JP2723658B2 - レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 - Google Patents
レーザcvd法による配線形成方法及びその装置Info
- Publication number
- JP2723658B2 JP2723658B2 JP2178264A JP17826490A JP2723658B2 JP 2723658 B2 JP2723658 B2 JP 2723658B2 JP 2178264 A JP2178264 A JP 2178264A JP 17826490 A JP17826490 A JP 17826490A JP 2723658 B2 JP2723658 B2 JP 2723658B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- semiconductor substrate
- wiring
- light
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Description
置に関するものである。
position)技術、すなわちレーザCVD技術としては、大
別して次の2通りの方式がある。
じる試料表面の局所加熱を利用して、原料化合物分子の
熱解離反応に基づいて導電性薄膜を形成する技術であ
る。
のが用いられる。この技術は主にLSI上に導体配線を直
接描画することを目的としており、種々の研究開発が行
われつつある。
“Supplemental multilevl Interconnects by laser di
rect writing:Application to GaAs digital integrate
d circuits",p1016〜1018.や、森重他、レーザ協会会
報、,vol.12.No2「レーザ直描配線技術のLSI応用」にそ
の報告が開示されている。
し、主として原料化合物分子の光吸収解離反応を利用し
て薄膜を形成する技術である。
(特に絶縁膜)の低温プロセス化を意図して開発されて
きたものであるが、パターン転写光学系を用いてアルミ
ニウム配線を形成する試みもなされている。
osium予稿集,pp.120.に開示されている技術がある。
術には、夫々に以下の如き問題点が存在する。
線をLSI上に直接描画する手段としては現在主流となっ
ている技術であるが、描画開始時点での熱解離反応の種
物質の形成(イニシェーション:Initiation)の制御性
に関して問題がある。
5〜2倍程度に設定して、導電性物質の成長のための種
物質を形成するようになっているが、レーザ光の強度が
大きいために、一度反応が開始されると、爆発的に種物
質の堆積が進行する危険があり、好ましくない。
得るに十分な強度のレーザ光を照射することができず、
イニシェーションが不可能となる場合もある。
は、イニシェーションに関しての上述の如き問題はない
が、次の様な欠点がある。
反応が生ずるために、周辺への堆積が発生して、電気的
リークの原因となると共に、レーザ光を導入するための
窓ガラスへも堆積が生じ、窓ガラスのくもりを招来する
ので、定期的に洗浄や交換を必要とする。
悪く、電気抵抗が高くなってしまうという欠点もある。
なされたものであって、その目的とするところは、安定
した条件下で良質の導電性薄膜を形成することが可能な
レーザCVD法による配線形成方法及びその装置を提供す
ることである。
離反応により導電性物質を形成するための化合物気体を
含む雰囲気中に半導体基板を配置する第1のステップ
と、この半導体基板の一主表面全体に数mW/cm2から数十
mW/cm2のオーダの微弱な紫外光を一括照射して導電性薄
膜形成用の種物質を生成する第2のステップと、その紫
外光の照射後に雰囲気中の活性物質を排気する第3のス
テップと、新たな化合物気体を雰囲気中に再導入する第
4のステップと、しかる後に前記半導体基板表面にレー
ザ光を照射して、その半導体基板表面に導電性物質から
なる配線を形成する第5のステップとを含むことを特徴
としている。
る。
本実施例では、レーザCVD用のレーザ光源としてArレー
ザを使用し、配線用原料化合物としてタングステンカル
ボニルW(CO)6を使用する。
リザーバと呼ばれる容器2中で、ヒータ3により加熱さ
れてガス化されている。このときの蒸気圧は63℃で約1T
orrである。ガス化したW(CO)6の蒸気圧が小さいの
で、キャリアガス4と混合してチェンバ5に送られる。
このキャリアガス4としてはアルゴン等の希ガスを用い
る。
体基板7が設置されている。この半導体基板7は、その
表面にW(CO)6が再凝集しないように、雰囲気ガスの
温度と略等しくなる様に加熱機構8により加熱される。
源14より発射され、ビームエキスパンダ13、ダイクロイ
ックミラー12を介して対物レンズ11へ入射される。この
対物レンズ11により窓ガラス9を介して半導体基板7上
に集光され、この集光部にタングステンが成長し堆積す
る。
とにより、配線状にタングステン薄膜を形成することが
できることになる。
ンズ、16はモニタ用のTVカメラである。
発生するランプ1が付加されており、半導体基板7の少
くとも主表面全体に紫外光を照射可能となっている。
を用いて試料7に対するイニシェーション処理を行うの
である。
配線形成処理動作を説明する。先ず、試料7をチェンバ
5内に入れた後、チェンバ内雰囲気を希ガスにて置換す
る(ステップ21)。そして、原料化合物であるW(CO)
6をリザーバ2内でガス化してチェンバ5内へこれを導
入する(ステップ22)。このときの温度は63℃であり、
蒸気圧は約1Torrとする。
板7の一主表面全体に亘って照射する(ステップ23)。
このときの紫外光の照射強度は数mW/cm2から数十mW/cm2
のオーダの微弱なもので十分である。このステップ23で
は、後のステップでの配線形成用の種物質を形成するの
が目的であるために、微弱な紫外光で十分となる。
を照射したならば(ステップ24)、原料ガスを一度チェ
ンバ5から排気し(ステップ25)、再度同一条件で同一
の原料ガスをチェンバ5内へ導入して(ステップ26)、
Arレーザ光源14によるレーザ照射を行い(ステップ2
7)、レーザCVDによる配線形成をなすのである(ステッ
プ28,29)。
で、原料ガスを入換えるのは、イニシェーション時に気
相中に生じた活性な物質を除去するためである。
W(CO)6は分圧1Torrであり、試料表面上でのArレー
ザ光強度100mW,レーザ集光径2μmのとき、5〜10μm/
sの速度でタングステン配線が直接描画されることにな
る。この場合、紫外ランプ光によるイニシェーションを
既に行っているので、配線直描画開始時にArレーザ光の
強度を大とする必要がなくなるのである。
微弱で良いために、紫外レーザを用いた光解離反応を主
とするCVD法と異なり、窓ガラス9への堆積はほとんど
問題とならない。
り、第1図と同等部分は同一符号により示している。本
実施例では、紫外光を発生するランプ1(第1図)の代
りに、Arレーザ14からの出力光24を波長変換器21により
逓倍して紫外レーザ光23を得るものである。
ミラー22の光路への出し入れにより行うことができる。
また、紫外レーザ光23を半導体基板7の一主表面全体に
亘って照射するには、対物レンズ11のピントをずらして
デフォーカス状態にした上で、XYステージ6によって試
料7を移動して走査すれば十分である。
すぎず、種々の変更が可能であることは勿論である。
な紫外光を試料の全体に照射してイニシェーションを行
っておき、種物質を予め生成しておくようにしたので、
安定した条件でレーザCVD法による配線形成を行うこと
ができるという効果がある。
図、第3図は本発明の実施例の動作を示すフローチャー
トである。 主要部分の符号の説明 1……紫外ランプ 5……チェンバ 7……半導体基板(試料) 14……Arレーザ 21……波長変換器 23……紫外レーザ光
Claims (1)
- 【請求項1】解離反応により導電性物質を形成するため
の化合物気体を含む雰囲気中に半導体基板を配置する第
1のステップと、 この半導体基板の一主表面全体に数mW/cm2から数十mW/c
m2のオーダの微弱な紫外光を一括照射して導電性薄膜形
成用の種物質を生成する第2のステップと、 その紫外光の照射後に雰囲気中の活性物質を排気する第
3のステップと、 新たな化合物気体を雰囲気中に再導入する第4のステッ
プと、 しかる後に前記半導体基板表面にレーザ光を照射して、
その半導体基板表面に導電性物質からなる配線を形成す
る第5のステップと を含むことを特徴とするレーザCVD法による配線形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2178264A JP2723658B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2178264A JP2723658B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0465123A JPH0465123A (ja) | 1992-03-02 |
JP2723658B2 true JP2723658B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=16045451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2178264A Expired - Lifetime JP2723658B2 (ja) | 1990-07-05 | 1990-07-05 | レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2723658B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018111855A (ja) * | 2017-01-11 | 2018-07-19 | 株式会社ブイ・テクノロジー | 配線修正装置および配線修正方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60241219A (ja) * | 1984-05-16 | 1985-11-30 | Nec Corp | レ−ザ利用薄膜形成方法 |
JPS62222073A (ja) * | 1986-03-24 | 1987-09-30 | Mitsubishi Electric Corp | 薄膜形成装置 |
-
1990
- 1990-07-05 JP JP2178264A patent/JP2723658B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0465123A (ja) | 1992-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6150265A (en) | Apparatus for forming materials | |
EP0172604A2 (en) | Method for depositing a micron-size metallic film on a transparent substrate utilizing a visible laser | |
US4612085A (en) | Photochemical patterning | |
JPS60236219A (ja) | プラズマ生成したソースガスを用いた蒸着方法 | |
US4058638A (en) | Method of optical thin film coating | |
JP2723658B2 (ja) | レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 | |
JPS6223450B2 (ja) | ||
EP0466320B1 (en) | Process for preparing a semiconductor device including the selective deposition of a metal | |
JPS59208065A (ja) | レ−ザ金属堆積方法 | |
JP3258121B2 (ja) | Cvd装置 | |
JPS5940525A (ja) | 成膜方法 | |
JPH0573052B2 (ja) | ||
JPS61216449A (ja) | パタ−ン薄膜形成方法及びその装置 | |
JP2002241930A (ja) | 窒化物薄膜作製方法 | |
JP2947036B2 (ja) | 気相成長ダイヤモンドの製造装置 | |
RU2017191C1 (ru) | Способ формирования маскирующего слоя фотошаблона | |
JP2985294B2 (ja) | 配線形成方法 | |
JPH0226892A (ja) | 分子線エピタキシャル成長方法及び装置 | |
JPS5961122A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS60167316A (ja) | 被膜の形成方法 | |
JPH05243211A (ja) | シリコン酸化膜形成方法 | |
JPS6053015A (ja) | レ−ザ照射薄膜形成方法 | |
JPH10125672A (ja) | 絶縁性のフッ素化表面パターンを有する炭素膜とその製造方法 | |
JPH0517291A (ja) | ダイヤモンド薄膜堆積用基板の処理方法 | |
Boyd | Recent advances in laser processing of microelectronic materials and devices |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128 Year of fee payment: 10 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128 Year of fee payment: 10 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128 Year of fee payment: 13 |