JP2717138C - - Google Patents

Info

Publication number
JP2717138C
JP2717138C JP2717138C JP 2717138 C JP2717138 C JP 2717138C JP 2717138 C JP2717138 C JP 2717138C
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical sensor
printer
detected
setting
operation member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
Other languages
English (en)
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Publication date

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、センサによる設定方法に関するものである。 [従来の技術] 例えば、プリンタにおいては各機能毎に対応するディップスイッチ等の設定手
段が前面パネルに設けてあり、これを操作することによって印字フォントや印字
開始位置等の設定を行なっている。 [解決しようとする課題] 上記従来の設定方法では、設定手段を設けるスペースが特に必要であり、その
分装置を大型化せざるを得ない。 本発明は、簡単な構成でプリンタの印字品質、印字フォント等を誤設定なく設 定可能なセンサによる設定方法を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明は、プリンタの印字ヘッドの移動に伴って移動する光センサの移動方向
における複数の設定位置のいずれかに検出対象を設定し、上記光センサを移動さ
せながら上記設定位置のそれぞれで上記光センサの出力を読み取り、上記複数の
設定位置における上記光センサの出力信号レベルの大小を比較し、その比較によ
り上記検出対象の設定位置を判定し、その判定結果に基づいてプリンタの印字品
質、印字フォント等の上記印字ヘッドの位置と直接関係のない内容の1つを設定
することにより、上記目的を達成している。 また、上記光センサからの出力信号が所定レベル以上となる範囲の中点位置が
、上記検出対象の各設定位置のどれに最も近いかを判定し、この最も近い設定位
置を上記検出対象の設定位置として判定することによっても上記目的を達成して
いる。 以下、本発明の第1の実施例について説明する。 第1図において、1は検出対象であるスライド式の操作部材で、その表面は反
射面としてある。2は受光量に応じた出力信号を発生する光センサ、3はプリン
タヘッドの動作制御および光センサ2からの出力信号に基づいて操作部材1の位
置を検出し、この位置に応じてプリンタの動作制御を行なう制御回路、4は操作
部材のPon、Poffの位置、光センサ2の現在位置、光センサ2の出力値と比較
するための基準値Vrefおよび設定された内容等を記憶する記憶部、5は光セン
サ2の移動の際に制御回路3から発生されるパルス信号をカウントするカウンタ
である。 第2図(a)は、本発明を用いたプリンタ要部を示したものであり、第1図と
同じ番号のものは同一のものを示す。同図において、6はヘッドキャリッジであ
り、その下面に光センサ2が搭載されている。ヘッドキャリッジ6の下方には、
プリンタの諸設定内容、例えば印字品質、印字フォント、印字開始位置等を設定
するための操作部材1〜1をバ―1a上に設けてある。バ―1aの上面は全面に
わたって非反射面あるいは弱反射面としてあり、操作部材1の表面と光学的に識
別可能としてある。P0はホ―ムポジション検出用の反射部である。同図 (b)は同図(a)の操作部材1を拡大したものである。操作部材1はヘッドキ
ャリッジ6の移動方向にスライドし、PonとPoffの2ヶ所に設定可能である。
例えば、Ponの位置で高印字品質、Poffの位置で通常印字品質を設定する。 つぎに、第3図のフローチャートに沿って動作を説明する。 まず、ヘッドキャリッジ6がホ―ムポジションにあるときは、反射部P0が光
センサ2によって検出され、その検出出力によってカウンタ5の内容は“0”と
なっている。ヘッドキャリッジ6がホ―ムポジションから移動を開始するととも
に制御回路3から一定周期のパルス信号が出力され、このパルス数がカウンタ5
でカウントされ、ヘッドキャリッジ6の位置が検出される(ステップ)。 つぎに、ヘッドキャリッジ6がPonの位置にきたときに、この位置の光センサ
2の出力値V1を検出し、基準値Vrefと比較する(ステップ)。 いま、ヘッドキャリッジ6の各位置における光センサ2からの出力値は第4図
示のようであるとする。この場合、Ponにおける出力値V1は基準値Vref以上
であるので、つぎに、ヘッドキャリッジ6がPoffにきたときの光センサ2の出
力値V2を検出し、V2<Vrefであるか否か判定される(ステップ)。 いま、Poffにおける出力値V2は基準値Vrefより低いので、制御回路3によ
り、操作部材1はPonの位置に設定されていると判定される(ステップ)。 この判定出力によって、例えば、高印字品質が設定されたことが判別され、その
旨が記憶部4に記憶される。 一方、ステップにおいてV1がVrefより小さければ、つぎに、ヘッドキャ
リッジ6がPoffの位置にきたときの光センサ2の出力値V2を検出し、V2≧
Vrefであるか否か判定される(ステップ)。 ここで、V2≧Vrefであれば、制御回路3により、操作部材1はPoffの位置
に設定されていると判定される(ステップ)。 このようして、各操作部材によってプリンタの諸設定内容が設定される。 ところで、V1、V2ともにVref以上である場合およびVrefより小さい場合
には、操作部材1の設定状態が判定不能として、ブザー音等によりエラー報知さ
れる(ステップ)。これは例えば、光センサ2からの出力値の立上りおよび立
下り時間が、ヘッドキャリッジ6の移動速度に対して遅い場合、第5図示のよ うに、PonおよびPoffのどちらの位置においても、光センサ2からの出力値が
基準値Vrefより高くなってしまい、操作部材1の設定状態が判定不能となる場
合である。 そこでつぎに、操作部材1の設定状態を確実に読み取ることのできる第2の実
施例について、第6図のフロ―チャ―トに沿って説明する。 第1図、第2図(a)および(b)の構成は第1の実施例と同様である。 まず、第1の実施例と同様に、ヘッドキャリッジ6が移動を開始するとともに
、制御回路3から一定周期のパルス信号が出力され、このパルス数がカウンタ5
でカウントされ、ヘッドキャリッジ6の位置が検出される(ステップ′)。 つづいて、各位置における光センサ2からの出力値を検出し、この出力値が基
準値Vrefと逐次比較され、出力値が最初にVref以上となるヘッドキャリッジ6
の位置P1が記憶部4に記憶される(ステップ′)。 つづいて、ステップ′と同様に、各位置における光センサ2からの出力値と
Vrefとを比較し、P1以降最初に出力値がVref以下となる位置P2が記憶部4
に記憶される(ステップ′)。 つぎに、制御回路3によってP1とP2の中点位置Pmが算出される。すなわ
ち、 Pm=(P2−P1)/2 の演算が行なわれる(ステップ′)。 つぎに、中点位置PmからPonまでの距離x1=(|Pon−Pm|)と中点位
置PmからPoffまでの距離x2=(|Poff−Pm|)が算出され、比較される
(ステップ′)。 そして、x1≦x2の場合すなわち中点位置PmがPonに近い場合は、制御回
路3により、操作部材1はPonの位置に設定されていると判定される(ステップ
′)。 一方、x1>x2の場合は、操作部材1はPoffの位置に設定されていると判
定される(ステップ′)。 以上のように、光センサ2からの出力値が基準値Vrefより高くなる範囲の中
点位置Pmから特定位置PonとPoffまでの距離がそれぞれ検出され、その近 い方を操作部材1の設定位置として読み取るものである。 つぎに、操作部材1の設定状態を確実に読み取ることのできる第3の実施例に
ついて、第7図のフロ―チャ―トに沿って説明する。 第1図、第2図(a)および(b)の構成は第1の実施例と同様である。 まず、第1の実施例と同様に、ヘッドキャリッジ6が移動を開始するとともに
、制御回路3から一定周期のパルス信号が出力され、このパルス数がカウンタ5
でカウントされ、ヘッドキャリッジ6の位置が検出される(ステップ")。 つぎに、ヘッドキャリッジ6がPonの位置にきたときに、この位置における光
センサ2の出力値V1'を検出し、つづいて、ヘッドキャリッジ6がPofの位置に
きたときに、この位置における光センサ2からの出力値V2'を検出する(ステッ
プ")。 つぎに、出力値V1'とV2'とを比較し、V1'>V2'であれば、制御回路3によ
り、操作部材1はPonの位置に設定されていると判定される(ステップ")。 いま、ヘッドキャリッジ6の各位置における光センサ2からの出力値が第8図示
のようであるとする。この場合はV1'>V2'であるので、操作部材1はPonの位
置に設定されていると判定される。 つぎに、V1'>V2'でなくV1'<V2'である場合は、制御回路3により、操作
部材1はPoffの位置に設定されていると判定される(ステップ")。 また、V1'>V2'でもV1'<V2'でもない場合、すなわちV1'=V2'である場
合は、操作部材1の設定状態が判定不能としてブザ―音等によりエラ―報知され
る(ステップ")。 以上のように、特定位置PonとPoffにおける光センサ2からの出力値が検出
され、その大きい方の位置を操作部材1の設定位置として読み取るものである。 なお、上記各実施例においては、操作部材1をスライドさせることによって設
定を行なったが、これに限るものではなく、例えば、表面を反射面とした粘着シ
ールを所望の位置に貼付し、その位置によって設定を行なうようにしてもよいし
、バ―1a上に筆記具等でマ―キングを施し、その位置を読み取るようにしても
よい。また、上記各実施例においては、操作部材1の設定位置をPonとPoffの
2ヶ所としたが、これに限らず3ヶ所以上とし、それぞれの設定位置で異なる内 容を設定するようにしても良い。 また、上記各実施例においては、操作部材1の設定位置をPonとPoffの2ヶ
所としたが、これに限らず3ケ所以上とし、それぞれの設定位置で異なる内容を
設定するようにしてもよいし、操作部材の検出対象が特定位置にあるかないかに
よって所望の設定、例えばプリンタの2種類のバ―ジョンのいずれかの選択設定
等するようにしてもよい。 また、上記第2の実施例では、中点位置Pmと特定位置PonおよびPoffとを
比較したが、PonとPoffの中点位置を特定位置として予め設定しておき、P1
とP2の中点位置Pmがその特定位置より大きいか否かによって操作部材1の設
定状態を判定するようにしてもよい。 [効果] 本発明によれば、単一の光センサからの複数の設定位置における出力信号レベ
ルの大小を比較し、その比較により検出対象の設定位置を判定するため、光セン
サの感度等のばらつきや明るさ、温度等の環境変化があっても、検出精度に影響
がなく、正確な検出が行える。つまり光センサのばらつきや環境変化などは、光
センサからの各出力に均等に反映されるため、結果的に相殺され、影響を受けな
いのである。同じ理由から、検出対象にばらつき(例えば、反射率のばらつき)
があっても影響を受けない。このような検出対象の設定位置の判定結果に基づい
て印字品質、印字フォント等の印字ヘッドの位置と直接関係のない内容の1つを
設定するので、光センサのばらつきや環境変化の影響を受けずに誤設定なく正確
なプリンタの設定が行える。 しかも検出対象は極めて簡単な構成のもので済み、構成が簡素化され、装置の
小型化及びコストダウンが実現できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を用いたプリンタの一実施例を示したブロック図、第2図(a
)は第1図のプリンタの斜視図、同図(b)は同図(a)要部を示した斜視図、
第3図、第6図および第7図は第1図の動作を説明するためのフロ―チャ―ト、
第4図、第5図および第8図は第1図の動作を説明するための説明図である。 1…操作部材 2…光センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 プリンタの印字ヘッドの移動に伴って移動する光センサの移動
    方向における複数の設定位置のいずれかに検出対象を設定し、上記光センサを移
    動させながら上記設定位置のそれぞれで上記光センサの出力を読み取り、上記複
    数の設定位置における上記光センサの出力信号レベルの大小を比較し、その比較
    により上記検出対象の設定位置を判定し、その判定結果に基づいて印字品質、印
    字フォント等の上記印字ヘッドの位置に直接関係のないプリンタの所望の内容の
    1つを設定することを特徴とするセンサによる設定方法。 【請求項2】 プリンタの印字ヘッドの移動に伴って移動する光センサの移動
    方向における複数の設定位置のいずれかに検出対象を設定し、上記光センサを移
    動させながら上記各設定位置における上記光センサの出力を読み取り、上記光セ
    ンサからの出力信号が所定レベル以上となる範囲の中点位置が、上記検出対象の
    各設定位置のどれに最も近いかを判定し、この最も近い設定位置を上記検出対象
    の設定位置として判定し、その位置に基づいて印字品質、印字フォント等の上記
    印字ヘッドの位置に直接関係のないプリンタの所望の内容を設定することを特徴
    とするセンサによる設定方法。

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10705215B2 (en) Distance measurement apparatus, and method of measuring distance
US7903263B2 (en) Position detection sensor
JP3822824B2 (ja) 媒体検知方法および装置ならびに印字装置
US6348697B1 (en) Media detection method and device
JP2717138B2 (ja) センサによる設定方法
US4958069A (en) Apparatus for detecting presence or absence of recording medium in printer
JP2717138C (ja)
US10379192B2 (en) Scheme capable of calibrating value of sampling precision of optical sensor for tracking
JP2000088530A (ja) 物体の寸法を測定する装置および方法
JPH0714268Y2 (ja) 給紙カセットの種別検出装置
JP2942906B2 (ja) 電子レベル装置
KR100577713B1 (ko) 하나의 광센서를 이용하여 여러 상태를 감지할 수 있는화상형성장치 및 그의 감지방법
US20060239748A1 (en) Automatic identification system and method for printer recordable media
JPH0485241A (ja) スライスレベル設定装置
KR102611683B1 (ko) 폴리곤 미러 스캐너
JP2788905B2 (ja) 用紙検出装置
JP2004059179A (ja) 検出装置、記録装置及び記録媒体の検出方法
EP1860407A2 (en) Optoelectronic measuring device
JP2000182302A (ja) 磁気テープライブラリ装置および磁気テープドライブに対するアクセッサ位置決め制御方法
JPH0733288A (ja) 可動物の停止位置制御装置
JP2000335034A (ja) 穴コード読み取り装置
KR101058012B1 (ko) 화상형성시스템에 있어서 용지사이즈 인식방법 및 이를 구비한 화상형성장치
JPH03138254A (ja) 紙葉体検出装置
JP2002334492A (ja) リールパルス検出装置
JPH11304451A (ja) 紙葉類認識装置