JPH05228096A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH05228096A
JPH05228096A JP4036349A JP3634992A JPH05228096A JP H05228096 A JPH05228096 A JP H05228096A JP 4036349 A JP4036349 A JP 4036349A JP 3634992 A JP3634992 A JP 3634992A JP H05228096 A JPH05228096 A JP H05228096A
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air
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Genichi Nakamura
元一 中村
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義勝 永山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 危険な誤動作を防止でき、安全性を確保でき
る内視鏡装置を提供することを目的とする。 【構成】 湾曲部が形成された細長の挿入部と、前記湾
曲部を操作する湾曲スイッチ10及び該湾曲スイッチ1
0以外に形成された送気・送水スイッチ8と吸引スイッ
チ9とが設けられた操作部とを有する電子内視鏡1と、
前記送気・送水スイッチ8又は吸引スイッチ9と前記湾
曲スイッチ10の2つ又は3つを同時に操作した場合に
は前記湾曲部を駆動するモータ32を動作状態に設定し
ない制御を行うモータ制御部30とを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誤った操作を行った場
合に対する誤動作を禁止する手段を設けた内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を挿入することによ
り、体腔内やプラント、その他の管腔内を観察すること
ができる光学式、電子式の内視鏡が広く用いられるよう
になった。これらの内視鏡においては、操作性を向上す
るためにモータ等の駆動手段を用いたものも提案されて
いる。例えば挿入部の先端と所望の部位に導くにあたっ
て、特開昭61−106125号公報に示されているよ
うにモータ等の駆動手段を用いて湾曲スイッチ等の入力
手段により挿入部を湾曲操作する湾曲内視鏡が提案され
ている。
【0003】また、実願昭62−139196には挿入
部先端から導出される処置具の方向を変える鉗子起上台
をモータ等の駆動手段により鉗子起上スイッチ等の入力
手段で移動させる内視鏡が提案されている。また、特願
昭62−272123には挿入部先端内に設けられた対
物レンズとしてのズームレンズをモータ等の駆動手段に
よりズームスイッチ等の入力手段で移動させ、ワイド〜
テレ状態とする内視鏡が提案されている。
【0004】また、一般に電子式内視鏡の操作部には、
モニタ上に静止画を表示させるためのフリーズスイッチ
と、静止画撮影用のレリーズスイッチが設けられてい
る。これら以外にも操作部には送気・送水、吸引手段の
送気・送水、吸引用シリンダあるいは送気・送水、吸引
スイッチが設けられている。
【0005】ここで一般に内視鏡操作部の把持部は略円
筒形をしているため、これを把持する場合は、小指と薬
指が主に把持部の把持を行い、残りの中指、人差指、親
指がスイッチ類の操作を行うことになる。ここで把持部
が略円筒形であることより、中指、人差指と親指は、操
作部を挟んで対向して位置することになる。
【0006】また、内視鏡においては、その操作性のう
えから親指で湾曲、鉗子起上等の操作を、中指、人差指
で送気・送水、吸引フリーズ、レリーズスイッチ等の操
作を行う形が定着している。また、術者は通常スイッチ
操作を行わない時は、スイッチの上に指を乗せた状態に
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで例えば親指側に
湾曲スイッチ等の湾曲部を可動させるスイッチAが、人
差指、中指側に送気・送水、吸引スイッチ等の挿入部の
可動には関係ないスイッチBが位置しているとする。親
指は、スイッチAの操作を行わない時には、スイッチA
より浮かした状態にしているがこの時対向するスイッチ
Bの操作を人差指か中指で行う場合必然的に操作部と親
指に力が入り術者の無意識のうちに、誤ってスイッチA
が押されてしまうことがあった。
【0008】このようなことが起こると、挿入部が操作
者の意図しない動きをし、非常に危険である。又、湾曲
操作以外の例えば鉗子を起上させる操作を行う場合にも
同様のことがいえる。
【0009】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
危険な誤動作を防止でき、安全性を確保できる内視鏡装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】湾曲部等の可
動部が形成された細長の挿入部と、前記可動部を操作す
る可動部操作手段及び該可動部操作手段以外に少なくと
も1つ形成された送気・送水操作等の操作手段とが設け
られた操作部とを有する内視鏡装置において、前記可動
部操作手段及び前記操作手段の両方を同時に操作した場
合には前記可動部を非動作状態に設定する可動部制御手
段を設けることによって、送気・送水等の操作手段の操
作を行うために誤って湾曲操作等の可動部を可動させる
操作を同時に行ってしまっても、この場合には可動部制
御手段により可動部を可動させないようにして安全性を
確保している。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図7は本発明の第1実施例に
係り、図1は第1実施例の内視鏡装置の全体構成を示
し、図2は操作部に形成された湾曲スイッチを示し、図
3は操作部内部の湾曲機構を示し、図4は図3のチェー
ンエンドを示し、図5は図3のA−A線断面を示し、図
6は湾極スイッチ、送気・送水スイッチ、吸引スイッチ
等の制御系の構成を示し、図7は水タンクを示す。
【0012】図1において符号1は電子内視鏡を示し、
この電子内視鏡1は、細長の挿入部2と、この挿入部2
の後端に形成された太幅の操作部3と、この操作部3か
ら外部に延出されたライトガイド用ユニバーサルコード
4から構成される。また、上記挿入部2は、先端側から
硬質の先端構成部5、湾曲自在の湾曲部6、可撓性の可
撓管部7とにより構成されている。
【0013】更に、操作部3には送気・送水スイッチ
8、吸引スイッチ9、および上記湾曲部を湾曲操作する
湾曲スイッチ10が設けられている。更に、上記ライト
ガイド用ユニバーサルコード4の延出先端には、照明用
光源装置12に接続するためのコネクタ11が取着され
ている。
【0014】上記照明用光源装置12の本体内には、モ
ータ制御ユニット13とビデオ信号処理ユニット14と
送気・送水、吸引ユニット15が設けられ、これらは上
記内視鏡1のコネクタ12を上記照明用光源装置12に
接続すると、上記内視鏡1側に対して自動的に接続され
るようになっている。ここで、送気・送水、吸引ユニッ
ト15とモータ制御ユニットは電気的に接続している。
また、ビデオ信号処理ユニット14で処理された画像信
号はモニタ16へ伝送される。
【0015】次に、前記湾曲スイッチ10は、図2に示
すように十字型のパッド形状となっている。このスイッ
チ10は、湾曲部6を上、下、左、右に湾曲させる指示
を出せるように、上下左右方向に傾倒し、図示しないパ
ッド下の4つのON−OFFスイッチを押すように構成
されている。
【0016】湾曲スイッチ10の位置は操作者が把持す
る把持部17に対し、操作者が把持した時親指の方向に
あり、親指でスイッチ10の操作ができるようになって
いる。逆に、送気・送水スイッチ8と、吸引スイッチ9
は、人差指と中指の方向に位置している。図3は、操作
部3の内部の、UD方向の湾曲機構を示す図である。R
L方向は同じ形状なため、割愛した。
【0017】図3において地板18は図示しない方法で
操作部内に固定されている。この地板18上には、図示
しないUD湾曲用モータに固定された動力伝送手段の駆
動ギアに係合している湾曲操作手段の一例としてのスプ
ロケット19が、地板18に固定された軸20により回
転可能に支持されている。
【0018】そして、このスプロケット19にはチェー
ン21が係合しており、このチェーン21の端部にはチ
ェーンエンド22が固定されている。このチェーンエン
ド22には図4に示すようなかぎ部22aが設けられて
いる。また、このチェーンエンド22の他端には、アン
グルワイヤ23が固定され、このアングルワイヤ23の
他端は、図1で示した挿入部2内を通り湾曲部6の先端
構成部5側に固定されている。
【0019】また地板18には、チェーン21に挟まれ
る位置にチェーン21の両端部同士が接近するのを防ぐ
センタガイド24が固定されている。また、チェーン2
1のセンタガイド24の逆側には、チェーン21の両端
部同士が離れるのを防ぐサイドガイド25が固定されて
いる。
【0020】このサイドカイド25は、A−A断面図で
ある図5に示すように、細長な板をコの字形に曲げたも
ので、このコの字の間に前記チェーンエンド22のかぎ
部22aが移動可能に挟まれている。また、このチェー
ンエンド22の移動量を決めるチェーンエンドストッパ
26は、サイドガイド25のコの字の開端側で挟まれて
固定されている。
【0021】この固定は、ねじ27がサイドガイド25
とチェーンエンドストッパ26に設けられた穴を通り地
板18に結合することにより行われている。また、サイ
ドガイド25の開端には半円形の切り欠きがあり、これ
が、円柱形で周方向に溝のあるサイドガイド止め部材2
8の溝部にそれぞれ入っている。このサイドガイド止め
部材28は、皿ねじ29により地板18に固定されてい
る。図6は、湾曲スイッチ10と送気・送水スイッチ8
と吸引スイッチ9関係の制御系の結線図である。
【0022】電子内視鏡1内には、湾曲スイッチ10、
送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9が設けられてい
る。湾曲スイッチ10は上下右左(U,D,R,L)方
向の湾曲操作に対応した4つのスイッチ(スイッチU,
D,R,Lと略記する)から構成されている。そしてこ
の湾曲スイッチ10は、光源装置12内のモータ制御ユ
ニット13内のモータ制御部30に連結している。
【0023】この湾曲スイッチ10を形成する4つのス
イッチU,D,R,Lにおけるモータ制御部30に接続
される一方の接点は、抵抗と図示しない電源により、そ
れぞれプルアップされている。また各スイッチU,D,
R,Lの他方の接点は接地されている。各スイッチU,
D,R,Lは、スイッチONで“L”のON信号をモー
タ制御部30に出力する。
【0024】前記モータ制御部30は、前記湾曲スイッ
チ10からの信号を受け“L”信号を受けている間中、
モータドライバ31の対応する方向を起動する。このモ
ータドライバ31は、起動されている間中、電子内視鏡
1内のモータ32を駆動する構造となっている。
【0025】次に、送気・送水スイッチ8は2段スイッ
チであり、1回目で送気(A)がONし、更に押し込む
と2回目で、送気(A)と送水(W)がONする。これ
らのスイッチも前記湾曲スイッチ10同様スイッチON
でそれぞれ“L”信号を出す。送気(A)スイッチは送
気制御部33に連結しており、送気制御部33は“L”
信号を受けると送気ポンプ34を駆動する。送気ポンプ
34は切換弁35を介し、図示しない電子内視鏡1の送
気管路に送気する。
【0026】次に送水(W)スイッチは、送水制御部3
6に連結しており、送水制御部36は、“L”信号を受
けると切換弁35を動作させ、送気ポンプ34からの空
気を水タンク37内に導く。ここで水タンク37は図7
に示すように内部に水が満たされた密封容器であり、水
面上には、切換弁35からの送気チューブ、水面下に
は、図示しない電子内視鏡1内の送水管路へ連結してい
る送水チューブ37bから構成されている。
【0027】送気チューブ35から導かれた空気は、水
面を押し下げ、押し下げられた水は送水チューブ37b
を通り、送水管路に導かれ、送水を行う。
【0028】次に吸引スイッチ9も、湾曲スイッチ1
0、送気・送水スイッチ8と同様、ONすることで
“L”信号を出す。吸引スイッチ9に連結している吸引
制御部38は、“L”信号を受けると吸引ポンプ39を
駆動する。吸引ポンプ39は、図示しない電子内視鏡1
内の吸引管路を介し吸引する。
【0029】また、前記送気・送水スイッチ8、吸引ス
イッチ9の出力信号は、3入力のAND回路40にも入
力されている。そして、AND回路40は、モータ制御
部30に信号を送っている。モータ制御部30は、AN
D回路40から“L”信号を受けると、たとえ湾曲スイ
ッチ10より“L”信号を受けていても、モータドライ
バ31を起動しない回路構成となっている。
【0030】次に、前記湾曲スイッチ10、送気・送水
スイッチ8、吸引スイッチ9の作用について説明する。
【0031】図6の電子内視鏡1の湾曲スイッチ10の
U(上)方向への湾曲操作を行うスイッチUを押すと、
光源装置12内のモータ制御部30にU方向制御端に対
して“L”信号が送られる。するとモータ制御部30
は、モータドライバ31のU方向を起動する。モータド
ライバ31は、起動されている間中、電子内視鏡1内の
モータ32を駆動する。モータ32は図示しない駆動ギ
アを介し、図3に示すスプロケット19を回転させ、ス
プロケット19に係合しているチェーン21を移動させ
る。
【0032】このチェーン21は、チェーンエンド22
を介し、アングルワイヤ23を移動させ、アングルワイ
ヤ23が図1における湾曲部6の先端構成部5側を牽引
することにより、湾曲部6はU方向(図1における光源
装置12と逆方向)に湾曲する。
【0033】ここで湾曲スイッチ10のU(上)方向へ
の湾曲操作を行うスイッチUを押していた指を離すと、
モータ制御部30にU方向制御端に対して“H”信号が
送られる。するとモータドライバ31はU方向の起動を
止め、モータ32が停止することにより、湾曲部6のU
方向の湾曲も止まる。
【0034】次に、図6において送気・送水スイッチ8
の1段目をONすると、送気状態となり、Aスイッチ
(送気スイッチ)のみONとなる。すると、光源装置1
2内の送気制御部33に“L”信号が送られる。送気制
御部33は、“L”信号を受けると送気ポンプ34を駆
動する。送気ポンプ34は、切換弁35を介し、図示し
ない、電子内視鏡1の送気管路に送気を行う。
【0035】更に、送気・送水スイッチ8を更に2段目
までONすると、送水状態となり、Aスイッチ(送気ス
イッチ)とWスイッチ(送水スイッチ)がONとなる。
送水スイッチがONになると、送水制御部36に“L”
信号が送られる。送水制御部36は、“L”信号を受け
ると、切換弁35を駆動させ、送気ポンプ34からの送
気が、送気管路ではなく、水タンク37に行くようにす
る。
【0036】すると図7における送気チューブ37aか
ら水タンク37内に空気が導かれ、流入した空気のため
に水が押し下げられ、押し下げられた水は、送水チュー
ブ37bを介し、送水管路に送水される。
【0037】送気・送水スイッチ8をOFF状態とする
と、送気制御部33と送水制御部36に、“H”信号が
送られる。送気制御部33は“H”信号を受けると送気
ポンプ34の駆動を止める。また、送水制御部36は、
“H”信号を受けると、切換弁35を、送気ポンプ34
と送気管路を連結した状態にする。このようにして、送
気・送水はストップする。
【0038】次に吸引スイッチ9をONすると、吸引制
御部38に“L”信号が送られる。すると吸引制御部3
8は、吸引ポンプ39を駆動する。吸引ポンプ39は吸
引管路を介し、吸引を行う。
【0039】前記送気・送水スイッチ8あるいは、吸引
スイッチを押している最中に湾曲スイッチ10を押す
と、送気・送水スイッチ8と吸引スイッチ9からの信号
線が3入力のAND回路40を介し、モータ制御部30
に入力されるよう接続されているため、モータ制御部3
0は、AND回路40からの“L”信号を受け、モータ
ドライバ31を駆動させないので、モータ32は駆動さ
れず、湾曲部6も湾曲しない。
【0040】このように作用する第1実施例によれば、
送気・送水、吸引時に誤って湾曲スイッチ10を押して
も湾曲部6は湾曲されず安全性を確保できる。
【0041】次に本発明の第2実施例の構成を図8及び
図9を参照して説明する。本実施例は、第1実施例の湾
曲スイッチ10(湾曲スイッチ10を押している間は湾
曲をかけるタイプ)から湾曲スイッチ位置(角度)と、
湾曲部の湾曲角が1対1に対応するタイプに変えたもの
である。
【0042】第1実施例との違いはa)湾曲スイッチの
タイプ、b)モータ制御部の制御方式、c)モータ制御
部前にA/D変換手段を設けた、d)モータにエンコー
ダを付設したの4点であり、その他の第1実施例と同じ
であり、同一の部材は同符号で説明する。
【0043】図8において、湾曲スイッチ50は、軸部
50aがU,D,R,L(上、下、左、右)方向に傾倒
可能なスイッチで、挿入部2の湾曲部6の湾曲操作を行
うスイッチである、この湾曲スイッチ50の内部には、
図9に示すトリマ抵抗が設けてあり、軸部50aの傾き
角を電気信号(電圧)に変換し、後述する光源装置12
内のA/D変換器を介しモータ制御部55に伝送する。
【0044】また、この湾曲スイッチ50の位置は操作
者が把持する把持部17に対し、操作者が把持した時親
指の方向にあり、親指で湾曲スイッチ50の操作ができ
るようになっている。逆に送気・送水スイッチ8と吸引
スイッチ9は人差指と中指の方向に位置している。
【0045】図9は、湾曲スイッチ50と送気・送水ス
イッチ8と吸引スイッチ9との制御系の関係を示す結線
図である。電子内視鏡51内には湾曲スイッチ50、送
気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9が設けられてい
る。
【0046】湾曲スイッチ50は、U,D,R,L
(上、下、左、右)に対応したトリマ抵抗から構成され
ている。そして、この湾曲スイッチ50は、光源装置5
2内のモータ制御ユニット53内のA/D変換器54に
連結している。この湾曲スイッチ50内部のトリマ抵抗
のA/D変換器54側の接点は図示しない電源により、
プルアップされている。また、他の接点は接地されてい
る。
【0047】各トリマ抵抗は、図8の軸部50aを傾倒
させることにより、0〜+Vまでの電圧をA/D変換器
54に送る。このA/D変換器54は、アナログ量であ
る電圧をデジタル量に変換する働きを持っており、モー
タ制御部55に変換後のデータを伝送するよう接続され
ている。
【0048】モータ制御部55は、各U,D,R,Lの
デジタル量と、後述するモータに付設されたエンコーダ
の回転量が同じになるようモータドライバ31を制御す
る働きをしている。モータドライバ31は、起動されて
いる間、モータ32をモータ制御部55で指示された方
向に駆動する働きをしている。また、モータ32にはエ
ンコーダ56が付設されており、モータ32の回転角の
情報をモータ制御部55に送っている。送気・送水スイ
ッチ8と吸引スイッチ9の構成については第1実施例と
同じなので説明を割愛する。
【0049】また、前記モータ制御部55は、3入力の
AND回路40からの出力を受け、この出力が“L”
(送気・送水スイッチ8あるいは、吸引スイッチ9がO
N状態)の場合は、モータドライバ31の制御を一時停
止し、“H”になったらゆっくりとA/D変換器54か
らのデジタル量と同じになるようにモータドライバ31
を介し、モータ32を制御する回路構成となっている。
次に作用を説明する。
【0050】湾曲スイッチ50を例えばU方向に傾倒さ
せると内部のU方向に係るトリマ抵抗の抵抗値が変わ
り、それにより、A/D変換器54に送られる電圧値が
変わる。するとA/D変換器54は、変化後の電圧値を
アナログ量からデジタル量に変換し、モータ制御部55
に伝送する。モータ制御部55は、このデジタル量と、
エンコーダ56の状態が合うようモータドライバ31を
介し、モータ32を回転させる。これにより湾曲部6
は、モータ32によりU方向に湾曲される。
【0051】送気・送水スイッチ8あるいは、吸引スイ
ッチ9を操作中に湾曲スイッチ50を押しても、3入力
のAND回路40を介し、モータ制御部55に“L”信
号が入力されモータ制御部55がモータドライバ31の
起動を行わないため湾曲部6は湾曲しない。
【0052】送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9の
操作終了後に、操作前と湾曲スイッチ50の状態が変わ
っていた場合は、操作終了後の湾曲スイッチ状態となる
よう湾曲部6をゆっくりと湾曲させる。
【0053】このように作用する第2実施例によれば、
送気・送水、吸引時に、誤って湾曲スイッチ50を動か
してしまっても、送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ
9の操作終了後に湾曲部6が湾曲スイッチ50で指示さ
れている位置までゆっくりと動くので、湾曲スイッチ5
0と湾曲部6が対応しなくなることはない。また、いき
なり湾曲部6が動くことがないので安全である。
【0054】次に図10及び図11を参照して本発明の
第3実施例を説明する。本実施例は第2実施例の湾曲ス
イッチにスイッチ復帰用モータを設けたものである。
【0055】第2実施例との違いはa)湾曲スイッチの
復帰用モータがトリマ抵抗に付設された、b)モータ制
御部の制御方式の違い、c)モータドライバの起動方式
の違い、の3点である。
【0056】図10において電子内視鏡61に設けられ
た湾曲スイッチ60はU,D,R,L方向に傾倒可能な
軸60aを有したスイッチで、その側部には、軸60a
に連動・回転し、軸60aの傾倒角を測定する回転軸を
有するUD用トリマ抵抗66とRL用トリマ抵抗67が
設けられている。そしてUD用トリマ抵抗66には、そ
の回転軸であるUD回転軸66aがRL用トリマ抵抗6
7にはRL回転軸67aが設けられている。
【0057】そしてUD回転軸66aには、この回転軸
を回転させるUD復帰用モータ68がRL回転軸67a
にはRL復帰用モータ69がそれぞれ連結されている。
図11は、湾曲スイッチ60と送気・送水スイッチ8と
吸引スイッチ9との制御系の関係を示す結線図である。
尚、図11においては、結線は、U方向のみ示し、他の
方向は構造が同じなので割愛する。
【0058】前記UD復帰用モータ68の制御は、光源
装置62内のモータ制御ユニット63内のモータ制御部
64とモータドライバ65によって行われている。モー
タ制御部64は、送気・送水スイッチ8あるいは吸引ス
イッチ9動作時に湾曲スイッチ60が動作された時の
み、送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9の操作終了
後にエンコーダ56の回転量とトリマ抵抗からA/D変
換器54を介したデジタル量が等しくなるまで、モータ
ドライバ65を起動し、UD復帰用モータ68によりゆ
っくり回転させる回路となっている。送気・送水スイッ
チ8あるいは吸引スイッチ9動作時に湾曲スイッチ60
が操作されても第1,2実施例で述べたように湾曲部6
は動かない。
【0059】しかし、送気・送水スイッチ8、吸引スイ
ッチ9動作後に動作前と湾曲スイッチ60の状態が変わ
っていたらモータ制御部64は、モータドライバ65を
起動させ、復帰用モータ(68等)を駆動し、湾曲スイ
ッチ60の傾きによりA/D変換器54に送られるデジ
タル量がエンコーダ56の回転量と合うようにトリマ抵
抗をゆっくり動かし、それにより、湾曲スイッチ60を
動かし、湾曲部6と湾曲スイッチ60の状態を合わせ
る。この第3実施例は第2実施例の効果に加え、湾曲部
6が動かないため、より安全である。
【0060】次に本発明の第4実施例を図12及び図1
3を参照して説明する。本実施例は、第1実施例の操作
部にフリーズスイッチとレリーズスイッチを付加したも
のである。ここで、フリーズスイッチとは挿入部先端か
らの画像取り込みを凍結し、静止画を得るフリーズ機能
を動作させるスイッチで、レリーズスイッチとは、この
フリーズ状態を作動し、静止画を得るとともに、図示し
ないカメラ撮影装置に対してこの静止画を撮影すること
を指示するスイッチである。
【0061】第1実施例との違いはa)フリーズスイッ
チの付加、b)レリーズスイッチの付加、c)光源装置
内のモータ制御部の制御方式の違い、の3点であり、そ
の他は同じなので、第1実施例と同じ符号で説明する。
【0062】図12において電子内視鏡1の操作部3に
は送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9、湾曲スイッ
チ10、フリーズスイッチ70、レリーズスイッチ71
が設けられている。ここで、挿入部2の先端構成部5側
からの映像は、図示しないCCD等の素子によりユニバ
ーサルコード4、光源装置73を介し、モニタ16に映
し出される。
【0063】先に述べたように、フリーズスイッチ70
は、モニタ16上に静止画を得るスイッチ、レリーズス
イッチ71は、モニタ16上に静止画を得るとともに図
示しないカメラ撮影装置に対し、静止画を撮影するよう
指示するスイッチである。
【0064】図13は、湾曲スイッチ10とフリーズス
イッチ70、レリーズスイッチ71との制御系の関係を
示す結線図である。送気・送水スイッチ8、吸引スイッ
チ9については、第1実施例と同じなので割愛する。湾
曲スイッチ10は第1実施例と同様にON時に“L”信
号を発するスイッチで、出力は光源装置73内のモータ
制御ユニット74内のモータ制御部75に連結してい
る。
【0065】フリーズスイッチ70とレリーズスイッチ
71もON時に“L”信号を発するスイッチで、出力
は、光源装置73内のビデオ信号処理ユニット76に連
結している。このビデオ信号処理ユニット76は挿入部
先端からの映像信号を処理し、モニタ16上に映像を映
し出す機能を有している。
【0066】またこのビデオ信号処理ユニットは、フリ
ーズスイッチ70からの“L”信号を受けると、挿入部
先端からの撮影信号の取り込みを連結し、モニタ16上
に静止画を映す機能と、レリーズスイッチ71からの
“L”信号を受けると、モニタ16上に静止画を映すと
共に図示しないカメラ撮影装置に対してこの静止画を撮
影するように指示する機能をもっている。
【0067】また、フリーズスイッチ70とレリーズス
イッチ71の出力は、2入力のAND回路77にも入力
され、その出力端は、モータ制御部75に連結してい
る。モータ制御部75は、2入力のAND回路77から
の“L”信号を受けるとたとえ湾曲スイッチ10より
“L”信号を受けていてもモータドライバ31を起動し
ない回路構成となっている。この他は第1実施例と同じ
なので割愛する。次に作用を説明する。
【0068】フリーズスイッチ70かレリーズスイッチ
71を押すと、ビデオ信号処理ユニット76に“L”信
号が送られ、モニタ16上に静止画を表示したり静止画
撮影を行うと共に、2入力のAND回路77を介しモー
タ制御部75に“L”信号が送られ、湾曲スイッチ10
による入力を無効とする。
【0069】第1実施例に加え、フリーズスイッチ7
0、レリーズスイッチ71を押す際、または押している
最中に誤って湾曲スイッチ10を押しても湾曲部6が動
かず、モニタ16上の映像と実際の湾曲部6の状態が対
応しているため安全であるという効果がある。
【0070】次に図14ないし図17を参照して本発明
の第5実施例を説明する。本実施例は、第1実施例の操
作部に、鉗子起上用のシーソ型スイッチを付加したもの
である。
【0071】第1実施例との違いは、a)先端構成部に
鉗子起上台を付加した、b)この鉗子起上台を操作する
鉗子起上スイッチを操作部に付加した、c)光源装置内
のモータ制御ユニット内に鉗子起上用モータ制御部、モ
ータドライバが付加された、この3点であり、その他は
同じなので第1実施例と同じ符号で説明する。
【0072】図14において電子内視鏡1の操作部3に
は、送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9、湾曲スイ
ッチ10、鉗子起上スイッチ80が設けられている。鉗
子起上スイッチ80は図15に示すようにシーソ型スイ
ッチとなっており、内部に設けられた図示しない2つの
ON−OFFスイッチより構成されている。
【0073】そして、B側を押すと、後述する鉗子起上
台81が先端構成部5に対し垂直になる、つまり起き上
がる向きに動作し、他方のC側を押すと、鉗子起上台8
1が先端構成部5に対し平行になる、つまり横たわる向
きに動作するよう構成されている。
【0074】図16は、先端構成部5の構造を示すもの
である。上記先端構成部5には、収容室82が形成され
ており、この収容室82には鉗子起上用モータ83が設
けられている。この鉗子起上用モータ83の回転軸84
には処置具85の導出方向を変える鉗子起上台81が固
定されている。つまり、鉗子起上用モータ83に通電す
ると、回転軸84が回り、それにつれ鉗子起上台81も
先端構成部5に対し、平行〜垂直の状態になるよう動作
する。
【0075】図17は、湾曲スイッチ10と鉗子起上用
スイッチ80との制御系の関係を示す結線図である。送
気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9については第1実
施例と同じなので割愛する。湾曲スイッチ10は第1実
施例と同様にON時に“L”信号を発するスイッチで、
出力は光源装置86内のモータ制御ユニット87内のモ
ータ制御部88に連結している。
【0076】鉗子起上スイッチ80もON時に“L”信
号を発するスイッチで、出力はモータ制御ユニット87
内の鉗子起上用モータ制御部89に連結している。この
鉗子起上用モータ制御部89は、鉗子起上スイッチ80
内のB(垂直方向)スイッチか、C(平行方向)スイッ
チからの“L”信号を受けると、鉗子起上用モータドラ
イバ90を起動する。鉗子起上用モータドライバ90は
起動されている間、鉗子起上用モータ83を回転させ、
それにより鉗子起上台81がスイッチ状態に合わせ平行
〜垂直になるよう動く。
【0077】また、鉗子起上用スイッチ80からの出力
は、2入力のAND回路91にも入力され、その出力端
は、モータ制御部88に連結している。モータ制御部8
8は、2入力のAND回路91からの“L”信号を受け
ると、たとえ湾曲スイッチ10より“L”信号を受けて
いてもモータドライバ31を起動しない回路構成となっ
ている。その他は第1実施例と同じなので割愛する。
【0078】次に作用を説明する。鉗子起上用スイッチ
80のB側を押すと、鉗子起上用モータ制御部89に
“L”信号が送られ、鉗子起上台81が垂直方向に動く
とともに、2入力のAND回路91を介し、モータ制御
部88に“L”信号が送られ、湾曲スイッチ10による
入力を無効とする。
【0079】第1実施例に加え、鉗子起上スイッチ80
を押す際、または押している最中に誤って湾曲スイッチ
10を押しても湾曲部6が動かないため安全であるとい
う効果を有する。
【0080】次に図18ないし図22を参照して本発明
の第6実施例を説明する。本実施例は、第1実施例の操
作部にズームスイッチを付加したものである。ここでズ
ームスイッチとは、挿入部先端に設けられた対物レンズ
系としてのズームレンズ内の移動レンズを光軸方向に進
退させテレとワイドの状態に調節するスイッチである。
【0081】第1実施例との違いは、a)先端構成部内
に、対物レンズ系としてのズームレンズ機構を設けた、
b)このズームレンズ機構を操作するズームスイッチを
操作部に付加した、c)光源装置内のモータ制御ユニッ
ト内にズーム用モータ制御部、モータドライバが付加さ
れた、この3点であり、その他は同じなので第1実施例
と同じ符号で説明する。
【0082】図18において電子内視鏡1の操作部3に
は、送気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9、湾曲スイ
ッチ10、ズームスイッチ100が設けられている。ズ
ームスイッチ100は、図19に示すようにシーソ型ス
イッチとなっており、内部に設けられた図示しない2つ
のON−OFFスイッチより構成されている。そしてW
側を押すと先端部からの映像がワイドに、T側を押すと
テレとなるようにズームレンズ機構が働くよう構成され
ている。
【0083】図20は先端構成部5の構造を示すもので
ある。上記先端構成部5には、穿設孔が軸方向に穿設さ
れて先端面に開口されている。そしてこの穿設孔には、
軸方向に沿って対物レンズ系101が設けられている。
この対物レンズ系101の更に内側には例えばCCD
(固体撮像素子)102が対向配置されている。
【0084】上記対物レンズ系101内には例えば先端
構成部5の基端側に位置される移動レンズとしてのバリ
エータ103とコンペンセータ104が設けられてい
る。そしてバリエータ103とコンペンセータ104と
はそれぞれレンズ枠105,106に周縁部が嵌合して
取り付けられている。
【0085】ここで一方のレンズ枠105には、コンペ
ンセータ104が嵌合されており、このレンズ枠105
の外周面には光軸方向に亘って螺旋状の凹凸部107が
形成されている。また、他方のレンズ枠106にはバリ
エータ103が嵌合されており、このレンズ枠106の
外周面には前記凹凸部107とは例えば逆向きの螺旋状
に形成された凹凸部108が設けられている。
【0086】これらのレンズ枠105,106の外周側
には略円筒状のロータ109が設けられている。そし
て、このロータ109の内面には、レンズ枠105,1
06に螺合される凹凸部110,111が設けられてい
る。そしてこれらの凹凸部は、ロータ109が正回転す
ることによってバリエータ103とコンペンセータ10
4が光軸方向に接近し、ロータ109が逆回転すること
によりバリエータ103とコンペンセータ104が光軸
方向に離れるよう構成されている。
【0087】そして、ロータ109は、その外部をステ
ータ112によって覆われており、ステータ112とそ
の回転軸のロータ109で超音波モータ113を構成し
ている。つまり超音波モータ113のロータ109が正
回転するとバリエータ103とコンペンセータ104が
接近し、ワイド状態となる。図21は、テレ状態を示す
もので、ロータ109が逆回転し、バリエータ103と
コンペンセータ104が離れている。
【0088】図22は、湾曲スイッチ10と、ズームス
イッチ100との制御系の関係を示す結線図である。送
気・送水スイッチ8、吸引スイッチ9については第1実
施例と同じなので割愛する。湾曲スイッチ10は、第1
実施例同様ON時に“L”信号を発するスイッチで、出
力は光源装置114内のモータ制御ユニット115内の
モータ制御部116に連結している。
【0089】ズームスイッチ100もON時に“L”信
号を発するスイッチで、出力はモータ制御ユニット11
5内のズーム用超音波モータ制御部117に連結してい
る。このズーム用超音波モータ制御部117はズームス
イッチ100内のW(ワイド)スイッチかT(テレ)ス
イッチからの“L”信号を受けるとズーム用超音波モー
タドライバ118を起動する。
【0090】ズーム用超音波モータドライバ118は起
動されている間、ズーム用超音波モータ113を回転さ
せ、それにより、図20のバリエータ103とコンペン
セータ104がスイッチ状態に合わせワイド〜テレにな
るよう動く。
【0091】また、ズームスイッチ100からの出力は
2入力のAND回路119にも入力され、その出力端は
データ制御部116に連結している。モータ制御部11
6は2入力のAND回路119から“L”信号を受ける
と、たとえ湾曲スイッチ10より“L”信号を受けてい
てもモータドライバ31を起動しない回路構成となって
いる。その他は第1実施例と同じなので割愛する。
【0092】次に作用を説明する。ズームスイッチ10
0のW側を押すと、ズーム用超音波モータ制御部117
に“L”信号が送られ、バリエータ103とコンペンセ
ータ104が接近し、挿入部先端からの映像をワイド状
態にすると共に、2入力のAND回路119を介し、モ
ータ制御部116に“L”信号が送られ、湾曲スイッチ
10による入力を無効とする。
【0093】この実施例によれば、第1実施例に加え、
ズームスイッチ100を押す時、または押している最中
に誤って湾曲スイッチ10を押しても湾曲部6が動かな
いため安全である。次に本発明の第7実施例を説明す
る。
【0094】本発明は、第6実施例のアングルスイッチ
の代りに第5実施例の鉗子起上スイッチを設けたもので
あり、その他は同じなので同符号で説明する。図23に
おいて、電子内視鏡1の操作部3には、送気・送水スイ
ッチ8、吸引スイッチ9、ズームスイッチ100、鉗子
起上スイッチ80が設けられている。また、ズームスイ
ッチ100と鉗子起上スイッチ80は操作部3を挟み対
向する向きに設けられている。
【0095】図24は、ズームスイッチ100と鉗子起
上スイッチ80との制御系の関係を示す結線図である。
鉗子起上スイッチ80は、ON時に“L”信号を発する
スイッチで、出力は光源装置120内のモータ制御ユニ
ット121内の鉗子起上用モータ制御部122に連結し
ている。この鉗子起上用モータ制御部122は、鉗子起
上スイッチ80内のB(垂直方向)かC(平行方向)ス
イッチからの“L”信号を受けると、鉗子起上用モータ
ドライバ90を起動する。
【0096】鉗子起上用モータドライバ90は起動され
ている間、鉗子起上用モータ83を回転させ、それによ
り鉗子起上台がスイッチ状態に合わせ動くよう構成され
ている。ズームスイッチ100もON時に“L”信号を
発するスイッチで、その出力は、モータ制御ユニット1
21内のズーム用超音波モータ制御部117に連結して
いる。
【0097】このズーム用超音波モータ制御部117
は、ズームスイッチ100内のT(テレ)スイッチかW
(ワイド)スイッチからの“L”信号を受けるとズーム
用超音波モータドライバ118を起動する。ズーム用超
音波モータドライバ118は起動されている間、ズーム
用超音波モータ113を回転させ、それによりズームレ
ンズがスイッチ状態に合わせ動くよう構成されている。
【0098】また、ズームスイッチ100からの出力
は、2入力のAND回路123にも入力され、その出力
端は鉗子起上用モータ制御部122に連結している。鉗
子起上用モータ制御部122は2入力のAND回路12
3からの“L”信号を受けると、たとえ鉗子起上スイッ
チ80より“L”信号を受けていても鉗子起上用モータ
ドライバ90を起動しない回路構成となっている。次
に、この実施例の作用を説明する。
【0099】ズームスイッチ100のW(ワイド)側を
押すとズーム用超音波モータ制御部117に“L”信号
が送られ、ズームレンズがワイド状態となるよう動くと
共に、AND回路123を介し鉗子起上用モータ制御部
122に“L”信号が送られ、鉗子起上スイッチ80に
よる入力を無効とする。
【0100】この第7実施例によれば、ズームスイッチ
100を押す際、または押している最中に誤って鉗子起
上スイッチ80を押しても鉗子起上台81は動かないた
め安全性を確保できる。
【0101】尚、上述の実施例において、電子内視鏡の
代りにファイバスコープでも良い。また、駆動手段はモ
ータでなく、流体圧力や形状記憶合金等を利用したもの
でも良い。
【0102】次に、モニタ画像を撮影する装置を備えた
内視鏡装置を説明する。図25に示すように電子内視鏡
201は操作部202に挿入部203と端部にコネクタ
204を有するユニバーサルコード205を連設して成
る。挿入部203は内部にCCD206等を有する先端
構成部207と湾曲部208と可撓管部209から成
る。
【0103】前記コネクタ204は外部制御装置210
に着脱自在となっている。この外部制御装置210に
は、前記CCD206でとらえられた画像を映し出すモ
ニタ211と、このモニタ211に映し出された映像と
同じ映像を写真撮影を行う映像撮影機212が接続され
る。
【0104】操作部202内には湾曲用モータ213と
その回転角を検出するエンコーダ214が設けられてい
る(尚、UDRLの4方向湾曲の場合、UD用、RL用
の2つのモータが必要だがここでは1つを省略して説明
する)。
【0105】湾曲用モータ213の出力軸215の端部
にはプーリ216が固定されている。プーリ216には
その一端が湾曲部208に固定され、牽引されることに
よって湾曲部208を湾曲させる湾曲ワイヤ217が巻
回されている。
【0106】前記湾曲用モータ213及びエンコーダ2
14はユニバーサルコード205のコネクタ204を通
して外部制御装置210内のモータコントロールユニッ
ト(MCU)218と湾曲角度検出部219へ電気的に
接続されている。MCU218は湾曲用モータ213に
電力を供給し、モータ213の回転をコントロールする
ようになっている。湾曲角度検出部219はエンコーダ
214からの回転信号を入力し、湾曲部208の湾曲角
度に換算するようになっている。
【0107】MCU218から湾曲用モータ213への
供給電力及び湾曲角度検出部219で換算された湾曲角
度値は、外部制御装置210内の湾曲抵抗検出部220
へ常に入力され、この湾曲抵抗検出部220はその湾曲
角と供給電力の値があるしきい値を超えるかどうかモニ
タしている。
【0108】そしてもしもしきい値を超えた場合は異常
と判断し異常信号を画像生成部221へ出力するように
なっている。また、湾曲角度検出部219からも、その
角度信号が画像生成部221へ出力されるようになって
いる。上記外部制御装置210内にはCCD206から
の映像信号を処理し制御するCCU226が設けられて
いる。
【0109】上記画像生成部221は通常、湾曲角度検
出部219からの信号に基づいて湾曲角度情報画像22
2を作成し、その画像信号を外部制御装置210内のス
イッチ部223に入力する。スイッチ部223はこの湾
曲角度情報画像222をCCU226からの出力信号に
混合器234でスーパインポーズして例えば図26に示
すように観察画像231の左側に表示する。
【0110】また、湾曲抵抗検出部220から異常信号
が画像生成部221に入力された場合にはこの画像生成
部221では図27に示すような警告画像224を作成
しその画像信号をスイッチ部223へ出力する。操作部
202の外装225には、CCU226に接続され、C
CD206からの映像信号をメモリし、モニタ211に
映出される動画映像を静止画にさせるフリーズスイッチ
227と、同じくCCU226に接続されるとともに、
CCU226を通して映像撮影機212を制御し、この
映像撮影機212内の撮影用モニタ228に映し出され
た映像を映像撮影機212内のカメラ229により撮影
するよう操作するレリーズスイッチ230が設けられて
いる。
【0111】一方、フリーズスイッチ227及びレリー
ズスイッチ230はスイッチ部223にも接続されてい
る。スイッチ部223ではフリーズスイッチ227とレ
リーズスイッチ230から信号が入力された時、画像生
成部221からの映像信号を遮断し、CCU226から
の映像信号へ重ならないようにするよう働く。
【0112】CCU226で生成された映像は、図28
に示すように右側にCCD206からの観察画像231
が、左側に患者データ232が表示されるようになって
いる。尚、もちろん患者データ232と観察画像231
の位置はこれに限定されるものではない。次に作用を説
明する。
【0113】電子内視鏡201の挿入部203を体腔に
挿入し、湾曲部208を任意の方向に湾曲する場合、術
者は操作部202の外装225に設けられた図示しない
アングルSWをONさせる。
【0114】するとアングルSWからのON信号は、外
部制御装置210内のMCU218へ入力され、MCU
218ではそれを受けて操作部202内のモータ213
へ電力を供給する。この電力の供給により、モータ21
3の出力軸215は回転し、この出力軸215に固定さ
れたプーリ216も回転する。
【0115】プーリ216へ巻回されたアングルワイヤ
217はプーリ216の回転により牽引され、その結果
湾曲部208は湾曲する。ここでエンコーダ214はモ
ータ213の回転角を検出しその信号を外部制御装置2
10内の湾曲角度検出部219へ出力する。この湾曲角
度検出部219ではその信号を受けて、湾曲部208の
湾曲角を算出、角度データを生成する。
【0116】一方、MCU218からモータ213への
供給電力は外部制御装置内の湾曲抵抗検出部220へも
入力される。湾曲抵抗検出部220では湾曲角度検出部
219からの角度データも入力される。湾曲抵抗検出部
220では、モータ213への供給電力と湾曲角度検出
部219からの角度データを受けて、それらの値がそれ
ぞれある決められたしきい値を超えていないか比較演算
する。
【0117】そして、もしも超えていれば警告信号を画
像生成部221へ出力するようになっている。ここで
は、しきい値を超えていないケースとし、この場合警告
信号は出力されない。湾曲角度検出部219からの角度
データは画像生成部221へ出力され、この画像生成部
221ではこのデータにより湾曲角度情報画像を生成
し、スイッチ部223へ出力する。
【0118】一方、CCD206からの映像信号はCC
U226へ入力され、このCCU226で処理を受け
(モニタへ動画像と患者データ画像を映し出すように処
理される)モニタ211及び映像撮影機212側へ出力
される。このCCU226から出力された信号に画像生
成部221から出力され、スイッチ部223をパスして
きた信号が合成され、モニタ211及び映像撮影機21
2へ動画像と湾曲角度情報画像が出力され、術者は角度
情報と動画像を同一画面で見ることになる。
【0119】ここで術者は体腔壁に異常を認め記録しよ
うとフリーズボタン227をONした場合CCU226
はその信号を受けて、動画像をロックするとともにフリ
ーズボタンON信号が入ったスイッチ部223は画像生
成部221からの信号を遮断する。これによりモニタ2
11及び映像撮影機212内のモニタ228にはロック
された観察画像231と患者データ画像232が映し出
される。
【0120】ここで術者がこの観察画像を記録にとろう
とレリーズボタン230を押すとそのレリーズボタンO
N信号はCCUを通って映像撮影機212へ入力され、
この映像撮影機212のレリーズボタン230のシャッ
タが作動し、記録される。検査中に湾曲抵抗検出部22
0において、モータ213への供給電力値もしくは湾曲
角度検出部219からの角度データもしくはその両方の
値がしきい値を超えた場合、湾曲抵抗検出部220から
警告信号が画像生成部221へ出力される。
【0121】画像生成部221ではこれを受けて警告画
像を生成し、スイッチ部223をパスしてCCU226
からの観察画像+患者データ画像に合成され、モニタ2
11とモニタ228に図27のような観察画像231+
警告画像224が映し出される。これにより術者は危険
を察知し、湾曲動作を止めたりする動作を行える。この
場合もフリーズ及びレリーズボタンを押すと患者データ
画像となる。
【0122】この装置によれば以下の効果を有する。 (a)観察時のみに湾曲角度情報を観察画像と同一モニ
タに表示でき操作性がよい。 (b)危険時には、警告画像を観察画像と同一モニタに
大きく表示でき視認性がよく安定である。 (c)写真に観察画像を記録する場合には患者データと
観察画像となり、記録として不必要な角度情報etcが
写ることがない。
【0123】なお、フリーズ&レリーズ時に患者データ
画像に角度及び警告データ画像が切り換わるか換わらな
いかを選択できるスイッチを設けてもよい。
【0124】図25の第1の変形例を図29に示す。こ
の変形例は図25の構成において、モニタ211には図
29に示すように角度情報画面240あるいは警告画面
が患者データ画面と切り換わるのでなく、角度情報画面
240あるいは警告画面が患者データ画面241と併記
されるようにしたものである。
【0125】作用は図25に示す装置と同じである。こ
の場合フリーズおよびレリーズスイッチをONすること
により240が消えても消えなくてもどちらの場合を選
択してもよい。
【0126】図30は図25の第2の変形例を示す。図
25に示す装置において、モニタ内に観察画像とともに
角度情報画像、警告画像を映すのではなく、モニタ外に
モニタ上に設置できる角度情報及び警告情報を表示する
角度・警告情報表示装置251を設けたものである。以
下図25に示す装置と異なるところのみ説明する。
【0127】外部制御装置250内の湾曲角度検出部2
19で算出した湾曲角度データは角度・警告情報表示装
置251へ入力される。一方、同じく外部制御装置25
0内の湾曲抵抗検出部220では、モータ213への供
給電力値もしくは湾曲角度検出部219からの角度デー
タもしくはその両方の値がしきい値を超えた場合、警告
信号が角度・警告情報表示装置251へ出力されるよう
になっている。
【0128】角度・警告情報表示装置251では入力さ
れた湾曲角度データ及び警告信号を処理しその信号に応
じて角度・警告情報表示装置251の正面パネルに設け
られた図31に示すLED252〜256を点灯、点滅
させることにより術者に角度情報及び警告情報を知らせ
るようになっている(表示方法はLEDに限らず、例え
ば液晶示を利用してもよい)。また、角度・警告情報表
示装置251はモニタ211上に設置可能である。
【0129】次にこの装置の作用について、図25に示
す装置と異なる点のみ説明する。MCU218からモー
タ213へ電力が供給されることによりモータ213の
回転軸215及びプーリ216が回転し、その結果湾曲
部208は湾曲する。このモータ213の回転角はエン
コーダ214で検出されその信号は外部制御装置250
内の湾曲角度検出部219に入力される。
【0130】湾曲角度検出部219ではその信号より湾
曲部208の湾曲角に演算処理しその角度データを角度
・警告情報表示装置251へ出力する。角度・警告情報
表示装置251ではその角度データに基づいて角度・警
告情報表示装置251の正面パネルの湾曲角度表示用L
EDをその角度分だけ点灯させる。術者はこれにより湾
曲角度を認識できる。
【0131】一方、湾曲角度検出部219からの角度デ
ータとMCU218からモータ213への供給電力値は
湾曲抵抗検出部220に入力される。ここで前記角度デ
ータもしくは供給電力値もしくはその両方がしきい値を
超えた場合、湾曲抵抗検出部220からは角度・警告情
報表示装置251へ警告信号が出力される。
【0132】角度・警告情報表示装置251ではこの警
告信号を受けて正面パネルの警告用LED256を点滅
させる。これにより術者は危険状態であることを知るこ
とができる。図30の装置は、以下の効果を有する。
【0133】(a)角度情報及び警告情報表示装置をモ
ニタ上に設置可能とすることによりモニタの観察画面を
見ながら角度及び警告情報を術者は認知でき、操作感覚
の向上と安全の向上が計れる。 (b)角度情報及び警告情報表示をモニタと別装置とす
ることにより映像撮影機により観察画像を写真撮影して
も角度情報及び警告情報を映りこまないようにできる。
【0134】尚、角度情報及び警告情報表示装置はマジ
ックテープ、両面テープ、またはステイ等々を用いてモ
ニタ側面に取りつけてもよい。図32は、図31に示す
角度・警告情報表示装置251の機能などを備えた電動
式内視鏡の制御装置300を示すものである。
【0135】フロントパネル301には、メインSW3
02、図示しないスコープのコネクタを接続するスコー
プコネクタ303、湾曲角度表示部304、図示しない
スコープ補助操作用リモコンを接続するリモコンコネク
タ305、スコープの先端部をストレートにするストレ
ートSW306が設置されている。また、締結部材とし
てのねじ307,307,307,307とねじ30
8,308,308,308の頭部がそれぞれリモコン
コネクタ305及び湾曲角度表示部304の周囲に露出
している。
【0136】図33は図32のB−B線拡大断面を示す
ものである。
【0137】固定部材309には、リモコン用コネクタ
305が、そのねじ部310にリング311をねじ込む
ことにより固定している。ここで固定部材309のリン
グ311をねじ込む部分のみ厚みが薄くなっている。ま
た、固定部材309は、ねじ307によりフロントパネ
ル301に固定されている。
【0138】図34は、湾曲角度表示部304付近の拡
大図である。フロントパネル301には、4つのくさび
形の貫通穴371と円形の貫通穴312があり、それぞ
れの穴は、穴と同形状で少し小さめの半透明のアクリル
板313,313,313,313とアクリル板314
により覆われている。
【0139】図35は図34のE−E線拡大断面を示す
ものである。基板315には、湾曲角度を10段階で表
示する4個のLED316とストレート状態を表示する
LED317が固定されている。そして、これらのLE
D316とLED317には、前記アクリル板313と
アクリル板314がそれぞれ接着等により固定されてい
る。
【0140】また、基板315は、4本の両めねじのス
ペーサ318に、ねじ308とねじ319をねじ込むこ
とにより、フロントパネル301と固定されている。
尚、アクリル板313とアクリル板314は、LEDに
固定せず、フロントパネル301に固定してもよい。
【0141】図36は、図32のC−C線拡大断面を示
すものである。フロントパネル301には、ストレート
SW306が、内部にSW固定部材320をひっかけ、
リング321をねじ込むことにより固定されている。
尚、ストレートSW306はゴム等の弾性体でできてい
るため可動部322は、ストレートSW306を押圧す
ると可動するようになっている。
【0142】また、この可動部322の同軸上には、タ
クトSW323が前記基板315に固定されている。基
板315とフロントパネル301の固定方法は、図35
で述べた通りである。また、基板315は皿ねじ324
によりフロントパネル301に固定されている変形防止
部材325により、F方向へのたわみを防止するよう支
持されている。
【0143】図37は、図32のD−D線拡大断面を示
すものである。スコープコネクタ303は、コネクタブ
ロック326に図示しないねじ等の締結部材に固定され
ている。また、このコネクタブロック326には、4本
のスペーサ327のおねじ側がねじ込まれており、スペ
ーサ327の他端であるめねじ側は、ボトムパネル32
8にねじ329により固定されている。つまり、スコー
プコネクタ303は、ボトムパネル328により支持さ
れている。
【0144】更に、スコープコネクタ303は、フロン
トパネル301の穴330より外部に突出している。次
にスロットル部材331は、図示しない制御装置335
の両サイドパネルにより支持されている部材である。こ
のスロットル部材331にはねじ332により逃げ防止
部材333の一端が固定されている。また、逃げ防止部
材333の他端は、ねじ334により、前記コネクタブ
ロック326と固定されている。尚、コネクタブロック
326と固定するのはスロットル部材331に限らず、
不動の部位ならばどこでも良い。
【0145】図32の制御装置は以下の効果を有する。 (a)制御装置に、補助操作用リモコンと接続するリモ
コンコネクタを設けたため、リモコンが着脱可能とな
り、制御装置を持ち運ぶ際や、梱包する際等に、リモコ
ンを外すことができ、リモコンが邪魔にならない。
【0146】(b)リモコンコネクタの固定部材のリン
グをしめつける部分のみ厚みを薄くしたため、コネクタ
の長さが短くてもリングによる固定ができ、かつ、固定
部材のねじ部はさぐらないため、ねじ部を多くとれフロ
ントパネルとの固定もしっかりと行える。
【0147】(c)湾曲角度表示部の穴に半透明のアク
リル板を入れることにより、LED未点灯時にはLED
の未発光部分が見えなくなり、点灯、未点灯のメリハリ
がつき、また、斜め方向から見た時の視覚性向上に役立
つ。 (d)制御装置内部のタクトSWが固定されているキバ
ンを支持する。変形防止部材を設けたため、ストレート
SWを押した際に、タクトSWのついているキバンが逃
げず、しっかりとストレートSWがONできる。
【0148】(e)スコープコネクタの固定されている
コネクタブロックと、制御装置内部で不動のスロットル
部材とを、逃げ防止部材で固定したため、コネクタブロ
ックのスペーサが長くても、スコープコネクタ接続時
に、逃げ防止部材がつっかえ棒の役目を果たし、スコー
プコネクタが制御装置内部に逃げず、スコープコネクタ
の接続がしっかりと行える。
【0149】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、細
長の挿入部に形成された湾曲部等の可動部を操作する可
動部操作手段及び該可動部操作手段以外に少なくとも1
つ形成された送気・送水操作等の操作手段とが設けられ
た操作部とを有する内視鏡装置において、前記可動部操
作手段及び前記操作手段の両方を同時に操作した場合に
は前記可動部を非動作状態に設定する可動部制御手段を
設けているので、送気・送水等の操作手段の操作を行う
ために誤って湾曲操作等の可動部を可動させる操作を同
時に行ってしまっても、この場合には可動部制御手段に
より可動部を可動させないので安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図2】湾曲スイッチなどの操作手段が形成された操作
部を示す斜視図。
【図3】操作部内部の湾曲駆動機構を示す構成図。
【図4】図3のチェーンエイドを示す斜視図。
【図5】図3のA−A線拡大断面図。
【図6】湾曲スイッチ、送気・送水スイッチ等の制御系
の構成を示す結線図。
【図7】水タンクを示す説明図。
【図8】本発明の第2実施例における湾曲スイッチなど
の操作手段が形成された操作部を示す斜視図。
【図9】第2実施例における湾曲スイッチ、送気・送水
スイッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図10】本発明の第3実施例における湾曲スイッチ復
帰用モータが設けられた湾曲スイッチを示す斜視図。
【図11】第3実施例における湾曲スイッチ、送気・送
水スイッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図12】本発明の第4実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図13】第4実施例における湾曲スイッチ、フリーズ
スイッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図14】本発明の第5実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図15】操作部に設けられたシーソ型スイッチで形成
された鉗子起上スイッチを示す斜視図。
【図16】先端構成部に形成された鉗子起上機構を示す
斜視図。
【図17】第5実施例における湾曲スイッチ、鉗子起上
スイッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図18】本発明の第6実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図19】操作部に設けられたシーソ型スイッチで形成
されたズームスイッチを示す斜視図。
【図20】先端構成部に形成されたズームレンズ機構を
備えた対物レンズ系をワイド状態で示す図。
【図21】先端構成部に形成されたズームレンズ機構を
備えた対物レンズ系をテレ状態で示す図。
【図22】第6実施例における湾曲スイッチ、ズームス
イッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図23】本発明の第7実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図24】第7実施例における湾曲スイッチ、ズームス
イッチ等の制御系の構成を示す結線図。
【図25】モニタ画像を撮影する装置を備えた内視鏡装
置を示す構成図。
【図26】図25のモニタに表示される内容を示す説明
図。
【図27】図25のモニタに表示される内容を示す説明
図。
【図28】図25のモニタに表示される内容を示す説明
図。
【図29】図25のモニタに表示される内容を示す説明
図。
【図30】図25に示す内視鏡装置の変形例を示す構成
図。
【図31】図30における角度・警告情報表示装置を示
す斜視図。
【図32】制御装置の外観を示す斜視図。
【図33】図32のB−B線拡大断面図。
【図34】湾曲角度表示部の拡大図図。
【図35】図34のE−E線拡大断面図。
【図36】図32のC−C線拡大断面図。
【図37】図32のD−D線拡大断面図。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルコード 5…先端構成部 6…湾曲部 7…可撓管部 8…送気・送水スイッチ 9…吸引スイッチ 10…湾曲スイッチ 11…コネクタ 12…光源装置 13…モータ制御ユニット 14…ビデオ信号処理ユニット 15…送気・送水・吸引ユニット 16…モニタ 17…把持部 30…モータ制御部 31…モータドライバ 32…モータ 33…送気制御部 34…送気ポンプ 35…切換弁 36…送水制御部 37…水タンク 38…吸引制御部 39…吸引ポンプ 40…AND回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記照明用光源装置12の本体内には、モ
ータ制御ユニット13とビデオ信号処理ユニット14と
送気・送水、吸引ユニット15が設けられ、これらは上
記内視鏡1のコネクタ1を上記照明用光源装置12に
接続すると、上記内視鏡1側に対して自動的に接続され
るようになっている。ここで、送気・送水、吸引ユニッ
ト15とモータ制御ユニット13は電気的に接続してい
る。また、ビデオ信号処理ユニット14で処理された画
像信号はモニタ16へ伝送される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に送水(W)スイッチは、送水制御部3
6に連結しており、送水制御部36は、“L”信号を受
けると切換弁35を動作させ、送気ポンプ34からの空
気を水タンク37内に導く。ここで水タンク37は図7
に示すように内部に水が満たされた密封容器であり、水
面上には、切換弁35からの送気チューブ37a、水面
下には、図示しない電子内視鏡1内の送水管路へ連結し
ている送水チューブ37bから構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】送気チューブ37aから導かれた空気は、
水面を押し下げ、押し下げられた水は送水チューブ37
bを通り、送水管路に導かれ、送水を行う。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】また、ズームスイッチ100からの出力は
2入力のAND回路119にも入力され、その出力端は
ータ制御部116に連結している。モータ制御部11
6は2入力のAND回路119から“L”信号を受ける
と、たとえ湾曲スイッチ10より“L”信号を受けてい
てもモータドライバ31を起動しない回路構成となって
いる。その他は第1実施例と同じなので割愛する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0094
【補正方法】変更
【補正内容】
【0094】本実施例は、第6実施例のアングルスイッ
チの代りに第5実施例の鉗子起上スイッチを設けたもの
であり、その他は同じなので同符号で説明する。図23
において、電子内視鏡1の操作部3には、送気・送水ス
イッチ8、吸引スイッチ9、ズームスイッチ100、鉗
子起上スイッチ80が設けられている。また、ズームス
イッチ100と鉗子起上スイッチ80は操作部3を挟み
対向する向きに設けられている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0147
【補正方法】変更
【補正内容】
【0147】(c)湾曲角度表示部の穴に半透明のアク
リル板を入れることにより、LED未点灯時にはLED
の未発光部分が見えなくなり、点灯、未点灯のメリハリ
がつき、また、斜め方向から見た時の視覚性向上に役立
つ。 (d)制御装置内部のタクトSWが固定されているキバ
ンを支持する変形防止部材を設けたため、ストレートS
Wを押した際に、タクトSWのついているキバンが逃げ
ず、しっかりとストレートSWがONできる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0149
【補正方法】変更
【補正内容】
【0149】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、細
長の挿入部に形成された湾曲部等の可動部を操作する可
動部操作手段及び該可動部操作手段以外に少なくとも1
つ形成された送気・送水操作等の操作手段とが設けられ
た操作部とを有する内視鏡装置において、前記可動部操
作手段及び前記操作手段の両方を同時に操作した場合に
は前記可動部を非動作状態に設定する可動部制御手段を
設けているので、送気・送水等の操作手段の操作を行う
ために誤って湾曲操作等の可動部を可動させる操作を同
時に行ってしまっても、この場合には可動部制御手段に
より可動部を可動させないので安全性を確保できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図3のチェーンエドを示す斜視図。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】変更
【補正内容】
【図24】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図33
【補正方法】変更
【補正内容】
【図33】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動部が形成された細長の挿入部と、前
    記可動部を操作する可動部操作手段及び該可動部操作手
    段以外に少なくとも1つ形成された操作手段とが設けら
    れた操作部とを有する内視鏡と、前記可動部操作手段及
    び前記操作手段の両方を同時に操作した場合には前記可
    動部を非動作状態に設定する可動部制御手段とを有する
    ことを特徴とする内視鏡装置。
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