JP2717545B2 - 軌道用台車 - Google Patents
軌道用台車Info
- Publication number
- JP2717545B2 JP2717545B2 JP63156674A JP15667488A JP2717545B2 JP 2717545 B2 JP2717545 B2 JP 2717545B2 JP 63156674 A JP63156674 A JP 63156674A JP 15667488 A JP15667488 A JP 15667488A JP 2717545 B2 JP2717545 B2 JP 2717545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- wheel
- vehicle
- track
- body frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クレーン車等の作業車両を搭載した状態で
軌道上を走行することができる軌道用台車に関するもの
である。
軌道上を走行することができる軌道用台車に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、この種の軌道用台車としては、単に車輪を有す
るだけで、別の牽引装置により牽引されながら移動する
台車や、エンジン・電動モーター・油圧モーター等の駆
動装置を装備して、自走することのできる台車等があっ
た。
るだけで、別の牽引装置により牽引されながら移動する
台車や、エンジン・電動モーター・油圧モーター等の駆
動装置を装備して、自走することのできる台車等があっ
た。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前者の台車は別途牽引装置を必要とす
るので装置全体が大型で長くなるばかりでなく、高価と
なる等の問題点があった。
るので装置全体が大型で長くなるばかりでなく、高価と
なる等の問題点があった。
また、後者の台車は別途駆動装置を装備しているの
で、台車構造が複雑で重くなり、装備費用が高価になる
等の問題点があった。
で、台車構造が複雑で重くなり、装備費用が高価になる
等の問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、構造が簡単かつ軽
量で、何等特別の駆動手段を必要とせずに搭載した車両
の駆動車輪からの回転駆動力により走行移動することの
できる安価な軌道用台車を提供することにある。
たもので、その目的とするところは、構造が簡単かつ軽
量で、何等特別の駆動手段を必要とせずに搭載した車両
の駆動車輪からの回転駆動力により走行移動することの
できる安価な軌道用台車を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明の軌道用台車は、軌道上を転動し得る車輪を本
体フレームの左右に回転自在に配備し、該本体フレーム
上に車両を搭載して固定するための支持固定用ブラケッ
トを設けると共に、上記車両の駆動車輪により上記車輪
を回転駆動せしめるように構成した軌道用台車におい
て、上記本体フレームを左右に分割し、電気的に絶縁し
た状態で一体的に連結せしめたことを特徴とする。上記
左右に分割された本体フレームを、左右の車輪幅を変更
可能に連結したことも特徴とする。
体フレームの左右に回転自在に配備し、該本体フレーム
上に車両を搭載して固定するための支持固定用ブラケッ
トを設けると共に、上記車両の駆動車輪により上記車輪
を回転駆動せしめるように構成した軌道用台車におい
て、上記本体フレームを左右に分割し、電気的に絶縁し
た状態で一体的に連結せしめたことを特徴とする。上記
左右に分割された本体フレームを、左右の車輪幅を変更
可能に連結したことも特徴とする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図ないし第4図において、1は本体フレームであ
って、その左右に各々2個の車輪2が回転自在に配設さ
れている。
って、その左右に各々2個の車輪2が回転自在に配設さ
れている。
3は駆動ホイールであって、上記車輪2の外方に延設
された車軸2aに固着されている。該駆動ホイール3の外
径は上記車輪2の直径より小さい方が好ましいが、軌道
上の走行に支障がない範囲であれば、車輪2の外径より
多少大きくてもよい。
された車軸2aに固着されている。該駆動ホイール3の外
径は上記車輪2の直径より小さい方が好ましいが、軌道
上の走行に支障がない範囲であれば、車輪2の外径より
多少大きくてもよい。
また、上記駆動ホイール3の外周面には、その軸線方
向に多数の溝が刻設されていて、摩擦係数を大きくして
ある。この摩擦係数を大きくする手段としては、上記溝
に限らず、例えば硬質ゴム等の高摩擦材料を駆動ホイー
ル3の周面に付着せしめてもよい。
向に多数の溝が刻設されていて、摩擦係数を大きくして
ある。この摩擦係数を大きくする手段としては、上記溝
に限らず、例えば硬質ゴム等の高摩擦材料を駆動ホイー
ル3の周面に付着せしめてもよい。
尚、本実施例では、駆動ホイール3を車輪2の外側に
設けているが、車輪2の内側に設けても、或いは、内外
の両側に設けてもよい。
設けているが、車輪2の内側に設けても、或いは、内外
の両側に設けてもよい。
4は車両支持固定用ブラケットであって、本体フレー
ム1上の中央部付近に左右に配置され、搭載する車両の
特に車軸を支持固定するようになっている。第3図に示
すように、該車両支持固定用ブラケット4は車両の大き
さに応じて、種々の高さを有し、その都度取替えて固定
するようになっており、またその際、左右の間隔幅も変
えられるようになっている。上記車両支持固定用ブラケ
ット4は、その高さを多少調節できるように構成しても
よい。
ム1上の中央部付近に左右に配置され、搭載する車両の
特に車軸を支持固定するようになっている。第3図に示
すように、該車両支持固定用ブラケット4は車両の大き
さに応じて、種々の高さを有し、その都度取替えて固定
するようになっており、またその際、左右の間隔幅も変
えられるようになっている。上記車両支持固定用ブラケ
ット4は、その高さを多少調節できるように構成しても
よい。
上記本体フレーム1は左右に分割され、連結板5によ
り一体的に連結されている。
り一体的に連結されている。
第2A図から明らかなように、上記連結板5はゴム等の
電気的絶縁材6を介して本体フレーム1と一体的に固定
されているので、左右の本体フレーム1,1は相互に電気
的に絶縁されており、レール間のショートによる信号等
の電気系統に支障をきたす恐れがない。
電気的絶縁材6を介して本体フレーム1と一体的に固定
されているので、左右の本体フレーム1,1は相互に電気
的に絶縁されており、レール間のショートによる信号等
の電気系統に支障をきたす恐れがない。
本実施例の軌道用台車は以上のように構成されている
ので、第5図に示すように、例えばクレーン車7の後部
駆動車輪7aを上記駆動ホイール3上に載せると共に、非
駆動輪である前車輪7bを台車8に載せる。
ので、第5図に示すように、例えばクレーン車7の後部
駆動車輪7aを上記駆動ホイール3上に載せると共に、非
駆動輪である前車輪7bを台車8に載せる。
該台車8は、第6図に示すように、上記本体フレーム
1とほぼ同じ構造を有する絶縁分割型のフレーム8aと、
遊動車輪8bから構成されており、該フレーム8aには上記
前車輪7bを載せるための受部8cが設けられている。
1とほぼ同じ構造を有する絶縁分割型のフレーム8aと、
遊動車輪8bから構成されており、該フレーム8aには上記
前車輪7bを載せるための受部8cが設けられている。
この状態でクレーン車7の車両エンジンを作動させて
上記駆動車輪7aを回転させると、これに圧接している駆
動ホイール3が回転駆動され、これと一体となった車輪
2がレール9上を転動し走行する。尚、車両7を前進さ
せる場合には、その駆動輪7aを後進方向(第5図で時計
回り)に回転させる必要がある。
上記駆動車輪7aを回転させると、これに圧接している駆
動ホイール3が回転駆動され、これと一体となった車輪
2がレール9上を転動し走行する。尚、車両7を前進さ
せる場合には、その駆動輪7aを後進方向(第5図で時計
回り)に回転させる必要がある。
クレーン車7等の車両を台車に搭載する場合には、軌
道と道路が交差している踏切等を利用するとよい。この
踏切上では、クレーン車等の搭載車両を軌道方向に向け
て、例えばクレーン車7に装備されているアウトリガー
10により車両を持上げて駆動車輪7a等を浮かせ、この下
に台車を差込んで、車両7を降ろして搭載する。車両7
を台車から降ろす場合には、逆にアウトリガー10により
台車から駆動車輪7a等を浮かせた状態で台車を取り去
り、その後、駆動車輪7aを地上に降ろせばよい。
道と道路が交差している踏切等を利用するとよい。この
踏切上では、クレーン車等の搭載車両を軌道方向に向け
て、例えばクレーン車7に装備されているアウトリガー
10により車両を持上げて駆動車輪7a等を浮かせ、この下
に台車を差込んで、車両7を降ろして搭載する。車両7
を台車から降ろす場合には、逆にアウトリガー10により
台車から駆動車輪7a等を浮かせた状態で台車を取り去
り、その後、駆動車輪7aを地上に降ろせばよい。
第7図は分割可能の左右の本体フレーム1の間に、所
定幅の連結フレーム1′を介在させて、連結板5′によ
り一体的に連結することにより、左右の車輪2,2の間隔
を変更し、狭軌・広軌等のレール幅の異なる軌道に適応
させることができるようにした、本体フレームの構成例
を示すものである。
定幅の連結フレーム1′を介在させて、連結板5′によ
り一体的に連結することにより、左右の車輪2,2の間隔
を変更し、狭軌・広軌等のレール幅の異なる軌道に適応
させることができるようにした、本体フレームの構成例
を示すものである。
また、第8図は、長い連結板5′,5″のみにより車輪
2,2の幅を広くする簡易構造の実施例を示すものであ
る。
2,2の幅を広くする簡易構造の実施例を示すものであ
る。
本発明の台車によれば、搭載する車両が4輪駆動、前
輪駆動の場合でも、上記後輪駆動の実施例と同様に軌道
上を走行させることができる。また、車輪がダブルタイ
ヤの場合には、内側のタイヤを取外して搭載するとよ
い。
輪駆動の場合でも、上記後輪駆動の実施例と同様に軌道
上を走行させることができる。また、車輪がダブルタイ
ヤの場合には、内側のタイヤを取外して搭載するとよ
い。
[発明の効果] (1)本体フレームを左右に分割し、電気的に絶縁した
状態で一体的に連結せしめたので、レール間のショート
等による電気系統の障害が生ずる恐れがない。
状態で一体的に連結せしめたので、レール間のショート
等による電気系統の障害が生ずる恐れがない。
(2)左右に分割された本体フレームを、左右の車輪幅
を変更可能に連結したので、軌道の幅に応じて台車を設
置することができる。
を変更可能に連結したので、軌道の幅に応じて台車を設
置することができる。
第1図は本発明の一実施例を示す台車の平面図、第2図
はその前面図、第2A図は第2図A−A線に沿った拡大断
面図、第3図は第1図の台車の側面図、第4図は第1図
のIV−IV線に沿った拡大断面図、第5図は使用時の外観
側面図、第6図は非駆動輪を乗せる台車の平面図、第7
図および第8図は各々車輪間隔を広くした場合のフレー
ム構成例を示す前面図である。 1……本体フレーム、1′……連結フレーム、2……車
輪、2a……車軸、3……駆動ホイール、4……車両支持
固定用ブラケット、5,5′,5″……連結板、6……電気
的絶縁材、7……クレーン車、7a……後部駆動車輪、9
……レール、10……アウトリガー。
はその前面図、第2A図は第2図A−A線に沿った拡大断
面図、第3図は第1図の台車の側面図、第4図は第1図
のIV−IV線に沿った拡大断面図、第5図は使用時の外観
側面図、第6図は非駆動輪を乗せる台車の平面図、第7
図および第8図は各々車輪間隔を広くした場合のフレー
ム構成例を示す前面図である。 1……本体フレーム、1′……連結フレーム、2……車
輪、2a……車軸、3……駆動ホイール、4……車両支持
固定用ブラケット、5,5′,5″……連結板、6……電気
的絶縁材、7……クレーン車、7a……後部駆動車輪、9
……レール、10……アウトリガー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 宏 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町1番地 湘南車輌工業株式会社内 (72)発明者 河野 勝 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町1番地 湘南車輌工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−60408(JP,A) 実公 昭33−10812(JP,Y1)
Claims (2)
- 【請求項1】軌道上を転動し得る車輪を本体フレームの
左右に回転自在に配備し、該本体フレーム上に車両を搭
載して固定するための支持固定用ブラケットを設けると
共に、上記車両の駆動車輪により上記車輪を回転駆動せ
しめるように構成した軌道用台車において、上記本体フ
レームを左右に分割し、電気的に絶縁した状態で一体的
に連結せしめたことを特徴とする軌道用台車。 - 【請求項2】上記左右に分割された本体フレームを、左
右の車輪幅を変更可能に連結したことを特徴とする請求
項1に記載の軌道用台車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63156674A JP2717545B2 (ja) | 1987-12-01 | 1988-06-27 | 軌道用台車 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62-301499 | 1987-12-01 | ||
JP30149987 | 1987-12-01 | ||
JP63156674A JP2717545B2 (ja) | 1987-12-01 | 1988-06-27 | 軌道用台車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01254465A JPH01254465A (ja) | 1989-10-11 |
JP2717545B2 true JP2717545B2 (ja) | 1998-02-18 |
Family
ID=26484361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63156674A Expired - Lifetime JP2717545B2 (ja) | 1987-12-01 | 1988-06-27 | 軌道用台車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717545B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4885703B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2012-02-29 | 古河ロックドリル株式会社 | 軌陸走行システム |
JP5356101B2 (ja) * | 2009-04-14 | 2013-12-04 | 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 | クレーン台車設備および橋梁施工方法 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP63156674A patent/JP2717545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01254465A (ja) | 1989-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0695252B1 (en) | Rail gripping vehicle | |
JP5864415B2 (ja) | 鉄道台車 | |
JP2005526659A (ja) | 道路上および鉄道軌道上の両方で駆動可能な車両 | |
JP3612548B2 (ja) | 道路上及び鉄道軌道上の両方で運転する車両 | |
US4632038A (en) | Monorail vehicular system | |
JP2717545B2 (ja) | 軌道用台車 | |
FR2370614A1 (fr) | Suspension a ressorts pour les essieux de vehicules sur rails | |
JPS63279966A (ja) | 連節車両 | |
CN110435676B (zh) | 直线电机驱动跨座式单轨车辆 | |
JP2677158B2 (ja) | 鉄道車両用軌間変更台車の駆動装置 | |
ES2033064T3 (es) | Bogie motor para vehiculo ferroviario con suelo bajo en toda su longitud. | |
SE9303850D0 (sv) | Fordon för körning på såväl väg- som järnvägsspår samt sätt att överföra sådant fordon från väg- till järvägskörning eller mellan intilliggande spår | |
JP2003137096A (ja) | デュアルモード車両交通システム | |
JP2584800Y2 (ja) | タイヤ走行軌道兼用車 | |
JPH1111123A (ja) | 軌道走行用自動車 | |
JPS59223559A (ja) | 自走車の車輪装置 | |
JP3126425B2 (ja) | 自動車タイヤの案内装置 | |
JP3030670U (ja) | 転車・幅よせ装置を付けた車 | |
JPH0542701Y2 (ja) | ||
SE8605279D0 (sv) | Anordning for transport av fordon | |
JPS6141656Y2 (ja) | ||
DE68905410D1 (de) | Antriebsdrehgestell fuer schienenfahrzeuge. | |
JPH0640483Y2 (ja) | 索引プレートの取付構造 | |
JPS6278563U (ja) | ||
JPH0490956A (ja) | 軌道装置 |