JP2722225B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents
エンジンの冷却装置Info
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- JP2722225B2 JP2722225B2 JP63293278A JP29327888A JP2722225B2 JP 2722225 B2 JP2722225 B2 JP 2722225B2 JP 63293278 A JP63293278 A JP 63293278A JP 29327888 A JP29327888 A JP 29327888A JP 2722225 B2 JP2722225 B2 JP 2722225B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/14—Cylinders with means for directing, guiding or distributing liquid stream
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P3/00—Liquid cooling
- F01P3/02—Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/16—Cylinder liners of wet type
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンの冷却装置に関する。
エンジンには、シリンダブロックにおけるシリンダの
外周に空所を設け、この空所に潤滑油を供給することに
よってシリンダブロックを冷却するようにしたものがあ
る。
外周に空所を設け、この空所に潤滑油を供給することに
よってシリンダブロックを冷却するようにしたものがあ
る。
このエンジンでは、シリンダブロックの上面や周面等
の外面に開口し、かつ上記空所に連通する流路を有して
おり、この流路を介して上部空所内に潤滑油を流通させ
るようにしている。
の外面に開口し、かつ上記空所に連通する流路を有して
おり、この流路を介して上部空所内に潤滑油を流通させ
るようにしている。
ところで、従来の冷却装置では、シリンダブロックの
外面から孔明加工を施すことによって上記流路を構成す
るようにしている。したがって、シリンダブロック内に
設けられた空所、すなわちシリンダブロックの外面から
はその位置を確認することができない空所とこの流路と
を互いに連通させるには高い寸法精度が要求され、加工
作業を煩雑なものとしている。
外面から孔明加工を施すことによって上記流路を構成す
るようにしている。したがって、シリンダブロック内に
設けられた空所、すなわちシリンダブロックの外面から
はその位置を確認することができない空所とこの流路と
を互いに連通させるには高い寸法精度が要求され、加工
作業を煩雑なものとしている。
また、上記冷却装置では、異物等の混入によって流路
や空所で目詰りを起した場合、この異物の除去は上記流
路におけるシリンダブロック外面の開口からしか行うこ
とができないため、そのメンテナンスは極めて困難であ
った。
や空所で目詰りを起した場合、この異物の除去は上記流
路におけるシリンダブロック外面の開口からしか行うこ
とができないため、そのメンテナンスは極めて困難であ
った。
本発明の目的は、上記実情に鑑みて、加工作業が容易
で、しかも整備性の良いエンジンの冷却装置を提供する
ことにある。
で、しかも整備性の良いエンジンの冷却装置を提供する
ことにある。
本発明に係るエンジンの冷却装置では、クランクケー
ス27およびオイルパン34の内部に配設した冷却用オイル
ポンプ31および供給用オイルポンプ32と、 ストレーナ35を介し前記冷却用オイルポンプ31によっ
て供給された潤滑油Oを冷却した後、該冷却した潤滑油
Oをそのまま前記クランクケース27および前記オイルパ
ン34の内部に返送するオイルクーラ33と、 シリンダヘッド15に設けた燃焼室19の上部におけるイ
ンレットバルブ16およびエキゾーストバルブ17の間に挟
まれた部位に形成した凹部18と、 基端がシリンダヘッドカバー23の外部に開口するとと
もに、先端が該シリンダヘッド15の凹部18に開口する潤
滑油供給通路24と、 基端が前記シリンダヘッド15の凹部18に連通するとと
もに、先端が該シリンダヘッド15の下面に開口する潤滑
油連絡通路25と、 シリンダブロック1のボア2に嵌合されるシリンダラ
イナ5の外周面および該シリンダブロック1における前
記ボア2の内周面の少なくともいずれか一方に溝6,7を
形成することによって画成し、潤滑油Oを圧送すること
で前記シリンダライナ5を冷却する空所11と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダ
ライナ5の上端嵌合部においてこれらボア2およびシリ
ンダライナ5の少なくとも一方に切欠3を形成すること
によって構成し、シリンダガスケット14に形成した通孔
14bを通じて前記潤滑油連絡通路25および前記空所11を
互いに連通させる接続流路12と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダ
ライナ5の下端嵌合部においてこれらボア2およびシリ
ンダライナ5の少なくとも一方に切欠4aを形成すること
によって構成し、前記空所11を前記シリンダブロック1
の下面に開口させる排出流路13と、 前記排出流路13から分岐し、クランクシャフト29にお
けるコンロッド連結部29aの移動領域外において前記ク
ランクケース27の内部に開口する第1の分岐返送通路d
と、 前記排出流路13から分岐し、前記クランクシャフト29
におけるコンロッド連結部29aの移動領域上において前
記クランクケース27の内部に開口する第2の分岐返送通
路eと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記潤滑油供
給通路24の基端に至る第1の分岐供給通路cと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記クランク
シャフト29の摺動部分に至る第2の分岐供給通路bと を備え、 前記供給用オイルポンプ32の作動により、ストレーナ
36を介して吸引した潤滑油Oを2分岐し、 その一方を、前記第2の分岐供給通路bを介して前記
クランクシャフト29の摺動部分に圧送し、該摺動部分の
潤滑を図った後に前記オイルパン34に返送させるととも
に、 前記2分岐した潤滑油Oの他方を、前記第1の分岐供
給通路cを介して前記シリンダヘッド15の凹部18に圧送
し、前記燃焼室19の周囲を冷却した後に前記潤滑油連絡
通路25および前記接続流路12を介して前記空所11に圧送
し、前記シリンダライナ5を冷却した後に前記排出流路
13に排出し、さらに前記第1の分岐返送通路dおよび前
記第2分岐返送通路eを介してそれぞれ前記オイルパン
34に返送させている。
ス27およびオイルパン34の内部に配設した冷却用オイル
ポンプ31および供給用オイルポンプ32と、 ストレーナ35を介し前記冷却用オイルポンプ31によっ
て供給された潤滑油Oを冷却した後、該冷却した潤滑油
Oをそのまま前記クランクケース27および前記オイルパ
ン34の内部に返送するオイルクーラ33と、 シリンダヘッド15に設けた燃焼室19の上部におけるイ
ンレットバルブ16およびエキゾーストバルブ17の間に挟
まれた部位に形成した凹部18と、 基端がシリンダヘッドカバー23の外部に開口するとと
もに、先端が該シリンダヘッド15の凹部18に開口する潤
滑油供給通路24と、 基端が前記シリンダヘッド15の凹部18に連通するとと
もに、先端が該シリンダヘッド15の下面に開口する潤滑
油連絡通路25と、 シリンダブロック1のボア2に嵌合されるシリンダラ
イナ5の外周面および該シリンダブロック1における前
記ボア2の内周面の少なくともいずれか一方に溝6,7を
形成することによって画成し、潤滑油Oを圧送すること
で前記シリンダライナ5を冷却する空所11と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダ
ライナ5の上端嵌合部においてこれらボア2およびシリ
ンダライナ5の少なくとも一方に切欠3を形成すること
によって構成し、シリンダガスケット14に形成した通孔
14bを通じて前記潤滑油連絡通路25および前記空所11を
互いに連通させる接続流路12と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダ
ライナ5の下端嵌合部においてこれらボア2およびシリ
ンダライナ5の少なくとも一方に切欠4aを形成すること
によって構成し、前記空所11を前記シリンダブロック1
の下面に開口させる排出流路13と、 前記排出流路13から分岐し、クランクシャフト29にお
けるコンロッド連結部29aの移動領域外において前記ク
ランクケース27の内部に開口する第1の分岐返送通路d
と、 前記排出流路13から分岐し、前記クランクシャフト29
におけるコンロッド連結部29aの移動領域上において前
記クランクケース27の内部に開口する第2の分岐返送通
路eと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記潤滑油供
給通路24の基端に至る第1の分岐供給通路cと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記クランク
シャフト29の摺動部分に至る第2の分岐供給通路bと を備え、 前記供給用オイルポンプ32の作動により、ストレーナ
36を介して吸引した潤滑油Oを2分岐し、 その一方を、前記第2の分岐供給通路bを介して前記
クランクシャフト29の摺動部分に圧送し、該摺動部分の
潤滑を図った後に前記オイルパン34に返送させるととも
に、 前記2分岐した潤滑油Oの他方を、前記第1の分岐供
給通路cを介して前記シリンダヘッド15の凹部18に圧送
し、前記燃焼室19の周囲を冷却した後に前記潤滑油連絡
通路25および前記接続流路12を介して前記空所11に圧送
し、前記シリンダライナ5を冷却した後に前記排出流路
13に排出し、さらに前記第1の分岐返送通路dおよび前
記第2分岐返送通路eを介してそれぞれ前記オイルパン
34に返送させている。
上記の構成によれば、シリンダブロック1のボア2か
らシリンダライナ5を取り外すことにより、空所11を画
成する溝6,7と、接続流路12および排出流路13を構成す
る切欠3,4aとをそれぞれ表面に露出させることができ
る。
らシリンダライナ5を取り外すことにより、空所11を画
成する溝6,7と、接続流路12および排出流路13を構成す
る切欠3,4aとをそれぞれ表面に露出させることができ
る。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説
明する。
明する。
第1図は、本発明に係る冷却装置を適用したエンジン
の要部を概念的に示したもので、このエンジンに採用さ
れるシリンダブロック1は、ボア2を有している。ボア
2は、第2図に示すように、シリンダブロック1の上下
両端面に開口する円柱状の孔2aと、この孔2aの上端外周
部に形成された環状の凹所2bとから構成されている。
の要部を概念的に示したもので、このエンジンに採用さ
れるシリンダブロック1は、ボア2を有している。ボア
2は、第2図に示すように、シリンダブロック1の上下
両端面に開口する円柱状の孔2aと、この孔2aの上端外周
部に形成された環状の凹所2bとから構成されている。
また、このシリンダブロック1は切欠3を有してい
る。切欠3は、上記孔2aの上端部から外方に向けて形成
され、かつシリンダブロック1の上面(外面)1aにおけ
る凹所2bの外方に位置する部位に開口しており、上記孔
2aの内方とシリンダブロック1の上方とを互いに連絡さ
せている。なお、この切欠3は、シリンダブロック1の
鋳造成形時に鋳型や中子等によって該シリンダブロック
1と同時に形成される。
る。切欠3は、上記孔2aの上端部から外方に向けて形成
され、かつシリンダブロック1の上面(外面)1aにおけ
る凹所2bの外方に位置する部位に開口しており、上記孔
2aの内方とシリンダブロック1の上方とを互いに連絡さ
せている。なお、この切欠3は、シリンダブロック1の
鋳造成形時に鋳型や中子等によって該シリンダブロック
1と同時に形成される。
さらに、上記シリンダブロック1は、第1図に示すよ
うに、潤滑油返送通路4を有している。潤滑油返送通路
4は、第3図に示すように、孔2aの下端部に形成され、
かつこの孔2aおよびシリンダブロック1の下面(外面)
1bに開口する切欠部(切欠)4aと、この切欠部4aからシ
リンダブロック1の側外方に向けて穿設され、かつ開口
端部に盲栓4′を備えた横孔部4bと、この横孔部4bから
下方に向けて穿設され、かつシリンダブロック1の下面
1bに開口する下降孔部4cとから構成されている。
うに、潤滑油返送通路4を有している。潤滑油返送通路
4は、第3図に示すように、孔2aの下端部に形成され、
かつこの孔2aおよびシリンダブロック1の下面(外面)
1bに開口する切欠部(切欠)4aと、この切欠部4aからシ
リンダブロック1の側外方に向けて穿設され、かつ開口
端部に盲栓4′を備えた横孔部4bと、この横孔部4bから
下方に向けて穿設され、かつシリンダブロック1の下面
1bに開口する下降孔部4cとから構成されている。
このシリンダブロック1には、第1図に示すように、
ボア2にシリンダライナ5が嵌着されている。シリンダ
ライナ5は、第2図に示すように、上端(図中の下方)
にフランジ5aを有する円筒状を成しており、この円筒状
部5bにおける上半部の外周面5cに複数本の凹溝(溝)6,
6…を有している。これら凹溝6,6…は環状を成し、互い
に等しい間隔をもって配置されており、シリンダライナ
5の軸方向に沿って刻設された縦溝(溝)7,7…によっ
て互いに連絡されている。図からも明らかなように、こ
のシリンダライナ5では、円筒状部5bの外周面5cと、凹
溝6,6…の天面6a,6a…および円筒状部5bの底面5bとが交
わる部位にそれぞれ面取部8,8…が施されている。
ボア2にシリンダライナ5が嵌着されている。シリンダ
ライナ5は、第2図に示すように、上端(図中の下方)
にフランジ5aを有する円筒状を成しており、この円筒状
部5bにおける上半部の外周面5cに複数本の凹溝(溝)6,
6…を有している。これら凹溝6,6…は環状を成し、互い
に等しい間隔をもって配置されており、シリンダライナ
5の軸方向に沿って刻設された縦溝(溝)7,7…によっ
て互いに連絡されている。図からも明らかなように、こ
のシリンダライナ5では、円筒状部5bの外周面5cと、凹
溝6,6…の天面6a,6a…および円筒状部5bの底面5bとが交
わる部位にそれぞれ面取部8,8…が施されている。
また、このシリンダライナ5には、円筒状部5bの下端
部に潤滑用凹所9が形成されている。潤滑用凹所9は、
シリンダライナ5の軸方向に沿って設けられており、円
筒状部5bの外周面5cおよび円筒状部5bの底面5dに開口し
ている。
部に潤滑用凹所9が形成されている。潤滑用凹所9は、
シリンダライナ5の軸方向に沿って設けられており、円
筒状部5bの外周面5cおよび円筒状部5bの底面5dに開口し
ている。
このシリンダライナ5は、常温状態下でシリンダブロ
ック1のボア2に圧入され、円筒状部5bが孔2aに嵌合さ
れ、かつフランジ5aが凹所2bに嵌合される。その際、シ
リンダライナ5には面取部8,8…が施されているため、
孔2a内に掻傷等が形成されることはない。
ック1のボア2に圧入され、円筒状部5bが孔2aに嵌合さ
れ、かつフランジ5aが凹所2bに嵌合される。その際、シ
リンダライナ5には面取部8,8…が施されているため、
孔2a内に掻傷等が形成されることはない。
この状態におけるシリンダブロック1では、第1図に
示すように、シリンダライナ5の凹溝6,6…および縦溝
7,7…とボア2の孔2aとによってシリンダ10の外周にそ
の全周を巡る空所11が画成される。また、シリンダブロ
ック1の切欠3と最上段に位置する凹溝6とが互いに対
向され、シリンダライナ5とシリンダブロック1とによ
って上記空所11をシリンダブロック1の上面1aに開口さ
せる接続流路12が画成されるとともに、切欠部4aと最下
段に位置する凹溝6とが互いに対向され、シリンダライ
ナ5とシリンダブロック1とによって上記空所11をシリ
ンダブロック1の下面1aに開口させる排出流路13が画成
される。なお、この時シリンダライナ5の潤滑油凹所9
は、潤滑油返送通路4の切欠部4aの延長上に位置されて
いる。
示すように、シリンダライナ5の凹溝6,6…および縦溝
7,7…とボア2の孔2aとによってシリンダ10の外周にそ
の全周を巡る空所11が画成される。また、シリンダブロ
ック1の切欠3と最上段に位置する凹溝6とが互いに対
向され、シリンダライナ5とシリンダブロック1とによ
って上記空所11をシリンダブロック1の上面1aに開口さ
せる接続流路12が画成されるとともに、切欠部4aと最下
段に位置する凹溝6とが互いに対向され、シリンダライ
ナ5とシリンダブロック1とによって上記空所11をシリ
ンダブロック1の下面1aに開口させる排出流路13が画成
される。なお、この時シリンダライナ5の潤滑油凹所9
は、潤滑油返送通路4の切欠部4aの延長上に位置されて
いる。
上記のように構成されたシリンダブロック1には、そ
の上面1aにガスケット14を介してシリンダヘッド15が取
り付けられる。
の上面1aにガスケット14を介してシリンダヘッド15が取
り付けられる。
このシリンダヘッド15は、図に明示していないが、中
央部上方に1本のカムシャフトを備え、このカムシャフ
トのカムによって作動されるインレットバルブ16および
エキゾーストバルブ17をそれぞれ2本ずつ備えている。
央部上方に1本のカムシャフトを備え、このカムシャフ
トのカムによって作動されるインレットバルブ16および
エキゾーストバルブ17をそれぞれ2本ずつ備えている。
また、このシリンダヘッド15は、その上面に凹部18を
有している。凹部18は、燃焼室19に対応する部位におけ
る上記インレットバルブ16,16とエキゾーストバルブ17,
17との間に形成されており、その開口は蓋体20によって
密閉されている。蓋体20は、断面が略U字状をなしてお
り、凹部18内に立設された柱状部18aにボルト21を締結
することによってシリンダヘッド15に固定されている。
有している。凹部18は、燃焼室19に対応する部位におけ
る上記インレットバルブ16,16とエキゾーストバルブ17,
17との間に形成されており、その開口は蓋体20によって
密閉されている。蓋体20は、断面が略U字状をなしてお
り、凹部18内に立設された柱状部18aにボルト21を締結
することによってシリンダヘッド15に固定されている。
この蓋体20にはパイプ22が嵌着されている。パイプ22
は、上下方向に向けて配置され、上記凹部18の内部と外
部とを連通させており、その上端はシリンダヘッドカバ
ー23の潤滑油供給通路24に接続されている。
は、上下方向に向けて配置され、上記凹部18の内部と外
部とを連通させており、その上端はシリンダヘッドカバ
ー23の潤滑油供給通路24に接続されている。
さらに、上記シリンダヘッド15は、潤滑油連絡通路25
を有している。潤滑油連絡通路25は、それぞれのエキゾ
ーストバルブ17,17によって開閉される1対のエキゾー
ストポート26,26間に配設されており、その一端は上記
凹部18の底部に開口し、かつその他端はシリンダヘッド
15の底面における上記シリンダブロック1の接続流路12
の開口に対応する部位に開口している。
を有している。潤滑油連絡通路25は、それぞれのエキゾ
ーストバルブ17,17によって開閉される1対のエキゾー
ストポート26,26間に配設されており、その一端は上記
凹部18の底部に開口し、かつその他端はシリンダヘッド
15の底面における上記シリンダブロック1の接続流路12
の開口に対応する部位に開口している。
なお、このシリンダヘッド15とシリンダブロック1と
の間に介装されるガスケット14には、シリンダ10に対応
する部位および潤滑油連絡通路25の開口に対応する部位
にそれぞれ孔14a,通孔14bが形成されている。
の間に介装されるガスケット14には、シリンダ10に対応
する部位および潤滑油連絡通路25の開口に対応する部位
にそれぞれ孔14a,通孔14bが形成されている。
一方、上記シリンダブロック1には、その下面1bにガ
スケット26を介してクランクケース27が取り付けられ
る。
スケット26を介してクランクケース27が取り付けられ
る。
このガスケット26は、金属で成形されており、第3図
に示すように、シリンダブロック1の孔2aに対応する部
位、下降孔部4cの開口に対応する部位におよび切欠部4a
の開口に対応する部位にそれぞれ26a,26bおよび欠損部2
6cを有している。
に示すように、シリンダブロック1の孔2aに対応する部
位、下降孔部4cの開口に対応する部位におよび切欠部4a
の開口に対応する部位にそれぞれ26a,26bおよび欠損部2
6cを有している。
また、ガスケット26は舌片28を有している 舌片28
は、略L字状を成しており、ガスケット26の下面におけ
る上記切損部26cの周縁部外方に位置する部位から下方
に延設され、かつその先端の屈折した部位は上記孔26a
の中心に向けて延設されている。なお、この舌片28は、
上記ガスケット26と一体に成形されている。
は、略L字状を成しており、ガスケット26の下面におけ
る上記切損部26cの周縁部外方に位置する部位から下方
に延設され、かつその先端の屈折した部位は上記孔26a
の中心に向けて延設されている。なお、この舌片28は、
上記ガスケット26と一体に成形されている。
第1図に示すように、クランクケース27は、上記ガス
ケット26の孔26aおよび26bに対応する部位にそれぞれ連
通孔27aおよび27bを有しており、一方の連通孔27aにガ
スケット26の孔26aを介してシリンダライナ5の下端部
を嵌入させている。他方の連通孔27bは、クランクシャ
フト27におけるコンロッド30との連結部29aの移動領域
外に位置する部位に開口しており、上述したガスケット
26の孔26bを介してシリンダブロック1の下降孔部4cを
クランクケース27の内部に連結させている。この結果、
上記エンジンには、シリンダブロック1の切欠部4aから
横孔部4b、下降孔部4c、ガスケット26の孔26dおよび連
通孔27bを介してクランクケース27の内部に至る第1の
分岐返送通路dが構成されることになる。
ケット26の孔26aおよび26bに対応する部位にそれぞれ連
通孔27aおよび27bを有しており、一方の連通孔27aにガ
スケット26の孔26aを介してシリンダライナ5の下端部
を嵌入させている。他方の連通孔27bは、クランクシャ
フト27におけるコンロッド30との連結部29aの移動領域
外に位置する部位に開口しており、上述したガスケット
26の孔26bを介してシリンダブロック1の下降孔部4cを
クランクケース27の内部に連結させている。この結果、
上記エンジンには、シリンダブロック1の切欠部4aから
横孔部4b、下降孔部4c、ガスケット26の孔26dおよび連
通孔27bを介してクランクケース27の内部に至る第1の
分岐返送通路dが構成されることになる。
また、上記クランクケース27は、上記連通孔27aに開
口する潤滑用欠損部27cを有している。この欠損部27c
は、クランクシャフト29におけるコンロッド30との連結
部29aの移動領域の上方に対応する部位に形成されてお
り、その内部には上記ガスケット26の舌片28が占位され
ている。この状態における舌片28は、先端がシリンダラ
イナ5における潤滑用凹所9に対向設置されている。こ
の結果、上記エンジンには、シリンダブロックの切欠部
4aからクランクケース27の潤滑用欠損部27c、ガスケッ
ト26の舌片28およびシリンダライナ5の潤滑用凹所9を
介してクランクケース27の内部に至る第2の分岐返送通
路eが構成されることになる。
口する潤滑用欠損部27cを有している。この欠損部27c
は、クランクシャフト29におけるコンロッド30との連結
部29aの移動領域の上方に対応する部位に形成されてお
り、その内部には上記ガスケット26の舌片28が占位され
ている。この状態における舌片28は、先端がシリンダラ
イナ5における潤滑用凹所9に対向設置されている。こ
の結果、上記エンジンには、シリンダブロックの切欠部
4aからクランクケース27の潤滑用欠損部27c、ガスケッ
ト26の舌片28およびシリンダライナ5の潤滑用凹所9を
介してクランクケース27の内部に至る第2の分岐返送通
路eが構成されることになる。
さらに、上記クランクケース27は、その内部に2つの
オイルポンプ31,32を備えている。一方の冷却用オイル
ポンプ31は、図示せぬパイプ等の管路を介してオイルク
ーラー33に連結され、他方の供給用オイルポンプ32は、
図示せぬパイプ等の管路を介して上記シリンダヘッドカ
バー23の潤滑油供給通路24に至る第1の分岐供給通路c
と、クランクシャフト29内の図示せぬオイルギャラリー
に至る第2の分岐供給通路bとにそれぞれ分岐連絡され
ている。
オイルポンプ31,32を備えている。一方の冷却用オイル
ポンプ31は、図示せぬパイプ等の管路を介してオイルク
ーラー33に連結され、他方の供給用オイルポンプ32は、
図示せぬパイプ等の管路を介して上記シリンダヘッドカ
バー23の潤滑油供給通路24に至る第1の分岐供給通路c
と、クランクシャフト29内の図示せぬオイルギャラリー
に至る第2の分岐供給通路bとにそれぞれ分岐連絡され
ている。
今、エンジンが始動されると、上記2つのオイルポン
プ31,32が駆動され、オイルポンプ34内に貯留された潤
滑油Oがそれぞれストレーナ35,36を介して吸引され
る。なお、上記供給用オイルポンプ32からは、毎分10l
の潤滑油が吸引される。
プ31,32が駆動され、オイルポンプ34内に貯留された潤
滑油Oがそれぞれストレーナ35,36を介して吸引され
る。なお、上記供給用オイルポンプ32からは、毎分10l
の潤滑油が吸引される。
冷却用オイルポンプ31から吸引された潤滑油Oは、オ
イルクーラー33で冷却され、再びオイルパン34へ返送さ
れる(矢印a)。
イルクーラー33で冷却され、再びオイルパン34へ返送さ
れる(矢印a)。
供給用オイルポンプ32から吸引された潤滑油Oは、第
2の分岐供給通路b内を圧送され、クランクシャフト27
の図示せぬオイルギャラリーへ供給されるとともに、第
1の分岐供給通路c内を圧送され、潤滑油供給通路24お
よびパイプ22を介してシリンダヘッド15の凹部18へ供給
される。
2の分岐供給通路b内を圧送され、クランクシャフト27
の図示せぬオイルギャラリーへ供給されるとともに、第
1の分岐供給通路c内を圧送され、潤滑油供給通路24お
よびパイプ22を介してシリンダヘッド15の凹部18へ供給
される。
クランクシャフト29の図示せぬオイルギャラリーに圧
送された潤滑油Oは、コンロッド30との連結部29aや軸
受部のベアリング(図示せず)等の摺動部分に供給さ
れ、これら摺動部分を潤滑した後に滴下してオイルパン
34へ返送される。
送された潤滑油Oは、コンロッド30との連結部29aや軸
受部のベアリング(図示せず)等の摺動部分に供給さ
れ、これら摺動部分を潤滑した後に滴下してオイルパン
34へ返送される。
一方、シリンダヘッド15の凹部18へ圧送された潤滑油
Oは、この凹部18内においてシリンダヘッド15における
燃焼室19の周囲、インレットバルブ16,16の周囲および
エキゾーストバルブ17,17の周囲の熱を吸収し、これら
各部の冷却を行った後に潤滑油連絡通路25へ圧送され
る。
Oは、この凹部18内においてシリンダヘッド15における
燃焼室19の周囲、インレットバルブ16,16の周囲および
エキゾーストバルブ17,17の周囲の熱を吸収し、これら
各部の冷却を行った後に潤滑油連絡通路25へ圧送され
る。
潤滑油連絡通路25へ圧送された潤滑油Oは、この通路
25内においてシリンダヘッド15におけるエキゾーストポ
ート26,26の周囲の熱を吸収し、ガスケット14の孔14bお
よび接続流路12を介してシリンダブロック1の空所11へ
圧送される。
25内においてシリンダヘッド15におけるエキゾーストポ
ート26,26の周囲の熱を吸収し、ガスケット14の孔14bお
よび接続流路12を介してシリンダブロック1の空所11へ
圧送される。
空所11内の潤滑油Oは、凹溝6および縦溝7に沿って
シリンダ10の外周全域に導かれ、シリンダブロック1に
おけるシリンダ10の周囲の熱を吸収する。
シリンダ10の外周全域に導かれ、シリンダブロック1に
おけるシリンダ10の周囲の熱を吸収する。
空所11内の潤滑油Oが、シリンダライナ5における最
下段の凹溝6に圧送されると、この潤滑油Oはシリンダ
ブロック1の切欠部4aを介して2股に分岐される。
下段の凹溝6に圧送されると、この潤滑油Oはシリンダ
ブロック1の切欠部4aを介して2股に分岐される。
一方、潤滑油Oは、第1の分岐返送通路dを介してオ
イルパン34へ返送される。
イルパン34へ返送される。
もう一方の潤滑油Oは、第2の分岐返送通路をeを介
してクランクケース27の内部に返送され、クランクシャ
フト29におけるコンロッド30との連結部29aに滴下され
る。
してクランクケース27の内部に返送され、クランクシャ
フト29におけるコンロッド30との連結部29aに滴下され
る。
連結部29aに滴下された潤滑油Oは、この連結部29aの
潤滑を行い、しかる後滴下してオイルパン34に返送され
る。ここで、上記エンジンによれば、シリンダヘッド15
およびシリンダブロック1の冷却に供した潤滑油Oを2
分岐し、そのうちの一部のみをクランクシャフト29のコ
ンロッド連結部29aに滴下させるようにしているため、
メカニカルロスの増大を招来することなく、当該コンロ
ッド連結部29aの潤滑を確実に行うことができるように
なる。
潤滑を行い、しかる後滴下してオイルパン34に返送され
る。ここで、上記エンジンによれば、シリンダヘッド15
およびシリンダブロック1の冷却に供した潤滑油Oを2
分岐し、そのうちの一部のみをクランクシャフト29のコ
ンロッド連結部29aに滴下させるようにしているため、
メカニカルロスの増大を招来することなく、当該コンロ
ッド連結部29aの潤滑を確実に行うことができるように
なる。
一方、異物等の混入によって上記空所11や流路12,13
内で目詰りが生じた場合には、シリンダブロック1から
シリンダライナ55を取り外すことによって容易に行うこ
とができる。すなわち、シリンダブロック1からシリン
ダライナ5を取り外すと、上記空所11を画成する溝6,7
および流路12,13を構成する切欠3,4aが表面に露出さ
れ、目詰りを起している場所を容易に見付け出し、その
異物を除去することができる。
内で目詰りが生じた場合には、シリンダブロック1から
シリンダライナ55を取り外すことによって容易に行うこ
とができる。すなわち、シリンダブロック1からシリン
ダライナ5を取り外すと、上記空所11を画成する溝6,7
および流路12,13を構成する切欠3,4aが表面に露出さ
れ、目詰りを起している場所を容易に見付け出し、その
異物を除去することができる。
なお、上記実施例では、複数本の環状を成す凹溝6,6
…と、これら凹溝6,6…を互いに連結させる縦溝7,7…と
によって空所11を形成するようにしているが、本発明で
は、スパイラル状の溝によって空所を形成するようにし
てもよい。
…と、これら凹溝6,6…を互いに連結させる縦溝7,7…と
によって空所11を形成するようにしているが、本発明で
は、スパイラル状の溝によって空所を形成するようにし
てもよい。
また、上記実施例では、シリンダライナ5に溝6,7を
設け、この溝6,7とシリンダブロック1とによって空所1
1を画成するとともに、シリンダブロック1に切欠3,4a
を設け、この切欠3,4aとシリンダライナ5とによって流
路12,13を構成するようにしているが、本発明ではこれ
らに限定されない。たとえば、シリンダライナ5に切欠
を設けることによって流路を画成するようにしてもよい
し、また両者に切欠を設けることによって流路を画成し
ても構わない。また、流路12を画成する切欠3は、シリ
ンダヘッド15をシリンダフロック1に締結させるスタッ
ドボルト(図示せず)の挿通孔を利用しても設けても良
い。
設け、この溝6,7とシリンダブロック1とによって空所1
1を画成するとともに、シリンダブロック1に切欠3,4a
を設け、この切欠3,4aとシリンダライナ5とによって流
路12,13を構成するようにしているが、本発明ではこれ
らに限定されない。たとえば、シリンダライナ5に切欠
を設けることによって流路を画成するようにしてもよい
し、また両者に切欠を設けることによって流路を画成し
ても構わない。また、流路12を画成する切欠3は、シリ
ンダヘッド15をシリンダフロック1に締結させるスタッ
ドボルト(図示せず)の挿通孔を利用しても設けても良
い。
上記したように、本発明に係るエンジンの冷却装置に
よれば、シリンダブロック1のボア2からシリンダライ
ナ5を取り外すことにより、空所11を画成する溝6,7
と、接続流路12および排出流路13を構成する切欠3,4aと
をそれぞれ表面に露出させることができるため、空所11
と流路12,13とを連通させる作業を容易に行うことがで
きるとともに、そのメンテナンスも容易に行うことがで
きる。
よれば、シリンダブロック1のボア2からシリンダライ
ナ5を取り外すことにより、空所11を画成する溝6,7
と、接続流路12および排出流路13を構成する切欠3,4aと
をそれぞれ表面に露出させることができるため、空所11
と流路12,13とを連通させる作業を容易に行うことがで
きるとともに、そのメンテナンスも容易に行うことがで
きる。
第1図は、本発明に係る冷却装置を適用したエンジンの
要部を概念的に示した断面図、第2図は、本発明に係る
冷却装置を適用したエンジンのシリンダブロックおよび
シリンダライナを概念的に示した分解斜視図、第3図
は、本発明に係る冷却装置を適用したエンジンのシリン
ダブロックおよびガスケットを概念的に示した分解斜視
図である。 1…シリンダブロック、2…ボア、3,4a…切欠、5…シ
リンダナイナ、6,7…溝、10…シリンダ、11…空所、12
…接続流路、13…排出流路、14…シリンダガスケット、
14b…通孔、15…シリンダヘッド、16…インレットバル
ブ、17…エキゾーストバルブ、18…凹部、19…燃焼室、
23…シリンダヘッドカバー24…潤滑油供給通路、25…潤
滑油連絡通路、27…クランクケース、29…クランクシャ
フト、29a…コンロッド連結部、31…冷却用オイルポン
プ、32…潤滑用オイルポンプ、33…オイルクーラ、34…
オイルパン、35…ストレーナ、b…第2の分岐供給通
路、c…第1の分岐供給通路、d…第1の分岐返送通
路、e…第2の分岐返送通路、O…潤滑油。
要部を概念的に示した断面図、第2図は、本発明に係る
冷却装置を適用したエンジンのシリンダブロックおよび
シリンダライナを概念的に示した分解斜視図、第3図
は、本発明に係る冷却装置を適用したエンジンのシリン
ダブロックおよびガスケットを概念的に示した分解斜視
図である。 1…シリンダブロック、2…ボア、3,4a…切欠、5…シ
リンダナイナ、6,7…溝、10…シリンダ、11…空所、12
…接続流路、13…排出流路、14…シリンダガスケット、
14b…通孔、15…シリンダヘッド、16…インレットバル
ブ、17…エキゾーストバルブ、18…凹部、19…燃焼室、
23…シリンダヘッドカバー24…潤滑油供給通路、25…潤
滑油連絡通路、27…クランクケース、29…クランクシャ
フト、29a…コンロッド連結部、31…冷却用オイルポン
プ、32…潤滑用オイルポンプ、33…オイルクーラ、34…
オイルパン、35…ストレーナ、b…第2の分岐供給通
路、c…第1の分岐供給通路、d…第1の分岐返送通
路、e…第2の分岐返送通路、O…潤滑油。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02F 1/10 F02F 1/10 D
Claims (1)
- 【請求項1】クランクケース27およびオイルパン34の内
部に配設した冷却用オイルポンプ31および供給用オイル
ポンプ32と、 ストレーナ35を介し前記冷却用オイルポンプ31によって
供給された潤滑油Oを冷却した後、該冷却した潤滑油O
をそのまま前記クランクケース27および前記オイルパン
34の内部に返送するオイルクーラ33と、 シリンダヘッド15に設けた燃焼室19の上部におけるイン
レットバルブ16およびエキゾーストバルブ17の間に挟ま
れた部位に形成した凹部18と、 基端がシリンダヘッドカバー23の外部に開口するととも
に、先端が該シリンダヘッド15の凹部18に開口する潤滑
油供給通路24と、 基端が前記シリンダヘッド15の凹部18に連通するととも
に、先端が該シリンダヘッド15の下面に開口する潤滑油
連絡通路25と、 シリンダブロック1のボア2に嵌合されるシリンダライ
ナ5の外周面および該シリンダブロック1における前記
ボア2の内周面の少なくともいずれか一方に溝6,7を形
成することによって画成し、潤滑油Oを圧送することで
前記シリンダライナ5を冷却する空所11と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダラ
イナ5の上端嵌合部においてこれらボア2およびシリン
ダライナ5の少なくとも一方に切欠3を形成することに
よって構成し、シリンダガスケット14に形成した通孔14
bを通じて前記潤滑油連絡通路25および前記空所11を互
いに連通させる接続流路12と、 前記シリンダブロック1のボア2および前記シリンダラ
イナ5の下端嵌合部においてこれらボア2およびシリン
ダライナ5の少なくとも一方に切欠4aを形成することに
よって構成し、前記空所11を前記シリンダブロック1の
下面に開口させる排出流路13と、 前記排出流路13から分岐し、クランクシャフト29におけ
るコンロッド連結部29aの移動領域外において前記クラ
ンクケース27の内部に開口する第1の分岐返送路dと、 前記排出流路13から分岐し、前記クランクシャフト29に
おけるコンロッド連結部29aの移動領域上において前記
クランクケース27の内部に開口する第2の分岐返送通路
eと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記潤滑油供給
通路24の基端に至る第1の分岐供給通路cと、 前記供給用オイルポンプ32から分岐し、前記クランクシ
ャフト29の摺動部分に至る第2の分岐供給通路bと を備え、 前記供給用オイルポンプ32の作動により、ストレーナ36
を介して吸引した潤滑油Oを2分岐し、 その一方を、前記第2の分岐供給通路bを介して前記ク
ランクシャフト29の摺動部分に圧送し、該摺動部分の潤
滑を図った後に前記オイルパン34に返送させるととも
に、 前記2分岐した潤滑油Oの他方を、前記第1の分岐供給
通路cを介して前記シリンダヘッド15の凹部18に圧送
し、前記燃焼室19の周囲を冷却した後に前記潤滑油連絡
通路25および前記接続流路12を介して前記空所11に圧送
し、前記シリンダライナ5を冷却した後に前記排出流路
13に排出し、さらに前記第1の分岐返送通路dおよび前
記第2の分岐返送通路eを介してそれぞれ前記オイルパ
ン34に返送させる ことを特徴とするエンジンの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293278A JP2722225B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | エンジンの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293278A JP2722225B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | エンジンの冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02140447A JPH02140447A (ja) | 1990-05-30 |
JP2722225B2 true JP2722225B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17792759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293278A Expired - Fee Related JP2722225B2 (ja) | 1988-11-18 | 1988-11-18 | エンジンの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722225B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106988922A (zh) * | 2017-03-29 | 2017-07-28 | 江苏常发农业装备股份有限公司 | 一种单缸风冷柴油机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS616653U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-16 | 株式会社小松製作所 | エンジンのシリンダライナ |
-
1988
- 1988-11-18 JP JP63293278A patent/JP2722225B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02140447A (ja) | 1990-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |