JP2527073B2 - 磁気記憶装置 - Google Patents
磁気記憶装置Info
- Publication number
- JP2527073B2 JP2527073B2 JP2133107A JP13310790A JP2527073B2 JP 2527073 B2 JP2527073 B2 JP 2527073B2 JP 2133107 A JP2133107 A JP 2133107A JP 13310790 A JP13310790 A JP 13310790A JP 2527073 B2 JP2527073 B2 JP 2527073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- signal
- circuit
- magnetic recording
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Digital Magnetic Recording (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク，磁気テープなどの磁気記憶装
置に関し、特に垂直磁気記録媒体と面内磁気記録媒体と
の両者を用いることができる磁気記憶装置に関する。
置に関し、特に垂直磁気記録媒体と面内磁気記録媒体と
の両者を用いることができる磁気記憶装置に関する。
従来の磁気記憶装置は一般的には、膜面内に磁気異方
性を有している記録媒体とリング型磁気ヘッドが用いら
れている。このような面内磁気記録媒体を用いた磁気記
憶装置の再生データ検出回路は、第５図に示すように微
分回路11とゼロクロス検出回路10とによって構成され
る。磁気ヘッドからの再生増幅信号をこの再生データ検
出回路に通すことによって、再生増幅信号のピーク位置
に対応するデータパルスを再生する。
性を有している記録媒体とリング型磁気ヘッドが用いら
れている。このような面内磁気記録媒体を用いた磁気記
憶装置の再生データ検出回路は、第５図に示すように微
分回路11とゼロクロス検出回路10とによって構成され
る。磁気ヘッドからの再生増幅信号をこの再生データ検
出回路に通すことによって、再生増幅信号のピーク位置
に対応するデータパルスを再生する。
一方、近年Co−Crのように膜面に垂直な方向に磁気異
方性を有する磁気記録媒体は、高密度の記録特性を有す
るものとして盛んに研究されている。
方性を有する磁気記録媒体は、高密度の記録特性を有す
るものとして盛んに研究されている。
垂直磁気記録用の磁気ヘッドとしては、単磁極ヘッド
及び従来のリング型磁気ヘッドが検討されている。
及び従来のリング型磁気ヘッドが検討されている。
単磁極ヘッドは垂直磁気記録専用のヘッドで、その再
生波形は従来の面内磁気記録媒体をリング型磁気ヘッド
で再生したときの波形とほぼ同じであるため、従来とほ
ぼ同じ再生データ検出回路を用いることができる。
生波形は従来の面内磁気記録媒体をリング型磁気ヘッド
で再生したときの波形とほぼ同じであるため、従来とほ
ぼ同じ再生データ検出回路を用いることができる。
一方、リング型磁気ヘッドは面内記録で用いられてい
るヘッドであるが、垂直磁気記録媒体をリング型磁気ヘ
ッドで記録再生したときの孤立波形は、従来の面内磁気
記録媒体とは異なった、非対称なダイパルス波形となる
ため、これを装置化するには従来と異なった再生データ
検出回路が必要である。このような垂直磁気記録媒体と
リングヘッドの系における再生データ検出回路として、
第６図に示すように遅延回路12と微分回路13と差動増幅
器９とゼロクロス検出回路10とからなり、もとの波形を
遅延したものと、もとの波形を微分した波形との差信号
のゼロクロス点をデータ点とする方法（特開昭62−4380
5号公報）などが知られている。
るヘッドであるが、垂直磁気記録媒体をリング型磁気ヘ
ッドで記録再生したときの孤立波形は、従来の面内磁気
記録媒体とは異なった、非対称なダイパルス波形となる
ため、これを装置化するには従来と異なった再生データ
検出回路が必要である。このような垂直磁気記録媒体と
リングヘッドの系における再生データ検出回路として、
第６図に示すように遅延回路12と微分回路13と差動増幅
器９とゼロクロス検出回路10とからなり、もとの波形を
遅延したものと、もとの波形を微分した波形との差信号
のゼロクロス点をデータ点とする方法（特開昭62−4380
5号公報）などが知られている。
しかしながら、これまで用いられてきた面内磁気記録
媒体は広く普及しており、特にフレキシブルディスクの
ような媒体可換のシステムにおいては、従来から蓄積さ
れた数多くの面内磁気記録媒体に蓄えられた情報をすべ
て垂直磁気記録媒体に書き換えることはほとんど不可能
である。また、一つのコンピュータシステムで垂直磁気
記録媒体用のディスクドライブと、従来の面内磁気記録
媒体用のディスクドライブをあわせ持つことは、システ
ム全体が大きくなり高価になると言う問題があった。
媒体は広く普及しており、特にフレキシブルディスクの
ような媒体可換のシステムにおいては、従来から蓄積さ
れた数多くの面内磁気記録媒体に蓄えられた情報をすべ
て垂直磁気記録媒体に書き換えることはほとんど不可能
である。また、一つのコンピュータシステムで垂直磁気
記録媒体用のディスクドライブと、従来の面内磁気記録
媒体用のディスクドライブをあわせ持つことは、システ
ム全体が大きくなり高価になると言う問題があった。
本発明の目的は、高密度記録が可能な垂直磁気記録媒
体と、従来から普及している面内磁気記録媒体との両者
を用いることができる磁気記憶装置を提供することにあ
る。
体と、従来から普及している面内磁気記録媒体との両者
を用いることができる磁気記憶装置を提供することにあ
る。
本発明は、可換型磁気記録媒体を用い、リング型磁気
ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータを検
出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記
録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を一定時間遅延す
る遅延回路と、 前記再生増幅信号を前記遅延回路の減衰量とほぼ同じ
だけ減衰させる減衰器と、 前記再生増幅信号を微分する微分回路と、 前記媒体種類検出部からの信号によって前記減衰器の
出力と前記微分回路の出力とを切り換える信号選択回路
と、 前記遅延回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信
号との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼ
ロクロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒
体である場合には前記減衰器からの信号を出力し、使用
記録媒体が垂直磁気記録媒体である場合には前記微分回
路からの信号を出力することを特徴とする。
ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータを検
出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記
録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を一定時間遅延す
る遅延回路と、 前記再生増幅信号を前記遅延回路の減衰量とほぼ同じ
だけ減衰させる減衰器と、 前記再生増幅信号を微分する微分回路と、 前記媒体種類検出部からの信号によって前記減衰器の
出力と前記微分回路の出力とを切り換える信号選択回路
と、 前記遅延回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信
号との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼ
ロクロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒
体である場合には前記減衰器からの信号を出力し、使用
記録媒体が垂直磁気記録媒体である場合には前記微分回
路からの信号を出力することを特徴とする。
また本発明は、可換型磁気記録媒体を用い、リング型
磁気ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータ
を検出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記
録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を微分する微分回
路と、 前記再生増幅信号を一定時間遅延する遅延回路と、 前記記録媒体種類検出部からの信号によって前記遅延
回路の出力と無信号とを切り換える信号選択回路と、 前記微分回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信
号との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼ
ロクロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒
体である場合には無信号を出力し、使用記録媒体が垂直
磁気記録媒体である場合には前記遅延回路からの信号を
出力することを特徴とする。
磁気ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータ
を検出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記
録媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を微分する微分回
路と、 前記再生増幅信号を一定時間遅延する遅延回路と、 前記記録媒体種類検出部からの信号によって前記遅延
回路の出力と無信号とを切り換える信号選択回路と、 前記微分回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信
号との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼ
ロクロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒
体である場合には無信号を出力し、使用記録媒体が垂直
磁気記録媒体である場合には前記遅延回路からの信号を
出力することを特徴とする。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例について説明する。
〔実施例１〕 第１図は本発明の第１の実施例である磁気記憶装置の
ブロック図である。この磁気記憶装置は、磁気記録媒体
1,記録媒体種類検出部2,リング型磁気ヘッド3,再生増幅
器4,遅延回路5,減衰器6,微分回路7,信号選択回路8,差動
増幅器9,ゼロクロス検出回路10により構成されている。
ブロック図である。この磁気記憶装置は、磁気記録媒体
1,記録媒体種類検出部2,リング型磁気ヘッド3,再生増幅
器4,遅延回路5,減衰器6,微分回路7,信号選択回路8,差動
増幅器9,ゼロクロス検出回路10により構成されている。
高密度記録が可能な垂直磁気記録媒体と従来の面内磁
気記録媒体との両者を用いることができるように、磁気
ヘッドとしてはリング型磁気ヘッドを用いる。磁気記録
媒体１が垂直磁気記録媒体の場合は、この記録媒体から
リング型磁気ヘッド３により再生される孤立再生波形
は、非対称なダイパルス波形となる。信号選択回路８が
微分回路７を選択し、この波形が遅延回路５を通ったも
のと微分回路７を通ったものとの差信号を差動増幅器９
により検出し、そのゼロクロス位置をゼロクロス検出回
路10により検出することにより再生データパルスを得る
ことができる。
気記録媒体との両者を用いることができるように、磁気
ヘッドとしてはリング型磁気ヘッドを用いる。磁気記録
媒体１が垂直磁気記録媒体の場合は、この記録媒体から
リング型磁気ヘッド３により再生される孤立再生波形
は、非対称なダイパルス波形となる。信号選択回路８が
微分回路７を選択し、この波形が遅延回路５を通ったも
のと微分回路７を通ったものとの差信号を差動増幅器９
により検出し、そのゼロクロス位置をゼロクロス検出回
路10により検出することにより再生データパルスを得る
ことができる。
一方、磁気記録媒体１が面内磁気記録媒体の場合は、
通常再生データ検出回路に第５図に示したように微分回
路を用いるが、本実施例の場合においては微分回路の代
わりに、遅延回路5,減衰器6,差動増幅器９を用いる。こ
れは信号選択回路８が減衰器６を選択することにより行
われる。再生増幅信号をｆ（ｔ）とし、遅延回路５の遅
延時間をtd、減衰度をAdとすると、遅延回路５の出力は
Ad・ｆ（ｔ−td）であり、減衰器６の減衰度を遅延回路
５の減衰度Adに等しく設定すると、差動増幅器９の出力
信号は、 Ad・｛ｆ（ｔ−td）−ｆ（ｔ）｝ ≒−Ad・ｆ´（ｔ）・td に比例、すなわち微分信号ｆ´（ｔ）にほぼ比例する。
従って、垂直磁気記録用の再生データ検出回路とほぼ同
じ構成の回路で、微分回路７を減衰器６に切り換えるだ
けで面内磁気記録媒体のデータを再生することができ
る。
通常再生データ検出回路に第５図に示したように微分回
路を用いるが、本実施例の場合においては微分回路の代
わりに、遅延回路5,減衰器6,差動増幅器９を用いる。こ
れは信号選択回路８が減衰器６を選択することにより行
われる。再生増幅信号をｆ（ｔ）とし、遅延回路５の遅
延時間をtd、減衰度をAdとすると、遅延回路５の出力は
Ad・ｆ（ｔ−td）であり、減衰器６の減衰度を遅延回路
５の減衰度Adに等しく設定すると、差動増幅器９の出力
信号は、 Ad・｛ｆ（ｔ−td）−ｆ（ｔ）｝ ≒−Ad・ｆ´（ｔ）・td に比例、すなわち微分信号ｆ´（ｔ）にほぼ比例する。
従って、垂直磁気記録用の再生データ検出回路とほぼ同
じ構成の回路で、微分回路７を減衰器６に切り換えるだ
けで面内磁気記録媒体のデータを再生することができ
る。
本実施例をさらに具体的に説明する。
第１図において、リング型磁気ヘッド３としてセンダ
ストヘッドを用いた。磁気記録媒体としてはジャケット
に収納されたフレキシブル磁気ディスクを用い、それが
垂直磁気記録媒体である場合にはジャケットの所定の位
置に穴をあけ、面内磁気記録媒体である場合にはその穴
をあけないようにし、その穴の有無を光センサーで検出
するように記録媒体種類検出部２を構成した。遅延回路
5,減衰器6,微分回路７および信号選択回路８は第３図に
示す構成とした。すなわち、遅延回路５は遅延線に整合
用抵抗を付けた構成とし、減衰器６は抵抗で構成されそ
の減衰度は遅延回路５の減衰度0.5にほぼ等しくした。
微分回路７は抵抗とコンデンサで構成される。記録媒体
種類によって信号を切り換えるための信号選択回路８と
して、記録媒体種類検出部２からの検出信号によって制
御されるCMOSアナログスイッチを用いた。また、ゼロク
ロス検出回路10は従来の面内磁気記録で用いられている
のと同様の回路を用いた。
ストヘッドを用いた。磁気記録媒体としてはジャケット
に収納されたフレキシブル磁気ディスクを用い、それが
垂直磁気記録媒体である場合にはジャケットの所定の位
置に穴をあけ、面内磁気記録媒体である場合にはその穴
をあけないようにし、その穴の有無を光センサーで検出
するように記録媒体種類検出部２を構成した。遅延回路
5,減衰器6,微分回路７および信号選択回路８は第３図に
示す構成とした。すなわち、遅延回路５は遅延線に整合
用抵抗を付けた構成とし、減衰器６は抵抗で構成されそ
の減衰度は遅延回路５の減衰度0.5にほぼ等しくした。
微分回路７は抵抗とコンデンサで構成される。記録媒体
種類によって信号を切り換えるための信号選択回路８と
して、記録媒体種類検出部２からの検出信号によって制
御されるCMOSアナログスイッチを用いた。また、ゼロク
ロス検出回路10は従来の面内磁気記録で用いられている
のと同様の回路を用いた。
このような構成の磁気記憶装置で、磁気記録媒体１と
して、従来から普及しているCo被着γ−Fe2O3塗布膜の
面内磁気記録媒体を用いてデータ転送レート500kb/sで
用いた場合においても、また、高密度記録が可能なCoCr
合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いてデータ転送
レート2.5Mb/sで用いた場合においても、広い位相マー
ジンでデータを再生できた。
して、従来から普及しているCo被着γ−Fe2O3塗布膜の
面内磁気記録媒体を用いてデータ転送レート500kb/sで
用いた場合においても、また、高密度記録が可能なCoCr
合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いてデータ転送
レート2.5Mb/sで用いた場合においても、広い位相マー
ジンでデータを再生できた。
（実施例２） 第２図は本発明の第２の実施例である磁気記憶装置の
ブロック図である。この磁気記憶装置は、磁気記録媒体
1,記録媒体種類検出部2,リング型磁気ヘッド3,再生増幅
器4,遅延回路5,微分回路7,信号選択回路8,差動増幅器9,
ゼロクロス検出回路10により構成されている。
ブロック図である。この磁気記憶装置は、磁気記録媒体
1,記録媒体種類検出部2,リング型磁気ヘッド3,再生増幅
器4,遅延回路5,微分回路7,信号選択回路8,差動増幅器9,
ゼロクロス検出回路10により構成されている。
本実施例においては、面内磁気記録媒体用微分回路と
して垂直磁気記録媒体の場合に用いる微分回路７を用
い、遅延回路５からの信号が差動増幅器９に入らないよ
うに、信号選択回路８で信号を切り換えるだけで面内磁
気記録媒体のデータを再生することができる。
して垂直磁気記録媒体の場合に用いる微分回路７を用
い、遅延回路５からの信号が差動増幅器９に入らないよ
うに、信号選択回路８で信号を切り換えるだけで面内磁
気記録媒体のデータを再生することができる。
使用される磁気記録媒体が面内磁気記録媒体である
か、垂直磁気記録媒体であるかによって、信号を切り換
える必要があるが、本実施例の磁気記憶装置において
は、使用される記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂
直磁気記録媒体であるかを記録媒体種類検出部２によっ
て検出し、この媒体種類検出部２からの検出信号によっ
て信号を切り換えるような信号選択回路８を構成する。
これにより、一つの磁気記憶装置で高密度記録が可能な
垂直磁気記録媒体と、従来から広く普及している面内磁
気記録媒体の両者を使用することができる。
か、垂直磁気記録媒体であるかによって、信号を切り換
える必要があるが、本実施例の磁気記憶装置において
は、使用される記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂
直磁気記録媒体であるかを記録媒体種類検出部２によっ
て検出し、この媒体種類検出部２からの検出信号によっ
て信号を切り換えるような信号選択回路８を構成する。
これにより、一つの磁気記憶装置で高密度記録が可能な
垂直磁気記録媒体と、従来から広く普及している面内磁
気記録媒体の両者を使用することができる。
本実施例をさらに具体的に説明する。
第２図の構成の磁気記憶装置で、リング型磁気ヘッド
３としてセンダストヘッドを用いた。磁気記録媒体とし
てはジャケットに収納されたフレキシブル磁気ディスク
を用い、それが垂直磁気記録媒体である場合にはジャケ
ットの所定の位置に穴をあけ、面内磁気記録媒体である
場合にはその穴をあけないようにし、その穴の有無を光
センサーで検出するように記録媒体種類検出部２を構成
した。遅延回路5,微分回路７および信号選択回路８は第
４図に示す構成とした。すなわち、遅延回路５は遅延線
に整合用抵抗を付けた構成とし、微分回路７は抵抗とコ
ンデンサで構成する。記録媒体種類によって信号を切り
換えるための信号選択回路８として、記録媒体種類検出
部２からの検出信号によって制御されるCMOSアナログス
イッチを用い、使用記録媒体が面内磁気記録媒体である
場合には無信号（グランド）を選択し、使用記録媒体が
垂直磁気記録媒体である場合には遅延回路５からの信号
を選択する。また、ゼロクロス検出回路10は従来の面内
磁気記録で用いられているのと同様の回路を用いた。
３としてセンダストヘッドを用いた。磁気記録媒体とし
てはジャケットに収納されたフレキシブル磁気ディスク
を用い、それが垂直磁気記録媒体である場合にはジャケ
ットの所定の位置に穴をあけ、面内磁気記録媒体である
場合にはその穴をあけないようにし、その穴の有無を光
センサーで検出するように記録媒体種類検出部２を構成
した。遅延回路5,微分回路７および信号選択回路８は第
４図に示す構成とした。すなわち、遅延回路５は遅延線
に整合用抵抗を付けた構成とし、微分回路７は抵抗とコ
ンデンサで構成する。記録媒体種類によって信号を切り
換えるための信号選択回路８として、記録媒体種類検出
部２からの検出信号によって制御されるCMOSアナログス
イッチを用い、使用記録媒体が面内磁気記録媒体である
場合には無信号（グランド）を選択し、使用記録媒体が
垂直磁気記録媒体である場合には遅延回路５からの信号
を選択する。また、ゼロクロス検出回路10は従来の面内
磁気記録で用いられているのと同様の回路を用いた。
このような構成の磁気記憶装置で、磁気記録媒体１と
して、従来から普及しているCo被着γ−Fe2O3塗布膜の
面内磁気記録媒体を用いてデータ転送レート500kb/sで
用いた場合においても、また、高密度記録が可能なCoCr
合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いてデータ転送
レート2.5Mb/sで用いた場合においも、広い位相マージ
ンでデータを再生できた。
して、従来から普及しているCo被着γ−Fe2O3塗布膜の
面内磁気記録媒体を用いてデータ転送レート500kb/sで
用いた場合においても、また、高密度記録が可能なCoCr
合金スパッタ膜の垂直磁気記録媒体を用いてデータ転送
レート2.5Mb/sで用いた場合においも、広い位相マージ
ンでデータを再生できた。
以上のように本発明の磁気記憶装置は、高密度記録が
可能な垂直磁気記録媒体と、従来から普及している面内
磁気記録媒体との両者を用いることができ、コンピュー
タシステムを大きくすることなく、新しい高密度大容量
の記録媒体を用いることができ、かつ従来蓄積されてき
たデータが蓄えられている記録媒体も用いることができ
る。
可能な垂直磁気記録媒体と、従来から普及している面内
磁気記録媒体との両者を用いることができ、コンピュー
タシステムを大きくすることなく、新しい高密度大容量
の記録媒体を用いることができ、かつ従来蓄積されてき
たデータが蓄えられている記録媒体も用いることができ
る。
第１図は本発明の１つの磁気記憶装置の構成を示すブロ
ック図、 第２図は本発明のもう１つの磁気記憶装置の構成を示す
ブロック図、 第３図は第１図の磁気記憶装置において用いた遅延回
路，減衰器，微分回路，信号選択回路の回路図、 第４図は第２図の磁気記憶装置において用いた遅延回
路，微分回路及び信号選択回路の回路図、 第５図は従来の面内磁気記録用の再生データ検出回路、 第６図は従来知られている垂直磁気記録用の再生データ
検出回路である。 １……磁気記録媒体 ２……記録媒体種類検出部 ３……リング型磁気ヘッド ４……再生増幅器 5,12……遅延回路 ６……減衰器 7,13……微分回路 ８……差動増幅器 ９……ゼロクロス検出回路
ック図、 第２図は本発明のもう１つの磁気記憶装置の構成を示す
ブロック図、 第３図は第１図の磁気記憶装置において用いた遅延回
路，減衰器，微分回路，信号選択回路の回路図、 第４図は第２図の磁気記憶装置において用いた遅延回
路，微分回路及び信号選択回路の回路図、 第５図は従来の面内磁気記録用の再生データ検出回路、 第６図は従来知られている垂直磁気記録用の再生データ
検出回路である。 １……磁気記録媒体 ２……記録媒体種類検出部 ３……リング型磁気ヘッド ４……再生増幅器 5,12……遅延回路 ６……減衰器 7,13……微分回路 ８……差動増幅器 ９……ゼロクロス検出回路
Claims (2)
- 【請求項１】可換型磁気記録媒体を用い、リング型磁気
ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータを検
出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記録
媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を一定時間遅延する
遅延回路と、 前記再生増幅信号を前記遅延回路の減衰量とほぼ同じだ
け減衰させる減衰器と、 前記再生増幅信号を微分する微分回路と、 前記媒体種類検出部からの信号によって前記減衰器の出
力と前記微粉回路の出力とを切り換える信号選択回路
と、 前記遅延回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信号
との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼロ
クロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒体
である場合には前記減衰器からの信号を出力し、使用記
録媒体が垂直磁気記録媒体である場合には前記微分回路
からの信号を出力することを特徴とする磁気記憶装置。 - 【請求項２】可換型磁気記録媒体を用い、リング型磁気
ヘッドにより記録再生した信号からデジタルデータを検
出する磁気記憶装置において、 使用記録媒体が面内磁気記録媒体であるか垂直磁気記録
媒体であるかを検出する記録媒体種類検出部と、 前記磁気ヘッドからの再生増幅信号を微分する微分回路
と、 前記再生増幅信号を一定時間遅延する遅延回路と、 前記記録媒体種類検出部からの信号によって前記遅延回
路の出力と無信号とを切り換える信号選択回路と、 前記微分回路の出力信号と前記信号選択回路の出力信号
との差を検出する差動増幅器と、 この差動増幅器の出力のゼロクロス位置を検出するゼロ
クロス検出回路とを有し、 前記信号選択回路は、使用記録媒体が面内磁気記録媒体
である場合には無信号を出力し、使用記録媒体が垂直磁
気記録媒体である場合には前記遅延回路からの信号を出
力することを特徴とする磁気記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2133107A JP2527073B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 磁気記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2133107A JP2527073B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 磁気記憶装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0428002A JPH0428002A (ja) | 1992-01-30 |
| JP2527073B2 true JP2527073B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=15096982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2133107A Expired - Lifetime JP2527073B2 (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 磁気記憶装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2527073B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100697583B1 (ko) | 2001-07-12 | 2007-03-22 | 호도가야 가가쿠 고교 가부시키가이샤 | 박리처리제 및 박리처리제의 제조방법 |
| US7965461B2 (en) | 2005-11-30 | 2011-06-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information reproducing apparatus |
| JP5317076B2 (ja) * | 2005-11-30 | 2013-10-16 | 三星電子株式会社 | 情報再生装置 |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP2133107A patent/JP2527073B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0428002A (ja) | 1992-01-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2509626B2 (ja) | 磁気記録再生装置 | |
| JP2597967B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| US5016123A (en) | Apparatus for magnetically determining the status of a cartridge in a magnetic recorder | |
| JPS62502714A (ja) | 磁束感知性トラツキング | |
| JPH0415521B2 (ja) | ||
| JP2510541B2 (ja) | 磁気デイスク用磁気抵抗効果型磁気ヘツド | |
| JP2527073B2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
| JPH02134766A (ja) | フロッピーディスクの識別方法 | |
| JP2773365B2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
| JP2715614B2 (ja) | 磁気記憶装置 | |
| Hoagland | Information Storage Technology A Look at the Future | |
| JPS6260147A (ja) | 光磁気デイスク | |
| JPS5841451A (ja) | 垂直磁気記録体 | |
| US6388839B2 (en) | Magnetic head device and recording medium drive | |
| JP2615144B2 (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JP3294278B2 (ja) | 磁気信号再生装置 | |
| JPS57113414A (en) | Servo disk system | |
| JPH04335205A (ja) | 磁気記録媒体および磁気記録媒体の製造方法 | |
| JP3128095B2 (ja) | 記録再生方法 | |
| WO1998043244A1 (fr) | Systeme de memoire pour multisignal | |
| JPH04298816A (ja) | セクタサーボ型磁気記録再生装置 | |
| JPH0157413B2 (ja) | ||
| JP2508639B2 (ja) | 垂直磁気記録媒体 | |
| JPS6023401B2 (ja) | 磁気記録再生方法 | |
| JPH1097714A (ja) | 磁気ディスク及びこれを用いた磁気ディスク装置 |