、ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド
ー1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエ
チレンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシ
プロピレンアリルアミン、ポリオキシエチレンビニルア
ミン、ポリオキシプロピレンビニルアミン等が挙げられ
る。又後変性の方法としては、ポリビニルアルコールを
アセト酢酸エステル化、アセタール化、ウレタン化、エ
ーテル化、グラフト化、リン酸エステル化、オキシアル
キレン化する方法等が挙げられる。
【0012】かかるポリビニルアルコール系樹脂の中で
も、ケン化度が35モル%以上のものが好ましく、更に
は70〜100モル%、特には75〜99モル%が有利
である。ケン化度が35モル%未満では水と接触した時
の徐放性が低下することがあり好ましくないが、35〜
70モル%未満では水と接触した時に膨潤して徐放性を
示し、ケン化度を70モル%以上にすると水と接触した
時、バインダーが少しずつ溶け出して良好な徐放性を示
す。
も、ケン化度が35モル%以上のものが好ましく、更に
は70〜100モル%、特には75〜99モル%が有利
である。ケン化度が35モル%未満では水と接触した時
の徐放性が低下することがあり好ましくないが、35〜
70モル%未満では水と接触した時に膨潤して徐放性を
示し、ケン化度を70モル%以上にすると水と接触した
時、バインダーが少しずつ溶け出して良好な徐放性を示
す。
【0013】又、ポリビニルアルコールの平均重合度2
50〜2500が好ましく、更には400〜2200が
有利である。該平均重合度が250未満ではフィルムに
した時の膜強度が低下し、一方2500を越えるとフィ
ルム、シートへの製膜性が悪くなり好ましくない。尚、
上記平均重合度はJIS K 6726に準じて測定さ
れるものである。
50〜2500が好ましく、更には400〜2200が
有利である。該平均重合度が250未満ではフィルムに
した時の膜強度が低下し、一方2500を越えるとフィ
ルム、シートへの製膜性が悪くなり好ましくない。尚、
上記平均重合度はJIS K 6726に準じて測定さ
れるものである。
【0014】本発明の微生物徐放剤は、例えば次の方法
により製造される。まず微生物は液体培地中で培養さ
れ、かかる培養液をそのまま微生物徐放剤の製造に用い
てもよいが、かかる培養液に糖蜜、アミノ酸、有機酸、
ビタミン類、核酸類(乳酸、酢酸、クエン酸、木酸な
ど)や金属塩等を添加して発酵させて菌数を1×106
〜 1×109 個/mlに増加させた発酵液を用いるの
が好ましく、以下発酵液を用いた場合について説明す
る。
により製造される。まず微生物は液体培地中で培養さ
れ、かかる培養液をそのまま微生物徐放剤の製造に用い
てもよいが、かかる培養液に糖蜜、アミノ酸、有機酸、
ビタミン類、核酸類(乳酸、酢酸、クエン酸、木酸な
ど)や金属塩等を添加して発酵させて菌数を1×106
〜 1×109 個/mlに増加させた発酵液を用いるの
が好ましく、以下発酵液を用いた場合について説明す
る。
【0015】微生物を基材に固着するには、上記発酵液
100重量部に対してバインダー10〜500重量部と
を混合した後、例えばコーティング法、溶液流延法、低
温ゲル成形法等により微生物を含有した層を基材上に形
成して乾燥させればよい。
100重量部に対してバインダー10〜500重量部と
を混合した後、例えばコーティング法、溶液流延法、低
温ゲル成形法等により微生物を含有した層を基材上に形
成して乾燥させればよい。
【0016】微生物がバインダーに固着された微生物含
有層(以下微生物含有層と略称する)の含水率は1〜1
5重量%、更には、含水率が2〜9重量%程度になるよ
うに乾燥させるのが好ましい。かかる含水率が1重量%
未満では微生物が死滅する場合があり、一方含水率が1
5重量%を越える場合、短時間で微生物が放出されるこ
とがあり、徐放剤効果の継続性の点で好ましくない。か
かる含水率とするためには、乾燥温度を−20〜50℃
として上記の含水率範囲となるようにコントロールすれ
ばよく、かかる乾燥温度が−20℃未満では乾燥速度が
遅くなり、50℃を越えると微生物が死滅することがあ
り好ましくない。乾燥時間に特に制限されないが、通常
1〜50時間程度で実施される。
有層(以下微生物含有層と略称する)の含水率は1〜1
5重量%、更には、含水率が2〜9重量%程度になるよ
うに乾燥させるのが好ましい。かかる含水率が1重量%
未満では微生物が死滅する場合があり、一方含水率が1
5重量%を越える場合、短時間で微生物が放出されるこ
とがあり、徐放剤効果の継続性の点で好ましくない。か
かる含水率とするためには、乾燥温度を−20〜50℃
として上記の含水率範囲となるようにコントロールすれ
ばよく、かかる乾燥温度が−20℃未満では乾燥速度が
遅くなり、50℃を越えると微生物が死滅することがあ
り好ましくない。乾燥時間に特に制限されないが、通常
1〜50時間程度で実施される。
【0017】基材上への微生物の担持量は、塗布液中の
微生物の濃度と塗布膜厚さで調整され、1×107 〜
2×1014個/m2とするのが好ましく、かかる担持量
が1×107個/m2未満では、微生物量が少なくて生
ゴミの悪臭を抑える効果が低下することがあり、一方2
×1014個/m2を越えると微生物含有層中での微生物
の増殖により、かかる含有層が基材から、断片的に一部
剥がれ落ちたりして、徐放性の継続性に問題がおこるこ
とがあり好ましくない。
微生物の濃度と塗布膜厚さで調整され、1×107 〜
2×1014個/m2とするのが好ましく、かかる担持量
が1×107個/m2未満では、微生物量が少なくて生
ゴミの悪臭を抑える効果が低下することがあり、一方2
×1014個/m2を越えると微生物含有層中での微生物
の増殖により、かかる含有層が基材から、断片的に一部
剥がれ落ちたりして、徐放性の継続性に問題がおこるこ
とがあり好ましくない。
【0018】また、微生物含有層の厚みとしては、10
〜1000μm程度が実用的である。
〜1000μm程度が実用的である。
【0019】かくして本発明の微生物徐放剤が得られる
のであるが、かかる微生物徐放剤は、生ゴミ用のゴミ袋
として用いたり、土壌改良用のシートとして用いられ
る。
のであるが、かかる微生物徐放剤は、生ゴミ用のゴミ袋
として用いたり、土壌改良用のシートとして用いられ
る。
【0020】かかるゴミ袋に用いる場合には、微生物を
含有する面を内側にして使用することにより、微生物が
生ゴミ中で徐放されて、繁殖して、腐敗菌等の繁殖を抑
えるため悪臭が低減する。なお、生ゴミがある程度の期
間貯蔵され、すでに腐敗、悪臭、ウジ、ハエなどの発生
が認められる場合にも悪臭低減に有効である。その場合
は、生ゴミを一旦高温殺菌してから接触させるとより効
果が現れる。
含有する面を内側にして使用することにより、微生物が
生ゴミ中で徐放されて、繁殖して、腐敗菌等の繁殖を抑
えるため悪臭が低減する。なお、生ゴミがある程度の期
間貯蔵され、すでに腐敗、悪臭、ウジ、ハエなどの発生
が認められる場合にも悪臭低減に有効である。その場合
は、生ゴミを一旦高温殺菌してから接触させるとより効
果が現れる。
【0021】また、土壌改良剤として用いれば、畑や果
樹園等の土壌中の有効微生物の定着性を高め作物に好影
響を与えることができる。その場合、微生物を含有する
層を土壌に接触させるように設置すると雨水や灌水によ
り、バインダーが微生物の放出機能を発揮しはじめ微生
物の一部が土壌中に溶け出し、しかも特定微生物が長期
に亘り徐々に放出され、土壌中が改良されるのである。
更にシードテープ、マルチシートの替りに用いればそれ
らの用途と本願発明の目的を同時に達成できる。また、
上記のゴミ袋に生ゴミを入れた袋は、堆肥化するのでそ
のまま粉砕され土壌改良剤として用いることも有用であ
る。
樹園等の土壌中の有効微生物の定着性を高め作物に好影
響を与えることができる。その場合、微生物を含有する
層を土壌に接触させるように設置すると雨水や灌水によ
り、バインダーが微生物の放出機能を発揮しはじめ微生
物の一部が土壌中に溶け出し、しかも特定微生物が長期
に亘り徐々に放出され、土壌中が改良されるのである。
更にシードテープ、マルチシートの替りに用いればそれ
らの用途と本願発明の目的を同時に達成できる。また、
上記のゴミ袋に生ゴミを入れた袋は、堆肥化するのでそ
のまま粉砕され土壌改良剤として用いることも有用であ
る。
【0022】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。なお、例中「%」、「部」とあるのは、断りのな
い限り重量基準を意味する。
する。なお、例中「%」、「部」とあるのは、断りのな
い限り重量基準を意味する。
【0023】実施例1
ケン化度87.5モル%、平均重合度1750のポリビ
ニルアルコール(日本合成化学工業社製「ゴーセノール
GH−17」)70部を水400部に溶解した。また、
微生物としては、放線菌、光合成細菌を含有するサン興
産業社製「サイオンEM2号」7部に糖蜜を7部を入
れ、水16部で希釈して撹拌し、45℃以下で40時間
発酵させた発酵液(微生物濃度1×108個/ml)用
いた。上記ポリビニルアルコール水溶液470部に上記
発酵液30部を添加した。
ニルアルコール(日本合成化学工業社製「ゴーセノール
GH−17」)70部を水400部に溶解した。また、
微生物としては、放線菌、光合成細菌を含有するサン興
産業社製「サイオンEM2号」7部に糖蜜を7部を入
れ、水16部で希釈して撹拌し、45℃以下で40時間
発酵させた発酵液(微生物濃度1×108個/ml)用
いた。上記ポリビニルアルコール水溶液470部に上記
発酵液30部を添加した。
【0024】上記混合液を厚さ100μmのポリエチレ
ンフィルム上に35ミルのアプリケーターを用いてコー
ティングして、30℃で24時間乾燥して膜厚160μ
mの微生物含有層を形成させ、該層の含水率が7%、微
生物の担持量1×108 個/m2の微生物徐放剤を得
た。得られた微生物徐放剤を以下の様に評価した。
ンフィルム上に35ミルのアプリケーターを用いてコー
ティングして、30℃で24時間乾燥して膜厚160μ
mの微生物含有層を形成させ、該層の含水率が7%、微
生物の担持量1×108 個/m2の微生物徐放剤を得
た。得られた微生物徐放剤を以下の様に評価した。
【0025】(臭気)かかる微生物徐放剤の微生物含有
層が内側となるようにゴミ袋(650×800mm)を
作製して、その中に破砕生ゴミ5kg入れて袋の口を閉
じて、40℃で、5時間放置後、口をほどいて放置前後
の臭気を比較して以下のように評価した。 ○・・・ほとんど変化なし △・・・放置後の方が少し臭う ×・・・放置後の方がかなり臭う
層が内側となるようにゴミ袋(650×800mm)を
作製して、その中に破砕生ゴミ5kg入れて袋の口を閉
じて、40℃で、5時間放置後、口をほどいて放置前後
の臭気を比較して以下のように評価した。 ○・・・ほとんど変化なし △・・・放置後の方が少し臭う ×・・・放置後の方がかなり臭う
【0026】(収穫量)かかる微生物徐放剤を畝建して
植えた大根苗の間に畝に沿って幅30cmで配置した。
灌水は雨がないときのみ行い、3ヶ月後に収穫した大根
10株についてその重量を測定し、1本あたりの平均値
を調べ、微生物徐放剤中に含まれる微生物と同じ菌数の
微生物を大根の種まき時に1回だけ蒔いた場合の1本あ
たりの平均値と比較して以下の様に評価した。 ◎・・・2倍以上 ○・・・1.2〜2倍未満
植えた大根苗の間に畝に沿って幅30cmで配置した。
灌水は雨がないときのみ行い、3ヶ月後に収穫した大根
10株についてその重量を測定し、1本あたりの平均値
を調べ、微生物徐放剤中に含まれる微生物と同じ菌数の
微生物を大根の種まき時に1回だけ蒔いた場合の1本あ
たりの平均値と比較して以下の様に評価した。 ◎・・・2倍以上 ○・・・1.2〜2倍未満
【0027】実施例2
実施例1で35ミルのアプリケータに替えて100ミル
のアプリケータを用いて、塗布を行い、30℃で、48
時間乾燥させ、膜厚500μmの塗膜を形成させ、該層
の含水率が9%、微生物の担持量3×108 個/m2の
微生物徐放剤を作製して、実施例1と同様に評価した。
のアプリケータを用いて、塗布を行い、30℃で、48
時間乾燥させ、膜厚500μmの塗膜を形成させ、該層
の含水率が9%、微生物の担持量3×108 個/m2の
微生物徐放剤を作製して、実施例1と同様に評価した。
【0028】実施例3
実施例1で、ケン化度87.5モル%、予約重合度17
50のポリビニルアルコール(日本合成化学工業社製
「ゴーセノールGH−17」)に替えて、ケン化度9
8.5モル%、平均重合度2000のポリビニルアルコ
ール(日本合成化学工業社製「ゴーセノールNH−1
8」)を用いた以外は同様に実施し、同様に評価した。
50のポリビニルアルコール(日本合成化学工業社製
「ゴーセノールGH−17」)に替えて、ケン化度9
8.5モル%、平均重合度2000のポリビニルアルコ
ール(日本合成化学工業社製「ゴーセノールNH−1
8」)を用いた以外は同様に実施し、同様に評価した。
【0029】実施例4
実施例1において、サン興産業社製「サイオンEM2
号」に替えて、光合成細菌のみを含有する「サイオンE
M3号」を用いた以外は同様に実施して、同様に評価し
た。
号」に替えて、光合成細菌のみを含有する「サイオンE
M3号」を用いた以外は同様に実施して、同様に評価し
た。
【0030】実施例5
実施例1において、サン興産業社製「サイオンEM2
号」に替えて、乳酸菌、酵母、放線菌、光合成細菌を含
有する「サイオンEM1号」を用いた以外は同様に実施
して、同様に評価した。実施例1〜5の評価結果を表1
に示す。
号」に替えて、乳酸菌、酵母、放線菌、光合成細菌を含
有する「サイオンEM1号」を用いた以外は同様に実施
して、同様に評価した。実施例1〜5の評価結果を表1
に示す。
【0031】
【0032】
【発明の効果】本発明の微生物徐放剤は、バインダーを
用いて基材上に乳酸菌、放線菌、光合成細菌、酵母及び
糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微生物を固着せ
しめてなり、かつ該バインダーが水と接触した時に該微
生物を放出する性質を有する高分子であるため、特定微
生物を適度に徐放するのでゴミ袋や土壌改良剤として有
用である。
用いて基材上に乳酸菌、放線菌、光合成細菌、酵母及び
糸状菌から選ばれる1種又は2種以上の微生物を固着せ
しめてなり、かつ該バインダーが水と接触した時に該微
生物を放出する性質を有する高分子であるため、特定微
生物を適度に徐放するのでゴミ袋や土壌改良剤として有
用である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
// C09K 101:00 B09B 3/00 ZABD
Claims (4)
- 【請求項1】 バインダーを用いて基材上に乳酸菌、放
線菌、光合成細菌、酵母及び糸状菌から選ばれる1種又
は2種以上の微生物を固着せしめてなり、かつ該バイン
ダーが水と接触した時に該微生物を放出する性質を有す
る高分子であることを特徴とする微生物徐放剤。 - 【請求項2】 高分子がポリビニルアルコール系樹脂で
あることを特徴とする請求項1記載の微生物徐放剤。 - 【請求項3】 10〜1000μmの厚みで基材上に微
生物を含有する層を形成させてなることを特徴とする請
求項1あるいは2記載の微生物徐放剤。 - 【請求項4】 基材がフィルム状あるいはシート状であ
ることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の微生物
徐放剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259309A JP2003061652A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 微生物徐放剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001259309A JP2003061652A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 微生物徐放剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061652A true JP2003061652A (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=19086700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001259309A Pending JP2003061652A (ja) | 2001-08-29 | 2001-08-29 | 微生物徐放剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003061652A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008135845A1 (en) * | 2007-05-08 | 2008-11-13 | T.T.B.S. Llc | Bag for the collection of organic waste and method for its manufacturing |
JP2012229352A (ja) * | 2011-04-27 | 2012-11-22 | Daiwa House Industry Co Ltd | 土壌改質剤および土壌改質剤を用いた土壌改質方法 |
JP2013039571A (ja) * | 2005-06-15 | 2013-02-28 | Central Research Institute Of Electric Power Industry | 微生物活性制御物質供給方法及びその装置並びにそれを利用した環境浄化方法及びバイオリアクター |
CN104784725A (zh) * | 2015-04-15 | 2015-07-22 | 范承举 | 一种生物除臭剂、其制备方法及生物杀虫剂 |
CN112340953A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-09 | 江苏康伦生物环保科技有限公司 | 一种河湖重污染底泥生物修复剂及底泥原位生物锁定方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62187190A (ja) * | 1986-02-12 | 1987-08-15 | 菅沼 淳 | 生ゴミを堆肥化する方法 |
JPH05146769A (ja) * | 1991-10-24 | 1993-06-15 | Yoshinobu Oshiro | 生ごみの処理容器及び該容器を用いた生ごみの処理方法 |
JPH08281245A (ja) * | 1995-04-17 | 1996-10-29 | Nikko:Kk | 生ゴミ処理剤、生ゴミ処理剤の製造方法および散布用脱臭剤 |
JP2000117233A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-25 | Shigetoshi Suzuki | 生ごみ等の処理方法 |
JP2001054779A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Shigetoshi Suzuki | 生ごみ等の処理方法 |
-
2001
- 2001-08-29 JP JP2001259309A patent/JP2003061652A/ja active Pending
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CN112340953A (zh) * | 2020-11-10 | 2021-02-09 | 江苏康伦生物环保科技有限公司 | 一种河湖重污染底泥生物修复剂及底泥原位生物锁定方法 |
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Legal Events
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