JP2933782B2 - テレビジョン中継放送機の同期装置 - Google Patents
テレビジョン中継放送機の同期装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はテレビジョン地上放送
の中継局において、送信信号の周波数安定度を受信信号
の周波数安定度に追随させるためのテレビジョン中継放
送機の同期装置に関するものである。
の中継局において、送信信号の周波数安定度を受信信号
の周波数安定度に追随させるためのテレビジョン中継放
送機の同期装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のテレビジョン中継放送機の
同期装置を示すブロック図であり、図において、100
はTV中継機本体、101はTV中継機の同期装置であ
る。16は受信映像搬送波信号とフェイズ・ロックド・
ループを構成し、その周波数安定度がTV中継機本体1
00で受信した受信映像搬送波信号の周波数安定度に追
随する1MHz発振器、2は1MHz発振器16の出力
である1MHzの信号を入力とし、その高調波を発生さ
せる高調波発生器、21はTV中継機本体100から送
信する任意のUHFテレビジョンチャンネルの送信映像
信号を入力とし、その振幅変調成分を取り除いて送信搬
送波信号を出力するUHF広帯域制限器、3は高調波発
生器2で作られた1MHzの高調波信号とUHF広帯域
制限器21より出力される送信搬送波信号とを入力と
し、それら2信号の周波数の差の信号を発生させる混合
器である。
同期装置を示すブロック図であり、図において、100
はTV中継機本体、101はTV中継機の同期装置であ
る。16は受信映像搬送波信号とフェイズ・ロックド・
ループを構成し、その周波数安定度がTV中継機本体1
00で受信した受信映像搬送波信号の周波数安定度に追
随する1MHz発振器、2は1MHz発振器16の出力
である1MHzの信号を入力とし、その高調波を発生さ
せる高調波発生器、21はTV中継機本体100から送
信する任意のUHFテレビジョンチャンネルの送信映像
信号を入力とし、その振幅変調成分を取り除いて送信搬
送波信号を出力するUHF広帯域制限器、3は高調波発
生器2で作られた1MHzの高調波信号とUHF広帯域
制限器21より出力される送信搬送波信号とを入力と
し、それら2信号の周波数の差の信号を発生させる混合
器である。
【0003】17は混合器3で得られる信号から250
KHz成分の信号のみを取り出す250KHz帯域通過
ろ波器、18は帯域通過ろ波器から得られる250KH
z正弦波信号をパルスに変換する波形整形器、19は波
形整形器18の出力である250KHzパルスの周波数
を10分の1に分周し25KHzパルスとする1/10
分周器、20は1MHz発振器16から1MHz信号を
40分の1の周波数に分周し25KHzパルスとする1
/40分周器、9は1/10分周器19の出力である2
5KHzパルスと1/40分周器20の出力である25
KHzパルスとの位相を比較し、その位相差に応じて位
相誤差電圧を出力する位相比較器、10は位相誤差電圧
の直流成分を取り出す低域通過ろ波器である。
KHz成分の信号のみを取り出す250KHz帯域通過
ろ波器、18は帯域通過ろ波器から得られる250KH
z正弦波信号をパルスに変換する波形整形器、19は波
形整形器18の出力である250KHzパルスの周波数
を10分の1に分周し25KHzパルスとする1/10
分周器、20は1MHz発振器16から1MHz信号を
40分の1の周波数に分周し25KHzパルスとする1
/40分周器、9は1/10分周器19の出力である2
5KHzパルスと1/40分周器20の出力である25
KHzパルスとの位相を比較し、その位相差に応じて位
相誤差電圧を出力する位相比較器、10は位相誤差電圧
の直流成分を取り出す低域通過ろ波器である。
【0004】次に動作について説明する。1MHz発振
器16はこのテレビジョン中継放送機の受信映像搬送波
信号とフェイズ・ロックド・ループを構成しており、そ
の周波数安定度は受信映像搬送波信号の周波数安定度に
追随している。高調波発生器2において1MHz発振器
16の出力である1MHz信号の高調波が作られる。こ
の高調波の周波数は2,3,4,5,・・・,764,
765,・・・MHzとなる。また、テレビジョン中継
放送機のUHFチャンネル送信信号の一部はTV中継機
本体100で送信音声信号を除去され、UHF広帯域制
限器21に入力される。UHF広帯域制限器21におい
て、送信映像信号は振幅変調成分が取り除かれ送信映像
搬送波信号となる。
器16はこのテレビジョン中継放送機の受信映像搬送波
信号とフェイズ・ロックド・ループを構成しており、そ
の周波数安定度は受信映像搬送波信号の周波数安定度に
追随している。高調波発生器2において1MHz発振器
16の出力である1MHz信号の高調波が作られる。こ
の高調波の周波数は2,3,4,5,・・・,764,
765,・・・MHzとなる。また、テレビジョン中継
放送機のUHFチャンネル送信信号の一部はTV中継機
本体100で送信音声信号を除去され、UHF広帯域制
限器21に入力される。UHF広帯域制限器21におい
て、送信映像信号は振幅変調成分が取り除かれ送信映像
搬送波信号となる。
【0005】上記1MHzの高調波信号と送信映像搬送
波信号とは混合器3に入力され、それらの周波数の差の
周波数をもつ信号が作られる。ここで、テレビジョン地
上放送の映像搬送波周波数のMHz未満の値は250K
Hzであり(ただし、オフセット方式がとられている場
合は240KHzまたは260KHzとなるが、この発
明の本論とは関係ないので論じない)、例えば13チャ
ンネルの映像搬送波周波数は471.25MHzであ
り、62チャンネルでは765.25MHzである。
波信号とは混合器3に入力され、それらの周波数の差の
周波数をもつ信号が作られる。ここで、テレビジョン地
上放送の映像搬送波周波数のMHz未満の値は250K
Hzであり(ただし、オフセット方式がとられている場
合は240KHzまたは260KHzとなるが、この発
明の本論とは関係ないので論じない)、例えば13チャ
ンネルの映像搬送波周波数は471.25MHzであ
り、62チャンネルでは765.25MHzである。
【0006】上記1MHzの高調波信号と送信映像搬送
波信号とは混合器3に入力され、それらの周波数の差の
周波数をもつ信号が作られるが、そのうち最小の周波数
は250KHzである。250KHz帯域通過ろ波器1
7において、この250KHzの成分のみが取り出さ
れ、波形整形器18により250KHzパルスに変換さ
れた後、1/10分周器19により10分周され25K
Hzパルスとなる。一方、1MHz発振器16の1MH
z信号は1/40分周器20で40分周され25KHz
パルスとなる。
波信号とは混合器3に入力され、それらの周波数の差の
周波数をもつ信号が作られるが、そのうち最小の周波数
は250KHzである。250KHz帯域通過ろ波器1
7において、この250KHzの成分のみが取り出さ
れ、波形整形器18により250KHzパルスに変換さ
れた後、1/10分周器19により10分周され25K
Hzパルスとなる。一方、1MHz発振器16の1MH
z信号は1/40分周器20で40分周され25KHz
パルスとなる。
【0007】1/10分周器19の出力の25KHzパ
ルスと1/40分周器20の出力の25KHzパルスと
は位相比較器9において位相比較され、位相誤差電圧が
出力される。この位相誤差電圧は低域通過ろ波器10を
経て、TV中継機本体100の送信機内にある送信用局
部発振器の出力周波数を制御する。送信用局部発振器に
より指定の送信チャンネルの周波数帯に変換されたテレ
ビジョン放送波信号の一部は方向性結合器等によって取
り出され、送信音声信号が取り除かれた後、同期装置1
01内のUHF広帯域制限器21に入力される。
ルスと1/40分周器20の出力の25KHzパルスと
は位相比較器9において位相比較され、位相誤差電圧が
出力される。この位相誤差電圧は低域通過ろ波器10を
経て、TV中継機本体100の送信機内にある送信用局
部発振器の出力周波数を制御する。送信用局部発振器に
より指定の送信チャンネルの周波数帯に変換されたテレ
ビジョン放送波信号の一部は方向性結合器等によって取
り出され、送信音声信号が取り除かれた後、同期装置1
01内のUHF広帯域制限器21に入力される。
【0008】以上のように送信用局部発振器は1MHz
発振器16を基準としたフェイズ・ロックド・ループを
構成しているため、送信映像搬送波周波数は1MHz発
振器16の周波数に追随するが、上述のように1MHz
発振器16の周波数は受信映像搬送波周波数に追随して
いるため、結局、送信映像搬送波周波数は受信映像搬送
波周波数に追随する。
発振器16を基準としたフェイズ・ロックド・ループを
構成しているため、送信映像搬送波周波数は1MHz発
振器16の周波数に追随するが、上述のように1MHz
発振器16の周波数は受信映像搬送波周波数に追随して
いるため、結局、送信映像搬送波周波数は受信映像搬送
波周波数に追随する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビジョン中
継放送機の同期装置は以上のように構成されているの
で、送信側のフェイズ・ロックド・ループが安定に動作
するためにはUHF広帯域制限器21において送信映像
信号の振幅変調成分を十分に取り除き、映像搬送波信号
のみを取り出す必要があるが、テレビジョンUHF帯
(13〜62チャンネル:470〜770MHz)のよ
うな高周波帯で映像信号の振幅変調成分を十分に取り除
くことは困難であり、変調度が大きい場合は、送信側の
フェイズ・ロックド・ループがはずれるという問題点が
あった。さらに、この振幅変調抑圧量をUHF帯全チャ
ンネルにおいて確保することは困難であり、指定された
チャンネルで調整する必要がある等の問題点があった。
継放送機の同期装置は以上のように構成されているの
で、送信側のフェイズ・ロックド・ループが安定に動作
するためにはUHF広帯域制限器21において送信映像
信号の振幅変調成分を十分に取り除き、映像搬送波信号
のみを取り出す必要があるが、テレビジョンUHF帯
(13〜62チャンネル:470〜770MHz)のよ
うな高周波帯で映像信号の振幅変調成分を十分に取り除
くことは困難であり、変調度が大きい場合は、送信側の
フェイズ・ロックド・ループがはずれるという問題点が
あった。さらに、この振幅変調抑圧量をUHF帯全チャ
ンネルにおいて確保することは困難であり、指定された
チャンネルで調整する必要がある等の問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送信映像信号の変調度が大きい
場合でも安定に動作し、またUHF帯全テレビジョンチ
ャンネルでの調整が不要であるテレビジョン中継放送機
の同期装置を得ることを目的としている。
ためになされたもので、送信映像信号の変調度が大きい
場合でも安定に動作し、またUHF帯全テレビジョンチ
ャンネルでの調整が不要であるテレビジョン中継放送機
の同期装置を得ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るテ
レビジョン中継放送機の同期装置は、混合器に送信映像
信号をそのまま加えると共に、振幅変調された2.75
MHz帯の信号に対して、振幅変調成分を抑圧する制限
器を設け、この制限器に混合器の出力を加えるようにし
たものである。
レビジョン中継放送機の同期装置は、混合器に送信映像
信号をそのまま加えると共に、振幅変調された2.75
MHz帯の信号に対して、振幅変調成分を抑圧する制限
器を設け、この制限器に混合器の出力を加えるようにし
たものである。
【0012】請求項2の発明に係るテレビジョン中継放
送機の同期装置は、UHF,VHF各チャンネルに対し
て振幅変調成分を抑圧する2つの制限器の系統を設け、
それらを切り換えて用いるようにしたものである。
送機の同期装置は、UHF,VHF各チャンネルに対し
て振幅変調成分を抑圧する2つの制限器の系統を設け、
それらを切り換えて用いるようにしたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明におけるテレビジョン中継放送
機の同期装置は、UHF帯で振幅変調成分を抑圧するの
ではなく、狭帯域で振幅変調成分を抑圧するため、より
大きい抑圧量を得ることができる。
機の同期装置は、UHF帯で振幅変調成分を抑圧するの
ではなく、狭帯域で振幅変調成分を抑圧するため、より
大きい抑圧量を得ることができる。
【0014】請求項2の発明におけるテレビジョン中継
放送機の同期装置は、2つの制限器の系統を備えている
ため、VHFとUHFの全テレビジョンチャンネルに対
応可能となる。
放送機の同期装置は、2つの制限器の系統を備えている
ため、VHFとUHFの全テレビジョンチャンネルに対
応可能となる。
【0015】
【実施例】実施例1. 以下、請求項1の発明の一実施例を図について説明す
る。図1においては、図3と対応する部分には同一符号
を付して説明を省略する。図1において、1は受信映像
搬送波とフェイズ・ロックド・ループを構成している6
MHz発振器(発振器)、4は混合器3の出力が加えら
れる2.75MHz帯域通過ろ波器(帯域通過ろ波
器)、5は2.75MHz帯域通過ろ波器4の出力が加
えられる2.75MHz制限器(制限器)、6は2.7
5MHz制限器5の出力をパルスに変換する波形整形
器、7は2.75MHzのパルスを25KHzに分周す
る第1の分周器としての1/110分周器、8は6MH
zの信号を25KHzに分周する第2の分周器としての
1/240分周器である。
る。図1においては、図3と対応する部分には同一符号
を付して説明を省略する。図1において、1は受信映像
搬送波とフェイズ・ロックド・ループを構成している6
MHz発振器(発振器)、4は混合器3の出力が加えら
れる2.75MHz帯域通過ろ波器(帯域通過ろ波
器)、5は2.75MHz帯域通過ろ波器4の出力が加
えられる2.75MHz制限器(制限器)、6は2.7
5MHz制限器5の出力をパルスに変換する波形整形
器、7は2.75MHzのパルスを25KHzに分周す
る第1の分周器としての1/110分周器、8は6MH
zの信号を25KHzに分周する第2の分周器としての
1/240分周器である。
【0016】次に動作について説明する。UHFチャン
ネルの送信映像信号は、振幅変調成分を含んだまま混合
器3に入力される。混合器3の出力信号のうち、最も低
い周波数をもつ2.75MHz成分の信号が2.75M
Hz帯域通過ろ波器4により取り出される。2.75M
Hz帯域通過ろ波器4の出力信号は、映像振幅変調成分
を含んでいるので、2.75MHz制限器5により振幅
変調成分が取り除かれた後、波形整形器6により2.7
5MHzパルスに変換され、さらに1/110分周器7
により25KHzパルスとなる。一方、6MHz発振器
1の出力の一部は1/240分周器8により240分周
され25KHzパルスとなり、1/110分周器7より
入力される25KHzパルスと位相比較器9において位
相を比較される。
ネルの送信映像信号は、振幅変調成分を含んだまま混合
器3に入力される。混合器3の出力信号のうち、最も低
い周波数をもつ2.75MHz成分の信号が2.75M
Hz帯域通過ろ波器4により取り出される。2.75M
Hz帯域通過ろ波器4の出力信号は、映像振幅変調成分
を含んでいるので、2.75MHz制限器5により振幅
変調成分が取り除かれた後、波形整形器6により2.7
5MHzパルスに変換され、さらに1/110分周器7
により25KHzパルスとなる。一方、6MHz発振器
1の出力の一部は1/240分周器8により240分周
され25KHzパルスとなり、1/110分周器7より
入力される25KHzパルスと位相比較器9において位
相を比較される。
【0017】実施例2.図2は請求項2の発明によるテ
レビジョン中継放送機の同期装置を示すもので、図1と
対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。図
2において、12は混合器3の出力が加えられる1.2
5MHz帯域通過ろ波器、13は1.25MHz帯域通
過ろ波器12の出力が加えられる1.25MHz制限
器、14は1.25MHz制限器13の出力をパルスに
変換する波形整形器である。
レビジョン中継放送機の同期装置を示すもので、図1と
対応する部分には同一符号を付して説明を省略する。図
2において、12は混合器3の出力が加えられる1.2
5MHz帯域通過ろ波器、13は1.25MHz帯域通
過ろ波器12の出力が加えられる1.25MHz制限
器、14は1.25MHz制限器13の出力をパルスに
変換する波形整形器である。
【0018】15は上記パルスを25KHzパルスに分
周する第3の分周器としての1/50分周器、11aは
混合器3の出力を2.75MHz帯域通過ろ波器または
1.25MHz帯域通過ろ波器12に選択的に加えるス
イッチ、11bは1/110分周器7または1/50分
周器15の出力を選択的に位相比較器9に加えるスイッ
チである。なお、2.75MHz帯域通過ろ波器4は第
1の帯域通過ろ波器、1.25MHz帯域通過ろ波器1
2は第2の帯域通過ろ波器、2.75MHz制限器5は
第1の制限器、1.25MHz制限器13は第2の制限
器に相当する。
周する第3の分周器としての1/50分周器、11aは
混合器3の出力を2.75MHz帯域通過ろ波器または
1.25MHz帯域通過ろ波器12に選択的に加えるス
イッチ、11bは1/110分周器7または1/50分
周器15の出力を選択的に位相比較器9に加えるスイッ
チである。なお、2.75MHz帯域通過ろ波器4は第
1の帯域通過ろ波器、1.25MHz帯域通過ろ波器1
2は第2の帯域通過ろ波器、2.75MHz制限器5は
第1の制限器、1.25MHz制限器13は第2の制限
器に相当する。
【0019】次に動作について説明する。テレビジョン
地上放送のVHFチャンネルは7チャンネルと8チャン
ネルとが重なっており、映像搬送波信号と6MHz高調
波信号との差の周波数成分のうち、最も低い周波数成分
は4〜7チャンネルでは2.75MHzとなり、UHF
チャンネルと等しいが、1〜3チャンネル、8〜12チ
ャンネルでは最も低い周波数成分は1.25MHzとな
る。送信チャンネルが4〜7チャンネルの場合はスイッ
チ11a,11bを2.75MHz帯域通過ろ波器4お
よび1/110分周器7の側に接続することで実施例1
と同様となる。
地上放送のVHFチャンネルは7チャンネルと8チャン
ネルとが重なっており、映像搬送波信号と6MHz高調
波信号との差の周波数成分のうち、最も低い周波数成分
は4〜7チャンネルでは2.75MHzとなり、UHF
チャンネルと等しいが、1〜3チャンネル、8〜12チ
ャンネルでは最も低い周波数成分は1.25MHzとな
る。送信チャンネルが4〜7チャンネルの場合はスイッ
チ11a,11bを2.75MHz帯域通過ろ波器4お
よび1/110分周器7の側に接続することで実施例1
と同様となる。
【0020】送信チャンネルが1〜3,8〜12チャン
ネルの場合は、スイッチ11a,11bを1.25MH
z帯域通過ろ波器12および1/50分周器15の側に
接続する。1.25MHz帯域通過ろ波器12により取
り出される振幅変調成分を含む信号は、1.25MHz
制限器13により振幅変調成分が取り除かれ、波形整形
器14でパルスに変換された後、1/50分周器15に
より50分周され、25KHzパルスとなる。他の動作
は実施例1と同様である。
ネルの場合は、スイッチ11a,11bを1.25MH
z帯域通過ろ波器12および1/50分周器15の側に
接続する。1.25MHz帯域通過ろ波器12により取
り出される振幅変調成分を含む信号は、1.25MHz
制限器13により振幅変調成分が取り除かれ、波形整形
器14でパルスに変換された後、1/50分周器15に
より50分周され、25KHzパルスとなる。他の動作
は実施例1と同様である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、狭帯域制限器により映像振幅変調成分を抑圧するよ
うに構成したので、UHF広帯域制限器と比較して抑圧
量が大きくでき、安定な同期装置が得られる。また、U
HF広帯域制限器と異なりチャンネル毎の調整が不要な
ため、UHF全チャンネルにおいて無調整で対応可能な
同期装置が得られる効果がある。
ば、狭帯域制限器により映像振幅変調成分を抑圧するよ
うに構成したので、UHF広帯域制限器と比較して抑圧
量が大きくでき、安定な同期装置が得られる。また、U
HF広帯域制限器と異なりチャンネル毎の調整が不要な
ため、UHF全チャンネルにおいて無調整で対応可能な
同期装置が得られる効果がある。
【0022】請求項2の発明によれば、UHF,VHF
各チャンネルの2つの制限器の系統を設けて、それらを
スイッチで切り換えるように構成したので、VHFも含
めたテレビジョン地上放送全チャンネルに対応可能な同
期装置が得られる効果がある。
各チャンネルの2つの制限器の系統を設けて、それらを
スイッチで切り換えるように構成したので、VHFも含
めたテレビジョン地上放送全チャンネルに対応可能な同
期装置が得られる効果がある。
【図1】請求項1の発明の一実施例によるテレビジョン
中継放送機の同期装置を示すブロック図である。
中継放送機の同期装置を示すブロック図である。
【図2】請求項2の発明の一実施例によるテレビジョン
中継放送機の同期装置を示すブロック図である。
中継放送機の同期装置を示すブロック図である。
【図3】従来のテレビジョン中継放送機の同期装置を示
すブロック図である。
すブロック図である。
1 6MHz発振器(発振器) 2 高調波発生器 3 混合器 4 2.75MHz帯域通過ろ波器(帯域通過ろ波器)
(第1の帯域通過ろ波器) 5 2.75MHz制限器(制限器)(第1の制限器) 7 1/110分周器(第1の分周器) 8 1/240分周器(第2の分周器) 9 位相比較器 11a,11b スイッチ 12 1.25MHz帯域通過ろ波器(第2の帯域通過
ろ波器) 13 1.25MHz制限器(第2の制限器) 15 1/50分周器(第3の分周器)
(第1の帯域通過ろ波器) 5 2.75MHz制限器(制限器)(第1の制限器) 7 1/110分周器(第1の分周器) 8 1/240分周器(第2の分周器) 9 位相比較器 11a,11b スイッチ 12 1.25MHz帯域通過ろ波器(第2の帯域通過
ろ波器) 13 1.25MHz制限器(第2の制限器) 15 1/50分周器(第3の分周器)
Claims (2)
- 【請求項1】 受信映像搬送波信号とフェイズ・ロック
ド・ループを構成し、その周波数安定度が上記受信映像
搬送波信号の周波数安定度に追随する所定周波数の信号
を発振する発振器と、上記発振器の出力信号の高調波信
号を発生させる高調波発生器と、上記高調波信号と送信
映像信号とを入力とし、これらの2つの信号の周波数の
差の信号を発生させる混合器と、上記混合器の出力信号
よりUHFチャンネル帯での最低周波数成分を取り出す
帯域通過ろ波器と、上記帯域通過ろ波器の出力信号より
映像振幅変調成分を取り除く制限器と、上記制限器の出
力信号の周波数を所定の周波数に分周する第1の分周器
と、上記発振器の出力信号の周波数を上記所定の周波数
に分周する第2の分周器と、上記第1の分周器の出力信
号の位相と上記第2の分周器の出力信号の位相とを比較
し、位相誤差電圧を出力する位相比較器とを備えたテレ
ビジョン中継放送機の同期装置。 - 【請求項2】 受信映像搬送波信号とフェイズ・ロック
ド・ループを構成し、その周波数安定度が上記受信映像
搬送波信号の周波数安定度に追随する所定周波数の信号
を発振する発振器と、上記発振器の出力信号の高調波信
号を発生させる高調波発生器と、上記高調波信号と送信
映像信号とを入力とし、これらの2つの信号の周波数の
差の信号を発生させる混合器と、上記混合器の出力信号
よりUHFチャンネル帯での最低周波数成分を取り出す
第1の帯域通過ろ波器と、上記第1の帯域通過ろ波器の
出力信号より映像振幅変調成分を取り除く第1の制限器
と、上記第1の制限器の出力信号の周波数を所定の周波
数に分周する第1の分周器と、上記混合器の出力信号よ
りVHFチャンネル帯での最低周波数成分を取り出す第
2の帯域通過ろ波器と、上記第2の帯域通過ろ波器の出
力信号より映像振幅変調成分を取り除く第2の制限器
と、上記発振器の出力信号の周波数を上記所定の周波数
に分周する第2の分周器と、上記第2の制限器の出力信
号の周波数を上記所定の周波数に分周する第3の分周器
と、上記第1の分周器の出力信号または上記第3の分周
器の出力信号の位相と上記第2の分周器の出力信号の位
相とを比較し、位相誤差電圧を出力する位相比較器と、
上記混合器の出力信号を上記第1の帯域通過ろ波器また
は上記第2の帯域通過ろ波器に選択的に加えるスイッチ
と、上記第1の分周器の出力信号または上記第3の分周
器の出力信号を選択的に上記位相比較器に加えるスイッ
チとを備えたテレビジョン中継放送機の同期装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22942592A JP2933782B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | テレビジョン中継放送機の同期装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22942592A JP2933782B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | テレビジョン中継放送機の同期装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661896A JPH0661896A (ja) | 1994-03-04 |
JP2933782B2 true JP2933782B2 (ja) | 1999-08-16 |
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ID=16892027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22942592A Expired - Fee Related JP2933782B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | テレビジョン中継放送機の同期装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2933782B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP22942592A patent/JP2933782B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0661896A (ja) | 1994-03-04 |
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