JP2713104B2 - 扉 - Google Patents

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JP2713104B2
JP2713104B2 JP5172830A JP17283093A JP2713104B2 JP 2713104 B2 JP2713104 B2 JP 2713104B2 JP 5172830 A JP5172830 A JP 5172830A JP 17283093 A JP17283093 A JP 17283093A JP 2713104 B2 JP2713104 B2 JP 2713104B2
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正喜 北方
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉及び扉への給電方法
に関し、特にスライディングウォール等の扉に給電を行
なう扉及び扉への給電方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スライディングウォールは、天井、床に
対して移動可能、および固定可能な扉により構成される
ものであり、設置位置に移動した後に固定動作により固
定される。通常、この固定動作は、例えば扉から天井方
向や床方向に移動可能なロッド状の圧接部材を、天井や
床に対して圧接することにより行なわれる。このスライ
ディングウォールの扉の圧接作業による固定動作は、主
に手動による操作によって行われているが、この手動操
作では扉の固定において人手と時間を要するため、この
圧接作業の作業効率を向上させるために電動化が求めら
れていた。そこで、このスライディングウォールの扉を
固定するための圧接部材を、手動に代えて電動によって
駆動する電動圧接タイプのものが提案されている。
【0003】従来、この電動圧接タイプの扉及び扉への
給電方法においては、スライディングウォールを構成す
るの扉一枚ごとにモータを一個ずつ取り付け、その全扉
に同時に給電を行うことにより各モータを同時に一斉に
動作させて圧接動作を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来の扉及び扉への給電方法においては、以下のような
問題点を有している。
【0005】(1)扉一枚ごとにモータが一個設けられ
ているため、全扉を同時に一斉に動作させるためには、
大容量の電源装置と接点容量の大きな通電端子が必要と
なるとういう問題点がある。
【0006】(2)また、通常スライディングウォール
の扉数は設置場所に応じて異なるため、その電源装置の
必要容量は扉枚数に比例して異なり、電源の標準化を行
うことが困難であるという問題点がある。また、電源の
大容量化に応じてそのコストも大きくなるという問題点
もある。
【0007】そこで、本発明は前記した従来の扉及び扉
への給電方法の問題点を解決し、扉枚数にかかわらず一
定の電源容量により駆動可能な扉及び扉への給電方法を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、駆動装置を個々に有する扉に対して給電
を行なう制御ユニットを扉毎に有する給電装置におい
て、制御ユニットにより一の扉の駆動装置へ給電を行っ
て一の扉を駆動し、一の扉の駆動の終了により一の扉へ
の給電を停止して二の扉の駆動装置へ給電を行なうよう
扉を構成するものである。
【0009】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、モータを含む駆動装置を個々に有し、複数隣接して
配置される扉に対して給電を行なう制御ユニットを扉毎
に有する給電装置において、モータと電源との間を駆動
部材の一方向の移動を検出する検出リミットスイッチA
と駆動部材の他方向の移動を検出する検出リミットスイ
ッチBとリレーR1とリレーR2により接続することに
より制御ユニットを構成し、その制御ユニットにより、
一方側に隣接する扉の検出リミットスイッチAの開閉に
よってリレーR2を動作させ、他方側に隣接する扉の検
出リミットスイッチBの開閉によってリレーR1を動作
させ、一の扉のリレーR1とリレーR2とモータと検出
リミットスイッチAと検出リミットスイッチBと電源と
間に閉回路が形成されたときに隣接する扉のリレーR1
あるいはリレーR2の何れか一方、又は検出リミットス
イッチAあるいは検出リミットスイッチBの何れか一方
を開放するよう扉を構成するものである。
【0010】また、本発明の扉に使用する駆動装置は扉
を固定する圧接装置を駆動することができる。
【0011】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、駆動装置を個々に有する扉に対して給電を行なう制
御ユニットを扉毎に有する給電装置において、駆動部材
の一方向の移動を検出する検出リミットスイッチA、駆
動部材の逆方向の移動を検出する検出リミットスイッチ
Bとを有する制御ユニットによる他の扉の駆動装置への
給電方法として、一の扉における検出リミットスイッチ
Aの検出出力を隣接する扉に出力し、検出リミットスイ
ッチBの検出出力を他方の隣接する扉に出力するよう行
なうものである。
【0012】また、本発明の扉への給電方法における制
御ユニットは、他の扉の検出リミットスイッチAおよび
検出リミットスイッチBの検出出力に基づいて一の扉の
駆動装置への給電を制御することができ、また、同時に
2以上の扉の駆動装置への給電を規制する給電制御を行
なうことができ、また、隣接する扉の給電制御を行なう
ことができ、さらに、扉外に設置され任意の扉への給電
制御を行なうことができるものである。
【0013】ここで、本発明の扉及び扉への給電方法に
おける制御ユニットは、駆動装置により駆動される部材
の一方向の移動を検出する検出リミットスイッチAと、
駆動装置により駆動される部材の逆方向の移動を検出す
る検出リミットスイッチBとを有しており、一の扉にお
ける検出リミットスイッチAの検出出力を隣接する扉に
出力し、検出リミットスイッチBの検出出力を他方の隣
接する扉に出力することにより、他の扉の駆動装置への
給電制御を行なうものであり、また、他の扉の検出リミ
ットスイッチAおよび開放検出リミットスイッチBの検
出出力に基づいて一の扉の駆動装置への給電制御を行な
うものである。なお、検出リミットスイッチA及び検出
リミットスイッチBの一例として、扉の固定状態を検出
する圧接検出リミットスイッチ、及び扉の開放状態を検
出する開放検出リミットスイッチを用いることができ
る。
【0014】
【作用】本発明によれば、前記構成とすることによっ
て、駆動装置を個々に有する扉に対して給電を行なう制
御ユニットを扉毎に有する給電装置において、制御ユニ
ットの制御により一の扉の駆動装置へ給電を行って一の
扉を駆動し、一の扉の駆動の終了により一の扉への給電
を停止して二の扉の駆動装置へ給電を行なうよう扉を構
成し、これにより扉の枚数にかかわらず一定の電源容量
による駆動装置の駆動を可能とするものである。
【0015】また、本発明によれば、前記構成とするこ
とによって、モータを含む駆動装置を個々に有し、複数
隣接して配置される扉に対して給電を行なう制御ユニッ
トを扉毎に有する給電装置において、制御ユニットの検
出リミットスイッチAと検出リミットスイッチBとリレ
ーR1とリレーR2によってモータと電源との間を接続
し、一方側に隣接する扉の検出リミットスイッチAの開
閉によってリレーR2を動作させ、他方側に隣接する扉
の検出リミットスイッチBの開閉によってリレーR1を
動作させ、一の扉のリレーR1とリレーR2とモータと
検出リミットスイッチAと検出リミットスイッチBと電
源と間に閉回路が形成されたときに隣接する扉のリレー
R1あるいはリレーR2の何れか一方、又は検出リミッ
トスイッチAあるいは検出リミットスイッチBの何れか
一方を開放するよう扉の給電を行なうことができ、これ
により扉の枚数にかかわらず一定の電源容量による駆動
装置の駆動を可能とするものである。また、本発明の扉
に使用する駆動装置は扉を固定する圧接装置を駆動する
ものとすることができる。
【0016】また、本発明によれば、駆動装置を個々に
有する扉に対して給電を行なう制御ユニットを扉毎に有
する給電装置において、駆動部材の一方向の移動を検出
する検出リミットスイッチA、駆動部材の逆方向の移動
を検出する検出リミットスイッチBとを有する制御ユニ
ットによって、一の扉における検出リミットスイッチA
の検出出力を隣接する扉に出力し、検出リミットスイッ
チBの検出出力を他方の隣接する扉に出力するようにし
て他の扉の駆動装置への給電方法を行なうことができ
る。
【0017】また、本発明の扉への給電方法における制
御ユニットは、他の扉の検出リミットスイッチAおよび
検出リミットスイッチBの検出出力に基づいて一の扉の
駆動装置への給電を制御することができ、また、同時に
2以上の扉の駆動装置への給電を規制する給電制御を行
なうことができ、また、隣接する扉の給電制御を行なう
ことができ、あるいは、扉外に設置され任意の扉への給
電制御を行なうことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。
【0019】〔実施例1〕 〔本発明の実施例1の構成〕はじめに、本発明の実施例
1の扉及び扉への給電方法の構成について、図1の本発
明の実施例1の扉への給電方法を説明するブロック構成
図、図2の実施例1の扉のブロック構成図、および図3
の実施例1の給電装置の回路図を用いて説明する。
【0020】(扉の構成)スライディングウォールは複
数枚の扉1から構成され、各扉1にはその扉を固定する
ために、圧接部材11とその圧接部材11を駆動するた
めのジャッキー13とモータ3を有している。この圧接
部材11は、例えば扉1の天井方向、および床方向に延
びるロッド状の部材により形成され、ジャッキー13に
より天井方向、および床方向に移動することによって、
天井方向、および床方向に対して固定動作が行われ、逆
に天井方向、および床方向から離れる方向に移動するこ
とによって開放動作が行われる。そして、このジャッキ
ー13は、例えばモータ3の回転運動によって駆動さ
れ、このモータ3の回転運動の方向を変更することによ
って圧接部材11の移動方向を変え、固定動作と開放動
作の切替えを行っている。
【0021】そして、モータ3の駆動制御は制御ユニッ
ト2により行われ、この制御ユニット2に対する制御入
力、および制御出力は、扉1の両端部に設置された第1
コネクタ6と第2コネクタ7を通して、隣接する扉に行
われる。
【0022】また、この制御ユニット2には、圧接検出
リミットスイッチA(LSc)4と開放検出リミットス
イッチB(LSo)5から扉1の圧接状態あるいは開放
状態を表す検出信号が入力されており、この状態検出信
号に基づいて前記制御入力、および制御出力の入出力が
行われ、他の扉の圧接動作あるいは開放動作の制御が行
われる。
【0023】例えば、圧接検出リミットスイッチA(L
Sc)4は、圧接部材11に設置された接触部14の移
動状態を検出するものであり、圧接部材11が天井方
向、および床方向に移動して固定動作が行われると、こ
の圧接部材11の移動による接触部14の通過を検出
し、その検出信号を制御ユニット2に送信する。一方、
開放検出リミットスイッチB(LSo)5は、圧接部材
11に設置された接触部15の移動状態を検出するもの
であり、圧接部材11が天井方向、および床方向から離
れる方向に移動して開放動作が行われると、この圧接部
材11の移動による接触部15の通過を検出し、その検
出信号を制御ユニット2に送信する。
【0024】(給電装置の構成)次に扉への給電方法に
用いる給電装置の構成について説明する。前記扉の構成
において、本発明の実施例1の給電装置は、制御ユニッ
ト2と圧接検出リミットスイッチA(LSc)4と開放
検出リミットスイッチB(LSo)5とから構成され
る。
【0025】図1は給電装置の概略構成を示しており、
制御ユニット2に対して圧接検出リミットスイッチA
(LSc)4と開放検出リミットスイッチB(LSo)
5とモータ3が接続され、また、隣接する扉との制御信
号および電源供給を行うための第1コネクタ6と第2コ
ネクタ7が接続されている。そして、この第1コネクタ
6には、それぞれ電源供給を行うために第1電源端子A
1、第1電源端子B1が設けられ、また制御信号を入出
力するために第1制御入力端子I1、第1制御出力端子
O1が設けられている。また、第2コネクタ7には、電
源供給を行うために第2電源端子A2、第2電源端子B
2が設けられ、また制御信号を入出力するために第2制
御入力端子I2、第2制御出力端子O2が設けられてい
る。
【0026】図3は給電装置の回路の一実施例を示して
いる。この回路図において、終端部分には電源端子A
と、電源端子Bと、電源端子Bに接続された出力端子O
とを有した終端部8が設けられ、この終端部8に対して
順に扉が接続される。なお、図においては、扉aから扉
dを示してるが、扉の枚数はこれに限らず任意の枚数と
することができる。
【0027】また、扉内の構成において、第1電源端子
A1と第2電源端子A2、および第1電源端子B1と第
2電源端子B2は扉1の内部において接続され、それぞ
れ電源Aと電源Bを構成している。この電源Aには、常
閉スイッチSW1と常開スイッチSW2の直列接続を介
してモータ3の一端に接続されている。また、モータ3
の他端と電源Bとの間には、圧接検出リミットスイッチ
A(LSc)4と開放検出リミットスイッチB(LS
o)5が並列接続されている。
【0028】この常閉スイッチSW1は、電源Aと第2
制御入力端子I2と間に設けられたリレーR1により開
閉制御が行われるスイッチであり、このリレーR1は第
2制御入力端子I2に接続された隣接する扉の開放検出
リミットスイッチB(LSo)5の検出信号により制御
される。一方、常開スイッチSW2は、電源Aと第1制
御入力端子I1と間に設けられたリレーR2により開閉
制御が行われるスイッチであり、このリレーR2は第1
制御入力端子I1に接続された隣接する扉の圧接検出リ
ミットスイッチA(LSc)4検出信号、あるいは終端
部の出力端子Oからの信号により制御される。
【0029】隣接する扉どうしの接合において、一方の
扉の第2制御出力端子O2は他方の扉の第1制御入力端
子I1に接続され、また一方の扉の第2制御入力端子I
2は他方の扉の第1制御出力端子O1に接続される。
【0030】〔実施例1の作用〕次に、本発明の実施例
1の作用について、図3〜図5により圧接動作を説明
し、図6〜8により開放動作を説明する。
【0031】(圧接動作)はじめに、扉の圧接動作につ
いて説明する。図4は、扉を設置する場合の圧接動作を
説明する図である。なお、図4においては、扉g側に収
納されている扉を順に引出して電源側に移動させ固定す
る場合を示している。図では、天井21および床22と
間に取り付けられる扉aから扉gが示されており、扉a
から順に圧接動作により固定する状態を示しており、扉
aから扉cは圧接が完了し、扉dは圧接の途中であり、
扉eは開放状態であって移動が完了した状態であり、扉
fは同じく開放状態であって移動中の状態であり、また
扉gは同じく開放状態であって収納中の状態である。
【0032】そして、これらの扉はDC電源23で示さ
れる直流電源を、例えば電源Aをマイナス側とし電源B
をプラス側として給電される。この給電の開始および停
止は例えば操作スイッチ24により制御される。
【0033】また、図3は圧接動作における各状態を示
しており、扉aでは圧接完了の回路状態を示し、扉bで
は圧接途中の回路状態を示し、扉cでは開放状態の回路
状態を示している。また、図5の表は圧接動作の各状態
における検出スイッチLSo,LSc、駆動スイッチS
W1,SW2、リレーR1,R2、および各端子の状態
を示している。
【0034】(A)開放状態:はじめに、扉cにおける
開放状態においては、圧接部材11が扉1側に収納され
ているため、開放検出リミットスイッチB(LSo)は
“ON”となってモータ3側と接続されず、また、圧接
検出リミットスイッチA(LSc)は“OFF”となっ
てモータ3側と接続されている。
【0035】隣接する扉の制御出力端子O1の出力信号
は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力され
る。この場合、隣接する扉の制御出力端子O1の出力信
号は“OFF”であるのでリレーR1は“OFF”とな
り、常閉スイッチSW1は駆動されず“ON”の状態と
なる。一方、前記隣接扉と反対側の隣接扉の制御出力端
子O2の出力信号は、制御入力端子I1を通してリレー
R2に入力される。この場合、隣接する扉の制御出力端
子O2の出力信号は“OFF”であるのでリレーR2は
“OFF”となり、常開スイッチSW2は駆動されず
“OFF”の状態となる。
【0036】したがって、モータ3と電源Bの間は圧接
検出リミットスイッチA(LSc)を通して導通してい
るが、モータ3と電源Aの間は常開スイッチSW2が切
り離されているため導通せず、モータ3は停止状態にあ
る。
【0037】(B)圧接途中状態:次に、扉bにおける
圧接途中の状態においては、圧接部材11が扉1側から
天井21および床22側に移動中であって、開放状態か
ら圧接状態Bへの中間の状態にある。この場合には、は
じめに開放検出リミットスイッチB(LSo)5が接触
部14を検出し、その後圧接検出リミットスイッチA
(LSc)4が接触部15を検出することになる。した
がって、開放検出リミットスイッチB(LSo)は“O
N”から“OFF”に切り替わってモータ3側と接続さ
れ、また、圧接検出リミットスイッチA(LSc)は
“OFF”の状態を保持してモータ3側と接続された状
態にある。
【0038】また、隣接する扉の制御出力端子O1の出
力信号は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力
されるが、この場合には、隣接する扉の制御出力端子O
1の出力信号は“OFF”であるのでリレーR1は“O
FF”となり、常閉スイッチSW1は駆動されず“O
N”の状態となる。一方、前記隣接扉と反対側の隣接扉
の制御出力端子O2の出力信号は、制御入力端子I1を
通してリレーR2に入力されるが、この場合には、隣接
する扉の制御出力端子O2の出力信号は“ON”である
のでリレーR2は“ON”となり、常開スイッチSW2
は駆動されて“ON”の状態となる。
【0039】したがって、モータ3と電源Bの間は圧接
検出リミットスイッチA(LSc)、および開放検出リ
ミットスイッチB(LSo)を通して導通しており、モ
ータ3と電源Aの間は常閉スイッチSW1と常開スイッ
チSW2が接続されているため導通し、モータ3は動作
状態となる。
【0040】(C)圧接完了状態:次に、扉aにおける
圧接完了の状態においては、圧接部材11が扉1側から
天井21および床22側への移動が完了し、扉が固定さ
れた状態にある。この場合には、開放検出リミットスイ
ッチB(LSo)5は既に接触部14を検出しており、
圧接検出リミットスイッチA(LSc)4も接触部15
を検出した状態にある。したがって、開放検出リミット
スイッチB(LSo)は“ON”から“OFF”に切り
替わってモータ3側と接続されており、また、圧接検出
リミットスイッチA(LSc)は“OFF”の状態から
“ON”の状態に切り替わりモータ3側との接続が切断
される。
【0041】また、隣接する扉の制御出力端子O1の出
力信号は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力
されるが、この場合には、隣接する扉の制御出力端子O
1の出力信号は“ON”であるのでリレーR1は“O
N”となり、常閉スイッチSW1は駆動されて“OF
F”の状態となる。一方、前記隣接扉と反対側の隣接扉
の制御出力端子O2の出力信号は、制御入力端子I1を
通してリレーR2に入力されるが、この場合には、隣接
する扉は終端部8であり、電源Bと接続されているので
制御出力端子Oの出力信号は“ON”であり、リレーR
2は“ON”となり、常開スイッチSW2は駆動されて
“ON”の状態となる。
【0042】したがって、モータ3と電源Bの間は開放
検出リミットスイッチB(LSo)を通して導通してい
るが、モータ3と電源Aの間は常閉スイッチSW1が閉
じられていないため導通せず、モータ3は停止状態とな
っている。
【0043】前記のようにして、扉を手動により移動
し、端部から順に所定位置に設置した後、その設置ごと
に各扉の圧接用のモータを一つずつ駆動して、圧接動作
を行う。そして、前記(A)〜(C)の動作を繰り返す
ことにより、全扉の設置を行うことができる。
【0044】(開放動作)次に、扉の開放動作について
説明する。図7は、扉を収納する場合の開放動作を説明
する図である。なお、図7においては、設置されている
扉を扉g側に順に移動して収納する場合を示している。
図では、天井21および床22と間に取り付けられる扉
aから扉gが示されており、扉aから順に開放動作によ
り固定状態から開放する様子を示している。そして、扉
aから扉cは未だ圧接状態にあって固定されており、扉
dは開放途中であり、扉eは開放動作が完了して移動が
可能な状態であり、扉fは同じく開放状態であって移動
中の状態であり、また扉gは同じく開放状態であって収
納が完了した状態である。
【0045】そして、これらの扉はDC電源23で示さ
れる直流電源を、前記圧接動作とは逆に、例えば電源A
をプラス側とし電源Bをマイナス側として給電される。
扉に設置したモータを直流モータにより構成しておくこ
とにより、この給電の電源の極性変更によって固定部材
の移動方向を反対方向とし、圧接動作と開放動作を切り
替えることができる。なお、この給電の開始および停止
は例えば操作スイッチ24により制御される。
【0046】また、図6は開放動作における各状態を示
しており、扉aでは圧接状態の回路状態を示し、扉bで
は開放途中の回路状態を示し、扉cでは開放が完了した
状態の回路状態を示している。また、図8は開放動作の
各状態における検出スイッチLSo,LSc、駆動スイ
ッチSW1,SW2、リレーR1,R2、および各端子
の状態を示している。
【0047】(D)圧接状態:はじめに、扉aにおける
圧接の状態においては、圧接部材11が扉1側から天井
21および床22側への移動しており、扉が固定された
状態にある。この場合には、開放検出リミットスイッチ
B(LSo)5は接触部14を検出した状態にあり、ま
た圧接検出リミットスイッチA(LSc)4も接触部1
5を検出した状態にある。したがって、開放検出リミッ
トスイッチB(LSo)は“ON”から“OFF”に切
り替わってモータ3側と接続されており、また、圧接検
出リミットスイッチA(LSc)は“OFF”の状態か
ら“ON”の状態に切り替わりモータ3側との接続が切
断されている。
【0048】また、隣接する扉の制御出力端子O1の出
力信号は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力
されるが、この場合には、隣接する扉の制御出力端子O
1の出力信号は“ON”であるのでリレーR1は“O
N”となり、常閉スイッチSW1は駆動されて“OF
F”の状態となる。一方、前記隣接扉と反対側の隣接扉
の制御出力端子O2、あるいは終端部8の制御出力端子
Oの出力信号は、制御入力端子I1を通してリレーR2
に入力される。隣接する扉がある場合にはこの隣接扉は
同様に圧接状態にあるため、制御出力端子O2は“O
N”であり、リレーR2は“ON”となり、常開スイッ
チSW2は駆動されて“ON”の状態となる。また、隣
接部分が終端部8の場合には、制御出力端子Oは電源B
と接続されているので、制御出力端子Oの出力信号は
“ON”であり、リレーR2は“ON”となって常開ス
イッチSW2は駆動されて“ON”の状態となる。
【0049】したがって、モータ3と電源Bの間は開放
検出リミットスイッチB(LSo)を通して導通してい
るが、モータ3と電源Aの間は常閉スイッチSW1が閉
じられていないため導通せず、モータ3は停止状態とな
っている。
【0050】(E)開放途中状態:次に、扉bにおける
開放途中の状態においては、圧接部材11が天井21お
よび床22側から扉1側に移動中であって、圧接状態か
ら開放状態への中間の状態にある。この場合には、はじ
めに圧接検出リミットスイッチA(LSc)4が接触部
15を検出し、その後開放検出リミットスイッチB(L
So)5が接触部14を検出することになる。したがっ
て、圧接検出リミットスイッチA(LSc)4は“O
N”から“OFF”に切り替わってモータ3側と接続さ
れ、また、開放検出リミットスイッチB(LSo)5は
“OFF”の状態を保持してモータ3側と接続された状
態にある。
【0051】また、隣接する扉の制御出力端子O1の出
力信号は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力
されるが、この場合には、隣接する扉は既に開放完了し
ているため開放検出リミットスイッチB(LSo)5は
“ON”状態であるため、隣接する扉の制御出力端子O
1の出力信号は“OFF”であり、リレーR1は“OF
F”となり、常閉スイッチSW1は駆動されず“ON”
の状態となる。一方、前記隣接扉と反対側の隣接扉の制
御出力端子O2の出力信号は、制御入力端子I1を通し
てリレーR2に入力されるが、この場合には、隣接する
扉は圧接状態にあり、隣接する扉の制御出力端子O2の
出力信号は“ON”であるのでリレーR2は“ON”と
なり、常開スイッチSW2は駆動されて“ON”の状態
となる。
【0052】したがって、モータ3と電源Bの間は圧接
検出リミットスイッチA(LSc)、および開放検出リ
ミットスイッチB(LSo)を通して導通しており、モ
ータ3と電源Aの間は常閉スイッチSW1と常開スイッ
チSW2が接続されているため導通し、モータ3は動作
状態となる。
【0053】(F)開放完了状態:次に、扉cにおける
開放完了状態においては、圧接部材11が扉1側に収納
されているため、開放検出リミットスイッチB(LS
o)5は“ON”となってモータ3側と接続されず、ま
た、圧接検出リミットスイッチA(LSc)4は“OF
F”となってモータ3側と接続されている。
【0054】隣接する扉の制御出力端子O1の出力信号
は、制御入力端子I2を通してリレーR1に入力される
が、この場合隣接扉は開放状態にあるため、隣接する扉
の制御出力端子O1の出力信号は“OFF”であるので
リレーR1は“OFF”となり、常閉スイッチSW1は
駆動されず“ON”の状態となる。一方、前記隣接扉と
反対側の隣接扉の制御出力端子O2の出力信号は、制御
入力端子I1を通してリレーR2に入力されるが、この
場合この隣接扉は開放途中であるため、隣接する扉の制
御出力端子O2の出力信号は“OFF”であって、リレ
ーR2は“OFF”となり、常開スイッチSW2は駆動
されず“OFF”の状態となる。
【0055】したがって、モータ3と電源Bの間は圧接
検出リミットスイッチA(LSc)を通して導通してい
るが、モータ3と電源Aの間は常開スイッチSW2が切
り離されているため導通せず、モータ3は停止状態にあ
る。
【0056】前記のようにして、扉を手動により移動
し、端部から順に開放し、その開放ごとに各扉の圧接用
のモータを一つずつ駆動して、次の開放動作を行う。そ
して、前記(A)〜(C)の動作を繰り返すことによ
り、全扉の開放を行うことができる。
【0057】(本発明の実施例1特有の効果)前記構成
によって、実施例1においては、扉を隣接する扉に接触
させることにより、隣接する扉の制御信号を入力して圧
接動作、および開放動作のためのモータを駆動すること
ができる。
【0058】〔実施例2〕 〔本発明の実施例2の構成〕次に、本発明の実施例2の
給電方法に用いる装置の構成について、図9,10の実
施例2の給電装置のブロック構成図を用いて説明する。
【0059】なお、実施例2の扉の構成については、前
記実施例1の扉の構成とほぼ同様であるため、ここでは
その説明を省略する。
【0060】(給電装置の構成)次に給電方法に用いる
給電装置の構成について説明する。本発明の実施例2の
給電装置は、制御ユニット20と圧接検出リミットスイ
ッチA(LSc)4と開放検出リミットスイッチB(L
So)5とから構成される。この実施例2の構成におい
て、実施例1の構成とは、制御ユニット20が扉の外側
に一つだけ設けられている点で相違している。
【0061】扉外部に設置された制御ユニット2に対し
て、圧接検出リミットスイッチA(LSc)4と開放検
出リミットスイッチB(LSo)5とモータ3が接続さ
れており、モータ3には扉外部に設置されたDC電源が
それぞれ接続されている。また、DC電源とモータ3と
の間にはモータ3への給電を制御するスイッチSWが接
続されており、前記制御ユニット2からの制御信号およ
び隣接する扉の圧接検出リミットスイッチA(LSc)
4と開放検出リミットスイッチB(LSo)5からの検
出信号により駆動制御が行われる。
【0062】なお、隣接する扉との制御信号および電源
供給は、前記実施例1と同様にコネクタにより行うこと
できるが、ここではその説明を省略する。
【0063】〔実施例2の作用〕次に、本発明の実施例
2の作用について、図9により圧接動作を説明し、図1
0により開放動作を説明する。
【0064】(圧接動作)はじめに、扉の圧接動作につ
いて説明する。図9は、扉を設置する場合の圧接動作を
説明する図であり、扉d側に収納されている扉を順に引
出して電源側に移動させ電源側から順に隣接させて配置
し、その後順に給電を行うことにより、一枚ずつ扉の固
定動作を行う例を示している。
【0065】なお、図では、天井および床と間に取り付
けられる扉aから扉dが示されており、扉aから順に設
置位置に配置し、圧接動作により固定する状態を示して
おり、扉aから扉bは圧接完了し、扉cは圧接途中であ
り、扉dは開放状態であって移動が移動中あるいは収納
中の状態を示している。また、図9においては、圧接検
出リミットスイッチA(LSc)のみを示し、太い破線
は制御信号を示している。
【0066】(A)開放状態:扉dにおける開放状態に
おいては、扉dは隣接扉cと離隔した位置にあり、DC
電源、および制御ユニット20または隣接扉cの圧接検
出リミットスイッチA(LSc)とは分離状態にある。
したがって、モータ3は停止状態にある。
【0067】(B)圧接状態:扉a〜扉cを移動して隣
接した状態に配置し、その状態で制御ユニット20から
制御信号を出力する。例えば、制御ユニット20から制
御信号を出力すると、その制御信号は終端部と扉aとの
接合部を介して扉aのスイッチSWに入力し、モータ3
への給電を行ってモータ3を駆動する。そして、このモ
ータ3を駆動により、図示しない圧接部材が移動し圧接
動作が行われる。圧接検出リミットスイッチA(LS
c)がその圧接動作を検出すると、その検出信号は、隣
接する扉bのスイッチSWに送信されて隣接する扉bの
モータ3の駆動を行うとともに、扉aのスイッチSWに
入力されて扉aのモータ3の駆動を停止する。
【0068】扉bは、扉aの圧接検出リミットスイッチ
A(LSc)から検出信号を受けることにより、モータ
3を駆動して図示しない圧接部材を移動させ圧接動作を
行う。その後は、前記した扉aの動作と同様に、次の扉
へ検出信号を送信して次の扉cの圧接動作を行うととも
に、扉bのモータ3をの駆動を停止して圧接動作を完了
する。
【0069】前記のようにして、扉を手動により移動
し、端部から順に所定位置に設置した後、各扉の圧接用
のモータを一つずつ駆動して、圧接動作を行う。そし
て、前記(A),(B)の動作を繰り返すことにより、
全扉の設置を行うことができる。
【0070】(開放動作)次に、扉の開放動作について
説明する。図10は、設置した扉を開放する場合の開放
動作を説明する図である。なお、図10においては、設
置されている扉の圧接状態をいったん全ての扉について
一枚ずつ開放した後、移動して収納するものである。
【0071】なお、図では、天井および床と間に取り付
けられる扉aから扉dが示されており、隣接して固定状
態にあった扉aから扉cを開放する状態と、既に開放状
態にある扉dについて示している。また、図10におい
ては、開放検出リミットスイッチB(LSo)のみを示
し、太い破線は制御信号を示している。
【0072】はじめに、扉aから扉cは前記圧接動作に
より圧接状態にあるとする。この状態においては、制御
ユニット20から制御信号を出力する。例えば、制御ユ
ニット20からの制御信号は、終端部と扉aとの接合部
を介して扉aのスイッチSWに入力し、モータ3への給
電を行ってモータ3を駆動する。そして、このモータ3
の駆動により、図示しない圧接部材が移動し開放動作が
行われる。なお、この開放動作は、モータ3へ供給する
電源の極性を圧接動作の場合に対して逆方向とすること
により行なうことができる。
【0073】開放検出リミットスイッチB(LSo)が
その開放動作を検出すると、その検出信号は、隣接する
扉bのスイッチSWに送信されて隣接する扉bのモータ
3の駆動を行うとともに、扉aのスイッチSWに入力さ
れて扉aのモータ3の駆動を停止する。
【0074】扉bは、扉aの開放検出リミットスイッチ
B(LSo)から検出信号を受けることにより、モータ
3を駆動して図示しない圧接部材を移動させ開放動作を
行う。その後は、前記した扉aの動作と同様に、次の扉
へ検出信号を送信して次の扉cの開放動作を行うととも
に、扉bのモータ3をの駆動を停止して開放動作を完了
する。
【0075】前記のようにして、各扉の圧接用のモータ
を一つずつ駆動して開放動作を行った後、扉を手動によ
り移動して所定位置に設置から収納することができる。
【0076】(本発明の実施例2特有の効果)実施例2
の構成によれば、一つの制御ユニットより圧接動作およ
び開放動作を行なうことができる。
【0077】(本発明の実施例2の変形例)実施例2に
おいて、制御ユニットによって圧接動作あるいは開放動
作を行なう扉を指定することにより、途中の扉からの圧
接動作あるいは開放動作を行なうことができる。例えば
図11において、太い破線で示すように、制御ユニット
20から扉aをスキップして扉bに対して開放動作の制
御信号を出力することにより、扉aを固定状態のままで
扉bからの開放動作を行なうことができる。
【0078】〔実施例3〕 〔本発明の実施例3の構成〕次に、本発明の実施例3の
給電方法に用いる給電装置の構成について、図12,1
3の実施例3の給電装置のブロック構成図を用いて説明
する。
【0079】なお、実施例3の扉の構成については、前
記実施例1の扉の構成とほぼ同様であるため、ここでは
その説明を省略する。
【0080】(給電装置の構成)次に給電方法に用いる
給電装置の構成について説明する。本発明の実施例3の
給電装置は、制御ユニット30と圧接検出リミットスイ
ッチA(LSc)4と開放検出リミットスイッチB(L
So)5とから構成される。この実施例3の構成におい
て、実施例1の構成とは、制御ユニット30が扉の外側
に一つだけ設けられている点で相違し、また実施例2と
は、各扉の検出スイッチからの検出信号は制御ユニット
30に対して入力され、また各扉のスイッチは制御ユニ
ット30からの制御信号により駆動される点で相違して
いる。
【0081】扉外部に設置された制御ユニット2に対し
て、圧接検出リミットスイッチA(LSc)4と開放検
出リミットスイッチB(LSo)5とモータ3が接続さ
れており、モータ3には扉外部に設置されたDC電源が
それぞれ接続されている。また、DC電源とモータ3と
の間にはモータ3への給電を制御するスイッチSWが接
続されており、前記制御ユニット2からの制御信号によ
り駆動制御が行われる。
【0082】なお、各扉と制御ユニット30との接続
は、他の扉を通さずに共通のバスにより行なわれる。
【0083】〔実施例3の作用〕次に、本発明の実施例
3の作用について、図12により圧接動作を説明し、図
13により開放動作を説明する。
【0084】(圧接動作)はじめに、扉の圧接動作につ
いて説明する。図12は、扉を設置する場合の圧接動作
を説明する図である。
【0085】図では、天井および床と間に取り付けられ
る扉aから扉dが示されており、扉aを圧接動作により
固定する状態を示しており、また扉b〜扉dは圧接完了
状態もしくは開放状態であり、開放状態の場合には移動
中あるいは収納中の状態を示している。なお、図12に
おいては、圧接検出リミットスイッチA(LSc)のみ
を示し、太い破線は制御信号を示している。
【0086】(A)開放状態:扉b〜扉dが開放状態の
場合においては、各扉は制御ユニット30からの制御信
号の入力は無く、また圧接検出リミットスイッチA(L
Sc)は圧接状態を検出しておらず、モータ3は停止状
態にある。したがって、各扉は天井および床に対して自
由に移動可能な状態にあり、手動によって移動させるこ
とが可能である。
【0087】(B)圧接状態:扉b〜扉dが圧接状態の
場合においては、各扉は制御ユニット30からの制御信
号によりモータ3が駆動されて圧接動作が終了している
ので、制御ユニット30からの制御信号の入力は無く、
モータ3は停止状態にある。また、圧接検出リミットス
イッチA(LSc)は圧接状態を検出している。したが
って、各扉は天井および床に対して固定状態にある。
【0088】(C)圧接途中状態:扉aにおいて、制御
ユニット20から制御信号を出力する。制御ユニット2
0から制御信号を共通のバスを通して扉aにスイッチS
Wに入力すると、スイッチSWは閉成してモータ3への
給電を行いモータ3を駆動する。そして、このモータ3
の駆動により、図示しない圧接部材が移動し圧接動作が
行われる。圧接検出リミットスイッチA(LSc)がそ
の圧接動作を検出すると、その検出信号は、再び共通バ
スを通して制御ユニット30に戻すとともに、扉aのス
イッチSWに入力されて扉aのモータ3の駆動を停止す
る。制御ユニット30は、扉aの圧接検出リミットスイ
ッチA(LSc)からの圧接動作検出信号を受けること
により、扉aの圧接動作の完了を識別し、次の扉の圧接
動作を行なうことができる。ここで、制御ユニット30
は同時に二枚以上の扉に給電制御の制御信号を出力しな
いようあらかじめ設定しておくことにより、一度に一枚
の扉のみの圧接動作を行なうよう制限することができ
る。
【0089】図12においては、扉d側に収納されてい
る扉を扉a、扉b、扉cの順に引出して電源側に移動さ
せ電源側から順に隣接させて配置し、その後一枚ずつ給
電を行って固定動作を行う場合について示しているが、
どの扉を圧接するかは、制御ユニット30からの圧接動
作の制御信号の出力先により決定されるため、扉の配置
順に無関係に制御ユニット30において任意に設定する
ことができる。したがって、前記実施例のように順次圧
接動作を行なうことなく、任意の順序で圧接動作を行な
うことができる。
【0090】(開放動作)次に、扉の開放動作について
説明する。図13は、設置した扉を開放する場合の開放
動作を説明する図である。
【0091】図では、天井および床と間に取り付けられ
る扉aから扉dが示されており、隣接して固定状態にあ
った扉aから扉cを開放する状態と、既に開放状態とな
った扉dについて示している。なお、図13において
は、開放検出リミットスイッチB(LSo)のみを示
し、太い破線は制御信号を示している。
【0092】はじめに、扉aから扉cは前記圧接動作に
より圧接状態にあるとする。この状態において、制御ユ
ニット20から制御信号を出力し、共通パスを通して扉
cのスイッチSWに入力し、モータ3への給電を行いモ
ータ3を駆動する。このモータ3の駆動により、図示し
ない圧接部材が移動し開放動作が行われる。なお、この
開放動作は、モータ3へ供給する電源の極性を圧接動作
の場合に対して逆方向とすることにより行なうことがで
きる。
【0093】開放検出リミットスイッチB(LSo)が
その開放動作を検出すると、その検出信号は、再び共通
バスを通して制御ユニット30に戻るとともに、扉cの
スイッチSWに入力されて扉cのモータ3の駆動を停止
する。制御ユニット30は、扉cの開放検出リミットス
イッチB(LSo)からの開放動作検出信号を受けるこ
とにより、扉cの開放動作の完了を識別し、次の扉の開
放動作を行なうことができる。ここで、制御ユニット3
0は同時に二枚以上の扉に給電制御の制御信号を出力し
ないようあらかじめ設定しておくことにより、一度に一
枚の扉のみの開放動作を行なうよう制限することができ
る。
【0094】前記のようにして、各扉の圧接用のモータ
を一つずつ駆動して開放動作を行った後、扉を手動によ
り移動して所定位置に設置から収納することができる。
【0095】図13においては、固定されている扉a〜
扉cの内扉cに給電を行なって開放動作を行なう場合に
ついて示しているが、どの扉を開放するかは、制御ユニ
ット30からの開放動作の制御信号の出力先により決定
されるため、扉の配置順に無関係に制御ユニット30に
おいて任意に設定することができる。したがって、前記
実施例のように順次開放動作を行なうことなく、任意の
順序で開放動作を行なうことができる。
【0096】(本発明の実施例3特有の効果)実施例3
の構成によれば、一つの制御ユニットより任意の扉につ
いて圧接動作および開放動作を行なうことができ、また
隣接しない扉についても圧接動作および開放動作を行な
うことができる。
【0097】(本発明の実施例3の変形例)実施例3に
おいて、制御ユニットから発生する制御信号によって、
圧接動作か開放動作かの動作の種類と動作させる扉を任
意に設定することにより、扉毎に異なる動作を行なうこ
とができる。
【0098】〔変形例〕なお、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変
形が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するも
のではない。
【0099】駆動装置により駆動される部材として、前
記実施例の圧接部材に代えて落とし棒を用いることがで
きる。この駆動装置により駆動される部材として落とし
棒を用いる場合には、圧接部材の移動検出を行なう圧接
検出リミットスイッチ、開放検出リミットスイッチに代
えて移動検出を行なう通常の検出リミットスイッチを用
いることができる。
【0100】また、前記実施例は、扉の走行動作を手動
により行っているが、この走行動作を電動により行うこ
ともできる。この電動走行の場合にも、各扉に設けた走
行用のモータへの給電を本発明の給電装置によって切替
えて行うことができる。この場合には、扉を閉じる場合
においては、扉が電動により走行し定位置状態となった
とき、走行用の電源を切り、次に圧接部材の動作を行う
電源を入れ、圧接部材が定位置となったとき、次の隣接
する扉を走行する電源を入れることにより実現すること
もできる。なお、扉をあける場合には、これと逆の動作
を行うことにより実現することができる。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
扉の固定および開放を行なう駆動装置を個々に有する扉
に対して給電を行なう給電装置において、扉枚数にかか
わらず一定の電源容量により扉の駆動を可能とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の扉への給電方法を説明する
ブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例1の扉のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明の実施例1の給電装置の回路図である。
【図4】本発明の実施例1の圧接動作を説明する図であ
る。
【図5】本発明の実施例1の圧接動作を説明する図表で
ある。
【図6】本発明の実施例1の給電装置の回路図である。
【図7】本発明の実施例1の開放動作を説明する図であ
る。
【図8】本発明の実施例1の開放動作を説明する図表で
ある。
【図9】本発明の実施例2の圧接動作を説明する図であ
る。
【図10】本発明の実施例2の開放動作を説明する図で
ある。
【図11】本発明の実施例2の動作を説明する図であ
る。
【図12】本発明の実施例3の圧接動作を説明する図で
ある。
【図13】本発明の実施例3の開放動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1 扉 2,20,30 制御ユニット 3 モータ 4 圧接検出リミットスイッチA(LSc) 5 開放検出リミットスイッチB(LSo) 6 第1コネクタ 7 第2コネクタ 8 終端部 11 圧接部材 13 ジャッキー 14,15 接触部 21 天井 22 床 23 DC電源 24 操作スイッチ A1,B1 第1電源端子 A2,B2 第2電源端子 I1 第1制御入力端子 I2 第2制御入力端子 O1 第1制御出力端子 O2 第2制御出力端子 R1,R2 リレー SW スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを含む駆動装置を個々に有し、複
    数隣接して配置される扉に対して隣接する扉を通して
    電を行う制御ユニットを扉毎に有する給電装置におい
    て、制御ユニットはモータと電源の間を駆動部材の一方
    向の移動を検出する検出リミットスイッチAと駆動部材
    の他方向の移動を検出する検出リミットスイッチBとリ
    レーR1とリレーR2により接続し、一方側に隣接する
    扉の検出リミットスイッチAの開閉によってリレーR2
    を動作させ、他方側に隣接する扉の検出リミットスイッ
    チBの開閉によってリレーR1を動作させ、一の扉のリ
    レーR1とリレーR2とモータと検出リミットスイッチ
    Aと検出リミットスイッチBと電源との間に閉回路が形
    成されたときに隣接する扉のリレーR1あるいはリレー
    R2の何れか一方、又は検出リミットスイッチAあるい
    は検出リミットスイッチBの何れかいずれ一方を開放す
    ることを特徴とする扉。
  2. 【請求項2】 駆動装置は扉を固定,開放する圧接装置
    を駆動するものである請求項1記載の扉。
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