JP2723491B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2723491B2
JP2723491B2 JP7277916A JP27791695A JP2723491B2 JP 2723491 B2 JP2723491 B2 JP 2723491B2 JP 7277916 A JP7277916 A JP 7277916A JP 27791695 A JP27791695 A JP 27791695A JP 2723491 B2 JP2723491 B2 JP 2723491B2
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bending
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正仁 後藤
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榮 竹端
義直 大明
浩一 吉満
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湾曲操作スイッチ
を用いて電動湾曲機構を駆動させて、湾曲部を湾曲させ
る内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体腔内に細長の挿入部を挿入する
ことにより、体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処
置具チャンネル内に挿通した処置具を用いて各種治療処
置のできる内視鏡が広く利用されている。
【0003】ところで、前記内視鏡では、挿入部の先端
側に、湾曲可能な湾曲部を設け、この湾曲部を湾曲操作
できるようにしたものがある。前記湾曲部を操作する手
段としては、従来は、操作部に湾曲操作ノブを設け、こ
の湾曲操作ノブを回動操作するものが一般的であった
が、最近では例えば、特開昭61−122619号公報
に示されるように、操作部内にモータを設けた電動湾曲
操作機構も提案されている。
【0004】また、特開昭60−179713号公報に
は湾曲部を電動で湾曲操作する内視鏡としてレクチャー
スコープが示されている。このレクチャースコープに
は、操作部に設置した湾曲操作スイッチと、内視鏡に着
脱自在に接続される第2の湾曲操作スイッチとが設けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開昭60−179713号公報の内視鏡装置ではレクチ
ャースコープに設置されている湾曲操作スイッチと、内
視鏡に着脱自在な第2の湾曲操作スイッチとが、それぞ
れ単一のものとして構成されていた。
【0006】また、一般的に内視鏡は、1つの内視鏡を
複数の術者が取り扱うものであるため、術者の中には、
湾曲部を湾曲操作する際に使用する、操作部に設置され
ている湾曲操作スイッチの使い勝手に満足できないもの
がいた。
【0007】さらに、症例に応じた湾曲操作を適切に行
なうことができるように、各症例に対応するように構成
した操作用スイッチが望まれていた。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、症例や術者の好みに応じた湾曲操作スイッチを
内視鏡に設けて操作性が向上する内視鏡を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡は、
湾曲部を有する挿入部とこの挿入部の基端に設けられた
操作部を有し、湾曲操作スイッチの操作に基づいて電動
湾曲機構を駆動させ、前記湾曲部を湾曲制御する内視鏡
において、前記内視鏡に対して着脱自在に接続されるコ
ネクタケーブルとスイッチ本体からなる複数種類の湾曲
操作スイッチと、前記湾曲操作スイッチのスイッチ本体
を装着する被装着部を形成した前記内視鏡の操作部とを
備え前記複数種類の湾曲操作スイッチより選択された
湾曲操作スイッチを、前記コネクタケーブルを介して前
記内視鏡に接続すると共に、前記湾曲操作スイッチのス
イッチ本体を前記内視鏡の操作部の外装に形成された前
記被装着部の任意の位置に着脱自在に装着することを特
徴とする。
【0010】この構成によれば、複数種類設けた湾曲操
作スイッチの中から適宜な湾曲操作スイッチを選択し
そのコネクタケーブルを介して内視鏡に接続すると共
に、前記湾曲操作スイッチのスイッチ本体を前記内視鏡
の操作部の外装に形成された前記被装着部の任意の位置
に着脱自在に装着することによって、スムーズに湾曲部
の湾曲操作を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図5は本発明の第1実
施形態に係り、図1は内視鏡操作部の断面図、図2は内
視鏡の全体を示す側面図、図3は図2のA−A´線断面
を示す説明図、図4は湾曲操作スイッチの変形例を示す
説明図、図5は図4のB矢視図である。
【0012】図2に示すように、内視鏡1は、細長の挿
入部2と、この挿入部2の後端に連設された操作部3
と、この操作部3から延設されたユニバーサルコード4
とを備え、前記ユニバーサルコード4の端部には、光源
装置に接続されるコネクタ5が設けられている。前記挿
入部2は、先端側から順に硬性の先端構成部6,湾曲可
能な湾曲部7,可撓性を有する可撓管部8を連設して構
成されている。
【0013】前記操作部3は、挿入部2の軸延長上に設
けられた第1操作部11と、この第1操作部11の側方
に、第1操作部11の軸方向に対して略直交する方向に
延出されたグリップ状の第2操作部12とを有してい
る。第1操作部11の後端部には、接眼部13が設けら
れている。また、第2操作部12には、吸引釦14,送
気送水釦15及び湾曲操作用のジョイスティック16が
設けられている。前記吸引釦14及び送気送水釦15
は、第2の操作部12の前端面(挿入部2側の端面)に
上下に並べて設けられている。また、図3に示すよう
に、前記ジョイスティック16は、第2操作部12の後
端面と側面の間を大きく面取りして形成された斜面に設
けられている。そして、術者は、第2操作部12を左手
で把持し、親指でジョイスティック16を、人指指で吸
引釦14を、中指で送気送水釦15をそれぞれ操作でき
るようになっている。また、図2に示すように、前記第
2操作部12の下端部に、折れ止め部17を介して、前
記ユニバーサルコード4が接続されている。
【0014】前記先端構成部6には、観察窓,照明窓,
送気送水口(ノズル)及び吸引口が設けられている。前
記観察窓の内側には、対物レンズ系が設けられ、この対
物レンズ系の結像位置にイメージガイド18の先端面が
配置されている。このイメージガイド18は、挿入部2
及び第1操作部11内を挿通され、後端面は、前記接眼
部13内の接眼レンズに対向している。前記照明窓の内
側には、照明レンズが設けられ、この照明レンズの後端
にはライトガイド19が連設されている。このライトガ
イド19は、挿入部2,第1操作部11,第2操作部1
2及びユニバーサルコード4内を挿通され、コネクタ5
に接続されている。前記送気送水口には、送気送水チュ
ーブが接続されている。このチューブは、送気チューブ
20と送水チューブ21とに分岐され、この両チューブ
20,21は、挿入部2,第1操作部11,第2操作部
12及びユニバーサルコード4内を挿通され、コネクタ
5に接続されている。図1に示すように、前記チューブ
20,21の途中には、第2操作部12内にいて、前記
送気送水釦15によって操作される送気送水操作機構と
してのシリンダ22が介装されている。また、前記吸引
口には、吸引チューブ23が接続されている。この吸引
チューブ23は、挿入部2,第1操作部11,第2操作
部12及びユニバーサルコード4内を挿通され、コネク
タ5に接続されている。図1に示すように、前記吸引チ
ューブ23の途中には、第2操作部12内にいて、前記
吸引釦14によって操作される吸引操作機構としてのシ
リンダ24が介装されている。 前記湾曲部7は、互い
に回動自在に連結された複数の関節駒を有し、最先端の
関節駒には、4本の湾曲操作ワイヤの先端部が固定され
ている。この湾曲操作ワイヤは、挿入部2内を挿通され
て、後端部は第1操作部11内に設けられた電動湾曲操
作機構に接続されている。
【0015】次に、図1を用いて、前記電動湾曲操作機
構について説明する。第1操作部11のケース25内に
は、一定の間隔をおいて互いに平行に対向させた一対の
メインフレーム26a,26bとサブフレーム27とか
らなる1組のフレーム28が、第1操作部11の前後軸
方向に沿って長く配置されている。そして、このフレー
ム28には、後述する上下湾曲用の湾曲操作装置部29
aと左右湾曲操作用の湾曲操作装置部29bとが組み込
まれている。これらは、同様な構成であるが、第1操作
部11の前後に、後述するような特定の配置で設置され
ている。
【0016】まず、一方の湾曲操作装置部29aについ
て具体的に説明する。サブフレーム27には、超音波モ
ータユニット31が組み込まれている。この超音波モー
タユニット31における超音波モータ32は、円板状の
ステータ33と、このステータ33の周部におけるケー
ス25側に対向する面に密着するロータ34とを備え、
ロータ34とは反対側に位置するステータ33の周部に
おける面には、圧電体35が接着固定されている。前記
ロータ34は、回転軸36の先端部に被嵌して固定され
ている。前記回転軸36は、スラストベアリング37と
第1のラジアルベアリング38とにより軸支されてい
る。前記スラストベアリング37と第1のラジアルベア
リング38は、ベアリングボックス39内に収納して支
持されている。このベアリングボックス39は、前記サ
ブフレーム27に対して接合すると共に、ねじ41によ
り固着されている。また、ベアリングボックス39の外
周には、前記ステータ33が被嵌しており、このステー
タ33は、ベアリングボックス39の外周に形成したね
じ42に螺合するナット43により締め付けられて固定
されている。つまり、ステータ33は固定され、回転で
きない。
【0017】また、前記スラストベアリング37は、ワ
ッシャ45を介し、回転軸36の周囲に設けられた溝4
6に嵌め込まれたスナップリング47によって支持され
ている。また、回転軸36の内端側部分は一方のメイン
フレーム26aに取り付けられた第2のラジアルベアリ
ング48によって支持されている。この第2のラジアル
ベアリング48は、ベアリングボックス48aによって
支持されている。
【0018】一方、このように支持される回転軸36の
外端部には、皿ばね49がかしめ等により取り付けら
れ、この皿ばね49は、前記ロータ34をステータ33
に押し当てる向きに強く付勢している。尚、ロータ34
と皿ばね49との間には、ロータ34を傷から守るた
め、及び回転軸36とロータ34の滑りを防ぐためのゴ
ムシート44が設けられている。
【0019】また、この超音波モータユニット31の回
転軸36には、第1のラジアルベアリング38と第2の
ラジアルベアリング48との中間に位置して、伝達歯車
機構、例えば伝達歯車列50の駆動ギア51が焼ばめ等
の手段で固着されている。この駆動ギア51は、従動ギ
ア52に噛み合っている。従動ギア52は、メインフレ
ーム26bとサブフレーム27との間に架設されたシャ
フト53に対して自由に回転できるように支持されてい
る。この従動ギア52とサブフレーム27との間には、
その回転が滑らかになるように、例えば樹脂製のワッシ
ャ54が介装されている。また、従動ギア52とメイン
フレーム26bとの間には、そのシャフト53に対して
自由に回転できるように牽引操作用回転体としてのスプ
ロケット55が支持されている。この従動ギア52とス
プロケット55は、図示しない例えばビスで結合され、
一体的に回転するようになっている。
【0020】更に、このスプロケット55には、図示し
ないチェーンが巻回され、このチェーンの各端には、連
結片を介して前記湾曲操作ワイヤが連結されている。そ
して、このチェーンと湾曲操作ワイヤは牽引部材を構成
している。そして、前記スプロケット55が回転すれ
ば、その回転する向きに応じて各湾曲操作ワイヤを逆向
きに押し引きして、湾曲部7を湾曲するようになってい
る。尚、前記伝達歯車列50とチェーンとの間には、こ
の両者の接触を防止する仕切り板59が設置されてい
る。尚、図中、符号60はチェーンガイドである。
【0021】尚、図1に示すように、駆動ギア51とス
プロケット55は、第1操作部11の軸方向にずれて配
置される。そして、スプロケット55の外径に対応した
チェーン間の幅は、ラジアルベアリング48の軸受け部
材48aの外径よりも大きい。従って、ラジアルベアリ
ング48の軸受部材48aはチェーンの間に余裕をもっ
て配置されるため、その軸受部材48aがチェーンに接
触することがない。
【0022】一方、この上下湾曲操作用の湾曲操作装置
部29aの手前側(接眼部13側)に配置される左右湾
曲用の湾曲操作装置部29bも、上下湾曲操作用の湾曲
操作装置部29aと同様に構成される。但し、従動ギア
52を支持するシャフト53は、一対のメインフレーム
26a,26bとサブフレーム27とにわたって貫通し
て支持されている。そして、左右湾曲操作用の湾曲操作
装置部29bにおける伝達歯車列50は、上下湾曲操作
用の湾曲操作装置部29aにおけるスプロケット55と
第1操作部11の軸方向に沿う同じ平面上に配置され
る。また、左右湾曲操作用の湾曲操作装置部29bにお
けるスプロケット55は、一対のメインフレーム26
a,26b間に位置して、そのシャフト53に軸支され
ると共に、従動ギア52に対して一体的に連結されてい
る。そして、このスプロケット55は、メインフレーム
26a,26bの間の空間に位置し、これには牽引部材
のチェーンが巻装されている。このチェーンの各端に
は、湾曲操作ワイヤが連結されている。この湾曲操作ワ
イヤは、メインフレーム26a,26bの間の空間を通
じて挿入部2側に導かれている。尚、この左右湾曲操作
用の湾曲操作装置部29bにおいては、伝達歯車列50
とチェーンとの間に一方のメインフレーム26bが介在
し、これが上述した仕切り板59と同じ機能を発揮して
その両者の接触を防止するようになっている。
【0023】尚、第1操作部11のケース25の内部空
間には、イメージガイド18,ライトガイド19,送気
チューブ20,送水チューブ21,吸引チューブ23が
内挿されている。
【0024】また、第2操作部12内には、前記ジョイ
スティック16に対応する位置に、このジョイスティッ
ク16によって操作されるスイッチ装置61が設けられ
ている。このスイッチ装置61には、超音波モータユニ
ット31の圧電体35に接続されたモータ駆動ケーブル
62と、図示しない制御回路に接続されたケーブル63
とが接続されている。 次に、本実施形態の作用につい
て説明する。
【0025】まず、内視鏡1の挿入部2を体腔内に挿入
し、このとき例えば湾曲部7を上向きに湾曲したいと
き、術者はジョイスティック16を上側に傾ける。これ
により、上下湾曲操作用の湾曲操作装置部29aにおけ
る超音波モータユニット31の圧電体35には制御され
た駆動電圧が印加され、ステータ33には所定の向きの
進行波が発生する。この結果、ロータ34はその進行波
によって所定の向きに回転する。このロータ34の回転
は、回転軸36に伝達され、回転軸36に取り付けられ
た駆動ギア51を回転する。更に、駆動ギア51の回転
は従動ギア52に伝達され、これと一体的なスプロケッ
ト55を回転駆動する。そして、チェーンを回転してそ
の一端に連結した上側の湾曲操作ワイヤを引き、下側の
湾曲操作ワイヤを繰り出す。これにより、湾曲部7は上
側に強制的に湾曲される。尚、伝達歯車列50は、その
駆動ギア51の径に対して従動ギア52の径を充分に大
きくしてあるので、駆動力を高めることができる。
【0026】また、湾曲部7を下向きに湾曲したいとき
には、前記ジョイスティック16を下向きに傾けること
により、上記と同様の動作にて、湾曲部7が下向きに湾
曲される。また、湾曲部7を右向き,左向きに湾曲した
いときには、前記ジョイスティック16をそれぞれの方
向に傾けることにより、上記と同様の動作にて、左右湾
曲操作用の湾曲操作装置部29bが駆動され、湾曲部7
が所望の向きに湾曲される。
【0027】また、吸引釦14を操作することにより、
吸引のオン,オフを制御することができ、送気送水釦1
5を操作することにより、送気と送水の切換及びそれぞ
れのオン,オフを制御することができる。 このように
本実施形態では、電動湾曲操作機構を、挿入部2の略軸
延長上にある第1操作部11内に配置し、この第1操作
部11から側方に延出された第2操作部12に、吸引釦
14,送気送水釦15及び湾曲操作用のジョイスティッ
ク16を設けている。電動湾曲操作機構は大きいので、
従来のように、各操作機構全てを挿入部2の軸延長上の
操作部内に配置すると、この操作部が太径になったり長
くなったりして操作部の操作性が悪くなる。これに対
し、本実施形態では、上記の配置により、操作部11が
操作しやすい形状となり、且つ、各操作機構の操作手段
が互いに近くに配置されているので、各操作機構の操作
性が良い。
【0028】次に、図4及び図5を用いて、湾曲操作ス
イッチの変形例について説明する。この変形例では、第
2操作部12に、ジョイスティック16の代りに、スイ
ッチ装置65と、指サック状マグネット66とを設けて
いる。図4に示すように、前記スイッチ装置65内に
は、移動可能なマグネットまたは磁性材からなる可動部
材67と、この可動部材67によってオン,オフされる
上下左右用の4つのスイッチ68が設けられている。前
記指サック状マグネット66は、前記可動部材67に吸
着しており、この指サック状マグネット66に親指を入
れて動かすことにより、マグネット66の移動に伴って
可動部材67が移動し、スイッチ68を作動させるでき
るようになっている。尚、スイッチ装置67は、可変抵
抗等を用いて連続的に変化する出力が可能なものでも良
い。
【0029】図6ないし図10は本発明の第2実施形態
に係り、図6は操作部の平面図、図7は操作部の側面
図、図8は操作部の背面図、図9は送気送水,吸引操作
機構の変形例を示す説明図、図10は送気送水,吸引操
作機構の他の変形例を示す説明図である。
【0030】本実施形態の内視鏡は、電子内視鏡であ
り、コネクタ5を介して、光源と信号処理回路とを内蔵
したビデオプロセッサに接続されるようになっている。
また、対物レンズ系の結像位置には、イメージガイドの
代りにCCD等の固体撮像素子が配設されている。この
固体撮像素子に接続された信号線は、前記ビデオプロセ
ッサ内の信号処理回路に接続されるようになっている。
対物レンズ系によって結像された被写体像は、固体撮像
素子によって電気信号に変換され、この固体撮像素子の
出力信号は、前記信号処理回路で映像信号処理されるよ
うになっている。そして、この信号処理回路からの映像
信号がモニタに入力され、このモニタに被写体像が表示
されるようになっている。
【0031】また、図6及び図7に示すように、挿入部
2の軸延長上には、操作部71が連設されている。そし
て、この操作部71の後端側の側部から、下方に向け
て、折れ止め部17を介してユニバーサルコード4が延
設されている。また、このユニバーサルコード4と同じ
側の操作部71の側部にはハンドグリップ72が設けら
れている。そして、このハンドグリップ72の内側に手
を通し操作部71をホールドできるようになっている。
【0032】図7に示すように、前記操作部71内に
は、第1実施形態と同様に、電動湾曲操作機構として2
つの超音波モータ32が軸方向に沿って設けられてい
る。操作部71の後端部には、軸方向に対して45°傾
けられて下側を向いた斜面73が形成され、この斜面7
3に前記電動湾曲操作機構を操作するジョイスティック
16が設けられている。このような位置にジョイスティ
ック16を配置したことにより、ハンドグリップ72に
左手を通したときに、その親指で容易にジョイスティッ
ク16を操作できるようになっている。
【0033】また、操作部71の上面では、送気チュー
ブ20,送水チューブ21,吸引チューブ23が、外部
に露出している。これらのチューブの露出部は、ハンド
グリップ72に左手を通したときに、その人差指で送気
チューブ20を、中指で送水チューブ21を、薬指で吸
引チューブ23を、それぞれ押圧できる位置に配置され
ている。そして、これらのチューブの露出部を押圧して
閉塞することにより、各チューブ内の流体の流量を規制
することができるようになっている。このような構成と
したので、本実施形態では、送気送水,吸引操作機構と
してのシリンダや釦は設けられていない。その他の構成
及び作用は、第1実施形態と同様である。
【0034】このように本実施形態によれば、送気送
水,吸引操作機構を簡略化したことにより、操作部71
を挿入部2の軸延長上に配置しながら、操作部71が大
きくなることがなく、また、各操作機構の操作性が良く
なる。
【0035】次に、図9を用いて、送気送水,吸引操作
機構の変形例について説明する。この変形例では、送気
チューブ20,送水チューブ21,吸引チューブ23
は、操作部71の内部において、その上端近傍に配置さ
れている。そして、これらのチューブ20,21,23
を、それぞれ、一端が操作部71の外部に露出したレバ
ー74,75,76を押すことによって閉塞できるよう
になっている。
【0036】次に、図10を用いて、送気送水,吸引操
作機構の他の変形例について説明する。
【0037】この変形例では、送気チューブ20,送水
チューブ21,吸引チューブ23は、操作部71の内部
において、その上端近傍に配置されている。これらのチ
ューブ20,21,23の近傍には、各チューブ20,
21,23を閉塞可能なチューブ閉塞板77,78,7
9が回動自在に設けられている。このチューブ閉塞板7
7,78,79は、それぞれ、ばね80,80,80に
よって、各チューブ20,21,23を閉塞する方向に
付勢されている。また、操作部71の上端部には、前記
各チューブ閉塞板77,78,79を押し下げることの
可能なボタン81,82,83が設けられている。そし
て、ボタン81,82,83を押すことによってチュー
ブ20,21,23が開放され、ボタン81,82,8
3を押さないときにはチューブ20,21,23が閉塞
されるようになっている。
【0038】図11ないし図14は本発明の第3実施形
態に係り、図11は操作部の平面図、図12は操作部の
側面図、図13は操作部の背面図、図14は湾曲操作ス
イッチの斜視図である。
【0039】本実施形態の内視鏡では、ユニバーサルコ
ード4は、ハンドグリップ72の前端部から下方に延出
されている。また、ハンドグリップ72の後端部には、
左手親指を入れる穴84が設けられている。この穴84
は、内視鏡をスコープハンガーに引っ掛けるための穴を
兼ねている。
【0040】また、操作部71の斜面73には、第2実
施形態のジョイスティック16の代りに、湾曲操作スイ
ッチボックス受け85が設けられている。この湾曲操作
スイッチボックス受け85内には、スイッチ接点86が
設けられている。前記湾曲操作スイッチボックス受け8
5には、図14に示すような湾曲操作スイッチボックス
87A,87B,87C,87Dが選択的に装着される
ようになっている。図14(a)に示すスイッチボック
ス87Aは、上下左右用の各スイッチ89Aが別々に設
けられたものである。図14(b)に示すスイッチボッ
クス87Bは、上下左右用のスイッチ89Bが一体的に
形成されたものである。図14(c)に示すスイッチボ
ックス87Cは、タッチセンサ式のスイッチ89Cを用
いたものである。図14(d)に示すスイッチボックス
87Dは、ジョイスティック89Dを用いたものであ
る。各スイッチボックス87A,87B,87C,87
Dには、湾曲操作スイッチボックス受け85内のスイッ
チ接点86に接続されるスイッチ接点88が設けられて
いる。そして、これらのスイッチボックス87A,87
B,87C,87Dを湾曲操作スイッチボックス受け8
5に装着することにより、これらが湾曲操作スイッチと
して機能するようになっている。
【0041】このように本実施形態によれば、使用者の
好みに応じて、湾曲操作用のスイッチの形状を変えるこ
とができる。その他の構成,作用及び効果は、第2実施
形態と同様である。
【0042】図15ないし図17は本発明の第4実施形
態に係り、図15は操作部の側面図、図16は操作部の
背面図、図17は湾曲操作スイッチの斜視図である。
【0043】本実施形態の内視鏡では、操作部71の斜
面73には、第3実施形態の湾曲操作スイッチボックス
受け85の代りに、複数の、例えば4つのコネクタ受け
90が設けられている。このコネクタ受け90には、図
17に示すような湾曲操作スイッチ91A,91B,9
1C,91Dが選択的に接続されるようになっている。
図17(a)に示すスイッチ91Aは、スイッチ本体9
2上に上下左右用の各スイッチ89Aが別々に設けられ
たものである。図17(b)に示すスイッチ91Bは、
スイッチ本体92上に上下左右用のスイッチ89Bが一
体的に形成されたものである。図17(c)に示すスイ
ッチ91Cは、スイッチ本体92上にタッチセンサ式の
スイッチ89Cを設けたものである。図17(d)に示
すスイッチ91Dは、スイッチ本体92上にジョイステ
ィック89Dを設けたものである。各スイッチ91A,
91B,91C,91Dのスイッチ本体92からは、ケ
ーブル93が延設され、このケーブル93の端部に、前
記コネクタ受け90に接続されるコネクタ94が設けら
れている。また、前記スイッチ本体92の裏面はマグネ
ットになっており、操作部71外装は磁性材で形成され
ている。従って、湾曲操作スイッチ91A,91B,9
1C,91Dを操作部71の任意の位置に取り付けるこ
とができるようになっている。
【0044】このように本実施形態によれば、使用者の
好みに応じて、湾曲操作用のスイッチの形状を変えるこ
とができると共に、このスイッチの位置を選択すること
ができる。
【0045】尚、ケーブル93を長くし、またスイッチ
も大きくして、各スイッチ91A〜91Dをフットスイ
ッチとして使用しても良い。その他の構成,作用及び効
果は、第2または第3実施形態と同様である。
【0046】[付記] 1.内視鏡に設けた湾曲操作スイッチを用いて電動湾曲
機構を駆動させ、挿入部に設けた湾曲部を湾曲制御する
内視鏡において、前記挿入部の湾曲部を湾曲動作させる
ための湾曲操作スイッチを複数種類設け、これら湾曲操
作スイッチを前記内視鏡に対して着脱自在に設置する内
視鏡。
【0047】2.前記内視鏡の操作部に前記湾曲操作ス
イッチを配置する湾曲操作スイッチボックス受けを設け
た付記1記載の内視鏡。
【0048】3.前記湾曲操作スイッチを前記湾曲操作
スイッチボックス受けに配置したとき、前記湾曲操作ス
イッチの接点と前記湾曲操作スイッチボックス受けの接
点とが導通して機能する付記1及び付記2記載の内視
鏡。
【0049】4.前記湾曲操作スイッチにコネクタを有
するケーブルを設ける一方、前記内視鏡の操作部に前記
コネクタが接続されるコネクタ部を設けた付記1記載の
内視鏡。
【0050】5.前記操作部外装を磁性材で形成する一
方、前記湾曲操作スイッチの裏面にマグネットを設けた
付記4記載の内視鏡。このことにより、湾曲操作スイッ
チを内視鏡の操作部の所望の場所に配置することが可能
になる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、症
例や術者の好みに応じた湾曲操作スイッチを内視鏡に設
けて操作性が向上する内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図5は本発明の第1実施形態に係
り、図1は内視鏡操作部の断面図
【図2】内視鏡の全体を示す側面図
【図3】図2のA−A´線断面を示す説明図
【図4】湾曲操作スイッチの変形例を示す説明図
【図5】図4のB矢視図
【図6】図6ないし図10は本発明の第2実施形態に係
り、図6は操作部の平面図
【図7】操作部の側面図
【図8】操作部の背面図
【図9】送気送水,吸引操作機構の変形例を示す説明図
【図10】送気送水,吸引操作機構の他の変形例を示す
説明図
【図11】図11ないし図14は本発明の第3実施形態
に係り、図11は操作部の平面図
【図12】操作部の側面図
【図13】操作部の背面図
【図14】湾曲操作スイッチの斜視図
【図15】図15ないし図17は本発明の第4実施形態
に係り、図15は操作部の側面図
【図16】操作部の背面図
【図17】湾曲操作スイッチの斜視図
【符号の説明】
87A,87B,87C,87D…スイッチボックス 89A,89B,89C…スイッチ 89D…ジョイスティック
フロントページの続き (72)発明者 宝 敏幸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 後藤 正仁 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 竹端 榮 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大明 義直 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉満 浩一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 青木 義安 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−179713(JP,A) 特開 昭63−197430(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湾曲部を有する挿入部とこの挿入部の基
    端に設けられた操作部を有し、湾曲操作スイッチの操作
    に基づいて電動湾曲機構を駆動させ、前記湾曲部を湾曲
    制御する内視鏡において、前記内視鏡に対して着脱自在に接続されるコネクタケー
    ブルとスイッチ本体からなる複数種類の湾曲操作スイッ
    チと、前記湾曲操作スイッチのスイッチ本体を装着する
    被装着部を形成した前記内視鏡の操作部とを備え前記複数種類の湾曲操作スイッチより選択された湾曲操
    作スイッチを、前記コネクタケーブルを介して前記内視
    鏡に接続すると共に、前記湾曲操作スイッチのスイッチ
    本体を前記内視鏡の操作部の外装に形成された前記被装
    着部の任意の位置に着脱自在に装着する ことを特徴とす
    る内視鏡。
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