JP2716950B2 - 整髪用くし - Google Patents

整髪用くし

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JP2716950B2 JP17834095A JP17834095A JP2716950B2 JP 2716950 B2 JP2716950 B2 JP 2716950B2 JP 17834095 A JP17834095 A JP 17834095A JP 17834095 A JP17834095 A JP 17834095A JP 2716950 B2 JP2716950 B2 JP 2716950B2
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幸男 中田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は整髪用くしに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整髪における髪の切断方法とし
て、先ず、右手の指で平板状の整髪用くしを挟持してそ
のくしを頭髪に入れて若干頭髪をすき、そのくしを頭髪
に入れた状態でくしの裏側の髪束を左手の指で挟み保持
し、次で右手に持っていたくしを左手の指間に入れてそ
の指で挟持し、次で、右手の指に持っていた鋏で、上記
のように左手の指で挟持していた髪束を、左手の指の前
側部において切断し、次で、左手の指に挟持していたく
しを、鋏を持っている右手に持ち替え、以後、上記の作
業をくり返して整髪する方法がある。
【0003】このような整髪作業に使用される整髪用く
しは、図6に示すように、くし本体11の長手方向の一
方の半分に荒目のくし歯12を、他方の半分に細かい目
のくし歯13を、連続的に形成したのみの平板状のもの
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のような、全
長に亘ってくし歯のみが形成されているものにおいて
は、上記のように左手でくしを持つ場合に、例えば左手
の親指と人差し指間にくしを入れてその親指と人差し指
で挟み持つ必要がある。
【0005】ところで、職業として整髪する場合には、
上記の整髪作業を長時間に亘って行うことから、上記の
ような親指と人差し指によるくしの挟持とその解除のく
り返しの作業が長時間に亘って頻繁に行われる。
【0006】そのため、くしを挟持する指の疲労が高く
なる上に、指の疲労により、また身体の疲労と相まって
上記のようなくしの挟持力が低減し、くしを床へ落とす
回数が多くなる。このように、くしを落とすと、その都
度新しいくしに交換して使用しなければならない上に落
としたくしを消毒しなければならない問題がある。
【0007】そこで本発明は、上記の問題を解消する整
髪用くしを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記の課題
を解決するために、請求項1記載の発明は、左右にくし
歯(5、6)を有する位置に、手の指の付け根間部(9
d)に嵌合する落下防止用凹部(2)を形成したことを
特徴とするものである。
【0009】本発明においては、整髪中に、くし本体
(1)を手の指間に保持する場合、そのくし本体(1)
に形成した落下防止用凹部(2)を、指の付け根間部
(9d)に嵌合することにより、その凹部(2)の一方
の側面が指の付け根間部(9d)の上面に係止される。
そのため、そのくし本体(1)を指で軽く押さえるのみ
で、くし本体(1)の落下を確実に防止できる。
【0010】請求項2記載の第2の発明は、上記落下防
止用凹部(2)を、くし本体(1)の左右方向の中央部
に形成したものである。本発明においては、上記のよう
に、落下防止用凹部(2)を指の付け根間部(9d)に
嵌合した場合に、その凹部(2)がくし本体(1)の左
右方向の中央部に形成されているため、くし本体(1)
がバランス良く保持される。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、上記落下防
止用凹部(2)を、くし歯(5、6)を形成した側に設
けたものである。本発明においては、くし歯を下向きに
して右手に持ったくし本体(1)を、左手の指の付け根
間部(9d)に嵌合する場合に、くし本体(1)をその
ままの姿勢で、すなわちくし歯を反転することなく下向
きにしたままの状態で嵌合操作ができ、その嵌合操作が
容易で速やかに行える。
【0012】請求項4記載の発明は、上記落下防止用凹
部(2)が、その底面(2a)を円弧状の凹面に、開口
側の両側面(2b、2c)を外方に向かって拡開する円
弧面にして形成されているものである。
【0013】本発明においては、落下防止用凹部(2)
を指の付け根間部(9d)に嵌合する場合に、拡開した
両側面(2b)(2c)を案内として容易に嵌合でき、
また嵌合状態では、底面(2a)が円弧状の凹面である
ので、その全面が指の付け根間部(9d)に接触して嵌
合するので、その接触摩擦抵抗面が多くなり、くしの落
下を一層防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図1乃至図4に示す本発明の
第1実施例について説明する。1は整髪用くしの本体
で、合成樹脂や金属材料により平板状で細長く形成され
ている。
【0015】2は落下防止用凹部で、本体1の長手方向
の中央部において、くし歯の歯先側が開口する略半円形
で、かつ本体1の表裏に貫通して形成されている。更
に、該落下防止用凹部2の窪み形状は、図2に拡大図示
するように、底面2aを円弧状の凹面、すなわち、凹部
2の内側を中心とする略半円状面とし、両側面2b、2
cを外方に向ってに拡開する円弧面、すなわち、凹部2
の外側を中心とする円弧面に形成し、開口部が外側へ拡
開する形状に形成されている。
【0016】更に、この落下防止用凹部2は、例えば図
4に示すように、左手9の親指9aと人差し指9bの付
け根間部9dにおける表裏間に沿ってほぼ一ぱいに嵌合
する形状に形成されるもので、例えば底面2aの半径R
1 を約15mmに、両側面2b、2cの半径R2 を約25
mmに、開口幅Dを約30mmに形成する。また、深さH 1
は、くしの大きさにより異なるが、凹部2を形成した残
りの本体部1aの強度が所定の強度を維持するように可
能な限り深くしてそのくしの落下を防止するもので、例
えばくしの幅H2 が28mmのものにおいてはH1 を11
mmとする。すなわち、凹部2の深さを、くし歯の根元付
近までにすれば、くしの強度を従来のものより低減する
こともなく、また、くしの落下防止上からも十分であ
る。
【0017】図中、5、6は上記落下防止用凹部2の左
右に形成したくし歯で、左側のくし歯5は荒く、右側の
くし歯6は細く形成されている。次に上記本発明のくし
を使用して整髪する操作について、図4により説明す
る。
【0018】整髪作業は上記従来と同様の作業である
が、くし本体1の持ち方が異なる。先ず、図4の状態で
はないが、くし本体1を右手7で挟持してそのくし歯5
又は6を下向きにして頭髪に入れ若干頭髪をすく。次
で、そのくし歯5又は6を頭髪に入れた状態でくし本体
1の裏側の髪束8を図4に示すように左手9の人差し指
9bと中指9cで挟み保持する。
【0019】次で右手7に持っていたくし本体1の落下
防止用凹部2を、図4に示すように左手9の親指9aと
人指し指9bの付け根間部9dに嵌合し、そのくし本体
1を親指9aで軽く押さえて保持する。この嵌合時に
は、落下防止用凹部2の両側面2b、2cが円弧状に拡
開しているため、その嵌合操作が容易に行える。
【0020】上記のように嵌合することにより、落下防
止用凹部2の内周面が指の付け根間部9dの表裏方向面
に沿って嵌合し、その落下防止用凹部2における上側に
位置した片3又は4が指の付け根間部9dの表側に係止
し、くし本体1の落下が防止される。したがって、親指
9aでくし本体1を軽く押さえるのみで、くし本体1を
確実に保持でき、くし本体1は落下しない。そのため、
くし本体1の挟持とその解除のくり返しの作業を長時間
に亘って頻繁に行っても、前記従来のように親指と人差
し指の挟み力のみでくし本体を保持する場合に比べて、
指の疲労が極めて少なくなる。
【0021】次で、図4に示すように、右手7の指で持
っていた鋏10で、上記のように左手9の人差し指9b
と中指9cで挟持していた髪束8を、左手9の人差し指
9bと中指9cの前側部において切断する。
【0022】次で、左手9に挟持していたくし本体1
を、鋏10を持っている右手7に持ち替え、以後、上記
の作業をくり返して整髪する。図6は本発明の第2実施
例を示すもので、上記実施例における落下防止用凹部2
をくし本体1の左右方向の中央部において、くし歯側と
反対側である背側に形成したものである。
【0023】本第2実施例においても、その落下防止用
凹部2を上記第1実施例で説明したように、指の付け根
間部9dに嵌合することにより、上記第1実施例と同様
にそのくし本体1の落下を防止でき、同様の作用、効果
を発揮できる。
【0024】尚、第2実施例に比べて上記第1実施例の
ように落下防止用凹部2をくし歯側に形成した場合に
は、上記のように、くし歯を下向きにして右手に持って
いたくし本体1を左手の指間に嵌合する場合に、そのく
し歯の向きを変えることなく嵌合作業が容易にかつ速や
かにできる利点がある。
【0025】更に、該第2実施例と比較して上記第1実
施のものにおいては、背の面1bが従来と同様に直線に
形成できるので、凹部2の形成にかかわらず、背の面1
bに指を摺動させながら整髪する作業が何等支障なく行
える。
【0026】これに対し、第2実施例においては、上記
のような指の摺動は制限されるものの、くし歯5、6を
くし本体1の左右方向の全長に亘って形成できる。尚、
上記落下防止用凹部2は、くし本体1の左右方向の中央
より左又は右に若干ずれた位置に形成してもよい。すな
わち、左右にくし歯を有する位置に設ければよく、必ず
しも中央に設ける必要はない。しかし、上記図に示すよ
うに凹部2を中央に設けた場合には、くし本体1を指間
に嵌合した場合に、くし本体1が、その中央でバランス
よく支持され、くしの落下防止がより一層良好になる。
尚、上記図4に基づく説明では、くしを親指と人差し指
間に嵌合する場合の説明であるが、くしをその他の指の
付け根間部に嵌合してもよい。また、左利きの場合で左
手で鋏を持つ場合には、くしを右手の指の付け根間部に
嵌合する。
【0027】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、落下防止用凹部が指の付け根間部に係止
するため、くし本体を指で軽く押さえるのみで落下を確
実に防止できる。更に、従来に比べてくし本体を保持す
るための指の力が極めて少なくてよいため、指の疲労も
極めて少なくなり、指の疲労から生じるくしの落下も極
めて少なくなる。したがって、整髪中に使用しているく
しが床に落下して被整髪者に不快感を与えることも少な
くなり、更に落下したくしの交換や消毒を行う回数、手
間も少なくできる。更に、くしを保持する指に高い保持
力を負担させないため、その分、同じ手側で頭髪を挟持
する指の挟持力を高めることができ、良好な整髪ができ
る。
【0028】請求項2記載の発明によれば、更に、くし
をバランス良く保持できるため、上記請求項1記載の発
明の効果をより一層高めることができる。請求項3記載
発明によれば、更に、落下防止用凹部を指の付け根間部
に嵌合する操作が、くしの向きを変えることなく容易に
かつ速やかに行え、整髪作業を容易にする。
【0029】請求項4記載の発明によれば、落下防止用
凹部の開口側が円弧面で拡開していることにより、その
凹部の嵌合が容易に行え、かつ、底面の円弧面によっ
て、嵌合状態でのくしの落下を一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す正面図。
【図2】 同じく落下防止用凹部の部分を示す拡大正面
図。
【図3】 図2のA−A線断面図。
【図4】 使用状態を示す斜視図。
【図5】 本発明の他の実施例を示す正面図。
【図6】 従来のくしを示す正面図。
【符号の説明】
1…くし本体 2…落下防止用凹部 2a…底面 2b、2c…両側面 5、6…くし歯

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右にくし歯を有する位置に、手の指の
    付け根間部に嵌合する落下防止用凹部を形成したことを
    特徴とする整髪用くし。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の落下防止用凹部を、くし
    本体の左右方向の中央部に形成した整髪用くし。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の落下防止用凹部
    を、くし歯を形成した側に設けた整髪用くし。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2又は3記載の落下防止用
    凹部が、その底面を円弧状の凹面に、開口側の両側面を
    外方に向かって拡開する円弧面にして形成されている整
    髪用くし。
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