JP2721908B2 - シールドケース - Google Patents

シールドケース

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JP2721908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、電気回路のシールドを行なうシールドケー
スに関する。
<従来の技術>(第4図) 電気回路、特に高周波回路では、雑音の侵入や回路自
身からの放出を防止して安定な動作をさせるためにシー
ルドケースが用いられている。
電気回路をシールドする場合、高いシールド効果を特
に必要としない回路では、板金等の組立てによって形成
されたシールドケースで充分であるが、高いシールド効
果が必要な場合には、金属成型(例えばアルミダイキャ
スト)や金属を削って形成したシールドケースが用いら
れている。
第4図は、従来のシールドケースの構造を示す断面図
であり、ケース本体1は中央に立設された仕切板2を含
めて一体に成型されており、上板3をケース本体1にネ
ジ止めして、2つの回路収納空間4、5に固定された回
路基板6、7からの雑音の放出および侵入を遮蔽してい
る。
このように成型品を用いたシールドケースでは、型で
シールドケースを形成し、その後、型からシールドケー
スを一方向に引き抜く工程がある。したがって、この場
合仕切板2の立設方向に引き抜くことになり、仕切板2
の底部近傍に2つの回路収納空間4、5を連結する穴を
設けることは、後加工を含めて困難である。そのため、
回路基板6、7間を接続する必要がある場合には、仕切
板2の上端の一部に切欠部2aを設け、この切欠部2aに回
路接続用の同軸ケーブル8等を通すようにしている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、前記のようなシールドケースではケー
ス外部に対するシールド効果は高いが、回路間を最短距
離で接続することができず、高周波伝送の場合、インピ
ーダンス整合が悪くなって損失が大きくなったり、接続
ケーブルがアンテナとして働き2つの回路収納空間相互
のシールド効果の低下等を招くという問題があった。
また、同軸ケーブルと回路基板の接続あるいは保守の
ための取外しについても、末端処理が必要である等の不
便があった。
このため、一体成型された仕切板に対しても、任意の
位置に容易な加工方法で、分離された回路収納空間相互
の接続を可能とし、しかも、高周波性能を悪化させない
接続手段が望まれていた。
本発明はこの問題を解決したシールドケースを提供す
ることを目的としている。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するために本発明のシールドケース
は、 底板とその周りを囲む外板と前記底板上に立設された
仕切板とが一体成形され、前記仕切板によって内部に少
なくとも2つの回路収納空間が形成されたシールドケー
スにおいて、 前記底板の外側から該底板を貫通して前記仕切板に達
するように前記仕切板の立設方向に沿って穿設され、該
仕切板に隔てられた2つの回路収納空間を連結させる接
続孔と、 前記接続孔を貫通し、その両端がそれぞれの回路収納
空間に設置された回路に接続される金属棒と、 前記接続孔を前記金属棒が貫通する先端部を残して塞
ぐため、前記底板の外側から前記接続孔に進入するよう
に取り付けられた遮蔽部材とを備え、 前記接続孔の寸法と前記金属棒の外径とを前記回路の
伝送インピーダンスに整合するように定めたことを特徴
としている。
<作用> このように構成したため、本発明のシールドケースで
は、仕切板の任意の位置で回路間の接続を行なうことが
でき、最短接続が可能となり、高周波伝送の場合でも、
損失が少なくシールド効果の高い接続が容易に行なえ
る。また、回路間の接続作業あるいは保守のための取外
し作業も簡単である。
<実施例>(第1〜3図) 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。
第1図は一実施例のシールドケースを示す断面図、第2
図は分解斜視図、第3図はケース本体の平面図である。
これらの図において、10は、金属の成型によって一体に
形成されたケース本体である。
ケース本体10は、上面が開口された矩形箱状に形成さ
れ、その底板14上に立設された仕切板11により、内部を
2つの回路収納空間12、13に分割されている。
仕切板11の下部には、下方(第1図、第2図におい
て)からこの仕切板11の立設方向に沿って底板14を貫通
して仕切板11に達する接続孔15が形成されている。
この接続孔15は、仕切板11の板厚より大きな直径を有
し、孔中心が仕切板11の板厚中心と一致しているため、
2つの回路収納空間12、13の間がこの接続孔15によって
連結されることになる。
接続孔15の内周はタッピング加工されており、底板14
の下方から遮蔽部材である皿ネジ16を締め付けることに
より、接続孔15はその先端部を残して塞がれることにな
る。
回路収納空間12、13の底部の四隅および接続孔15の周
囲には、回路基板をネジ止めして回路基板の固定および
接地をするための取付台17、18が形成されている。
また、このケース本体10の上端面10aには、上板22を
ネジ止めするためのネジ穴19と、この上板22とケース本
体10との間に挟まれて回路収納空間12、13を外部に対し
て完全に密閉させるための弾性導電材23を取り付けるた
めの溝21が形成されている。
このように構成されたシールドケースに回路基板30、
35を取付けて、一方から他方へ高周波信号を伝送する場
合、第1図の断面図に示すように、取付台17、18に各回
路基板30、35をネジ止めし、その固定および接地を行な
う。
次に、接続孔15(皿ネジ16の先端より上部)に金属棒
40を通して、回路基板30、35に対する半田付けを行な
う。
なお、この場合、皿ネジ16の先端面16aおよび接続孔1
5の内壁面15aと金属棒40とで同軸伝送路が形成されるた
め、金属棒40の外径および接続孔15の径を予め所定の関
係にしておけば、回路基板30、35の伝達インピーダンス
と整合させることができる。
勿論、皿ネジ16として長さの異なるものを用いればそ
のインピーダンスの調整も可能である。
このようにして、回路基板30、35間を接続した後、弾
性導電材23を挟んで上板22をネジ止めすれば、回路基板
30、35とケース外部とのシールドが完全となる。
なお、接続孔15を貫通する金属棒には、絶縁のための
誘電体被覆を付けてもよい。この場合、金属棒周囲に電
界がより集中するので、シールド効果の点で有利であ
る。
<本発明の効果> 以上説明したように、本発明のシールドケースは、底
板の外側から底板を貫通して仕切板に達するように仕切
板の立設方向に沿って穿設され、仕切板に隔てられた2
つの回路収納空間を連結させる接続孔と、その接続孔を
貫通し、その両端がそれぞれの回路収納空間に設置され
た回路に接続される金属棒と、接続孔を金属棒が貫通す
る先端部を残して塞ぐため、底板の外側から接続孔に進
入するように取り付けられた遮蔽部材とを備え、接続孔
の寸法と金属棒の外径とを回路の伝送インピーダンスに
整合するように定めている。
このため、仕切板の任意の位置で回路間の接続を行な
うことができ、最短接続が可能となり、高周波伝送の場
合でも、損失が少なくシールド効果の高い接続が容易に
行なえる。
また、回路間の接続作業あるいは保守のための取外し
作業も、同軸線材でなく単線であるため簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は一実
施例の分解斜視図、第3図は要部を示す平面図である。 第4図は従来のシールドケースによる回路接続状態を示
す断面図である。 10……ケース本体、11……仕切板、12、13……回路収納
空間、15……接続孔、16……皿ネジ、22……上板、23…
…弾性導電材、30、35……回路基板、40……金属棒。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板とその周りを囲む外板と前記底板上に
    立設された仕切板とが一体成形され、前記仕切板によっ
    て内部に少なくとも2つの回路収納空間が形成されたシ
    ールドケースにおいて、 前記底板の外側から該底板を貫通して前記仕切板に達す
    るように前記仕切板の立設方向に沿って穿設され、該仕
    切板に隔てられた2つの回路収納空間を連結させる接続
    孔と、 前記接続孔を貫通し、その両端がそれぞれの回路収納空
    間に設置された回路に接続される金属棒と、 前記接続孔を前記金属棒が貫通する先端部を残して塞ぐ
    ため、前記底板の外側から前記接続孔に進入するように
    取り付けられた遮蔽部材とを備え、 前記接続孔の寸法と前記金属棒の外径とを前記回路の伝
    送インピーダンスに整合するように定めたことを特徴と
    するシールドケース。
JP1083249A 1989-03-31 1989-03-31 シールドケース Expired - Fee Related JP2721908B2 (ja)

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