JP2719721B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2719721B2
JP2719721B2 JP15697789A JP15697789A JP2719721B2 JP 2719721 B2 JP2719721 B2 JP 2719721B2 JP 15697789 A JP15697789 A JP 15697789A JP 15697789 A JP15697789 A JP 15697789A JP 2719721 B2 JP2719721 B2 JP 2719721B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、遊技者に払出される景品玉数が異なるよ
うに定められた第1の入賞口及び第2の入賞口が配置さ
れた遊技盤を備えた弾球遊技機に関するものである。
【従来の技術】
従来、遊技盤に設けられる複数の入賞口を2種類に分
け、その異なる種類の入賞口に打玉が入賞すると払出さ
れる景品玉数が異なるようにされた弾球遊技機(例え
ば、13個と7個)が市場に提供されていた。このような
弾球遊技機においては、景品玉払出手段としての景品玉
払出装置及び入賞玉処理装置をそれぞれ2つ設け、その
2つの景品玉払出装置のうち、第1の景品玉払出装置が
所定個数づつ(例えば、7個と6個)の景品玉を収納す
べく2列に形成され、第2の景品玉払出装置が所定個数
(例えば、7個)の景品玉を収納すべく1列に形成さ
れ、その収納された景品玉を2つの入賞玉処理装置の電
気的駆動源の作動により払出するように構成され、しか
も、2つの入賞玉処理装置の単位時間当りの景品玉の払
出可能回数が同数に設定されていた。
【発明が解決しようとする課題】
上記の構成からなる従来の景品玉払出手段において
は、第1の景品玉払出装置における1列に収納できる最
大の景品玉収納数(7個)と第2の景品玉払出装置にお
ける1列に収納できる景品玉収納数(7個)とがほぼ同
数のときには、景品玉の単位時間当りの払出可能回数が
同数であってもよいが、仮に第2の景品玉払出装置の景
品玉収納数を多くしたものに取り替えた場合(例えば、
8個又は9個)であって、入賞玉が連続的に多数発生し
た状態においては、1列における収納数の多い第2の景
品玉払出装置への景品玉の収納動作が間に合わなくな
り、遂には、第2の景品玉払出装置における規定個数の
景品玉が払出されなくなってしまうという問題があっ
た。 この発明は、上記した問題点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、景品玉の払出数が多い景品玉
払出装置に交換された場合であっても、景品玉の払出動
作を確実に行うことができる弾球遊技機を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明に係る弾球
遊技機は、 遊技者に払出される景品玉数が異なるように定められ
た第1の入賞口及び第2の入賞口が配置された遊技盤を
備えたものにおいて、 前記第1の入賞口へパチンコ玉が入賞したことに応答
して電気的駆動源の作動により2列に収納された景品玉
を払出し且つその収納された景品玉数を変更可能な第1
の景品玉払出手段と、 前記第2の入賞口へパチンコ玉が入賞したことに応答
して電気的駆動源の作動により前記第1の景品玉払出手
段から払出される景品玉数よりも少ない1列に収納され
た景品玉を払出し且つその収納された景品玉数を変更可
能な第2の景品玉払出手段と、 前記第1の景品玉払出手段による単位時間当りの景品
玉払出回数よりも前記第2の景品玉払出手段による単位
時間当りの景品玉払出回数が少なくなるように前記電気
的駆動源に関連して設定し得る払出回数設定手段と、を
備えて構成されるものである。
【作用】
第1の入賞口と第2の入賞口に連続して多数の入賞玉
が発生した場合には、第1の景品玉払出手段による単位
時間当りの景品玉払出回数よりも第2の景品玉払出手段
による単位時間当りの景品玉払出回数の方が少なくな
る。即ち、第2の景品玉払出手段におる景品玉の収納時
間に余裕が生ずる。このため、第2の景品玉払出手段に
収納される景品玉数を第1の景品玉払出手段における1
列に収納される景品玉数よりも多く収納できるものに交
換した場合であって入賞玉が多量に発生した状態でも、
第2の景品玉払出手段への景品玉の収納動作を確実に行
うことができ、これにより規定された景品玉数を確実に
払出すことができる。
【実施例】
以下、図面を参照して、この発明の実施例について説
明する。 まず、第7図及び第8図を参照して、この実施例が適
用される弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊技機につ
いて説明する。第7図は、パチンコ遊技機の正面図であ
り、第8図は、パチンコ遊技機の背面概略図である。図
において、パチンコ遊技機1の額縁状の前面枠2には、
扉保持枠3が周設され、該扉保持枠3には、ガラス板4
a、4b(第4図参照)を有するガラス扉枠4及び前面扉
板5が一側を軸支されて開閉自在に取り付けられてい
る。ガラス扉枠4の後方であって、前記前面枠2の裏面
の遊技盤保持枠32(第8図参照)には、遊技盤10が遊技
盤止着部材33a〜33c(ただし、33cは図示せず)によっ
て着脱自在に設けられている。また、前面扉板5の表面
には、排出された景品玉を貯留し、かつ打玉の発射位置
に一個宛供給する打球供給皿6が固定されている。打球
供給皿6の上流側の内部空間には、遊技に関連する効果
音を発生するスピーカー7が内蔵されている。また、前
面扉板5の裏面には、打球供給皿6から誘導される打玉
を発射位置に供給する打球供給装置34(第4図参照)が
固定されている。 前記前面枠2の下方部には、打球発射機構の一部を構
成する操作ハンドル8や、前記打球供給皿6に貯留しき
れなかった景品玉を貯留するための余剰玉受皿9が設け
られている。このうち、前記操作ハンドル8に対応する
ように前記前面枠2の裏面には、第8図に示すように打
球発射装置26が取り付けられている。打球発射装置26
は、取付基板27に集約して設けられ、駆動源としての打
球モータ28と、該打球モータ28の駆動回路を構成する触
手検出回路29と、前記打球モータ28の回転により往復回
動して打玉を弾発する打球杆30と、該打球杆30の往復回
動に連動して上下動し、打球供給装置34を動作させる玉
送り摺動杆31とから構成されている。 前記遊技盤10の表面には、図示しない発射レールから
誘導された打玉を誘導するための誘導レール11がほぼ円
状に植立されている。そして、誘導レール11によって囲
まれた領域が遊技領域12を構成するものである。遊技領
域12のほぼ中央には、複数の回転ドラム14a〜14cを有す
る可変表示装置13が設けられ、該可変表示装置13の下方
に開閉扉16を有する可変入賞球装置15が設けられてい
る。この可変入賞球装置15の開閉扉16は、前記可変表示
装置13の回転ドラム14a〜14cの組み合せが所定の表示状
態(例えば、横方向、あるいは斜め方向に「7」の数字
が整列した場合)となったときに、特定遊技状態とな
り、所定期間(例えば、20秒経過するまで、あるいは10
個の入賞玉が発生するまで)開放するように設定されて
いる。そして、開閉扉16内に設けられた特定入賞口17に
入賞すると、再度上記した開放状態を繰り返し、特定入
賞口17に入賞玉が発生する毎に最高10回繰り返すことが
できるようになっている。 また、可変入賞球装置15の上部及び下部両側には、前
記回転ドラム14a〜14cの回転を許容する始動入賞口18a
〜18Cが設けられている。この始動入賞口18a〜18Cのう
ち可変入賞球装置15の上部に設けられる第2の入賞口と
しての始動入賞口18aに打玉が入賞すると、それによっ
て払出される景品玉数は、第1の入賞口としての他の入
賞領域に打玉が入賞した際に払出される景品玉数よりも
少なくなるように設定されている。また、始動入賞口18
b,18cは、前記開閉扉16が開放状態にあるとき、その開
閉扉16の側面に衝突した打玉が誘導されて入賞し易くな
っている。したがって、前記した特定遊技状態となっ
て、開閉扉16が所定期間開放すると、打玉は、開閉扉16
内に誘導されるばかりでなく、開閉扉16の側面に当って
始動入賞口18b,18cにも誘導されるので、短時間に多量
の入賞玉が発生することになる。 更に、遊技領域12には、前記可変入賞球装置15の左右
側方に入賞口19a,19bが設けられ、また、可変表示装置1
3の左右側方にも入賞口20a,20bが設けられている。 上記した各入賞領域のうち、前記始動入賞口18aだけ
は、前述したように他の入賞口、あるいは入賞領域より
も払出される景品玉数が少なく設定されているが、これ
は、以下の理由による。すなわち、始動入賞口18a〜18C
により多くの打玉を入賞させることにより回転ドラム14
a〜14cの回転回数を多くして、特定遊技状態となる確率
を高めるという期待と、すべての始動入賞口18a〜18Cへ
の入賞による景品玉数を少なく設定すると、入賞した割
合に対して払出される景品玉数が少なくなるという不満
と、を調和させるために設定されたものである。なお、
この実施例では、後述するように、始動入賞口18aに打
玉が入賞した場合には、8個の景品玉が払出され、他の
入賞領域に打玉が入賞した場合には、13個の景品玉が払
得されるようになっている。もちろん、始動入賞口18a
に入賞する確率に応じてこれらの払出される景品玉数の
設定を変えることは差し支えない。 また、遊技領域12には、前記した特定遊技状態になっ
たときに点灯又は点滅して遊技者にその旨を報知する遊
技効果ランプ21a,21bが設けられている。この遊技効果
ランプ21a,21bと同じ効果を奏するものとして前記前面
枠2の上部にも枠ランプ22a,22bが設けられている。更
に、遊技領域12の最下方には、上記したいずれの入賞領
域にも入賞しなかった打玉が遊技盤10の後方に導かれる
アウトロ23が設けられている。 また、遊技領域12の外側であって、遊技盤10の左側上
部には、後述する検出スイッチ122a,122bが作動するこ
とによって点灯する景品玉払出報知ランプ25と、後述す
る作動検出スイッチ55aが作動することにより点灯する
玉切れ報知ランプ24が設けられている。 次に、第8図を参照してパチンコ遊技機1の裏面に配
置される機構板40の構成について説明する。機構板40
は、前記遊技盤10に設けられた入賞口からの入賞玉を処
理して、その入賞玉に対応する所定個数の景品玉を排出
するための各種の機構が設けられるものである。しかし
て、機構板40は、合成樹脂で成型されたほぼ方形状の機
構板本体41に各種の機構を組み付けたものからなり、そ
の機構板本体41の一側を前記遊技盤保持枠32に軸支して
着脱開閉自在に設けられている。また、機構板本体41の
裏面には、機構板40を閉じた状態で係止する固定部材42
a〜42cが設けられている。更に、機構板本体41のほぼ中
央には、窓開口43が開設され、この窓開口43の下方位置
に第4図に示すように第1の入賞玉集合樋44aと第2の
入賞玉集合樋44bが形成されている。第1の入賞玉集合
樋44aは、前記した各種の入賞口のうち始動入賞口18aを
除く入賞口に入賞した入賞玉が誘導されるもので、機構
板本体41の前面側に形成される。また、第2の入賞玉集
合樋44bは、始動入賞口18aだけに対応するもので、始動
入賞口18aに入賞した入賞玉を誘導するものである。な
お、第2の入賞玉集合樋44bは、窓開口43の下縁に沿っ
て機構板本体41の後面側に形成されるものである。第1
の入賞玉集合樋44a及び第2の入賞玉集合樋44bに誘導さ
れた入賞玉は、後述する入賞玉処理装置100に導かれる
ようになっている。 機構板本体41の後面側には、パチンコ遊技機設置台の
図示しない補給機構から補給される景品玉を遊技者に払
い出すための各種の機構が設けられている。以下、これ
らの機構について説明すると、機構板40の上部には、機
構板本体41の上部に形成された取付凹部46に景品玉タン
ク45が取り付けられる。景品玉タンク45は、第5図及び
第6図に示すように、合成樹脂等によって上面が開放し
た箱状に成型されたものであり、その底面の一側には、
方形状の景品玉導出口47が開設されている。この景品玉
導出口47は、後述する景品玉誘導樋49の上部に対応する
位置に開放され、その前後方向の幅D1は、第6図に示す
ように景品玉誘導樋49の前後方向の合計幅D2よりも僅か
に大きくなるように設定されている。これは、景品玉タ
ンク45から景品玉誘導樋49に確実に景品玉が落下するよ
うにするためである。なお、上記の幅D1は、D1=D2であ
ってもよい。また、景品玉導出口47の下方には、実際に
は、景品玉誘導樋49に揺動自在に設けられる後述する景
品玉量感知板53a,53b及び膨出誘導路52が配置されてい
る。 また、景品玉導出口47の右側の開口縁部(第5図にお
いて右側)は、第6図に示すように、幅D3を有するよう
に斜め方向に形成され、これがため、右側開口縁部に接
する景品玉に対して右側開口縁部に沿って前方に移動す
る作用力が働く、また、景品玉導出口47の一側には、玉
崩し部48が突設され、この玉崩し部48により、景品玉タ
ンク45内での玉圧のバランスを崩し、これにより景品玉
導出口47部分での玉詰まりが生じないようにしている。 景品玉タンク45の下方には、景品玉を整列させるため
の景品玉誘導樋49が設けられている。この景品玉誘導樋
49は、景品玉が自然流下するように傾斜して取り付けら
れる。また、景品玉誘導樋49の内部には、第5図に示す
ように下方に向うにしたがって高くなるように形成され
た整列壁50a,50bが立設されて誘導路51a〜51cを構成
し、該誘導路51a〜51cを景品玉が3列になって流下する
ようになっている。このように景品玉誘導樋49を景品玉
が3列になって流下するように構成したのは、前記した
ように遊技盤10に設けられた入賞領域への入賞により2
種類の景品玉数を払い出すように構成したためである。
したがって、この場合には、誘導路51a,51bを流下する
景品玉が相対的に多い景品玉数(13個)を払い出すため
に使用され、誘導路51cを流下する景品玉が相対的に少
ない景品玉数(8個)を払い出すために使用される。 また、景品玉誘導樋49の上流側側面に最外部の誘導路
51cと連通する膨出誘導路52が形成されている。この膨
出誘導路52は、その底面が誘導路51cの底面よりもほぼ
玉1個分高くなるように段差状に形成されている。更
に、膨出誘導径路87の側面は、下流側において誘導路51
cと合流するように円弧状に形成されている。 また、景品玉誘導樋49の上流側の底面には、第5図に
示すように景品玉量感知板53a,53bが揺動自在に軸支さ
れている。一方の景品玉量感知板53aは、前記誘導路51
a,51bの上流側に配置され、他方の景品玉量感知板53b
は、前記誘導路51cの上流側に配置されている。しかし
て、景品玉量感知板53a,53b上に景品玉が載置されて充
満しているときは、景品玉量感知板53a,53bの上端が押
し下げられた状態となっており、一方、景品玉量感知板
53a,53b上に景品玉が欠乏して載置しなくなったとき
は、景品玉量感知板53a,53bの上端が跳ね上がった状態
となる。しかして、景品玉が不足して景品玉量感知板53
a,53bの上端が跳ね上がると、リンク機構54a,54bを介し
て、前記打球供給装置34の動作を停止して打球の供給が
行われないようにしている。また、同時に景品玉誘導樋
49の下方であって、前記機構板本体41に取り付けられた
2つの作動検出スイッチ55a,55bを作動させて、前記玉
切れ報知ランプ24を点灯させて景品玉が欠乏している旨
を遊技者に報知するとともに、図示しない集中管理コン
ピュータにその旨を表示するとともに、集中管理コンピ
ュータから補給機構に補給指令が導出されて、所定個数
の景品玉が景品玉タンク45に補給されるようになってい
る。 景品玉誘導樋49の下流側には、3列に形成された屈曲
樋56が接続されるように取り付けられている。この屈曲
樋56は、景品玉誘導樋49を流下してきた景品玉の流下方
向を180度転換させるとともに、連続して流下している
景品玉の玉圧を弱めるためにある。屈曲樋56の屈曲部に
は、玉抜き装置57が設けられ、閉店後に玉抜き装置57を
操作することにより、景品玉タンク45及び景品玉誘導樋
49に貯留されていた景品玉を玉抜き通路58に排出してパ
チンコ遊技機1外へ誘導するようになっている。 また、屈曲樋56の屈曲部より下流側のほぼ下り傾斜通
路部分には、玉欠乏感知板59が揺動自在に設けられてい
る。この玉欠乏感知板59は、その先端部に景品玉が載置
しているときに後端部のフック部60を跳ねあげており、
逆に屈曲樋56内に景品玉がなくなると、フック部60がほ
ぼ垂直方向に垂れ下がるような状態となる。そして、こ
のような垂れ下がった状態のときに、後述する制御突片
77a,77bが上昇すると、制御突片77a,77bの係合部78a,78
bがフック部60と係合して制御突片77a,77bを上昇した位
置で保持するように作用し、最終的に景品玉の払い出し
が行われなくなるようにしている。なお、玉欠乏感知板
59は、当然のことながら、3列に形成された屈曲樋56に
それぞれ対応して設けられている。更に、屈曲樋56の下
流部は、ほぼ垂直状に形成されるが、その垂直部61の末
端には、段差部が形成されており、この段差部が後述す
る景品玉払出装置70の上部玉ストッパー72a,72bがスム
ーズに動作するように玉圧を弱めている。 屈曲樋56の下流側には、この実施例の要部を構成する
景品玉払出装置70が接続されている。この景品玉払出装
置70は、所定個数づつの景品玉を受け入れ、入賞玉が発
生したときに作動する入賞玉処理装置100の動作に連動
して、その受け入れた景品玉を払出すものである。した
がって、景品玉払出装置70と入賞玉処理装置100とは、
景品玉払出手段を構成し、しかも、前記したように「1
3」個の景品玉の払出を行うものと、「8」個の景品玉
の払出を行うものと、それぞれ独立して設けられてい
る。景品玉払出装置70及び入賞玉処理装置100について
は、後に詳述する。 景品玉払出装置70から払出された景品玉は、景品玉放
出通路62に排出される。景品玉放出通路62の下端に誘導
開口63が開設され、この誘導開口63が前記打球供給皿6
に連通している。また、誘導開口63の一側には、余剰玉
通路65と連絡するための連絡樋64が設けられ、余剰の景
品玉を余剰玉通路65に誘導するようになっている。余剰
玉通路65は、その下端が前面枠2の裏面に取付られる接
続樋68に接続され、余剰の景品玉を前記余剰玉受皿9に
誘導するようになっている。また、余剰玉通路65の一側
側壁には、景品玉充満検知板66が上端を中心にして揺動
自在に設けられている。しかして、景品玉充満検知板66
は、景品玉によって余剰玉通路65内が満杯になったとき
に該景品玉に押圧されて揺動し、景品玉充満検知板66に
連結されたスライド線材67が移動して、前記した打球供
給装置34の動作を固定して打玉を打球発射位置に供給し
ないようにしている。なお、景品玉充満検知板66の対向
する位置に充満検知スイッチを設けて、景品玉充満検知
板66が揺動されたときに充満検出スイッチが作動して、
入賞玉処理装置100の後述する駆動モータ119の回転を停
止させるようにしてもよい。上記した構成以外に機構板
本体41には、前記アウトロ23の後端に接続されるアウト
ロ玉誘導樋69が設けられている。 次に、この実施例の要部である景品玉払出装置70及び
入賞玉処理装置100について、主として第1図ないし第
3図を参照して説明する。 まず、景品玉払出装置70について、第1図及び第3図
を参照して説明する。景品玉払出装置70は、景品玉収納
筒71a〜71cと、該景品玉収納筒71a〜71cの上下位置に配
置される上部玉ストッパー72a,72b及び下部玉ストッパ
ー83a,83bと、該上部玉ストッパー72a,72b及び下部玉ス
トッパー83a,83bを開閉駆動するように係合する上下摺
動部材76a,76bと、該上下摺動部材76a,76bを上下動させ
る作動部材91a,91bとから成る。また、景品玉払得装置7
0は、第1図に示すようにその前面側に形成された取付
板89を機構板本体41に軸支された固定部材90によって着
脱自在に取り付けられている。 上部玉ストッパー72a,72bには、前端にストッパー部7
3a,73bが、後端に当接片74a,74bがそれぞれ形成され、
支軸75を中心にして回動自在に軸支されてストッパー部
73a,73bが常に自重により景品玉収納筒71a〜71cの入口
を開閉するようになっている。 一方、下部玉ストッパー83a,83bは、支軸ピン86を中
心にして揺動自在に軸支される。また、下部玉ストッパ
ー83a,83bは、その上部に重錘の機能を兼用した当接ロ
ーラ85a,85bが設けられ、その下部に景品玉収納筒71a〜
71c内に出没するストッパー部84a〜84cが突設されてい
る。このストッパー部84a〜84cは、景品玉収納筒71a〜7
1cの側壁に形成された切欠溝88a〜88c(ただし、88a,88
bは図示せず)に侵入して景品玉収納筒71a〜71c内に出
没できるようになっている。そして、下部玉ストッパー
83a,83bは、自重により常にストッパー部84a〜84cが景
品玉収納筒71a〜71cに侵入するようになっているととも
に、ストッパー部84a〜84cを段差状に突設することによ
り、景品玉収納筒71a〜71cへの上下方向の侵入位置を異
ならせるようにしている。 しかして、3つのストッパー部のうち2つのストッパ
ー部84a,84bは、一方の下部玉ストッパー83aに突設され
るとともに、景品玉収納筒71a,71bの出口を開閉するよ
うに作用し、他の1つのストッパー部84cは、他方の下
部玉ストッパー83bに突設されるとともに、景品玉収納
筒71cの出口を開閉するように作用する。なお、ストッ
パー部84a〜84cが突設される具体的な位置は、ストッパ
ー部84aが景品玉収納筒71a内に6個の景品玉が収納され
るような位置であり、ストッパー部84bが景品玉収納筒7
1b内に7個の景品玉が収納されるような位置であり、ス
トッパー部84cが景品玉収納筒71c内に8個の景品玉が収
納されるような位置である。 また、下部玉ストッパー83a,83bは、前記支軸ピン86
の一端に係止される固定ピン87により容易に取り外せる
構造となっているため、下部玉ストッパー83a,83bを前
記ストッパー部84a〜84cの突設される位置の異なる種類
のものと交換することによって簡単に景品玉の払出数を
変えることができる。例えば、第3図に示すように下部
玉ストッパー83bに代えて、ストッパー部97が7個の景
品玉を収納する位置に対応して突設された下部玉ストッ
パー96を交換することにより、景品玉収納筒71cに収納
される景品玉数を8個から7個に容易に変更することが
できる。 次に、上部玉ストッパー72a,72b及び下部玉ストッパ
ー83a,83bの開閉を制御する上下摺動部材76a,76bの構成
について説明すると、上下摺動部材76a,76bは、上方向
に延びる制御突片77a,77bと、下部から横方向に突出す
る当接凸部82a,82bとが一体的に形成されたものであ
る。制御突片77a,77bには、その先端に前記玉欠乏感知
板59と係合する係合部78a,78bが形成され、その途中に
前記上部玉ストッパー72a,72bの当接片74a,74bと係合す
る当接凹部79a,79bが形成されている。また、制御突片7
7a,77bの基部には、ウェイト80a,80bが固着され、上下
摺動部材76a,76bを常に下方に付勢している。前記当接
凸部82a,82bは、前記下部玉ストッパー83a,83bの当接ロ
ーラ85a,85bと係合するようになっている。すなわち、
上下摺動部材76a,76bが下降位置にあるときは、下部玉
ストッパー83a,83bの当接ローラ85a,85bと当接凸部82a,
82bとが当接しているので、ストッパー部84a〜84cが景
品玉収納筒71a〜71c内に侵入した状態を保持する。この
とき上部玉ストッパー72a,72bにおいては、上部玉スト
ッパー72a,72bの当接片74a,74bと制御突片77a,77bの当
接凹部79a,79bの上端部とが当接して、上部玉ストッパ
ー72a,72bのストッパー部73a,73bを景品玉収納筒71a〜7
1cの入口から後退した位置で保持している。したがっ
て、景品玉は、前記屈曲樋56から景品玉収納筒71a〜71c
内に流れ込み、下部玉ストッパー83a,83bのストッパー
部84a〜84cで係止された第1の状態となっている。 一方、上下摺動部材76a,76bが上昇した位置にあると
きは、当接凸部82a,82bと当接ローラ85a,85bとが当接し
なくなるので、下部玉ストッパー83a,83bは、回動可能
なフリーな状態となる。下部玉ストッパー83a,83bがフ
リーな状態になると、景品玉収納筒71a〜71c内に収納さ
れていた景品玉の玉圧によりストッパー部84a〜84cが押
圧されて回動し、景品玉収納筒71a〜71c内に収納されて
いた景品玉が前記景品玉放出通路62に払出される。この
とき、上部玉ストッパー72a,72bは、制御突片77a,77bが
上昇しているので、上部玉ストッパー72a,72bは、その
自重によって景品玉収納筒71a〜71cの入口を閉成し、当
接凹部79a,79bの下端部と上部玉ストッパー72a,72bの当
接片74a,74bとが係合して上部玉ストッパー72a,72bのス
トッパー部73a,73bを景品玉収納筒71a〜71cの入口内に
侵入させた位置で保持している。そのため、景品玉は、
景品玉収納筒71a〜71cの入口の直前で停止された第2の
状態となっている。 このように、景品玉払出装置70は、上部玉ストッパー
72a,72bと下部玉ストッパー83a,83bとを交互に開閉させ
ることにより、景品玉を景品玉収納筒71a〜71c内へ供給
する第1の状態と、景品玉を景品玉収納筒71a〜71cから
排出する第2の状態とを繰り返すようになっている。と
ころで、景品玉収納筒71a〜71cへの景品玉の供給時間及
び排出時間は、景品玉収納筒71a〜71cに収納される景品
玉数が多い程長い時間が必要である。このため、この実
施例では、「8」個の景品玉を収納する景品玉収納筒71
cへの景品玉の供給及び排出時間が一番かかることにな
り、「6」個の景品玉を収納する景品玉収納筒71aへの
景品玉の供給及び排出時間が一番かからないようになっ
ている。そして、一般的に入賞玉が発生した場合には、
なるべく早くその入賞玉に対応する景品玉を払出すよう
に設定するのが普通であり、しかも、この実施例のよう
に「13」個の景品玉を払出す入賞口が主流の場合には、
その「13」個の景品玉を早く払出すように設計する必要
がある。したがって、この実施例においては、「13」個
の入賞玉に対応する景品玉収納筒71a,71bのうち「7」
個分の景品玉を収納する景品玉収納筒71bへの景品玉の
供給及び排出が十分にでき、且つ可能な限りインターバ
ル時間を短くするように時間間隔を設定して前記上部玉
ストッパー72a及び下部玉ストッパー83aを駆動させるよ
うになっている。 しかして、上記のように設定された時間間隔と同じ時
間間隔で、「8」個の入賞玉に対応する景品玉収納筒71
cの上部玉ストッパー72b及び下部玉ストッパー83bを駆
動した場合には、特に入賞玉が多量に発生して連続的に
駆動されたときに、景品玉収納筒71cに正確に「8」個
の景品玉が収納されなくなったり、あるいは「8」個の
景品玉が全部払出されなくなるおそれがある。このよう
な不都合を解消するために、この実施例では、景品玉収
納筒71cに対する景品玉の供給及び排出時間を十分に採
れるように、上部玉ストッパー72b及び下部玉ストッパ
ー83bの単位時間当りの作動回数が景品玉収納筒71a,71b
に対応する上部玉ストッパー72a及び下部玉ストッパー8
3aの単位時間当りの作動回数よりも少なくなるようにし
ている。この作動回数は、後述する入賞玉処理装置100
によって設定される。 ところで、前記した上下摺動部材76a,76bを動作させ
るために上下摺動部材76a,76bには、制御突片77a,77bと
当接凸部82a,82bとの間に嵌入凹部81a,81bが形成されて
いる。この嵌入凹部81a,81bに作動部材91a,91bの先端部
が係合するようになっている。作動部材91a,91bは、そ
の後端部が機構板本体41と支持板93との間に差し渡され
た支軸92に回動自在に軸支されている。支持板93は、機
構板本体41に突設された取付ボス94a,94bに固定されて
いる。また、作動部材91a,91bのほぼ中央には、連動杆9
5a,95bの上端が連結され、この連動杆95a,95bが後述す
る入賞玉によって作動される回動部材107a,107bによっ
て上下方向に摺動されることに応じて作動部材91a,91b
を回動させている。また、作動部材91a,91bの回動に応
じて前記上下摺動部材76a,76bが上下方向に摺動する。 次に、第1図、第2図、及び第4図を参照して入賞玉
処理装置100について説明する。この入賞玉所為装置100
は、第4図に示すように前記第1の入賞玉集合樋44a及
び第2の入賞玉集合樋44bに対応するように前後方向に
重複して設けられる。まず、前記第1の入賞玉集合樋44
aと第2の入賞玉集合樋44bに接続される入賞玉誘導通路
101a,101bの末端には、第1図及び第2図に示すように
入賞玉載置部102a,102bが形成されている。この入賞玉
載置部102a,102bの左右には、開口が形成され、一方の
開口には、ストッパー部材103a,103b及び回動部材107a,
107bが臨み、他方の開口には、押出部材112a,112bが臨
んでいる。ストッパー部材103a,103bは、支軸104を中心
にして回動自在となっている。また、その一端に回動部
材107a,107bと係合する係合部105a,105bが形成され、そ
の他端に前記入賞玉誘導通路101a,101bの末端に臨む当
接部106a,106bが形成されている。回動部材107a,107b
は、ほぼ「T」字状をしており、支軸108を中心にして
回動自在となっている。また、支軸108の上部に前記係
合部105a,105bと係合する係合凸部109a,109bが形成さ
れ、支軸108の下部に入賞玉と当接する入賞玉当接面部1
10a,110bが形成され、更に、支軸108の後部に前記連動
杆95a,95bと連結される連結部111a,111bが形成されてい
る。また、入賞玉当接面部110a,110bの後部が後述する
検出スイッチ122a,122bのアクチュエータ123a,123bと対
設している。 また、押出部材112a,112bは、逆さ「L」字状をなし
ており、その下端を支軸113で軸支されることによって
所定角度範囲内で回動自在に設けられている。また、押
出部材112a,112bの上部前端には、入賞玉を押出すため
の押圧面部115a,115bが形成され、上部後端には、回転
ローラ114a,114bが設けられている。この回転ローラ114
a,114bには、駆動モータ119のモータ軸120に固着された
第1回転カム117、第2回転カム118が係合するようにな
っており、このため、駆動モータ119の回転により押出
部材112a,112bが左右方向に回動するようになってい
る。なお、押出部材112a,112bの支軸113のやや上部に
は、復帰スプリング116a,116bが係止されて、常に押出
部材112a,112bが入賞玉載置部102a,102bと反対方向に付
勢されるようになっている。 また、2つの回転カム117、118は、この実施例におい
て、最も重要な要部を構成し、これが払出回数設定手段
としての役目をしている。すなわち、第1回転カム117
は、3枚の羽根を有するのに対し、第2回転カム118
は、2枚の羽根を有しているに過ぎない。このため、駆
動モータ119が1回転する間に第1回転カム117によっ
て、これに対応する押出部材112aが3回往復動作される
のに対し、第2回転カム118によって、これに対応する
押出部材112bが2回往復動作される。そして、押出部材
112a,112bが後述するように発生した入賞玉を1個づつ
処理する部材であることに鑑みれば、押出部材112a,112
bで処理される単位時間当りの入賞玉数は、一方の押出
部材112aによって処理される入賞玉数の方が他方の押出
部材112bによって処理される入賞玉数よりも多いことに
なる。このことは、後述するように押出部材112aに対応
して動作する前記上部玉ストッパー72a及び下部玉スト
ッパー83aの単位時間当りの駆動回数が押出部材112bに
対応して動作する前記上部玉ストッパー72b及び下部玉
ストッパー83bの単位時間当りの駆動回数よりも多いと
いうことを示している。 前記入賞玉載置部102a,102bの一側には、前記押出部
材112a,112bで押出された入賞玉が排出される入賞玉排
出通路121a,121bが形成される。この入賞玉排出通路121
a,121bの側壁の外側には、検出スイッチ122a,122bが配
置され、該検出スイッチ122a,122bのアクチュエータ123
a,123bが前記回動部材107a,107bの動作を検出して前記
遊技盤10の前面に形成された景品玉払出報知ランプ25を
点灯させるようになっている。なお、景品玉払出報知ラ
ンプ25を2つ設けてそれぞれ8個排出用と13個排出用と
に分けて、どちらの景品玉数が排出されたかを知らせる
ようにしても良い。 また、入賞玉排出通路121a,121bの末端には、入賞玉
検出器124a,124bが取り付けられている。この入賞玉検
出器124a,124bは、遊技場に設置された集中管理コンピ
ュータに信号を送るものであり、当該パチンコ遊技機1
の営業用データを作成するために設けられるものであ
る。入賞玉検出器124a,124bを通過した入賞玉は、入賞
玉払出口125から前記玉抜き通路58に導かれ、パチンコ
遊技機1の外に排出される。 以上のように構成された入賞玉処理装置100の動作に
ついて第1図及び第2図を参照して説明する。なお、第
1図は、手前側、すなわち、8個の景品玉が払出される
機構を主として示したものであり(破線が13個用)、第
2図は、奥側、すなわち、13個の景品玉が払出される機
構を主として示したものである(一点鎖線が8個用)。
ところで、上記した2つの機構は、同じ動作をするの
で、手前側の8個の景品玉が払出される機構についてだ
け説明する。そこで、まず、景品玉払出装置70の作動前
の状態は、上部玉ストッパー72bが開放されて景品玉が
景品玉収納筒71cに所定個数(8個)収納され、下部玉
ストッパー83bのストッパー部84cが景品玉収納筒71c内
に侵入した状態が保持されている(第8図に示す状
態)。 このような状態において、第2の入賞玉集合樋44bを
流下して入賞玉誘導通路101bに誘導された入賞玉は、ス
トッパー部材103bを図示の反時計方向に回動させながら
入賞玉載置部102bに載置される。すると、常時回転して
いる回転カム118が押出部材112bの回転ローラ114bと当
接して押出部材112bを前方に押出すように回動される。
押出部材112bが回動するにつれて入賞玉載置部102b上の
入賞玉は、その押出方向に移動するが、この際、入賞玉
は、押出部材112bの押圧面部115bと回動部材107bの入賞
玉当接面部110bとに挟持されて移動する。また、このと
き、ストッパー部材103bの係合部105bと回動部材107bの
係合凸部109bとの係合が外されているので、回動部材10
7bは、図示の反時計方向に回動する。回動部材107bが回
動することによって、係合凸部109bの前端部がストッパ
ー部材103bを時計方向に回動させて当接部106bが入賞玉
誘導通路101bの末端を塞ぐように侵入して次の入賞玉を
入賞玉載置部102bに載置しないようにしている。また、
それと同時に、連動杆95bが上昇して作動部材91bを上方
向に回動させる。すると、上下摺動部材76bが上昇する
ので、上部玉ストッパー72bの当接片74bが制御突片77b
の当接凹部79bの下部に当接して上部玉ストッパー72bの
ストッパー部73bが景品玉収納筒71cの入口に侵入して景
品玉が景品玉収納筒71c内に流れ込まないように係止す
る。また、上下摺動部材76bの当接凸部82bと下部玉スト
ッパー83bの当接ローラ85bとの係合が外れるので、下部
玉ストッパー83bがフリー状態となり、そのため景品玉
収納筒71c内の景品玉の玉圧によりストッパー部84cが押
圧回動されて景品玉収納筒71c内に収納されていた所定
個数の景品玉が景品玉放出通路62に排出される(第1図
に示す状態)。 以上のようにして所定個数の景品玉が払出されると、
回動部材107bと押出部材112bとで挟持されていた入賞玉
は、押出部材112bが更に回動することにより入賞玉載置
部102bから外れて入賞玉排出通路121bに落下する。する
と、回動部材107bは、時計方向に回動して元の状態に戻
るので、それに従動して連動杆95b、上下摺動部材76bが
下降して、再度下部玉ストッパー83bを固定し、上部玉
ストッパー72bを開放して景品玉を景品玉収納筒71c内に
導き入れる。また、このとき、ストッパー部材103bも回
動部材107bの回動により元の状態に復帰するので、入賞
玉誘導通路101bの末端で待機していた次の入賞玉の流下
が許されて入賞玉載置部102bに移動して上述の動作を繰
り返して景品玉の払出動作が行われる。 上述のようにして景品玉の払出が行われるが、この実
施例によれば、「13」個用及び「8」個用に対応する入
賞玉が多発発生した状態において、駆動モータ119が1
回転する間に、「7+6=13」個用の景品玉収納筒71a,
71bに対応する上部玉ストッパー72a及び下部玉ストッパ
ー83aが3回作動され、「8」個用の景品玉収納筒71cに
対応する上部玉ストッパー72b及び下部玉ストッパー83b
が2回作動される。つまり、1つの景品玉収納通に収納
される景品玉数の多い景品玉収納筒71cによる単位時間
当りの払出回数が少ないため、景品玉収納筒71cにおけ
る景品玉の供給及び排出に時間的余裕が生じ、駆動モー
タ119の回転速度が「13」個用の景品玉収納筒71a,71bの
払出速度を最高にするように設定されていても、「8」
個用の景品玉収納筒71cによる景品玉の払出動作が正確
に、且つ確実に行われることになる。なお、この実施例
において、景品玉収納筒71cに対応する下部玉ストッパ
ー83bを前記「7」個用の下部玉ストッパー96に取り替
えても何等問題なく動作するものである。 なお、上述した実施例においては、景品玉払出装置と
して、景品玉収納筒の上下をストッパーで開閉させるこ
とにより所定個数の景品玉を払出すものを示したが、景
品玉収納筒自体が傾動して所定個数の景品玉を払出すも
のでもよい。 また、払出回数設定手段として、回転カムに形成され
る羽根の数によってそれぞれの景品玉払出手段の動作回
数を異なるようにしたが、同一の回転カムを別個の駆動
モータに固定し、その駆動モータの単位時間当りの回転
数によって動作回数を異ならせてもよい。また、回転カ
ムに代えて駆動モータによって回転される回転円盤を使
用し、その回転円盤に入賞玉を収納し、その収納した入
賞玉によって景品玉払出装置の駆動させてもよい。この
場合には、収納される個数が異なるような2つの回転円
盤を同一の駆動モータに固着すればよい。更に、電気的
駆動源として駆動モータに代えてソレノイドを使用して
も良い。この場合には、ソレノイドに付与される単位時
間当りの励磁信号の数を異ならせるようにすれば良い。
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、この発明
に係る弾球遊技機は、第1の景品玉払出手段による単位
時間当りの景品玉払出回数よりも第2の景品玉払出手段
による単位時間当りの景品玉払出回数が少なくなるよう
に電気的駆動源に関連して設定し得る払出回数設定手段
を備えて構成されるので、第2の景品玉払出手段に収納
される景品玉数を第1の景品玉払出手段における1列に
収納される景品玉数よりも多く収納できるものに交換し
た場合であって、入賞玉が多量に発生した状態でも、第
2の景品玉払出手段への景品玉の収納動作を確実に行う
ことができ、これにより規定された景品玉数を確実に払
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に係る景品玉払出手段を構成する景品
玉払出装置と入賞玉処理装置との関係を示す正面図、第
2図は、主として第1の入賞玉処理装置の構成を示す正
面図、第3図は、景品玉払出装置の斜視図、第4図は、
弾球遊技機の入賞玉処理装置部分の断面図、第5図は、
景品玉タンクと景品玉誘導樋との関係を示す平面図、第
6図は、景品玉タンクと景品玉誘導樋との関係を示す断
面図、第7図は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ遊
技機の正面図、第8図は、パチンコ遊技機の背面概略図
である。 1……パチンコ遊技機(弾球遊技機) 10……遊技盤 第1の入賞口として、 16……開閉扉 18b,18c……始動入賞口 19a,19b,20a,20b……入賞口 第2の入賞口として、 18a……始動入賞口 第1の景品玉払出手段として 71a,71b……景品玉収納筒 72a……上部玉ストッパー 83a……下部玉ストッパー 107a……回動部材 112a……押出部材 第2の景品玉払出手段として 71c……景品玉収納筒 72b……上部玉ストッパー 83b……下部玉ストッパー 107b……回動部材 112b……押出部材 払出回数設定手段として 117……第1回転カム 118……第2回転カム 119……駆動モータ(電気的駆動源)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者に払出される景品玉数が異なるよう
    に定められた第1の入賞口及び第2の入賞口が配置され
    た遊技盤を備えた弾球遊技機において、 前記第1の入賞口へパチンコ玉が入賞したことに応答し
    て電気的駆動源の作動により2列に収納された景品玉を
    払出し且つその収納された景品玉数を変更可能な第1の
    景品玉払出手段と、 前記第2の入賞口へパチンコ玉が入賞したことに応答し
    て電気的駆動源の作動により前記第1の景品玉払出手段
    から払出される景品玉数よりも少ない1列に収納された
    景品玉を払出し且つその収納された景品玉数を変更可能
    な第2の景品玉払出手段と、 前記第1の景品玉払出手段による単位時間当りの景品玉
    払出回数よりも前記第2の景品玉払出手段による単位時
    間当りの景品玉払出回数が少なくなるように前記電気的
    駆動源に関連して設定し得る払出回数設定手段と、を備
    えたことを特徴とする弾球遊技機。
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