JP2717570B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents
感光材料処理装置Info
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Description
用される感光材料処理装置、特に、狭幅の処理空間にて
感光材料を湿式処理する感光材料処理装置に関する。
スリット型処理槽を用いて感光材料を現像処理する技術
(以下、スリット現像という)が知られている(特開昭
63-131138号)。
との接触部分の面積が小さいため、処理液の蒸発や劣化
(酸化)が少なく、また処理空間の体積が小さいため、
処理液のランニング液が少なくてよく、設計上小型化が
でき有利である。
閉鎖空間に貯留されているため劣化がほとんどなく、よ
って、このような新鮮な補充液の存在比率の高い処理が
できるため(新液交換率が大)、安定した写真性能が得
られるという利点もある。
理槽内に複数のブロック状の部材が装填され、各部材の
間隙に狭幅の処理空間が形成されるようになっている。
実構造であるため重量が重く、また材料コストがかかる
という欠点があった。
プラスチック素材の塊体から切削加工および研摩加工に
より製造されるが、各ブロック状の部材は形状が複雑で
あり、しかも工作精度の高いものが要求されるため、製
造が困難であり、製造コストがかかるという欠点もあっ
た。
材の代わりに比較的薄い板状の部材を用い、該板状部材
の間隙に狭幅の処理空間を形成するようにしたスリット
型処理槽も提案されているが、この場合、強度が弱く、
また部品点数が多くなるという欠点がある。
が要求されるが、強度不足のめに前記板状部材が変形を
生じると処理空間の幅が変動し、これに伴って現像特性
にバラツキを生じる。
処理槽内に装填されるブロック状の部材が十分な強度を
有し、かつ軽量である感光材料処理装置を提供すること
にある。
側部材および内側部材を装填して、両部材間に狭幅の処
理空間を形成してなる感光材料処理装置であって、 前記処理槽内には感光材料を搬送する搬送ローラが複
数縦列に配置され、 前記ブロック状の両部材は、厚さが0.5〜3mmの中空構
造であり、ブロー成形により形成されたものであり、 前記ブロック状の両部材は一体的に形成されており、 前記ブロック状の内側部材には、前記搬送ローラを収
納するための凹部が形成されており、 前記ブロック状の両部材と搬送ローラは脱着可能であ
ることを特徴とする感光材料処理装置である。
内に装填されるブロック状の部材を中空構造で構成する
こと、さらにはその中空部を貫通して対向する壁部同士
を連結する連結部を設けることにより、ブロック状の部
材は、軽量でかつ強度の高いものとなる。
適実施例について詳細に説明する。
分解斜視図、第2図は、第1図に示す感光材料処理装置
の断面側面図である。これらの図に示すように、感光材
料処理装置1は、上端が開放した箱型の処理槽2を有
し、該処理槽2内に、ラック3の側板31、32間に設置さ
れたブロック状の部材(以下、ブロック体という)4、
5および感光材料Sを搬送するための搬送ローラ群がラ
ック3ごと装填された構成となっている。
の凹部50内にブロック体4が挿入される。この挿入状態
で両ブロック体の間隙に感光材料Sを処理するための狭
幅(横断面がスリット状)の処理空間6が形成される。
0倍程度とするのが好ましい。
て一定でも変化していてもよい。
に固着され、両ブロック体の位置関係を固定的に保って
いる。
ク3の下部には4個の搬送ローラ76〜79がそれぞれ設置
されている。
ており、感光材料Sを挟持しつつ処理空間6内へ導入す
るものである。また搬送ローラ74および75も同様にそれ
らの周面同士が接触しており、処理済の感光材料Sを挟
持しつつ外部へ搬出するものである。
降してきた感光材料Sをその周面に巻き付けて反転し、
上昇させるような機能を有する反転用のローラである。
空間6内を円滑に搬出するための案内用のローラであ
る。
収納しうるような形状となっている。
74の収納空間であるL字状の凹部51および52がそれぞれ
形成され、ブロック体5の下部には、搬送ローラ77、78
および79の収納空間であるコの字状またはU字状の凹部
53、54および55が形成されている。
搬送ローラ73および76の収納空間である凹部(くり貫
き)41および42が形成されている。
ラと接触せず、かつデッドスペースをなるべく小さくす
るような形状とするのが好ましい。
ーラの周面の一部が処理空間6を規制することとなる。
の回転軸81〜89の両端部にて側板31および32に軸支され
ている。このうち、搬送ローラ72〜74、76〜79の回転軸
82〜84、86〜89には、それぞれ歯車92〜94、96〜99が側
板32の外側にて取り付けられている。歯車92および93は
歯車94と噛合しており、歯車96〜99は、隣接する歯車同
士がそれぞれ噛合している。
に外方まで延長され、それらの末端にはそれぞれプーリ
ー103および106が取り付けられている。そして、これら
のプーリー103、106間には、エンドレスベルト11が巻き
掛けられている。
ローラ71〜79のいずれか(例えば搬送ローラ73)を駆動
回転させると、各搬送ローラ71〜79は、それぞれ第2図
中の矢印で示す方向に回転し、これに伴い感光材料Sを
処理空間6内の経路に沿って搬送する。
用途により異なり、例えば現像液、漂白液、定着液、漂
白・定着液、洗浄水、安定液等が挙げられる。
適温、即ち25〜60℃程度(現像液の場合には30〜40℃程
度)に保たれている。
劣化した液を排出する処理液供給手段、処理空間6内の
処理液Qを流動せしめる処理液循環手段または処理液攪
拌手段等を設置してもよい。
は、中空構造をなしている。以下、ブロック体4および
5の構成について説明するが、説明の都合上、ブロック
体5については、第2図中左半分側(搬送ローラ73およ
び78を結ぶ線より左側)について説明し、右半分側につ
いては同様の構成であるため省略する。
壁部56、これと対向する側(ブロック体5の外側)の壁
部を第2壁部57とすれば、この第2壁部57の数箇所に
は、壁部が中空部58側へ凹没した連結部59aおよび59bが
形成されていることが好ましい。
し、連結部の先端は第1壁部57の裏面に接合されてい
る。なお、第2図中最下段の連結部59bは、凹部55の位
置の第1壁部裏面に接合されている。
は、結合力を有するように接合されていればよく、その
形態は、連結部先端と第1壁部とが密着して接合されて
いるもの(接着)、または両者が溶融一体化されたもの
等、いずれでもよい。本明細書では、これらを総称して
単に「接合」という。
壁部57と連結されることにより、ブロック体5の強度が
高まる。即ち、連結部59a、59bは、補強部材としての役
割りを果している。
に、第1壁部56と第2壁部57との双方から凹没し、両連
結部59aの先端同士が接合した状態のもの、または第4
図に示すように、第1壁部56と第2壁部57との双方から
交互に凹没し、それらの連結部59aの先端がそれぞれ他
方の壁部の裏面に接合した状態のものでもよい。また、
第2図〜第4図に示す構成のものを任意に組み合わせた
ものでもよい。
2壁部47とを連結する連結部49が形成されている。この
連結部49についても、前記ブロック体5の連結部と同様
である。
状のものであるが、その形状はこれに限定されす、例え
ば帯状、帯状がクロスしたもの、環状、またはこれらを
組み合せたもの等であってもよい。
な強度を確保することができるならば、前記連結部59
a、59bおよび/または49の形成を省略することもでき
る。
状、配置等を選定することもできる。
レン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテ
レフタレート、ABS樹脂、ポリフェニレンオキサイド、
不飽和ポリエステル等の樹脂を含んでいる。中でも、ポ
リフェニレンオキサイドが好ましい。
は、その構成材料にもよるが、通常、0.5〜3mm程度とす
るのが好ましい。
ブロー成形により一体成形するのが好ましい。特に連結
部59a、59b、49を有するブロック体を製造する場合に
は、EBM(Engineered Blow Molding,エンジニアリング
プラスチック(株))あるいはエアーモールド等と称さ
れるブロー成形またはその応用技術により行うのが好ま
しい。
に製造することができるからである。
り各搬送ローラ71〜79が図中矢印方向に回転している状
態で、感光材料Sは、入側の搬送ローラ71、72間に挟持
されつつ狭幅の処理空間6内に導入される。
間6内に導入された感光材料Sは、処理空間6内を通過
する間にこの処理液Qに浸漬されてその種類に応じた処
理がなされる。
3、76および77を経た後、底部の搬送ローラ78により反
転され、さらに搬送ローラ79、76、73を経て処理液Qよ
り引き上げられ、出側の搬送ローラ74、75間に挟持され
つつ処理槽2外へ搬出され、次工程へと送られる。
さく、よって処理液Qの蒸発や劣化(特に酸化)が少な
く、また処理液Qのランニング液量も少なくてよい。
構造であるため軽量であり、また処理液の保温効果も有
している。
ため、耐久性に優れるとともに、振動、衝撃が加わった
場合でもほとんど変形しない。その結果、処理空間6の
幅の変動が防止されるので、感光材料Sの性状(現像特
性)が適正なものとなり、多数枚の処理でもバラツキを
生じない。
白処理、定着処理、漂白・定着処理、水洗処理、安定化
処理、反転処理、一浴現像処理等に単独で用いることが
できる。
各装置(処理槽)毎に上記のような処理を順に行う(例
えば、3個の処理槽にて現像処理→漂白・定着処理→水
洗処理を行う)連続処理装置としても用いることができ
る。
類は特に限定されず、例えば、カラーネガフィルム、カ
ラー反転フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィル
ム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真
感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用
感光材料等、各種感光材料が挙げられる。
複写機、自動現像機、プリンタープロセッサー、ビデオ
プリンタープロセッサー、写真プリント作成コインマシ
ーン、検版用カラーペーパー処理機等の各種感光材料処
理装置に適用することができる。
は、これらに限定されるものではないことは言うまでも
ない。
ば、処理槽内に装填されるブロック状の部材が中空構造
であるため、軽量であり、また、処理液の保温効果もあ
る。また、ブロック状の両部材がそれぞれ一体化されて
おり、搬送ローラユニットとともに脱着可能とされてい
るので、メンテナンスが楽である。
ック状の部材は、強度が高く、変形が生じ難いため、処
理空間の幅の変動が防止され、よって、処理される感光
材料は、バラツキを生じることなく適正な性状(現像特
性)が得られる。
解斜視図である。 第2図は、第1図に示す感光材料処理装置の断面側面図
である。 第3図および第4図は、それぞれブロック体の連結部の
他の構成例を示す部分断面側面図である。 符号の説明 1……感光材料処理装置 2……処理槽 3……ラック 31、32……側板 4、5……ブロック体 41、42、50〜55……凹部 46、56……第1壁部 47、57……第2壁部 48、58……中空部 49、59a、59b……連結部 6……処理空間 71〜79……搬送ローラ 81〜89……回転軸 92〜94、96〜99……歯車 103、106……プーリー 11……エンドレスベルト Q……処理液 S……感光材料
Claims (3)
- 【請求項1】処理槽内にそれぞれブロック状の外側部材
および内側部材を装填して、両部材間に狭幅の処理空間
を形成してなる感光材料処理装置であって、 前記処理槽内には感光材料を搬送する搬送ローラが複数
縦列に配置され、 前記ブロック状の両部材は、厚さが0.5〜3mmの中空構造
であり、ブロー成形により形成されたものであり、 前記ブロック状の両部材は一体的に形成されており、 前記ブロック状の内側部材には、前記搬送ローラを収納
するための凹部が形成されており、 前記ブロック状の両部材と搬送ローラは脱着可能である
ことを特徴とする感光材料処理装置。 - 【請求項2】前記ブロック状の少なくとも一方の部材
は、その中空部を貫通して対向する壁部同士を連結する
連結部を有するものである請求項1に記載の感光材料処
理装置。 - 【請求項3】前記狭幅の処理空間の幅が感光材料の厚さ
の5〜100倍である請求項1または2に記載の感光材料
処理装置。
Priority Applications (1)
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JP1053446A JP2717570B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 感光材料処理装置 |
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Family
ID=12943078
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1053446A Expired - Fee Related JP2717570B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 感光材料処理装置 |
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1989
- 1989-03-06 JP JP1053446A patent/JP2717570B2/ja not_active Expired - Fee Related
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