JP2718037B2 - 制動力保持装置 - Google Patents
制動力保持装置Info
- Publication number
- JP2718037B2 JP2718037B2 JP62216971A JP21697187A JP2718037B2 JP 2718037 B2 JP2718037 B2 JP 2718037B2 JP 62216971 A JP62216971 A JP 62216971A JP 21697187 A JP21697187 A JP 21697187A JP 2718037 B2 JP2718037 B2 JP 2718037B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- braking force
- state
- adjustment
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は制動力保持装置に関し、特に保持している車
両の制動力の解除を円滑且つ安全に行うための装置に関
するものである。 〔従来の技術〕 登坂道路上に停止した車両を発進させる場合、従来の
車両では、ドライバーが片手でパーキングブレーキ(ハ
ンドブレーキ)を使い、車両に制動力を与えて停車状態
に保ちながらクラッチを徐々に繋いで行き同時にアクセ
ルペダルを踏み込んで行く。そして、この間、パーキン
グブレーキは徐々に緩めて行く。 しかしながら、このようなブレーキとアクセルの連係
をとりながら複雑な操作が要求されるために、円滑な発
進を行うには熟練を要し、所謂エンストや車両後退を起
こしてしまう。 そこで、本発明者は本出願人に係る特願昭62-195553
号(特開昭64-41450号)において第2図に示す制動力保
持装置を提案した。 即ち、第2図において、1はアクセルペダル2の開放
時にオン(接点接続)となり踏み込みを検出した時にオ
フとなるアクセルスイッチ、3はクラッチペダル4を踏
み込んだときのストローク量を検出する可変抵抗式のク
ラッチ位置センサ、5はパーキング(ハンド)ブレーキ
6を引いて制動操作したときにオンとなるパーキングブ
レーキスイッチ、7はブレーキペダル8を踏み込んだ時
にオンとなるフットブレーキ(ストップランプ)スイッ
チ、9は変速機(T/M)10のギヤニュートラルを検出し
た時にオンとなるニュートラルスイッチ、11は変速機10
の出力軸12の回転から車両の速度を検出する車速セン
サ、SWは制動力解除クラッチ位置調整素子としての手動
調整スイッチ、14はスイッチ1、5、7、9、SW及びセ
ンサ3、11の検出信号を入力する制御手段としてのコン
トロールユニット(CPU)、15はコントロールユニット1
4からの出力信号により消勢された時に、既にブレーキ
ペダル8を踏み込んだことにより油圧ルート16a、16bを
通ってホイールブレーキ17に送られている制動油をブレ
ーキペダル8の開放時にルート16bを介して逆流させて
制動力を解除し、付勢されているときには油圧ルート16
aとともに制御油の逆流を阻止してその時の制動力を保
持する制動用電磁逆止弁(制動力保持用弁)である。
尚、センサ3の出力信号は通常のアナログ信号処理と同
様にコントロールユニット14の入口でA/D変換器により
一旦A/D変換されてから制御に用いられるようになって
いる。また、調整スイッチSWは、特願昭62-94042号(特
開昭63-258247号)に本出願人が開示したアナログ式の
手動設定用可変抵抗を用いた調整素子の欠点を解消する
ために用いたものである。 この調整スイッチSWは第3図に示すように所謂シーソ
ータイプの自動戻りスイッチ(オートクルーズのコース
トスイッチ、リジュームスイッチ、又はサイドミラーの
調整スイッチに用いられる周知のもの)で、無調整状態
は第3図(a)に示すように切り替え接点が固定接点
及びのいずれにも接続されない状態であり、制動力を
解除するクラッチ位置は何ら調整されない。 第3図(b)の状態は、切り替え接点が固定接点に
接続された状態を示し、この状態は後述するように制動
力解除のクラッチ位置をクラッチを切る側(以下、単に
断側という)に調整するために行われる。但し、このス
イッチは自動戻り式のものであるので、図示のように左
側にスイッチを倒してから更に押す必要がある。 第3図(c)の状態は、切り替え接点が固定接点に
接続された状態を示し、この状態は今度は後述するよう
に制動力解除のクラッチ位置をクラッチを接続する側
(以下、単に接側という)に調整するために行われる。
その他は第3図(b)の場合と同様である。 このように、調整スイッチSWによって補正設定された
クラッチ位置よりクラッチが接続された時、制動力が解
除されることとなる。この調整スイッチSWによって補正
設定された値はコントロールユニット14内のRAM(第2
図参照)に記憶し、再設定されるまでその値を保持す
る。尚、RAMに記憶される値(調整位置)及びクラッチ
センサ3によって検出される実際のクラッチの位置を示
す値は数値の大きい方がクラッチ断側を示している。 第4図はコントロールユニット14内に予め格納された
プログラムのフローチャートを示す図で、このフローチ
ャートを参照しながら、第2図の制動力保持装置の動作
を説明する。尚、アクセルスイッチ1の出力信号は特に
用いなくてもよい。 まず、コントロールユニット14は、車速センサ11、ク
ラッチセンサ3、パーキングブレーキスイッチ5、及び
ニュートラルスイッチ9からの出力信号を一定時間毎に
読み込むとともにコントロールユニット14内のRAMに保
持された調整スイッチSWの調整値、即ちクラッチ調整位
置を読み込む(第4図のステップT1)。 次に、制動力保持用の電磁逆止弁(M/V)15が現在オ
ン(制動力保持状態)かオフ(制動力解除状態)かをチ
ェックする(同ステップT2)。 オンのときには、ニュートラルスイッチ9の出力から
ギヤがニュートラルかを否かチェックする(同ステップ
T3)。 ギヤがニュートラル状態にない時には、調整スイッチ
SWが押されているかどうかをチェックする(同ステップ
T4、5)。このうち、ステップT4では調整スイッチSWが
クラッチ接側調整のために押された(第3図(c)の状
態)か否かをチェックし、ステップT5では調整スイッチ
SWがクラッチ断側調整のために押された(第3図(b)
の状態)か否かをチェックする。 クラッチ接側に制動力解除クラッチ位置を調整するよ
うに調整スイッチSWを作動させた時には、そのRAMに記
憶された値に対応した調整位置を一定値βと比較する
(同ステップT6)。この一定値βは第5図に示すよう
に、予め分かっているクラッチが戻り切った位置よりも
若干“断側”に寄った値に設定されて接側の条件が設け
られている。 この比較の結果、調整位置がβよりも大きく、制動力
解除クラッチ位置が未だ断側にあるときには、現在の調
整位置から接側に寄せるための一定値xを引き、これを
新たな調整位置としてRAMに記憶する(同ステップT
7)。この一定値xは例えば“1"に設定すると、RAMに格
納された調整位置は第4図のルーチンが一定周期毎に実
行される度に“1"づつ減少して行くことになる。 調整位置がβよりも小さい時には、第5図に示す如
く、調整位置を接側に寄せる必要はない程接側に調整さ
れているので、ステップT7を実行した場合と同様にステ
ップT8に進む。 ステップT4で、調整スイッチSWが接側に押されてな
く、断側に押されている時(第3図(b)の場合)は、
これをステップT5で検出し、その調整位置がクラッチセ
ンサ3で検出された実際のクラッチ位置とどのような位
置関係にあるのかをステップT9でチェックする。即ち、
調整位置が、第5図に示す如く、αという断側の条件を
設けるための余裕値(マージン)だけ実際のクラッチ位
置を接側に寄せたとすると、この擬制したクラッチ位置
よりも調整位置の方が小さい時には、まだ断側に余裕が
あると判断して調整位置に一定値xを加えて断側に調整
位置を寄せて(同ステップT10)、ステップT8に進む
が、擬制したクラッチ位置よりも調整位置の方が大きい
時には、調整位置が第5図に示したα領域に入っている
ため、調整位置を断側に寄せることはせずステップT8に
進む。 調整スイッチSWを何ら操作しない時には、ステップT4
及びT5を通って直接ステップT8へ進むことになる。 このようにして、ステップT4〜T7及びT9、T10で制動
力解除クラッチ位置調整ステップASを形成している。 ステップT8では、クラッチセンサ3により検出された
実際のクラッチ位置と、RAMに保持された上記の調整位
置とを比較し、クラッチセンサ3によるクラッチ位置を
示す値が調整位置の値より小さい時には、クラッチが接
続されていると擬制して逆止弁15をオフし(同ステップ
T11)、制動力を解除するとともに、クラッチ位置の値
が調整位置の値以上の時には、クラッチが切られている
と擬制し、パーキングブレーキ5が解除状態にあれば
(同ステップT12)、逆止弁15をオン状態に維持し(同
ステップT13)、制動力を保持する。但し、パーキング
ブレーキ5が制動状態にあれば、ステップT11により制
動力を解除する。このパーキングブレーキ5の状態は、
ギヤがニュートラル状態にある時(同ステップT3)にも
チェックされる。 この他、次のステップも実行される。 ブレーキペダル8が踏み込まれてフットブレーキスイ
ッチ7がオンになっているか否かをチェックする(同ス
テップT14)。ステップT15では、車速センサ11からの車
速信号(パルス信号)が所定の速度V以下を示している
か否かをチェックする。この場合の所定速度とは、車速
センサ11が速度“0"を検出できないため、“0"にできる
だけ近い速度を用いる。車速が“0"に近くなったとき、
即ち車両がほぼ停止状態になったとき、その車速が更に
所定の減速度以下になっているか否かをチェックするこ
とが好ましい(同ステップT16)。これは、雨や雪の中
を車両が走行するときに制動をかけるとタイヤがすべり
放しになってホイールロック状態を呈してしまい、この
制動状態を保持するのは危険であるからである。 これらのステップT14〜T16において、フットブレーキ
8が解除されており、車速が“0"に近くなっておらず、
減速度もまだ大きい時には、第4図のルーチンを終了す
る。それ以外の時は、ギヤがニュートラル状態にあるか
否かをチェックし(同ステップT17)、ニュートラル状
態のときはステップT12に進み、そうでない時には、ス
テップT8に進んで上述したように制動力の解除又は保持
を行う。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このような先に提案した制動力保持装置は、検出され
た実際のクラッチ位置が、制動力を解除するクラッチ調
整位置よりクラッチ断側にあることを制動用電磁逆止弁
をオンにする制動力保持条件の一つにしているが、この
場合、そのクラッチ調整位置より僅かに断側にクラッチ
位置があると、この状態は半クラッチ状態であり、この
半クラッチ状態により何らかの駆動前進(後退)力が生
じる。この時に、フットブレーキにより停車させると、
上記のように電磁逆止弁がオンになって制動力が保持さ
れる。 しかしながら、制動力=フットブレーキ力+駆動力で
あるため、クラッチを完全に断状態にしたり、ニュート
ラル状態にしたときには、駆動力が失われ、保持制動力
はフットブレーキを掛けた時の若干弱目のブレーキ力だ
けになってしまう。これは、電磁逆止弁がオンになる制
動力保持状態が、フットブレーキを掛けた時の制動力を
保持するものであるからである。 従って、駆動力が無くなった制動力では、坂道に停車
した車両を保持できなくなり、独りでに下がって行って
しまうという危険性があった。 従って、本発明の目的は、制動力を解除するクラッチ
位置に半クラッチ状態を含ませないようにして安全な制
動力の保持・解除を行うことができる装置を実現するこ
とに在る。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決する手段として、本発明に係る制
動力保持装置においては、ブレーキペダルに連係する制
動用流体圧発生手段とブレーキ作動手段との間に設けら
れ、所定条件下で制動力の保持及び解除を行う制動力保
持用弁と、クラッチペダルの位置を検出するクラッチ位
置センサと、変速機のニュートラル状態を検知するニュ
ートラル位置検知手段と、該クラッチ位置センサより検
出されたクラッチ位置が、設定された制動力解除クラッ
チ位置より接側になり、かつ該変速機の非ニュートラル
状態が検出されたときに該制動力保持用弁による制動力
の保持を解除する制御手段とを有する制動力保持装置に
おいて、該クラッチ位置センサから検出されるクラッチ
位置が、該制動力解除クラッチ位置から所定ストローク
だけクラッチ断側に設定したクラッチ完全断位置よりク
ラッチ接側にある時には該制御手段が該制動力の保持を
開始させないことを特徴としている。 〔作用〕 本発明の制動力保持装置においては、ニュートラルス
イッチがギヤイン状態を示すオフの時、制御手段は、ク
ラッチ位置センサによって検出された現在のクラッチ位
置が制動力解除クラッチ位置よりも所定値分だけ踏み込
み側(断側)にあること、即ち半クラッチ状態を呈し得
るクラッチ位置から完全にクラッチを断にできる位置よ
りもクラッチ位置が断側にあることを制動力保持開始条
件の一つにしてクラッチ完全断時の制動力の低下を防
ぐ。 〔実施例〕 以下、本発明に係る制動力保持装置の一実施例を説明
する。 第1図は本発明に係る制動力保持装置の一実施例によ
る制動用電磁逆止弁15をオン/オフさせるためのプログ
ラム動作のフローチャートを示した図であり、本発明の
制動力保持装置のハードウェア構成は第2図に示した構
成と同じものである。 また、第1図の実施例においては、第4図中に点線で
囲んだ調整ステップASが第1図においても同様に使用さ
れている。更に、図示のステップT25〜T33は実質的には
第4図に示したステップT1、T12、T17、T8、T14、T15、
T16、T13、T11にそれぞれ対応するものであり、第1図
では新たにステップT34が設けられている。 以下、本発明の制動力保持装置の一実施例の動作を第
1図及び第2図を参照して説明する。 まず、上述のように、車速、フットブレーキ状態、ギ
ヤ状態、パーキングブレーキ状態、及び調整スイッチSW
によって設定されて行く調整位置の値を読み込む(第1
図のステップT25)。 次に、パーキングブレーキスイッチ5の状態からパー
キングブレーキ6が制動状態にあるか又は解除状態にあ
るかがチェックされ(同ステップT26)、制動状態を示
していれば逆止弁15をオフにして制動力を解除する(同
ステップT33)。 パーキングブレーキ6が解除状態にあるときには、ニ
ュートラルスイッチ9の状態を検出して変速機10がニュ
ートラル状態にあるか否かをチェックする(同ステップ
T27)。 この結果、ニュートラル状態(ニュートラルスイッチ
9:オン)にあると判定されたときには、ステップT29〜T
31においてそれぞれフットブレーキ状態、車速、及び減
速度がチェックされ、フットブレーキ8が制動状態、車
速がほぼ停車状態、且つ減速度が小さいと判定された時
には上述のように逆止弁15をオンにしてその時の制動力
を保持する(同ステップT32)。 フットブレーキ8が解除状態、車速が停車状態にない
時、又は減速度が大きい時、には逆止弁15の制御は特に
行わない。 ステップT27でニュートラル状態になくギヤイン状態
にあると判定された時には、ステップASで第4図につい
て説明したように調整スイッチSWによる制動力解除クラ
ッチ位置の調整を行う。 この後、第4図のステップT8と同様にステップT28に
おいてクラッチ位置センサ3によって検出された現クラ
ッチ位置が、調整スイッチSWによるクラッチ調整位置よ
り大きいか小さいか(クラッチ接側が値が小さく、クラ
ッチ断側が値が大きい)を判定する前に、ステップT34
において、現クラッチ位置がそのクラッチ調整位置に一
定の値Pを加えた値よりも大きいか小さいかを判定す
る。 この判定ステップで用いられる一定値Pは、第4図の
従来例でも用いられているクラッチ調整位置に余裕を与
えたもので、この余裕値Pを調整位置に加えた値を現ク
ラッチ位置の値が越えた場合、即ち調整スイッチSWによ
るクラッチの調整位置を余裕をもって完全にクラッチ断
状態になるまでクラッチを踏み込んだ状態又はこれに擬
制される状態(コンピュータ制御による自動クラッチ制
御の場合)になったときをステップT29〜T32までの制動
力保持の条件に加えている。 従って、クラッチ位置の値が調整位置の値+Pよりも
小さく接側にある時は、半クラッチ状態の可能性がある
ので、調整位置の値よりも大きいとステップT28で判定
されても逆止弁15の制御は行わない。但し、クラッチ位
置の値が調整位置の値より小さいときは、クラッチ接状
態にあるので、逆止弁15をオフにする(同ステップT3
3)ことになる。 このようにすることにより、制動力を解除するクラッ
チ位置が半クラッチ位置にあることは回避できるので、
半クラッチによる駆動力なしにフットブレーキ力のみで
制動力保持を実現することができる。 また、このように余裕値を設けることにより、クラッ
チ4を調整位置付近に止めた時の逆止弁15のオン/オフ
を繰り返すチャタリング現象も防ぐことができることと
なる。 尚、以上のソフトウェア制御を、特願昭62-94042号に
示したのと同様にハードウェア回路で構成することは当
業者にとって容易なことであることは言うまでもない。 また、本発明では制動力解除クラッチ位置は上述のよ
うに調整可能なだけでなく、予め決めた値でも良いこと
は当業者に自明であろう。 〔発明の効果〕 以上のように、本発明の制動力保持装置では、制動力
の保持条件に、現クラッチ位置が、制動力解除クラッチ
位置よりも一定の値以上断側に在ることを含ませたの
で、保持制動力が半クラッチによる駆動力を含まず、ク
ラッチを完全に断にしても充分車両の停車状態を維持す
ることができ後退の危険性を除去することができる。
両の制動力の解除を円滑且つ安全に行うための装置に関
するものである。 〔従来の技術〕 登坂道路上に停止した車両を発進させる場合、従来の
車両では、ドライバーが片手でパーキングブレーキ(ハ
ンドブレーキ)を使い、車両に制動力を与えて停車状態
に保ちながらクラッチを徐々に繋いで行き同時にアクセ
ルペダルを踏み込んで行く。そして、この間、パーキン
グブレーキは徐々に緩めて行く。 しかしながら、このようなブレーキとアクセルの連係
をとりながら複雑な操作が要求されるために、円滑な発
進を行うには熟練を要し、所謂エンストや車両後退を起
こしてしまう。 そこで、本発明者は本出願人に係る特願昭62-195553
号(特開昭64-41450号)において第2図に示す制動力保
持装置を提案した。 即ち、第2図において、1はアクセルペダル2の開放
時にオン(接点接続)となり踏み込みを検出した時にオ
フとなるアクセルスイッチ、3はクラッチペダル4を踏
み込んだときのストローク量を検出する可変抵抗式のク
ラッチ位置センサ、5はパーキング(ハンド)ブレーキ
6を引いて制動操作したときにオンとなるパーキングブ
レーキスイッチ、7はブレーキペダル8を踏み込んだ時
にオンとなるフットブレーキ(ストップランプ)スイッ
チ、9は変速機(T/M)10のギヤニュートラルを検出し
た時にオンとなるニュートラルスイッチ、11は変速機10
の出力軸12の回転から車両の速度を検出する車速セン
サ、SWは制動力解除クラッチ位置調整素子としての手動
調整スイッチ、14はスイッチ1、5、7、9、SW及びセ
ンサ3、11の検出信号を入力する制御手段としてのコン
トロールユニット(CPU)、15はコントロールユニット1
4からの出力信号により消勢された時に、既にブレーキ
ペダル8を踏み込んだことにより油圧ルート16a、16bを
通ってホイールブレーキ17に送られている制動油をブレ
ーキペダル8の開放時にルート16bを介して逆流させて
制動力を解除し、付勢されているときには油圧ルート16
aとともに制御油の逆流を阻止してその時の制動力を保
持する制動用電磁逆止弁(制動力保持用弁)である。
尚、センサ3の出力信号は通常のアナログ信号処理と同
様にコントロールユニット14の入口でA/D変換器により
一旦A/D変換されてから制御に用いられるようになって
いる。また、調整スイッチSWは、特願昭62-94042号(特
開昭63-258247号)に本出願人が開示したアナログ式の
手動設定用可変抵抗を用いた調整素子の欠点を解消する
ために用いたものである。 この調整スイッチSWは第3図に示すように所謂シーソ
ータイプの自動戻りスイッチ(オートクルーズのコース
トスイッチ、リジュームスイッチ、又はサイドミラーの
調整スイッチに用いられる周知のもの)で、無調整状態
は第3図(a)に示すように切り替え接点が固定接点
及びのいずれにも接続されない状態であり、制動力を
解除するクラッチ位置は何ら調整されない。 第3図(b)の状態は、切り替え接点が固定接点に
接続された状態を示し、この状態は後述するように制動
力解除のクラッチ位置をクラッチを切る側(以下、単に
断側という)に調整するために行われる。但し、このス
イッチは自動戻り式のものであるので、図示のように左
側にスイッチを倒してから更に押す必要がある。 第3図(c)の状態は、切り替え接点が固定接点に
接続された状態を示し、この状態は今度は後述するよう
に制動力解除のクラッチ位置をクラッチを接続する側
(以下、単に接側という)に調整するために行われる。
その他は第3図(b)の場合と同様である。 このように、調整スイッチSWによって補正設定された
クラッチ位置よりクラッチが接続された時、制動力が解
除されることとなる。この調整スイッチSWによって補正
設定された値はコントロールユニット14内のRAM(第2
図参照)に記憶し、再設定されるまでその値を保持す
る。尚、RAMに記憶される値(調整位置)及びクラッチ
センサ3によって検出される実際のクラッチの位置を示
す値は数値の大きい方がクラッチ断側を示している。 第4図はコントロールユニット14内に予め格納された
プログラムのフローチャートを示す図で、このフローチ
ャートを参照しながら、第2図の制動力保持装置の動作
を説明する。尚、アクセルスイッチ1の出力信号は特に
用いなくてもよい。 まず、コントロールユニット14は、車速センサ11、ク
ラッチセンサ3、パーキングブレーキスイッチ5、及び
ニュートラルスイッチ9からの出力信号を一定時間毎に
読み込むとともにコントロールユニット14内のRAMに保
持された調整スイッチSWの調整値、即ちクラッチ調整位
置を読み込む(第4図のステップT1)。 次に、制動力保持用の電磁逆止弁(M/V)15が現在オ
ン(制動力保持状態)かオフ(制動力解除状態)かをチ
ェックする(同ステップT2)。 オンのときには、ニュートラルスイッチ9の出力から
ギヤがニュートラルかを否かチェックする(同ステップ
T3)。 ギヤがニュートラル状態にない時には、調整スイッチ
SWが押されているかどうかをチェックする(同ステップ
T4、5)。このうち、ステップT4では調整スイッチSWが
クラッチ接側調整のために押された(第3図(c)の状
態)か否かをチェックし、ステップT5では調整スイッチ
SWがクラッチ断側調整のために押された(第3図(b)
の状態)か否かをチェックする。 クラッチ接側に制動力解除クラッチ位置を調整するよ
うに調整スイッチSWを作動させた時には、そのRAMに記
憶された値に対応した調整位置を一定値βと比較する
(同ステップT6)。この一定値βは第5図に示すよう
に、予め分かっているクラッチが戻り切った位置よりも
若干“断側”に寄った値に設定されて接側の条件が設け
られている。 この比較の結果、調整位置がβよりも大きく、制動力
解除クラッチ位置が未だ断側にあるときには、現在の調
整位置から接側に寄せるための一定値xを引き、これを
新たな調整位置としてRAMに記憶する(同ステップT
7)。この一定値xは例えば“1"に設定すると、RAMに格
納された調整位置は第4図のルーチンが一定周期毎に実
行される度に“1"づつ減少して行くことになる。 調整位置がβよりも小さい時には、第5図に示す如
く、調整位置を接側に寄せる必要はない程接側に調整さ
れているので、ステップT7を実行した場合と同様にステ
ップT8に進む。 ステップT4で、調整スイッチSWが接側に押されてな
く、断側に押されている時(第3図(b)の場合)は、
これをステップT5で検出し、その調整位置がクラッチセ
ンサ3で検出された実際のクラッチ位置とどのような位
置関係にあるのかをステップT9でチェックする。即ち、
調整位置が、第5図に示す如く、αという断側の条件を
設けるための余裕値(マージン)だけ実際のクラッチ位
置を接側に寄せたとすると、この擬制したクラッチ位置
よりも調整位置の方が小さい時には、まだ断側に余裕が
あると判断して調整位置に一定値xを加えて断側に調整
位置を寄せて(同ステップT10)、ステップT8に進む
が、擬制したクラッチ位置よりも調整位置の方が大きい
時には、調整位置が第5図に示したα領域に入っている
ため、調整位置を断側に寄せることはせずステップT8に
進む。 調整スイッチSWを何ら操作しない時には、ステップT4
及びT5を通って直接ステップT8へ進むことになる。 このようにして、ステップT4〜T7及びT9、T10で制動
力解除クラッチ位置調整ステップASを形成している。 ステップT8では、クラッチセンサ3により検出された
実際のクラッチ位置と、RAMに保持された上記の調整位
置とを比較し、クラッチセンサ3によるクラッチ位置を
示す値が調整位置の値より小さい時には、クラッチが接
続されていると擬制して逆止弁15をオフし(同ステップ
T11)、制動力を解除するとともに、クラッチ位置の値
が調整位置の値以上の時には、クラッチが切られている
と擬制し、パーキングブレーキ5が解除状態にあれば
(同ステップT12)、逆止弁15をオン状態に維持し(同
ステップT13)、制動力を保持する。但し、パーキング
ブレーキ5が制動状態にあれば、ステップT11により制
動力を解除する。このパーキングブレーキ5の状態は、
ギヤがニュートラル状態にある時(同ステップT3)にも
チェックされる。 この他、次のステップも実行される。 ブレーキペダル8が踏み込まれてフットブレーキスイ
ッチ7がオンになっているか否かをチェックする(同ス
テップT14)。ステップT15では、車速センサ11からの車
速信号(パルス信号)が所定の速度V以下を示している
か否かをチェックする。この場合の所定速度とは、車速
センサ11が速度“0"を検出できないため、“0"にできる
だけ近い速度を用いる。車速が“0"に近くなったとき、
即ち車両がほぼ停止状態になったとき、その車速が更に
所定の減速度以下になっているか否かをチェックするこ
とが好ましい(同ステップT16)。これは、雨や雪の中
を車両が走行するときに制動をかけるとタイヤがすべり
放しになってホイールロック状態を呈してしまい、この
制動状態を保持するのは危険であるからである。 これらのステップT14〜T16において、フットブレーキ
8が解除されており、車速が“0"に近くなっておらず、
減速度もまだ大きい時には、第4図のルーチンを終了す
る。それ以外の時は、ギヤがニュートラル状態にあるか
否かをチェックし(同ステップT17)、ニュートラル状
態のときはステップT12に進み、そうでない時には、ス
テップT8に進んで上述したように制動力の解除又は保持
を行う。 〔発明が解決しようとする問題点〕 このような先に提案した制動力保持装置は、検出され
た実際のクラッチ位置が、制動力を解除するクラッチ調
整位置よりクラッチ断側にあることを制動用電磁逆止弁
をオンにする制動力保持条件の一つにしているが、この
場合、そのクラッチ調整位置より僅かに断側にクラッチ
位置があると、この状態は半クラッチ状態であり、この
半クラッチ状態により何らかの駆動前進(後退)力が生
じる。この時に、フットブレーキにより停車させると、
上記のように電磁逆止弁がオンになって制動力が保持さ
れる。 しかしながら、制動力=フットブレーキ力+駆動力で
あるため、クラッチを完全に断状態にしたり、ニュート
ラル状態にしたときには、駆動力が失われ、保持制動力
はフットブレーキを掛けた時の若干弱目のブレーキ力だ
けになってしまう。これは、電磁逆止弁がオンになる制
動力保持状態が、フットブレーキを掛けた時の制動力を
保持するものであるからである。 従って、駆動力が無くなった制動力では、坂道に停車
した車両を保持できなくなり、独りでに下がって行って
しまうという危険性があった。 従って、本発明の目的は、制動力を解除するクラッチ
位置に半クラッチ状態を含ませないようにして安全な制
動力の保持・解除を行うことができる装置を実現するこ
とに在る。 〔問題点を解決するための手段〕 上記の問題点を解決する手段として、本発明に係る制
動力保持装置においては、ブレーキペダルに連係する制
動用流体圧発生手段とブレーキ作動手段との間に設けら
れ、所定条件下で制動力の保持及び解除を行う制動力保
持用弁と、クラッチペダルの位置を検出するクラッチ位
置センサと、変速機のニュートラル状態を検知するニュ
ートラル位置検知手段と、該クラッチ位置センサより検
出されたクラッチ位置が、設定された制動力解除クラッ
チ位置より接側になり、かつ該変速機の非ニュートラル
状態が検出されたときに該制動力保持用弁による制動力
の保持を解除する制御手段とを有する制動力保持装置に
おいて、該クラッチ位置センサから検出されるクラッチ
位置が、該制動力解除クラッチ位置から所定ストローク
だけクラッチ断側に設定したクラッチ完全断位置よりク
ラッチ接側にある時には該制御手段が該制動力の保持を
開始させないことを特徴としている。 〔作用〕 本発明の制動力保持装置においては、ニュートラルス
イッチがギヤイン状態を示すオフの時、制御手段は、ク
ラッチ位置センサによって検出された現在のクラッチ位
置が制動力解除クラッチ位置よりも所定値分だけ踏み込
み側(断側)にあること、即ち半クラッチ状態を呈し得
るクラッチ位置から完全にクラッチを断にできる位置よ
りもクラッチ位置が断側にあることを制動力保持開始条
件の一つにしてクラッチ完全断時の制動力の低下を防
ぐ。 〔実施例〕 以下、本発明に係る制動力保持装置の一実施例を説明
する。 第1図は本発明に係る制動力保持装置の一実施例によ
る制動用電磁逆止弁15をオン/オフさせるためのプログ
ラム動作のフローチャートを示した図であり、本発明の
制動力保持装置のハードウェア構成は第2図に示した構
成と同じものである。 また、第1図の実施例においては、第4図中に点線で
囲んだ調整ステップASが第1図においても同様に使用さ
れている。更に、図示のステップT25〜T33は実質的には
第4図に示したステップT1、T12、T17、T8、T14、T15、
T16、T13、T11にそれぞれ対応するものであり、第1図
では新たにステップT34が設けられている。 以下、本発明の制動力保持装置の一実施例の動作を第
1図及び第2図を参照して説明する。 まず、上述のように、車速、フットブレーキ状態、ギ
ヤ状態、パーキングブレーキ状態、及び調整スイッチSW
によって設定されて行く調整位置の値を読み込む(第1
図のステップT25)。 次に、パーキングブレーキスイッチ5の状態からパー
キングブレーキ6が制動状態にあるか又は解除状態にあ
るかがチェックされ(同ステップT26)、制動状態を示
していれば逆止弁15をオフにして制動力を解除する(同
ステップT33)。 パーキングブレーキ6が解除状態にあるときには、ニ
ュートラルスイッチ9の状態を検出して変速機10がニュ
ートラル状態にあるか否かをチェックする(同ステップ
T27)。 この結果、ニュートラル状態(ニュートラルスイッチ
9:オン)にあると判定されたときには、ステップT29〜T
31においてそれぞれフットブレーキ状態、車速、及び減
速度がチェックされ、フットブレーキ8が制動状態、車
速がほぼ停車状態、且つ減速度が小さいと判定された時
には上述のように逆止弁15をオンにしてその時の制動力
を保持する(同ステップT32)。 フットブレーキ8が解除状態、車速が停車状態にない
時、又は減速度が大きい時、には逆止弁15の制御は特に
行わない。 ステップT27でニュートラル状態になくギヤイン状態
にあると判定された時には、ステップASで第4図につい
て説明したように調整スイッチSWによる制動力解除クラ
ッチ位置の調整を行う。 この後、第4図のステップT8と同様にステップT28に
おいてクラッチ位置センサ3によって検出された現クラ
ッチ位置が、調整スイッチSWによるクラッチ調整位置よ
り大きいか小さいか(クラッチ接側が値が小さく、クラ
ッチ断側が値が大きい)を判定する前に、ステップT34
において、現クラッチ位置がそのクラッチ調整位置に一
定の値Pを加えた値よりも大きいか小さいかを判定す
る。 この判定ステップで用いられる一定値Pは、第4図の
従来例でも用いられているクラッチ調整位置に余裕を与
えたもので、この余裕値Pを調整位置に加えた値を現ク
ラッチ位置の値が越えた場合、即ち調整スイッチSWによ
るクラッチの調整位置を余裕をもって完全にクラッチ断
状態になるまでクラッチを踏み込んだ状態又はこれに擬
制される状態(コンピュータ制御による自動クラッチ制
御の場合)になったときをステップT29〜T32までの制動
力保持の条件に加えている。 従って、クラッチ位置の値が調整位置の値+Pよりも
小さく接側にある時は、半クラッチ状態の可能性がある
ので、調整位置の値よりも大きいとステップT28で判定
されても逆止弁15の制御は行わない。但し、クラッチ位
置の値が調整位置の値より小さいときは、クラッチ接状
態にあるので、逆止弁15をオフにする(同ステップT3
3)ことになる。 このようにすることにより、制動力を解除するクラッ
チ位置が半クラッチ位置にあることは回避できるので、
半クラッチによる駆動力なしにフットブレーキ力のみで
制動力保持を実現することができる。 また、このように余裕値を設けることにより、クラッ
チ4を調整位置付近に止めた時の逆止弁15のオン/オフ
を繰り返すチャタリング現象も防ぐことができることと
なる。 尚、以上のソフトウェア制御を、特願昭62-94042号に
示したのと同様にハードウェア回路で構成することは当
業者にとって容易なことであることは言うまでもない。 また、本発明では制動力解除クラッチ位置は上述のよ
うに調整可能なだけでなく、予め決めた値でも良いこと
は当業者に自明であろう。 〔発明の効果〕 以上のように、本発明の制動力保持装置では、制動力
の保持条件に、現クラッチ位置が、制動力解除クラッチ
位置よりも一定の値以上断側に在ることを含ませたの
で、保持制動力が半クラッチによる駆動力を含まず、ク
ラッチを完全に断にしても充分車両の停車状態を維持す
ることができ後退の危険性を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る制動力保持装置の一実施例を示
すフローチャート図、 第2図は、本発明及び従来例に係る制動力保持装置の一
実施例のハードウェア構成図、 第3図は、第2図に示した調整スイッチの動作を説明す
るための図、 第4図は、本発明者が先に提案した制動力保持装置のコ
ントロールユニットに格納されたプログラムのフローチ
ャート図、 第5図は、制動力解除クラッチ位置の調整を説明するた
めの図、である。 第2図において、3はクラッチ位置センサ、9はニュー
トラルスイッチ、14はコントロールユニット、15は制動
用電磁逆止弁、SWは制動力解除クラッチ位置調整素子と
しての調整スイッチ、をそれぞれ示す。 尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
すフローチャート図、 第2図は、本発明及び従来例に係る制動力保持装置の一
実施例のハードウェア構成図、 第3図は、第2図に示した調整スイッチの動作を説明す
るための図、 第4図は、本発明者が先に提案した制動力保持装置のコ
ントロールユニットに格納されたプログラムのフローチ
ャート図、 第5図は、制動力解除クラッチ位置の調整を説明するた
めの図、である。 第2図において、3はクラッチ位置センサ、9はニュー
トラルスイッチ、14はコントロールユニット、15は制動
用電磁逆止弁、SWは制動力解除クラッチ位置調整素子と
しての調整スイッチ、をそれぞれ示す。 尚、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ブレーキペダルに連係する制動用流体圧発生手段と
ブレーキ作動手段との間に設けられ、所定条件下で制動
力の保持及び解除を行う制動力保持用弁と、クラッチペ
ダルの位置を検出するクラッチ位置センサと、変速機の
ニュートラル状態を検知するニュートラル位置検知手段
と、該クラッチ位置センサより検出されたクラッチ位置
が、設定された制動力解除クラッチ位置より接側にな
り、かつ該変速機の非ニュートラル状態が検出されたと
きに該制動力保持用弁による制動力の保持を解除する制
御手段とを有する制動力保持装置において、 該クラッチ位置センサから検出されるクラッチ位置が、
該制動力解除クラッチ位置から所定ストロークだけクラ
ッチ断側に設定したクラッチ完全断位置よりクラッチ接
側にある時には該制御手段が該制動力の保持を開始させ
ないことを特徴とした制動力保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216971A JP2718037B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 制動力保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62216971A JP2718037B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 制動力保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6460455A JPS6460455A (en) | 1989-03-07 |
JP2718037B2 true JP2718037B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=16696789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62216971A Expired - Lifetime JP2718037B2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 | 制動力保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2718037B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5977951A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-04 | Nec Home Electronics Ltd | 駐車ブレ−キ自動解除装置 |
JPS61257354A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-14 | Isuzu Motors Ltd | 制動油圧保持装置 |
JPS61278433A (ja) * | 1985-06-03 | 1986-12-09 | Nissan Motor Co Ltd | 坂道発進補助装置 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP62216971A patent/JP2718037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6460455A (en) | 1989-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0553658B2 (ja) | ||
JPH0670406A (ja) | 電気自動車の走行制御装置 | |
JP2718037B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JP2748371B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JPH08113121A (ja) | 坂道発進補助装置 | |
JP2531217B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JP2531216B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JP2003054392A (ja) | 坂道発進補助装置 | |
JP2748365B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JP2531193B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JP2679300B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JPH035330B2 (ja) | ||
KR100228989B1 (ko) | 차량의 밀림 방지장치 및 방법 | |
US20240326812A1 (en) | Vehicle control device and method | |
JPH0312584Y2 (ja) | ||
JP2679301B2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JPS6136046A (ja) | 制動油圧保持装置の作動解除方式 | |
JP2709939B2 (ja) | 車両用自動変速機のシフト制御装置 | |
JP3659994B2 (ja) | 坂道発進補助装置 | |
KR20050088160A (ko) | 분리된 제동 시스템을 구비한 자동차의 정차 및 출발 단계동안의 제동 제어 장치 및 방법 | |
JPH02277931A (ja) | エキゾーストブレーキ制御装置 | |
JP3623419B2 (ja) | 車両の自動変速装置 | |
JPH09142270A (ja) | 車両の制動力保持装置 | |
JPH0618851Y2 (ja) | 制動力保持装置 | |
JPH066144U (ja) | 車両制動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071114 Year of fee payment: 10 |