JP2723617B2 - 熱交換形換気装置のフィルタ装置 - Google Patents
熱交換形換気装置のフィルタ装置Info
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- JP2723617B2 JP2723617B2 JP16298189A JP16298189A JP2723617B2 JP 2723617 B2 JP2723617 B2 JP 2723617B2 JP 16298189 A JP16298189 A JP 16298189A JP 16298189 A JP16298189 A JP 16298189A JP 2723617 B2 JP2723617 B2 JP 2723617B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、換気によって室外へ排出する室内の熱エネ
ルギーを回収する熱交換形換気装置のフィルタ装置に関
するものである。
ルギーを回収する熱交換形換気装置のフィルタ装置に関
するものである。
従来の技術 従来この種の熱交換形換気装置は、室内空気を排気し
ながら室外空気を吸気し、この排気と吸気の流路に全熱
交換器を設けて直交流に交叉させながら排気中の熱量を
給気中の空気に伝熱させて熱回収を行ない、室内の空調
負荷を軽減しながら換気を行なうものである。こうした
熱交換形換気装置は第３図および第４図に示すように、
天井裏内に据付けられ、略偏平に形成された熱交換形換
気装置の本体１は、室内空気がダクト（図示せず以後も
同じ）を介して室内側吸込口２に流入し粗塵用フィルタ
３を通って除塵され全熱交換器４を通過して排気ファン
５を経て室外側吐出口６に至る室内空気排気風路７と、
外気が室外側吸込口８に流入し中性能フィルタ９を通っ
て除塵され全熱交換器４を通過して前記室内空気排気通
路７の空気と熱交換され、吸気ファン10を経て室内側吐
出口11より室内へ吹出される室外空気吸気風路12を形成
している。前記粗塵フィルタ３と一体となった枠幅ａと
前記中性能フィルタ９と一体となった枠幅ｂは同寸でな
く、これら枠幅ａはｂより若干大きくしたそれぞれ凹形
状のフィルタ保持用レール13,14を備えている。こうし
て従来は、粗塵フィルタ３と中性能フィルタ９の左右位
置における取付け間違いのないように考慮されていた。
ながら室外空気を吸気し、この排気と吸気の流路に全熱
交換器を設けて直交流に交叉させながら排気中の熱量を
給気中の空気に伝熱させて熱回収を行ない、室内の空調
負荷を軽減しながら換気を行なうものである。こうした
熱交換形換気装置は第３図および第４図に示すように、
天井裏内に据付けられ、略偏平に形成された熱交換形換
気装置の本体１は、室内空気がダクト（図示せず以後も
同じ）を介して室内側吸込口２に流入し粗塵用フィルタ
３を通って除塵され全熱交換器４を通過して排気ファン
５を経て室外側吐出口６に至る室内空気排気風路７と、
外気が室外側吸込口８に流入し中性能フィルタ９を通っ
て除塵され全熱交換器４を通過して前記室内空気排気通
路７の空気と熱交換され、吸気ファン10を経て室内側吐
出口11より室内へ吹出される室外空気吸気風路12を形成
している。前記粗塵フィルタ３と一体となった枠幅ａと
前記中性能フィルタ９と一体となった枠幅ｂは同寸でな
く、これら枠幅ａはｂより若干大きくしたそれぞれ凹形
状のフィルタ保持用レール13,14を備えている。こうし
て従来は、粗塵フィルタ３と中性能フィルタ９の左右位
置における取付け間違いのないように考慮されていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、粗塵フィルタ３の枠幅ａ
に対応したフィルタ保持用レール13と、中性能フィルタ
９の枠幅14に対応したフィルタ保持用レール14との２種
類が必要となり、製造上、これらの部品の管理に手間が
かかり、また、組立て間違いが生じるなどの課題を有し
ていた。
に対応したフィルタ保持用レール13と、中性能フィルタ
９の枠幅14に対応したフィルタ保持用レール14との２種
類が必要となり、製造上、これらの部品の管理に手間が
かかり、また、組立て間違いが生じるなどの課題を有し
ていた。
本発明はこのような課題を解決するもので、フィルタ
保持用レールの種類を減らし、製造上での部品管理，組
立て作業性を向上することを目的とするものである。
保持用レールの種類を減らし、製造上での部品管理，組
立て作業性を向上することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明は、本体内の室内側
に対応した粗塵フィルタと中性能フィルタとを備え、前
記各フィルタを保持する凹形状のフィルタ保持用レール
を左右同一寸法に形成するとともに、パネルに開口した
開口部に左右の開口端を形成し、前記一方側の開口端は
前記フィルタ保持用レールを全開口とし、他方側の開口
端は前記他方側のフィルタ保持用レールを一部塞ぐよう
に形成したものである。
に対応した粗塵フィルタと中性能フィルタとを備え、前
記各フィルタを保持する凹形状のフィルタ保持用レール
を左右同一寸法に形成するとともに、パネルに開口した
開口部に左右の開口端を形成し、前記一方側の開口端は
前記フィルタ保持用レールを全開口とし、他方側の開口
端は前記他方側のフィルタ保持用レールを一部塞ぐよう
に形成したものである。
作用 この構成により、一方側のフィルタはフィルタ保持用
レールに沿って全開放した開口部より取り出せ、他方側
のフィルタは前記同一のフィルタ保持用レールの一部を
開口端によって塞いだ開口部より取出し可能となる。
レールに沿って全開放した開口部より取り出せ、他方側
のフィルタは前記同一のフィルタ保持用レールの一部を
開口端によって塞いだ開口部より取出し可能となる。
実 施 例 以下本発明の一実施例を第１および第２図にもとづい
て説明する。
て説明する。
図において20は熱交換形換気装置の本体であり、室内
空気がダクト（図示せず以後も同じ）を介して室内側吸
込口21に流入し組塵フィルタ22を通って除塵され全熱交
換器23を通過して排気ファン24を経て室外側吐出口25に
至る室内空気排気風路26と、外気が室外側吸込口27に流
入し中性能フィルタ28を通って除塵され全熱交換器23を
通過して前記室内空気排気通路26の空気と熱交換され、
吸気ファン29を経て室内側吐出口30より室内へ吹出され
る室外空気風路31を形成している。また前記粗塵フィル
タ22の上下にこの粗塵フィルタ22と一体に形成した枠22
aの枠幅Ａより若干大きい凹形状のフィルタ保持用レー
ル32を設け、前記粗塵フィルタ22の着脱手段を全開放し
たパネル36の開口部33を粗塵フィルタ22から中性能フィ
ルタ28にわたって大きく開口し、その一方側では前記中
性能フィルタ28の上下にも、この中性能フィルタ28と一
体に形成した枠28aの枠幅Ｂを形成し、これら両フィル
タ保持用レール32は左右ともに同一寸法に形成してい
る。そして前記中性能フィルタ28の着脱手段を開口端34
によって前記フィルタ保持用レール32の一部，約半分を
塞ぐように形成し、この開口端34には指が入る程度で着
脱可能な切欠き部35を備えている。また他方の粗塵フィ
ルタ22側では枠22aの枠幅Ａより大きく開口端34aを形成
している。
空気がダクト（図示せず以後も同じ）を介して室内側吸
込口21に流入し組塵フィルタ22を通って除塵され全熱交
換器23を通過して排気ファン24を経て室外側吐出口25に
至る室内空気排気風路26と、外気が室外側吸込口27に流
入し中性能フィルタ28を通って除塵され全熱交換器23を
通過して前記室内空気排気通路26の空気と熱交換され、
吸気ファン29を経て室内側吐出口30より室内へ吹出され
る室外空気風路31を形成している。また前記粗塵フィル
タ22の上下にこの粗塵フィルタ22と一体に形成した枠22
aの枠幅Ａより若干大きい凹形状のフィルタ保持用レー
ル32を設け、前記粗塵フィルタ22の着脱手段を全開放し
たパネル36の開口部33を粗塵フィルタ22から中性能フィ
ルタ28にわたって大きく開口し、その一方側では前記中
性能フィルタ28の上下にも、この中性能フィルタ28と一
体に形成した枠28aの枠幅Ｂを形成し、これら両フィル
タ保持用レール32は左右ともに同一寸法に形成してい
る。そして前記中性能フィルタ28の着脱手段を開口端34
によって前記フィルタ保持用レール32の一部，約半分を
塞ぐように形成し、この開口端34には指が入る程度で着
脱可能な切欠き部35を備えている。また他方の粗塵フィ
ルタ22側では枠22aの枠幅Ａより大きく開口端34aを形成
している。
上記構成において、定期的に粗塵フィルタ22と中性能
フィルタ28をメンテナンスすることになるが、粗塵フィ
ルタ22は、開口端34aがフィルタ保持用レール32かり大
きい位置にあるから、そのまま自由に取り出す。一方、
中性能フィルタ28は開口端34が保持用レール32を一部塞
ぐようにしているから、切欠き部35より手を入れて、枠
28aを持って前方へ引き出す。次に、両フィルタ22,38を
取付けるときは、粗塵フィルタ22を有側の中性能フィル
タ28側に取付けようとしても開口端34によってフィルタ
保持用レール32を一部塞いでいるため、粗塵フィルタ22
は挿入できないものである。したがって、粗塵フィルタ
22と中性能フィルタ28が間違って左右の入れ間違いが防
止できるのである。
フィルタ28をメンテナンスすることになるが、粗塵フィ
ルタ22は、開口端34aがフィルタ保持用レール32かり大
きい位置にあるから、そのまま自由に取り出す。一方、
中性能フィルタ28は開口端34が保持用レール32を一部塞
ぐようにしているから、切欠き部35より手を入れて、枠
28aを持って前方へ引き出す。次に、両フィルタ22,38を
取付けるときは、粗塵フィルタ22を有側の中性能フィル
タ28側に取付けようとしても開口端34によってフィルタ
保持用レール32を一部塞いでいるため、粗塵フィルタ22
は挿入できないものである。したがって、粗塵フィルタ
22と中性能フィルタ28が間違って左右の入れ間違いが防
止できるのである。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、本体
内の室内側吸込口側と室外側吸込口側に対応してそれぞ
れのフィルタの上下に設けたフィルタ保持用レールを同
一寸法とし、かつ、一方側のフィルタ着脱手段を全開放
して開口部を形成し、他方側のフィルタ着脱手段を開口
端によってフィルタ保持用レールの一部を塞ぐように構
成としたから、従来のように２種類のフィルタ保持用レ
ールを必要とせず、１種類で良く、この部品の種類が減
り、製造時の部品の管理，組立て作業性が向上し、また
他方側のフィルタの取り出しが開口端に指が入るような
切欠き部を設けたため従来通り容易に行なえる。また据
付後のメンテナンス時においても、粗塵フィルタと中性
能フィルタとを入れ間違がえることも全くなくなるなど
の効果を有するものである。
内の室内側吸込口側と室外側吸込口側に対応してそれぞ
れのフィルタの上下に設けたフィルタ保持用レールを同
一寸法とし、かつ、一方側のフィルタ着脱手段を全開放
して開口部を形成し、他方側のフィルタ着脱手段を開口
端によってフィルタ保持用レールの一部を塞ぐように構
成としたから、従来のように２種類のフィルタ保持用レ
ールを必要とせず、１種類で良く、この部品の種類が減
り、製造時の部品の管理，組立て作業性が向上し、また
他方側のフィルタの取り出しが開口端に指が入るような
切欠き部を設けたため従来通り容易に行なえる。また据
付後のメンテナンス時においても、粗塵フィルタと中性
能フィルタとを入れ間違がえることも全くなくなるなど
の効果を有するものである。
第１図は本発明の一実施例における熱交換形換気装置の
平面断面図、第２図は同第１図のＣ矢視図、第３図は従
来例の熱交換形換気装置の平面断面図、第４図は同第３
図のＤ矢視図である。 20……本体、21……室内側吸込口、22……粗塵フィル
タ、23……全熱交換器、24……排気ファン、25……室外
側吐出口、26……室内空気排気風路、27……室外側吸込
口、28……中性能フィルタ、29……吸気ファン、30……
室内側吐出口、31……室外空気吸気風路、32……フィル
タ保持用レール、33……開口部、34,34a……開口端、35
……切欠部、36……パネル。
平面断面図、第２図は同第１図のＣ矢視図、第３図は従
来例の熱交換形換気装置の平面断面図、第４図は同第３
図のＤ矢視図である。 20……本体、21……室内側吸込口、22……粗塵フィル
タ、23……全熱交換器、24……排気ファン、25……室外
側吐出口、26……室内空気排気風路、27……室外側吸込
口、28……中性能フィルタ、29……吸気ファン、30……
室内側吐出口、31……室外空気吸気風路、32……フィル
タ保持用レール、33……開口部、34,34a……開口端、35
……切欠部、36……パネル。
Claims (2)
- 【請求項１】本体内の室内側吸込口側と室外側吸込口側
に対応した粗塵フィルタと中性能フィルタとを備え、前
記各フィルタを保持する凹形状のフィルタ保持用レール
を左右同一寸法に形成するとともに、パネルに開口した
開口部に左右の開口端を形成し、前記一方側の開口端は
前記フィルタ保持用レールを全開口とし、他方側の開口
端は前記他方側のフィルタ保持用レールを一部塞ぐよう
に形成してなる熱交換形換気装置のフィルタ装置。 - 【請求項２】フィルタ保持用レールの一部を塞ぐように
した開口端にフィルタ着脱可能な切欠き部を備えてなる
特許請求の範囲第１項記載の熱交換形換気装置のフィル
タ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16298189A JP2723617B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 熱交換形換気装置のフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16298189A JP2723617B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 熱交換形換気装置のフィルタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0328645A JPH0328645A (ja) | 1991-02-06 |
| JP2723617B2 true JP2723617B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15764948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16298189A Expired - Fee Related JP2723617B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 熱交換形換気装置のフィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2723617B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324185A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Emoto Kogyo Kk | 熱交換換気装置 |
| JP6320635B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2018-05-09 | 三菱電機株式会社 | 熱交換型換気装置 |
| WO2020008597A1 (ja) * | 2018-07-05 | 2020-01-09 | 三菱電機株式会社 | 熱交換型換気装置 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP16298189A patent/JP2723617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0328645A (ja) | 1991-02-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |