JPH09309508A - 積層板材梱包物および積層板材の梱包方法並びにその梱包方法の実施に用いられる積層板材の外周端面被覆装置 - Google Patents

積層板材梱包物および積層板材の梱包方法並びにその梱包方法の実施に用いられる積層板材の外周端面被覆装置

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JPH09309508A
JPH09309508A JP8153222A JP15322296A JPH09309508A JP H09309508 A JPH09309508 A JP H09309508A JP 8153222 A JP8153222 A JP 8153222A JP 15322296 A JP15322296 A JP 15322296A JP H09309508 A JPH09309508 A JP H09309508A
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Inventor
Genichi Takayama
源一 高山
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TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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TAKAYAMA SANGYO KK
TAKAYAMA TRADING CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層板材の梱包の完全自動化を可能にすると
共に、保管時における積層板材梱包物の端面の損傷を防
止する。 【解決手段】 積層板材梱包物1は、複数枚の板材が積
層された積層体3の外周端面を端面保護環4で被覆し、
その全体をシュリンク包装して成る。端面保護環4は、
積層体3の厚みに相当する幅の2本の弾性帯材4A,4
Bを積層体3の両側面3a,3b,前端面3c,および
後端面3dにそれぞれ添わせ、各弾性帯材4A,4Bの
両端部の内面をそれぞれ前端面3c上および後端面3d
上で相互に接合することにより環状に形成されている。
前後の各接合部6が前端面3c上および後端面3d上へ
折り重ねられた状態で包装されているので、端面保護環
4は両端の折り重ね部分では肉厚となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数枚の板材が積層
された積層体の全体を、外周端面に端面保護環が被せら
れた状態でシュリンク包装して成る積層板材梱包物と、
前記積層体を梱包するのに用いられる積層板材の梱包方
法と、前記積層体の外周端面を端面保護環で被覆するの
に用いられる積層板材の外周端面被覆装置とに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用ボードなどの板材を梱包し
て出荷する場合、複数枚の板材を積層して積層体を形成
し、この積層体の外周端面をポリウレタンなどの発泡材
より成る端面保護環で被覆した後、積層体の全体をシュ
リンク包装している。図8は、この種の積層板材梱包物
40の梱包状態を示しており、図中、3が積層体、41
が積層体3の外周端面に被せられた端面保護環、42が
シュリンクフィルムである。
【0003】前記端面保護環41は、積層体3の厚みに
相当する幅の弾性帯材から成り、この弾性帯材が巻かれ
たリールより前記弾性帯材を引き出しつつ積層体3の外
周端面に添わせて巻き付けた後、これを切断しかつ両端
を上下に重ねて熱溶着することにより、環状に形成され
る。なお、図8において、43は熱溶着部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記弾性
帯材の積層体3への巻付け,切断,および接合の各作業
は、手作業で行われるため、作業者の負担が大きく、ま
た作業能率もきわめて悪く、製品コストを上昇させる要
因となる。
【0005】また積層板材梱包物40は、保管時、いず
れか一方の端面を下にして立て掛けられることが多い
が、前記熱溶着部43を下にして立て掛ける場合は、二
重構造の熱溶着部43の緩衝作用により立て掛け時の衝
撃をある程度吸収し得るが、熱溶着部43を上にして立
て掛ける場合は、端面保護環41の厚みが薄いため、立
て掛け時の衝撃を十分に吸収し得ず、積層体3の下端面
が傷付けられるという問題もある。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、2本の弾性帯材をもって端面保護環を形成する
と共に、各弾性帯材の接合方法および包装方法を工夫す
ることにより、積層板材の梱包を完全に自動化し、もっ
て作業負担の軽減および作業能率の向上を実現すると共
に、保管時の端面の損傷も防止し得る積層板材梱包物お
よび積層板材の梱包方法並びに積層板材の外周端面被覆
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
積層板材梱包物は、複数枚の板材が積層された積層体
を、外周端面に端面保護環が被せられた状態で、その全
体をシュリンク包装して成るものである。前記端面保護
環は、前記積層体の厚みに相当する幅の2本の弾性帯材
を積層体の両側面,前端面,および後端面にそれぞれ添
わせ、各弾性帯材の両端部の内面をそれぞれ積層体の前
端面上および後端面上で相互に接合することにより、環
状に形成されており、前後の各接合部が積層体の前端面
上および後端面上へ折り重ねられた状態で、積層体の全
体がシュリンク包装されている。
【0008】請求項2の発明にかかる積層板材の梱包方
法は、複数枚の板材を積層して積層体を形成する積層工
程と、前記積層体の外周端面を端面保護環で被覆する被
覆工程と、外周端面に前記端面保護環が被せられた状態
で積層体の全体をシュリンク包装する包装工程とを順次
実施して積層板材を梱包するものである。前記被覆工程
は、一対のリールより積層体の厚みに相当する幅の2本
の弾性帯材を繰り出して、それぞれの先端部の内面を相
互に接合する第1の手順と、前記接合部に対して積層体
を送り込み、各リールより弾性帯材をそれぞれ繰り出し
つつ積層体の前端面より両側面にかけて添わせてゆく第
2の手順と、前記積層体を停止させた状態で各弾性帯材
をそれぞれ積層体の後端面に添わせると共に、それぞれ
の内面を突き合わせる第3の手順と、各弾性帯材の突き
合わせ部分を接合しかつ接合部を長さ中央部で切断する
ことにより、積層体の外周端面に沿う前記端面保護環を
形成する第4の手順と、外周端面に端面保護環が被せら
れた状態の積層体を包装工程へ送り出すと共に、前記接
合部に対する次の積層体の送込みに待機する第5の手順
とを一連に実行した後、第2〜第4の各手順を繰り返し
実施することを特徴とする。
【0009】請求項3の発明にかかる積層板材の外周端
面被覆装置は、複数枚の板材が積層された積層体の外周
端面を端面保護環で被覆するもので、前記積層体を所定
の搬送路に沿って搬送する搬送機構と、前記搬送路沿い
に配置され、積層体の厚みに相当する幅の弾性帯材が巻
き付けられた少なくとも一対のリールと、各リールより
弾性帯材を繰り出して前記搬送路上へ導く帯材案内機構
と、前記搬送路の両側位置に搬送路上に対して往復動可
能に設けられた一対の可動体を有する帯材連接機構とを
備えている。前記帯材連接機構の各可動体には、各弾性
帯材を積層体の後端面に添わせると共に、それぞれの内
面を突き合わせる案内手段と、各弾性帯材の突き合わせ
部分を接合する接合手段と、前記接合部を長さ中央部で
切断する切断手段とが設けられている。
【0010】
【作用】積層体の厚みに相当する幅の2本の弾性帯材を
積層体の両側面,前端面,および後端面にそれぞれ添わ
せ、各弾性帯材の両端部の内面をそれぞれ積層体の前端
面上および後端面上で相互に接合することにより、前記
端面保護環を形成するので、積層体の外周端面に対する
端面保護環の装着が容易となって機械化でき、積層板材
の梱包を完全に自動化できる。
【0011】また前後の各接合部が積層体の前端面上お
よび後端面上へ折り重ねられた状態で、積層体の全体が
シュリンク包装されているので、両端の折り重ね部分で
は端面保護環の厚みが厚くなり、いずれか一方の端面を
下にして積層板材梱包物を立て掛けたときの衝撃に対し
て、折り重ね部分の緩衝作用により積層板材梱包物の下
端面が損傷されるのを防止し得る。
【0012】
【実施例】図1および図2は、この発明の一実施例であ
る積層板材梱包物1の構成を示している。図示例の積層
板材梱包物1は、複数枚の板材2が積層された積層体3
の全体を、外周端面に端面保護環4が被せられた状態で
シュリンク包装して成る。
【0013】前記端面保護環4は、ポリウレタンなどの
発泡材より成るもので、前記積層体3の厚みに相当する
幅の2本の弾性帯材4A,4Bを用いて形成される。各
弾性帯材4A,4Bは、積層体3の両側面3a,3b,
前端面3c,および後端面3dにそれぞれ添わせてあ
り、各弾性帯材4A,4Bの両端部の内面をそれぞれ積
層体3の前端面3c上および後端面3d上で相互に接合
することにより、環状に形成されている。
【0014】前後の各接合部6は、積層体3の前端面3
c上および後端面3d上へ折り重ねられ、この折り重ね
られた状態で、積層体3の全体がシュリンクフィルム5
により包装されている。前記シュリンクフィルム5は、
2枚の熱可塑性のフィルム材5A,5Bを用いて形成さ
れ、各フィルム材5A,5Bを積層体3の上面および下
面に当て、下側のフィルム材5Bの外周部を積層体3の
外周端面上へ折り込んで上側のフィルム材5Aに熱溶着
してある。
【0015】図3は、上記した積層板材梱包物1の製作
手順を示すもので、積層工程Aと被覆工程Bと包装工程
Cとから成る。最初の積層工程Aでは、複数枚の板材2
を積層して積層体3を形成する。次の被覆工程Bでは、
前記積層体3の外周端面を端面保護環4で被覆する。最
後の包装工程Cでは、外周端面に前記端面保護環4が被
せられた状態で積層体3の全体をシュリンク包装する。
これらの各工程を順次実施して前記積層板材梱包物1を
製作する。
【0016】図4は、前記被覆工程Bで用いられる積層
板材の外周端面被覆装置10の全体構成を示す。この外
周端面被覆装置10は、積層工程Aより送られてきた積
層体3を搬送する搬送機構11と、積層体3の厚みに相
当する幅の弾性帯材4A,4Bが多層にわたり巻き付け
られた複数対のリール12A,12Bと、先頭位置の各
リール12A,12Bより引き出された弾性帯材4A,
4Bを前記搬送機構11上に設定された作業領域Qへ導
く一対の案内機構13A,13Bと、前記作業領域Qの
上流端に配設された帯材連接機構14とを備えている。
【0017】前記搬送機構11は、2台のローラコンベ
ヤ15,16を直線状に連結して構成されており、第1
のローラコンベヤ15の上流側は積層工程Aに、また第
2のローラコンベヤ16の下流側は包装工程Cに、それ
ぞれ繋がる。第1,第2の各ローラコンベヤ15,16
は、複数のローラにより上面に搬送路15a,16aが
形成されており、各ローラはチェーンなどの動力伝達機
構を介して駆動装置(図示せず)に連繋されている。な
お、前記駆動装置は制御装置(図示せず)により駆動お
よび停止が制御される。
【0018】前記第1のローラコンベヤ15の搬送路1
5a上には、積層体3を一時停止させて待機させる待機
領域Pが設定されており、この待機領域Pには、積層体
3の位置決めおよび姿勢の矯正を行うための位置決め機
構17が配備されている。この位置決め機構17は、第
1のローラコンベヤ15の搬送路15aを挟んで両側に
配置されたシリンダ機構18A,18Bと、各シリンダ
機構18A,18Bのロッドの先端に設けられた幅寄せ
板19A,19Bとで構成されている。各幅寄せ板19
A,19Bは、積層体3の厚みに相当する幅を有してお
り、各シリンダ機構18A,18Bの往復動作により搬
送路15aの方向と直交する方向に往復動する。
【0019】前記待機領域Pの下流端には、光電センサ
より成る第1のセンサ20が配置されており、この第1
のセンサ20が積層体3の到達を検知したとき、前記制
御装置は第1のローラコンベヤ15の駆動を停止させて
積層体3の搬送を止め、積層体3を待機領域P内に待機
させる。
【0020】第2のローラコンベヤ16には、その上流
端から積層体3の長さに対応する位置に、光電センサよ
り成る第2のセンサ23が配置されており、この第2の
センサ23が積層体3の到達を検知したとき、前記制御
装置は第2のローラコンベヤ16の駆動を停止させて積
層体3の搬送を止め、積層体3を作業領域Q内に停止さ
せる。
【0021】対をなす各リール12A,12Bは、第1
のローラコンベヤ15の下方の床面上に、搬送方向と直
交する方向に並べて配置されており、先頭位置の各リー
ル12A,12Bより弾性帯材4A,4Bがそれぞれ引
き出されて各案内機構13A,13Bへ導かれる。後続
の各リール12A,12Bは、先頭位置の各リール12
A,12Bの弾性帯材4A,4Bが使い尽くされたと
き、必要に応じて先頭位置まで移動させるが、この際、
先のリール12A,12Bの弾性帯材4A,4Bの終端
と次のリール12A,12Bの弾性帯材4A,4Bの始
端とを連結する。
【0022】各案内機構13A,13Bは、第1のロー
ラコンベヤ15の両側に設けられており、両側のコンベ
ヤフレーム24上にそれぞれ一定間隔で並べられた複数
個の案内ローラ21により構成される。先頭位置の各リ
ール12A,12Bより引き出された弾性帯材4A,4
Bは、一列に並ぶ各案内ローラ21の内外を順次迂回さ
せて前記作業領域Qへ導かれる。複数個の案内ローラ2
1のうち、少なくとも下流端に位置する案内ローラ21
は垂直に支持されているが、その他の案内ローラ21は
所定の角度ずつ順次傾けて支持されており、これにより
各リール12A,12Bから引き出された水平状態の弾
性帯材4A,4Bは、最終的に垂直姿勢になるよう順次
矯正される。
【0023】先頭位置の各リール12A,12Bと上流
端の案内ローラ21との間には、弾性帯材4A,4Bの
通過を検出する帯材検出器22A,22Bが設けてあ
り、これら帯材検出器22A,22Bにより弾性帯材4
A,4Bの切断を監視するようにしている。
【0024】前記帯材連接機構14は、前記作業領域Q
の上流端、すなわち第1のローラコンベヤ15と第2の
ローラコンベヤ16との連結位置に設けられるもので、
搬送路15a,16a上へ両側位置より出没する一対の
可動体30A,30Bを備えている。
【0025】各可動体30A,30Bは、図5に示すよ
うに、シリンダ機構のロッド37の先端に往復動可能に
支持されており、それぞれの対向位置には、中央の熱板
33を挟んで両側に案内ローラ31,32がそれぞれ設
けてある。一方の可動体30Aは、熱板33の先端面に
圧着面34およびV溝35が、また他方の可動体30B
は、熱板34の先端面に圧着面34およびカッター36
が、それぞれ設けてある。
【0026】各案内ローラ31,32は、各弾性帯材4
A,4Bを積層体3の後端面3dに添わせると共に、各
弾性帯材4A,4Bの内面を突き合わせるためのもので
あり、前記熱板33の圧着面34よりわずかに突出させ
ている。一方の案内ローラ32は固定的に支持されてい
るが、他方の案内ローラ31は対向方向へ往復動可能に
支持され、スプリング38により内側へ付勢されてい
る。
【0027】各熱板33の圧着面34は、各弾性帯材4
A,4Bの突き合わせ部分に当接して両者を熱溶着させ
るためのものであり、またカッター36は、熱溶着時に
各弾性帯材4A,4Bの接合部をV溝35内へ押し込ん
で長さ中央部で切断するためのものである。
【0028】つぎに上記構成の外周端面被覆装置10に
よる被覆工程Bの手順を、図6に示す制御装置の制御手
順に従って説明する。なお図6では、各手順は「ST」
で示してある。まず同図のスタート時点では、先頭の各
リール12A,12Bより弾性帯材4A,4Bを引き出
し、案内機構13A,13Bを通過させてそれぞれの先
端部を搬送路15a上まで導いた後、帯材連接機構14
を作動させて各弾性帯材4A,4Bの先端部の内面を相
互に接合し、作業開始に待機する(ST1)。この待機
状態では、連接された弾性帯材4A,4Bは、搬送路1
5aを遮るような形態で搬送路15aの終端に位置して
おり、各弾性帯材4A,4Bの接合部6は搬送路15a
のほぼ幅中央に位置している。
【0029】いま積層工程Aで所定枚数の板材2が積層
されて積層体3が形成されると、作業開始が制御装置に
指示されてST1の判定が「YES」となり、第1,第
2の各ローラコンベヤ15,16が駆動する(ST
2)。第1のローラコンベヤ15により積層体3が待機
領域Pまで搬送されると、第1のセンサ20がこれを検
知し、第1,第2の各ローラコンベヤ15,16の駆動
を停止する(ST3,4)。
【0030】つぎに位置決め機構17が作動して積層体
3の位置決めおよび姿勢の矯正が行われ(ST5)、位
置決め作業が完了しかつ作業領域Qに積層体3が存在し
ないことを第2のセンサ23により確認されると、第
1,第2の各ローラコンベヤ15,16が駆動し、積層
体3は第1のローラコンベヤ15の待機領域Pから第2
のローラコンベヤ16の作業領域Qへ搬送される(ST
6〜8)。
【0031】この搬送途中で積層体3は、連接された弾
性帯材4A,4Bに突き当たり、各リール12A,12
Bより弾性帯材4A,4Bをそれぞれ繰り出しつつ積層
体3の前端面3cより両側端面3a,3bにかけて添わ
せてゆく。つぎのST9では積層体3が作業領域Qに到
達したかどうか、またST10では弾性帯材4A,4B
が引張力により破断していないかどうかを判定してお
り、もし弾性帯材4A,4Bの破断が帯材検知器22
A,22Bにより検知されると、ST10の判定が「Y
ES」となり、第1,第2の各ローラコンベヤ15,1
6の駆動が停止される(ST12)。
【0032】弾性帯材4A,4Bの破断によるトラブル
が発生することなく、積層体3が作業領域Qに到達した
とき、第2のセンサ23がこれを検知して、ST9の判
定が「YES」となり、第1,第2の各ローラコンベヤ
15,16の駆動が停止して、積層体3は作業領域Q内
に停止する(ST11)。
【0033】つぎのST13で、帯材連接機構14が作
動し、各可動体30A,30Bが搬送路15a,16a
の幅中央に向けて移行する。このとき各可動体30A,
30Bの案内ローラ31,32により各弾性帯材4A,
4Bが手繰られ、案内ローラ31によりそれぞれ積層体
3の後端面3dに添わせられる。
【0034】各可動体30A,30Bが当接する状態ま
で前進したとき、各弾性帯材4A,4Bの内面が突き合
わされるが、さらに各可動体30A,30Bが微小距離
だけ前進して、各弾性帯材4A,4Bの内面を相互に押
し付ける。このとき各可動体30A,30Bの案内ロー
ラ31がスプリング38のばね力に抗して後退するた
め、各弾性帯材4A,4Bの突き合わせ部分が熱板33
の先端の圧着面34,34間で挟着されて熱溶着され、
さらに可動体30Bのカッター36が接合部分の長さ中
央部を可動体30AのV溝35へ押し込むようにして切
断する。これにより積層体3の外周端面に沿う端面保護
環4が形成される。図7は、端面保護環4の形成状態を
示しており、図中、一点鎖線は前記カッター36による
切断箇所を示している。
【0035】図6のST14では帯材連接作業が完了し
たかどうか、またST15では弾性帯材4A,4Bが連
接作業時の引張力により破断していないかどうかを判定
しており、もし弾性帯材4A,4Bの破断が帯材検知器
22A,22Bにより検知されると、ST15の判定が
「YES」となり、帯材連接機構14の作動が停止され
る(ST17)。
【0036】弾性帯材4A,4Bの破断によるトラブル
が発生することなく、帯材連接作業が完了したとき、S
T14の判定が「YES」となり、第1,第2の各ロー
ラコンベヤ15,16が駆動して積層体3は作業領域Q
から次の包装工程Cへ送られ(ST16)、外周端面が
端面保護環4で被覆された積層体3の全体にシュリンク
包装が施される。
【0037】つぎのST18は、作業終了が制御装置に
指示されたかどうかを判定しており、その判定が「N
O」であれば、ST3に戻って、待機領域Pに次の積層
体3が搬送されてくるのに待機し、もしST18の判定
が「YES」であれば、第1,第2の各ローラコンベヤ
15,16の駆動を停止する(ST19)。
【0038】なお上記実施例では、搬送機構11とし
て、駆動装置により各ローラが駆動する第1,第2のロ
ーラコンベヤ15,16を用いているが、例えば第1の
ローラコンベヤ15として各ローラが自由回転するロー
ラコンベヤを用い、そのローラコンベヤの上方空間に搬
送路15aに沿って往復動するプッシャを配備して、積
層体3の搬送を行うようにしてもよい。また積層体3を
作業領域Qに確実に停止させかつ作業時に拘束するため
に、作業領域Qの下流端にスットパーを搬送路16a上
へ出没可能に配備してもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明は上記の如く、積層体の厚みに
相当する幅の2本の弾性帯材を積層体の両側面,前端
面,および後端面にそれぞれ添わせ、各弾性帯材の両端
部の内面をそれぞれ積層体の前端面上および後端面上で
相互に接合することにより、前記端面保護環を形成する
ようにしたから、積層体の外周端面に対する端面保護環
の装着が容易となって機械化が可能となり、作業者の負
担の軽減および作業能率の向上を実現できると共に、積
層板材の梱包を完全に自動化できる。
【0040】また前後の各接合部が積層体の前端面上お
よび後端面上へ折り重ねられた状態で、積層体の全体が
シュリンク包装されているから、折り重ね部分では端面
保護環の厚みが厚くなり、いずれか一方の端面を下にし
て積層板材梱包物を立て掛けたときの衝撃に対して、折
り重ね部分の緩衝作用により積層板材梱包物の下端面が
損傷されるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の積層板材梱包物の平面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】積層板材梱包物の製作手順を示すフローチャー
トである。
【図4】積層板材の外周端面被覆装置の全体構成を示す
平面図である。
【図5】帯材連接機構の構成を示す平面図である。
【図6】被覆工程における制御装置の制御手順を示すフ
ローチャートである。
【図7】端面保護環が形成された状態を示す平面図であ
る。
【図8】従来の積層板材梱包物の平面図である。
【符号の説明】 1 積層板材梱包物 2 板材 3 積層体 3a,3b 両側面 3c 前端面 3d 後端面 4 端面保護環 4A,4B 弾性帯材 6 接合部 10 外周端面被覆装置 11 搬送機構 12A,12B リール 13A,13B 案内機構 14 帯材連接機構 31,32 案内ローラ 34 圧着面 35 V溝 36 カッター A 積層工程 B 被覆工程 C 包装工程

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の板材が積層された積層体の全体
    を、外周端面に端面保護環が被せられた状態でシュリン
    ク包装して成る積層板材梱包物であって、 前記端面保護環は、前記積層体の厚みに相当する幅の2
    本の弾性帯材を積層体の両側面,前端面,および後端面
    にそれぞれ添わせ、各弾性帯材の両端部の内面をそれぞ
    れ積層体の前端面上および後端面上で相互に接合するこ
    とにより、環状に形成されており、 前後の各接合部が積層体の前端面上および後端面上へ折
    り重ねられた状態で、積層体の全体がシュリンク包装さ
    れて成る積層板材梱包物。
  2. 【請求項2】 複数枚の板材を積層して積層体を形成す
    る積層工程と、前記積層体の外周端面を端面保護環で被
    覆する被覆工程と、外周端面に前記端面保護環が被せら
    れた状態で積層体の全体をシュリンク包装する包装工程
    とを順次実施して積層板材を梱包する方法であって、 前記被覆工程は、 一対のリールより積層体の厚みに相当する幅の2本の弾
    性帯材を繰り出して、それぞれの先端部の内面を相互に
    接合する第1の手順と、 前記接合部に対して積層体を送り込み、各リールより弾
    性帯材をそれぞれ繰り出しつつ積層体の前端面より両側
    面にかけて添わせてゆく第2の手順と、 前記積層体を停止させた状態で各弾性帯材をそれぞれ積
    層体の後端面に添わせると共に、それぞれの内面を突き
    合わせる第3の手順と、 各弾性帯材の突き合わせ部分を接合しかつ接合部を長さ
    中央部で切断することにより、積層体の外周端面に沿う
    前記端面保護環を形成する第4の手順と、 外周端面に端面保護環が被せられた状態の積層体を包装
    工程へ送り出すと共に、前記接合部に対する次の積層体
    の送込みに待機する第5の手順とを一連に実行した後、
    第2〜第4の各手順を繰り返し実施することを特徴とす
    る積層板材の梱包方法。
  3. 【請求項3】 複数枚の板材が積層された積層体の外周
    端面を端面保護環で被覆する積層板材の外周端面被覆装
    置であって、 前記積層体を所定の搬送路に沿って搬送する搬送機構
    と、 前記搬送路沿いに配置され、積層体の厚みに相当する幅
    の弾性帯材が巻き付けられた少なくとも一対のリール
    と、 各リールより弾性帯材を繰り出して前記搬送路上へ導く
    帯材案内機構と、 前記搬送路の両側位置に搬送路上に対して往復動可能に
    設けられた一対の可動体を有する帯材連接機構とを備え
    ており、 前記帯材連接機構の各可動体には、 各弾性帯材を積層体の後端面に添わせると共に、それぞ
    れの内面を突き合わせる案内手段と、 各弾性帯材の突き合わせ部分を接合する接合手段と、 前記接合部を長さ中央部で切断する切断手段とが設けら
    れて成る積層板材の外周端面被覆装置。
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