JPH02232656A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH02232656A
JPH02232656A JP5344689A JP5344689A JPH02232656A JP H02232656 A JPH02232656 A JP H02232656A JP 5344689 A JP5344689 A JP 5344689A JP 5344689 A JP5344689 A JP 5344689A JP H02232656 A JPH02232656 A JP H02232656A
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俊夫 黒川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 本発明は、例えば銀塩写真式複写機、自動現像機に適用
される感光材料処理装置、特に、扶幅の処理空間にて感
光材料を湿式処理する感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 狭幅(横断面がスリット状)の長尺処理空間を有するス
リット型処理槽を用いて感光材料を現像処理する技術(
以下、スリット現像という)が知られている(特開昭6
3−131138号). このスリット現像は,処理空間の開放部分、即ち大気と
の接触部分の面積が小さいため、処理液の蒸発や劣化(
酸化)が少なく、また処理空間の体積が小さいため、処
理液のランニング液量が少なくてよく、設計・上小型化
ができ有利である。
さらに、処理液の補充を行う方式において、補充液は閉
鎖空間に貯留されているため劣化がほとんどなく、よっ
て、このような新鮮な補充液の存在比率の高い処理がで
きるため(新液交換率が大) 安定した写真性能が得ら
れるという利点もある。
ところで、このようなスリット型処理槽は、箱型の処理
槽内に複数のブロック状の部材が装填され、各部材の間
隙に狭幅の処理空間が形成されるようになっている。
しかるに、ここで用いられているブロック状部材は中実
構造であるため重量が重《、また材料コストがかかると
いう欠点があった。
また、各ブロック状部材は塩化ビニル、ABS樹脂等の
プラスチック素材の塊体から切削加工および研摩加工に
より製造されるが、各ブロック状の部材は形状が複雑で
あり、しかも工作精度の高いものが要求されるため、製
造が困難であり、製造コストがかかるという欠点もあっ
た。
一方、軽量化を図るために、前記中実のブロック状部材
の代わりに比較的薄い板状の部材を用い、該板状部材の
間隙に狭幅の処理空間を形成するようにしたスリット型
処理槽も提案されているが,この場合、強度が弱《、ま
た部品点数が多《なるという欠点がある。
特に、スリット現像の場合には、処理空間の幅の精度が
要求されるが、強度不足のめに前記板状部材が変形を生
じると処理空間の幅が変動し、これに伴って現像特性に
バラツキを生じる。
く発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解消し、処
理槽内に装填されるブロック状の部材が十分な強度を有
し、かつ軽量である感光材料処理装置を提供することに
ある。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は,処理槽内にブロック状の部材を装填し
て狭幅の処理空間を形成してなる感光材料処理装置であ
って、 前記ブロック状の部材は中空構造をなすものであること
を特徴とする感光材料処理装置である。
また、前記ブロック状の部材は、その中空部を貫通して
対向する壁部同士を連結する連結部を有するものである
感光材料処理装置であるのが好ましい。
また、前記ブロック状の部材は、ブロー成形により形成
されたものである感光材料処理装置であるのが好ましい
く作用〉 このような構成の感光材料処理装置によれば,処理槽内
に装填されるブロック状の部材を中空構造で構成するこ
と、さらにはその中空部を貫通して対向する壁部同士を
連結する連結部を設けることにより、ブロック状の部材
は、軽量でかつ強度の高いものとなる。
く実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を添付図面に示す好適
実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す分
解斜視図、第2図は、第1図に示す感光材料処理装置の
断面側面図である。 これらの図に示すように、感光材
料処理装置lは、上端が開放した箱型の処理槽2を有し
、該処理槽2内に、ラック3の側板31,32間に設置
されたブロック状の部材(以下、ブロック体という)4
、5および感光材料Sを搬送するための搬送ローラ群が
ラック3ごと装填された構成となっている. ブロック体5のほぼ中央部には凹部50が形成され、こ
の凹部50内にブロック体4が挿入される。 この挿入
状態で両ブロック体の間隙に感光材料Sを処理するため
の狭幅(横断面がスリット状》の処理空間6が形成され
る。
なお,処理空間6の幅は、感光材料Sの厚さの5〜10
0倍程度とするのが好ましい。
また処理空間6の幅は,感光材料Sの搬送経路に沿って
一定でも変化していてもよい。
このようなブロック体4および5は、側板31および3
2に固着され、両ブロック体の位置関係を固定的に保っ
ている。
ラック3の上部には5個の搬送ローラ71〜75が、ラ
ック3の下部には4個の搬送ローラ76〜79がそれぞ
れ設置されている。
搬送ローラ71および72は、それらの周面同士が接触
しており、感光材料Sを扶持しつつ処理空間6内へ導入
するものである。 また搬送ローラ74および75も同
様にそれらの周面同士が接触しており、処理済の感光材
料Sを扶持しつつ外部へ搬出するものである。
処理槽2内の最も底部に位置する搬送ローラ78は、下
降してきた感光材料Sをその周面に巻き付けて反転し、
上昇させるような機能な有する反転用のローラである。
搬送ローラ73、76、77および79は、感光材料S
を処理空間6内を円滑に搬送するための案内用のローラ
である。
ブロック体4および5は、このような各搬送ローラを収
納しつるような形状となっている. 即ち、ブロック体5の上部には、搬送ローラ72および
74の収納空間であるL字状の凹部51およひ52がそ
れぞれ形成され、ブロック体5の下部には、搬送ローラ
77、78および79の収納空間であるコの字状または
U字状の凹部53、54および55が形成されている。
また、ブロック体4の上部および下部には、それぞれ搬
送ローラ73および76の収納空間である凹部(《り貫
き)41および42が形成されている。
これらの凹部51〜55、4l、42は,収納される搬
送ローラと接触せず、かつデッドスペースをなるべ《小
さくするような形状とするのが好ましい。
なお、各搬送ローラの存在する部分では、その搬送ロー
ラの周面の一部が処理空間6を規制することとなる。
第1図に示すように、各搬送ローラ71〜79は、それ
らの回転軸81〜89の両端部にて側板31および32
に軸支されている, このうち,搬送ローラ72〜74
、76〜79の回転軸82〜84、86〜89には、そ
れぞれ歯車92〜94、96〜99が側仮32の外側に
て取り付けられている。 歯車92および93は歯車9
4と噛合しており、歯車96〜99は、隣接する歯車同
士がそれぞれ噛合している。
また、回転軸83および86は、歯車93および86よ
りさらに外方まで延長され、それらの末端にはそれぞれ
ブーリー1038よび106が取り付けられている。 
そして、これらのブーリー103,106間には、エン
ドレスベルト1lが巻き掛けられている。
これにより、モータ等の駆動源(図示せず)にて搬送ロ
ーラ71〜79のいずれか(例久ば搬送ローラ73)を
駆動回転させると、各搬送ローラ71〜79は、それぞ
れ第2図中の矢印で示す方向に回転し、これに伴い感光
材料Sを処理空間6内の経路に沿って搬送する。
処理空間6内には、処理液Qが満たされている, この処理液Qの種類は、後述する感光材料処理装置の用
途により異なり,例えば現像液、漂白液、定着液、漂白
・定着液、洗浄水、安定液等が挙げられる. この処理液Qは、所定の温調手段(図示せず)により適
温、即ち25〜60’C程度(現像液の場合には30〜
40℃程度)に保たれている. また、図示されていないが,新液を供給(補充)し、劣
化した液を排出する処理液供給手段、処理空間6内の処
理液Qを流動せしめる処理液循環手段または処理液撹拌
手段等を設置してもよい. さて、第2図に示すように、ブロック体4および5は5
中空構造をなしている。 以下、ブロック体4および5
の構成について説明するが、説明の都合上、ブロック体
5については、第2図中左半分側(搬送ローラ73およ
び78を結ぶ線より左側)について説明し、右半分側に
ついては同様の構成であるため省略する。
ブロック体5の内側、即ち処理空間6側の壁部を第1壁
部56,これと対向する側(ブロック体5の外側)の壁
部な第2壁部57とすれば、この第2壁部57の数箇所
には、壁部が中空部58側へ凹没した連結部59aおよ
び59bが形成されていることが好ましい。
これらの連結部59a,59bは、中空部58を貫通し
て延長し、連結部の先端は第1壁部57の裏面に接合さ
れている。 なお、第2図中最下段の連結部59bは、
凹部55の位置の第1壁部裏面に接合されている。
ここで、連結部59a、59bの先端と第l壁部57の
裏面とは、結合力を有するように接合されていればよく
、その形態は、連結部先端と第1壁部とが密着して接合
されているもの(接着) または両者が溶融一体化され
たもの等、いずれでもよい。 本明細書では、これらを
総称して単に「接合』という。
このような連結部59a、59bを介して第1壁部56
と第2壁部57とが連結されることにより、ブロック体
5の強度が高まる。 即ち、連結部59a.59bは、
補強部材としての役割りを果している。
なお、連結部59a、59bの構成は、第3図に示すよ
うに、第1壁部56と第2壁部57どの双方から凹没し
,両連結部59aの先端同士が接合した状態のもの、ま
たは第4図に示すように、第1壁部56と第2壁部57
との双方から交互に凹没し、それらの連結部59aの先
端がそれぞれ他方の壁部の裏面に接合した状態のもので
もよい。 また,第2図〜第4図に示す構成のものを任
意に組み合わせたものでもよい。
一方、ブロック体4についても、その第1壁部46と第
2壁部47とを連結する連結部49が形成されている。
 この連結部49についても、前記ブロック体5の連結
部と同様である。
なお、図示の例では、連結部59a、 59b、49はスポット状のものであるが、その形状は
これに限定されず、例えば帯状、帯状がクロスしたもの
、環状,またはこれらを組み合せたもの等であってもよ
い. なお、本発明では、ブロック体4、5それ自体で十分な
強度を確保することができるならば、前記連結部59a
、59bおよび/または49の形成を省略することもで
きる。
また、各ブロック体毎に連結部の有無、連結部の形状、
配置等を選定することもできる。
このようなブロック体4および5は,例えばポリエチレ
ン、ボリスチレン、ボリブロビレン、ポリエチレンテレ
フタレート、ABS樹脂、ポリフエニレンオキサイド、
不飽和ポリエステル等の樹脂で構成されている。
また,ブロック体4、5の壁部56、57、46、47
の厚さは、その構成材料にもよるが、通常、0.5〜3
0111程度とするのが好ましい。
このようなブロック体4および5の製造は、それぞれブ
ロー成形により一体成形するのが好ましい。 特に連結
部59a、59b.49を有するブロック体を製造する
場合には、EBM(EngLneered Blow 
Molding.エンジニアリングプラスチック■)あ
るいはエアーモールド等と称されるブロー成形またはそ
の応用技術により行うのが好ましい。
この技術によれば、複雑な形状を高い寸法精度で安価に
製造することができるからである。
次に、感光材料処理装置1の作動について説明する。
第2図に示すように、駆動源(図示せず)の作動により
各搬送ローラ7l〜79が図中矢印方向に回転している
状態で、感光材料Sは、入側の搬送ローラ7l、72間
に扶持されつつ狭幅の処理空間6内に導入される。
処理空間6内には処理液Qが満たされており、処理空間
6内に導入された感光材料Sは、処理空間6内を通過す
る間にこの処理液Qに浸漬されてその種類に応じた処理
がなされる.感光材料Sは、処理空間6内において、搬
送ローラ73、76および77を経た後、底部の搬送ロ
ーラ78により反転され、さらに搬送ローラ79.76
、73を経て処理液Qより引き上げられ、出側の搬送ロ
ーラ74、75間に扶持されつつ処理槽2外へ搬出され
、次工程へと送られる。
処理空間6は、狭幅であるため大気との接触面積が小さ
く、よって処理液Qの蒸発や劣化(特に酸化)が少な《
、また処理液Qのランニング液量も少な《でよい. 処理空間6を形成するブロック体4および5は、中空構
造であるため、軽量であり、また処理液の保温効果も有
している。
しかも、ブロック体4および5は十分な強度を有するた
め、耐久性に優れろとともに、振動、衝撃が加わった場
合でもほとんど変形しない。 その結果、処理空間6の
幅の変動が防止されるので、感光材料Sの性状(現像特
性)が適正なものとなり、多数枚の処理でもバラッキを
生じない. 本発明の感光材料処理装置lは,例えば現像処理、漂白
処理、定着処理、漂白・定着処理、水洗処理、安定化処
理、反転処理、一浴現像処理等に単独で用いることがで
きる。
また、図示の感光材料処理装置1等を複数個並設し、各
装置(処理槽)毎に上記のような処理を順次行う(例え
ば、3個の処理槽にて現像処理一漂白・定着処理一水洗
処理を行う)連続処理装置としても用いることができる
本発明の感光材料処理装置に適用される感光材料の種類
は特に限定されず、例えば、カラーネガフィルム、カラ
ー反転フィルム、カラー印画紙、カラーボジフィルム、
カラー反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光
材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光
材料等、各種感光材料が挙げられる,なお、本発明の゜
感光材料処理装置は,例^ば、湿式の複写機、自動現像
機、プリンタープロセッサー、ビデオプリンタープロセ
ッサー写真プリント作成コインマシーン、検版用カラー
ベーバー処理機等の各種感光材料処理装置に適用するこ
とができる。
以上、本発明の構成例を挙げて説明したが、本発明は、
これらに限定されるものではないことは言うまでもない
. 〈発明の効果〉 以上述べた通り、本発明の感光材料処理装置によれば,
処理槽内に装填されるブロック状の部材が中空構造であ
るため、軽量であり、また、処理液の保温効果もある。
しかも、ブロック状の部材、特に連結部を設けたブロッ
ク状の部材は、強度が高《、変形が生じ難いため,処理
空間の幅の変動が防止され、よって、処理される感光材
料は、バラッキを生じることなく適正な性状(現像特性
)が得られる.
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の構成例を示す分
解斜視図である。 第2図は、第1図に示す感光材料処理装置の断面側面図
である. 第3図および第4図は、それぞれブロック体の連結部の
他の構成例を示す部分断面側面図である. 符号の説明 ■・・・感光材料処理装置 2・・・処理槽 3・・・ラック 31、32・・・側板 4、5・・・ブロック体 41、42、50〜55・・・凹部 46、56・・・第1壁部 47、57・・・第2壁部 48、58・・・中空部 49、59a、5 9 b −・・連結部6・・・処理
空間 71〜79・・・搬送ローラ 81〜89・・・回転軸 92〜94、96〜99・・・歯車 103、106・・・ブーリー I1・・・エンドレスベルト Q・・・処理液 S・・・感光材料

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)処理槽内にブロック状の部材を装填して狭幅の処
    理空間を形成してなる感光材料処理装置であって、 前記ブロック状の部材は中空構造をなすものであること
    を特徴とする感光材料処理装置。(2)前記ブロック状
    の部材は、その中空部を貫通して対向する壁部同士を連
    結する連結部を有するものである請求項1に記載の感光
    材料処理装置。 (3)前記ブロック状の部材は、ブロー成形により形成
    されたものである請求項1または2に記載の感光材料処
    理装置。
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