JP2724654B2 - 練りローラ横振り装置 - Google Patents
練りローラ横振り装置Info
- Publication number
- JP2724654B2 JP2724654B2 JP4200080A JP20008092A JP2724654B2 JP 2724654 B2 JP2724654 B2 JP 2724654B2 JP 4200080 A JP4200080 A JP 4200080A JP 20008092 A JP20008092 A JP 20008092A JP 2724654 B2 JP2724654 B2 JP 2724654B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- roller
- kneading roller
- cylindrical cam
- cam member
- Prior art date
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷機のインキ装置に
関し、特に、複数の練りローラのための横振り装置に関
する。
関し、特に、複数の練りローラのための横振り装置に関
する。
【０００２】
【発明の背景】印刷機のインキ装置にあっては、インキ
つぼに貯留されたインキがドクタローラによって適量づ
つ取り出され、多数のローラ群を経た後、着けローラに
よって版面に供給される。このようなローラ群によるイ
ンキの供給経路において、インキの分裂と転移が繰り返
され、インキはローラ表面に均一化されていく。ローラ
群のうち特に、ゴムローラと接触する金属製の練りロー
ラを、例えば版胴の２回転につき軸方向に１往復横振り
させることにより、印刷障害であるゴーストやショック
目の発生を防止することができる。
つぼに貯留されたインキがドクタローラによって適量づ
つ取り出され、多数のローラ群を経た後、着けローラに
よって版面に供給される。このようなローラ群によるイ
ンキの供給経路において、インキの分裂と転移が繰り返
され、インキはローラ表面に均一化されていく。ローラ
群のうち特に、ゴムローラと接触する金属製の練りロー
ラを、例えば版胴の２回転につき軸方向に１往復横振り
させることにより、印刷障害であるゴーストやショック
目の発生を防止することができる。
【０００３】
【従来の技術】練りローラのための横振り装置として、
特開昭６１−２４９７５４号公報にあっては、揺動され
るアームによって練りローラを軸方向に往復させる技術
が開示されているが、このようなアーム揺動方式は、そ
の揺動運動のために多大なスペースを必要とするという
難点がある。
特開昭６１−２４９７５４号公報にあっては、揺動され
るアームによって練りローラを軸方向に往復させる技術
が開示されているが、このようなアーム揺動方式は、そ
の揺動運動のために多大なスペースを必要とするという
難点がある。
【０００４】また、特公昭４７−４９５２５号公報にあ
っては、揺動アームを使用せず、円筒カムによって直接
的に練りローラを横振りさせる技術が開示されている
が、この技術は、練りローラの支持構造が複雑で、従っ
て、多数の構成部品を必要とするという問題がある。
っては、揺動アームを使用せず、円筒カムによって直接
的に練りローラを横振りさせる技術が開示されている
が、この技術は、練りローラの支持構造が複雑で、従っ
て、多数の構成部品を必要とするという問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した問
題に鑑みてなされ、進歩した練りローラ横振り装置を提
供するもので、その目的は、コンパクトで、構成部品点
数の少ない装置とすることにある。
題に鑑みてなされ、進歩した練りローラ横振り装置を提
供するもので、その目的は、コンパクトで、構成部品点
数の少ない装置とすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このために、本発明に係
る練りローラ横振り装置は、印刷機の側壁（１）間に回
転及び軸方向移動自在に配設された複数の練りローラ
（２）と、これらの練りローラ（２）のほぼ中心位置に
おいて回転自在に側壁（１）に支承され、外周にカム溝
（５）を有する円筒カム部材（４）と、練りローラ
（２）の端部に、この練りローラ（２）の回転を許容し
つつ係合されるとともに、カム溝（５）に係入するカム
フオロア（１０）を有する当接部（１１）が円筒カム部
材（４）に当接してスライドされるクランク部材（９）
と、円筒カム部材（４）を駆動するとともに、練りロー
ラ（２）が軸方向に移動しつつ常時噛合して駆動される
ドライブギヤ（１４）と、を有するものである。
る練りローラ横振り装置は、印刷機の側壁（１）間に回
転及び軸方向移動自在に配設された複数の練りローラ
（２）と、これらの練りローラ（２）のほぼ中心位置に
おいて回転自在に側壁（１）に支承され、外周にカム溝
（５）を有する円筒カム部材（４）と、練りローラ
（２）の端部に、この練りローラ（２）の回転を許容し
つつ係合されるとともに、カム溝（５）に係入するカム
フオロア（１０）を有する当接部（１１）が円筒カム部
材（４）に当接してスライドされるクランク部材（９）
と、円筒カム部材（４）を駆動するとともに、練りロー
ラ（２）が軸方向に移動しつつ常時噛合して駆動される
ドライブギヤ（１４）と、を有するものである。
【０００７】
【作用】ドライブギヤ（１４）によって中心位置の円筒
カム部材（４）が回転されると、複数の練りローラ
（２）は、カム溝（５）に係入するカムフオロワ（１
０）を有するクランク部材（９）によって、軸方向に往
復運動され、かつ、この時、ドライブギヤ（１４）によ
って各練りローラ（２）は回転される。
カム部材（４）が回転されると、複数の練りローラ
（２）は、カム溝（５）に係入するカムフオロワ（１
０）を有するクランク部材（９）によって、軸方向に往
復運動され、かつ、この時、ドライブギヤ（１４）によ
って各練りローラ（２）は回転される。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
き詳細に説明する。図１は、本発明に係る練りローラ横
振り装置の一実施例を示す断面図、図２は、図１の右方
向から視た配置図、図３は、クランク部材単体の斜視図
である。
き詳細に説明する。図１は、本発明に係る練りローラ横
振り装置の一実施例を示す断面図、図２は、図１の右方
向から視た配置図、図３は、クランク部材単体の斜視図
である。
【０００９】図面において、符号（１）は印刷機の側壁
を示し、この側壁（１）は、図示しないもう一方の側壁
と対を成して、練りローラ（２）を始めとする多数のロ
ーラ群の支持基体をなしている。ブッシュ（３）を介し
て側壁（１）間に回転及び軸方向移動自在に支承された
練りローラ（２）は、図２に示すように複数本存在して
おり、また、このような練りローラ（２）には図示しな
いゴム製のフリーローラが対接して、インキの分裂及び
転移を生じさせるインキローラ群を構成している。
を示し、この側壁（１）は、図示しないもう一方の側壁
と対を成して、練りローラ（２）を始めとする多数のロ
ーラ群の支持基体をなしている。ブッシュ（３）を介し
て側壁（１）間に回転及び軸方向移動自在に支承された
練りローラ（２）は、図２に示すように複数本存在して
おり、また、このような練りローラ（２）には図示しな
いゴム製のフリーローラが対接して、インキの分裂及び
転移を生じさせるインキローラ群を構成している。
【００１０】図２に示すように、複数の練りローラ
（２）のほぼ中心位置に円筒カム部材（４）が配設され
ている。この円筒カム部材（４）には、外周に曲線形状
のカム溝（５）が設けられており、側壁（１）に植設さ
れたシャフト（６）及びベアリング（７）により、回転
自在に支承されている。なお、（８）は、円筒カム部材
（４）のギヤ部を示す。
（２）のほぼ中心位置に円筒カム部材（４）が配設され
ている。この円筒カム部材（４）には、外周に曲線形状
のカム溝（５）が設けられており、側壁（１）に植設さ
れたシャフト（６）及びベアリング（７）により、回転
自在に支承されている。なお、（８）は、円筒カム部材
（４）のギヤ部を示す。
【００１１】練りローラ（２）と円筒カム部材（４）と
を関係付けるものが図３に示された大略Ｌ字状のクラン
ク部材（９）である。このクランク部材（９）は、練り
ローラ（２）の回転を妨げることがないように練りロー
ラ（２）の端部に遊結され、軸方向移動のみが一体とな
るようになされており、Ｌ字状に曲折した他端には、円
筒カム部材（４）のカム溝（５）に係入するカムフオロ
ワ（１０）を有している。このカムフオロワ（１０）を
有する当接部（１１）は、図３に示すように、円筒カム
部材（４）の外周に適合した２条の曲面部分を有してお
り、円筒カム部材（４）の外周に当接してスライドする
ようになっている。なお、この曲面部分を潤滑性の良好
な金属で別製することとしてもよい。
を関係付けるものが図３に示された大略Ｌ字状のクラン
ク部材（９）である。このクランク部材（９）は、練り
ローラ（２）の回転を妨げることがないように練りロー
ラ（２）の端部に遊結され、軸方向移動のみが一体とな
るようになされており、Ｌ字状に曲折した他端には、円
筒カム部材（４）のカム溝（５）に係入するカムフオロ
ワ（１０）を有している。このカムフオロワ（１０）を
有する当接部（１１）は、図３に示すように、円筒カム
部材（４）の外周に適合した２条の曲面部分を有してお
り、円筒カム部材（４）の外周に当接してスライドする
ようになっている。なお、この曲面部分を潤滑性の良好
な金属で別製することとしてもよい。
【００１２】ピン（１２）及びベアリング（１３）によ
って、側壁（１）に回転自在に支承されたドライブギヤ
（１４）は、第１のギヤ部（１５）及び第２のギヤ部
（１６）を有している。このうち、第１のギヤ部（１
５）は、印刷機本体の駆動力を伝達する伝達ギヤ（１
７）と噛合するとともに、軸方向に移動する練りローラ
（２）の端部のギヤ（１８）と常時噛合関係を保ち、練
りローラ（２）に回転力を付与する。また、第２のギヤ
部（１６）は、円筒カム部材（４）のギヤ部（８）と噛
合して、この円筒カム部材（４）に回転力を付与する。
なお、印刷機本体の駆動は、適宜のギヤ（１９）によっ
て、更に他の練りローラ（２）に伝達することができ
る。
って、側壁（１）に回転自在に支承されたドライブギヤ
（１４）は、第１のギヤ部（１５）及び第２のギヤ部
（１６）を有している。このうち、第１のギヤ部（１
５）は、印刷機本体の駆動力を伝達する伝達ギヤ（１
７）と噛合するとともに、軸方向に移動する練りローラ
（２）の端部のギヤ（１８）と常時噛合関係を保ち、練
りローラ（２）に回転力を付与する。また、第２のギヤ
部（１６）は、円筒カム部材（４）のギヤ部（８）と噛
合して、この円筒カム部材（４）に回転力を付与する。
なお、印刷機本体の駆動は、適宜のギヤ（１９）によっ
て、更に他の練りローラ（２）に伝達することができ
る。
【００１３】次に、作用について説明すると、ドライブ
ギヤ（１４）の第２のギヤ部（１６）によって複数の練
りローラ（２）の中心位置の円筒カム部材（４）が回転
されると、これら複数の練りローラ（２）は、円筒カム
部材（４）のカム溝（５）に係入するカムフオロワ（１
０）を有するクランク部材（９）により、軸方向に往復
運動される。この時、クランク部材（９）は、円筒カム
部材（４）の外周に沿って規制される状態で練りローラ
（２）の軸方向にスライド運動を行う。また、ドライブ
ギヤ（１４）の第１のギヤ部（１５）により、複数の練
りローラ（２）は回転され続けており、このような回転
と横振り運動により、対接するゴムローラとの間でイン
キの分裂、転移、そして均一化が一層促進されることと
なる。
ギヤ（１４）の第２のギヤ部（１６）によって複数の練
りローラ（２）の中心位置の円筒カム部材（４）が回転
されると、これら複数の練りローラ（２）は、円筒カム
部材（４）のカム溝（５）に係入するカムフオロワ（１
０）を有するクランク部材（９）により、軸方向に往復
運動される。この時、クランク部材（９）は、円筒カム
部材（４）の外周に沿って規制される状態で練りローラ
（２）の軸方向にスライド運動を行う。また、ドライブ
ギヤ（１４）の第１のギヤ部（１５）により、複数の練
りローラ（２）は回転され続けており、このような回転
と横振り運動により、対接するゴムローラとの間でイン
キの分裂、転移、そして均一化が一層促進されることと
なる。
【００１４】
【発明の効果】本発明に係る練りローラ横振り装置によ
れば、極めて少ないスペースの中で、かつ、僅かな構成
部品によって、複数の練りローラに回転及び横振り運動
を生起させ、ゴーストやショック目といった印刷障害の
発生を防止できるという有意義な効果がある。
れば、極めて少ないスペースの中で、かつ、僅かな構成
部品によって、複数の練りローラに回転及び横振り運動
を生起させ、ゴーストやショック目といった印刷障害の
発生を防止できるという有意義な効果がある。
【図１】本発明に係る練りローラ横振り装置の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】図１の右方向から視た配置図である。
【図３】クランク部材単体の斜視図である。
１ 側壁 ２ 練りローラ ４ 円筒カム部材 ５ カム溝 ８ ギヤ部 ９ クランク部材 １０ カムフオロワ １１ 当接部 １４ ドライブギヤ １５ 第１のギヤ部 １６ 第２のギヤ部 １７ 伝達ギヤ １８ ギヤ
Claims (1)
- 【請求項１】 印刷機の側壁（１）間に回転及び軸方向
移動自在に配設された複数の練りローラ（２）と、これ
らの練りローラ（２）のほぼ中心位置において回転自在
に前記側壁（１）に支承され、外周にカム溝（５）を有
する円筒カム部材（４）と、前記練りローラ（２）の端
部に、該練りローラ（２）の回転を許容しつつ係合され
るとともに、前記カム溝（５）に係入するカムフオロワ
（１０）を有する当接部（１１）が前記円筒カム部材
（４）に当接してスライドされるクランク部材（９）
と、前記円筒カム部材（４）を駆動するとともに、前記
練りローラ（２）が軸方向に移動しつつ常時噛合して駆
動されるドライブギア（１４）と、有する練りローラ横
振り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4200080A JP2724654B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 練りローラ横振り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4200080A JP2724654B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 練りローラ横振り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06949A JPH06949A (ja) | 1994-01-11 |
| JP2724654B2 true JP2724654B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16418524
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4200080A Expired - Fee Related JP2724654B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 練りローラ横振り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2724654B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109291638A (zh) * | 2018-10-10 | 2019-02-01 | 河南工学院 | 一种胶印机用新型串墨机构 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102004057817A1 (de) * | 2003-12-15 | 2005-07-14 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Changiermechanismus für eine Reibwalze einer Druckmaschine |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4200080A patent/JP2724654B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109291638A (zh) * | 2018-10-10 | 2019-02-01 | 河南工学院 | 一种胶印机用新型串墨机构 |
| CN109291638B (zh) * | 2018-10-10 | 2020-12-01 | 河南工学院 | 一种胶印机用新型串墨机构 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06949A (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
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