JP2719875B2 - クランプ装置 - Google Patents

クランプ装置

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JP2719875B2
JP2719875B2 JP33660292A JP33660292A JP2719875B2 JP 2719875 B2 JP2719875 B2 JP 2719875B2 JP 33660292 A JP33660292 A JP 33660292A JP 33660292 A JP33660292 A JP 33660292A JP 2719875 B2 JP2719875 B2 JP 2719875B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被加工物を把持し、該
被加工物に洗浄、塗装等の所定の処理を行うためのクラ
ンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、被加工物を把持し、この被加工物に
洗浄、塗装等の所定の処理を行うためのクランプ装置と
しては、例えば、実公昭57−55032号公報に開示
されている被加工物搬送装置に用いられているクランプ
装置がある。このクランプ装置の概略を説明する。
【0003】このクランプ装置は、洗浄、塗装等の加工
処理を行う各加工ステーションの間を鉛直面内で回動す
る環状板部材を設け、この環状板部材の外周面に四か
所、等角度で切欠きを形成し、この切欠きの天井部(回
動中心側)にワークストッパを配設し、この切欠きを囲
繞する略コ字状枠体を前記環状板部材の回動中心方向に
摺動可能に装着し、該コ字状枠体を前記環状板部材の回
動中心方向に常時弾発付勢し、該コ字状枠体の両足杆の
端部に位置決めピンを有する被加工物載置部材を設ける
と共に、このコ字状枠体の横桁部に、コ字状枠体を下降
させてクランプを解除するカムローラが係合するカム溝
を設け、さらに、前記被加工物載置部材の間に形成され
ている空隙部下方に被加工物を載置するキャリーバーを
上昇、前進、下降及び後退動作可能に配設したものであ
る。
【0004】そして、加工処理を行う場合には、まず、
カム溝に係合するカムローラを下降させて被加工物載置
部材とワークストッパとの間を広くとり、キャリーバー
に載置してきた被加工物を被加工物載置部材に載せ、位
置決めピンによって位置決めをし、次に、カムローラを
上昇させてコ字状枠体の下方への押圧力を解除させれ
ば、被加工物はワークストッパと被加工物載置部材との
間に挟持されて固定されるようになるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
において、被加工物を載置して位置決めし挟持して固定
するクランプ装置を、環状板部材に四か所形成した切欠
きを囲繞するようにして設けた摺動可能なコ字状枠体
と、コ字状枠体の横桁部に設けられコ字状枠体を押圧す
るカムローラが係合するカム溝等によって形成したの
で、クランプ装置の構造が複雑になり、また、メンテナ
ンス作業が相当に困難となって製作費が高くなるという
問題があった。
【0006】さらに、被加工物を把持した状態で被加工
物の姿勢を変更させることができないという問題もあっ
た。このように被加工物の姿勢を変更させることができ
ないと、例えば、被加工物を洗浄する場合には、被加工
物を数箇所に移送し、個々の場所に所定の目的を持たせ
て配設した多数の洗浄ノズルより洗浄液を噴出させて被
加工物の洗浄を行なわなければならず、洗浄室の内部が
複雑になりメンテナンス作業が困難になると共に洗浄室
の製作費が高くなる問題があった。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、極めて簡単な構造で、しかも被加工
物を把持した状態で、被加工物の姿勢を容易に変更する
ことができ、かつ、メンテナンス作業を簡単にして製作
費を低減させたクランプ装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、クランプ装置本体の本体フレ
ームに回転フレームを回転自在に設け、該回転フレーム
の一方側及び他方側に一対のクランプユニットを各々配
設し、該個々のクランプユニットは、前記回転フレーム
に固着支持され内周部に螺旋状に倣い溝を形成した外殻
と、該外殻の内部に該外殻の上部円形部の軸線と同軸に
嵌合させた摺動自在の摺動軸と、該摺動軸に設けられ前
記倣い溝に回転自在に係合したガイド部材と、前記外殻
の上部円形部より突出した前記摺動軸の頂部に装着した
被加工物を押えるクランプ部材と、前記摺動軸を基端部
側に常時付勢する弾発付勢手段とから成り、前記クラン
プユニットの前記外殻の下部に前記クランプ部材と協働
して前記被加工物を保持する被加工物受けを固着すると
共に、前記摺動軸の基端部を該摺動軸の頂部側に押圧す
る押圧手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明は、以上説明したように、本体フレーム
に回転自在に設けた回転フレームに、内周部に螺旋状に
倣い溝を形成した外殻と、外殻の内部に嵌合させた摺動
軸と、摺動軸に設けられ倣い溝に回転自在に係合したガ
イド部材と、被加工物を押えるクランプ部材と、摺動軸
を付勢する弾発付勢手段とからなるクランプユニットを
取付け、また、このクランプユニットの前記外殻の下部
に前記被加工物を保持する被加工物受けを固着させ、さ
らに、摺動軸の基端部を摺動軸の頂部側に押圧する押圧
手段を設けて、被加工物をクランプする際は、押圧手段
を作動させてクランプユニットの摺動軸の基端部を押圧
させて、摺動軸を弾発付勢手段に抗して押上げる。
【0010】このとき、摺動軸に装着し倣い溝に係合し
たガイド部材を倣い溝に沿って上方に移動させて、摺動
軸を回転させると共に、クランプ部材をも旋回させて押
上げ、クランプ部材をアンクランプの状態にさせる。こ
のアンクランプの状態にて、被加工物受けに被加工物を
上方または横方向から載置させ、その後押圧手段を前と
は逆の方向に作動させて、被加工物を被加工物受けとク
ランプ部材とで挟持してクランプ状態にさせる。このク
ランプ状態で被加工物を洗浄槽に入れて洗浄する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6に基
づいて説明する。図において、1は洗浄装置に用いられ
たクランプ装置本体である。クランプ装置本体1には本
体フレーム2が設けられている(特に図3参照)。本体
フレーム2は、図2に示すように、回転板S2にブラケ
ット2′を介して固着支持されている。前記回転板S2
は洗浄室の側壁Sに、図示しないベアリングに回転自在
に支持された回転駆動軸S1に固着されている。
【0012】また、図3に示すように、本体フレーム2
には回転フレーム3が回転自在に設けられており、回転
フレーム3の回転中心には回転軸4が固着している。回
転軸4は本体フレーム2に装着したベアリング5に回転
自在に嵌合している。
【0013】さらに、図3に示すように、回転フレーム
3の一方側及び他方側には、各々一対のクランプユニッ
ト6が配設されている。これら2組の、一対のクランプ
ユニット6は同一の構成であるので、一方側で(図3に
おいては右側)、かつ、一対のクランプユニット6の個
々のクランプユニット6を例にとり、主に図4及び図6
に基づいて説明する。
【0014】すなわち、図4及び図6において、回転フ
レーム3にはクランプユニット6の外殻7が固着支持さ
れている。外殻7の上部円形部7′の内周部には一対の
倣い溝8が螺旋状に対向して上部円形部7′に対して同
軸状に穿設されている。なお、この実施例では、一対の
倣い溝8の始点と終点が各々90度回転した位置となる
ように形成されている。
【0015】外殻7の内部には摺動自在に摺動軸9が嵌
合している。摺動軸9は、軸線が外殻7の上部円形部
7′の軸線と同軸になるように配設されている。摺動軸
8には第一段差部9′及び第二段差部9″が形成されて
おり、これによって摺動軸9は基端大径部9a、中径部
9b及び頂部小径捩子部9cとから概略構成される。
【0016】外殻7の適所にはブッシュ10,11が内
装されている。ブッシュ10には摺動軸9の基端大径部
9aが下方に突出して摺動自在に嵌合し、ブッシュ11
には摺動軸9の中径部9bが摺動自在に嵌合している。
摺動軸9の頂部小径捩子部9cはブッシュ11より上方
に突出している。また、摺動軸9の頂部小径捩子部9c
にはクランプ部材であるクランプアーム12の基端部が
装着されている。クランプアーム12の基端部は摺動軸
9の頂部小径捩子部9cに螺合したナット13により第
二段差部9″に押圧されている。また、クランプアーム
12の先端部にはクランパ14が装着されている(図1
参照)。
【0017】外殻7内に設けた摺動軸9の第一段差部
9′とスプリング留め16との間には弾発付勢手段であ
るスプリング15が介装されている。スプリング15は
摺動軸9の第一段差部9′を常時摺動軸9の基端部側、
すなわち、図4において、下側に弾発付勢している。し
たがって、摺動軸9は常時スプリング15により基端部
側に弾発付勢されていると共に、クランプアーム12が
外殻7の上端部、すなわち、後述する押え金具22に係
合している。
【0018】また、摺動軸9の中径部9bの適所には、
図5に示すように、中径部9bの中心部を貫通したロー
ラ支持軸17が設けられている。ローラ支持軸17の両
端には外殻7の上部円形部7′の内周部に穿設した一対
の倣い溝8に係合したガイド部材である一対のガイドロ
ーラ18が装着されている。このガイドローラ18はブ
ッシュ19を介してナット20により回転自在にローラ
支持軸17に装着されている。
【0019】なお、この実施例では一対の倣い溝8に一
対のガイドローラ18を係合させるように構成したが、
これに限定されるものではない。一つのガイドローラ1
8を係合させるように構成してもよい。また、外殻7の
上部円形部7′にはカバー21が取付けられており、こ
のカバー21及びブッシュ11は押え金具22によって
外殻7に固定されている。
【0020】したがって、クランプユニット6は、回転
フレーム3に固着支持され、内周部に螺旋状の倣い溝8
を備えた外殻7と、外殻7に摺動自在に嵌合した摺動軸
9と、摺動軸9に装着し倣い溝8に係合したガイドロー
ラ18と、摺動軸9の頂部に装着し、先端部にクランパ
14を備えたクランプアーム12と、摺動軸9を基端部
側に常時付勢するスプリング15とにより概略構成され
ている。
【0021】また、図2及び図6に示すように、一対の
クランプユニット6の摺動軸9は同期シャフト23によ
って連結されている。すなわち、図4に示すように、同
期シャフト23は、一対のクランプユニット6の摺動軸
9の基端大径部9aの下端に固着したスラストワッシャ
24に対し僅かに隙間を持って、スラストワッシャ24
及び摺動軸9の基端大径部9aの下端にボルト25を螺
合させることにより取付けられている。なお、符号26
はブッシュであり、符号27はワッシャである。
【0022】一対のクランプユニット6の外殻7の下部
には上方部のクランプアーム12と対向した被加工物受
け28が各々固着されている。この被加工物受け28は
クランプアーム12と協働して被加工物Wを保持するも
のである。そして、一対の被加工物受け28の少なくと
もいずれか一方には位置決めピン29が装着されている
(図1参照)。なお、クランプアーム12と被加工物受
け28は被加工物Wの種類により適宜形成される。
【0023】図1及び図3に示すように、回転フレーム
3の一方側の回転軸4には連結金具30が固着されてい
る。そして、洗浄時には、この連結金具30に形成され
た連結溝30′に洗浄室の側壁Sに配置された位置決め
ガイドレールS4を係合させ、図示しない回転駆動手段
によって、連結金具30及び回転フレーム3を回転さ
せ、被加工物Wを回転させる。
【0024】なお、位置決めガイドレールS4は、洗浄
室の側壁S1に回転駆動軸Sを円中心として円形状に配
設したガイドレール(図示省略)の途中に、ガイドレー
ルの一部を成して、洗浄室の所定の処理ステーションに
設けられている。この位置決めガイドレールS4は、処
理ステーションに独立して処理ステーションの数だけ同
一円周上に設けられている。
【0025】図2に示すように、洗浄室の洗浄槽S3の
適所には、2組の一対のクランプユニット6の摺動軸9
の基端部、すなわち、基端大径部9aに取付けた同期シ
ャフト23を押圧する押圧手段である押圧ユニット31
が設けられている。すなわち、洗浄室の洗浄槽S3の上
部には一対のブラケット33が固着しており、一対のブ
ラケット33にはヒンジピン34により一対の押圧アー
ム32が回動可能に支持されている。
【0026】一対の押圧アーム32の先端部には各々押
圧ローラ35がヒンジピン36により回転自在に装着さ
れている。押圧ローラ35は2組の一対のクランプユニ
ット6の摺動軸9の基端大径部9aに各々取付けた同期
シャフト23を押圧するものである。
【0027】また、図2に示すように、洗浄室の洗浄槽
S3の下部にはブラケット40が固着しており、このブ
ラケット40に押圧シリンダ38が支持されている。押
圧シリンダ38は、下部に設けたクレビス39をブラケ
ット40に係合させてヒンジピン41により止めること
により回転自在に連結支持されている。
【0028】また、押圧シリンダ38のピストンロッド
38′の先端部はナックル42が設けられており、この
ナックル42と前記押圧アーム32の後端部とは同期軸
37により回転自在に連結している。したがって、押圧
シリンダ38のピストンロッド38′が伸縮することに
より一対の押圧アーム32は回動し、一対の押圧アーム
32の先端部の押圧ローラ35が摺動軸9に取付けた同
期シャフト23に当接離間する(図1及び図2参照)。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。まず、
図1乃至図3に示すようにクランプ装置本体1は元位置
にあり、回転フレーム3は、連結金具30の連結溝3
0′が位置決めガイドレールS4と係合して、所定位置
に位置決めされている。
【0030】この状態において、押圧シリンダ38が作
動してピストンロッド38′が短縮すると、一対の押圧
アーム32は回動し、押圧アーム32の先端部に装着し
た押圧ローラ35が2組の一対のクランプユニット6の
摺動軸9の基端大径部9aに各々設けた同期シャフト2
3に当接し、同期シャフト23の下端部を仮想線で示す
位置まで同期して押上げる(図2参照)。
【0031】同期シャフト23が押上げられると、同期
シャフト23は、摺動軸9の基端大径部9aの下端に固
着したスラストワッシャ24にまでスライドして当接
し、摺動軸9をスプリング15の弾発力に抗して同期し
て押上げる。
【0032】摺動軸9が押上げられる際、摺動軸9の中
径部9bの適所に装着した一対のガイドローラ18は、
外殻7の上部円形部7′に螺旋状に穿設した一対の倣い
溝8に沿って、図4に示す仮想線の位置18′まで、す
なわち、90度回転した位置まで押上げられる。したが
って、2組の一対のクランプユニット6の摺動軸9は同
期して回転しながら上昇し90度回転する。
【0033】このようにして、摺動軸9が上昇しながら
90度回転すると、これに伴って摺動軸9の頂部に装着
したクランプアーム12も旋回しながら上昇し、90度
回転し、クランパ14は開き、クランプ装置本体1はア
ンクランプの状態になる。
【0034】クランプ装置本体1がアンクランプの状態
になると、図示しない、搬出入装置により被加工物Wが
被加工物受け28に載置され、位置決めピン29により
所定位置に位置決めされる。この場合、被加工物Wは上
方からでも横方向からでも載置することができる。
【0035】被加工物Wが載置され位置決めされると、
押圧シリンダ38が作動し、押圧シリンダ38のピスト
ンロッド38′が伸長して、一対の押圧アーム32を逆
回転させ、一対の押圧アーム32に装着した押圧ローラ
35の同期シャフト23への押圧を解除する。
【0036】同期シャフト23への押圧が解除される
と、摺動軸9はスプリング15の弾発力により押下げら
れ、一対のガイドローラ18も一対の倣い溝8に沿って
押下げられるので、2組の一対のクランプユニット6の
摺動軸9は同期して今度は反転しながら下降し、クラン
プアーム12のクランパ14と被加工物受け28とによ
り被加工物Wを堅固にクランプする。すなわち、被加工
物Wはクランプ装置本体1の回転フレーム3に載置さ
れ、保持されることになる。
【0037】被加工物Wが載置され保持されると、図示
しない回転駆動手段により回転駆動軸S1(図2)が回
転し、クランプ装置本体1は図示しないガイドレールに
沿って洗浄室の所定の処理ステーションへ案内される。
【0038】クランプ装置本体1が案内されると、回転
フレーム3の連結金具30の連結溝30′は処理ステー
ションの洗浄室の側壁Sに設けた位置決めガイドレール
S4に係合して回転駆動手段(図示省略)により回転さ
れる。すなわち、被加工物Wは回転フレーム3に保持さ
れた状態で、回転しながら洗浄される。
【0039】被加工物Wの全ての処理が終了すると、被
加工物Wは再び元位置に案内される。即ち、連結金具3
0の連結溝30′が元位置の位置決めガイドレールS4
と係合することにより回転フレーム3及び被加工物Wは
所定位置に位置決めされる。
【0040】被加工物Wが元位置に案内されて位置決め
されると、被加工物Wは前記した手段によりアンクラン
プされ、図示しない搬出入装置により、被加工物受け2
8から搬出され、1サイクルは終了する。
【0041】このように回転フレーム3の連結金具30
の連結溝30′が位置決めガイドレールS4と係合して
所定位置に位置決めされるので、クランプ装置本体1に
は回転フレーム3を位置決めする手段を設ける必要がな
い。
【0042】また、連結金具19の連結溝19′に係合
した位置決めガイドレールS4に駆動手段を接続させて
被加工物が回転するようにしてあることにより、クラン
プ装置本体1に被加工物Wの回転手段を設けなくてもよ
くなる。
【0043】以上本発明のクランプ装置を洗浄装置に適
用した場合について説明したが、これに限定されるもの
ではない。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにクランプ
部材をクランプ装置本体と別体の押圧手段によって作動
するように構成したので、クランプ装置本体にクランプ
部材を作動するための特別な駆動源を必要とせず、クラ
ンプ装置本体の構造を簡単なものにすることができ、軽
量化を実現することができる。これにより、クランプ装
置本体のメンテナンス作業が容易になり、製作費を低減
させることができる。
【0045】また、回転フレームを本体フレームに回動
自在に設けたので、被加工物を把持した状態で被加工物
の姿勢を変更させることができ、従来のように洗浄室内
に多数のノズルを配設する必要がなくなり、洗浄室の内
部が簡素なものとなり、洗浄室内のメンテナンス作業が
容易になると共に洗浄室の製作費をも低減させることが
できる。
【0046】また、被加工物を被加工物受けに載置する
際、押圧手段によって摺動軸の基端部を押圧すれば、摺
動軸は回転しながら押上げられて、クランプ部材が被加
工物受けに対向しない位置まで旋回してアンクランプの
状態になるので、この状態で被加工物受けに被加工物を
載置すれば、形状の大きい被加工物もクランプ部材に干
渉させることなく載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のものの右側面図である。
【図3】図1のものの平面図である。
【図4】図3のもののA−A線に沿う断面図である。
【図5】図4の回転フレームを除いたもののB−B線に
沿う断面図である。
【図6】図1のもののクランプユニットと回転フレーム
の取付状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クランプ装置本体 2 本体フレーム 3 回転フレーム 6 クランプユニット 7 外殻 8 倣い溝 9 摺動軸 12 クランプアーム 15 スプリング 18 ガイドローラ 31 押圧ユニット W 被加工物

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプ装置本体の本体フレームに回転
    フレームを回転自在に設け、該回転フレームの一方側及
    び他方側に一対のクランプユニットを各々配設し、該個
    々のクランプユニットは、前記回転フレームに固着支持
    され内周部に螺旋状に倣い溝を形成した外殻と、該外殻
    の内部に該外殻の上部円形部の軸線と同軸に嵌合させた
    摺動自在の摺動軸と、該摺動軸に設けられ前記倣い溝に
    回転自在に係合したガイド部材と、前記外殻の上部円形
    より突出した前記摺動軸の頂部に装着した被加工物を
    押えるクランプ部材と、前記摺動軸を基端部側に常時付
    勢する弾発付勢手段とから成り、前記クランプユニットの前記外殻の下部に前記クランプ
    部材と協働して 前記被加工物を保持する被加工物受けを
    固着すると共に、前記摺動軸の基端部を該摺動軸の頂部
    側に押圧する押圧手段を設けたことを特徴とするクラン
    プ装置。
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