JP2715614B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents

磁気記憶装置

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JP2715614B2
JP2715614B2 JP1913190A JP1913190A JP2715614B2 JP 2715614 B2 JP2715614 B2 JP 2715614B2 JP 1913190 A JP1913190 A JP 1913190A JP 1913190 A JP1913190 A JP 1913190A JP 2715614 B2 JP2715614 B2 JP 2715614B2
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森繁 青山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク,磁気テープなどの磁気記憶装
置に関し、特に垂直磁気記録媒体と面内磁気記録媒体と
の両者を用いることができる磁気記憶装置に関する。
〔従来の技術〕
Co−Crのような膜面に垂直な方向に磁気異方性を有す
る磁気記録媒体は高密度の記録特性を有するものとして
知られている。
垂直磁気記録用の磁気ヘッドとしては、単磁極ヘッド
及び従来のリング型磁気ヘッドが検討されている。
単磁気ヘッドは垂直磁気記録専用のヘッドで、その再
生波形は従来の面内磁気記録媒体をリング型磁気ヘッド
で再生したときの波形とほぼ同じ形であるため、従来と
同じ再生データ検出回路を用いることができる。
一方、リング型磁気ヘッドは面内記録で用いられてい
るヘッドであるが、垂直磁気記録媒体をリング型磁気ヘ
ッドで記録再生したときの孤立波形は従来の面内磁気記
録媒体とは異なった、非対称なダイパルス波形となるた
め、これを装置化するには従来と異なった再生データ検
出回路が必要である。このような垂直磁気記録媒体とリ
ングヘッドの系における再生データ検出方式として、再
生波形のゼロクロス点をデータ点とする方法、再生波形
の最大傾斜点をデータ点とする方法(1982年11月発行の
第6回日本応用磁気学会学術講演概要集16pB−9)、も
との波形とこれを遅延した波形とを重ね合わせた後のゼ
ロクロス点をデータ点とする方法(1985年9月発行のIE
EE TRANSACTIONS ON MAGNETICS,VOL.MAG−21,No.5 pp.1
365〜1367)、微分回路により波形を対称化した後ピー
ク検出する方法(特願昭63−174741号明細書)などが知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これまで用いられてきた面内磁気記録
媒体は広く普及しており、特にフレキシブルディスクの
ような媒体可換のシステムにおいては、従来から蓄積さ
れ数多くの面内磁気記録媒体に蓄えられた情報をすべて
垂直磁気記録媒体に書き換えることはほとんど不可能で
ある。また、一つのコンピュータシステムで垂直磁気記
録媒体用のディスクドライブと、従来の面内磁気記録媒
体用のディスクドライブとを併せ持つことは、システム
全体が大きくなり高価になるという問題があった。
本発明の目的は、このような問題を解決し、高密度記
録が可能な垂直磁気記録媒体と、従来から普及している
面内磁気記録装置との両者を用いることができる磁気記
憶装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、垂直磁気記録媒体と面内磁気記録媒体との
両方を使用することのできる磁気記憶装置であって、 リング型磁気ヘッドと、 このリング型磁気ヘッドからの再生信号を波形等化す
る微分回路と、 この微分回路の出力波形のピーク位置を検出して再生デ
ジタルデータを出力するピーク位置検出回路と、 使用磁気記録媒体が垂直磁気記録媒体であるか面内磁
気記録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 この記録媒体種類検出部の検出結果に基づいて、使用
磁気記録媒体が面内磁気記録媒体である場合には前記微
分回路の時定数を信号周期と比較して十分大きくなるよ
うに、使用磁気記録媒体が垂直磁気記録媒体である場合
にはほぼ対称な波形となるような時定数とするように、
前記微分回路の時定数を切り換える時定数切換回路とを
有することを特徴としている。
〔作用〕 高密度記録が可能な垂直磁気記録媒体と従来の面内磁
気記録媒体との両者を用いることができるように、磁気
ヘッドとしてはリング型磁気ヘッドを用いる。磁気記録
媒体が面内磁気記録媒体の場合は、記録媒体からリング
型磁気ヘッドにより再生される孤立再生波形は、ほぼ対
称な単峰波形である。この波形が微分回路を通るとき、
この微分回路の時定数を信号の周期より十分大きく選ん
でおけば、波形はほぼ変わらないで出力される。この波
形のピーク位置をピーク位置検出回路により検出するこ
とにより再生データパルスを得ることができる。
一方、磁気記録媒体が垂直磁気記録媒体の場合は、記
録媒体からリング型磁気ヘッドにより再生される孤立再
生波形は、非対称なダイパルス波形となる。この波形が
微分回路を通るとき、この微分回路の時定数を最適に選
ぶことにより、ほぼ対称な波形にできる。この波形のピ
ーク位置をピーク位置検出回路により検出することによ
り再生データパルスを得ることができる。
使用される磁気記録媒体が面内磁気記録媒体である
か、垂直磁気記録媒体であるかによって、微分回路の時
定数の適切な値が異なるが、本発明の磁気記録装置にお
いては、使用される記録媒体が面内磁気記録媒体である
か垂直磁気記録媒体であるかを記録媒体種類検出部によ
って検出し、この記録媒体種類検出部からの信号によっ
て制御される時定数切換回路によって微分回路の時定数
を使用される記録媒体の種類に適した値にするように切
り換えることができる。これにより、一つの磁気記憶装
置で高密度記録が可能な垂直磁気記録媒体と、従来から
広く普及している面内磁気記録媒体の両者を使用するこ
とができる。
〔実施例〕
(第1の実施例) 第1図は、第1の実施例の構成を示す。この磁気記録
装置は、リング型磁気ヘッド1,記録媒体種類検出部4,記
録増幅器2,再生増幅器3,時定数切換回路5,微分回路6,ピ
ーク位置検出回路7を備えている。
この実施例では、リング型磁気ヘッド2としてセンダ
ストヘッドを用いた。磁気記録媒体8としてはジャケッ
ト9に収納されたフレキシブル磁気ディスク10を用い、
それが垂直磁気記録媒体である場合にはジャケット9の
所定の位置に記録媒体種類検出穴11をあけ、面内磁気記
録媒体である場合にはそう穴をあけないようにし、その
穴の有無を光センサーで検出するように記録媒体種類検
出部4を構成した。
微分回路6としては、2個のコンデンサと1個の抵抗
とからなる回路を用いた。
時定数切換回路5としては、MOSアナログスイッチを
用い、微分回路6の時定数をT1=C1・R,T2=C2・Rのい
ずれかに切り換える、すなわちコンデンサの容量を切り
換えることができるように構成した。なお、C1,C2の微
分回路を構成する2個のコンデンサの容量を、Rは抵抗
の値を示している。
また、ピーク位置検出回路7は、従来の面内磁気記録
で用いられているのと同様の回路を用いた。
次に本実施例の動作を説明する。
記録データは、記録増幅器2とリング型磁気ヘッド1
を通して磁気記録媒体8に記録される。磁気記録媒体8
が面内磁気記録媒体の場合は、記録媒体からリング型磁
気ヘッド2により再生され再生増幅器3より出力される
孤立再生波形は、第2図(a)に示すようにほぼ対称な
単峰波形である。
記録媒体種類検出部4はジャケット9に記録媒体種類
検出穴11が設けられていないことから、磁気記録媒体8
が面内磁気記録媒体であることを検出し、時定数切換回
路5を微分回路6の時定数がT1=C1・Rになるように切
り換える。この時定数T1が信号の周期より十分大きく選
ばれていれば、微分回路6の出力波形はほぼ変わらない
で第2図(b)の波形となる。この波形のピーク位置を
ピーク位置検出回路7により検出することにより第2図
(c)の再生データパルスを得ることができる。
一方、磁気記録媒体8が垂直磁気記録媒体の場合は、
記録媒体からリング型磁気ヘッド1により再生される孤
立再生波形は、第3図(a)に示すように非対称なダイ
パルス波形となる。
記録媒体種類検出部4はジャケット9に記録媒体種類
検出穴11が設けられていることから、磁気記録媒体8が
垂直磁気記録媒体であることを検出し、時定数切換回路
5を微分回路6の時定数がT2=C2・Rになるように切り
換える。この時定数T2が最適に選ばれていれば、微分回
路6の出力波形は第3図(b)のようなほぼ対称な波形
となる。この波形のピーク位置をピーク位置検出回路7
により検出することにより第3図(c)の再生データパ
ルスを得ることができる。
本実施例において、磁気記録媒体8として、従来から
普及しているCo被着γ−Fe2O3塗布膜の面内磁気記録媒
体を用いるとき、データ転送レートを500kb/s、最高記
録周波数を250kHzとして、微分回路6の時定数T1を40μ
s以上、すなわちRの値が470ΩのときC1の値を0.08μ
F以上とすれば、微分回路6の出力波形が再生増幅器3
の出力波形とほぼ同じとなって、広い位相マージンが得
られることが明らかになった。
また、磁気記録媒体8として、高密度記録が可能なCo
Cr合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いるとき、デ
ータ転送レートを2.5Mb/s、最高記録周波数を1.25MHzと
して、微分回路6の時定数T2と位相マージンとの関係を
測定した結果、第4図に示すようになり、時定数T2を0.
056μsから0.48μsの範囲、すなわちRの値が470Ωの
ときC2の値を120pFから1000pFの範囲に選ぶことによ
り、30%以上の広い位相マージンを得ることができた。
(第2の実施例) また第2の実施例として、リング型磁気ヘッド1とし
てフェライトヘッドを用いた。磁気媒体種類検出部4,時
定数切換回路5,微分回路6,ピーク位置検出回路7は第1
の実施例で述べたのと同じ構成とした。
磁気記録媒体8として、従来から普及しているCo被着
γ−Fe2O3塗布膜の面内磁気記録媒体を用いるとき、デ
ータ転送レートを500kb/s、最高記録周波数を250kHzと
して、微分回路6の時定数T1を40μs以上、すなわちR
の値が470ΩのときC1の値を0.08μF以上とすれば、微
分回路6の出力波形が再生増幅器3の出力波形とほぼ同
じとなって広い位相マージンが得られることが明らかに
なった。
また、磁気記録媒体8として、高密度記録が可能なCo
Cr合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いるとき、デ
ータ転送レートを2Mb/s、最高記録周波数を1MHzとし
て、微分回路6の時定数T2と位相マージンとの関係を測
定した結果、第5図に示すようになり、時定数T2を0.1
μsから1.2μsの範囲、すなわちRの値が470Ωのとき
C2の値を210pFから2500pFの範囲に選ぶことにより、30
%以上の広い位相マージンを得ることができた。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の磁気記憶装置は、高密度記録が
可能な垂直磁気記録媒体と、従来から普及している面内
磁気記録媒体との両者を用いることができ、コンピュー
タシステムを大きくすることなく、新しい高密度大容量
の記録媒体を用いることができ、かつ従来蓄積されてき
たデータが蓄えられている記録媒体も用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例である磁気記憶装置の構
成を示すブロック図、 第2図,第3図は第1の実施例の動作を説明する波形
図、 第4図,第5図は本発明の第1,第2の実施例において垂
直磁気記録媒体を用いたときの微分回路の時定数と位相
マージンとの関係の測定結果を示すグラフである。 1……リング型磁気ヘッド 2……記録増幅器 3……再生増幅器 4……記録媒体種類検出部 5……時定数切換回路 6……微分回路 7……ピーク位置検出回路 8……磁気記録媒体 11……記録媒体種類検出穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直磁気記録媒体と面内磁気記録媒体との
    両方を使用することのできる磁気記憶装置であって、 リング型磁気ヘッドと、 このリング型磁気ヘッドからの再生信号を波形等化する
    微分回路と、 この微分回路の出力波形のピーク位置を検出して再生デ
    ジタルデータを出力するピーク位置検出回路と、 使用磁気記録媒体が垂直磁気記録媒体であるか面内磁気
    記録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 この記録媒体種類検出部の検出結果に基づいて、使用磁
    気記録媒体が面内磁気記録媒体である場合には前記微分
    回路の時定数を信号周期と比較して十分大きくなるよう
    に、使用磁気記録媒体が垂直磁気記録媒体である場合に
    はほぼ対称な波形となるような時定数とするように、前
    記微分回路の時定数を切り換える時定数切換回路とを有
    することを特徴とする磁気記憶装置。
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WO1996027186A1 (fr) * 1995-03-01 1996-09-06 Hitachi, Ltd. Appareil de reproduction de signaux magnetiques
JP4028528B2 (ja) * 2004-07-05 2007-12-26 松下電器産業株式会社 ダイレクトコンバージョン受信装置及び携帯電話

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