JP2713391B2 - マイクロ波焼却炉 - Google Patents
マイクロ波焼却炉Info
- Publication number
- JP2713391B2 JP2713391B2 JP6003029A JP302994A JP2713391B2 JP 2713391 B2 JP2713391 B2 JP 2713391B2 JP 6003029 A JP6003029 A JP 6003029A JP 302994 A JP302994 A JP 302994A JP 2713391 B2 JP2713391 B2 JP 2713391B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- microwave
- steaming vessel
- supply pipe
- exhaust gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2204/00—Supplementary heating arrangements
- F23G2204/20—Supplementary heating arrangements using electric energy
- F23G2204/203—Microwave
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてセルローズ系
の廃棄物の焼却に用いるマイクロ波焼却炉に関する。
の廃棄物の焼却に用いるマイクロ波焼却炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の焼却炉は、燃焼のために供給され
る充分な空気により、炭素は空気中の酸素と反応しＣＯ
又はＣＯ2 、その他の煙とし大気中に拡散され大気汚染
の原因となっていた。
る充分な空気により、炭素は空気中の酸素と反応しＣＯ
又はＣＯ2 、その他の煙とし大気中に拡散され大気汚染
の原因となっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のＣＯ又はＣＯ2
の拡散を低減する方法として蒸し焼き法がある。しか
し、蒸し焼き法においては、外部より非常に高い熱を供
給する必要があり、また、炭化には長時間を要するの
で、供給熱量は極めて大きい。
の拡散を低減する方法として蒸し焼き法がある。しか
し、蒸し焼き法においては、外部より非常に高い熱を供
給する必要があり、また、炭化には長時間を要するの
で、供給熱量は極めて大きい。
【０００４】本発明は、炭化時間を短縮して供給熱量を
節減するマイクロ波焼却炉を提供することを目的として
いる。
節減するマイクロ波焼却炉を提供することを目的として
いる。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明においては、マイ
クロウェーブ放射室と、該マイクロウェーブ放射室の底
部にセラミック板を介し画成された蒸し焼き容器と、該
蒸し焼き容器の周囲を覆い上部に排気口と底部に供給口
とを備えた空室を画成するケースと、該ケースと前記蒸
し焼き容器底部との間に前記供給口を囲む二重のセラミ
ック壁で画成された燃焼室と、前記供給口に接続された
燃料ガス供給管、空気供給管及び前記蒸し焼き容器から
の排ガス還流管と、これらケース、供給管、燃料ガス供
給管、空気供給管及び排ガス還流管を覆う断熱材層とを
設けている。
クロウェーブ放射室と、該マイクロウェーブ放射室の底
部にセラミック板を介し画成された蒸し焼き容器と、該
蒸し焼き容器の周囲を覆い上部に排気口と底部に供給口
とを備えた空室を画成するケースと、該ケースと前記蒸
し焼き容器底部との間に前記供給口を囲む二重のセラミ
ック壁で画成された燃焼室と、前記供給口に接続された
燃料ガス供給管、空気供給管及び前記蒸し焼き容器から
の排ガス還流管と、これらケース、供給管、燃料ガス供
給管、空気供給管及び排ガス還流管を覆う断熱材層とを
設けている。
【０００６】上記空気供給管の途中に、ケースとの間に
熱交換を行う熱交換器を介装し、供給空気を加熱し燃料
ガスの燃焼を向上するのが好ましい。
熱交換を行う熱交換器を介装し、供給空気を加熱し燃料
ガスの燃焼を向上するのが好ましい。
【０００７】
【作用】上記のように構成されたマイクロ波焼却炉にお
いては、蒸し焼き容器内の主とてセルローズ系の廃棄物
にマイクロウェーブを放射すると、セルローズは赤熱炭
化され、高温の排ガスが発生する。この排ガスは、あら
かじめ燃料ガスで赤熱されたセラミック壁に接触して完
全燃焼され、継続的燃焼状態が保持される。この燃焼に
よる熱は容器及び廃棄物に付加され、炭化時間が短縮さ
れ、したがって、供給熱量が大巾に節減される。
いては、蒸し焼き容器内の主とてセルローズ系の廃棄物
にマイクロウェーブを放射すると、セルローズは赤熱炭
化され、高温の排ガスが発生する。この排ガスは、あら
かじめ燃料ガスで赤熱されたセラミック壁に接触して完
全燃焼され、継続的燃焼状態が保持される。この燃焼に
よる熱は容器及び廃棄物に付加され、炭化時間が短縮さ
れ、したがって、供給熱量が大巾に節減される。
【０００８】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
【０００９】図１において、全体を符号１で示すマイク
ロ波焼却炉の外ケース２の正面には、廃棄物投入用の扉
３が設けられている。
ロ波焼却炉の外ケース２の正面には、廃棄物投入用の扉
３が設けられている。
【００１０】図２において、外ケース２内の上部には、
マイクロ波Ｍを放射する長方体状のマイクロ波放射室４
が設けられている。この放射室４の底部には、セラミッ
ク板５が設けられ、そのセラミック板５の下部には、扉
３に対向する図示しない開口部が形成された蒸し焼き容
器６が設けられている。
マイクロ波Ｍを放射する長方体状のマイクロ波放射室４
が設けられている。この放射室４の底部には、セラミッ
ク板５が設けられ、そのセラミック板５の下部には、扉
３に対向する図示しない開口部が形成された蒸し焼き容
器６が設けられている。
【００１１】その容器６の全体と放射室４の下部とを覆
う空室７を画成する内ケース８が設けられている。この
空室７の上部には、排気口９が設けられ、底部中央に
は、供給口１０が設けられている。また、容器６の底面
と内ケース８との間には、供給口１０を囲む二重角筒状
のセラミック壁１２、１３により燃焼室１１が画成され
ている。その燃焼室１１内には、サーモカップル１４と
複数の点火栓１５とが設けられており、空室７には酸素
センサ１６が設けられている。
う空室７を画成する内ケース８が設けられている。この
空室７の上部には、排気口９が設けられ、底部中央に
は、供給口１０が設けられている。また、容器６の底面
と内ケース８との間には、供給口１０を囲む二重角筒状
のセラミック壁１２、１３により燃焼室１１が画成され
ている。その燃焼室１１内には、サーモカップル１４と
複数の点火栓１５とが設けられており、空室７には酸素
センサ１６が設けられている。
【００１２】前記供給口１０には、都市ガスＧの燃料ガ
ス供給管１７と、空室７からの排ガスＶの排ガス還流管
１８と、ブロワ１９からの空気Ａの空気供給管２０の一
端とが接続されている。その空気供給管２０の途中に
は、内ケース８との間で熱交換を行う熱交換器２１が介
装されている。そして、外ケース２と内ケース８との間
には、断熱材２２が充填されている。
ス供給管１７と、空室７からの排ガスＶの排ガス還流管
１８と、ブロワ１９からの空気Ａの空気供給管２０の一
端とが接続されている。その空気供給管２０の途中に
は、内ケース８との間で熱交換を行う熱交換器２１が介
装されている。そして、外ケース２と内ケース８との間
には、断熱材２２が充填されている。
【００１３】次に、作用について説明する。
【００１４】焼却に際し、あらかじめ供給口１０から都
市ガスＧと空気Ａとを供給して点火栓１５で点火し、燃
焼室１１を予熱してセラミック壁１２、１３を赤熱して
おく。
市ガスＧと空気Ａとを供給して点火栓１５で点火し、燃
焼室１１を予熱してセラミック壁１２、１３を赤熱して
おく。
【００１５】そこで、扉３を開き蒸し焼き容器６に廃棄
物Ｗを投入してマイクロ波Ｍを放射する。すると、廃棄
物Ｗのセルローズは赤熱炭化され、高温の排ガスＶが発
生する。その排ガスＶは排ガス還流管１８で燃焼室１１
に還流され、赤熱化されたセラミック壁１２、１３に接
触して燃焼され、継続的燃焼状態が保持される。この燃
焼による熱は容器６及び内ケース８に付加される。した
がって、廃棄物Ｗの炭化が促進されて炭化時間が短縮さ
れる。また、熱交換器２１により供給空気Ａが加熱さ
れ、燃焼室１１の燃焼が促進される。その結果、マイク
ロ波Ｍの発生電力は少なく抑えられ、また、廃棄物の加
熱温度が低くされ、炭素固定量が増大される。
物Ｗを投入してマイクロ波Ｍを放射する。すると、廃棄
物Ｗのセルローズは赤熱炭化され、高温の排ガスＶが発
生する。その排ガスＶは排ガス還流管１８で燃焼室１１
に還流され、赤熱化されたセラミック壁１２、１３に接
触して燃焼され、継続的燃焼状態が保持される。この燃
焼による熱は容器６及び内ケース８に付加される。した
がって、廃棄物Ｗの炭化が促進されて炭化時間が短縮さ
れる。また、熱交換器２１により供給空気Ａが加熱さ
れ、燃焼室１１の燃焼が促進される。その結果、マイク
ロ波Ｍの発生電力は少なく抑えられ、また、廃棄物の加
熱温度が低くされ、炭素固定量が増大される。
【００１６】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、廃棄物を蒸し焼き炭化すると共に、排ガス
を再燃焼して大気への放出を低減することができる。
ているので、廃棄物を蒸し焼き炭化すると共に、排ガス
を再燃焼して大気への放出を低減することができる。
【００１７】また、炭化時間を短縮してマイクロ波発生
電力を節減することができる。
電力を節減することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す外観斜視図。
【図２】図１の正面断面図。
Ａ・・・空気 Ｇ・・・都市ガス Ｍ・・・マイクロ波 Ｗ・・・廃棄物 Ｖ・・・排ガス １・・・マイクロ波焼却炉 ２・・・外ケース ３・・・扉 ４・・・マイクロ波放射室 ５・・・セラミック板 ６・・・蒸し焼き容器 ７・・・空室 ８・・・内ケース ９・・・排気口 １０・・・供給口 １１・・・燃焼室 １２、１３・・・セラミック壁 １４・・・サーモカップル １５・・・点火栓 １６・・・酸素センサ １７・・・燃料ガス供給管 １８・・・排ガス還流管 １９・・・ブロワ ２０・・・空気供給管 ２１・・・熱交換器 ２２・・・断熱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝一 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−13645（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】 マイクロウェーブ放射室と、該マイクロ
ウェーブ放射室の底部にセラミック板を介し画成された
蒸し焼き容器と、該蒸し焼き容器の周囲を覆い上部に排
気口と底部に供給口とを備えた空室を画成するケース
と、該ケースと前記蒸し焼き容器底部との間に前記供給
口を囲む二重のセラミック壁で画成された燃焼室と、前
記供給口に接続された燃料ガス供給管、空気供給管及び
前記蒸し焼き容器からの排ガス還流管と、これらケー
ス、供給管、燃料ガス供給管、空気供給管及び排ガス還
流管を覆う断熱材層とを設けたことを特徴とするマイク
ロ波焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6003029A JP2713391B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | マイクロ波焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6003029A JP2713391B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | マイクロ波焼却炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07208714A JPH07208714A (ja) | 1995-08-11 |
| JP2713391B2 true JP2713391B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=11545899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6003029A Expired - Fee Related JP2713391B2 (ja) | 1994-01-17 | 1994-01-17 | マイクロ波焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2713391B2 (ja) |
-
1994
- 1994-01-17 JP JP6003029A patent/JP2713391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07208714A (ja) | 1995-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |