JP2713968B2 - 放送波再送信装置 - Google Patents

放送波再送信装置

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JP2713968B2 JP7183788A JP7183788A JP2713968B2 JP 2713968 B2 JP2713968 B2 JP 2713968B2 JP 7183788 A JP7183788 A JP 7183788A JP 7183788 A JP7183788 A JP 7183788A JP 2713968 B2 JP2713968 B2 JP 2713968B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はトンネル内等に向けて放送波の再送信を行う
放送波再送信装置に関するものである。
(従来の技術) 高層ビルの影や山間部などのテレビやラジオなどの放
送波を直接受信することが困難な場所では、再送信設備
を設けて放送波を中継している。また、高速道路等の長
大トンネルではカーラジオのラジオ放送を受信可能とす
るためや、災害が起った時のトンネル内放送を流すため
に、放送波の再送信設備を設けていた。
ここで従来の放送波再送信設備の概略のブロック図を
第5図に示す。この放送波再送信設備は、中間周波切換
方式の放送波再送信設備である。図において、受信用空
中線1で受信した放送波を受信部2で中間周波数の放送
波に変換し、伝送路3を介して再送信部4に伝送し、再
び受信放送波に等しい周波数に戻し、再送信用空中線5
でトンネル内等に再送信している。
ここで、従来の中間周波切換方式の放送波再送信設備
の受信部2を第6、再送信部を第7図に示す。
第6図において、受信用空中線1から入力した放送波
は、分波器21で各チャンネルごとに分波される。分波さ
れた放送波は各チャンネルごとにそれぞれ同じ構成をも
った回路2a、2b、…2nで周波数を変換している。分波器
から送られた放送波はまず高周波増幅器22で増幅され周
波数変換器23で局部発振器24より送られて来た変換信号
と混合して中間周波数に変換し、電力増幅器25で増幅し
ている。そして、放送用伝送路31を通して各チャンネル
ごとに再送信部4に伝送している。
次に第7図において受信部2から各チャンネルごとに
送られて来た中間周波数に変換された放送波はまず中間
周波増幅器41で増幅される。ここでトンネル内放送を流
すための変調器42から入力される信号と切換器43で切換
えられるようになっており、周波数変換器44で局部発振
器24から局部発振信号伝送路32を通して伝送された局部
発振信号と混合して放送波に等しい周波数に戻し、電力
増幅器45で増幅する。これらの動作は各チャンネルごと
に同じ構成をもった回路4a,4b…4nで行われ、これらの
放送波は混合器46で混合し、再送信用空中線5から再送
信されている。
この従来の方式によると、局部発振器24の出力周波数
Lは L=±i ;放送周波数 i;中間周波数 で表わされる高周波となる。ここで、伝送路3に用いら
れる同軸ケーブルなどでは、MHzレベルの高周波におい
ては、周波数が大きくなるにつれて、急激に伝送ロスが
大きくなる。これを解決するためには、太いケーブルを
使用するか、あるいは途中に増幅器を設けるなどの対策
が必要となるため、高周波の同期信号を長距離伝送する
ことが困難であった。
このため、受信部2から遠方に再送信部4を設置する
場合は局部発振器24を受信部2と再送信部4の両側に設
置しなければならなかった。従って、両者の発振周波数
に差異が生じ易く、再送信波を受信しようとする時に、
漏洩した放送局の放送波と混信を起して、ビート障害が
発生するという問題点があった。
(発明が解決しようとする課題) 上述のごとく、従来の方式では、受信部と再送信部を
離れた場所に設置する場合には、高周波の長距離にわた
る伝送路が必要となり、実現が困難となるため、受信部
と再送信部の両方に局部発振器を設置していた。
このため、両者の発信周波数に差異が発生し、トンネ
ル抗口部等の受信においてビート障害が発生するという
問題があった。
本発明では、この問題点を除去し、受信部と再送信部
を離れた場所に設置してもビート障害が発生しない、中
間周波切換方式の放送波再送信装置を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の放送波再送信装置は、所定の放送波を受信す
る受信用空中線と、第1の発振信号を発生する第1の局
部発振器を有し、前記受信用空中線で受信した放送波
を、この第1の発振信号と混合することにより所定の中
間周波数に変換して出力する受信部と、第2の発振信号
を発生する第2の局部発振器を有し、前記受信部で変換
した中間周波数の放送波を、この第2の発振信号と混合
することにより変換前の周波数に再変換して出力する再
送信部と、この再送信部から出力される放送波を再送信
する再送信用空中線と、前記第1の発振信号と第2の発
振信号の周波数を一致させるための低周波の同期信号
を、前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器に
供給する同期信号発生器とを具備する。
(作 用) 本発明では、受信部と再送信部の局部発振器を低周波
の同期信号で同期させることにより、簡単な伝送路を使
用して同期信号を容易に遠方に送ることができるように
なった。このため、受信部と再送信部を離れた場所に設
置した場合でも、各局部発振器の発振周波数を同一にす
ることができ、容易にトンネル抗口部等の受信における
ビート障害の発生を除去することができる。
(実施例) 本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第1図は
本発明の放送波再送信装置の概略を示すブロック図であ
る。この実施例は、本発明の放送波再送信装置を中波ラ
ジオ放送用に用いたものである。ここで従来例と同様の
ものには同じ番号を付してあるため、説明を省く。
ここでは、受信部2と再送信部3の同期を取る同期信
号発生器6が接続してある。
図中の受信部2の内部のブロック図を第2図に示す。
ここでも第6図の従来例と同じものについては同じ番号
を付し、説明を省く。図において、同期信号発生器6か
ら送られた同期信号は第1の同期信号受信器26で受信さ
れ、各チャンネルの第1の局部発振器27に供給される。
この第1の局部発振器27では放送波を中間周波数に変換
するための、各チャンネルごとに決った局部発振信号を
作りだし、周波数変換器23に供給している。
次に、再送信部4の内部のブロック図を第3図に示
す。同様に従来例の第7図と同じものについては同じ番
号を付し、説明を省く。
図において、同期信号発生器6から送られた同期信号
は同期信号受信器47で受信され、各チャンネルの第2の
局部発信器48に供給される。この第2の局部発振器48で
は中間周波数の放送波を放送用の周波数に変換する各チ
ャンネルごとに決った局部発振信号を出力し、周波数変
換器44に供給している。
この様な構成において、受信用空中線1で受信された
放送波は受信部2に送られる。受信部2では、まず分波
器21で各チャンネルごとに分波される。分波された放送
波は高周波増幅器22で増幅され、周波数変換器23で中間
周波数に変換される。この時の局部発振信号は各チャン
ネルごとに決った周波数をもっており、第1の局部発振
器27から供給される。そして、この局部発振信号と放送
波を混合することにより、長距離伝送が容易な中間周波
数に変換する。この中間周波数に変換された放送波は中
間周波増幅器25で増幅され、放送用伝送路31で再送信部
4へ送る。この様な変換は各チャンネルごとに行われて
おり、各チャンネルとも伝送しやすいように同じ周波数
の中間周波数に変換されて、再送信部4に伝送してい
る。
一方、再送信部4では送られてきた放送波を各チャン
ネルごとに中間周波増幅器41で増幅し、トンネル内放送
を流す変調器42と変換器43で切換えられるようになって
おり、周波数変換器44で第2の局部発振器48から供給さ
れた局部発振信号を用いて放送用周波数に周波数変換す
る。そして電力増幅器45で増幅される。また、他チャン
ネルの放送波も同様に変換され、混合部46で混合され、
再送信用空中線5でトンネル内へ再送信される。
この様な動作を行うため、同じチャンネルどうしの第
1の局部発振器27と第2の局部発振器48の出力の周波数
に差異が生じないように、同期をとる必要がある。そこ
で、この方法を次に述べる。
まず、同期信号発生器6で低周波の正弦波の同期信号
を作り、各々の同期信号受信器26に出力する。同期信号
受信器26では同期信号の波形が0(V)をクロスするタ
イミングを検出して同期パルスを作り、第1の局部発振
器27に出力する。同様に第2の局部発振器48も同期信号
受信器47を介して同期信号に同期させている。
ここで、第1の局部発振器27と第2の局部発振器48は
同じ構成をもつ回路で、ブロック図を第4図に示す。図
において、位相比較器271でプロクラムカウンタ272の出
力パルスと同期信号の位相比較を行い、同相となるよう
に電圧制御発振器(VCO)273を制御する。電圧制御発振
器273で発生した出力を局部発振信号として周波数変換
器23,44に出力するとともにプログラムカウンタ272に出
力する。プログラムカウンタ272では、電圧制御発振器2
73の出力を分周し、e/n(e;局部発振周波数)を作
り出す。
この様な回路構成のため、第1の局部発振器27、第2
の局部発振器48の出力である局部発振信号は、同期信号
の整数倍になっており、その数は各チャンネルごとに放
送波の周波数と中間周波数とによって一意的に決まる。
また、日本国内における中波ラジオ放送局の送信周波数
は9KHzの整数倍となっていることから、同期信号を9KHz
(または3KHz,1KHz)に選ぶことにより、1つの同期信
号を各波共通で使用することができる。
この様にして第1の局部発振器27と第2の局部発振器
48の出力である変換信号の同期をとることができるた
め、放送波と再送信波の周波数の差異がなくなり、トン
ネル抗口等のビート障害が除去される。
ここで、この実施例では同期信号発生器6を受信部2
と再送信部4の双方から独立にして説明しているが、本
発明を実施する上では受信部2と再送信部4のどちらか
に組み込まれることがある。また、受信部2と送信部4
を同一筺体内に設けたものも考えられる。これらは何れ
も本発明に含まれるものである。
また、先の実施例では複数チャンネルを持ったものを
説明したが、もちろんチャンネルが1つのものでもかま
わない。
さらに、本実施例では、中波ラジオ放送用の放送波再
送信装置について述べたが、これに限られず、本発明の
放送波再送信装置に用いられる放送波は、FM放送、テレ
ビ放送、その他色々な放送波の再送信装置が考えられ、
さらに、それぞれの放送波用の放送波再送信装置を組み
合わせたものがある。このときは、同期信号発生器6を
全放送波に共通してもよいし、複数にして各放送波ごと
に同期信号を設定してもよい。
また、他の実施例として、高層ビルの影や山間部など
の放送波が受信しにくい場所に、放送波を再送信するた
めの放送波再送信装置がある。この場合は受信用空中線
1と受信部2をビル等の障害物の最上部に取り付け放送
波を受信する。この場合は再送信部4が受信部2と同一
筺体の場合と受信部2から離れているものもある。この
どちらの場合においても同様に、放送波と再送信波の周
波数に差異が生じないため、受信状態の悪い場合にもビ
ート障害を起こすことなく、音質劣化が少ない。
〔発明の効果〕
以上述べた様に、本発明の放送波再送信装置では、受
信部と再送信部の局部発振器を低周波の同期信号で同期
させることにより各局部発振器の発振信号の周波数を一
致させるため、受信部と再送信部を離れた場所に設置し
た場合でも、トンネル抗口部等におけるビート障害を除
去することができ、音質劣化の少ない中間周波切換方式
の放送波再送信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の放送波再送信装置の概略を示すブロッ
ク図、第2図は本発明の受信部を示すブロック図、第3
図は本発明の再送信部を示すブロック図、第4図は本発
明の局部発振器を示すブロック図、第5図は従来例の概
略を示すブロック図、第6図は従来例の受信部を示すブ
ロック図、第7図は従来例の再送信部を示すブロック図
である。 1……受信用空中線、2……受信部、3……伝送路、4
……再送信部、5……再送信空中線、6……同期信号発
生器、21……分波器、22……高周波増幅器、23,44……
周波数変換器、25,41……中間周波増幅器、26……第1
の同期信号受信器、27……第1の局部発振器、42……変
調器、 43……切換器、45……電力増幅器、46……混合器、47…
…第2の同期信号受信器、 48……第2の局部発振器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の放送波を受信する受信用空中線と、 第1の発振信号を発生する第1の局部発振器を有し、前
    記受信用空中線で受信した放送波を、この第1の発振信
    号と混合することにより所定の中間周波数に変換して出
    力する受信部と、 第2の発振信号を発生する第2の局部発振器を有し、前
    記受信部で変換した中間周波数の放送波を、この第2の
    発振信号と混合することにより変換前の周波数に再変換
    して出力する再送信部と、 この再送信部から出力される放送波を再送信する再送信
    用空中線と、 前記第1の発振信号と第2の発振信号の周波数を一致さ
    せるための低周波の同期信号を、前記第1の局部発振器
    及び前記第2の局部発振器に供給する同期信号発生器と を具備することを特徴とする放送波再送信装置。
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