JP2716903B2 - 包装方法 - Google Patents

包装方法

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JP2716903B2
JP2716903B2 JP4028808A JP2880892A JP2716903B2 JP 2716903 B2 JP2716903 B2 JP 2716903B2 JP 4028808 A JP4028808 A JP 4028808A JP 2880892 A JP2880892 A JP 2880892A JP 2716903 B2 JP2716903 B2 JP 2716903B2
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眞 石川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、包装方法に係り、特
に、被包装体を熱収縮包装体で覆い該熱収縮包装体に熱
を加えて収縮させて包装する包装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被包装体を熱収縮包装体で覆い該
熱収縮包装体に熱を加えて収縮させて包装する包装方法
として、特公昭51−15477号公報記載のものがあ
る。この特公昭51−15477号公報記載のものは、
上蓋と下蓋とを施蓋した後、袋状カバーを上蓋方向から
下蓋方向部分をすっぽりかぶせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】どのようにしてかぶせ
るかの具体的な記載はないが、被包装体が小さい場合
は、被包装体を持ち上げて袋状カバーに入れれば、それ
程支障は生じないが、被包装体が大きかったり、重いも
のであると、作業性が困難であるという問題点が生じ
た。
【0004】本発明の目的は、前記問題点を除去した包
装方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の包装方法においては、コンベヤ上の基台の
上に第1の熱収縮性シートを載せ、該第1の熱収縮性シ
ートの上に被包装体を載せて露出した該被包装体の部分
を第2の熱収縮性シートで覆って、熱雰囲気中で前記被
包装体を覆った前記第1の熱収縮性シート及び前記第2
の熱収縮性シートを加熱して前記第1の熱収縮性シート
及び前記第2の熱収縮性シートを収縮させて前記被包装
体を包装するものであり、前記第2の熱収縮性シート
は、露出した前記被包装体の側面部分を立設して覆う立
設熱収縮性シートと、露出した前記被包装体の天井面部
分を覆う前記立設熱収縮性シートとは別個の天井面熱収
縮性シートとから構成され、前記立設熱収縮性シート
は、前記コンベヤの両側方から立設して供給される第1
の立設熱収縮性シートと第2の立設熱収縮性シートとか
らなり、露出した前記被包装体の側面部分を前記立設熱
収縮性シートで覆う工程に、前記第1の立設熱収縮性シ
ートの先端と前記第2の立設熱収縮性シートの先 端とが
接着され、先端同士を接着した前記第1の立設熱収縮性
シートと前記第2の立設熱収縮性シートとは前記コンベ
ヤを横断する方向であって前記被包装体の前に位置し、
露出した前記被包装体の側面部分の一方側は前記被包装
体の側面部分の一方側の形状に沿うように設けられた前
記第1の立設熱収縮性シートで、露出した前記被包装体
の側面部分の他方側は前記被包装体の側面部分の他方側
の形状に沿うように設けられた前記第2の立設熱収縮性
シートでそれぞれ覆い、前記第1の立設熱収縮性シート
の前記先端から遠い側の後端部と前記第2の立設熱収縮
性シートの前記先端から遠い側の後端部とが接着され、
後端部同士を接着した前記第1の立設熱収縮性シートと
前記第2の立設熱収縮性シートとは前記コンベヤを横断
する方向であって前記被包装体の後に位置していること
を含むものである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明する
と、図1及び図4において、1は、角部を有した移送用
の載置台(例えば、パレット)で、まず、第1の熱収縮
性シート(例えば、70μmから300μm程度の厚さ
の2軸延伸のポリエチレンフィルム)2を載置台1の上
に載せ(図1)、次に、第1の熱収縮性シート2の上に
被包装体3(例えば、四角形状の紙を積層した平判スキ
ッド)を載せ(図2)、露出した披包装体3の部分(上
面及び側面)を第2の熱収縮性シート4(例えば、70
μmから300μm程度の厚さの2軸延伸のポリエチレ
ンフィルム)で覆う(図3)。
【0006】そして、熱雰囲気中(例えば、約160℃
から200℃の温度で、約25〜40秒間)で被包装体
3を覆った第1の熱収縮性シート2及び第2の熱収縮性
シート4を図示しない加熱装置で、加熱して第1の熱収
縮性シート2及び第2の熱収縮性シート4を収縮させて
被包装体3を包装させるものである(図4)。
【0007】なお、第2の熱収縮性シート4は、袋状の
ものでも良いが、特に、図17に示すように、ロール状
立設熱収縮性シート(41、42)を中央で前後部
(a、b)で接着し、露出した被包装体3の天井面部分
を覆う天井面熱収補性シート43で囲って形成した方が
良い。
【0008】その結果、図4に示されるように、載置台
1の角部に第2の熱収縮性シート4が当接して被包装体
3が包装される。
【0009】角部への熱収縮性シートの当接は、図5に
示すように第1の熱収縮性シート2を位置させて加熱し
ても良い(図6参照)し、又、図7に示すように第1の
熱収縮性シート2及び第2の熱収縮佐シート4を位置さ
せて加熱しても良い(図8参照)このようにして、第1
の熱収舘性シート2又は第2の熱収縮性シート4又は第
1の熱収縮性シート2及び第2の熱収縮性シート4が載
置台1の角部に当接する(図6、図4、図8参照)た
め、被包装体3を包装した状態で、移送用の載置台1を
使って他の場所への移動が簡単に行うことができる。
に、図9及び図10に示すように、第1の熱収縮性シー
ト2及び第2の熱収縮性シート4の両方で角部を巻き込
むように当接するように形成すれば、被包装体3の移動
をより防上することができる。
【0010】なお、図9及び図10に示す実施例では、
第1の熱収縮性シート2及び第2の熱収縮性シート4の
両方で角部を巻き込むように当接するように形成した
が、第1の熱収縮性シート2、第2の熱収縮性シート4
の内、少なくともいずれか一方が角部を巻き込むように
当接するように形成しても、前述と同様に、被包装体3
の移動をより防上することができる。
【0011】又、前述の実施例では、移送用の載置台1
の上に第1の熱収縮性シート2を介して被包装体3を載
せ、載置台1と第1、第2の熱収縮性シート2,4とを
当接させて一体的にして移送に供されるが、被包装体3
によっては、載置台1から第1の熱収縮性シート2を分
離して移送される場合もあり、この場合に適用できる包
装方法について説明する。
【0012】即ち、図11乃至図16において、ベルト
コンベヤ10の上に載置された基台1’の上に第1の熱
収縮性シート2を載せ(図12)、第1の熱収縮性シー
ト2の上に前述の実施例と同様にして、被包装体3を載
せて(図13)、露出した被包装体3の部分を第2の熱
収縮性シート4で覆って(図14)、熱雰囲気中で被包
装体3を覆った第1の熱収縮性シート2及び第2の熱収
縮性シート4を加熱して第1の熱収縮性シート2及び第
2の熱収縮性シート4を収縮させて被包装体3を包装す
るものである(図15)。
【0013】基台1’(載置台1)から第1の熱収縮性
シート2を分離して移送する場合には、図16に示すよ
うに、基台1’と第1の熱収縮性シート2との当接状態
を解除すれば良い(例えば、基台1’をベルトコンベヤ
10に固定して、第1の熱収縮性シート2及び第2の熱
収縮性シート4で包装された被包装体3を持ち上げれ
ば、基台1’と第1の熱収縮性シート2との当接状態を
容易に解除することができる)。
【0014】なお、前述の実施例において、第2の熱収
縮性シート4の厚み(例えば、300μm)を第1の熱
収縮性シート2の厚み(例えば、200μm)より厚く
形成すれば、第1の熱収縮性シート2と第2の熱収縮性
シート4との付着を早めて製造に要する時間を短縮する
と共にコストの低減をも図ることができる。
【0015】又、第1の熱収縮性シート2は、被包装体
3の底部に位置するため、被包装体の側面等を覆う第2
の熱収縮性シート4に比較して、それ程厚くする必要も
ない。
【0016】又、前述の実施例において、加熱前、第1
の熱収縮性シート2と第2の熱取縮性シート4とは、離
間しているが(図3、図5、図7、図9、図14)、そ
れぞれの先端部付近を当接させても良い。
【0017】その結果、図4に示されるように、載置台
1の角部に第2の熱収縮性シート4が当接して被包装体
3が包装される。
【0018】なお、特に、図17においても、上述と同
様に、コンベヤ10上の基台(図示せず)の上に第1の
熱収縮性シート(図示せず)を載せ、該第1の熱収縮性
シート(図示せず)の上に被包装体3を載せて露出した
該被包装体3の部分を第2の熱収縮性シートで覆って、
熱雰囲気中で被包装体3を覆った第1の熱収縮性シート
(図示せず)及び第2の熱収縮性シートを加熱して第1
の熱収縮性シート(図示せず)及び第2の熱収縮性シー
トを収縮させて被包装体3を包装するものである。
【0019】即ち、第2の熱収縮性シートは、露出した
被包装体3の例面部分を立設して覆う立設熱収縮性シー
ト(41、42)と、露出した被包装体3の天井面部分
を覆う立設熱収縮性シート(41、42)とは別個の天
井面熱収縮性シート43とから構成されている。 なお、
立設熱収縮性シート(41、42)は、コンベヤ10の
両側方から立設して供給される第1の立設熱収縮性シー
ト41と第2の立設熱収縮性シート42とからなってい
る。そして、露出した被包装体3の側面部分を立設熱収
縮性シート(41、42)で覆う工程には、第1の立設
熱収縮性シート41の先端と第2の立設熱収縮性シート
42の先端とが接着され、先端同士を接蒼した第1の立
設熱収縮性シート41と第2の立設熱収縮性シート42
とはコンベヤ10を横断する方向であって被包装体3の
前に位置し(図17のa参照)、露出した被包装体3の
側面部分の一方側は被包装体3の側面部分の一方側の形
状に沿うように設けられた第1の立設熱収縮性シート4
1で、露出した被包装体3の側面部分の他方側は被包装
体3の側面部分の他方側の形状に沿うように設けられた
第2の立設熱収縮性シート42でそれぞれ覆い、第1の
立設熱収箱性シート41の前記先端から遠い側の後端部
と第2の立設熱収縮性シート42の前記先端から遠い側
の後端部とが接着され、後端部同士を接着した第1の立
設熱収縮性シート41と第2の立設熱収縮性シート42
とはコンベヤ10を横断する方向であって被包装体3の
後に位置(図17のb参照)していることを含んでいる
(図17参照)。
【0020】
【発明の効果】本発明の包装方法においては、コンベヤ
上の基台の上に第1の熱収縮性シートを載せ、該第1の
熱収縮性シートの上に被包装体を載せてコンベヤを走行
させれば、先端同士を接着した第1の立設熱収縮性シー
トと第2の立設熱収縮性シートとがコンベヤを横断する
方向に位置しているから、第1の立設熱収縮性シートが
露出した該被包装体の側面部分の一方側の形状に沿うよ
うに、第2の立設熱収縮性シートが露出した該被包装体
の側面部分の他方側の形状に沿うようにして被包装体の
側面部分を容易に覆うことができると共に被包装体の側
面部分は第1の立設熱収縮性シート及び第2の立設熱収
縮性シートに当接した状態で覆われるから、熱雰囲気中
で被包装体を覆った第1の熱収縮性シート及び第2の熱
収縮性シートを加熱する際、被包装体の側面部分に第1
の立設熱収縮性シート及び第2の立設熱収縮性シートが
当接した分、第2の熱収縮性シートが被包装体により密
着して包装強度をより強くすることができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する包装方法の一実施例の一工程
を示すもので、載置台に第1の熱収縮性シートを載せた
状態を示している。
【図2】本発明に関連する包装方法の一実施例の一工程
を示すもので、第1の熱収縮性シートの上に被包装体を
載せた状態を示している。
【図3】本発明に関連する包装方法の一実施例の一工程
を示すもので、露出した被包装体の部分を第2の熱収縮
性シートで覆った状態を示している。
【図4】本発明に関連する包装方法の一実施例の一工程
を示すもので、加熱後第1の熱収縮性シート及び第2の
熱収縮性シートが収縮して被包装体を包装した状態を示
すものである。
【図5】本発明に関連する包装方法の他の一実施例の一
工程を示すもので、第1の熱収縮性シートが収縮して移
送用の載置台の角部に当接して被包装体を包装する加熱
前の状態を示すものである。
【図6】図5記載のものを加熱し、第1の熱収縮性シー
トが収縮して移送用の載置台の角部に当接して被包装体
を包装した状態を示すものである。
【図7】本発明に関連する包装方法の他の一実施例の一
工程を示すもので、第1の熱収縮性シート及び第2の熱
収縮性シートが収縮して移送用の載置台の角部に当接し
て包装する加熱前の状態を示すものである。
【図8】図7記載のものを加熱し、第1の熱収縮性シー
ト及び第2の熱収縮性シートが収縮して移送用の載置台
の角部に当接して包装した状態を示すものである。
【図9】本発明に関連する包装方法の他の一実施例の一
工程を示すもので、第1の熱収縮性シート及び第2の熱
収縮性シートが収縮して角部を巻き込んで被包装体を包
装する加熱前の状態を示すものである。
【図10】図9記載のものを加熱し、第1の熱収縮性シ
ート及び第2の熱収縮性シートが収縮して角部を巻き込
んで被包装体を包装した状態を示すものである。
【図11】本発明に関連する包装方法の他の一実施例の
一工程を示すもので、ベルトコンベヤ上に基台を載せた
状態を示している。
【図12】図11記載の工程の次の工程を示すもので、
基台に第1の熱収縮性シートを載せた状態を示してい
る。
【図13】図12記載の工程の次の工程を示すもので、
第1の熱収縮性シートの上に被包装体を載せた状態を示
している。
【図14】図13記載の工程の次の工程を示すもので、
露出した被包装体の部分を第2の熱収縮性シートで覆っ
た状態を示している。
【図15】図14記載の工程の次の工程を示すもので、
加熱後第1の熱収縮性シート及び第2の熱収縮性シート
が収縮して被包装体を包装した状態を示すものである。
【図16】図15記載の工程の次の工程を示すもので、
被包装体を第1の熱収縮性シート及び第2の熱収縮性シ
ートで包装したものを基台から分離しだ状態を示したも
のである。
【図17】本発明の包装方法の一実施例の一工程を示す
もので、第2の熱収縮性シートで被包装体を包装する状
態を示すものである。
【符号の説明】
1 載置台 2 第1の熱収縮性シート 3 被包装体 4 第2の熱収縮性シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベヤ上の基台の上に第1の熱収縮性シ
    ートを載せ、該第1の熱収縮性シートの上に被包装体を
    載せて露出した該被包装体の部分を第2の熱収縮性シー
    トで覆って、熱雰囲気中で前記被包装体を覆った前記第
    1の熱収縮性シート及び前記第2の熱収縮性シートを加
    熱して前記第1の熱収縮性シート及び前記第2の熱収縮
    性シートを収縮させて前記被包装体を包装するものであ
    り、前記第2の熱収縮性シートは、露出した前記被包装
    体の側面部分を立設して覆う立設熱収縮性シートと、露
    出した前記被包装体の天井面部分を覆う前記立設熱収縮
    性シートとは別個の天井面熱収縮性シートとから構成さ
    れ、前記立設熱収縮性シートは、前記コンベヤの両側方
    から立設して供給される第1の立設熱収縮性シートと第
    2の立設熱収縮性シートとからなり、露出した前記被包
    装体の側面部分を前記立設熱収縮性シートで覆う工程
    に、前記第1の立設熱収縮性シートの先端と前記第2の
    立設熱収縮性シートの先端とが接着され、先端同士を接
    着した前記第1の立設熱収縮性シートと前記第2の立設
    熱収縮性シートとは前記コンベヤを横断する方向であっ
    て前記被包装体の前に位置し、露出した前記被包装体の
    側面部分の一方側は前記被包装体の側面部分の一方側の
    形状に沿うように設けられた前記第1の立設熱収縮性シ
    ートで、露出した前記被包装体の側面部分の他方側は前
    記被包装体の側面部分の他方側の形状に沿うように設け
    られた前記第2の立設熱収縮性シートでそれぞれ覆い、
    前記第1の立設熱収縮性シートの前記先端から遠い側の
    後端部と前記第2の立設熱収縮性シートの前記先端から
    遠い側の後端部とが接着され、後端部同士を接着した前
    記第1の立設熱収縮性シートと前記第2の立設熱収縮性
    シートとは前記コンベヤを横断する方向であって前記被
    包装体の後に位置していることを含むことを特徴とする
    包装方法。
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