JP2723837B2 - 携帯用電子機器の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造 - Google Patents

携帯用電子機器の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造

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JP2723837B2
JP2723837B2 JP15315995A JP15315995A JP2723837B2 JP 2723837 B2 JP2723837 B2 JP 2723837B2 JP 15315995 A JP15315995 A JP 15315995A JP 15315995 A JP15315995 A JP 15315995A JP 2723837 B2 JP2723837 B2 JP 2723837B2
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貴久 大澤
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NEC Shizuoca Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯用電子機器の開口部
の防滴/防水用パッキン押さえ構造に関し、特に筐体間
の当接面を密閉するパッキン押さえ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパッキン押さえ構造で
は、図3に示す第1の例のように、筐体11間の当接面
を密閉するパッキン12を押さえる為、その近傍に複数
のねじ13を均等に配置して、このねじ13を均等に締
めることによってパッキン12に全体に均一な押さえる
力を発生させている。
【0003】また図4に示す第2の従来例においては、
筐体14を一側面にてヒンジ構造で開閉自在に一体化さ
せ、その反対側面で、フック16を筐体14間に掛ける
事でパッキン15を押さえる力を発生させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図3に示すような従来
の技術では、機器の操作者が機器の内部にある電池の着
脱あるいは通信ケーブル、ICカード等の着脱をしよう
とする場合には、ねじ13を取り外す工具が必要とな
り、かつ取り外し工数も多くかかり、簡単には作業を実
施出来ない。
【0005】また図4に示すような従来技術では、パッ
キン15全体に均一な押さえる力を発生させる為にはフ
ック16を複数個設けなければならない。また、仮に単
数個のフック16のみでパッキン15全体に均一に押さ
える力を発生させたとしても、フック16自体が機器の
側面より突出していれば機器の操作者の携帯性、手持ち
性を損なう結果となる。また機能本位の形状を強いられ
るフック16は、機器全体のデザインをまとめる上で障
害となっている。更に、上述のように機器の操作者が機
器の開閉を行う場合には、比較的大きな操作力を必要と
する。
【0006】本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑
み、簡単な構造でかつ小さな操作力でパッキン全体を均
一に押さえて高い信頼度の防滴/防水性を達成し、また
外観デザイン的にも問題のない携帯用電子機器の開口部
の防滴/防水用パッキン押さえ構造を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の携帯用電子機器
の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造は、蝶着手
段により開閉自在にあい対して配置された第1及び第2
の筐体と、この第1及び第2の筐体間の閉状態における
当接面を密閉するパッキン材と、前記第1及び第2の少
なくとも一方の筐体の前記当接面と垂直な一面に前記当
接面がなす直線に対し傾斜をつけて形成された第1の段
付き部と、前記第1及び第2の筐体の一方側に回動自在
且つ摺動自在に支持され前記第1の段付き部に合致する
傾斜をなす第2の段付き部を有して前記一面に着接する
係着部材と、この係着部材の一端に設けられた偏心カム
とを備えてなり;前記一面に着接した状態の前記係着部
材が前記偏心カムの回転によって前記直線方向に摺動す
ることにより前記第1及び第2の段付き部の傾斜部分が
互いに喰い付いて前記第1及び第2の筐体間を密着すべ
くしたものである。
【0008】この携帯用電子機器の開口部の防滴/防水
用パッキン押さえ構造において、前記蝶着手段がヒンジ
機構であり、前記偏心カムは操作つまみと連接してい
る。
【0009】また前記偏心カムには回り止め手段が設け
られており、さらに前記第1及び第2の段付き部には前
記摺動したとき互いに噛み合う係合部材がそれぞれ設け
られている。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示し、(a)は
係着部材を外した状態、(b)は係着部材を掛けた状態
をそれぞれ示す斜視図、図2は図1(b)における要部
を示す断面図である。
【0012】図1に示す携帯用電子機器において、互い
にあい対して設けられるアッパーケース1とロアケース
2は、一側面にてヒンジ機構3により開閉自在に蝶着さ
れて組立てられ、閉状態のときの当接面にパッキン4を
挟み込み、アッパーケース1とロアケース2との開口部
(当接面)の防滴/防水の効果を得るための主要部を形
成している。このアッパーケース1とロアケース2の当
接面に対し垂直な一面、即ちヒンジ機構3のある一側面
とは反対側の面には、アッパーケース1,ロアケース2
を密接させる方向に力を加え、その結果、パッキン4を
密着させるための係着部材としてのフック7が係着す
る。
【0013】フック7は、ある厚みをもった長方形の板
状をなし、一方の短辺の端部に偏心したカム6を有し、
他方の短辺の隅部に圧入して設けたスライドピン8がロ
アケース2の下端部の穴に嵌合し、ここを支点としてア
ッパーケース1,ロアケース2の当接面方向に回転自在
となり、アッパーケース1,ロアケース2の当接面に着
接する。またスライドピン8は、嵌合したロアケース2
の下端部の穴内を軸方向に摺動でき、従ってフック7は
アッパーケース1,ロアケース2の当接面がなす直線方
向に摺動しうる。またフック7のカム6が存在する側に
は、その長辺方向端部の板厚部側面に、カム6側からス
ライドピン8側に向って次第に広くなる傾斜面10が設
けられる。なおカム6は、フック7の表面側にある操作
つまみ5と連接している。
【0014】一方、フック7が着接するべきアッパーケ
ース1,ロアケース2の当接面には、フック7の厚み分
相当が切り欠かれた段付き部となり、その段付き部の面
は、フック7の傾斜面10と合致する傾斜面9となっ
て、アッパーケース1,ロアケース2の当接面がなす直
線方向に対し傾斜している。このような傾斜面9を有す
る段付き部に、フック7が嵌まり込むように着接するの
で、フック7はアッパーケース1,ロアケース2の前面
より突出することがなく、機器の外観デザイン上の配慮
が施されている。
【0015】このような構成の本実施例において、フッ
ク7によってパッキン4に均一な力を加えて押さえつ
け、防滴/防水のためにアッパーケース1,ロアケース
2間の密着性を高める動作について以下に説明する。
【0016】図1(a)に示す状態では、アッパーケー
ス1とロアケース2はヒンジ機構3を支点にして互いに
当接し閉状態となっているが、それぞれの当接面がパッ
キン4を充分に押さえつける力は発生していない。この
状態から、スライドピン8を支点にしてフック7を回転
させて起こし、図1(b)に示すように、フック7をア
ッパーケース1,ロアケース2の当接面に掛けるように
着接させる。次に、フック7の表面側にある操作つまみ
5を回わすと、図2に示すように、操作つまみ5に連接
されているカム6が回転する。
【0017】偏心したカム6が回転すると、アッパーケ
ース1,ロアケース2及びパッキン4に当接したカム6
の部分の偏心作用により、フック7は図2のようにスラ
イドピン8の軸方向に摺動する。この摺動により、フッ
ク7の傾斜面10がアッパーケース1,ロアケース2の
当接面の傾斜面9に次第に喰い込んで行く。フック7の
摺動が進むにつれ、傾斜面9,10の喰い込みが強くな
り、その結果、アッパーケース1,ロアケース2の当接
面の密接度が増し、当接面に挟み込まれたパッキン4を
均一にかつ充分に押さえつける力が発生し、パッキン4
の密着度を高めることができ、当接面の防滴/防水性を
向上することができる。
【0018】なお本実施例では、アッパーケース1,ロ
アケース2及びフック7において、傾斜面9及び傾斜面
10を対照的に2組配置した場合を例示したが、傾斜面
9と傾斜面10を片側のみの1組だけ設ける構成として
も、上述したのとほぼ同様の作用・効果を得ることがで
きる。
【0019】また、傾斜面9,10の喰い込み力が摩擦
となって、カム6に対する回り止め作用を発揮するが、
万一、操作つまみ5の誤操作などが発生した場合のカム
6の回り止め対策として、クリック式のボールプランジ
ャ及びラチェット機構などをカム6に併設してもよい。
【0020】さらに、傾斜面9,10には、フック7の
摺動が進んだときに互いに噛み合うごとき係合部材(例
えば、凹凸部など)をそれぞれ設け、フック7が誤って
スライドピン8を支点に開いてしまうのを防止するごと
き構成としてもよい。このように、カム6の回り止め、
或いはフック7の開き防止などの対策を施した構成を付
加することにより、携帯用電子機器としての高い完成度
を追及することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、機
器筐体間の開口部(当接面)に設けられたパッキンを全
体に均一に押さえる事が可能となり、その防滴/防水性
の信頼度を向上させることができる。また、その操作力
を比較的小さくする事ができ、容易な機器の開閉と信頼
度の高い防滴/防水性を両立できる。
【0022】更に、フック(係着部材)自体を機器より
突出させる事がなく、機器の操作者の携帯性、手持ち性
を損なう事はなく、デザイン的にもまとめやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は係着部材を
外した状態の斜視図、(b)は係着部材を掛けた状態の
斜視図である。
【図2】図1(b)における要部を示す断面図である。
【図3】第1の従来例を示す斜視図である。
【図4】第2の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アッパーケース 2 ロアケース 3 ヒンジ機構 4 パッキン 5 操作つまみ 6 カム 7 フック 8 スライドピン 9,10 傾斜面 11,14 筐体 12,15 パッキン 13 ねじ 16 フック

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蝶着手段により開閉自在にあい対して配
    置された第1及び第2の筐体と、この第1及び第2の筐
    体間の閉状態における当接面を密閉するパッキン材と、
    前記第1及び第2の少なくとも一方の筐体の前記当接面
    と垂直な一面に前記当接面がなす直線に対し傾斜をつけ
    て形成された第1の段付き部と、前記第1及び第2の筐
    体の一方側に回動自在且つ摺動自在に支持され前記第1
    の段付き部に合致する傾斜をなす第2の段付き部を有し
    て前記一面に着接する係着部材と、この係着部材の一端
    に設けられた偏心カムとを備えてなり;前記一面に着接
    した状態の前記係着部材が前記偏心カムの回転によって
    前記直線方向に摺動することにより前記第1及び第2の
    段付き部の傾斜部分が互いに喰い付いて前記第1及び第
    2の筐体間を密着すべくしたことを特徴とする携帯用電
    子機器の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造。
  2. 【請求項2】 前記蝶着手段がヒンジ機構である請求項
    1記載の携帯用電子機器の開口部の防滴/防水用パッキ
    ン押さえ構造。
  3. 【請求項3】 前記偏心カムは操作つまみと連接してい
    る請求項1または2記載の携帯用電子機器の開口部の防
    滴/防水用パッキン押さえ構造。
  4. 【請求項4】 前記偏心カムには回り止め手段が設けら
    れている請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯用電
    子機器の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の段付き部には前記摺
    動したとき互いに噛み合う係合部材がそれぞれ設けられ
    ている請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯用電子
    機器の開口部の防滴/防水用パッキン押さえ構造。
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