JP2713590B2 - ミル運転台数自動制御方法 - Google Patents

ミル運転台数自動制御方法

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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ミル・バーナ制御システムのミル運転台数
自動制御方法に関する。
〔従来の技術〕
ミルを経て燃料の石炭をボイラに供給する装置の従来
のミル運転台数制御方法は、第5図に示すような、ミル
台数切替曲線によっていた。第5図の曲線は、使用の予
想される炭種の中で同一発熱量を得るために最もミル負
荷が大となる炭種、例えばa炭において設定され、使用
炭種にかかわらず同一曲線を使用していた。
例えば、第5図のミル台数切替曲線において、ボイラ
の立上り時はAミル一台で運転し、さらにボイラ負荷が
増え、ミル負荷が台数切替上限のa2になったとき、Bミ
ルを追加運転する。さらにボイラ負荷が増え、Aミルと
Bミルの合計負荷が切替上限のb2になったとき、Cミル
を追加運転する。また逆にボイラ負荷が減少し、Aミ
ル、Bミル、Cミルの合計負荷が台数切替下限のc1にな
ったとき、Cミルのみを止める。このようにしてボイラ
負荷に応じて複数のミルを運転していた。
なお上記の図中の○印で示す台数切替上下限は第6図
に示すように、前記の設計炭種(例えばa炭)に於い
て、最も効率良く運用できるミル負荷範囲に対応した給
炭量により決定されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のシステムでは、ミル運転台数制御用の台数
切替曲線を、ある設計炭種で決定し、石炭性状にかかわ
らず同一の曲線を使用していた。しかしながら実運用上
は、第7図に示すように、複数の炭種例えばa炭ないし
d炭を使用し、各運転ミルに給炭される炭種も各々異な
り、かつ、各ミルにおいて給炭炭種の切替る時期も異な
る。しかし従来システムでは、最もミル負荷の高い設計
炭(a炭)によってのみ台数切替曲線を決定しているた
め、炭種が設計炭と異なる例えばb炭の場合、第2図に
示すように、設計炭(a炭)で設定された給炭量で切替
点(○印)を決定すると、台数切替時のミル負荷の上・
下限値がミル能力に対して低い値(r1,r2)に抑えられ
てしまい、ミル能力を有効に発揮出来ない問題点があっ
た。又、各ミル毎に、炭種が異なることにより、各ミル
相互でミル負荷の不均衡が生ずる問題点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。
すなわち、ミル運転台数自動制御方法として、ボイラ
負荷要求に基づき複数個のミルを運転する場合に、各ミ
ルに石炭を供給するバンカ内の貯炭レベルを計測し、同
各ミルへの送炭履歴より石炭性状の変化を予測し、この
予測より上記ミルの所定の運転順序にもとづき所定のミ
ル台数切替曲線を計算し、このミル台数切替曲線にもと
づいて上記各ミルの給炭量を制御し、起動・停止を行う
ようにした。
〔作用〕
上記手段により、ボイラ負荷要求にもとづき、各ミル
に石炭を供給する石炭バンカ内の貯炭レベルが計測され
る。それらの計測値と各ミルへの送炭履歴より石炭性状
の変化が予測され、この予測値より、上記ミルの所定の
運転順序にもとづきその時点での所定のミル台数切替曲
線が求められる。このミル台数切替曲線にもとづいて上
記各ミルの給炭量が制御され、起動・停止が行われる。
このようにして、各炭種に応じてミルが効率よく運用
されるようになる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第4図により説明す
る。
第1図は本発明の方法を適用した一実施例の構成図、
第2図ないし第4図は従来例および本実施例の作用説明
図である。
なお、従来例で説明した部分は、冗長さをさけるため
説明を省略し、この発明に関する部分を主体に説明す
る。
第1図にて、各種の石炭が第1のバンカ2a、第2のバ
ンカ2bないし第xのバンカ2x内に、図示しないコンベヤ
等で搬入され貯蔵される。Aミル1aには第1のバンカ2a
から給炭量計測器付の給炭機3aを経て石炭が供給され
る。Bミル1bには第2のバンカ2bから給炭量計測器付の
給炭機3bを経て石炭が供給される。以下同様。
また各バンカ2a,2b…2xには貯炭レベル(貯炭量)を
測定するレベル計(例えば超音波型レベル形)4a,4b…4
xがそれぞれ設けられる。
計算機(制御装置)5はボイラの負荷信号、各レベル
計4a,4b…4xの信号および各給炭機3a,3b…3xの給炭量信
号が入力される。また出力は各ミル1a,1b…1xおよび各
給炭機3a,3b…3xへ出力される。
以上の構成において、各バンカの貯炭レベル(貯炭
量)計測値及び各給炭機の給炭量計測値が計算機5に入
力される。計算機5は各バンカの各炭種の貯炭量を求め
る。各ミル1a,1b…1xの送炭履歴(手入力)と併せて現
在の各ミル1a,1b…1xの炭種切替り時期を予測し、各ミ
ル1a,1b…1xの使用石炭性状を予測する。この予測石炭
性状に対して、所定のミル運転順序に基づき後述する所
定のミル台数切替曲線すなわち、各ミルを最も効率よく
運用するための切替曲線を計算する。この切替曲線に従
い、ボイラ負荷に対して各ミルの給炭量が算出され、給
炭機3a,3b…3xで給炭量が制御される。台数切替点に到
達した場合に各ミル1a,1b…1xに対して起動・停止指令
が出され、起動・停止が行われる。
このようにして、あらゆる使用石炭種に対してミル能
力を最大限に発揮できるようにミル運転台数の自動制御
が行われる。
上記で例えば計算機5は第2図のような給炭量−ミル
負荷曲線の計算および第3図のようなボイラ負荷−ミル
負荷曲線(ミル台数の切替曲線)の計算を次の(1)と
(2)式により、各ミル毎に計算し、各ミル毎にボイラ
負荷−ミル負荷の関係を求める。その結果を各運転ミル
の運転順序にもとずいて、運転ミル台数分重ね合せ、第
3図に示すような、そのときのミル台数切替曲線を求め
る。
ミル負荷(x,y)=ミル負荷(x,基準 炭×f1(水分補正)×f2(粉砕性補正)× f3(微粉度補正) ……(1) ボイラ負荷(x,y)=ボイラ負荷(x, 基準炭)×(y炭発熱量/基準炭発熱量)……(2) ここでx :給炭量 y :炭種 f1=f2=f3=1:y炭=基準炭のとき、 例えばAミル1a、Bミル1b、Cミル1cがあり、Aミルと
Cミルにはa炭が供給されうる状態にあり、Bミルには
b炭が供給されうる状態にあるとする。またa炭とb炭
の給炭量−ミル負荷曲線は第2図のようになるとする。
このときミル台数切替曲線は第3図に示すようになる。
ボイラ負荷がP1以上となるとAミルとBミルが運転され
る。このときBミルは第2図のb炭の曲線により給炭さ
れる。さらにボイラ負荷が増加しP2になると、従来のシ
ステムでは第2図と第4図(a)に示すようにBミルの
給炭量はa T/HとなりCミルの追加運転が行われる。し
かし本実施例によればBミルは第2図のb炭の曲線によ
り運転するので、第3図と第4図(b)に示すようにボ
イラ負荷がP3以上に増加するまではCミルの追加運転は
行われない。
このようにして各ミルは炭種に応じて効率よく運転さ
れるようになる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明は次の効果を奏する。
(1) 各運転ミルについて、使用石炭性状の予測が可
能となる。
(2) 各ミルについて、使用石炭性状に対応して、ミ
ル台数切替点を随時計算することにより、あらゆる炭種
に対して常にミル能力を最大限に発揮することが可能と
なる。
(3) 使用石炭性状の相違にかかわらず、各ミル相互
のミル負荷不均衡をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した一実施例の構成図、第2図な
いし第4図は同実施例および従来装置の作用説明図、第
5図ないし第7図は従来装置の作用説明図である。 1a……Aミル、1b……Bミル、 1x……Xミル、2a,2b,2x……バンカ、 3a,3b,3x……給炭機、4a,4b,4x……レベル計。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラ負荷要求に基づき複数個のミルを運
    転する場合に、各ミルに石炭を供給するバンカ内の貯炭
    レベルを計測し、同各ミルへの送炭履歴より石炭性状の
    変化を予測し、この予測より上記ミルの所定の運転順序
    にもとづき所定のミル台数切替曲線を計算し、このミル
    台数切替曲線にもとづいて上記各ミルの給炭量を制御
    し、起動、停止を行うことを特徴とするミル運転台数自
    動制御方法。
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