JP2723497B2 - ガラス製成形型用基盤の製造方法 - Google Patents
ガラス製成形型用基盤の製造方法Info
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- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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- C03B11/06—Construction of plunger or mould
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- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形型用基盤の製造
方法およびガラスプレス成型品の製造方法に係り、特
に、ガラス製の成形型用基盤の製造方法およびガラス製
の成形型用基盤を用いてのガラスプレス成型品の製造方
法に関する。
方法およびガラスプレス成型品の製造方法に係り、特
に、ガラス製の成形型用基盤の製造方法およびガラス製
の成形型用基盤を用いてのガラスプレス成型品の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62−226825号公報
に開示されているように、ガラスプレス成形品を得るた
めの成形型として、被成形ガラスのプレス温度よりもガ
ラス転移温度の高いガラスを基盤材料とするガラス製の
成形型が知られている。このようなガラス製の成形型
は、前記の公報に開示されているように、基盤材料のガ
ラスを所定の形状及び精度に冷間加工することによっ
て、または冷間加工後に必要に応じて所定の融着防止層
を設けることによって作製されている。
に開示されているように、ガラスプレス成形品を得るた
めの成形型として、被成形ガラスのプレス温度よりもガ
ラス転移温度の高いガラスを基盤材料とするガラス製の
成形型が知られている。このようなガラス製の成形型
は、前記の公報に開示されているように、基盤材料のガ
ラスを所定の形状及び精度に冷間加工することによっ
て、または冷間加工後に必要に応じて所定の融着防止層
を設けることによって作製されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】成形型には高い精度が
要求されるので、ガラスを冷間加工して所望の形状及び
精度を有するガラス製の成形型を得るためには、高い技
術力と長時間とを必要とする。
要求されるので、ガラスを冷間加工して所望の形状及び
精度を有するガラス製の成形型を得るためには、高い技
術力と長時間とを必要とする。
【0004】本発明の第1の目的は、所望の形状及び精
度を有するガラス製の成形型を容易に量産することが可
能なガラス製成形型用基盤の製造方法を提供することに
ある。
度を有するガラス製の成形型を容易に量産することが可
能なガラス製成形型用基盤の製造方法を提供することに
ある。
【0005】また、本発明の第2の目的は、ガラスプレ
ス成形品をより安価に作製することが可能なガラスプレ
ス成形品の製造方法を提供することにある。
ス成形品をより安価に作製することが可能なガラスプレ
ス成形品の製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法は、製造さ
れるべき基盤の形状に対応した所定形状のキャビティを
有するマスター型内に被成形ガラスを配置し、該被成形
ガラスを熱軟化させた状態下でプレス成形することを特
徴とするものである。
る本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法は、製造さ
れるべき基盤の形状に対応した所定形状のキャビティを
有するマスター型内に被成形ガラスを配置し、該被成形
ガラスを熱軟化させた状態下でプレス成形することを特
徴とするものである。
【0007】また、上記第2の目的を達成する本発明の
ガラスプレス成形品の製造方法は、上記本発明のガラス
製成形型用基盤の製造方法によって製造されたガラス製
成形型用基盤を用いて、ガラスプレス成形品を製造する
ことを特徴とするものである。
ガラスプレス成形品の製造方法は、上記本発明のガラス
製成形型用基盤の製造方法によって製造されたガラス製
成形型用基盤を用いて、ガラスプレス成形品を製造する
ことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、本発明のガラス製成形型用基盤の製
造方法について説明すると、この方法は、上述したよう
に製造されるべき基盤の形状に対応した所定形状のキャ
ビティを有するマスター型内に被成形ガラスを配置し、
当該被成形ガラスを熱軟化させた状態下でプレス成形す
るものである。
て説明する。まず、本発明のガラス製成形型用基盤の製
造方法について説明すると、この方法は、上述したよう
に製造されるべき基盤の形状に対応した所定形状のキャ
ビティを有するマスター型内に被成形ガラスを配置し、
当該被成形ガラスを熱軟化させた状態下でプレス成形す
るものである。
【0009】本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法
で使用する上記のマスター型は、ガラスのプレス成形に
使用し得る型材からなるものであり、当該マスター型の
キャビティの形状及びその精度は、目的とする基盤の形
状及び精度に応じて適宜選択される。
で使用する上記のマスター型は、ガラスのプレス成形に
使用し得る型材からなるものであり、当該マスター型の
キャビティの形状及びその精度は、目的とする基盤の形
状及び精度に応じて適宜選択される。
【0010】成形型には種々の構成のものがあり、例え
ばガラス製品をプレス成形によって得るための成形型
は、上型及び下型並びにこれら上、下型を滑動するよう
に収納する案内型の3つの型により基本的に構成される
が、本発明の方法によって製造しようとする成形型用基
盤は、特定の型を得るためのものであってもよいし、特
定の型の成形面を形成するためのものであてもよい。し
たがって、上記のマスター型のキャビティは、上述のよ
うに目的とするガラス製成形型用基盤の形状に応じて適
宜選択される。なお、前記特定の型の成形面を形成する
ための基盤は、当該基盤と共に1つの型を構成すること
になる他の基盤部分(ガラス製でもよく、ガラス以外の
他の材料で構成されてもよい)と接合して使用される。
ばガラス製品をプレス成形によって得るための成形型
は、上型及び下型並びにこれら上、下型を滑動するよう
に収納する案内型の3つの型により基本的に構成される
が、本発明の方法によって製造しようとする成形型用基
盤は、特定の型を得るためのものであってもよいし、特
定の型の成形面を形成するためのものであてもよい。し
たがって、上記のマスター型のキャビティは、上述のよ
うに目的とするガラス製成形型用基盤の形状に応じて適
宜選択される。なお、前記特定の型の成形面を形成する
ための基盤は、当該基盤と共に1つの型を構成すること
になる他の基盤部分(ガラス製でもよく、ガラス以外の
他の材料で構成されてもよい)と接合して使用される。
【0011】マスター型内に配置される被成形ガラス
は、前記のマスター型を用いてプレス成形することが可
能なものである。被成形ガラスとしては例えば二酸化ケ
イ素と酸化アルミニウムとを必須成分として含むガラス
を用いることができ、当該ガラスの具体例としては、4
7〜68重量%の二酸化ケイ素を第1成分とし、更に6
〜23重量%の酸化アルミニウムを第2成分として含む
ガラスが挙げられる。このガラスは、必要に応じて19
重量%以下の酸化亜鉛、18重量%以下の酸化マグネシ
ウム及び13重量%以下の酸化ホウ素のうちの少なくと
も1種を含有することができ、さらに酸化カルシウム、
酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化鉛、アルカリ
金属酸化物、フッ素などの成分を少量含有することがで
きる。二酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを必須成分と
する上記のガラスのガラス転移温度は600〜800
℃、熱膨張係数は30×10-7〜60×10-7/℃であ
り、ガラス転移温度が高く、熱膨張係数が小さいので、
ガラスプレス成形用型の基盤材料として好適である。
は、前記のマスター型を用いてプレス成形することが可
能なものである。被成形ガラスとしては例えば二酸化ケ
イ素と酸化アルミニウムとを必須成分として含むガラス
を用いることができ、当該ガラスの具体例としては、4
7〜68重量%の二酸化ケイ素を第1成分とし、更に6
〜23重量%の酸化アルミニウムを第2成分として含む
ガラスが挙げられる。このガラスは、必要に応じて19
重量%以下の酸化亜鉛、18重量%以下の酸化マグネシ
ウム及び13重量%以下の酸化ホウ素のうちの少なくと
も1種を含有することができ、さらに酸化カルシウム、
酸化ストロンチウム、酸化バリウム、酸化鉛、アルカリ
金属酸化物、フッ素などの成分を少量含有することがで
きる。二酸化ケイ素と酸化アルミニウムとを必須成分と
する上記のガラスのガラス転移温度は600〜800
℃、熱膨張係数は30×10-7〜60×10-7/℃であ
り、ガラス転移温度が高く、熱膨張係数が小さいので、
ガラスプレス成形用型の基盤材料として好適である。
【0012】目的とするガラス製成形型用基盤は、上述
した被成形ガラスを熱軟化させた状態下で前記のマスタ
ー型を用いてプレス成形することにより得られる。本発
明のガラス製成形型用基盤の製造方法においては、マス
ター型を得るにあたってその型材を所望の形状及び精度
で加工する必要があるものの、当該マスター型を一旦得
れば、このマスター型を用いて所定の形状及び精度を有
する多数のガラス製成形型用基盤を容易に量産すること
ができる。その結果として、ガラス製成形型用基盤やガ
ラス製成形型、ひいては成形品を安価に製作することが
可能になる。
した被成形ガラスを熱軟化させた状態下で前記のマスタ
ー型を用いてプレス成形することにより得られる。本発
明のガラス製成形型用基盤の製造方法においては、マス
ター型を得るにあたってその型材を所望の形状及び精度
で加工する必要があるものの、当該マスター型を一旦得
れば、このマスター型を用いて所定の形状及び精度を有
する多数のガラス製成形型用基盤を容易に量産すること
ができる。その結果として、ガラス製成形型用基盤やガ
ラス製成形型、ひいては成形品を安価に製作することが
可能になる。
【0013】本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法
によって得たガラス製成形型用基盤は、そのまま、また
は必要に応じて例えば単層の炭素膜からなる融着防止層
や、炭化ケイ素及び/又は窒化ケイ素からなる中間層と
炭素膜からなる最上層とを有する2層構造の融着防止層
などを所定面に設けた後に、ガラスプレス成形品を得る
ための成形型等として用いることができる。
によって得たガラス製成形型用基盤は、そのまま、また
は必要に応じて例えば単層の炭素膜からなる融着防止層
や、炭化ケイ素及び/又は窒化ケイ素からなる中間層と
炭素膜からなる最上層とを有する2層構造の融着防止層
などを所定面に設けた後に、ガラスプレス成形品を得る
ための成形型等として用いることができる。
【0014】次に、本発明のガラスプレス成形品の製造
方法について説明する。本発明のガラスプレス成形品の
製造方法は、前述したように、上述した本発明の本発明
のガラス製成形型用基盤の製造方法によって製造された
ガラス製成形型用基盤を用いてガラスプレス成形品を製
造することを特徴とするものである。
方法について説明する。本発明のガラスプレス成形品の
製造方法は、前述したように、上述した本発明の本発明
のガラス製成形型用基盤の製造方法によって製造された
ガラス製成形型用基盤を用いてガラスプレス成形品を製
造することを特徴とするものである。
【0015】上記のガラス製成形型用基盤は、前述しよ
うに、そのまま成形型として用いてもよいし、当該基盤
の所定面に所望の融着防止層を形成した後に成形型とし
て用いてもよいが、所望の融着防止層を形成した後に成
形型として用いることが好ましく、炭化ケイ素及び/又
は窒化ケイ素からなる中間層と炭素膜からなる最上層と
を有する2層構造の融着防止層を形成した後に成形型と
して用いることが特に好ましい。
うに、そのまま成形型として用いてもよいし、当該基盤
の所定面に所望の融着防止層を形成した後に成形型とし
て用いてもよいが、所望の融着防止層を形成した後に成
形型として用いることが好ましく、炭化ケイ素及び/又
は窒化ケイ素からなる中間層と炭素膜からなる最上層と
を有する2層構造の融着防止層を形成した後に成形型と
して用いることが特に好ましい。
【0016】目的とするガラスプレス成形品は、所望の
被成形ガラスを成形型内に配置し、この被成形ガラスと
成形型とを所定温度に加熱した状態下で当該被成形ガラ
スをプレス成形することにより得ることができる。本発
明のガラスプレス成形品の製造方法においては、前述し
た本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法によって製
造されたガラス製成形型用基盤を成形型またはその母材
として用いており、この基盤は前述したように安価に製
作することが可能なものであるので、本発明によれば目
的とするガラスプレス成形品をより安価に作製すること
が可能である。
被成形ガラスを成形型内に配置し、この被成形ガラスと
成形型とを所定温度に加熱した状態下で当該被成形ガラ
スをプレス成形することにより得ることができる。本発
明のガラスプレス成形品の製造方法においては、前述し
た本発明のガラス製成形型用基盤の製造方法によって製
造されたガラス製成形型用基盤を成形型またはその母材
として用いており、この基盤は前述したように安価に製
作することが可能なものであるので、本発明によれば目
的とするガラスプレス成形品をより安価に作製すること
が可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 実施例1 (1)ガラス製成形型用基盤の作製 被成形ガラスとして、原料組成が重量%でSiO2 5
7.0、Al2O3 12.0、ZnO 10.0、Mg
O 6.0、CaO 10.0、PbO 5.0である
ガラス(転移温度730℃、熱膨張係数43×10-7/
℃)を用い、この被成形ガラスが熱軟化しているとき
に、これを所望のキャビティを有するマスター型に入れ
て、不活性ガス(N2 )雰囲気中でプレス温度850
℃、プレス圧力50kg/cm2 で30秒間プレス成形
して、ガラスプレス成形品を得るための上型用及び下型
用のガラス製成形型用基盤を得た。
7.0、Al2O3 12.0、ZnO 10.0、Mg
O 6.0、CaO 10.0、PbO 5.0である
ガラス(転移温度730℃、熱膨張係数43×10-7/
℃)を用い、この被成形ガラスが熱軟化しているとき
に、これを所望のキャビティを有するマスター型に入れ
て、不活性ガス(N2 )雰囲気中でプレス温度850
℃、プレス圧力50kg/cm2 で30秒間プレス成形
して、ガラスプレス成形品を得るための上型用及び下型
用のガラス製成形型用基盤を得た。
【0018】(2)成形型の作製 上記(1)で得た各ガラス製成形型用基盤上に、500
オングストロームの炭化ケイ素膜からなる中間層を基盤
温度=500℃、蒸発金属=Si、真空度=5×10-2
torr、反応ガス=CH4 +Ar、電子ビーム=10k
V,400〜450mAのパワー、の条件のイオンプレ
ーティング法により成膜した。さらに、この中間層上
に、1000オングストロームの炭素膜からなる最上層
を基盤温度=700℃、原料ガス=メタン+水素 10
0cc/min 、メタン濃度(CH4 /CH4 +H2 )=8
mol%、マイクロ波パワー=500W、反応時間=90
分間、の条件のマイクロ波プラズマCVD法により成膜
した。この最上層まで形成することにより、ガラス製成
形型用基盤、中間層及び最上層からなる上型及び下型が
得られた。
オングストロームの炭化ケイ素膜からなる中間層を基盤
温度=500℃、蒸発金属=Si、真空度=5×10-2
torr、反応ガス=CH4 +Ar、電子ビーム=10k
V,400〜450mAのパワー、の条件のイオンプレ
ーティング法により成膜した。さらに、この中間層上
に、1000オングストロームの炭素膜からなる最上層
を基盤温度=700℃、原料ガス=メタン+水素 10
0cc/min 、メタン濃度(CH4 /CH4 +H2 )=8
mol%、マイクロ波パワー=500W、反応時間=90
分間、の条件のマイクロ波プラズマCVD法により成膜
した。この最上層まで形成することにより、ガラス製成
形型用基盤、中間層及び最上層からなる上型及び下型が
得られた。
【0019】(3)ガラスレンズのプレス成形 上記(2)で得られた上型及び下型を用いて成形型を組
み立て、ガラスのプレス成形を実施した結果、3000
回のプレス成形においても成形型には変化が認められ
ず、高面精度のガラスプレス成形品が得られた。
み立て、ガラスのプレス成形を実施した結果、3000
回のプレス成形においても成形型には変化が認められ
ず、高面精度のガラスプレス成形品が得られた。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のガラス製成
形型用基盤の製造方法によれば、マスター型を得るにあ
たってその型材を所望の形状及び精度で加工する必要が
あるものの、当該マスター型を一旦得れば、このマスタ
ー型を用いて所望の形状及び精度を有する多数のガラス
製成形型用基盤を容易に量産することができる。その結
果として、ガラス製成形型用基盤やガラス製成形型を安
価に提供することが可能になり、ひいては、目的とする
ガラスプレス成形品を本発明のガラスプレス成形品の製
造法によって安価に提供することが可能になる。
形型用基盤の製造方法によれば、マスター型を得るにあ
たってその型材を所望の形状及び精度で加工する必要が
あるものの、当該マスター型を一旦得れば、このマスタ
ー型を用いて所望の形状及び精度を有する多数のガラス
製成形型用基盤を容易に量産することができる。その結
果として、ガラス製成形型用基盤やガラス製成形型を安
価に提供することが可能になり、ひいては、目的とする
ガラスプレス成形品を本発明のガラスプレス成形品の製
造法によって安価に提供することが可能になる。
Claims (4)
- 【請求項1】 製造されるべき基盤の形状に対応した所
定形状のキャビティを有するマスター型内に被成形ガラ
スを配置し、該被成形ガラスを熱軟化させた状態下でプ
レス成形することを特徴とするガラス製成形型用基盤の
製造方法。 - 【請求項2】 被成形ガラスとして、二酸化ケイ素と酸
化アルミニウムとを必須成分として含むガラスを用い
る、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 被成形ガラスとして、47〜68重量%
の二酸化ケイ素を第1成分とし、更に6〜23重量%の
酸化アルミニウムを第2成分として含むガラスを用い
る、請求項1または請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
方法によって製造されたガラス製成形型用基盤を用いて
ガラスプレス成形品を製造することを特徴とするガラス
プレス成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8306179A JP2723497B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | ガラス製成形型用基盤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8306179A JP2723497B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | ガラス製成形型用基盤の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63152970A Division JP2616964B2 (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | ガラスプレス成形用型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09165225A JPH09165225A (ja) | 1997-06-24 |
JP2723497B2 true JP2723497B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=17953998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8306179A Expired - Lifetime JP2723497B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | ガラス製成形型用基盤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2723497B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190091194A (ko) | 2018-01-26 | 2019-08-05 | 호야 가부시키가이샤 | 유리제 성형형 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6385997B1 (en) * | 2000-05-12 | 2002-05-14 | Eastman Kodak Company | Method for forming a tool for molding microlens arrays |
CN114751627A (zh) * | 2021-01-08 | 2022-07-15 | Hoya株式会社 | 光学元件成型用玻璃制成型模具和光学元件的制造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62226826A (ja) * | 1986-03-27 | 1987-10-05 | Hoya Corp | プレスレンズ成形用型 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP8306179A patent/JP2723497B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190091194A (ko) | 2018-01-26 | 2019-08-05 | 호야 가부시키가이샤 | 유리제 성형형 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09165225A (ja) | 1997-06-24 |
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