JP2722586B2 - インドリルイミダゾール誘導体 - Google Patents

インドリルイミダゾール誘導体

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JP2722586B2
JP2722586B2 JP736589A JP736589A JP2722586B2 JP 2722586 B2 JP2722586 B2 JP 2722586B2 JP 736589 A JP736589 A JP 736589A JP 736589 A JP736589 A JP 736589A JP 2722586 B2 JP2722586 B2 JP 2722586B2
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賢成 吉川
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秀次 齋藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イミダゾール誘導体及び医薬として許容さ
れるその酸付加塩に関する。
[従来の技術] 従来の非ステロイド抗炎症剤としては、インドメタシ
ン、イブプロフェン、ジクロフェナックあるいはピロキ
シカムなど、主としてアリール酢酸、エノール酸タイプ
の薬物が開発され、臨床で広く用いられている。
[発明が解決しようとする課題] 現在用いられている非ステロイド抗炎症剤の多くは、
酸性構造を有し、プロスタグランジン生合成阻害を作用
機序としているため、臨床上の副作用として特に消化管
障害が問題となっている。本発明は、塩基性構造を有
し、長期投与に耐え得る安全性の高い薬物を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記課題の解決を目的に鋭意検討した
結果、抗炎症、解熱及び鎮痛作用などを有するため抗炎
症剤、解熱剤及び鎮痛剤として有用であり、しかも消化
管障害などの副作用の少ない安全性の高い化合物を見出
し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、 式 [式中、R1はチエニル基、ナフチル基、ビフェニル基、
フェニル基又は「ハロゲン原子若しくは低級アルコキシ
基で置換されたフェニル基」であり、R2は低級アルキル
基、チエニル基、フェニル基又は「ハロゲン原子、低級
アルコキシ基、トリフルオロメチル基若しくはニトロ基
で置換されたフェニル基」であり、R3は水素原子、ハロ
ゲン原子、又は低級アルコキシ基であり、R4は水素原
子、低級アルキル基又は低級脂肪族アシル基である。]
で表されるインドリルイミダゾール誘導体又は医薬とし
て許容されるその酸付加塩である。
本発明において、低級アルキル基とは、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−
ブチル基などであり、低級アルコキシ基とは、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、t−ブトキシ基などであり、低級脂肪族アシ
ル基とは、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基な
どであり、ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、臭
素原子及びヨウ素原子である。
また、式Iの本発明化合物にはその構造上互変異性体
が存在するが、本発明はそのいずれも包含する。
本発明の化合物は、例えば、公知の化合物から以下に
示す方法によって製造することができる。
(1)R4が水素原子である式Iの化合物は、公知の化合
物であるインドール化合物式II (式中、R3は前記と同意義である。)で表される化合物
を出発物質として得ることができる。すなわち、式IIの
化合物を有機溶媒中グリニャール試薬と交換反応を行
い、インドリルマグネシウムハライドとした後、式 R1CH2COCl (式中、R1は前記と同意義である。)で表される化合物
と反応させることにより、 式 (式中、R1及びR3は前記と同意義である。)で表される
化合物を得る。
本反応におけるグリニャール試薬としては、メチルマ
グネシウムアイオダイド、エチルマグネシウムブロマイ
ド、エチルマグネシウムアイオダイド、プロピルマグネ
シウムクロリド、プロピルマグネシウムブロマイドなど
であり、有機溶媒としては、エーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなど、通常のグリニャール反応に用い
られる溶媒である。
反応温度は反応物との組合せにより適宜定める。状況
に応じて冷却下、室温下または加温若しくは加熱下に反
応を行なう。
次いで式IIIの化合物を酸化することにより 式 (式中、R1及びRは前記と同意義である。)で表される
化合物を得ることができる。
本反応における酸化試薬として、二酸化セレン、クロ
ム酸、過マンガン酸カリウム、臭素、N−ブロモスクシ
ンイミド、硝酸第二セリウムアンモニウムなどを用いる
ことができる。
また、使用する酸化試薬によって、水、メタノール、
エタノール、プロパノール、酢酸、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ピリジン、ジクロロメタン、クロロホル
ムなどの溶媒を、任意に選択し使用することができる。
上記で得た式IVで示されるα−ジケトンと式 R2−CHO (式中、R2は前記と同意義である。)で表されるアルデ
ヒドまたはその等価体(ヘミアセタールなど)を、過剰
のアンモニアまたはアンモニウム塩の存在下、有機溶媒
中で室温〜溶媒の沸点で加熱することにより、R4が水素
原子である本発明の化合物Iを得ることができる。
本反応で用いるアンモニウム塩とは、硝酸アンモニウ
ム、シュウ酸アンモニウム、炭酸アンモニウムなどであ
り、有機溶媒としては、酢酸、プロピオン酸、アルコー
ル類(エタノールなど)、エーテル類(ジオキサン、テ
トラヒドロフランなど)、ハロゲン化炭化水素(クロロ
ホルムなど)などが用いられるが、好ましくは酢酸であ
る。
反応時間は、通常30分〜3時間である。
(2)R1が低級アルコキシ基で置換されたフェニル基
で、R4が水素原子である式Iの化合物は、下記の方法に
よっても得ることができる。
すなわち、式IIで示されるインドール化合物を、有機
溶媒中オキザリルクロリドと反応させることにより 式 (式中、R3は前記と同意義である。)で表される化合物
を得ることができる。
本反応における有機溶媒としては、エーテル、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、ニトロエタンなどが用いられるが、好ましくはエ
ーテルである。
反応温度は0〜60℃で、好ましくは20〜30℃であり、
反応時間は、通常10分〜2時間である。
次いで、式Vの化合物と低級アルコキシ基で置換され
たベンゼンを、有機溶媒中ルイス酸存在下で反応させる
ことにより 式 (式中、R3は前記と同意義であり、R5は低級アルコキシ
基である。)で示される化合物を得ることができる。
本反応におけるルイス酸としては、無水塩化アルミニ
ウム、無水塩化第二スズ、臭化亜鉛、無水四塩化チタン
などが用いられ、有機溶媒としては、ジクロロメタン、
ジクロロエタン、クロロホルム、二硫化炭素、ニトロエ
タン、ニトロベンゼンなどが用いられる。
反応温度は−30℃〜溶媒の沸点で、好ましくは氷冷下
であり、反応時間は通常30分間〜5時間である。
次いで、式VIの化合物と式 R2CHO (式中、R2は前記と同意義である。)で表されるアルデ
ヒドまたはその等価体(ヘミアセタールなど)を、前記
(1)と同様に反応させることにより、R1が低級アルコ
キシ基で置換されたフェニル基で、R4が水素原子である
本発明の式Iの化合物を得ることができる。
(3)R4が低級アルキル基である式Iの化合物は、上記
(1)で得た式IVの化合物、あるいは上記(2)で得た
式VIの化合物を塩基存在下、式 R6X (式中、R6は低級アルキル基であり、Xはハロゲン原子
を示す。)で表される化合物と反応させることにより 式 (式中、R1、R3及びR6は前記と同意義である。)で示さ
れる化合物とする。
本反応における塩基としては、ナトリウムエトキシ
ド、t−ブトキシカリウムなどのアルコラート、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ、水
素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水素化アルカ
リ、ナトリウム、ピリジン、炭酸カリウムなどが挙げら
れる。
また、本反応においては、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの有機溶媒を
用いることができる。
反応温度は、通常氷冷下〜室温で、反応時間は10分間
〜5時間である。
次いで、化合物VIIを、前記(1)と同様に反応させ
ることによりR4が低級アルキル基である式Iの化合物を
得ることができる。
(4)R4が低級脂肪族アシル基である式Iの化合物は、
上記(1)で得た式IVの化合物、あるいは上記(2)で
得た式VIの化合物を、塩基存在下、 式 (R7CO)2O または 式 R7COX (式中、R7は低級アルキル基であり、Xは前記と同意義
である。)で示される化合物と反応させることにより 式 (式中、R1、R3及びR7は前記と同意義である。)で示さ
れる化合物とする。
本反応における塩基及び反応溶媒は前記(3)と同様
である。
反応温度は、通常氷冷下〜室温であり、反応時間は、
3分間〜3時間である。
次いで化合物VIIIを、前記(1)と同様に反応させる
ことによりR4が低級脂肪族アシル基である式Iの化合物
を得ることができる。
(5)式Iで示される化合物の医薬として許容される酸
付加塩は、遊離塩基Iを水または有機溶媒中、適当な酸
で処理することにより得ることができる。
この反応に用いられる有機溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール
類、エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
などのエーテル類、アセトン、酢酸エチルなどが挙げら
れる。
酸とは、塩酸、硫酸、過塩素酸などの無機酸、あるい
は酢酸、シュウ酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸などの
有機酸である。
[発明の効果] 本発明の化合物は、優れた抗炎症作用、鎮痛作用及び
解熱作用を有し、しかも消化管障害などの副作用が少な
いので医薬として有用である。
本発明の化合物に優れた作用があることを以下の試験
例において示す。
試験例 カラゲニンを用いるウィンターらの方法[ジャーナル
・オブ・ファーマコロジー・アンド・エクスペリメンタ
ル・セラピィューティックス(Journal of Pharmacolog
y and Experimental Therapeutics),第141巻,第369
ページ(1963年)]に準拠して行った。ウィスター系雄
性ラット(1群6匹)に、本発明化合物を5%アラビア
ゴム水溶液に懸濁し、体重100gあたり1mlの投与量で、5
0mg/kgをカラゲニン投与の1時間前に経口投与し、イブ
プロフェンを対照薬としてその浮腫抑制率を求めた。
その結果を第1表に示す。
[実施例] 以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明する。
実施例1 (1)窒素ガスを通じたフラスコに削り状マグネシウム
2.43g、エーテル50mlを加えこれを撹拌還流しながら臭
化エチル10.9gを30分間かけて滴下後、1時間還流し
た。反応液を0〜5℃に冷却し、インドール11.7gを含
むエーテル100ml溶液を1時間かけて滴下し、その後1
時間還流した。次いで、反応液を0℃に冷却し、4−フ
ルオロフェニルアセチルクロリド17.3gを含むエーテル3
0ml溶液を30分間かけて滴下後、1時間還流した。
反応液を室温に戻した後、ジクロロメタンで抽出し、
ジクロロメタン層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得た油状
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;n
−ヘキサン:ジクロロメタン=2:1〜ジクロロメタン)
で精製し、更にジクロロメタン−n−ヘキサンで再結晶
することにより1−(3−インドリル)−2−(4−フ
ルオロフェニル)エタノン8.11gを得た。
m.p.213〜215℃ (2)上記(1)で得た化合物3.80gを含むジオキサン1
0ml溶液、二酸化セレン3.33gを加え、4時間還流した。
反応液を室温に戻した後、無機物を過して除き、液
を濃縮し、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン
層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去して得た粗結晶をアルミナカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ジクロロメタン)
で精製し、更に酢酸エチル−n−ヘキサンで再結晶する
ことにより1−(3−インドリル)−2−(4−フルオ
ロフェニル)エタンジオン2.85gを得た。
m.p.172〜173℃ (3)上記(2)で得た化合物0.27gを含む酢酸5ml溶液
に、p−アニスアルデヒド0.14g及び酢酸アンモニウム
0.77gを加え、4時間還流した。次いで反応液を室温に
戻した後、10%炭酸ナトリウム水溶液で中和し、ジクロ
ロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を水、飽和食塩
水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を留去して得た粗結晶0.31gを酢酸エチル−n−ヘキ
サンで再結晶することにより4−(3−インドリル)−
5−(4−フルオロフェニル)−2−(4−メトキシフ
ェニル)イミダゾール0.20gを得た。
m.p.198〜200℃ 実施例1と同様にして、下記の化合物を得た。
4−(3−インドリル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)−2−t−ブチルイミダゾール m.p.228〜229℃ 4−(3−インドリル)−5−(4−フルオロフェニ
ル)−2−(4−フルオロフェニル)イミダゾール m.p.263℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(2−チエニル)−2−
t−ブチルイミダゾール m.p.205〜207℃ 4−(3−インドリル)−5−(2−チエニル)−2−
(4−フルオロフェニル)イミダゾール m.p.198〜199℃ 4−(3−インドリル)−5−(3−チエニル)−2−
t−ブチルイミダゾール m.p.208〜210℃ 4−(3−インドリル)−5−(3−チエニル)−2−
(4−フルオロフェニル)イミダゾール m.p.204〜205℃ 4−(3−インドリル)−5−(1−ナフチル)−2−
(4−フルオロフェニル)イミダゾール m.p.167〜169℃ 4−(3−インドリル)−5−(4−ビフェニル)−2
−(4−フルオロフェニル)イミダゾール m.p.170〜172℃ 実施例2 (1)インドール11.7gを含むエーテル100ml溶液に、室
温下撹拌しながらオキザリルクロリド16.5gを含むエー
テル100ml溶液を30分間かけて滴下し、その後1時間還
流した。反応混合物を5分間静置後、エーテル層をデカ
ンテーションし、生成した黄色結晶を冷エーテル50mlで
3回洗浄した。次いで、ニトロエタン100mlを加え、減
圧下残存するエーテルを留去し、ジクロロメタン100ml
及びアニソール21.6gを加えた。この混合液に、氷冷下
撹拌しながら、無水塩化アルミニウム40.0gを30分間か
けて加え、更に35〜50℃に加熱し8時間撹拌した。
反応液を氷水中に注ぎ、減圧下ジクロロメタンを留去
し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を希塩酸、水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を留去して得た油状物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒;n−ヘキサン:ジクロロメ
タン=2:1〜ジクロロメタン,ジクロロメタン:酢酸エ
チル=5:1)で精製し、更に酢酸エチルで再結晶するこ
とにより1−(3−インドリル)−2−(4−メトキシ
フェニル)エタンジオン18.0gを得た。
m.p.179〜180℃ 実施例2(1)と同様にして、下記の化合物を得た。
1−(5−フルオロインドール−3−イル)−2−(4
−メトキシフェニル)エタンジオン m.p.231〜233℃ 1−(5−メトキシインドール−3−イル)−2−(4
−メトキシフェニル)エタンジオン m.p.165〜166℃ (2)上記(1)項で得た1−(3−インドリル)−2
−(4−メトキシフェニル)エタンジオン0.56gを含む
酢酸10ml溶液に、2−フルオロベンズアルデヒド0.25g
及び酢酸アンモニウム1.56gを加え、2時間還流した。
反応液を室温に戻した後、10%炭酸ナトリウム水溶液で
中和し、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層
を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。溶媒を留去して得た粗結晶を酢酸エチルで
再結晶することにより4−(3−インドリル)−5−
(4−メトキシフェニル)−2−(2−フルオロフェニ
ル)イミダゾール0.43gを得た。
m.p.209〜211℃ 実施例2(2)と同様にして、下記の化合物を得た。
4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(2,4−ジフルオロフェニル)イミダゾール m.p.210〜212℃ 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−[3−(1,1,1−トリフルオロメチル)フェ
ニル]イミダゾール m.p.236〜237℃ 4−(5−メトキシインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)イミダゾール m.p.214〜215℃ 4−(5−メトキシインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−(2−フルオロフェニル)
イミダゾール m.p.215〜216℃ 4−(5−メトキシインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−t−ブチルイミダゾール m.p.233〜234℃ 4−(5−フルオロインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)
イミダゾール m.p.180〜182℃ 実施例3 実施例2(2)と同様にして得た4−(3−インドリ
ル)−5−(4−メトキシフェニル)−2−(4−フル
オロフェニル)イミダゾール15.0gを含むエーテル200ml
溶液に、室温下撹拌しながら濃塩酸15mlを滴下し、更に
30分間撹拌した。溶媒を留去した後、析出した結晶をエ
ーテル200mlで洗浄し、過することにより4−(3−
インドリル)−5−(4−メトキシフェニル)−2−
(4−フルオロフェニル)イミダゾール塩酸塩(1/2水
和物)15.3gを得た。
m.p.200℃〜(分解) 実施例3と同様にして下記の化合物を得た。
4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−t−ブチルイミダゾール塩酸塩 m.p.272〜275℃ 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(4−ニトロフェニル)イミダゾール塩酸塩
(1/2水和物) m.p.208℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(4−メトキシフェニル)イミダゾール塩酸
塩(1/2水和物) m.p.205℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−フェニルイミダゾール塩酸塩(1/2水和物) m.p.210℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(3−フルオロフェニル)イミダゾール塩酸
塩(1/2水和物) m.p.277〜278℃ 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(4−ブロモフェニル)イミダゾール塩酸塩
(1/2水和物) m.p.209℃〜(分解) 4−(3−インドルル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(4−クロロフェニル)イミダゾール塩酸塩
(1/2水和物) m.p.218℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(4−メトキシフェニ
ル)−2−(2−チエニル)イミダゾール塩酸塩(1/2
水和物) m.p.210℃〜(分解) 4−(5−メトキシインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−(4−フルオロフェニル)
イミダゾール塩酸塩(1/2水和物)m.p.205℃〜(分解) 4−(5−メトキシインドール−3−イル)−5−(4
−メトキシフェニル)−2−フェニルイミダゾール塩酸
塩(1/2水和物) m.p.205℃〜(分解) 実施例4 実施例1次いで実施例3と同様にして、下記の化合物
を得た。
4−(3−インドリル)−5−(1−ナフチル)−2−
t−ブチルイミダゾール塩酸塩 m.p.286℃〜(分解) 4−(3−インドリル)−5−(4−ビフェニル)−2
−t−ブチルイミダゾール塩酸塩 m.p.316℃〜(分解) 実施例5 (1)実施例2(1)で得た1−(3−インドリル)−
2−(4−メトキシフェニル)エタンジオン1.12gを含
むN,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、室温下撹拌
しながら60%水素化ナトリウム0.16gを加え、1時間撹
拌した。次いで、この混合液にヨウ化メチル0.57gを滴
下し、1時間撹拌後、ジクロロメタンで抽出した。ジク
ロロメタン層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得た油状物
を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
ジクロロメタン:n−ヘキサン=4:1)で精製し、更に酢
酸エチルで再結晶することにより1−(1−メチルイン
ドール−3−イル)−2−(4−メトキシフェニル)エ
タンジオン0.81gを得た。
m.p.132〜133℃ (2)上記(1)で得た化合物0.29gと4−フルオロベ
ンズアルデヒド0.12gを、実施例2(2)と同様に反応
させて4−(1−メチルインドール−3−イル)−5−
(4−メトキシフェニル)−2−(4−フルオロフェニ
ル)イミダゾール0.29gを得た。
m.p.205〜208℃ 実施例6 (1)実施例2(1)で得た1−(3−インドリル)−
2−(4−メトキシフェニル)エタンジオン1.0gを含む
N,N−ジメチルホルムアミド10ml溶液に、室温下撹拌し
ながらt−ブトキシカリウム0.45gを加え、1時間撹拌
した。次いで、この混合液に無水酢酸1.0gを加え、1時
間撹拌後、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン
層を水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。溶媒を留去して得た粗結晶を酢酸エチル
−n−ヘキサンで再結晶することにより1−(1−アセ
チルインドール−3−イル)−2−(4−メトキシフェ
ニル)エタンジオン0.94gを得た。
m.p.162〜163℃ (2)1−(1−アセチルインドール−3−イル)−2
−(4−メトキシフェニル)エタンジオン0.32gと4−
フルオロベンズアルデヒド0.15gを、実施例2(2)と
同様に反応させることにより4−(1−アセチルインド
ール−3−イル)−5−(4−メトキシフェニル)−2
−(4−フルオロフェニル)イミダゾール0.35gを得
た。
m.p.235〜236℃

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、R1はチエニル基、ナフチル基、ビフェニル基、
    フェニル基又は「ハロゲン原子若しくは低級アルコキシ
    基で置換されたフェニル基」であり、R2は低級アルキル
    基、チエニル基、フェニル基又は「ハロゲン原子、低級
    アルコキシ基、トリフルオロメチル基若しくはニトロ基
    で置換されたフェニル基」であり、R3は水素原子、ハロ
    ゲン原子、又は低級アルコキシ基であり、R4は水素原
    子、低級アルキル基又は低級脂肪族アシル基である。]
    で表されるインドリルイミダゾール誘導体又は医薬とし
    て許容されるその酸付加塩。
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