JP2717451B2 - 箱へのフィルム巻付方法およびその装置 - Google Patents

箱へのフィルム巻付方法およびその装置

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JP2717451B2
JP2717451B2 JP1267386A JP26738689A JP2717451B2 JP 2717451 B2 JP2717451 B2 JP 2717451B2 JP 1267386 A JP1267386 A JP 1267386A JP 26738689 A JP26738689 A JP 26738689A JP 2717451 B2 JP2717451 B2 JP 2717451B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種物品を収納する場合に用いられる箱、
すなわち物品を囲い込む深さを有する側壁を持つ箱に帯
状フィルムを巻付ける方法とその装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
各種物品を収納するために、従来から物品を囲い込む
深さを有する側壁を持つ箱が広く用いられてくる。その
最も一般的なものは第12図に示すような有底の四角い箱
であるが、この箱(A)の外胴に例えばフィルム(F)
を巻付ける際には、箱の搬送路を遮ぎるように配置した
帯状のフィルムに向かって箱(A)を押し込むことが行
われている。
この場合には、箱の搬送路を遮ぎるように配置した帯
状フィルムに向けて箱を移送する必要がある。第12図に
示すような四角い箱の場合には第13図に示すように搬送
面(D)に4つの側面のうち1つが接するように搬送面
(D)上に箱を乗せて搬送するのが普通である。そし
て、この場合の箱の搬送方法はプッシャーなどで箱を押
送する方式が採られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような搬送方式を採った場合、搬送すべき箱の大
きさに対応しきれないという欠点がある。すなわち、四
角い箱でも第13図において(A1),(A2),(A3)で示
すように大きさの異なる箱が数多く存在するから、これ
らの箱をすべて同じように所定位置へ到達させるために
は、搬送方向に対して箱の前端面を一致させる、逆に箱
の後端面を一致させる、箱のセンターを一致させる、の
3つの基準のうち少なくとも2つを箱の大きさに対して
何れも変更しなければならず、きわめて厄介である。特
に、上述したように箱の外胴にフィルム(F)を巻付け
るに当って、箱の搬送路を遮ぎるように配置した帯状フ
ィルムに向って箱を押し込むような場合、大きさの異な
る箱にぴったりフィルムを巻付けるためには箱の大きさ
に関係なくこれらの箱を待機しているフィルムの所へす
べて同じように送込まなければならないから、大きさの
違いに応じた位置合せはきわめて重要になる。
また、箱の搬送路を遮ぎるように配置した帯状フィル
ムに向ってプッシャーなどで箱を単に押送するだけで
は、搬送中の箱の安定性に欠けるきらいがあり、それを
防止するためにはガイド杆などの搬送中の箱の安定性を
良くする部材を別途配置する等別の措置を講じなければ
ならない。
以上、上述した搬送方式を採った場合、第3図に示す
丸形の箱などおよそ四角いものとは掛け離れた形をした
箱を安定良く搬送できないという問題もある。
本発明は、上述したような欠点を解消して帯状フィル
ムを自動的かつタイトに、しかも、能率よく箱に巻付け
ることができる方法と装置とを提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本発明による箱へのフィ
ルム巻付方法では、箱の搬送路を遮ぎるように帯状フィ
ルムを配置しておき、物品を囲い込む深さを有する側壁
を持つ箱内面の対角線上もしくは中心を通る線上にある
相対向する2個所を2本のバー(1),(1′)で支え
ながら前記帯状フィルムに向けて箱を進めることによ
り、その箱の外胴にフィルムを順次巻付けて行き、前記
2本のバー(1),(1′)のうち箱の搬送方向に対し
後側に位置するバー(1′)の外側部分で前記帯状フィ
ルムを切断するとともに溶着する。
一方、本発明による箱へのフィルム巻付装置は、物品
を囲い込む深さを有する側壁を持つ箱内面の対角線上も
しくは中心を通る線上にある相対向する2個所を支える
ための2本のバー(1),(1′)を、1本のレールに
沿いながら箱の搬送路を遮ぎるように配置した帯状フィ
ルムに向けて移動させ得る移動ベースに備付けるととも
に、該移動ベース移動手段を備え、また、前記箱の対角
線上もしくは中心を通る線上における箱の外側部分でそ
の外胴に巻付けられる帯状フィルムを切断するとともに
溶着する切断・溶着装置を備えたことを特徴とする。さ
らに、この装置と、2本のバー(1),(1′)で支え
られている箱の下部を支受するものであって箱の搬送路
の下方において着脱自在ならしめたホルダー(12)とを
組合せたことを特徴とする。
この場合におけるホルダー(12)はその一部としてヒ
ンジ式の開閉板(15)を有するものとし、該開閉板(1
5)は常時閉じるように付勢されていることが好まし
い。また、上記の場合における2本のバー(1),
(1′)はバーごとの個々の移動ベース(3a),(3b)
に分けて配置し、両移動ベース(3a),(3b)の相対的
距離を異ならしめ得るようにするとよい。さらに、上記
の場合における2本のバー(1),(1′)は軸(1
0),(10′)を中心として回動させ得るレバー
(9),(9′)にそれぞれ装着しておくとよい。
〔作用〕
本発明の箱へのフィルム巻付方法によれば、箱の搬送
路を遮ぎるように帯状フィルムを配置しておき、第1図
ないし第3図に示すように物品を囲い込む深さを有する
側壁を持つ箱(A1),(B1),(C1)の内面の対角線上
もしくは中心を通る線上にある相対向する2個所を2本
のバー(1),(1′)で支えながら前記帯状フィルム
に向けて箱を進める。
箱の形が第1図に示すように例えば四角い場合および
第2図に示すように例えば六角形のような場合には、対
角線(a)もしくは(b)上にある相対向する2つのコ
ーナー部分を2本のバー(1),(1′)で支えること
ができる。また、箱の形が第3図に示すように例えば丸
形の場合には、底壁の中心を通る線(c)上にある相対
向する2個所を2本のバー(1),(1′)で支えるこ
とができる。箱の大きさが(A2),(A3),(B2),
(B3),(C2),(C3)で示すように(A1),(B1),
(C1)と異なる場合でも、箱(A1),(B1)もしくは
(C1)の場合と同じように2本のバー(1),(1′)
で同じように支えることができる。
そして、箱内面の対角線上もしくは中心を通る線上に
ある相対向する2個所をこのように2本のバー(1),
(1′)で支えながら、箱の搬送路を遮ぎるように配置
した帯状フィルムに向けてその箱を進めて行くと、その
箱の外胴にフィルムを順次巻付けて行くことができる。
しかる後、前記2本のバー(1),(1′)のうち箱の
搬送方向に対し後側に位置するバー(1′)の外側部分
で前記帯状フィルムを切断するとともに溶着すると、そ
の継ぎ合わせ部分は箱(A1),(A2),(A3)もしくは
(B1),(B2),(B3)の場合には2本のバー(1),
(1′)で支えられている箱の外側部分に当たるコーナ
ー部分における同一線上に、また、箱(C1),(C2),
(C3)の場合には2本のバー(1),(1′)で支えら
れている箱の外側部分に当たる同一線上にいずれも来る
から、フィルムをタイトに箱に巻付けることができるだ
けでなく、見映えの面でも優れたものが出来上る。
次に、本発明による箱へのフィルム巻付装置によれ
ば、例えば第10図に示すように四角い箱(A)を2本の
バー(1),(1′)で支えた上で移動ベース移動手段
を稼働させる。すると、2本のバー(1),(1′)を
備えた移動ベースが第11図に示すように1本のレール
(2)に沿って移動せしめられる。従って、2本のバー
(1),(1′)で支えられている箱が第10図の鎖線の
位置からその搬送路を遮ぎるように配置されている帯状
フィルムに向って移送せしめられ、第11図実線で示す位
置に達する。
箱がこの位置まで到達すると、箱の外胴に帯状フィル
ムが自動的に巻付けられる。ここで、切断・溶着装置を
作動させると、箱の対角線上もしくは中心を通る線上に
おける箱の外側部分でその外胴に巻付けられた帯状フィ
ルムが切断されるとともに溶着される。この場合におい
て、帯状フィルムの継ぎ合わせ部分は2本のバー
(1),(1′)で支えられている箱(A1)の外側部に
当たるコーナー部分における同一線上に来るから、フィ
ルムをタイトに箱に巻付けることができるだけでなく、
見映えの面でも優れたものが出来上る。
第11図の位置において帯状フィルムが巻付けられた箱
を2本のバー(1),(1′)から抜き取った後、移動
ベース移動手段を復帰させると、2本のバー(1),
(1′)を備えた移動ベースは元の位置に戻る。
箱が2本のバー(1),(1′)で支えられている第
8図および第10図の状態において、その下方にホルダー
(12)があると、2本のバー(1),(1′)で支えら
れている箱が該ホルダー(12)により下側から支えられ
る。従って、2本のバー(1),(1′)に箱をセット
する場合セットしやすいのみならず、箱が2本のバー
(1),(1′)から外れるのを防止することができ
る。搬送すべき箱の大きさが変った場合には、第8図の
鎖線で示すようにホルダー(12)の取付位置を変えれば
よい。このホルダー(12)の一部として常時閉じるよう
に付勢されているヒンジ式の開閉板(15)が備えられて
いると、第8図に示すように箱が前進するのに応じて開
閉板(15)が第8図および第9図において鎖線で示すよ
うに押し開けられる。従って、ホルダー(12)をいちい
ち取り外さなくても箱の搬送路を遮ぎるように配置した
帯状フィルムに向けて箱を進めることが可能になる。
一方、上記の場合において、2本のバー(1),
(1′)をバーごとの個々の移動ベース(3a),(3b)
に分けて配置し、両移動ベース(3a),(3b)の相対的
距離を異ならしめ得るようにしてあると、箱の搬送路を
遮ぎるように配置した帯状フィルムに向けて進めるべき
箱の大きさに応じて両移動ベース(3a),(3b)の相対
的距離を第5図に示すように変更するだけで2本のバー
(1),(1′)の相対的距離を用意に変更することが
できる。
また、上記の場合において、2本のバー(1),
(1′)が軸(10),(10′)を中心として回動させ得
るレバー(9),(9′)に装着されていると、第5図
および第6図に示すように箱の搬送路を遮ぎるように配
置した帯状フィルムに向けて箱を進める際には箱の搬送
路(E)上に突出している2本のバー(1),(1′)
を元の位置まで戻す際に搬送路(E)から引っ込めるこ
とができる。すなわち、箱の搬送路を遮ぎるように配置
した帯状フィルムに向けて箱を進める際には第5図の状
態にあったレバー(1),(1′)を第7図に示すよう
にそれぞれ回動させるだけでなく、搬送路(E)上に突
出していた2本のバー(1),(1′)を搬送路(E)
から引っ込めることができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。
まず、本発明の箱へのフィルム巻付方法の実施例を詳
細に説明する。
第1図ないし第3図は、物品を囲い込む深さを有する
側壁を持つ箱内面の対角線上もしくは中心を通る線上に
ある相対向する2個所を2本のバー(1),(1′)で
支えている状態を示す。箱の形が第1図に示すように四
角い場合および第2図に示すように六角形の場合には、
対角線(a)もしくは(b)上にある箱内面の相対向す
る2つのコーナー部分を2本のバー(1),(1′)で
支えることができる。また、箱の形が第3図に示すよう
に丸形の場合には、底壁の中心を通る線(c)上にある
箱内面の相対向する2個所を2本のバー(1),
(1′)で支えることができる。このようにすると、箱
の形が余程特殊でない限り様々な形をした箱を2本のバ
ー(1),(1′)ですべて安定して保持しながら箱の
搬送路を遮ぎるように配置されている帯状フィルムに向
けてこの箱を進めることができる。
箱の大きさが、第1図において(A2),(A3)で示す
ように、また、第2図において(B2),(B3)で示すよ
うに、さらには、第3図において(C2),(C3)で示す
ように、(A1),(B1),(C1)と異なる場合でも、2
本のバー(1),(1′)の間隔を変えるだけで箱
(A1),(B1),(C1)の場合と全く同じように、すな
わち、第1図あるいは第2図に示す場合には箱内面の対
角線(a)もしくは(b)にある相対向する2つのコー
ナー部分を、また、第3図に示す場合には底壁の中心を
通う線(c)上にある相対向する2個所をいずれも2本
のバー(1),(1′)で支えることができる。より詳
しく言うと、箱の大きさに応じて2本のバー(1),
(1′)の相対的距離を変えるだけで、大きさの異なる
同じ形の箱をすべて同じように2本のバー(1),
(1′)で安定して保持しながら第10図に示すように箱
の搬送路を遮ぎるように配置されている帯状フィルムに
向けてこの箱を進めることができ、箱の外側に帯状フィ
ルムを自動的に巻付けることができる。
そして、第11図に示す状態の下で一対の切断・溶着装
置(G),(G)により連続する帯状フィルムを切断す
るとともに溶着すると、箱の対角線上もしくは中心を通
る線上における箱の外側部分でその外胴に巻付けられた
帯状フィルムが切断されるとともに溶着される。この場
合において、帯状フィルムの継ぎ合わせ部分は箱
(A1),(A2),(A3)もしくは(B1),(B2),
(B3)の場合には2本のバー(1),(1′)で支えら
れている箱の外側部分に当たるコーナー部分における同
一線上に、また、箱(C1),(C2),(C3)の場合には
2本のバー(1),(1′)で支えられている箱の外側
部分に当たる同一線上にいずれも来るから、フィルムを
タイトに箱に巻付けることができるだけでなく、見映え
の面でも優れたものが出来上る。
次に、本発明の箱へのフィルム巻付装置の実施例を詳
細に説明する。
第4図ないし第6図にその一例を示す。図において、
(2)はレール、(3)は移動ベースであり、移動ベー
ス(3)はこのレール(2)に沿って第4図および第5
図の左右方向に移動可能である。実施例では、移動ベー
ス(3)に取り付けた上下一対のローラ(4),(4)
により1本のレール(2)を挾み込むことにより、移動
ベース(3)をレール(2)に沿って移動させ得るよう
にしてある。そして、実施例では、この移動をシリンダ
(5)により行うことができるようにしてあるが、移動
ベース(3)をベルトに取り付け、これを走行させる等
別の移動手段に代えてもよい。
この移動ベース(3)には、第4図および第5図にお
いて(1),(1′)で示す2本のバーが備えられてい
る。この2本のバー(1),(1′)は搬送すべき箱内
面の対角線上もしくは中心を通る線上にある相対向する
2個所を支えるためのものであり、上述したように箱の
形が第1図に示すように四角い場合および第2図に示す
ように六角形の場合には、対角線(a)もしくは(b)
上にある相対向する2つのコーナー部分を2本のバー
(1),(1′)で支えることができる。また、箱の形
が第3図に示すように丸形の場合には、底壁の中心を通
る線(c)上にある相対向する2個所を2本のバー
(1),(1′)で支えることができる。そして、レー
ル(2)に沿って移動ベース(3)を移動させると、2
本のバー(1),(1′)で支えられている箱を箱の搬
送路を遮ぎるように配置されている帯状フィルムに向け
て進めることができる。
実施例においては、移動ベース(3)を(3a)と(3
b)とに分割して形成し、そのうちの一方である移動ベ
ース(3a)にもう一方の移動ベース(3b)を装着して一
体的ならしめてあり、2本のバー(1),(1′)はバ
ーごとの個々の移動ベースに分けて配置されている。す
なわち、バー(1)は移動ベース(3a)に、バー
(1′)は移動ベース(3b)に取り付けられている。ま
た、実施例においては、移動ベース(3b)が移動ベース
(3a)に対してスライドさせ得るようになっていて両移
動ベース(3a),(3b)の相対的距離、換言すれば個々
の移動ベース(3a),(3b)に備え付けられている2本
のバー(1),(1′)の相対的距離を異ならしめ得る
最も簡単な構造のものを示してあるが、シリンダなどに
より自動的にスライドさせ得るようにしてある。図面に
は、移動ベース(3b)を手でスライドさせ得るようにし
てもよいこと勿論である。2本のバー(1),(1′)
の相対的距離を異ならしめる得るようにしてあると、上
述したように箱の大きさが変っても2本のバー(1),
(1′)の間隔を変えるだけで、第1図ないし第3図に
示すように大きさの異なる同じ形の箱を2本のバー
(1),(1′)ですべて同じように安定して保持しな
がら箱の搬送路を遮ぎるように配置した帯状フィルムに
向けてこの箱を進めることができる。なお、第6図にお
いて、(6)は移動ベース(3b)を移動ベース(3a)に
固定するためのハンドルである。
レール(2)、移動ベース(3)、シリンダ(5)等
はカバー(7)の奥〔第6図における右側〕に配置され
ており、上記2本のバー(1),(1′)はカバー
(7)の一部を水平状に切り欠いた窓(8)から水平状
に突出し、その部分で箱内面の対角線上もしくは中心を
通る線上にある相対向する2個所を支えることができ
る。従って、カバー(7)の手前側〔第6図における左
側〕が箱の搬送路(E)となる。
一方、上記2本のバー(1),(1′)は移動ベース
(3a),(3b)に取り付けられているレバー(9),
(9′)に装着されている。そしてレバー(9)は軸
(10)を中心として、レバー(9′)は軸(10′)を中
心として回動自在である。レバー(9)を軸(10)を中
心として、また、レバー(9′)を軸(10′)を中心と
して回動させるために、実施例ではシリンダ(11)を移
動ベース(3a)に、シリンダ(11′)を移動ベース(3
b)に装着してある。そして、シリンダ(11)のピスト
ンロッド先端をレバー(9)の基部に、シリンダ(1
1′)のピストンロッド先端をレバー(9′)の基部に
それぞれ枢着してある。シリンダ(11)および(11′)
を作動させると、レバー(9),(9′)が軸(10),
(10′)を中心として第5図の状態から第7図に示すよ
うに回動し、今迄搬送路(E)に突入していたレバー
(9),(9′)がカバー(7)内に隠れる。このよう
にすると、箱移送後において移動ベース(3)等の元の
位置に戻す場合に2本のバー(1),(1′)が邪魔に
ならない等の面で都合が良い。
このフィルム巻付装置は第10図に示すようにフィルム
巻付機に利用されるものである。ところで、フィルム巻
付機は第10図に示すようにロール状に巻き取られた帯状
フィルム(f1)と(f2)の端部を予じめ溶着した状態で
箱の搬送路を遮ぎるように待機させておき、この帯状フ
ィルムに向けて箱を進めることにより箱の外胴にフィル
ムを順次巻き付けて行き、、第11図に示す状態の下で一
対の切断・溶着装置(G),(G)により連続する帯状
フィルムを切断するとともに溶着するものである。この
フィルム巻付機に上述した箱へのフィルム巻付装置を用
いると、2本のバー(1),(1′)を備え付けた移動
ベース(3)を第10図の左側へ移動させるだけで箱の搬
送路を遮ぎるように待機させた帯状フィルムに向けて2
本のバー(1),(1′)で支えられた箱を自動的に進
め、その外胴に帯状フィルムを自動的に巻付けて行くこ
とができる。
一方、このフィルム巻付装置を使用するに当っては、
このフィルム巻付装置とともに第9図に示すようなホル
ダー(12)を使用するとよい。このホルダー(12)は第
8図および第10図に示すように上記カバー(7)に着脱
自在なものであり、第8図に示すように上記フィルム巻
付装置の2本のバー(1),(1′)に箱の搬送路を遮
ぎるように配置した帯状フィルムに向けて進めるべき箱
をセットする際その下部を支受するためのものである。
そして、箱が2本のバー(1),(1′)で支えられて
いる第8図および第10図の状態において、その下方にホ
ルダー(12)があると、2本のバー(1),(1′)で
支えられている箱が該ホルダー(12)により下側から支
えられる。従って、2本のバー(1),(1′)に箱を
セットする場合セットしやすいのみならず、箱が2本の
バー(1),(1′)から外れるのを防止することがで
きる。搬送すべき箱の大きさが変った場合には、第8図
の鎖線で示すようにホルダー(12)の位置を変えればよ
い。実施例では、ホルダー(12)がカバー(7)に対し
て着脱自在なものとするためには、第9図において(1
3)で示すマグネットが備えられた場合を例示する。そ
して、カバー(7)に吸着されているマグネット(13)
を外すためのつまみ(14)が取り付けられている。カバ
ー(7)に吸着せしめられているホルダー(12)を外す
には、つまみ(14)を手指でつまんでくるっと回す。す
ると、マグネット(13)の吸着面から足のようなものが
突出するようになっており(図示しない)、それによっ
て吸着力が弱められるようになっている。なお、カバー
(7)に対するマグネット(13)の着脱は、マグネット
のN・S吸着とその反発とを利用して行うようにしても
よい。ホルダー(12)がカバー(7)に対して着脱自在
なものとするに当って、実施例ではマグネット(13)を
利用した場合を例示するが、これはカバー(7)へのホ
ルダー(12)の着脱が最も簡単であるからである。ただ
し、本発明においてホルダー(12)を着脱自在ならしめ
る手段はこれのみに限定されるものではなく、ボルトと
ナットによる手段等種々の変更が可能である。
第8図、第9図および第10図に示すホルダー(12)は
四角い箱(A)の下側のコーナー部分を支えるべく鉤状
にした場合を例示するが、支える箱の形状に応じてその
形を変更する等は自由である。一方、実施例に示すホル
ダー(12)はその一部としてヒンジ式の開閉板(15)を
有し、該開閉板(15)が常時閉じるようバネ(16)が備
えられている。この開閉板(15)が備えられていると、
第8図に示すように箱(A)が図の左側へ前進するのに
応じて開閉板(15)がバネ(16)の引張力に逆って第8
図および第9図の鎖線で示すように押し開けられる。従
って、ホルダー(12)をいちいち取り外さなくても箱
(A)を移送させることができるので、きわめて便利で
ある。
〔発明の効果〕
請求項1記載の発明によれば、箱内面の対角線上もし
くは中心を通る線上にある相対向する2個所を2本のバ
ー(1),(1′)で安定よく保持しながらその外胴に
フィルムを自動的にかつタイトに巻付けることができる
効果がある。また、2本のバーの相対的距離を変更する
だけで箱の大きさに即応させ得る効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、箱内面の対角線上も
しくは中心を通る線上にある相対向する2個所を2本の
バー(1),(1′)で安定よく保持しながらその外胴
にフィルムを自動的かつ能率よく巻付けることができる
効果がある。
請求項3記載の発明によれば、2本のバー(1),
(1′)で支えられている箱を下側からも支えることが
できるから、2本のバー(1),(1′)に箱をセット
しやすいのみならず、箱が2本のバー(1),(1′)
から外れるのを防止することができるので、箱の外胴に
フィルムを巻付ける作業を行う場合に有利となる効果が
ある。
請求項4記載の発明によれば、ホルダーをいちいち取
り外さなくても2本のバー(1),(1′)で支えた箱
をそのまま箱の搬送路を遮ぎるように配置されている帯
状フィルムに向けて進めることができるから、セット後
の箱の移送を迅速に行うことができ、箱の外胴にフィル
ムを巻付ける作業を行う場合に可能となる効果がある。
請求項5記載の発明によれば、1つのフィルム巻付装
置を用意するだけで大きさの異なる箱をいずれも安定よ
く保持して箱の搬送路を遮ぎるように配置されている帯
状フィルムに向けてこれを進めることができるから、箱
の外胴にフィルムを巻付ける作業を行う場合に有利とな
る効果がある。
請求項6記載の発明によれば、箱搬送後2本のバー
(1),(1′)などを元の位置へ戻す際突出している
2本のバー(1),(1′)が邪魔にならないので、箱
の外胴にフィルムを巻付ける作業を行う場合に有利とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】 添付図面の第1図ないし第11図は、本発明の実施例を説
明するためのもので、 第1図ないし第3図は、物品を囲い込む深さを有する側
壁を持つ箱内面の対角線上もしくは中心を通る線上にあ
る相対向する2個所を2本のバーで支えている状態を示
す正面図で、第1図は箱が四角い場合を、第2図は箱が
六角形の場合を、第3図は箱が丸形の場合をそれぞれ示
す、 第4図は、箱へのフィルム巻付装置の一例を示す正面図
で、カバーは省略して示す、 第5図、第6図はその平面図ならびに側面図、 第7図は、2本のバーが箱の搬送路から引っ込んだ状態
を示す平面図、 第8図は、箱へのフィルム巻付装置の一部である2本の
バーにより支えられている箱の下部をホルダーで下側か
ら支えた状態を示す正面図、 第9図は、ホルダーのみの拡大図、 第10図、第11図は、箱へのフィルム巻付装置を備えたフ
ィム巻付機全体の正面図で、第10図は箱の移動前の状態
を、第11図は箱を移動してその外胴にフィルムを巻付け
た状態を示す、 第12図は、外胴にフィルムを巻付けた箱の一例を示す斜
視図、 第13図は、箱の外胴にフィルムを巻付けるに当って箱の
搬送路を遮ぎるように配置した帯状フィルムに向けて箱
を進める場合における従来の欠点を説明するための概略
図、 である。 (1),(1′)……バー、(2)……レール、
(3),(3a),(3b)……移動ベース、(9),
(9′)……レバー、(10),(10′)……軸、(12)
……ホルダー、(15)……開閉板、(A1),(A2),
(A3),(B1),(B2),(B3),(C1),(C2),
(C3)……箱。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱の搬送路を遮ぎるように帯状フィルムを
    配置しておき、物品を囲い込む深さを有する側壁を持つ
    箱内面の対角線上もしくは中心を通る線上にある相対向
    する2個所を2本のバー(1),(1′)で支えながら
    前記帯状フィルムに向けて箱を進めることにより、その
    箱の外胴にフィルムを順次巻付けて行き、前記2本のバ
    ー(1),(1′)のうち箱の搬送方向に対し後側に位
    置するバー(1′)の外側部分で前記帯状フィルムを切
    断するとともに溶着することを特徴とする箱へのフィル
    ム巻付方法。
  2. 【請求項2】物品を囲い込む深さを有する側壁を持つ箱
    内面の対角線上もしくは中心を通る線上にある相対向す
    る2個所を支えるための2本のバー(1),(1′)
    を、1本のレールに沿いながら箱の搬送路を遮ぎるよう
    に配置した帯状フィルムに向けて移動させ得る移動ベー
    スに備付けるとともに、該移動ベース移動手段を備え、
    また、前記箱の対角線上もしくは中心を通る線上におけ
    る箱の外側部分でその外胴に巻付けられる帯状フィルム
    を切断するとともに溶着する切断・溶着装置を備えたこ
    とを特徴とする箱へのフィルム巻付装置。
  3. 【請求項3】物品を囲い込む深さを有する側壁を持つ箱
    内面の対角線上もしくは中心を通る線上にある相対向す
    る2個所を支えるための2本のバー(1),(1′)
    を、1本のレールに沿いながら箱の搬送路を遮ぎるよう
    に配置した帯状フィルムに向けて移動させ得る移動ベー
    スに備付けるとともに、該移動ベース移動手段を備え、
    また、前記箱の対角線上もしくは中心を通る線上におけ
    る箱の外側部分でその外胴に巻付けられる帯状フィルム
    を切断するとともに溶着する切断・溶着装置を備え、さ
    らに、前記2本のバー(1),(1′)で支えられてい
    る箱の下部を支受するホルダー(12)を備え、該ホルダ
    ー(12)は箱の搬送路の下方において着脱自在なものと
    してなる箱へのフィルム巻付装置。
  4. 【請求項4】ホルダー(12)の一部としてヒンジ式の開
    閉板(15)を有し、該開閉板(15)は常時閉じるように
    付勢してなる請求項3記載の箱へのフィルム巻付装置。
  5. 【請求項5】2本のバー(1),(1′)をバーごとの
    個々の移動ベース(3a),(3b)に分けて配置し、両移
    動ベース(3a),(3b)の相対的距離を異ならしめるよ
    うにした請求項2もしくは3記載の箱へのフィルム巻付
    装置。
  6. 【請求項6】2本のバー(1),(1′)は軸(10),
    (10′)を中心として回動させ得るレバー(9),
    (9′)にそれぞれ装着されている請求項2もしくは3
    もしくは5記載の箱へのフィルム巻付装置。
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