JP2719381B2 - タイヤ滑り止め装置 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置

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JP2719381B2
JP2719381B2 JP247189A JP247189A JP2719381B2 JP 2719381 B2 JP2719381 B2 JP 2719381B2 JP 247189 A JP247189 A JP 247189A JP 247189 A JP247189 A JP 247189A JP 2719381 B2 JP2719381 B2 JP 2719381B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はタイヤ外周へ装着されて氷雪路等でタイヤの
滑りを防止するタイヤ滑り止め装置に関する。
[従来の技術] 積雪路等でタイヤに装着されて車両の雪上性能等を向
上させるタイヤ滑り止め装置としては、本体が金属チエ
ーンからなるものが古くから使用されてきたが、騒音が
大きいことや重量が重く取り扱いにくいこと等から、本
体がゴムや可撓性ポリマー等の材料からなるタイヤ滑り
止め装置が普及してきている。
本体がゴムや可撓性ポリマー等の材料からなるタイヤ
滑り止め装置では、本体は長尺状の締付具及び外側装着
具により押圧状態でタイヤへ装着されるようになってい
る。
前記締付具は繊維ロープやワイヤロープ等の可撓性長
尺材の端部同士が連結手段を介して環状に連結されてタ
イヤ内側側面に配置され、タイヤ外側側面に配置された
外側装着具の締付により張力を発生して外側装着具とで
本体をタイヤへ押圧するようになっている。
締付具の上記連結手段としては、第10図に示されるよ
うに、タイヤ滑り止め装置100のタイヤ滑り止め装置本
体102の幅方向片側である車両内側(第10図左側)に配
置されるロープ104の一端部に係止されたフツク106と、
ロープ104の他端部に形成されたアイ部108とを備えたタ
イヤ滑り止め装置100が一般的である。
しかしながら、この連結手段ではフツク106をアイ部1
08に係止する場合、フツク106もアイ部108も車両外側に
面したタイヤ側面と反対側である車内側面に位置し、し
かもアイ部108及びフツク106は共に小さいので車両内側
に両手を深く差し入れて手探りで、フツク106の先端部1
06Aをアイ部108の枠内まで接近させてこれらを互に係止
させなければならずフツク106とアイ部108との係止に時
間がかかってしまった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記事実を考慮し、タイヤ滑り止め装置をタ
イヤへ装着する作業性を向上させることができるタイヤ
滑り止め装置を提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 本発明は、タイヤに巻き回して長手方向両端部を連結
することによりタイヤに巻装されるタイヤ滑り止め装置
本体を備えてなるタイヤ滑り止め装置であって、タイヤ
滑り止め装置本体を備えたなるタイヤ滑り止め装置であ
って、タイヤ滑り止め装置本体の長手方向第1端部のタ
イヤ幅方向内側端部に設けられた係止部と、タイヤ滑り
止め装置本体の長手方向第2端部のタイヤ幅方向内側端
部に設けられ前記係止部と係止される被係止部と、長手
方向一端が前記係止部に連結され、タイヤ滑り止め装置
本体のタイヤ幅方向外側に延び、長さ方向他端が前記係
止部の反対側であるタイヤ滑り止め装置本体のタイヤ幅
方向外側端部近傍に至って挿入基部とされ、前記被係止
部を前記挿入基部から前記係止部へと案内して係止させ
るガイド体と、を設けたことを特徴としている。
[作用] 本発明のタイヤ滑り止め装置では、タイヤ滑り止め装
置本体をタイヤに巻き回し、被係止部をタイヤ幅方向外
側に位置する挿入基部に挿入してガイド体に沿ってタイ
ヤ幅方向内側へ移動させる。これにより、被係止部は、
ガイド体に案内されてタイヤ滑り止め装置本体のタイヤ
幅方向内側端部側へと至って係止部に係止され、これに
よってタイヤ滑り止め装置本体のタイヤ幅方向内側の両
端部を互いに連結させることができる。
[第1実施例] 第1図乃至第3図には本発明に係るタイヤ滑り止め装
置10の第1実施例が示されている。
第1図に示されるように、タイヤ滑り止め装置10のタ
イヤ滑り止め装置本体12はネツト形状に成形されたゴム
材の内部に有機繊維や金属等からなる補強コード(図示
せず)が埋設されて主要部が構成されており、長手方向
両端部を除いては、互に一部を共有する4個の略菱形の
小枠部14によって1個の略菱形の外枠部16が形成されて
いる。これらの外枠部16同士は隣接する角部が互に連結
されると共に、タイヤ滑り止め装置本体12の幅方向端部
付近に位置してタイヤ滑り止め装置本体12の長手方向に
延びる小枠部18により互に連結されている。
また、タイヤ滑り止め装置本体12の長手方向の一方の
端部20では、略菱形の小枠部22と2個の小枠部24とが互
に一部を共有して略三角形の外枠部26が形成されてい
る。この外枠部26は前記複数個の外枠部16のうちの端部
の外枠部16に連続し、外枠部16と外枠部26との間も幅方
向中央部で及び前記同様の小枠部18により互いに連結さ
れている。
また、タイヤ滑り止め装置本体12の長手方向の他方の
端部28では略菱形の小枠部30と2個の小枠部32とが互に
一部を共有して1個の略三角形の外枠部34が形成されて
いる。この外枠部34も幅方向中央部で及び小枠部18を介
して複数個の外枠部16のうちの端部の外枠部16と連結さ
れている。
上記タイヤ滑り止め装置本体12の幅方向の片側であ
り、車両外方に面するタイヤ側面に装着される側(第1
図右側)には、長手方向に沿う全ての外枠部16に、取付
金具36の一端部がかしめて固着されている。この取付金
具36の他端部は、タイヤ滑り止め装置本体12の表面側
(図面紙面手前側)に向けて屈曲されて略J字形のフツ
ク部36Aを形成している。このフツク部36Aには第3図に
示す如くタイヤ滑り止め装置本体12をタイヤ37に押圧す
るために複数本(本実施例では2本)のゴムリング39が
係止されるようになっている。
また、第1図及び第3図に示す如くタイヤ滑り止め装
置本体12の端部28の外枠部34には取付金具36が取りつけ
られたのと同じ側に取付金具としてジヨイントフツク38
がかしめて固着されている。このジヨイントフツク38は
一端部にフツク部38Aが形成され、他端部が二股に分岐
されている。一方の枝部38Bは前記のように外枠部34に
固着され、他方の枝部に形成されたフツク部38Cは一方
の端部20に形成された外枠部26に掛止されるようになっ
ている。
一方、上記タイヤ滑り止め装置本体12の幅方向の他側
であって車両内側にあるタイヤ側面に対応する側(第1
図左側)には、長手方向に沿う全ての外枠部16、26に、
取付金具40の一端部がかしめで固着されている。この取
付金具40の他端部は、化繊やワイヤからなる長尺状の締
付具としてのロープ42の中間部にかしめ固着されてい
る。このロープ42のタイヤ滑り止め装置本体12の端部28
に配置される一端部にはループ部42Aが形成されてい
る。
このループ部42Aには係止部としてのフツク44の中間
部が係止されている。フツク44の基端部44Aは小枠部32
に係止されフツク44をタイヤ滑り止め装置本体12に支持
している。
第2図に示す如くこのフツク44はタイヤ滑り止め装置
本体12の幅方向に向いた先端部44Bにねじ穴46が形成さ
れている。このねじ穴46にはガイド体48の先端部48Aに
形成されたおねじ部50が螺入することによりフツク44と
ガイド体48が一体になるように形成されている。このガ
イド体48はスチールワイヤー等のねじり剛性の強い材質
で形成されている。このガイド体48の先端はタイヤ滑り
止め装置10の他の片側(第1図右側)へ延長されて挿入
基部48Bとされている。
第1図に示すように前記ロープ42の他端部には被係止
部としてのアイ部42Bが形成されている。このループ状
のアイ部42Bは前記ガイド体48の挿入基部48Bから挿入さ
れてガイド体48との長手方向に案内されフツク44と係止
するようになっている。このフツク44には基端部44Aと
他の一端としての先端部44Bの間にアイ部42B方向へ突出
した屈曲部44Cが形成されてアイ部42Bを離脱しないよう
になっている。
次に、第3図に示されるように本発明のタイヤ滑り止
め装置10をタイヤ37に取り付ける手順について説明す
る。
まず、第1図の如く予めアイ部42Bとフツク44とが離
脱されているタイヤ滑り止め装置本体12のフツク44に形
成されているねじ穴46にガイド体48のおねじ部50を螺入
させて(第2図矢印A方向)、フツク44とガイド体48を
連結させる。そして、タイヤ滑り止め装置本体12をロー
プ42が配置されている側がタイヤ37の車両内側面に対応
するようにタイヤ37の外周にかぶせる。次に、ゴムリン
グ39を適宜に選んだ2、3ケ所の取付金具36のフツク部
36Aに係止させることによりタイヤ滑り止め装置本体12
をタイヤ37に仮止めをし、タイヤ滑り止め装置本体12を
タイヤ37に巻き回す。
そして、ゴムリング39の仮止めを外して、アイ部42B
を多少車両外側方向(矢印B方向)に移動させてガイド
体48の挿入基部48Bの外周へ挿入して、ガイド体48を車
両外側方向(第1図矢印B方向)に引く。これによって
ガイド体48は挿入基部48Bをフツク44へとスライドさせ
て案内しタイヤ滑り止め装置本体12の一方の端部20と他
方の端部28は互いに接近する。そしてアイ部42Bとフツ
ク44の屈曲部44Cが対応することによりアイ部42Bとフツ
ク44とが係止される。この場合にガイド体48の挿入基部
48Bを若干量だけ端部20から離れる方向(第1図上方
向)へ移動させるとよい。これによりタイヤ滑り止め装
置本体12の幅方向内側は環状に連結される。
次にジヨイントフツク33のフツク部38Cをタイヤ滑り
止め装置本体12の外枠部26に係止する。これによりタイ
ヤ滑り止め装置本体12はタイヤ37の車両内側面及び外側
面で共に環状に連結される。
そして、第2図に示す如くガイド体48の螺合を解除す
れば(第2図矢印C方向)、ガイド体48はタイヤ滑り止
め装置本体12から分離する。しかも、ガイド体48を回転
させる場合、ガイド体48はねじり剛性の強いスチールワ
イヤーで形成されているのでガイド体48のどこの部分を
握ってもガイド体48を回転させることができるので、操
作者はタイヤ37の車両外側からでも簡単にフツク44とガ
イド体48の連結及び解除ができる。
そして、第3図に示す如く全ての取付金具36のフツク
部36A及びジヨイントフツク38のフツク部38Aに、ゴムリ
ング39を掛け渡すことにより、タイヤ滑り止め装置本体
12はロープ42及びゴムリング39で締め付けられてタイヤ
37に完全に装着される。
しかも、操作者は手をタイヤ37の車両内側に深く差し
入れる必要がないので衣服が汚れることを気にする必要
はない。
[第2実施例] 第4図及び第5図(A)、(B)には本発明が適用さ
れたタイヤ滑り止め装置10の第2実施例が示されてい
る。
第5図(A)に示す如くフツク44は中空に形成され
て、フツク44内部にはロツク解除部54とガイド係止部56
が夫々端部に突設されたロツクレバー58が貫通されてい
る。第5図(B)に示す如くフツク44の周壁一部には切
欠溝45がフツク44の軸線方向に沿って一定の長さ形成さ
れており、ロツクレバー58の中間部及びガイド係止部56
がフツク44内部から突出できるようになっている。第5
図(B)に示すように前記ロツク解除部54はフツク44の
屈曲部44Cから突設すると共にロツク解除部54に対応す
るフツク44内部には圧縮コイルばね59が配置されてい
る。
一方、ガイド係止部56と対応するガイド体48の先端部
には切欠部60が形成されており、この切欠部60にガイド
係止部56が嵌合するようになっている。ガイド体48の先
端面に対応するフツク44内部にも圧縮コイルばね62が設
けられており、この圧縮コイルばね62はガイド体48を車
両外側方向(第5図(A)矢印D方向)へ付勢するよう
になっている。
従って、フツク44とガイド体48を連結する場合は、ま
ず、ロツクレバー58のフツク44から突出している中間部
を把持してガイド係止部56を矢印E方向に移動させる。
そして、ガイド体48の先端部をフツク44の先端部44B内
に圧縮コイルばね62の付勢力に抗して挿入する。そし
て、ロツクレバー58の中間部を矢印F方向に戻してガイ
ド体48の切欠部60内にガイド係止部56を嵌入させる。こ
れによりフツク44とガイド体48とは連結されたことにな
る。
そして、ガイド体48の挿入基部48Bをロープ42のアイ
部42Bに挿入して、ガイド体48をタイヤ滑り止め装置本
体12の車両外側方向(第4図矢印G方向)に引張ること
によりフツク44の屈曲部44Cとアイ部42Bを係止させる。
しかも、アイ部42Bとフツク44の屈曲部44Cが係止すると
同時にロツク解除部54はアイ部42Bにより第5図(A)
矢印E方向に押圧されるので、ロツクレバー58も矢印E
方向に全体が移動する。このため、ガイド体48の切欠部
60からガイド係止部56も外れ、ガイド体48は圧縮コイル
ばね62の付勢力により矢印D方向に押し出される。これ
によりフツク44とガイド体48の連結が解除されることに
なる。
この実施例においてはフツク44とガイド体48の解除を
自動的に行えるという利点がある。
しかも、フツク44とガイド体48の解除が自動的に行わ
れない場合はフツク44の屈曲部44Cとアイ部42Bの係止が
不十分の状態(ロツク解除部54がアイ部42Bに押圧され
ていない状態)であることを知ることができるため、タ
イヤ滑り止め装置10の装着ミスを防止することができ
る。
[第3実施例] 第6図(A)、(B)、(C)には本発明が適用され
たタイヤ滑り止め装置10の第3実施例が示されている。
第6図(A)に示す如く、フツク44の先端部44Bには
フツク44の軸線方向と直交方向に透孔70が形成されてい
る。また、ガイド体48にはその軸線方向に貫通孔72が形
成され、この貫通孔72には紐74が折り返し状態で挿入さ
れ紐74の中間部に形成されたループ部74Aがガイド体48
の先端部から突出している。
従って、フツク44とガイド体48を連結する場合はガイ
ド体48の貫通孔72に紐74の一端部74Bを挿入した後、紐7
4の一端部74Bをフツク44の透孔70に挿入して折り返し、
紐74の一端部74Bを再びガイド体48の貫通孔72に挿入す
る。そして、紐74の一端部74Bと他端部74Cを一緒に車両
外側方向(第6図(B)矢印H方向)に引張る。これに
より、第6図(B)に示す如くフツク44とガイド体48と
は紐74を介して連結される。
従って、フツク44をアイ部42Bに係止させる場合は、
紐74が挿入されたガイド体48の挿入基部48Bをアイ部42B
に挿入し、ガイド体48と紐74を車両外側方向へ引けばフ
ツク44はガイド体48に案内されてアイ部42Bに係止す
る。
また、フツク44とガイド体48の連結状態を解除する場
合は、第6図(C)に示す如く紐74の一端部74B又は他
端部74Cのどちらか一方(実施例では他端部74C)を車両
外側方向へ引張るだけで、フツク44とガイド体48の連結
状態を解除することができる。
この実施例のタイヤ滑り止め装置10はフツク44とガイ
ド体48との連結操作が面倒であるが、構成が簡単である
ため低コストでしかも作動信頼性が高いという利点を有
している。
[第4実施例] 第7図(A)、(B)、(C)には本発明に係るタイ
ヤ滑り止め装置10の第4実施例が示されている。
第7図(A)に示す如く、フツク44の先端部44Bには
拡径頭部80Aと細首部80Bからなる引掛部80が突設されて
いる。また、ガイド体48にはその軸線方向に貫通孔72が
形成され、この貫通孔72にはワイヤロープ82が折り返し
状態で挿入されている。ワイヤロープ82は中間部で折り
返されてループ部83を形成し、このループ部83はガイド
体48の先端部から突出している。このワイヤーロープ82
の一端部と他端部は円盤状の押込部84に固着されてい
る。ガイド体48の押込部側の端面と押込部84との間には
ワイヤロープ82を挿入した状態で圧縮コイルばね86が設
けられている。
従って、フツク44とガイド体48を連結させる場合は、
押込部84を車両内側方向へ押圧する(第7図(A)矢印
I方向)。これにより、押込部84は圧縮コイルばね86の
付勢力に抗して矢印I方向に移動すると共に、ワイヤロ
ープ82も矢印I方向へ移動する。このため、第7図
(C)に示す如くワイヤロープ82の中間部に形成されて
いるループ部83も徐々に大きくなり、フツク44の引掛部
80の拡径頭部80Aがループ部83を容易に通過する。そし
て、押込部84から手を離すと圧縮コイルばね86の付勢力
により押込部84は車両外側方向(第7図(B)矢印J方
向)に移動する。これによりループ部83が小さくなっ
て、第7図(B)に示す如くループ部83は細首部80Bと
係合するためフツク44とガイド体48はワイヤロープ82を
介して連結することになる。
従って、フツク44をアイ部42Bに係止させる場合は、
ガイド体48の挿入基部48Bをアイ部42Bに挿入し、ガイド
体48を車両外側方向(第7図(B)矢印J方向)へ引け
ばフツク44の屈曲部44Cはガイド体48に案内されてアイ
部42Bに係止する。
また、フツク44とガイド体48の連結を解除するのに
は、押込部84を車両内側方向(第7図(B)矢印K方
向)に押圧すれば第7図(C)に示す如くループ部83は
大きくなるので、引掛部80から容易にループ部83を外す
ことができる。
この実施例のタイヤ滑り止め装置10は構造がやや複雑
になるがフツク44への取り付け、取り外しが容易である
という利点を有している。
[第5実施例] 第8図(A)、(B)、(C)には本発明に係るタイ
ヤ滑り止め装置10の第5実施例が示されている。
第8図(A)に示す如く、フツク44の先端部44Bには
拡径頭部80Aと細首部80Bからなる引掛部80が突設されて
いる。また、ガイド体48にはその軸線方向に貫通孔72が
形成され、この貫通孔72にはワイヤロープ82が1本挿入
されている。ワイヤロープ82の一端には矩形状の平板か
らなる掛鈎体90が固着されガイド体48の先端部から突出
している。この掛鈎体90には前記引掛部80の拡径頭部80
Aより大径の丸孔90Aが形成され、丸孔90Aには連通して
長孔90Bが形成されている。そして、前記細首部80Bと長
孔90Bとが係合すると第8図(B)に締めす如くフツク4
4の下端面44Dとガイド体48の先端面48Cとが当接状態に
なるように設定されている。
また、前記ワイヤロープ82の他端には円盤状の押込部
84が固着されている。ガイド体48の押込部側の端面と押
込部84との間には前記ワイヤロープ82を挿入した状態で
圧縮コイルばね86が設けられている。
従って、フツク44とガイド体48を連結させる場合は、
押込部84を車両内側方向(第8図(A)矢印L方向)へ
押圧すると掛鈎体90も同方向に移動する。そして、前記
フツク44の引掛部80の拡径頭部80Aと前記掛鈎体90の丸
孔90Aを対応させて、丸孔90Aに拡径頭部80Aを挿入する
(第8図(C)参照)。次に、押込部84から手を離す
と、圧縮コイルばね86の付勢力により掛鈎体90は車両外
側方向(第8図(B)矢印M)へ移動する。このため、
細首部80Bと長孔90Bとが対応し、細首部80Bは長孔90Bに
挿入することになり、フツク44とガイド体48はワイヤロ
ープ82を介して連結する。
そして、フツク44をアイ部42Bに係止させる場合は、
ガイド体48の挿入基部48Bをアイ部42Bに挿入し、ガイド
体48を車両外側方向へ引けばフツク44はガイド体48に案
内されてフツク44の屈曲部44Cとアイ部42Bは係止する。
また、フツク44とガイド体48の連結を解除する場合は
押込部84を車両内側方向(第8図(C)矢印N方向)に
押圧して引掛部80の拡径頭部80Aと掛鈎体90の丸孔90Aを
対応させた後、掛鈎体90を引掛部80から離せばよい。
[第6実施例] 第9図には本発明に係るタイヤ滑り止め装置10の第6
実施例が示されている。
この実施例においてはフツク44とガイド体48とは固着
されたままで着脱できないようになっている。このた
め、タイヤ滑り止め装置12をタイヤ37に装着した後もガ
イド体48をフツク44から取り外せないので、タイヤ滑り
止め装置本体12の車両外側部の小枠部32にはガイド体48
の挿入基部48Bを把持する略C字状のガイド固定具94が
取り付けられている。
従って、ガイド体48の挿入基部48Bをガイド固定具94
に固定することによりガイド体48を取り外すことができ
なくても、車両走行中にガイド体48が邪魔になることは
ない。
また、ガイド体48はフック44に固着されるので、タイ
ヤ滑り止め装置10の収納時等にガイド体48が紛失してし
まうようなことはない。
なお、前記ガイド固定具94はガイド体48の挿入基部48
Bを把持するものであれば、その構造は何ら限定されな
い。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明に係るタイヤ滑り止め装置
では、タイヤ滑り止め装置本体をタイヤに巻き回した
後、被係止部を挿入基部に挿入してガイド体に沿ってタ
イヤ幅方向内側へ移動させるだけで、容易にタイヤ滑り
止め装置本体のタイヤ幅方向内側の両端部を互いに連結
させることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図には本発明に係るタイヤ滑り止め装置
の第1実施例を示し、第1図はタイヤ滑り止め装置の一
部平面図、第2図はフツクとガイド体の一部拡大図、第
3図はタイヤ滑り止め装置をタイヤに装着した状態図、
第4図及び第5図(A)、(B)は本発明に係るタイヤ
滑り止め装置の第2実施例を示し、第4図はタイヤ滑り
止め装置本体の一部平面図、第5図(A)はフツクとガ
イド体の一部拡大図、第5図(B)は第5図(A)の左
側面図、第6図(A)、(B)、(C)は本発明に係る
タイヤ滑り止め装置の第3実施例を示し、第6図(A)
はガイドとフツクの分解図、第6図(B)及び第6図
(C)は作用説明図、第7図(A)、(B)、(C)は
本発明に係るタイヤ滑り止め装置の第4実施例を示し、
第7図(A)はガイドとフツクの分解図、第7図(B)
及び(C)は作用説明図、第8図(A)、(B)、
(C)は本発明に係るタイヤ滑り止め装置の第5実施例
を示し、第8図(A)はガイドとフツクの分解図、第8
図(B)及び第8図(C)は作用説明図、第9図は本発
明に係るタイヤ滑り止め装置の第6実施例を示す要部拡
大図、第10図は従来のタイヤ滑り止め装置の一部平面図
である。 10……タイヤ滑り止め装置、12……タイヤ滑り止め装置
本体、39……ゴムリング、42……ロープ、42B……アイ
部、44……フツク、48……ガイド体 48B……挿入基部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤに巻き回して長手方向両端部を連結
    することによりタイヤに巻装されるタイヤ滑り止め装置
    本体を備えてなるタイヤ滑り止め装置であって、 タイヤ滑り止め装置本体の長手方向第1端部のタイヤ幅
    方向内側端部に設けられた係止部と、 タイヤ滑り止め装置本体の長手方向第2端部のタイヤ幅
    方向内側端部に設けられ前記係止部と係止される被係止
    部と、 長手方向一端が前記係止部に連結され、タイヤ滑り止め
    装置本体のタイヤ幅方向外側に延び、長手方向他端が前
    記係止部の反対側であるタイヤ滑り止め装置本体のタイ
    ヤ幅方向外側端部近傍に至って挿入基部とされ、前記被
    係止部を前記挿入基部から前記係止部へと案内して係止
    させるガイド体と、 を設けたことを特徴とするタイヤ滑り止め装置。
JP247189A 1989-01-09 1989-01-09 タイヤ滑り止め装置 Expired - Lifetime JP2719381B2 (ja)

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