JP2721177B2 - 写真ハロゲン化銀組成物および銀漂白方法 - Google Patents

写真ハロゲン化銀組成物および銀漂白方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、或る種の低級アルコキシアルキルアクリレ
ートポリマーラテックスと関連して、シアン色素形成性
カプラーを含むカラー写真ハロゲン化銀組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
カラー写真における色素像の生成は、ハロゲン化銀乳
剤層少なくとも1個と色素形成性カプラとを含む像様露
出された感光材料を現像液中で処理し、続いて漂白およ
び定着する処理において行われる。現像の際に、発色現
像主薬(通常はp−フェニレンジアミン)がハロゲン化
銀との反応で酸化されて遊離銀を生成する。続いて、酸
化された現像主薬がカプラーと反応して色素を形成す
る。その色素の色は、カプラーが寄与する色素の発色構
造によって決まる。次の銀除去サイクルにおいて、現像
化銀を漂白剤で再酸化し、除去用のハロゲン化銀可溶化
材によって最終洗浄サイクルの間に更に定着を行う。こ
うして処理された材料を乾燥する前に、可溶化処理を所
望によっては含ませることができる。
要素から最終的に除去するための現像化銀の漂白およ
びハロゲン化銀の定着は、別々の漂白溶液および定着溶
液を使用する連続的工程で行うか、あるいは漂白剤と定
着剤とを組合せた単独溶液を用いる一工程で行うことが
できる。後者の溶液は一般に漂白一定着溶液と称され
る。前記の漂白溶液および漂白定着溶液中の銀漂白剤と
して各種の酸化剤を用いることが知られているが、低毒
性および環境安全性の観点から、有機酸の金属錯塩例え
ばEDTA鉄錯塩が通常の漂白剤となってきた。それらの錯
塩をカラー写真漂白および漂白−定着処理溶液中で使用
することについては、例えば米国特許第3,615,508号、
第3,770,437号、第3,870,520号、第4,242,442号および
第4,288,618号に記載がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、カラー写真漂白剤として前記のような
第二鉄錯塩を用いると或る種の不都合がある。1つの欠
点は、前記のような有機錯塩を漂白剤として含有する溶
液中での発色現像後に処理したカラー写真材料中のナフ
トールカプラーおよび或る種のフェノールカプラーから
誘導される色素像の濃度が低いことである。種々の副次
的状況が被処理写真材料の好ましくない低濃度の像色素
の原因であるが、この問題の基本的な原因としては、ナ
フトール及びある種のフェノールカプラー由来のシアン
像色素のロイコ化合物への変換であり、一般的に認識さ
れている。この問題を克服する試みとしては、各種のア
プローチ例えば漂白溶液および/または写真要素の変
性、写真要素の個別浴での処理とそれに続く漂白工程、
あるいはシアン色素形成性カプラーの使用を選ばれた限
られた群の化合物に制限することがあった。
例えば、米国特許第3,706,561号、第3,770,437号、第
4,033,771号、第4,301,236号、第4,469,781号、および
第4,563,405号には、漂白溶液または漂白−定着溶液の
濃度または組成を変えることを含む試みが記載されてい
る。米国特許第4,366,233号は、カラー写真要素のシア
ン色素形成層より下に配置された層中に含まれる銀の合
計量を減少させることを提案している。米国特許第3,82
0,997号および第4,469,781号並びに英国特許第1,393,33
5号は、個別処理浴中に含まれる各種化合物によって、
漂白化写真材料を処理することに関する。米国特許第4,
151,680号、第4,374,922号および第4,591,548号には、
前記の問題点を克服する好ましい群のシアン色素形成性
カプラーが記載されている。米国特許第4,591,548号
は、シアン像色素のロイコ化合物への変換の原因とし
て、漂白浴中の第一鉄イオンの存在を指摘している。
従来技術が認識していたところによれば、カラー写真
ハロゲン化銀材料は各種の目的のためにアクリレートお
よび/またはアクリル酸ポリマーラテックスを含有する
ことができる。例えば米国特許第3,926,436号、第4,20
1,589号、第4,214,047号、第4,214,627号、第4,358,533
号、第4,612,278号、西独OLS 3,336,582号、およびRese
arch Disclosure Item 19551,1980 7月を参照された
い。
しかしながら、前記のいずれの従来技術においても、
ロイコ色素形成の問題と或る種のポリマーの存在との関
連について認識していたものはなく、更に、ロイコ色素
形成の疑いのあるシアンカプラーと組合せて、それらポ
リマーを用いることを示唆していたものもない。
〔課題を解決するための手段〕
カラー写真材料において像様現像された銀を漂白する
際に形成される第一鉄イオンによるシアン像色素のロイ
コ色素への変換は或る種のポリマーラテックスの存在に
よって阻止することができる。
本発明は、前記の課題を解決するために、シアン色素
形成性カプラーと式(I) (式中、mは1〜4であり、そしてnは1〜10である) で表されるモノマーから誘導される繰返し単位を含むポ
リマーラテックスとを含んでなる写真ハロゲン化銀組成
物を提供する。
別の観点から言えば、前記の課題は前記式(I)で表
されるモノマーの繰返し単位を含むポリマーラテックス
の存在下で漂白を行うことからなる、シアン色素像含有
写真要素からの銀の漂白方法によって解決される。
代表的には、前記の材料および方法では、前記ポリマ
ーラテックス中に式(II) [式中、mは1〜4であり、qは0〜10であり、そして
qが0である場合にXはOHであり、qが1〜10である場
合にXは−CO2H,−SO3H,−O−PO(OH)またはそれら
の金属塩である] で表されるイオン性モノマー(イオノマーとも称する)
から誘導される繰返し単位を含む。
前記のポリマーラテックスにおいて、モノマー(I)
はポリマー合計重量の5〜100%を構成することがで
き、イオノマー(II)はポリマー合計重量の0〜20%好
ましくは2〜10%を構成するこができる。更に、ラテッ
クスポリマー中には1種以上の他のエチレン系不飽和コ
モノマーを存在させることができる。前記の追加的モノ
マーは、溶解性、相溶性、安定性および可撓性のような
ポリマーの物理的および化学的性質を改質するように選
択する。
ラテックスポリマーを写真要素中に装入する位置およ
び量は、第一鉄イオン存在下での漂白の結果としてカプ
ラー誘導シアン色素におけるロイコ色素形成を減少また
は阻止するのに有効なものである。普通のカラーネガフ
ォーマットにおいては、この量は1m2当り0.05〜5.0gの
範囲であることができる。ラテックスポリマーはシアン
色素形成性カプラーと同じ層中に存在するのが好まし
い。
式(I)の単位を含有するポリマーラテックスがロイ
コ色素の形成に有用であることは、非常によく似たアク
リレートから誘導されるポリマーがこの目的に対しては
有効でないので驚ろくべきことである。
前記の有利な効果が特に得られる場合は、漂白が第一
鉄イオン発生の処理において行われる場合、例えば漂白
剤がポリカルボン酸の第二鉄錯塩例えば鉄−エチレンジ
アミン四酢酸錯塩である場合である。好ましいシアンカ
プラーは構造式(III)および(IV) (式中、BALLはバラスト基であり、R1はハロゲンであ
り、R2は水素原子、炭素原子1〜5個のアルキル基また
は炭素原子1〜5個のアルコキシ基であり、そしてYは
水素原子またはカップリング脱離性基である) の一方で表される。適当なカプラーは米国特許第3,476,
563号および第4,004,929号に記載されている。
写真要素は、単色要素であっても多色要素であっても
よい。多色要素は、可視スペクトルの3つの主要な各領
域に感受性の色素像生成単位を有している。各単位は、
スペクトルの所定の領域に感じる単一乳剤層又は複数の
乳剤層から構成されていることができる。像形成単位の
層を始めとして、写真要素の層は、この技術分野におい
て公知の種々の順序で配置することができる。別のフォ
ーマットにおいては、スペクトルの3主要領域の各々に
感受性の乳剤を、例えば米国特許第4,362,806号に記載
の微小容器を使用して単独セグメント化層として配置す
ることができる。
以下に説明する乳剤および要素中で使用するのに適し
た材料は、米国ハンプシャー、ホームウェル・ハーバン
トのIndustrial Opportunitios社発行のResearch Discl
osure,1978年(12月)Item(項目)17643を参照して説
明する。以下、この刊行物を「リサーチ・ディスクロー
ジャー」と称する。
前記のハロゲン化銀乳剤は、ネガ形でもポジ形でもよ
い。好ましい乳剤及びそれらの製造については、リレー
チ・ディスクロージャの第I章及び第II章並びにそこに
引用されている刊行物に記載されている。前記の写真要
素の乳剤層及び他の層に用いられる適当なビヒクルは、
リレーチ・ディスクロージャの第IX章及びそこに引用さ
れている刊行物に記載されている。
前記で一般的に説明したシアン色素形成性カプラーの
他に、前記の写真要素は、リサーチ・ディスクロージャ
の第VII章、パラグラフD,E,F及びG並びにそこに引用さ
れている刊行物に記載されているカプラーを更に含有す
ることができる。これらのカプラーは、リサーチ・ディ
スクロージャ第VII章、パラグラフC及びそこに引用さ
れている刊行物に記載されている方法により要素および
乳剤中に配合することができる。
写真要素またはその個々の層は、増白剤(リサーチ・
ディスクロージャの第V章)、カブリ防止剤及び安定剤
(リサーチ・ディスクロージャの第VI章)、防汚剤及び
像色素安定剤(リサーチ・ディスクロージャの第VII
章、パラグラフI及びJ)、光吸収材及び光散乱材(リ
サーチ・ディスクロージャの第VIII章)、硬化剤(リサ
ーチ・ディスクロージャの第XI章)、可塑剤及び潤滑剤
(リサーチ・ディスクロージャ第XII章)、帯電防止剤
(リサーチ・ディスクロージャの第XIII章)、艶消剤
(リサーチ・ディスクロージャXVI章)並びに現像変性
剤(development modifier)(リサーチ・ディスクロー
ジャの第XXI章)を含有することができる。
写真要素は、リサーチ・ディスクロージャの第XVII章
及びそこに引用されている刊行物に記載されている方法
により、種々の支持体に塗布することができる。
写真要素に、リサーチ・ディスクロージャの第XVIII
章に記載の方法により、一般的にスペクトルの可視領域
の化学輻射線を照射して潜像を形成し、その後、リサー
チ・ディスクロージャの第XIX章に記載の方法により処
理して可視色素像を形成することができる。可視色素像
を形成するための処理には、写真要素を発色現像主薬と
接触させて、現像可能なハロゲン化銀を還元し且つ発色
現像主薬を酸化する工程が含まれる。酸化された発色現
像主薬は、次にカプラーと反応し色素を生ずる。
本発明で有用な好ましい発色現像主薬は、p−フェニ
レンジアミン類である。特に好ましい発色現像主薬とし
て、4−アミノ−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−
アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタ
ンスルホンアミド)−エチルアニリン硫酸塩水和物、4
−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキ
シエチルアニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタ
ンスルホンアミド)エチル−N,N−ジエチルアニリン塩
酸塩および4−アミノ−N−エチル−N(2−メトキシ
エチル)−m−トルイジンジ−p−トルエンスルホン酸
が挙げられる。
ネガ形ハロゲン化銀の場合には、この処理工程でネガ
像が生ずる。ポジ(または反転)像を得るには、この処
理の前に、露光したハロゲン化銀を現像するが色素を生
成しない非発色性の現像主薬で現像後、この要素を均一
にかぶらせて非露光ハロゲン化銀を現像可能にすればよ
い。あるいは、直接ポジ乳剤を用いてポジ像を得ること
もできる。
現像後、従来通り、漂白、定着又は漂白定着し、洗浄
後、乾燥する工程を行う。
前記のポリマーラテックスの調製は当業界に公知で、
以下に説明する方法で実施することができる。代表的に
は、これは、水性ラテックスポリマーを導く遊離基重合
である。得られるポリマーは、代表的には、分子量が約
1×104より大きい高分子である。
合成例1 機械的撹拌器、窒素入口管および還流冷却器を備えた
500mlの3つ首丸底フラスコ(80℃の定温浴中にセッ
ト)に、ドデシル硫酸ナトリウム(50ml,0.1M)、N2
ージした蒸留水(50ml)、アクリレートモノマー(0.1
モル当量)および重亜硫酸ナトリウム水溶液(6ml,0.5
M)を撹拌下で加えた。過硫酸アンモニウム水溶液(15m
l,0.2M)を10分間かけて滴加した。2時間撹拌した後、
混合物を室温へ冷却し、濾過した。透明なラテックスを
3日間透析し、続いて集めた。
〔実施例〕 以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明す
る。これらの実施例では、以下に示すとおり、通常の写
真フィルム構造および組成を使用した。
以下の実施例では、目盛付濃度試験体を介して各フィ
ルムセグメントを3秒間センシトメトリー露光し、続い
British Journal of Photography 1982年年報第209〜
211頁に記載されているように、Kodak C−41R法を用い
て処理した。
こうして処理した各要素において濃度1.0に最も近い
センシトメトリー曲線の段階の赤色色素濃度(Diとす
る)を読んだ後で、各要素を更に5分間、以下の組成を
もつ連続撹拌要素パージ浴中で処理した。
蒸 留 水 800.0ml エチレンジアミン四酢酸 32.1g 濃水酸化アンモニウム 30.0ml 硫酸第一鉄7水和物 27.8g pHをNH4OHで5.0に調整 合計容量を水で1とした。
続いて5分間水洗し、最終乾燥を行った後で、各試料
においてセンシトメトリー曲線上の同じ段階の別の濃度
読み(Dfとする)によって再評価した。以下の表に示す
色素欠損%は、最終濃度値(Df)を初期濃度値(Di)で
割って計算した。
例1 本例においては各要素がカプラーC−1(その重量の
1/2の重量のリン酸トリクレシル中に分散してある)を
含有していた。要素2,3,4および5はモノマーの繰返し
単位からなるホモポリマーを含有するものであった。
ラテックスポリマーは の単位を含有するものであった。
表1のデータは、要素5および6がシアン色素欠損を
減少するラテックスの優秀性を示している。
シアン色素形成性カプラーC−1: 例2 本例の各要素はシアン色素形成性カプラーC−1(そ
の重量の半分のジブチルフタレート中に分散)を含有す
るものであった。要素7,8,9,10および11は要素5中で使
用したホモポリマーの量を表2で示すように増加した。
表2のデータは、たとえ低濃度であっても本発明のポ
リマーラテックスが有効であることを示す。
例3 要素13〜16は、カプラー溶媒を含まないハロゲン化銀
乳剤中に配合したシアン色素形成性カプラーC−2を含
有するものであった。要素17〜20は、シアン色素形成性
カプラーC−2(その半分の重量のジブチルフタレート
中に分散させてある)を含有するものであった。要素14
〜16および18〜20は式 のモノマー繰返し単位からなるホモポリマーを含有する
ものであった。
このデータも、本発明の要素15および19における化合
物の有効性を示している。
シアン色素形成性カプラーC−2は以下のとおりであ
る。
例4 要素21〜25はカプラーC−1(その半分の重量のリン
酸トリクレシル中に分散させた)を含有するものであっ
た。要素26〜31はカプラーC−2(その半分の重量のジ
ブチルフタレート中に分散させた)を含有するものであ
った。要素22〜25および27〜31は式 (式中の酸の割合を変化させた) の共重合モノマーの繰返し単位からなるコポリマーを含
有するものであった。
このデータは、前記のコポリマーラテックスの存在下
で得ることのできる色素安定性の改良を示すものであ
る。
〔発明の効果〕 シアン色素形成性カプラーと、前記式(I)のモノマ
ーから誘導される繰返し単位からなるポリマーラテック
スとを含有する前記の写真ハロゲン化銀組成物および方
法により、問題のある低濃度の像色素の原因であるロイ
コ化合物の形成を減少させて、シアン色素形成性カプラ
ーからの像色素の形成を可能にする前記の材料および方
法が前記式(II)のイオン性モノマーの繰返し単位も含
むポリマーラテックスを含有する場合に、前記の望まし
い効果が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンリー レイ コーウァン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,シーフェアラーズ レー ン 77 (56)参考文献 特開 昭51−25133(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアン色素形成性カプラーと式(I) (式中、mは1〜4であり、そしてnは1〜10である) で表されるモノマーから誘導される繰返し単位を含むポ
    リマーラテックスとを含んでなる写真ハロゲン化銀組成
    物。
  2. 【請求項2】シアン色素形成性カプラーと、式(I) (式中、mは1〜4であり、そしてnは1〜10である) で表されるモノマーから誘導される繰返し単位および式
    (II) [式中、mは1〜4であり、qは0〜10であり、そして
    qが0である場合にXはOHであり、qが1〜10である場
    合にXは−CO2H,−SO3H,−O−PO(OH)またはそれら
    の金属塩である] で表されるイオン性モノマーから誘導される繰返し単位
    を含むポリマーラテックスとを含んでなる写真ハロゲン
    化銀組成物。
  3. 【請求項3】式(I) (式中、mは1〜4であり、そしてnは1〜10である) で表されるモノマーから誘導される繰返し単位を含むポ
    リマーラテックスの存在下で漂白を行うことを特徴とす
    る、シアン色素形成性カプラーから誘導される像色素を
    含む写真組成物からの銀漂白方法。
JP63132881A 1987-06-01 1988-06-01 写真ハロゲン化銀組成物および銀漂白方法 Expired - Lifetime JP2721177B2 (ja)

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