JP2723658B2 - レーザcvd法による配線形成方法及びその装置 - Google Patents

レーザcvd法による配線形成方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はレーザCVD法による配線形成方法及びその装
置に関するものである。
従来技術 従来のレーザを光源とする光CVD(Chemical Vapor De
position)技術、すなわちレーザCVD技術としては、大
別して次の2通りの方式がある。
1つは、レーザ光を試料表面に集光することにより生
じる試料表面の局所加熱を利用して、原料化合物分子の
熱解離反応に基づいて導電性薄膜を形成する技術であ
る。
この場合、レーザとしては通常可視または赤外域のも
のが用いられる。この技術は主にLSI上に導体配線を直
接描画することを目的としており、種々の研究開発が行
われつつある。
例えば、J.G.Black et al.,Appl.Phys.Lett.50,1987,
“Supplemental multilevl Interconnects by laser di
rect writing:Application to GaAs digital integrate
d circuits",p1016〜1018.や、森重他、レーザ協会会
報、,vol.12.No2「レーザ直描配線技術のLSI応用」にそ
の報告が開示されている。
他の1つは、紫外域に発振源を有するレーザを使用
し、主として原料化合物分子の光吸収解離反応を利用し
て薄膜を形成する技術である。
この技術は、半導体ウェハー全面への一括成膜工程
(特に絶縁膜)の低温プロセス化を意図して開発されて
きたものであるが、パターン転写光学系を用いてアルミ
ニウム配線を形成する試みもなされている。
例えば、G.S.Higashi et al.,1986,Dry Process Symp
osium予稿集,pp.120.に開示されている技術がある。
これ等従来のレーザCVD技術を用いた導体配線形成技
術には、夫々に以下の如き問題点が存在する。
先ず、前者の熱解離反応を利用した技術では、導体配
線をLSI上に直接描画する手段としては現在主流となっ
ている技術であるが、描画開始時点での熱解離反応の種
物質の形成(イニシェーション:Initiation)の制御性
に関して問題がある。
すなわち、描画開始時にレーザ光の強度を描画中の1.
5〜2倍程度に設定して、導電性物質の成長のための種
物質を形成するようになっているが、レーザ光の強度が
大きいために、一度反応が開始されると、爆発的に種物
質の堆積が進行する危険があり、好ましくない。
また、耐熱性の低い試料の場合には、種物質を形成し
得るに十分な強度のレーザ光を照射することができず、
イニシェーションが不可能となる場合もある。
次に、後者の主として光解離反応を利用する技術で
は、イニシェーションに関しての上述の如き問題はない
が、次の様な欠点がある。
すなわち、試料表面の吸着層だけでなく、気相中でも
反応が生ずるために、周辺への堆積が発生して、電気的
リークの原因となると共に、レーザ光を導入するための
窓ガラスへも堆積が生じ、窓ガラスのくもりを招来する
ので、定期的に洗浄や交換を必要とする。
また、加熱効果が不充分であるため、形成後の膜質が
悪く、電気抵抗が高くなってしまうという欠点もある。
発明の目的 そこで、本発明はかかる従来技術の欠点を解決すべく
なされたものであって、その目的とするところは、安定
した条件下で良質の導電性薄膜を形成することが可能な
レーザCVD法による配線形成方法及びその装置を提供す
ることである。
発明の構成 本発明によるレーザCVD法による配線形成方法は、解
離反応により導電性物質を形成するための化合物気体を
含む雰囲気中に半導体基板を配置する第1のステップ
と、この半導体基板の一主表面全体に数mW/cm2から数十
mW/cm2のオーダの微弱な紫外光を一括照射して導電性薄
膜形成用の種物質を生成する第2のステップと、その紫
外光の照射後に雰囲気中の活性物質を排気する第3のス
テップと、新たな化合物気体を雰囲気中に再導入する第
4のステップと、しかる後に前記半導体基板表面にレー
ザ光を照射して、その半導体基板表面に導電性物質から
なる配線を形成する第5のステップとを含むことを特徴
としている。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の実施例の構成を示す模式図である。
本実施例では、レーザCVD用のレーザ光源としてArレー
ザを使用し、配線用原料化合物としてタングステンカル
ボニルW(CO)を使用する。
この原料化合物W(CO)は常温では固定であるが、
リザーバと呼ばれる容器2中で、ヒータ3により加熱さ
れてガス化されている。このときの蒸気圧は63℃で約1T
orrである。ガス化したW(CO)の蒸気圧が小さいの
で、キャリアガス4と混合してチェンバ5に送られる。
このキャリアガス4としてはアルゴン等の希ガスを用い
る。
チェンバ5内の原料化合物雰囲気中に試料である半導
体基板7が設置されている。この半導体基板7は、その
表面にW(CO)が再凝集しないように、雰囲気ガスの
温度と略等しくなる様に加熱機構8により加熱される。
Arレーザ光(波長514.5mmまたは488mmにて使用)は光
源14より発射され、ビームエキスパンダ13、ダイクロイ
ックミラー12を介して対物レンズ11へ入射される。この
対物レンズ11により窓ガラス9を介して半導体基板7上
に集光され、この集光部にタングステンが成長し堆積す
る。
従って、XYステージ6により試料7を移動制御するこ
とにより、配線状にタングステン薄膜を形成することが
できることになる。
尚、10は排ガス処理部であり、15はモニタ用の接眼レ
ンズ、16はモニタ用のTVカメラである。
そして、本実施例では、更にチェンバ5内に紫外光を
発生するランプ1が付加されており、半導体基板7の少
くとも主表面全体に紫外光を照射可能となっている。
Arレーザ光による配線描画の前に、この紫外ランプ1
を用いて試料7に対するイニシェーション処理を行うの
である。
第3図の動作フローを参照しつつ第1図の装置による
配線形成処理動作を説明する。先ず、試料7をチェンバ
5内に入れた後、チェンバ内雰囲気を希ガスにて置換す
る(ステップ21)。そして、原料化合物であるW(CO)
をリザーバ2内でガス化してチェンバ5内へこれを導
入する(ステップ22)。このときの温度は63℃であり、
蒸気圧は約1Torrとする。
この時点で紫外ランプ1を点灯して紫外光を半導体基
板7の一主表面全体に亘って照射する(ステップ23)。
このときの紫外光の照射強度は数mW/cm2から数十mW/cm2
のオーダの微弱なもので十分である。このステップ23で
は、後のステップでの配線形成用の種物質を形成するの
が目的であるために、微弱な紫外光で十分となる。
予め設定された時間(例えば、約10分位)の間紫外光
を照射したならば(ステップ24)、原料ガスを一度チェ
ンバ5から排気し(ステップ25)、再度同一条件で同一
の原料ガスをチェンバ5内へ導入して(ステップ26)、
Arレーザ光源14によるレーザ照射を行い(ステップ2
7)、レーザCVDによる配線形成をなすのである(ステッ
プ28,29)。
イニシェーション時とレーザCVDによる配線形成時と
で、原料ガスを入換えるのは、イニシェーション時に気
相中に生じた活性な物質を除去するためである。
レーザCVD法による配線処理時においては、原料ガス
W(CO)は分圧1Torrであり、試料表面上でのArレー
ザ光強度100mW,レーザ集光径2μmのとき、5〜10μm/
sの速度でタングステン配線が直接描画されることにな
る。この場合、紫外ランプ光によるイニシェーションを
既に行っているので、配線直描画開始時にArレーザ光の
強度を大とする必要がなくなるのである。
イニシェーション時に使用する紫外光は上述の如く、
微弱で良いために、紫外レーザを用いた光解離反応を主
とするCVD法と異なり、窓ガラス9への堆積はほとんど
問題とならない。
第2図は本発明の他の実施例の構成を示す模式図であ
り、第1図と同等部分は同一符号により示している。本
実施例では、紫外光を発生するランプ1(第1図)の代
りに、Arレーザ14からの出力光24を波長変換器21により
逓倍して紫外レーザ光23を得るものである。
この紫外レーザ光23と可視レーザ光24との切換えは、
ミラー22の光路への出し入れにより行うことができる。
また、紫外レーザ光23を半導体基板7の一主表面全体に
亘って照射するには、対物レンズ11のピントをずらして
デフォーカス状態にした上で、XYステージ6によって試
料7を移動して走査すれば十分である。
尚、上記実施例における数値列の各々は単なる例示に
すぎず、種々の変更が可能であることは勿論である。
発明の効果 以上述べた如く、本発明によれば、配線形成前に微弱
な紫外光を試料の全体に照射してイニシェーションを行
っておき、種物質を予め生成しておくようにしたので、
安定した条件でレーザCVD法による配線形成を行うこと
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の各実施例の構成を示す模式
図、第3図は本発明の実施例の動作を示すフローチャー
トである。 主要部分の符号の説明 1……紫外ランプ 5……チェンバ 7……半導体基板(試料) 14……Arレーザ 21……波長変換器 23……紫外レーザ光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解離反応により導電性物質を形成するため
    の化合物気体を含む雰囲気中に半導体基板を配置する第
    1のステップと、 この半導体基板の一主表面全体に数mW/cm2から数十mW/c
    m2のオーダの微弱な紫外光を一括照射して導電性薄膜形
    成用の種物質を生成する第2のステップと、 その紫外光の照射後に雰囲気中の活性物質を排気する第
    3のステップと、 新たな化合物気体を雰囲気中に再導入する第4のステッ
    プと、 しかる後に前記半導体基板表面にレーザ光を照射して、
    その半導体基板表面に導電性物質からなる配線を形成す
    る第5のステップと を含むことを特徴とするレーザCVD法による配線形成方
    法。
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