JP2717781B2 - プラグイン接続型管継手装置 - Google Patents
プラグイン接続型管継手装置Info
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Description
流体を導入する内部流路に設けた雌型継手部材に対し
て、外部の雄型継手部材をプラグイン接続して内部流路
を開き、該導入される加圧流体を導出可能にした開閉弁
付きのプラグイン接続型管継手装置に関し、さらに詳し
くは、管継手本体内の雌型継手部材に対する雄型継手部
材のプラグイン接続により、該管継手本体に内装した開
閉弁相当部の手動操作による接続流路の開弁を可能にし
て加圧流体の導出をなすと共に、該接続開弁状態の自動
的な拘束をなし、また、接続開弁状態からの拘束解除に
合わせたプラグアウト離脱により、開閉弁相当部の閉弁
による流路の遮断と、雄型継手部材側の残留内圧除去と
を同時になし得るようにした開閉弁付きプラグイン接続
型管継手装置に係るものである。
ン接続型管継手装置、つまり、この場合、管継手本体の
加圧流体を導入する内部流路に設けた雌型継手部材に対
して、外部の雄型継手部材を手動的にプラグイン接続す
ることにより、開閉弁相当部を自動的に開弁させて該加
圧流体を導出可能にすると共に、拘束手段で該接続開弁
状態を拘束して維持させ、また、前記接続開弁状態のま
ま、解放手段を手動的に操作することにより、前記拘束
手段による拘束を解放して前記雄型継手部材を手動的に
プラグアウト離脱させるようにした開閉弁付きプラグイ
ン接続型管継手装置においては、前記管継手本体の内部
流路、ここでは、加圧流体を導入する一次側流路と、該
加圧流体を導出する二次側流路との間に開閉弁機構を介
在させておき、且つ該開閉弁機構の弁座への弁体の圧接
による閉弁状態の維持は、一次側流路側からの弁バネに
よるバネ圧と加圧流体の流体圧との綜合された加圧力で
なすようにするのが一般的な形態である。
に対する二次側流路側からの雄型継手部材の接続につい
ては、前記バネ圧と流体圧との綜合加圧力に抗した押込
み力でプラグインすることにより、開閉弁を開弁させて
行ない、一方、該プラグイン接続後の雄型継手部材の離
脱については、同様に、前記バネ圧と流体圧との綜合加
圧力によって開閉弁を閉弁させながら引抜くことでプラ
グアウトしている。
た従来の開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置の場合
には、内装される開閉弁機構部の構成自体と、該開閉弁
機構部に対する接続開弁後の拘束保持、閉弁非接続に先
立った拘束解放のための拘束機構部及び解放機構部の各
構成自体とが夫々比較的煩雑に過ぎるきらいがあり、且
つ該開閉弁機構部と該拘束機構部及び解放機構部とを構
成する各部品点数もまた多くなるほか、接続ならびに開
閉操作が導入される加圧流体圧の影響を受けるという好
ましくない種々の問題点があった。
するためになされたもので、その目的とするところは、
簡単且つ少ない部品点数によって、開閉弁機構部と拘束
機構部及び解放機構部とを夫々に構成させ、内部流路の
開閉と該流路開閉に伴う拘束保持、拘束解放との夫々の
的確性及び操作の容易性を実現し得るようにした、この
種の開閉弁付きプラグイン接続型管継手装置を提供する
ことである。
めに、本発明に係るプラグイン接続型管継手装置は、内
部流路を開閉する開閉弁相当部を形成した管継手本体を
設け、該管継手本体の内部流路に配される雄型継手部材
に対して外部の雄型継手部材をプラグイン接続させ、且
つ該プラグイン接続される雄型継手部材を接続位置に拘
束保持する係合部材を設けた管継手装置であって、前記
管継手本体には、前記開閉弁相当部に一次側内部流路と
二次側内部流路とを区分する隔壁を有すると共に、該隔
壁を挟んで一次側連通口及び二次側連通口を開口させた
弁部材を備え、外部からの摺動操作により開弁、閉弁位
置側に選択的に切換える開閉部材を配した開閉弁機構部
と、前記雌型継手部材を常時非接続側に向けて弾圧する
第1の弾圧手段を有し、該弾圧力により、前記係合部材
を非接続時に非拘束側へ保持、接続時に拘束側へ解放し
て該弾圧力に抗し接続される雄型継手部材を拘束する継
手機構部と、前記係合部材及び開閉部材に連繋される解
放部材を有し、該係合部材を常時拘束側に弾圧する第2
の弾圧手段を設けると共に、前記開閉部材を非接続時に
閉弁位置に維持、接続時に解放して開弁、閉弁操作を可
能にする解放機構部とを組み込んで構成したことを特徴
とするものである。
装置においては、管継手本体を非接続閉弁状態にしたま
まで、継手機構部の雌型継手部材に対する外部からの雄
型継手部材のプラグイン接続と係合部材による接続位置
での拘束が可能であり、且つ開閉弁機構部での開閉部材
の操作によって開閉弁相当部を任意選択的に開弁、閉弁
できると共に、解放機構部での解放部材の操作によって
雄型継手部材に対する係合保持が解除され、該雄型継手
部材をプラグアウト離脱し得る。
続型管継手装置の実施の形態につき、図1及び図2、図
3を参照して詳細に説明する。
プラグイン接続型管継手装置の外観形態を示すもので、
同図1(a)は、雄型継手部材の接続前の閉弁状態によ
る管継手本体を示す全体側面図、同図1(b)は、雌型
継手部材への雄型継手部材の接続係合・拘束状態による
管継手本体を示す全体側面図、同図1(c)は、雄型継
手部材の接続後の開弁状態による管継手本体を示す全体
側面図である。図2は、同上図1(a)に対応した閉弁
状態を上半部に、図1(b)に対応した接続係合・拘束
状態を下半部に夫々に示す全体縦断面図であり、図3
は、図1(c)に対応した開弁状態を下半部のみで半截
して示す部分縦断面図である。
装置の構成において、プラグイン接続型管継手装置は、
管継手本体Aを設けると共に、該管継手本体Aに対して
は、外部側から内部流路を開閉する開閉弁機構部Bと、
接続対象の雄型継手部材101をプラグイン接続させる
継手機構部Cと、該継手機構部Cによる接続開弁状態を
拘束保持する拘束機構部Dと、該拘束機構部Dによる拘
束保持を外部側から解放してプラグアウト離脱を可能に
する解放機構部Eとを夫々に組み込んで装置全体を構成
し、且つこれらの各機構部B〜Eは相互に連繋作動可能
にされており、制御対象となる加圧流体は、暫定的に、
管継手本体A側に常時導入されていて、雄型継手部材1
01のプラグイン接続に伴い、該雄型継手部材101側
から導出される。
ませられる開閉弁機構部Bにおいては、プラグイン接続
時での手動操作による開弁、閉弁作動と、プラグアウト
離脱時での自動操作による閉弁作動とが共に可能にさ
れ、同様に、前記外部側に臨ませられる解放機構部Eに
おいては、プラグイン接続時での自動操作による拘束保
持作動と、プラグアウト離脱時での手動操作による拘束
解放作動とが共に可能にされており、且つ前記継手機構
部Cは、前記拘束機構部Dの一部を含み、且つ前記解放
機構部Eは、該拘束機構部Dの他部を含んでいる。一
方、前記雄型継手部材101については、接続側内部流
路102を有し、且つ後述する雌型継手部材に接続させ
るための先端接続部103及びテーパー状押圧面104
と、後述する各係合ボールの一部で接続開弁位置に拘束
保持させるための係合周溝105とを夫々に形成してあ
る。
本体部材11、弁部材21、及び拘束部材31から構成
されており、これらの各部材は、相互間の螺合によって
全体的に一体化結合されると共に、軸方向内部に共通し
て、本体部材11側と弁部材21の一部側(前流側)と
での一次側内部流路10a、及び弁部材21の他部側
(後流側)と拘束部材31側とでの二次側内部流路10
bを夫々に形成すると共に、後述するように、これらの
一次側内部流路10aと二次側内部流路10bとの間に
おいて、開閉制御可能な弁路を形成する。
端部側(以下、後方側あるいは後方端という)から接続
端部相当側(以下、前方側あるいは前方端という)へか
けて順次に、加圧流体導入用の流体チューブ(図示せ
ず)を嵌挿する接続嘴12と、該接続嘴12に嵌挿され
る流体チューブの押止環部材201を螺着する雄ねじ部
13と、外周面(この場合、好ましくは、後述するよう
に、現在開弁状態であることの注意信号として、例え
ば、全周面に“赤色”を表示する)14を隔てた第1の
摺動面15とを夫々に形成し、且つ前記一次側内部流路
10a相当の前方側内周面に雌ねじ部16を形成してあ
る。
0aと二次側内部流路10bとを区分する隔壁22を有
すると共に、該隔壁22を挟んで一次側内部流路10a
を外周部に連通開放する一次側連通口23及び二次側内
部流路10bを外周部に連通開放する二次側連通口24
を開口させてあり、後方端側の外周面にあって前記本体
部材11の雌ねじ部16に螺着する雄ねじ部25を、前
方端側の外周面にあって雄ねじ部26を夫々に形成して
ある。
た外周溝27を挟んだ後方側と前方側との各外周溝内に
シール環28a、28bを夫々に嵌着してあり、且つ前
記二次側内部流路10b相当の前方側内周面に第2の摺
動面29を形成してある。
3の摺動面32を形成すると共に、該第3の摺動面32
での前方側に近付けた位置に対し、等角間隔を隔てた複
数の角位置で内、外周面を貫通するボール穴33を穿設
させ、該各ボール穴33内にあって、該内、外周面の何
れかの側へ選択的に突出可能な係合ボール34を夫々に
遊嵌させてあり、さらに、該第3の摺動面32での前方
側に後方側へ向けたカム受圧面35を後述する前記解放
機構部E、この場合は、前記拘束機構部Dの作動カム面
に倣って立ち上げてある。また、内周面の後方側には、
前記弁部材21の雄ねじ部26に螺着する雌ねじ部36
を形成し、且つ前記各ボール穴33よりも前方側内面に
後方側へ向けた突き当て段部37を形成してある。
は、後述する如く、接続開弁時に内周面側へ突出させ、
非接続閉弁時に外周面側へ突出させる。
の弁部材、つまり、前記シール環28aを境にして夫々
外周部に連通開放した一次側連通口23及び二次側連通
口24を含む弁部材21に対応して設けられ、該一次側
連通口23及び二次側連通口24間を連通(開弁)状態
もしくは非連通(閉弁)状態に選択的に切換え得る開閉
部材41を有している。本開閉部材41は、前記管継手
本体Aを構成する本体部材11及び弁部材21の各外周
面に共通に嵌挿させて摺動自在にすると共に、後方側内
周面の内周溝内に嵌着したシール環42を前記第1の摺
動面15に摺接してシールさせ、且つ内周面中間部分に
は、摺動位置で前記一次側連通口23及び二次側連通口
24間を連通可能にするための連通流路、ここでは、開
閉弁相当部を開閉するための連通流路43と、前記各シ
ール環28a、28bに摺接してシールされる第4の摺
動面44と、前端縁に突き当て段部45とを夫々に形成
してある。そして、この場合、該開閉部材41の後方端
側41aは、前記本体部材11の外周面14の全面
(“赤色”表示された全面)を閉弁位置で被覆(該“赤
色”表示が非露呈)、開弁位置で開披(該“赤色”表示
が露呈)し得る長さに延長形成され、同様にして、前方
端側41bは、後述する解放部材の後方端側の全面
(“青色”表示される全面)を閉弁位置で開披(該“青
色”表示が露呈)、開弁位置で被覆(該“青色”表示が
非露呈)し得る長さに延長形成される。
いては、非接続閉弁状態において、図2に見られるよう
に、前記一次側内部流路10aを連通開放する一次側連
通口23の外周部側にのみ位置して、前記二次側内部流
路10bを連通開放する二次側連通口24を開口させた
外周溝27を外部に開放し、且つ接続開弁状態におい
て、図3に見られるように、該二次側連通口24を開口
させた外周溝27の外周部との間に跨ることで、該外周
溝27を外部から閉塞して位置するように設定する。
Cは、前記弁部材21の第2の摺動面29内に外周面で
の第5の摺動面52を嵌挿させて摺動自在にし、且つ該
第5の摺動面52上の外周溝内にシール環53を嵌着さ
せてシールした環状の雌型継手部材51を有しており、
該雌型継手部材51の内周面中間部に形成した内周溝内
には、前記雄型継手部材101の先端接続部103との
間をシールするシール環54を嵌着させ、また、内周面
前方側には、前記雄型継手部材101のテーパー状押圧
面104を受圧するテーパー状受圧面55を形成し、且
つ前方端に突き当て端部56を形成してある。
手本体Aの弁部材21内にあって、該弁部材21での隔
壁22の二次側内部流路10b相当の端面との間に押圧
ばね57を介装させることで常時前方側に向け弾圧され
ており、この状態では、図2の上半部に見られるよう
に、突き当て端部56の外周面側端縁による前記各係合
ボール34の下半球面へのカム作用で、該各係合ボール
34を外周側へ押し出すと共に、この各係合ボール34
の押し出し状態を第5の摺動面52によって維持し、且
つ該突き当て端部56が前記拘束部材31の突き当て段
部37に当接されて、後述するように、非接続閉弁状態
を維持している。
Eは、前記管継手本体Aを構成する拘束部材31の各外
周面に嵌挿して摺動自在にされる環状の解放部材61を
有しており、該解放部材61の後方端側には、前記開閉
部材41の前端縁側突き当て段部45を突き当てる後端
縁62と内周端縁63とを形成し、前方端縁側には、内
周面にあって前記拘束部材31の第3の摺動面32に摺
接する第6の摺動面64を形成した上で、内周前面にあ
って作動カム面65を形成してある。そして、この場
合、前記解放部材61での延長形成される後方端側(こ
の場合、好ましくは、後述するように、現在閉弁状態で
あることの安全信号として、例えば、全周面に“青色”
を表示する)61aに対しては、前記開閉部材41の前
方端側41bを外周側から遊嵌させるが、該後方端側6
1aの全面は、該開閉部材41の前方端側41bによっ
て、プラグイン接続前の開弁拘束されている閉弁位置で
被覆(該“青色”表示が非露呈、本体部材11での外周
面14の“赤色”表示についても非露呈)、プラグイン
接続後の離脱拘束されている開弁可能な閉弁位置で開披
(該“青色”表示が露呈、本体部材11での外周面14
の“赤色”表示については非露呈)され、且つプラグイ
ン接続後の離脱拘束されている開弁位置で被覆(該“青
色”表示が非露呈、本体部材11での外周面14の“赤
色”表示については露呈)され得るようになっている。
体Aの拘束部材31の外周面に嵌挿されて、前記弁部材
21の前方側端面と内周端縁63との間に押圧ばね66
を介装させることで常時前方側に向け弾圧されており、
この状態では、図2の上半部に見られるように、作動カ
ム面65が前記外周側へ押し出されている各係合ボール
34の上半球面に後方側から当接されて、後述する如
く、非接続閉弁状態を維持している。
通りである。最初に、本実施例装置に対する雄型継手部
材101のプラグイン接続及び接続流路の開弁、閉弁の
各操作について述べる。
半部に示す非接続閉弁状態の場合、拘束機構部Dの一部
を含む継手機構部Cにおいては、雌型継手部材51の突
き当て端部56が、押圧ばね57の弾圧力によって管継
手本体Aでの拘束部材31の突き当て段部37に当接さ
れており、且つ各係合ボール34が外周側へ押し出され
ている。
部Eにおいては、解放部材61の作動カム面65が各係
合ボール34の上半球面に当接され、且つ蓄勢された押
圧ばね66の弾圧力によって、該各係合ボール34が常
時内周面側へ向けて押圧されると共に、該解放部材61
の後端縁62で移動規制される開閉部材41の連通流路
43が一次側内部流路10aを連通開放する弁部材21
の一次側連通口23の外周部側に位置されており、第4
の摺動面44が二次側内部流路10bを閉じている。
路10aに導入される加圧流体が二次側内部流路10b
に導出されることはなく、開閉部材41は、解放部材6
1によって拘束されており、該開閉部材41を単独で開
閉操作できない。そして、この場合には、“赤色”表示
及び“青色”表示が共に被覆(非露呈)された状態にあ
る。
継手本体Aの前方側から、継手機構部Cの継手部材51
に対して雄型継手部材101を接続方向へ挿入操作する
と、先ず、先端接続部103がシール環54によってシ
ールされた上で、テーパー状押圧面104がテーパー状
受圧面55に当接する。そして、この間の操作には、単
なる挿入力を必要とするのみで、何らの押圧力をも必要
としない。
型継手部材101をさらに押し込み操作すると、継手部
材51が該押圧ばね57を蓄勢しつつ後方側へ摺動され
ると共に、突き当て端部56が各係合ボール34の該当
位置を過ぎた時点で、解放機構部Eの押圧ばね66によ
る弾圧力のもとに、作動カム面65によって常時内周面
側へ押圧されている各係合ボール34の内側部分が、係
合周溝105内に落ち込んで後方側内面に当接係合さ
れ、該雄型継手部材101を該当位置に拘束して確保す
ると共に、該落ち込んだ各係合ボール34は、同時に蓄
勢される押圧ばね57の弾圧力のために、該当接面によ
るカム作用を受けて外周面側へ押圧されることになり、
さらに、該落ち込み係合に伴って、今度は、解放部材6
1が開閉部材41を残置したまま(閉弁位置に残したま
ま)で前方側へ移動(“青色”表示が露呈)して、該外
周面側へ押圧されている各係合ボール34の外側部分を
第6の摺動面64によって拘束保持し、且つ作動カム面
65がカム受圧面35に突き当てられる。即ち、これが
図2の上半部に示す閉弁状態であり、以上の挿入及び押
し込み操作により、ここでの所要の管継手本体Aに対す
る雄型継手部材101のプラグイン接続が完了する。
では、一次側内部流路10aに導入される加圧流体が二
次側内部流路10bに導出されることはなく、一方で、
開閉部材41は、解放部材61による拘束が解放されて
おり、該開閉部材41が単独で開弁操作可能になる。そ
して、この場合には、“赤色”表示が被覆(非露呈)さ
れ、“青色”表示が開披(露呈)された状態にある。ま
た、この時の押し込み操作は、単に押圧ばね57の弾圧
力に抗して行なうのみであってよく、一次側内部流路1
0aに導入されている加圧流体からの何らの影響をも受
けずに、極めて容易に行ない得るのである。
51の前方側への摺動に伴って閉弁位置に残置されたま
まの開閉部材41を開弁方向、ここでは、前方側へ摺動
操作すると、それまでの間、一次側連通口23の外周部
側に位置して維持されることで、開閉弁機構部Bの開閉
弁相当部を閉弁状態に確保していた連通流路43が二次
側連通口24に跨る位置に移動(開弁)され、該連通流
路43を介して一次側連通口23と二次側連通口24、
ひいては、一次側内部流路10aと二次側内部流路10
bとが連通され、この結果、該開閉弁相当部が開弁状態
に移行する。即ち、これが図3に示す開弁状態であり、
以上の摺動操作により、ここでの所要の一次側内部流路
10a内から二次側内部流路10b内への加圧流体の導
出がなされる。
ては、前記開閉部材41の開弁方向への移行につれて
“赤色”表示が次第に開披(露呈)され、且つ同時に
“青色”表示が次第に被覆(非露呈)される。また、こ
の時の摺動操作は、一次側内部流路10aに導入されて
いる加圧流体からの何らの影響をも受けずに、極めて容
易に行ない得るのである。
弁を含んだ雄型継手部材101のプラグアウト離脱の操
作について述べる。
は、第1及び第2の2通りの手段がある。第1の離脱操
作手段は、前記図3の接続開弁状態から、図2の上半部
に示す閉弁離脱状態へ直接的に移行する手段であり、ま
た、第2の離脱操作手段は、前記図3の接続開弁状態か
ら、図2の下半部に示す接続閉弁状態を経て、同図2の
上半部に示す閉弁離脱状態へ間接的に移行する手段であ
る。
記接続開弁状態のまま、解放機構部Eの解放部材61を
押圧ばね66の弾圧力に抗して開閉弁機構部Bの開閉部
材41と共々に後方側へ摺動操作すること、つまり、こ
こでは、該開閉部材41の一次側連通口23の外周部側
と二次側連通口24の外周部側とに跨って位置されてい
る連通流路43を一次側連通口23側にのみ位置させる
ように閉弁操作することにより、一方では、該一次側連
通口23と二次側連通口24間が閉塞(閉弁)されて閉
弁状態に移行し、該移行につれて“青色”表示が被覆
(非露呈)されたままで“赤色”表示が次第に被覆(非
露呈)されてゆき、同時に前記第6の摺動面64による
各係合ボール34の外側部分の係合維持が解放され、且
つ該各係合ボール34には、蓄勢された押圧ばね57に
よる外周面側への押圧力が加えられているために、該押
圧力で外周面側へ押し出され、雄型継手部材101に対
する拘束もまた解放されて該解放部材61が復帰し、併
せて、継手機構部Cの雌型継手部材41も復帰される。
は、前記一次側連通口23側への連通流路43の移行に
よる閉弁に伴い、同時に二次側連通口24が外部に開放
されて、該二次側連通口24を通して二次側内部流路1
0b内の残留加圧流体が脱気される。そして、この閉弁
状態では、雄型継手部材101を容易に引き抜くことが
できる。また、ここでの解放部材61の移動操作につい
ても、単に押圧ばね66の弾圧力に抗して行なうのみで
あってよく、一次側内部流路10aに導入されている加
圧流体からの何らの影響をも受けずに、極めて容易に行
ない得るのである。
弁状態において、先ず、前記開閉弁機構部Bの開閉部材
41を閉弁方向に摺動操作することにより、前記一次側
連通口23と二次側連通口24間が閉塞(閉弁)されて
閉弁状態に移行し、該移行につれて“赤色”表示が次第
に被覆(非露呈)され、且つ“青色”表示が次第に開披
(露呈)されると共に、同時に二次側連通口24が外部
に開放されて、二次側内部流路10b内の残留加圧流体
が脱気される。その後、解放機構部Eの解放部材61を
押圧ばね66の弾圧力に抗して後方側へ摺動操作するこ
とにより、該解放部材61の移行につれて“赤色”表示
が被覆(非露呈)されたままで“青色”表示が次第に被
覆(非露呈)されてゆき、同時に前記各係合ボール34
の係合維持が解放されて外周面側へ押し出され、雄型継
手部材101に対する拘束が解放されて容易に引き抜き
得るのである。即ち、以上の閉弁及び拘束解放操作によ
って、ここでの所要の管継手本体Aに対する雄型継手部
材101のプラグアウト離脱が完了する。
に、本発明によれば、内部流路を開閉する開閉弁相当部
を形成した管継手本体を設け、該管継手本体の内部流路
に配される雌型継手部材に対して外部の雄型継手部材を
プラグイン接続させ、且つ該プラグイン接続される雄型
継手部材を接続位置に拘束保持する係合部材を設けたプ
ラグイン接続型管継手装置において、管継手本体に、開
閉弁相当部を開弁、閉弁位置側に選択的に切換える開閉
部材を配した開閉弁機構部と、雌型継手部材を常時非接
続側に弾圧する第1の弾圧手段を有して、該弾圧力によ
り、係合部材を非接続時に非拘束側へ保持、接続時に拘
束側へ解放して該弾圧力に抗し接続される雄型継手部材
を拘束する継手機構部と、係合部材及び開閉部材に連繋
される解放部材を有し、該係合部材を常時拘束側に弾圧
する第2の弾圧手段を設け、開閉部材を非接続時に閉弁
位置に維持、接続時に解放して開弁、閉弁操作を可能に
する解放機構部とを組み込んで構成したから、管継手本
体を非接続閉弁状態にしたままで、継手機構部の雌型継
手部材に対する外部からの雄型継手部材のプラグイン接
続と係合部材による接続位置での拘束が、導入される加
圧流体圧の影響を受けることなしに容易に可能であり、
また、開閉弁機構部での開閉部材の操作によって開閉弁
相当部を任意選択的に開弁、閉弁でき、さらに、解放機
構部での解放部材の操作によって雄型継手部材に対する
係合保持を解除できると共に、開閉弁相当部を閉弁状態
に復帰させて該雄型継手部材を容易にプラグアウト離脱
し得るもので、しかも、構造的にも比較的簡単で容易に
実施できる等の優れた特長を有するものである。
続型管継手装置の外観形態を示すもので、同図1(a)
は、雄型継手部材の接続前の状態による管継手本体を示
す全体側面図、同図1(b)は、雌型継手部材への雄型
継手部材の接続係合・拘束状態による管継手本体を示す
全体側面図、同図1(c)は、雄型継手部材の接続後の
開弁状態による管継手本体を示す全体側面図である。
装置における図1(a)に対応した閉弁状態を上半部
に、図1(b)に対応した接続係合・拘束状態を下半部
に夫々に示す全体縦断面図である。
装置における図1(c)に対応した開弁状態を下半部の
みで半截して示す部分縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内部流路を開閉する開閉弁相当部を形成
した管継手本体を設け、該管継手本体の内部流路に配さ
れる雄型継手部材に対して外部の雄型継手部材をプラグ
イン接続させ、且つ該プラグイン接続される雄型継手部
材を接続位置に拘束保持する係合部材を設けた管継手装
置であって、 前記管継手本体には、前記開閉弁相当部に一次側内部流
路と二次側内部流路とを区分する隔壁を有すると共に、
該隔壁を挟んで一次側連通口及び二次側連通口を開口さ
せた弁部材を備え、外部からの摺動操作により開弁、閉
弁位置側に選択的に切換える開閉部材を配した開閉弁機
構部と、前記雌型継手部材を常時非接続側に向けて弾圧
する第1の弾圧手段を有し、該弾圧力により、前記係合
部材を非接続時に非拘束側へ保持、接続時に拘束側へ解
放して該弾圧力に抗し接続される雄型継手部材を拘束す
る継手機構部と、前記係合部材及び開閉部材に連繋され
る解放部材を有し、該係合部材を常時拘束側に弾圧する
第2の弾圧手段を設けると共に、前記開閉部材を非接続
時に閉弁位置に維持、接続時に解放して開弁、閉弁操作
を可能にする解放機構部とを組み込んで構成したことを
特徴とするプラグイン接続型管継手装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275010A JP2717781B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | プラグイン接続型管継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275010A JP2717781B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | プラグイン接続型管継手装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0996384A JPH0996384A (ja) | 1997-04-08 |
JP2717781B2 true JP2717781B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17549633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7275010A Expired - Fee Related JP2717781B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | プラグイン接続型管継手装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717781B2 (ja) |
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CN102128327A (zh) * | 2010-12-10 | 2011-07-20 | 赵文茂 | 柔性管快速连接器 |
US9695966B2 (en) * | 2013-09-13 | 2017-07-04 | Nordson Corporation | Quick connect fluid conduit connector having latch with integral spring arms for button release |
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Family Cites Families (1)
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---|---|---|---|---|
JP2989738B2 (ja) * | 1994-04-11 | 1999-12-13 | 株式会社ベッセル工業 | 流体流通用継手 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7275010A patent/JP2717781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0996384A (ja) | 1997-04-08 |
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