JP2712399B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JP2712399B2 JP2712399B2 JP63263218A JP26321888A JP2712399B2 JP 2712399 B2 JP2712399 B2 JP 2712399B2 JP 63263218 A JP63263218 A JP 63263218A JP 26321888 A JP26321888 A JP 26321888A JP 2712399 B2 JP2712399 B2 JP 2712399B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- output
- touch input
- input unit
- pulse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は周波数変換装置の出力側に接続した加熱コイ
ルにより調理容器を誘導加熱する誘導加熱調理器に関す
る。
ルにより調理容器を誘導加熱する誘導加熱調理器に関す
る。
従来の技術 従来、この種の誘導加熱調理器は周波数変換装置によ
り商用電源から超可聴周波数に変換され、この高周波が
共振コンデンサと加熱コイルからなる共振回路に出力さ
れ、そして加熱コイルから発生される高周波の磁界によ
り調理容器が誘導加熱されていた。一方、周波数変換装
置の動作を制御する制御装置には加熱コイルの出力を設
定する設定部を設け、この設定部と周波数変換装置の動
作周波数を制御する制御装置本体とを信号線で接続し、
加熱コイルの出力が設定出力となるように周波数変換装
置の動作周波数を制御していた。
り商用電源から超可聴周波数に変換され、この高周波が
共振コンデンサと加熱コイルからなる共振回路に出力さ
れ、そして加熱コイルから発生される高周波の磁界によ
り調理容器が誘導加熱されていた。一方、周波数変換装
置の動作を制御する制御装置には加熱コイルの出力を設
定する設定部を設け、この設定部と周波数変換装置の動
作周波数を制御する制御装置本体とを信号線で接続し、
加熱コイルの出力が設定出力となるように周波数変換装
置の動作周波数を制御していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、従来の構成では、信号線に加熱コイルからの
高周波磁界による誘導雑音がのり、制御装置の誤動作が
発生するという課題を有していた。
高周波磁界による誘導雑音がのり、制御装置の誤動作が
発生するという課題を有していた。
本発明は上記課題に鑑み、誘導雑音による制御装置の
誤動作を防止することを目的とする。
誤動作を防止することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の技術的な手段は、
加熱コイルに高周波電力を供給すべく商用電源を超可聴
周波数に変換する周波数変換装置と、静電容量の変化に
より操作状態を検出するタッチ入力部と、前記タッチ入
力部にパルス出力を供給するパルス発生器と、前記タッ
チ入力部の出力により前記操作状態を判別するとともに
前記加熱コイルへの高周波電力の供給状態を制御する制
御装置とを備え、前記制御装置は、前記パルス出力の前
記タッチ入力部を介した後の出力状態が所定時間変化し
たことを検知して前記操作状態を判断するとともに、前
記パルス発生器は、その発生周波数を前記タッチ入力部
の操作状態の判別が前記所定時間以内に可能な周波数よ
りも高く且つ前記周波数変換装置の動作周波数よりも低
くしてなるものである。
加熱コイルに高周波電力を供給すべく商用電源を超可聴
周波数に変換する周波数変換装置と、静電容量の変化に
より操作状態を検出するタッチ入力部と、前記タッチ入
力部にパルス出力を供給するパルス発生器と、前記タッ
チ入力部の出力により前記操作状態を判別するとともに
前記加熱コイルへの高周波電力の供給状態を制御する制
御装置とを備え、前記制御装置は、前記パルス出力の前
記タッチ入力部を介した後の出力状態が所定時間変化し
たことを検知して前記操作状態を判断するとともに、前
記パルス発生器は、その発生周波数を前記タッチ入力部
の操作状態の判別が前記所定時間以内に可能な周波数よ
りも高く且つ前記周波数変換装置の動作周波数よりも低
くしてなるものである。
作用 この技術的手段は次のようになる。
すなわち、周波数変換装置の加熱コイルは20から40KH
zの基本周波数で動作するものの、出力波形が歪んでい
るために高調波成分を含んでいる。しかも加熱容器の材
質や形状によって基本動作周波数自体が変動するので加
熱コイルからの誘導雑音はラジオ周波数帯を超えた高周
波帯にまで広く、かつ連続して発生する。しかし一方、
基本周波数より低い周波数成分は含まれないので、制御
装置の信号周波数が周波数変換装置のものより低けれ
ば、誘導雑音による誤動作を防止できる。
zの基本周波数で動作するものの、出力波形が歪んでい
るために高調波成分を含んでいる。しかも加熱容器の材
質や形状によって基本動作周波数自体が変動するので加
熱コイルからの誘導雑音はラジオ周波数帯を超えた高周
波帯にまで広く、かつ連続して発生する。しかし一方、
基本周波数より低い周波数成分は含まれないので、制御
装置の信号周波数が周波数変換装置のものより低けれ
ば、誘導雑音による誤動作を防止できる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図であり、商用
電源1は電源スイッチ2を介して全波整流器3の入力端
子に接続され、全波整流器3の出力端子に平滑コンデン
サ4と、チョークコイル5とフィルターコンデンサ6か
らなるフィルター回路がそれぞれ並列に接続されてい
る。
電源1は電源スイッチ2を介して全波整流器3の入力端
子に接続され、全波整流器3の出力端子に平滑コンデン
サ4と、チョークコイル5とフィルターコンデンサ6か
らなるフィルター回路がそれぞれ並列に接続されてい
る。
また、加熱コイル7と共振コンデンサ8から成る共振
回路とダイオード9とトランジスタ10の逆並列回路の直
列回路がフィルターコンデンサ6に並列接続されてい
る。駆動回路11はトランジスタ10に超可聴周波数の駆動
パルスを供給してオンオフさせ加熱コイル7を励振す
る。以上説明した構成要素のうち商用電源1と電源スイ
ッチ2を除いた電気部品で周波数変換装置12が構成され
ている。
回路とダイオード9とトランジスタ10の逆並列回路の直
列回路がフィルターコンデンサ6に並列接続されてい
る。駆動回路11はトランジスタ10に超可聴周波数の駆動
パルスを供給してオンオフさせ加熱コイル7を励振す
る。以上説明した構成要素のうち商用電源1と電源スイ
ッチ2を除いた電気部品で周波数変換装置12が構成され
ている。
一方、制御装置13は使用者が操作する入力回路14とそ
の入力回路14のパルス出力を変換するデコーダ15とデコ
ーダ15の出力で駆動回路11にオンオフ信号を供給するオ
ンオフ制御回路16で構成される。
の入力回路14のパルス出力を変換するデコーダ15とデコ
ーダ15の出力で駆動回路11にオンオフ信号を供給するオ
ンオフ制御回路16で構成される。
制御装置13については第2図に従って詳細な説明を行
なう。
なう。
入力回路14は一般的な接点式の入力装置でもよいが、
入力装置で最も高いインピーダンスで動作する静電容量
式のタッチ入力装置で説明する。
入力装置で最も高いインピーダンスで動作する静電容量
式のタッチ入力装置で説明する。
入力回路14においては一般的に知られる弛張発振回路
などで構成できるパルス発生器20の出力は非導電性の操
作板24の裏面電極21に供給される。操作板24の操作面に
は入力用電極23が備えられるとともに、裏面には電極21
とならんで検出用電極22が備えられている。電極22はデ
コーダ15へ接続されており、電極23がタッチされていな
い時には電極21−23−22の間の静電容量を通って電極22
にはパルス発生器20の微分信号が発生する。デコーダ15
はオペアンプ30で構成されるボルテージフォロワでイン
ピーダンス変換されたのちダイオード31、抵抗32および
コンデンサ33による検波回路で直流信号に変換される。
電極23がタッチされていない時には電極22の信号に応じ
てコンデンサ33には電圧が発生し、一方、電極23が使用
によって触られている時はパルス発生器20の信号は人体
を通じてバイパスされ、結果電極22には信号が発生しな
いのでコンデンサ33の端子電圧はゼロになり、使用者が
操作電極に触るか否かでデコーダ15の出力信号が変化す
る。一方、周波数変換装置12からの高周波磁界は検出用
電極22とデコーダ15間の信号線にのる可能性があるが、
パルス発生器20の周波数は周波数変換装置12の動作周波
数より十分低いため、信号として何ら影響を与えること
はない。
などで構成できるパルス発生器20の出力は非導電性の操
作板24の裏面電極21に供給される。操作板24の操作面に
は入力用電極23が備えられるとともに、裏面には電極21
とならんで検出用電極22が備えられている。電極22はデ
コーダ15へ接続されており、電極23がタッチされていな
い時には電極21−23−22の間の静電容量を通って電極22
にはパルス発生器20の微分信号が発生する。デコーダ15
はオペアンプ30で構成されるボルテージフォロワでイン
ピーダンス変換されたのちダイオード31、抵抗32および
コンデンサ33による検波回路で直流信号に変換される。
電極23がタッチされていない時には電極22の信号に応じ
てコンデンサ33には電圧が発生し、一方、電極23が使用
によって触られている時はパルス発生器20の信号は人体
を通じてバイパスされ、結果電極22には信号が発生しな
いのでコンデンサ33の端子電圧はゼロになり、使用者が
操作電極に触るか否かでデコーダ15の出力信号が変化す
る。一方、周波数変換装置12からの高周波磁界は検出用
電極22とデコーダ15間の信号線にのる可能性があるが、
パルス発生器20の周波数は周波数変換装置12の動作周波
数より十分低いため、信号として何ら影響を与えること
はない。
また、オンオフ制御回路16はフリップフロップ40とダ
イオード41で構成されており、デコーダ15の出力が低く
なるとフリップフロップ40の出力は低レベルに変化しダ
イオード41を介して、弛張発振回路などで構成されるパ
ルス発生回路11の発振動作を禁止し周波数変換装置の動
作を停止する。発振動作を再開するには、同様の入力回
路とデコーダを準備しオンオフ制御回路16のフリップフ
ロップ40を再セットすればよい。またダイオード41に直
列に抵抗を接続すればパルス発生回路11の出力パルス幅
を可変できるので周波数変換装置の出力制御が可能とな
るし、オンオフ制御回路の出力で表示を点灯させたり、
温度制御などの回路を備えるものにあってはその動作設
定を入力回路からの信号で行なうことも容易に可能であ
る。
イオード41で構成されており、デコーダ15の出力が低く
なるとフリップフロップ40の出力は低レベルに変化しダ
イオード41を介して、弛張発振回路などで構成されるパ
ルス発生回路11の発振動作を禁止し周波数変換装置の動
作を停止する。発振動作を再開するには、同様の入力回
路とデコーダを準備しオンオフ制御回路16のフリップフ
ロップ40を再セットすればよい。またダイオード41に直
列に抵抗を接続すればパルス発生回路11の出力パルス幅
を可変できるので周波数変換装置の出力制御が可能とな
るし、オンオフ制御回路の出力で表示を点灯させたり、
温度制御などの回路を備えるものにあってはその動作設
定を入力回路からの信号で行なうことも容易に可能であ
る。
発明の効果 本発明の誘導加熱調理器は、加熱コイルに高周波電力
を供給すべく商用電源を超可聴周波数に変換する周波数
変換装置と、静電容量の変化により操作状態を検出する
タッチ入力部と、前記タッチ入力部にパルス出力を供給
するパルス発生器と、前記タッチ入力部の出力により前
記操作状態を判別するとともに前記加熱コイルへの高周
波電力の供給状態を制御する制御装置とを備え、前記制
御装置は、前記パルス出力の前記タッチ入力部を介した
後の出力状態が所定時間変化したことを検知して前記操
作状態を判断するとともに、前記パルス発生器は、その
発生周波数を前記タッチ入力部の操作状態の判別が前記
所定時間以内に可能な周波数よりも高く且つ前記周波数
変換装置の動作周波数よりも低くしてなることにより、
以下の効果を得る。
を供給すべく商用電源を超可聴周波数に変換する周波数
変換装置と、静電容量の変化により操作状態を検出する
タッチ入力部と、前記タッチ入力部にパルス出力を供給
するパルス発生器と、前記タッチ入力部の出力により前
記操作状態を判別するとともに前記加熱コイルへの高周
波電力の供給状態を制御する制御装置とを備え、前記制
御装置は、前記パルス出力の前記タッチ入力部を介した
後の出力状態が所定時間変化したことを検知して前記操
作状態を判断するとともに、前記パルス発生器は、その
発生周波数を前記タッチ入力部の操作状態の判別が前記
所定時間以内に可能な周波数よりも高く且つ前記周波数
変換装置の動作周波数よりも低くしてなることにより、
以下の効果を得る。
(1)周波数変換装置が大出力型になって発生する誘導
雑音が大きくなっても、制御装置の動作は常に安定し動
作の信頼性を向上できる。
雑音が大きくなっても、制御装置の動作は常に安定し動
作の信頼性を向上できる。
(2)周波数変換装置の発生する磁界が制御装置に鎖交
しても、制御装置が誤動作する周波数とは異なるため、
雑音に弱い信号線の引き回しなどの実装設計の自由度が
高く高密度化の実現も可能となる。
しても、制御装置が誤動作する周波数とは異なるため、
雑音に弱い信号線の引き回しなどの実装設計の自由度が
高く高密度化の実現も可能となる。
第1図は本発明の実施例を示す誘導加熱調理器のブロッ
ク図、第2図は同具体回路図である。 7……出力コイル、12……周波数変換装置、13……制御
装置、14……入力回路、15……デコーダ、16……オンオ
フ制御回路。
ク図、第2図は同具体回路図である。 7……出力コイル、12……周波数変換装置、13……制御
装置、14……入力回路、15……デコーダ、16……オンオ
フ制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】加熱コイルに高周波電力を供給すべく商用
電源を超可聴周波数に変換する周波数変換装置と、静電
容量の変化により操作状態を検出するタッチ入力部と、
前記タッチ入力部にパルス出力を供給するパルス発生器
と、前記タッチ入力部の出力により前記操作状態を判別
するとともに前記加熱コイルへの高周波電力の供給状態
を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記パ
ルス出力の前記タッチ入力部を介した後の出力状態が所
定時間変化したことを検知して前記操作状態を判断する
とともに、前記パルス発生器は、その発生周波数を前記
タッチ入力部の操作状態の判別が前記所定時間以内に可
能な周波数よりも高く且つ前記周波数変換装置の動作周
波数よりも低くしてなる誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263218A JP2712399B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63263218A JP2712399B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02109292A JPH02109292A (ja) | 1990-04-20 |
JP2712399B2 true JP2712399B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17386421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63263218A Expired - Lifetime JP2712399B2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712399B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61218369A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 周波数変換装置 |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP63263218A patent/JP2712399B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02109292A (ja) | 1990-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4320273A (en) | Apparatus for heating an electrically conductive cooking utensil by magnetic induction | |
EP2096758B1 (en) | Touch key and induction heating cooking device employing the same | |
EP0102796B1 (en) | Induction heating apparatus utilizing output energy for powering switching operation | |
US4583529A (en) | High efficiency high frequency power oscillator | |
JP2712399B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3293042B2 (ja) | 機器の入力装置 | |
JP2005158651A (ja) | 誘導加熱装置 | |
JPS6129182Y2 (ja) | ||
JPS58155424A (ja) | 温度制御装置 | |
JPH02270293A (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP3412240B2 (ja) | 信号ペン回路 | |
JPS6334239Y2 (ja) | ||
JPH0665138B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP4561311B2 (ja) | タッチキー | |
JPS6137746B2 (ja) | ||
JP2532525B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
KR0152836B1 (ko) | 유도가열조리기의 주파수대역 변환회로 | |
JP2643377B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JPH07319601A (ja) | 信号ペン回路 | |
JP2568523B2 (ja) | 誘導加熱調理器 | |
JP2911096B2 (ja) | 電力制御回路 | |
JP2003061816A (ja) | 電磁誘導加熱装置 | |
JPH0475636B2 (ja) | ||
KR100218477B1 (ko) | 전자조리기의 스위칭회로 | |
JPH0243114Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |