JP3035381U - カット用櫛 - Google Patents

カット用櫛

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JP3035381U
JP3035381U JP1996005511U JP551196U JP3035381U JP 3035381 U JP3035381 U JP 3035381U JP 1996005511 U JP1996005511 U JP 1996005511U JP 551196 U JP551196 U JP 551196U JP 3035381 U JP3035381 U JP 3035381U
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裕二 木目田
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裕二 木目田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 櫛により毛髪を梳すだけでなく、カット予定
位置までシェーピングすることができ、指で毛髪を挟み
替えることなくそのまま鋏を用いてカットすることがで
きるカット用櫛を提供する。 【解決手段】 櫛の長手方向に中空の空洞部を有し且つ
開口部を有する親櫛と、前記空洞部内に滑動自在に収納
される子櫛とから成り、子櫛を前記親櫛の開口部におい
てスライドさせ、親櫛により梳した毛髪を子櫛の櫛歯に
より挟むことができるカット用櫛。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、理美容に使うカット用櫛器具に関するもので、毛髪を指で挟んでカッ トする技術に代えて、櫛が、梳かすだけでなく、髪を挟んでカツト予定位置まで 、シェイピングでき、そのまま指で挟む事なしに、鋏でカットできる。熟練を要 するカット技術を、正確に短時間でこなせることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
理美容師は、ふつう右手に鋏と櫛をもち、櫛で幅1センチ、横6センチ程の毛束 をすくい、数回梳かして、左指に挟み込んでから、右手の櫛を左親指に持ち替え て、右手の鋏でカットする。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
指で毛髪を挟める長さは5から6センチが限度で、例えば、おかっぱの前髪を1 2センチ切りそろえるとすれば、2から3回持ち替えてカットする。しかも指の 形は定規のように平らでない。結果、でこぼこしたり、左右の長さが違ったりし やすいので、熟練を要するし、時間もかかる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の第1は、柄付き櫛の内部を鞘状の中空にした親櫛に、小振りの柄付き 子櫛を収納して、親櫛柄の開口部より子櫛柄の操作で毛髪を挟み込めるようにし た。 本考案の第2は、前記第1のカット用櫛器具の、親櫛の各櫛歯を中太にし、子 櫛の各櫛歯を親櫛歯の一番太い箇所を境に上部を平らに切りとった形状にした。 本考案の第3は、前記第1のカット用櫛器具において鉤櫛の櫛歯を柄方向に鍵 状に折り、鉤櫛支持バー左右端部突出部・中央部突出部に誘導バーを介在させ、 鉤櫛が柄方向にスライド直後、誘導バー各坑の斜め溝に押し込む、スライドブロ ックを設けた。 本考案の第4は、柄付き櫛の各櫛歯根本を支持体より幅方向右側に半分突き出 たa櫛、アタッチメント柄付き櫛の各櫛歯根本を支持体より幅方向左側に半分突 き出たb櫛を手をあわすように組み合わせたものである。 本考案の第5は、前記第4の考案に関わるカット用櫛において、a櫛の各櫛歯 先端は柄方向に鉤状に折れて上部は、平らである。b櫛の各櫛歯先端は、a櫛歯 の鉤状に折れた上部平面に被さるように、つきだしている。また、b櫛の柄側反 対方向の櫛歯側面にはa櫛の鍵状先端歯が食い込む溝がついている。
【0005】
【作用】
上記の手段による基本作用は次の通りである。毛髪の根本より、櫛歯を通し柄の 開口部より覗くもう一方の柄をスライドすると各親櫛歯内より子櫛歯がとびだし 一定量の毛髪を分けとり隣接の親櫛におしつける。子櫛と親櫛は根本が搾られて いるので毛髪はハの字状に交差してくる左右の櫛歯側面によって各櫛歯根本に握 りこまれる。スライドを加減しながら、毛先方向にずらすと毛束を逃がすことな くシェーピングしカット予定の位置で停止し、用意した鋏を器具側面にあてがい ながらカットする。 第2の作用は、前記使用動作は同じだが、母櫛内の鉤櫛歯が、誘導バーのスラ イドに連動し柄方向に数ミリ移動し隣の母櫛内に先端を潜らせて毛髪を分け取り 後、スライドブロックにさえぎられ、誘導バー坑より誘導溝に鉤櫛支持バー突出 部が移動し、各鉤櫛歯は各櫛歯根本に誘導されて毛髪をくわえ込む。 第3の作用は、第1の使用動作と同じだが、b櫛に重なったa櫛が、柄方向に スライドしa櫛歯の鍵状に折れた先端部がb櫛の向かい合った側面の溝に食い込 み、毛髪を遮断する
【0006】
【実施例】
次に本考案の理美容に用いるカット用櫛器具の実施例を図面を以て説明する。 図において、1は親櫛歯、2は親櫛柄、3は親櫛柄開口部、4は櫛体・支持バ ー・開口部付き柄を総称して親櫛、5は毛髪を親櫛と矜持する子櫛歯、6は子櫛 体をスライドする、開口部より覗く子櫛柄、7は親櫛に収納された櫛体・支持バ ー・柄を総称して子櫛を示す 8は櫛体・支持バー・開口部付き柄を総称して母櫛、9は母櫛歯、10は母櫛 柄、11は母櫛柄開口部、12は鉤櫛の支持バー、13は鉤櫛歯、14は鉤櫛体 支持バー突出部、15は鉤櫛支持バーの誘導坑、16は誘導坑に付属した誘導溝 、17は鉤櫛支持バーを誘導溝に押し込むスライドブロック、18は母櫛柄にの びた誘導バーをしめす。 19はa櫛歯の上部を覆うb櫛歯、20はアタッチメント付きb櫛柄、21は a櫛の柄が覗くb櫛柄の開口部、22は鉤状のa櫛歯、23はa櫛支持バー、2 4はスライド操作するa櫛柄、25はa櫛体・a柄・a支持バーを総称してa櫛 、26はb櫛支持バー、27はb櫛体・アタッチメント付きb櫛柄・b支持バー を総称してb櫛、28はa櫛歯が食い込むb櫛溝を示すものである。
【0007】
【具体的なカット作業例】
上記の実施例に基づく具体的なカット作業例を説明する。請求項1、請求項3、 請求項4の各タイプ共、作業方法は同一であるので、請求項1の櫛を以て説明す る。最も真価を発揮する、目のふち迄下ろした前髪カットの作業例を示す。前髪 の根本より本考案の櫛を差込、親櫛柄開口部の子櫛柄を櫛体より柄方向にずらす と、各親櫛より子櫛が隣の親櫛に向けスライドし、子櫛と親櫛がハの字状に交差 して毛髪を各櫛歯根本にくわえこむ。そのまま毛先に向けカット予定位置までず らす事により、毛髪を逃がす事なく適度にシェーピングされたカット面が設定さ れる。用意した鋏で櫛よりはみ出た毛先をカットする。
【0008】
【考案の効果】
上述の様に、本考案のカット様櫛器具は前髪等の広い幅をカットするさい、従来 の指で挟む方法では、2から3回持ち替えてカットするところを、1回ですます ことができる。しかも、毛髪を指で持ち替えるたびに、でこぼこしたりカットラ インが斜めになりやすいが、一回で長い髪幅を矜持でき、器具を定規に見立てて 、真っ直ぐにカットすることが可能である。作業時間も短縮し理美容師の労働の 軽減につながる。
【提出日】平成8年9月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、理美容に用いるカット用櫛に関するものである。更に詳しくは、毛 髪を梳すだけでなくカット予定位置までシェイピングでき、指で毛髪を挟み替え ることなくそのまま鋏を用いてカットできるカット用櫛に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来理美容師は、右手に鋏と櫛を持ち、先ず櫛を用いて縦幅約1cm、横幅約 6cm程度の毛束をすくい、数回櫛により毛束を梳した後毛束を左指に挟み込み 、右手に持っていた櫛を左親指に持ち替えた後、右手の鋏により毛髪をカットし ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
指により毛髪を挟める長さは5cm〜6cmが限度であり、例えばおかっぱ頭 の前髪を12cm切り揃えるためには、普通2〜3回前髪を持ち替えてカットし なければならなかった。しかも指の形状は定規のように平坦でないため、結果と して凸凹したり、左右の前髪の長さが揃わないという欠点ががあり、熟練を必要 とするばかりでなく、時間もかかるという問題があり、その改善が望まれていた 。
【0004】 本考案は、櫛により毛髪を梳すだけでなく、カット予定位置までシェーピング することができ、指で毛髪を挟み替えることなくそのまま鋏を用いてカットする ことができるカット用櫛を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、本考案に係るカット用櫛は次のよう に構成したことを特徴とする。即ち、本考案の第1考案は、櫛の長手方向に中空 の空洞部を有し、且つ開口部を有する親櫛と、前記空洞部内に滑動自在に収納さ れる子櫛とから成り、子櫛を前記親櫛の開口部において操作スライドさせ、親櫛 により梳した毛髪を子櫛の櫛歯により挟むことを特徴とし、更に、毛髪を挟む親 櫛の櫛歯の片面に湾曲する凹面を形成させ、対向する子櫛の櫛歯面にも湾曲する 凹面を形成させることにより、挟んだ毛髪を親櫛の胴部方向へ押圧できることを 特徴とする。 また、本考案の第2考案は、櫛の長手方向に中空の空洞部を有し、且つ櫛の柄 部にはスライドバーのみを挿入できる空洞部を有し、且つスライドバーを操作で きる開口部を有する親櫛と、前記空洞部内に滑動自在に収納される子櫛と、スラ イドバーとから成り、子櫛は鉤歯と突起部を有し、スライドバーは前記子櫛の突 起部を滑動自在に係合する斜め方向の溝部を有し、子櫛とスライドバーとを組み 合わせて前記親櫛の中空の空洞部に挿入し、スライドバーを操作スライドさせる ことにより子櫛の鉤歯が水平方向および垂直方向に移動し、親櫛により梳した毛 髪を挟むことを特徴とする。 また、本考案の第3考案は、親櫛と、子櫛とから成り、親櫛は櫛の長手方向に 子櫛の胴部を載置スライドさせる底部と、子櫛の柄部を滑動自在に挿入できる中 空の空洞部と、前記子櫛の柄部をスライドさせる開口部とを有すると共に、親櫛 の櫛歯の片側には子櫛の鉤歯の先端部を挿入させる凹部と、他側には前記子櫛の 鉤歯の背面部を受け入れる凹部とを設け、子櫛の柄部を親櫛の柄部の中空の空洞 部に挿入すると共に子櫛の胴部を親櫛の底部に載置させ、子櫛を操作スライドさ せて親櫛により梳した毛髪を子櫛の鉤歯により挟むことを特徴とする。
【0006】
【考案の実施の形態】 以下、本考案に係るカット用櫛の実施の形態を図面を参照して詳述する。 図1は本考案の第1実施例に係るカット用櫛の正面図、図2は図1のカット用 櫛の子櫛の柄部を指でスライドさせ毛髪を挟む状態を示す説明図、図3は図1の A−A線断面図、図4は本発明の第2実施例に係るカット用櫛の正面図、図5は 図4のカット用櫛のスライドバーの柄部を指でスライドさせることにより、子櫛 の鉤歯が毛髪を挟み込む状態を示す説明図、図6(a)は図4のB−B線断面図 、図6(b)は図4のC−C線断面図、図7は本発明の第3実施例に係るカット 用櫛の正面図、図8(a)は図7のD−D線断面図、図8(b)は図7のE−E 線断面図である。 図において1は親櫛の櫛歯、1aは親櫛の端部の櫛歯、1bは親櫛の柄部、1 cは親櫛の胴部、1dは親櫛の開口部、2は子櫛の櫛歯、2aは子櫛の端部、2 bは子櫛の柄部、2cは子櫛の胴部、3は親櫛の櫛歯、3aは親櫛の端部の櫛歯 、3bは親櫛の柄部、3cは親櫛の胴部、3dは親櫛の開口部、4は子櫛の鉤歯 、4aは子櫛の端部、4bは子櫛の柄部、4cは子櫛の胴部、4dは子櫛の突起 部、5はスライドバー、5aはスライドバーの端部、5bはスライドバーの柄部 、5cはスライドバーの溝部、6は親櫛の櫛歯、6aは親櫛の端部の櫛歯、6b は親櫛の柄部、6cは親櫛の胴部、6dは親櫛の開口部、6eは親櫛の凹部、6 fは親櫛の底部、7は子櫛の鉤歯、7aは子櫛の端部、7bは子櫛の柄部、7c は子櫛の胴部、7dは鉤歯先端部を示す。
【0007】 図1乃至図3は本考案に係る第1実施例を示す。第1実施例に於て、カット用 櫛は、櫛の長手方向に中空の空洞部を有する親櫛と、親櫛の空洞部内に滑動自在 に収納された子櫛とから構成される。図3は親櫛の端部の櫛歯1aの空洞部より 挿入される子櫛の端部2aが覗いている状態を示している。子櫛の柄部2bが挿 入される親櫛の柄部1bには開口部1dが設けられているので子櫛の柄部2bを 指により簡単にスライド操作することができる。 第1実施例のカット用櫛の使用に際しては、先ず図1に示す如く子櫛の櫛歯2 が親櫛の櫛歯1同士の間隙を妨害しない状態として毛髪を毛髪の根本より梳す。 次に子櫛を指で引き子櫛をスライドさせると図2に示す如く子櫛の櫛歯2が親櫛 の櫛歯1に設けられた空洞内をスライドし毛髪を挟み込むことができる。また、 毛髪を挟み込む親櫛の櫛歯1の根本部分は湾曲する凹面が形成されており、毛髪 を挟み込む子櫛の櫛歯2にも湾曲する凹面が形成されているため、挟み込んだ毛 髪を櫛の根本方向へ押圧することができる。このように毛髪を挟み込んだ後、毛 先方向へずらし、カット予定位置で停止し、用意した鋏をカット用櫛の側面にあ てがいながら奇麗に毛髪をカットすることができる。
【0008】 図4乃至図6は本考案に係る第2実施例を示す。第2実施例において、カット 用櫛は、櫛の長手方向に中空の空洞部を有する親櫛と、親櫛の柄部3b近傍の親 櫛の端部の櫛歯3aに至るまで親櫛の空洞部内に滑動自在に収納された子櫛と、 親櫛の柄部3b内部まで親櫛の空洞部内に滑動自在に収納されたスライドバー5 とから構成される。 第2実施例のカット用櫛の使用に際しては、先ず図4に示す如く子櫛の鉤歯4 が親櫛の櫛歯3同士の間隙を妨害しない状態として毛髪を毛髪の根本より梳す。 次にスライドバー5を指で引き子櫛をスライドさせると図5に示す如く子櫛の鉤 歯4が親櫛の柄部3b方向へスライドするが、親櫛の柄部3b近傍の親櫛の端部 の櫛歯3aには図6(b)に示す如く子櫛を通す空洞が設けられていないため、 子櫛の柄部4bは前記親櫛の端部の櫛歯3aの基部に当接し停止する。しかしな がら、更にスライドバー5を引くと、子櫛の胴部4cに設けられている子櫛の突 起部4dが図6(a)に示す如くスライドバー5に斜めに設けられたスライドバ ーの溝部5cに滑動自在に嵌合しているため、子櫛の突起部4dは更に下方へス ライドすることができ、それに伴い子櫛の鉤歯4も下方へスライドし毛髪を強固 に挟み込むことができる。このように毛髪を挟み込んだ後、毛先方向へずらし、 カット予定位置で停止し、用意した鋏をカット用櫛の側面にあてがいながら奇麗 に毛髪をカットすることができる。
【0009】 図7乃至図8は本考案に係る第3実施例を示す。第3実施例において、カット 用櫛は、親櫛と子櫛とから成り、親櫛は図8(a)に示す如く櫛の長手方向に子 櫛の胴部7cを載置スライドさせる親櫛の底部6fと、図8(b)に示す如く子 櫛の柄部7bを活動自在に挿入できる中空の空洞部と前記子櫛の柄部7bを指で スライドさせる親櫛の開口部6dとを有すると共に、親櫛の櫛歯6の片側には子 櫛の鉤歯7の先端部を挿入させる親櫛の凹部6eと、他側には前記子櫛の鉤歯7 の背面部を受け入れる凹部とを設け、子櫛の柄部7bを親櫛の柄部6bの中空の 空洞部に挿入すると共に子櫛の胴部7cを親櫛の底部6fに載置させ、子櫛の柄 部7bを前記親櫛の開口部6dにおいて指でスライドさせ、親櫛により梳した毛 髪を子櫛の鉤歯7により挟むことができるカット用櫛である。 第3実施例においては、親櫛の櫛歯6には子櫛の鉤歯7を通す空洞が設けられ ていないため、子櫛の鉤歯7は隣接する親櫛の櫛歯6間をスライドするだけであ る。 第3実施例のカット用櫛の使用に際しては、先ず図7に示す如く子櫛の鉤歯7 の背面部を親櫛に設けられた凹部にスライドさせておき、親櫛の櫛歯6同士の間 隙を妨害しない状態として毛髪を毛髪の根本より梳す。なお、親櫛に設けられた 凹部に子櫛を常時スライドさせておく手段として、子櫛をスプリング等により常 時親櫛の凹部方向へ付勢させておくことができる。その後子櫛の柄部7bまたは 他の部位を指で引くと、子櫛の鉤歯7は親櫛の柄部6b方向へスライドし、子櫛 の鉤歯7の鉤歯先端部7dは親櫛の櫛歯6に設けられている親櫛の凹部6eに挿 入することにより、毛髪を強固に挟み込むことができる。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係るカット用櫛は上記の如く構成されているため、次のような顕著な 効果を奏する。 1)熟練を必要とせず、所望の位置において奇麗に毛髪をカットすることがで きる。 2)前髪等の広い幅をカットする際、従来の指で挟む方法では2〜3回指で持 ち替えてカットする必要があったが、本実施例のカット用櫛を用いることにより 1回ですますことができ、作業能率を向上させることができる。 3)前髪等の広い幅をカットする際、従来の指で挟む方法ではカットラインが 凸凹したり、斜めになり易く、何度もカットする必要があったが、本実施例のカ ット用櫛を用いることにより1回ですますことができ、このような面からも作業 能率を大幅に向上させることができる。 4)比較的に簡単な構成であり、安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の請求項1記載の方式によるカット用櫛
の実施例を示す正面図である。
【図2】図1における一部欠断面図である。
【図3】本考案の請求項3記載の方式によるカット用櫛
の一実施例を示す正面図である。
【図4】図3における一部欠断面図である。
【図5】本考案の請求項4記載の方式によるカット用櫛
の一実施例を示す正面図である。
【図6】図5における一部欠断面図である。
【符号の説明】
1 親櫛歯 2 親櫛柄 3 親櫛柄の開口部 4 親櫛 5 子櫛歯 6 子櫛柄 7 子櫛 8 母櫛 9 母櫛歯 10 母櫛柄 11 母櫛柄開口部 12 鉤櫛支持バー 13 鉤櫛歯 14 鉤櫛支持バー突出部 15 誘導バー坑 16 誘導バー溝 17 スライドブロック 18 誘導バー 19 b櫛歯 20 b櫛柄 21 b櫛柄開口部 22 a櫛歯 23 a櫛支持バー 24 a櫛柄 25 a櫛 26 b櫛支持バー 27 b櫛 28 b櫛溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 カット用櫛
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るカット用櫛の正面
図。
【図2】図1のカット用櫛の子櫛の柄部を指でスライド
させ毛髪を挟む状態を示す説明図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】本考案の第2実施例に係るカット用櫛の正面
図。
【図5】図4のカット用櫛のスライドバーの柄部を指で
スライドさせることにより、子櫛の鉤歯が毛髪を挟み込
む状態を示す説明図。
【図6】(a)は図4のB−B線断面図。 (b)は図4のC−C線断面図。
【図7】本考案の第3実施例に係るカット用櫛の正面
図。
【図8】(a)は図7のD−D線断面図。 (b)は図7のE−E線断面図。
【符号の説明】 1 親櫛の櫛歯 1a 親櫛の端部の櫛歯 1b 親櫛の柄部 1c 親櫛の胴部 1d 親櫛の開口部 2 子櫛の櫛歯 2a 子櫛の端部 2b 子櫛の柄部 2c 子櫛の胴部 3 親櫛の櫛歯 3a 親櫛の端部の櫛歯 3b 親櫛の柄部 3c 親櫛の胴部 3d 親櫛の開口部 4 子櫛の鉤歯 4a 子櫛の端部 4b 子櫛の柄部 4c 子櫛の胴部 4d 子櫛の突起部 5 スライドバー 5a スライドバーの端部 5b スライドバーの柄部 5c スライドバーの溝部 6 親櫛の櫛歯 6a 親櫛の端部の櫛歯 6b 親櫛の柄部 6c 親櫛の胴部 6d 親櫛の開口部 6e 親櫛の凹部 6f 親櫛の底部 7 子櫛の鉤歯 7a 子櫛の端部 7b 子櫛の柄部 7c 子櫛の胴部 7d 鉤歯先端部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄付き櫛だが、柄・櫛体支持バー底面お
    よび櫛体先端部のみ接続した鞘状に中空になった親櫛
    (4)内部には、小振りの柄付き子櫛(7)が沿うよう
    に収まっている。親櫛の柄(2)に設定された開口部
    (3)より子櫛柄(6)が覗き、指の操作で柄側から櫛
    体方向、またわ反対方向にスライドし毛髪をはさむ事が
    できるところを特徴とする理美容に用いるカット用櫛。
  2. 【請求項2】 親櫛の櫛歯(1)は先端が尖り厚みは一
    定で、表面の形状は中程が太くなり、子櫛歯と交差する
    面は、下方に向かうにつれ細く絞りこまれている。子櫛
    の櫛歯(5)は親櫛歯に収納されるため厚みは薄くな
    り、親櫛歯の根本より一番太い部分までの長さで、親櫛
    歯と交差する面は、下方に向かうにつれ細く絞りこまれ
    ている。請求項1記載の理美容に用いるカット用櫛。
  3. 【請求項3】柄付き櫛だが、柄・櫛体支持バー底面およ
    び櫛体各先端部のみ接続した鞘状に中空になった母櫛
    (8)内部には、櫛歯先端が柄方向に鉤型に曲がった鉤
    櫛歯(13)を持つ柄無しの鉤櫛支持バー(12)と、
    並列して誘導バー(18)が収納されている。鉤櫛支持
    バーには親櫛柄方向右面に小さな突起、鉤櫛支持バー突
    出部(14)が中心部と左右端側に突出し、並列した誘
    導バー各同位置の誘導バー坑(15)にはまっている。
    この櫛を毛髪根本より差込、母櫛柄(10)の開口部
    (11)にのびた誘導バー(18)の、スライド操作
    で、柄方向に鉤櫛支持バーは横に数ミリ移動し、櫛体よ
    り柄方向、支持体と柄の境目の左面内側部に設置したス
    ライドブロック(17)に当たり、鉤櫛支持バー各突出
    部は、誘導バー各坑(15)を起点に、柄より櫛体方向
    に斜め支持バー底面に向けて切られた誘導バー溝(1
    6)に押し込み、母櫛支持体方向にスライドして、毛髪
    を各櫛歯根本にくわえ込む。そのままカット予定位置ま
    で、毛先方向にずらすと、毛髪を逃がす事なくシェイピ
    ングされたカット面を設定できることを特徴とする理美
    容に用いるカット用櫛。
  4. 【請求項4】a櫛支持バー(23)より櫛体接合部が右
    半分はみ出た柄付きa櫛(25)に、b櫛支持バー(2
    6)より櫛体接合部が左半分はみ出たa櫛柄を収納する
    アタッチメントの付いたb櫛柄(20)付きb櫛(2
    7)が、手を合わせるように、柄より櫛体方向、またわ
    反対方向に可動できるよう組み合わせた1本の櫛。この
    櫛を毛髪根本より差込、カット位置まで梳かしb櫛柄開
    口部(21)のa櫛柄(24)をスライドしてカット面
    を固定できる事を特徴とする理美容にもちいるカット用
    櫛。
  5. 【請求項5】a櫛(25)の各櫛歯(22)先端は、柄
    方向に鍵状に曲がっている。b櫛(27)の各櫛歯(1
    9)先端部はa櫛歯の鍵状に折れた平らな上部を覆うよ
    う柄方向に飛び出ている。また、b櫛歯の柄側反対方向
    側面には、a櫛歯鉤状先端歯が食い込むb櫛溝(28)
    がついている。請求項4記載の理美容に用いるカツト用
    櫛。
JP1996005511U 1996-05-13 1996-05-13 カット用櫛 Expired - Lifetime JP3035381U (ja)

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JP1996005511U JP3035381U (ja) 1996-05-13 1996-05-13 カット用櫛
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