JPS5920629Y2 - いぶし瓦焼成窯用再燃焼器 - Google Patents

いぶし瓦焼成窯用再燃焼器

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JPS5920629Y2
JPS5920629Y2 JP1980118540U JP11854080U JPS5920629Y2 JP S5920629 Y2 JPS5920629 Y2 JP S5920629Y2 JP 1980118540 U JP1980118540 U JP 1980118540U JP 11854080 U JP11854080 U JP 11854080U JP S5920629 Y2 JPS5920629 Y2 JP S5920629Y2
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reburner
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firing kiln
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  • Incineration Of Waste (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、いぶし瓦焼戊窯におけるいぶし工程において黒
煙排出防止のために使用するいぶし瓦焼成窯用再燃焼器
に関するものである。
まず、本案の再燃焼器を説明するにあたっていぶし瓦の
焼成について述べる。
いぶし瓦の焼成は、第4図及び第5図に示すように、焼
成窯4に多数の型或瓦5を互いに間隙を有するように配
列して収容する。
そして、最初両端のバーナー6を約1時間柱度着火する
もので、これは型成瓦5が多量の水分を含むことにより
焼成窯4の内部の蒸気圧が上昇しバーナー6による火の
入りが悪いためにあらかじめ水分だけを蒸発させるもの
である。
次に、4時間から5時間程度かけて次第にバーナー6の
着火数を増やしながら最終的に全部のバーナー6に着火
する。
そして、全部のバーナー6により窯内温度を約90°C
〜1300°Cに保って8〜12時間程度焼成するもの
で、このとき積上げた型或瓦5の1部の温度と下部の温
度とに温度差が出ないように随時穴の加減を行なうもの
である。
次に行なうのがいぶし工程(別名を色付けという)であ
り、これはバーナー6を消してバーナー6挿入開[]部
を栓で塞ぎ、かつ煙道閉鎖板3を取付けて焼成窯4の内
部を密閉状態とし、この状態において灯油と水と石灰等
を混合した液を焼成窯4の上部に設けた噴射管7により
噴射させ、約1時間柱度にわたって焼成窯4の内部を前
記混合液による生ガスで充満させることにより行なうも
のでこのとき、生ガスは密閉状態であるために燃焼する
ことなく炭化し、型或瓦5の表面に耐着した主力゛スは
この炭化により色付けさI′1.、その他の炭化した生
ガスは煙道閉鎖板3の炭化ガス排出孔3aより勢いよく
噴き出すものである。
そして、最後に前記の炭化ガス排出孔3aを塞いで完全
密閉状態にし、燃焼しないように少しずつ炭酸ガスを入
れて122時間程蒸し焼きにし、炭素の浸透密着と仕」
―げの焼成を行なっていぶし瓦を製造するものである。
つまり、前述の焼成のうち1時間程度のいぶし工程中は
黒い炭化ガスが煙突8より噴き出すものでこれによって
その臭気及び色によって環境が汚染されていたものであ
った。
本案は、上述のような欠点に鑑み研究されたもので装置
が高価になる再燃焼用バーナー等を用いることなくその
欠点を解消した再燃焼器を完威したもので、本案の目的
とするところは、簡潔な再燃焼器により炭化ガスによる
黒煙発生を防止する等様々な長所を有するいぶし瓦焼成
窯用再燃焼器を提供することに存する。
そして、本案の再燃焼器の要旨となる構成は、側部に空
気導入口1aを開口すると共に上端部に石油等を浸み込
ませる初期着火用芯1bを設けてなる筒状の着火用成形
品1と、側部に空気導入口2aを開口した外筒2bと同
外筒2bの上部に水分蒸発通路2c、2cを形成するた
めの同心環状内筒2d、2dとを組合せた燃焼用成形品
2とによって再燃焼器を構威し、かつ同再燃焼器のうち
着火用成形品1をその内径が煙道閉鎖板3の炭化ガス排
出孔3aとほぼ一致するように形成し、燃焼用成形品2
をその大きさが着火用成形品1の外部を囲繞するように
形成したことに存する。
次に、本案の再燃焼器を図面に示す実施の一例に基づい
て以下詳細に説明する。
まず、着火用成形品1は、耐火材を素材として、第1図
及び第3図に示すように、筒状に成形し、その両側部に
空気導入口1aを開口すると共に上端部に石油を浸み込
ませる初期着火用芯1bを設けたもので、同層1bは石
綿等を用い、図示するように上端部への埋設状態にする
ものである。
これは、初期着火の時にのみ前記芯1bを用い、以後は
自己燃焼にまかせるものであるために少量の石油を浸み
込ますことができれば十分であることによる。
また、着火用成形品1の内径は煙道閉鎖板3の炭化ガス
排出孔3aとほぼ一致するように形成するのは、同成形
品1の内側を炭化ガスが通過するようにして完全な再燃
焼を確保するためである。
次に、燃焼用成形品2は、耐火材を素材として、第1図
及び第2図に示すように、外筒2bと同心環状内筒2d
、2dにより形成するもので、外筒2bは両側部に空気
導入口2aを開口したものであり、同心環状内筒2d、
2dは一定の縦方向長さLを有する筒体を単数又は複数
同心環状に配置して前記外筒2bの上部に水分蒸発通路
2C92Cを形成するものである。
そして、外筒2bと同心環状内筒2d、2dとは、第2
図に示すように間隙保持部材9を介してステンレス針金
10で締結して組合せる。
また、燃焼用成形品2の大きさは前記着火用成形品1の
外部を囲繞する程度とし両者による燃焼効果で確実な再
燃焼を遠戚させようとするものである。
尚、図中11で示すものは煙道閉鎖室、12は同室11
に設けられた開閉扉、13は煙道閉鎖板3による閉鎖を
確実にするため同上に撒いた砂、14は煙道である。
従って、本案の再燃焼器を用いていぶし瓦焼成における
いぶし工程を行なうに際しては、まず、煙道閉鎖室11
の扉12を開けて煙道閉鎖板3を載置すると共に、第6
図及び第7図に示すように着火用成形品1と燃焼用成形
品2とを同閉鎖板3の上面に載置する。
そして、初期着火用芯1bにマツチ等で点火しいぶし工
程に入るもので、この工程において、第1図に示すよう
に、炭化した生ガスGは着火用成形品1の内面を通過し
、空気導入口1aより空気Aの供給を受は空気との混合
ガス状態になったところで点火した芯1bより高温を受
けて燃焼するものである。
そして、この燃焼において生ガスGに水分を含むもので
あるために白煙状の蒸気Sが発生するものであるが、燃
焼用成形品2の水分蒸発通路2C,2Cを経過する途中
において加熱した外筒2b及び内筒2d、2dにより熱
を受けて蒸発し、色も臭気もなくした完全な再燃焼状態
とすることができるものである。
また、最初に着火した後はその燃焼熱により自己燃焼し
続けるものである。
そして、再燃焼後は、そのまま煙突8により燃焼熱を排
出してもよいが、この燃焼熱をいぶし瓦の予備乾燥に利
用してもよいものである。
本案の再燃焼器は上述のように構成し使用することがで
きるので、いぶし工程における黒煙をバーナー等の高価
な装置を用いることなく完全に再燃焼させ得る効果を有
するばかりでなく、同燃焼熱を予備乾燥熱として利用す
ることもできるものである。
また、燃焼用成形品2により煙道閉鎖室11への直接の
加熱をも防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案のいユ;シ瓦焼成窯用再燃焼器を示す一
部破断正面図、第2図は、同再燃器のうち燃焼用成形品
を示す平面図、第3図は同再燃焼器のうち着火用成形品
を示す平面図、第4図は同再燃焼器を用いる焼成窯を示
す縦断正面図、第5図は第4図A−A線による縦断側面
図、第6図は同再燃焼器の使用状態を示す縦断面図、第
7図は同再燃焼器の使用状態を示す横断平面図である。 1・・・・・・着火用成形品、1a・・・・・・空気導
入口、1b・・・・・・初期着火用芯、2・・・・・・
燃焼用成形品、2d・・・・・・空気導入口、2b・・
・・・・外筒、2C・・・・・・水分蒸発通路、2d・
・・・・・同心環状内筒、3・・・・・・煙道閉鎖板、
3a・・・・・・炭化ガス排出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側部に空気導入口1aを開口すると共に上端部に石油等
    を浸み込ませる初期着火用芯1bを設けてなる筒状の着
    火用成形品1と、側部に空気導入口2aを開口した外筒
    2bと同外筒2bの上部に水分蒸発通路2C,2Cを形
    成するための同心環状内筒2d、2dとを組合せた燃焼
    用成形品2とによって再燃焼器を構威し、かつ同再燃焼
    器のうち着火用成形品1をその内径が煙道閉鎖板3の炭
    化ガス排出孔3aとほは゛一致するように形威し燃焼用
    成形品2をその大きさが着火用成形品1の外部を囲繞す
    るように形成したことを特徴とするいふし瓦焼成窯用再
    燃焼器。
JP1980118540U 1980-08-20 1980-08-20 いぶし瓦焼成窯用再燃焼器 Expired JPS5920629Y2 (ja)

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JPS5742400U JPS5742400U (ja) 1982-03-08
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JPS6243598U (ja) * 1985-08-30 1987-03-16
JPS62155794U (ja) * 1986-03-20 1987-10-03
JPS6315992U (ja) * 1986-07-17 1988-02-02

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