JPH1151357A - 有機溶剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システム - Google Patents
有機溶剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システムInfo
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- JPH1151357A JPH1151357A JP9206596A JP20659697A JPH1151357A JP H1151357 A JPH1151357 A JP H1151357A JP 9206596 A JP9206596 A JP 9206596A JP 20659697 A JP20659697 A JP 20659697A JP H1151357 A JPH1151357 A JP H1151357A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低濃度の有機溶剤などの有機物を含む排気の
直接燃焼型高効率熱分解処理装置を提供する。 【解決手段】 製造プラント、処理工程等より生成され
た有機物質含有の排気を、本体１１の表面燃焼バーナ１
２に取り入れる一方、前記有機物質含有排気の一部を、
本体１１外周側面の予混合気導入口１３から、燃料、空
気と共に燃料排気予混合気として、本体１１内に導入
し、分散板１４により、万偏なく表面燃焼バーナ１２の
外周全面に行き渡らせ、表面燃焼バーナ１２内側の通路
空間を均一に加熱するようにする。かかる状態で、有機
物質含有排気を表面燃焼バーナ１２の一方の開口側から
他方の開口側に至るうちに焼却するようにする。
直接燃焼型高効率熱分解処理装置を提供する。 【解決手段】 製造プラント、処理工程等より生成され
た有機物質含有の排気を、本体１１の表面燃焼バーナ１
２に取り入れる一方、前記有機物質含有排気の一部を、
本体１１外周側面の予混合気導入口１３から、燃料、空
気と共に燃料排気予混合気として、本体１１内に導入
し、分散板１４により、万偏なく表面燃焼バーナ１２の
外周全面に行き渡らせ、表面燃焼バーナ１２内側の通路
空間を均一に加熱するようにする。かかる状態で、有機
物質含有排気を表面燃焼バーナ１２の一方の開口側から
他方の開口側に至るうちに焼却するようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、低濃度の有機溶剤
などの有機物を含む排気の直接燃焼型高効率熱分解処理
装置であって、円筒状の内面に輻射加熱型の予混合バー
ナを設置し、高除去率を達成した、有機溶剤直接燃焼処
理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回
収システムに関するものである。
などの有機物を含む排気の直接燃焼型高効率熱分解処理
装置であって、円筒状の内面に輻射加熱型の予混合バー
ナを設置し、高除去率を達成した、有機溶剤直接燃焼処
理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回
収システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、脱臭装置等に代表される低濃度の
有機溶剤などを含有する排気を処理する方法の一つとし
て、直接焼却処理がある。これは、外部から燃料を供給
して燃焼させ、約６５０〜８００度の高温下にて、０．
３秒以上排気ガスを滞留させて、熱分解処理するという
方法である。そのための一般的な装置構成としては、以
下に示すものを挙げることができる。 （１）耐火断熱材により構成した排気煙道１内にバーナ
２を設置し、排気煙道１内に取り込んだ有機物含有排気
の焼却処理を行なうもの（図３参照）。 （２）有機物含有排気の一部または全量を燃焼用空気と
して、バーナ３に供給し焼却炉４にて燃焼させるもの
（図４参照）。 また、これらには省エネルギーを図るため、廃熱回収用
の熱交換器等が設置される場合もある。
有機溶剤などを含有する排気を処理する方法の一つとし
て、直接焼却処理がある。これは、外部から燃料を供給
して燃焼させ、約６５０〜８００度の高温下にて、０．
３秒以上排気ガスを滞留させて、熱分解処理するという
方法である。そのための一般的な装置構成としては、以
下に示すものを挙げることができる。 （１）耐火断熱材により構成した排気煙道１内にバーナ
２を設置し、排気煙道１内に取り込んだ有機物含有排気
の焼却処理を行なうもの（図３参照）。 （２）有機物含有排気の一部または全量を燃焼用空気と
して、バーナ３に供給し焼却炉４にて燃焼させるもの
（図４参照）。 また、これらには省エネルギーを図るため、廃熱回収用
の熱交換器等が設置される場合もある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、排気煙
道１や焼却炉４内に取り込まれた有機物含有排気の流れ
は均一なものではなく、また、バーナ２、バーナ３によ
る火炎は部分的であるので、直接火炎に晒されるところ
と火炎から離れて火炎の影響が比較的少ないところが出
てきてしまい、部分的な酸素の過不足や局所的な温度の
不均一性が生じ、未反応物質や未燃分が排出される要因
となる。また、排気煙道１や焼却炉４内の壁面に、有機
物含有排気が触れると、壁面のクエンチング（冷却）効
果により、その有機物含有排気が反応温度に達しないこ
とがあり、未反応物質が排出されることとなる。さら
に、有機物含有排気の熱分解率を上げるために排気煙道
１や焼却炉４内の温度を上げたりすると、熱効率の低下
を引き起こし、またバーナ２、３における火炎による、
局所的高温部が存在することもあり、窒素酸化物（ＮＯ
ｘ）の生成が増大することとなる。本発明は、このよう
な課題を改善するために提案されたものであって、低濃
度の有機溶剤などの有機物を含む排気の直接燃焼型高効
率熱分解処理装置であって、円筒状の内面に輻射加熱型
の予混合バーナを設置し、高除去率を達成した、有機溶
剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置に
おける廃熱回収システムを提供することを目的とする。
道１や焼却炉４内に取り込まれた有機物含有排気の流れ
は均一なものではなく、また、バーナ２、バーナ３によ
る火炎は部分的であるので、直接火炎に晒されるところ
と火炎から離れて火炎の影響が比較的少ないところが出
てきてしまい、部分的な酸素の過不足や局所的な温度の
不均一性が生じ、未反応物質や未燃分が排出される要因
となる。また、排気煙道１や焼却炉４内の壁面に、有機
物含有排気が触れると、壁面のクエンチング（冷却）効
果により、その有機物含有排気が反応温度に達しないこ
とがあり、未反応物質が排出されることとなる。さら
に、有機物含有排気の熱分解率を上げるために排気煙道
１や焼却炉４内の温度を上げたりすると、熱効率の低下
を引き起こし、またバーナ２、３における火炎による、
局所的高温部が存在することもあり、窒素酸化物（ＮＯ
ｘ）の生成が増大することとなる。本発明は、このよう
な課題を改善するために提案されたものであって、低濃
度の有機溶剤などの有機物を含む排気の直接燃焼型高効
率熱分解処理装置であって、円筒状の内面に輻射加熱型
の予混合バーナを設置し、高除去率を達成した、有機溶
剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置に
おける廃熱回収システムを提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、円筒状の本体を有し、この本体内側
に本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型
表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部にお
いて、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開
口して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れ
る他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、本体内に導入された燃料用空気および燃料を混合し
た状態で予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面に行き
渡らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円筒型表
面燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処理を行
なうようにした。前述の構成において、本体内の、予混
合円筒型表面燃焼バーナの外周を取り囲むように分散板
を介在させ、この分散板により本体内に導入された燃料
用空気および燃料を分散させて、予混合円筒型表面燃焼
バーナの外周全面に行き渡らせるようにすることができ
る。また本発明は、円筒状の本体を有し、この本体内側
に本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型
表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部にお
いて、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開
口して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れ
る他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、予め燃料と燃料用空気とを混合した燃料空気予混合
気を本体内に導入して、予混合円筒型表面燃焼バーナの
外周全面に行き渡らせるようにし、有機物質含有排気を
予混合円筒型表面燃焼バーナの一方の開口側から導入し
て焼却処理を行なうようにした。前述の構成において、
本体内の、予混合円筒型表面燃焼バーナの外周を取り囲
むように分散板を介在させ、この分散板により本体内に
導入した燃料空気予混合気を分散させて、予混合円筒型
表面燃焼バーナの外周全面に行き渡らせるようにするこ
とができる。また本発明は、円筒状の本体を有し、この
本体内側に本体に対して同心円的に位置するように予混
合円筒型表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両
端部において、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通する
ように開口して、一方の開口側から有機物質含有排気を
取り入れる他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出す
るようにし、焼却処理すべき有機物質含有排気の一部と
燃料とを予め混合した燃料排気予混合気を本体内に導入
すると共に前記予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面
に行き渡らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円
筒型表面燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処
理を行なうようにした。前述の有機溶剤直接燃焼処理装
置の下流側に廃熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収
用熱交換器において、有機溶剤直接燃焼処理装置による
処理排気を導入する一方、空気または水を取り入れて、
これら空気または水と、処理排気との熱交換を行なっ
て、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温水として他
のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処理排気を、
煙突を介して大気へ放出するように構成することができ
る。また、前記有機溶剤直接燃焼処理装置の下流側に廃
熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収用熱交換器にお
いて、焼却処理すべき有機物質含有排気を取り入れて、
この有機物質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理装置によ
る処理排気との熱交換を行なって、前記有機物質含有排
気を有機溶剤直接燃焼処理装置に還流させて焼却処理す
る一方、廃熱回収済みの処理排気を、大気へ放出するよ
うに構成することができる。さらに、前記有機溶剤直接
燃焼処理装置の下流側に第１の廃熱回収用熱交換器、第
１廃熱回収用熱交換器の下流側に第２の廃熱回収熱交換
器を設け、前記第１廃熱回収用熱交換器において、焼却
処理すべき有機物質含有排気を取り入れて、この有機物
質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理装置による処理排気
との熱交換を行なって、前記有機物質含有排気を有機溶
剤直接燃焼処理装置に還流させて焼却処理する一方、処
理排気を第２廃熱回収熱交換器に供給し、この第２廃熱
回収用熱交換器において、空気または水を取り入れて、
これら空気または水と、前記処理排気との熱交換を行な
って、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温水として
他のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処理排気
を、大気へ放出するように構成することができる。
ために、本発明は、円筒状の本体を有し、この本体内側
に本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型
表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部にお
いて、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開
口して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れ
る他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、本体内に導入された燃料用空気および燃料を混合し
た状態で予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面に行き
渡らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円筒型表
面燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処理を行
なうようにした。前述の構成において、本体内の、予混
合円筒型表面燃焼バーナの外周を取り囲むように分散板
を介在させ、この分散板により本体内に導入された燃料
用空気および燃料を分散させて、予混合円筒型表面燃焼
バーナの外周全面に行き渡らせるようにすることができ
る。また本発明は、円筒状の本体を有し、この本体内側
に本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型
表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部にお
いて、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開
口して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れ
る他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、予め燃料と燃料用空気とを混合した燃料空気予混合
気を本体内に導入して、予混合円筒型表面燃焼バーナの
外周全面に行き渡らせるようにし、有機物質含有排気を
予混合円筒型表面燃焼バーナの一方の開口側から導入し
て焼却処理を行なうようにした。前述の構成において、
本体内の、予混合円筒型表面燃焼バーナの外周を取り囲
むように分散板を介在させ、この分散板により本体内に
導入した燃料空気予混合気を分散させて、予混合円筒型
表面燃焼バーナの外周全面に行き渡らせるようにするこ
とができる。また本発明は、円筒状の本体を有し、この
本体内側に本体に対して同心円的に位置するように予混
合円筒型表面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両
端部において、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通する
ように開口して、一方の開口側から有機物質含有排気を
取り入れる他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出す
るようにし、焼却処理すべき有機物質含有排気の一部と
燃料とを予め混合した燃料排気予混合気を本体内に導入
すると共に前記予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面
に行き渡らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円
筒型表面燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処
理を行なうようにした。前述の有機溶剤直接燃焼処理装
置の下流側に廃熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収
用熱交換器において、有機溶剤直接燃焼処理装置による
処理排気を導入する一方、空気または水を取り入れて、
これら空気または水と、処理排気との熱交換を行なっ
て、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温水として他
のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処理排気を、
煙突を介して大気へ放出するように構成することができ
る。また、前記有機溶剤直接燃焼処理装置の下流側に廃
熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収用熱交換器にお
いて、焼却処理すべき有機物質含有排気を取り入れて、
この有機物質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理装置によ
る処理排気との熱交換を行なって、前記有機物質含有排
気を有機溶剤直接燃焼処理装置に還流させて焼却処理す
る一方、廃熱回収済みの処理排気を、大気へ放出するよ
うに構成することができる。さらに、前記有機溶剤直接
燃焼処理装置の下流側に第１の廃熱回収用熱交換器、第
１廃熱回収用熱交換器の下流側に第２の廃熱回収熱交換
器を設け、前記第１廃熱回収用熱交換器において、焼却
処理すべき有機物質含有排気を取り入れて、この有機物
質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理装置による処理排気
との熱交換を行なって、前記有機物質含有排気を有機溶
剤直接燃焼処理装置に還流させて焼却処理する一方、処
理排気を第２廃熱回収熱交換器に供給し、この第２廃熱
回収用熱交換器において、空気または水を取り入れて、
これら空気または水と、前記処理排気との熱交換を行な
って、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温水として
他のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処理排気
を、大気へ放出するように構成することができる。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる有機溶剤直
接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置におけ
る廃熱回収システムの一つの実施の形態を示し、図面に
基づいて、以下説明する。図１に有機溶剤直接燃焼処理
装置１０を示し、この有機溶剤直接燃焼処理装置１０
は、本体１１の形状が円筒状のもので、内側に本体１１
に同心円的に予混合円筒型表面燃焼バーナ１２（以下、
表面燃焼バーナ１２）を配置している。前記本体１１の
長手側両端部において、前記表面燃焼バーナ１２と連通
するように開口し、一方の開口側から有機物質含有排気
を取り入れる他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出
するようにしている。また、前記本体１１の外周側面に
は、燃料空気予混合気、または燃料排気予混合気を本体
１１内に導入するための、予混合気導入口１３を設けて
いる。そして、前記本体１１内の、表面燃焼バーナ１２
の外周を取り囲むように分散板１４が介在されている。
この分散板１４により、前記予混合気導入口１３から導
入した燃料空気予混合気または燃料排気予混合気を分散
させて、表面燃焼バーナ１２の外周全面に行き渡らせる
ようにしている。
接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置におけ
る廃熱回収システムの一つの実施の形態を示し、図面に
基づいて、以下説明する。図１に有機溶剤直接燃焼処理
装置１０を示し、この有機溶剤直接燃焼処理装置１０
は、本体１１の形状が円筒状のもので、内側に本体１１
に同心円的に予混合円筒型表面燃焼バーナ１２（以下、
表面燃焼バーナ１２）を配置している。前記本体１１の
長手側両端部において、前記表面燃焼バーナ１２と連通
するように開口し、一方の開口側から有機物質含有排気
を取り入れる他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出
するようにしている。また、前記本体１１の外周側面に
は、燃料空気予混合気、または燃料排気予混合気を本体
１１内に導入するための、予混合気導入口１３を設けて
いる。そして、前記本体１１内の、表面燃焼バーナ１２
の外周を取り囲むように分散板１４が介在されている。
この分散板１４により、前記予混合気導入口１３から導
入した燃料空気予混合気または燃料排気予混合気を分散
させて、表面燃焼バーナ１２の外周全面に行き渡らせる
ようにしている。
【０００６】次に、以上のような構成の有機溶剤直接燃
焼処理装置１０を適用した廃熱回収システム２０の一例
を図２に示し、説明する。すなわちこの廃熱回収システ
ム２０では、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下流側
に、空気または水と排気の廃熱回収用熱交換器２１を設
けている。この廃熱回収用熱交換器２１は、有機溶剤直
接燃焼処理装置１０における表面燃焼バーナ１２により
焼却処理して得られた処理排気を導入する一方、空気、
または水を取り入れて、これら空気、水により処理排気
による廃熱を回収して、加熱空気、蒸気、温水として他
のプロセスへ供される一方、廃熱を回収済みの処理排気
は、煙突を介して大気へ放出されるように構成してい
る。
焼処理装置１０を適用した廃熱回収システム２０の一例
を図２に示し、説明する。すなわちこの廃熱回収システ
ム２０では、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下流側
に、空気または水と排気の廃熱回収用熱交換器２１を設
けている。この廃熱回収用熱交換器２１は、有機溶剤直
接燃焼処理装置１０における表面燃焼バーナ１２により
焼却処理して得られた処理排気を導入する一方、空気、
または水を取り入れて、これら空気、水により処理排気
による廃熱を回収して、加熱空気、蒸気、温水として他
のプロセスへ供される一方、廃熱を回収済みの処理排気
は、煙突を介して大気へ放出されるように構成してい
る。
【０００７】本発明にかかる有機溶剤直接燃焼処理装置
および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収シス
テムは、以上のように構成されるものであり、次に、装
置およびシステムの処理プロセスを説明する。例えば製
造プラント、処理工程等より生成された有機物質含有の
排気を、有機溶剤直接燃焼処理装置１０における本体１
１の表面燃焼バーナ１２の一方の開口側から取り入れる
一方、前記有機物質含有排気の一部を、本体１１外周側
面の予混合気導入口１３から、燃料、空気と共に燃料排
気予混合気として、本体１１内に導入する。
および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収シス
テムは、以上のように構成されるものであり、次に、装
置およびシステムの処理プロセスを説明する。例えば製
造プラント、処理工程等より生成された有機物質含有の
排気を、有機溶剤直接燃焼処理装置１０における本体１
１の表面燃焼バーナ１２の一方の開口側から取り入れる
一方、前記有機物質含有排気の一部を、本体１１外周側
面の予混合気導入口１３から、燃料、空気と共に燃料排
気予混合気として、本体１１内に導入する。
【０００８】予混合気導入口１３から導入した燃料排気
予混合気は、分散板１４により、万偏なく表面燃焼バー
ナ１２の外周全面に行き渡り、これによって、一様な表
面燃焼が可能となり、表面燃焼バーナ１２内側の通路空
間が均一に加熱される状態となる。かかる状態で、表面
燃焼バーナ１２の一方の開口側から取り入れた有機物質
含有排気が表面燃焼バーナ１２の他方の開口側に至るう
ちに焼却される。すなわち有機物質含有排気は、表面燃
焼バーナ１２の一方の開口側から他方の開口側に至る時
間、表面燃焼バーナ１２内側の通路空間に形成された均
一加熱空間に晒されることとなり、絶えず、所定の滞留
時間、加熱空間がもたらされるため、部分的な酸素の過
不足や局所的な温度の不均一性が生ずるようなことはな
く、未反応物質や未燃分が排出されるようなことはな
い。また、有機物質含有排気の通路空間の周囲側から表
面燃焼バーナ１２により加熱されるため、壁面のクエン
チング効果が生ずることはなく、反応温度に達しないこ
とに起因する未反応物質が排出されるようなことはな
い。従って、未反応の有機物が排出される対策のため、
むやみに温度を上げたり、または滞留時間を長くする等
無駄なエネルギーを消費するようなことはない。さらに
温度を上げたりすることがないから、また、表面燃焼バ
ーナ１２により局所的高温部が形成されることはないか
ら、窒素酸化物（ＮＯｘ）の生成も抑制することができ
るという、大きな効果を奏することができる。
予混合気は、分散板１４により、万偏なく表面燃焼バー
ナ１２の外周全面に行き渡り、これによって、一様な表
面燃焼が可能となり、表面燃焼バーナ１２内側の通路空
間が均一に加熱される状態となる。かかる状態で、表面
燃焼バーナ１２の一方の開口側から取り入れた有機物質
含有排気が表面燃焼バーナ１２の他方の開口側に至るう
ちに焼却される。すなわち有機物質含有排気は、表面燃
焼バーナ１２の一方の開口側から他方の開口側に至る時
間、表面燃焼バーナ１２内側の通路空間に形成された均
一加熱空間に晒されることとなり、絶えず、所定の滞留
時間、加熱空間がもたらされるため、部分的な酸素の過
不足や局所的な温度の不均一性が生ずるようなことはな
く、未反応物質や未燃分が排出されるようなことはな
い。また、有機物質含有排気の通路空間の周囲側から表
面燃焼バーナ１２により加熱されるため、壁面のクエン
チング効果が生ずることはなく、反応温度に達しないこ
とに起因する未反応物質が排出されるようなことはな
い。従って、未反応の有機物が排出される対策のため、
むやみに温度を上げたり、または滞留時間を長くする等
無駄なエネルギーを消費するようなことはない。さらに
温度を上げたりすることがないから、また、表面燃焼バ
ーナ１２により局所的高温部が形成されることはないか
ら、窒素酸化物（ＮＯｘ）の生成も抑制することができ
るという、大きな効果を奏することができる。
【０００９】以上のようにして焼却された有機物質含有
排気は、有機分が熱分解され、高温の排気として、表面
燃焼バーナ１２の他方の開口側から放出される。次に、
前記高温の処理排気は、廃熱回収システム２０における
廃熱回収用熱交換器２１を通せば排気のエネルギーが回
収され、熱効率の向上をもたらすことができる。すなわ
ち、前記処理排気を、廃熱回収用熱交換器２１に導入す
る一方、空気、または水を取り入れて、これら空気、水
と処理排気との熱交換を行なう。これによって、前記処
理排気における廃熱が回収され、低温化した排気として
煙突を介して大気へ放出することができる。一方、高温
の処理排気との熱交換によって廃熱を回収した空気、水
は、加熱空気、蒸気、温水として他のプロセスへ供給す
ることができ、有機物含有排気の焼却処理の際生ずる廃
熱の有効利用が可能となり、無駄の少ない、処理設備と
しての大きな特質を有するものであるといえる。
排気は、有機分が熱分解され、高温の排気として、表面
燃焼バーナ１２の他方の開口側から放出される。次に、
前記高温の処理排気は、廃熱回収システム２０における
廃熱回収用熱交換器２１を通せば排気のエネルギーが回
収され、熱効率の向上をもたらすことができる。すなわ
ち、前記処理排気を、廃熱回収用熱交換器２１に導入す
る一方、空気、または水を取り入れて、これら空気、水
と処理排気との熱交換を行なう。これによって、前記処
理排気における廃熱が回収され、低温化した排気として
煙突を介して大気へ放出することができる。一方、高温
の処理排気との熱交換によって廃熱を回収した空気、水
は、加熱空気、蒸気、温水として他のプロセスへ供給す
ることができ、有機物含有排気の焼却処理の際生ずる廃
熱の有効利用が可能となり、無駄の少ない、処理設備と
しての大きな特質を有するものであるといえる。
【００１０】以上、本発明にかかる有機溶剤直接燃焼処
理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回
収システムについて、一つの実施の形態を挙げて説明し
たが、有機溶剤直接燃焼処理装置１０を適用した廃熱回
収システムとしては、図３に示すように構成することも
できる。すなわち、図３に示す廃熱回収システム３０で
は、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下流側の廃熱回収
用熱交換器３１において、焼却処理すべき有機物質含有
排気を取り入れて、この有機物質含有排気と有機溶剤直
接燃焼処理装置１０による処理排気との熱交換を行なっ
て、前記有機物質含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置
１０に還流させて焼却処理する一方、廃熱回収済みの処
理排気を、大気へ放出するように構成している。
理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回
収システムについて、一つの実施の形態を挙げて説明し
たが、有機溶剤直接燃焼処理装置１０を適用した廃熱回
収システムとしては、図３に示すように構成することも
できる。すなわち、図３に示す廃熱回収システム３０で
は、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下流側の廃熱回収
用熱交換器３１において、焼却処理すべき有機物質含有
排気を取り入れて、この有機物質含有排気と有機溶剤直
接燃焼処理装置１０による処理排気との熱交換を行なっ
て、前記有機物質含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置
１０に還流させて焼却処理する一方、廃熱回収済みの処
理排気を、大気へ放出するように構成している。
【００１１】さらに、有機溶剤直接燃焼処理装置１０を
適用した廃熱回収システムとしては、図４に示すように
構成することもできる。すなわち、図４に示す廃熱回収
システム４０では、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下
流側に第１の廃熱回収用熱交換器４１、第１廃熱回収用
熱交換器４１の下流側に第２の廃熱回収熱交換器４２を
設ける構成としている。前記第１廃熱回収用熱交換器４
１においては、焼却処理すべき有機物質含有排気を取り
入れて、この有機物質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理
装置１０による処理排気との熱交換を行なって、前記有
機物質含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置１０に還流
させて焼却処理する一方、処理排気を第２廃熱回収熱交
換器４２に供給するようにしている。そして前記第２廃
熱回収用熱交換器４２においては、空気または水を取り
入れて、これら空気または水と、前記処理排気との熱交
換を行なって、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温
水として他のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処
理排気を、大気へ放出するように構成している。
適用した廃熱回収システムとしては、図４に示すように
構成することもできる。すなわち、図４に示す廃熱回収
システム４０では、有機溶剤直接燃焼処理装置１０の下
流側に第１の廃熱回収用熱交換器４１、第１廃熱回収用
熱交換器４１の下流側に第２の廃熱回収熱交換器４２を
設ける構成としている。前記第１廃熱回収用熱交換器４
１においては、焼却処理すべき有機物質含有排気を取り
入れて、この有機物質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理
装置１０による処理排気との熱交換を行なって、前記有
機物質含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置１０に還流
させて焼却処理する一方、処理排気を第２廃熱回収熱交
換器４２に供給するようにしている。そして前記第２廃
熱回収用熱交換器４２においては、空気または水を取り
入れて、これら空気または水と、前記処理排気との熱交
換を行なって、前記空気または水を加熱空気、蒸気、温
水として他のプロセスへ供する一方、廃熱回収済みの処
理排気を、大気へ放出するように構成している。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば （１）排気を均一に加熱でき、より高い除去率が低燃費
で得られる。なお、本燃焼処理装置において、円筒状本
体の外壁部は、予混合気により冷却されており、且つ、
円筒型表面燃焼バーナ内部と断熱されているため、温度
が充分に低く、通常燃焼装置に必要な断熱施工が不要な
上、前記円筒状本体の外壁部からの熱損失を防止でき、
熱効率の低下を抑えることができる。 （２）設備コストは比較的安価であり、また既設の煙道
等に容易に設置することができる。 （３）従来型と比較して、局部的高温部が存在せず、Ｎ
Ｏｘ排出量が少ない。 （４）下流に廃熱回収を行なう熱交換器等を設置し、廃
熱を利用することによって、省エネルギー化を図ること
ができる。
で得られる。なお、本燃焼処理装置において、円筒状本
体の外壁部は、予混合気により冷却されており、且つ、
円筒型表面燃焼バーナ内部と断熱されているため、温度
が充分に低く、通常燃焼装置に必要な断熱施工が不要な
上、前記円筒状本体の外壁部からの熱損失を防止でき、
熱効率の低下を抑えることができる。 （２）設備コストは比較的安価であり、また既設の煙道
等に容易に設置することができる。 （３）従来型と比較して、局部的高温部が存在せず、Ｎ
Ｏｘ排出量が少ない。 （４）下流に廃熱回収を行なう熱交換器等を設置し、廃
熱を利用することによって、省エネルギー化を図ること
ができる。
【００１３】
【図１】本発明にかかる有機溶剤直接燃焼処理装置の一
例を示す、模式的な断面説明図である。
例を示す、模式的な断面説明図である。
【図２】図１に示す有機溶剤直接燃焼処理装置を適用し
た廃熱回収システムの一例を示す、系統説明図である。
た廃熱回収システムの一例を示す、系統説明図である。
【図３】図１に示す有機溶剤直接燃焼処理装置を適用し
た廃熱回収システムの別例を示す、系統説明図である。
た廃熱回収システムの別例を示す、系統説明図である。
【図４】図１に示す有機溶剤直接燃焼処理装置を適用し
た廃熱回収システムの別例を示す、系統説明図である。
た廃熱回収システムの別例を示す、系統説明図である。
【図５】現行における有機物含有排気の焼却処理のため
の処理装置の一例を説明するための模式的な断面説明図
である。
の処理装置の一例を説明するための模式的な断面説明図
である。
【図６】現行における有機物含有排気の焼却処理のため
の処理装置の別例を説明するための模式的な断面説明図
である。
の処理装置の別例を説明するための模式的な断面説明図
である。
１０ 有機溶剤直接燃焼処
理装置 １１ 本体 １２ 表面燃焼バーナ １３ 予混合気導入口 １４ 分散板 ２０、３０、４０ 廃熱回収システム ２１、３１ 廃熱回収用熱交換器 ４１ 第１廃熱回収用熱交
換器 ４２ 第２廃熱回収用熱交
換器
理装置 １１ 本体 １２ 表面燃焼バーナ １３ 予混合気導入口 １４ 分散板 ２０、３０、４０ 廃熱回収システム ２１、３１ 廃熱回収用熱交換器 ４１ 第１廃熱回収用熱交
換器 ４２ 第２廃熱回収用熱交
換器
Claims (8)
- 【請求項１】 円筒状の本体を有し、この本体内側に
本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型表
面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部におい
て、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開口
して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れる
他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、本体内に導入された燃料用空気および燃料を混合し
た状態で予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面に行き
渡らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円筒型表
面燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処理を行
なうようにしたことを特徴とする有機溶剤直接燃焼処理
装置。 - 【請求項２】 前記本体内の、予混合円筒型表面燃焼
バーナの外周を取り囲むように分散板を介在させ、この
分散板により本体内に導入された燃料用空気および燃料
を分散させて、予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面
に行き渡らせるようにしたことを特徴とする請求項１記
載の有機溶剤直接燃焼処理装置。 - 【請求項３】 円筒状の本体を有し、この本体内側に
本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型表
面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部におい
て、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開口
して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れる
他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、予め燃料と燃料用空気とを混合した燃料空気予混合
気を本体内に導入して、予混合円筒型表面燃焼バーナの
外周全面に行き渡らせるようにし、有機物質含有排気を
予混合円筒型表面燃焼バーナの一方の開口側から導入し
て焼却処理を行なうようにしたことを特徴とする有機溶
剤直接燃焼処理装置。 - 【請求項４】 前記本体内の、予混合円筒型表面燃焼
バーナの外周を取り囲むように分散板を介在させ、この
分散板により本体内に導入した燃料空気予混合気を分散
させて、予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面に行き
渡らせるようにしたことを特徴とする請求項３記載の有
機溶剤直接燃焼処理装置。 - 【請求項５】 円筒状の本体を有し、この本体内側に
本体に対して同心円的に位置するように予混合円筒型表
面燃焼バーナを配置し、前記本体の長手側両端部におい
て、予混合円筒型表面燃焼バーナと連通するように開口
して、一方の開口側から有機物質含有排気を取り入れる
他、他方の開口側から燃焼後の排気を排出するように
し、焼却処理すべき有機物質含有排気の一部と燃料とを
予め混合した燃料排気予混合気を本体内に導入すると共
に前記予混合円筒型表面燃焼バーナの外周全面に行き渡
らせるようにし、有機物質含有排気を予混合円筒型表面
燃焼バーナの一方の開口側から導入して焼却処理を行な
うようにしたことを特徴とする有機溶剤直接燃焼処理装
置。 - 【請求項６】 前記有機溶剤直接燃焼処理装置の下流
側に廃熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収用熱交換
器において、有機溶剤直接燃焼処理装置による処理排気
を導入する一方、空気または水を取り入れて、これら空
気または水と、処理排気との熱交換を行なって、前記空
気または水を加熱空気、蒸気、温水として他のプロセス
へ供する一方、廃熱回収済みの処理排気を、煙突を介し
て大気へ放出するように構成したことを特徴とする請求
項１ないし５記載の有機溶剤直接燃焼処理装置における
廃熱回収システム。 - 【請求項７】 前記有機溶剤直接燃焼処理装置の下流
側に廃熱回収用熱交換器を設け、この廃熱回収用熱交換
器において、焼却処理すべき有機物質含有排気を取り入
れて、この有機物質含有排気と有機溶剤直接燃焼処理装
置による処理排気との熱交換を行なって、前記有機物質
含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置に還流させて焼却
処理する一方、廃熱回収済みの処理排気を、大気へ放出
するように構成したことを特徴とする請求項１ないし５
記載の有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収シス
テム。 - 【請求項８】 前記有機溶剤直接燃焼処理装置の下流
側に第１の廃熱回収用熱交換器、第１廃熱回収用熱交換
器の下流側に第２の廃熱回収熱交換器を設け、前記第１
廃熱回収用熱交換器において、焼却処理すべき有機物質
含有排気を取り入れて、この有機物質含有排気と有機溶
剤直接燃焼処理装置による処理排気との熱交換を行なっ
て、前記有機物質含有排気を有機溶剤直接燃焼処理装置
に還流させて焼却処理する一方、処理排気を第２廃熱回
収熱交換器に供給し、この第２廃熱回収用熱交換器にお
いて、空気または水を取り入れて、これら空気または水
と、前記処理排気との熱交換を行なって、前記空気また
は水を加熱空気、蒸気、温水として他のプロセスへ供す
る一方、廃熱回収済みの処理排気を、大気へ放出するよ
うに構成したことを特徴とする請求項１ないし５記載の
有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206596A JPH1151357A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 有機溶剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9206596A JPH1151357A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 有機溶剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1151357A true JPH1151357A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16526025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9206596A Pending JPH1151357A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 有機溶剤直接燃焼処理装置および有機溶剤直接燃焼処理装置における廃熱回収システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1151357A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014081190A (ja) * | 2012-10-15 | 2014-05-08 | Csk Inc | スクラバー用バーナー |
| CN104676608A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-06-03 | 无锡昊瑜节能环保设备有限公司 | 一种燃烧炉胆 |
| WO2016032125A1 (ko) * | 2014-08-27 | 2016-03-03 | 대양환경(주) | 무화염 축열식 연소설비 |
| CN110186186A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-08-30 | 大庆百世环保科技开发有限公司 | 一种可混烧不凝气体的热风炉工艺 |
Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51144082A (en) * | 1975-06-06 | 1976-12-10 | Babcock Hitachi Kk | Method and apparatus of burning low- calorie gases |
| JPS5254673A (en) * | 1975-10-31 | 1977-05-04 | Kobe Giken Kougiyou Kk | Deodorizing method and the apparatus |
| JPS5488675A (en) * | 1977-12-26 | 1979-07-13 | Sato Yoshiki | Metal coating drying machine |
| JPS63223412A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-09-16 | カテク・ベーツ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー | 酸化可能な成分を含むプロセス排ガスの制御されたアフターバーナーのための方法及び装置 |
| JPH05172315A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-09 | Tokyo Gas Co Ltd | 表面燃焼バーナ |
| JPH08105618A (ja) * | 1994-07-25 | 1996-04-23 | Alzeta Corp | 有害物質の燃焼破壊 |
| JPH09203513A (ja) * | 1996-01-26 | 1997-08-05 | N K K Sogo Sekkei Kk | 可燃性ガス焼却方法およびその装置 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP9206596A patent/JPH1151357A/ja active Pending
Patent Citations (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH09203513A (ja) * | 1996-01-26 | 1997-08-05 | N K K Sogo Sekkei Kk | 可燃性ガス焼却方法およびその装置 |
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| WO2016032125A1 (ko) * | 2014-08-27 | 2016-03-03 | 대양환경(주) | 무화염 축열식 연소설비 |
| CN104676608A (zh) * | 2015-01-29 | 2015-06-03 | 无锡昊瑜节能环保设备有限公司 | 一种燃烧炉胆 |
| CN110186186A (zh) * | 2019-04-24 | 2019-08-30 | 大庆百世环保科技开发有限公司 | 一种可混烧不凝气体的热风炉工艺 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040623 |