JP2712159B2 - 光媒体記録方法 - Google Patents
光媒体記録方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光により媒体へ情報を書き込む光媒体記録装
置に関するものである。 〔従来の技術〕 光ディスク、光磁気ディスク、光カード、光磁気カー
ド等の媒体、即ち媒体と光ビームを相対的に移動してデ
ィジタルデータを書込む媒体(以下単に光媒体と称す)
に於いて、従来は記録すべきディジタルデータ信号によ
ってレーザ(半導体レーザ)を2値点灯(明・暗)駆動
して媒体にレーザスポットを照射しながら該レーザスポ
ットと媒体とを相対的に移動せしめてディジタルデータ
の書き込みをしている。 具体的には記録すべきデータに対応するパルス幅の矩
形波形のパルス電流をレーザダイオードに加えて駆動し
ている。 尚、レーザパワーのローレベルを完全にゼロにしない
様に制御しているが、それはこの種の光媒体を使用する
装置に於いては、トラッキング、フォーカシング等のサ
ーボ信号を得るために常時一定以上のレベルのレーザビ
ームが必要だからである。又ここで、レーザダイオード
の出力(レーザパワー)は駆動電流と閾値電流との差に
比例する。ところで相対移動する光媒体(光媒体が移動
するか又はレーザビームが移動する)に照射されるレー
ザスポットのパワー(波高値)は、記録単位(記録ピッ
ト)の長さ(記録単位の移動方向の長さ)、即ち媒体が
回転する円板状(ディスク)であればディスクの周方向
の寸法に影響を与える事が知られており、その為媒体に
入力信号に対応した目的の長さの記録ピットが正確に形
成されるように、媒体の種類、媒体の移動速度、使用さ
れる周囲温度等の種々の条件によって最適のレーザパワ
ーを媒体に照射すべく最適のレーザ駆動電流即ちパルス
波の強度(電流値)が予め設定され、レーザダイオード
に加えられていた。 従来の技術において、媒体に照射されるレーザパワー
が第3図(1)のように鋭く変化したとしても、照射し
たレーザスポットに対して相対的に移動する媒体の記録
層の各点に於ける最高温度は媒体の熱容量等により熱時
定数を持つ事から、第3図(2)のように立ち上がりと
立ち下がりに遅れをともなっている。ここで光による媒
体の加熱によって情報を書き込む光媒体記録(熱記録)
の例として光磁気記録の原理を説明する。 まず第3図(1)に示す如くのパルス状のレーザ光が
光媒体に照射される。照射したレーザスポットに対して
相対的に移動する媒体の記録層の各点に於ける最高温度
は第3図(2)に示す如く上昇する。媒体の記録可能温
度T0を越えた部分では、記録層である垂直磁化膜におけ
る磁化方向は容易に変更し得る状態となり、外部から加
えられる磁場の作用で垂直磁化方向が反転し記録層の温
度が下降すると既磁化方向は固定されて第3図(3)に
示す如く2値記録がなされる。第3図に於いて斜線部分
が他の部分と垂直磁化方向が異なり、これを以下仮りに
〔1〕とする。 ここで周囲温度が変動すると、照射したレーザスポッ
トに対して相対的に移動する媒体の記録層の各点に於け
る最高温度が第4図(1)に示す如く上下方向にシフト
するので最高温度プロフィールと記録可能温度T0との交
わりから求められる2値信号の〔1〕の長さは第4図
(2)のように変動する。つまり同じレーザパワーで記
録をおこなう場合、周囲温度が上がると記録〔1〕の長
さが伸び、周囲温度が下がると逆に縮まる。即ち最適記
録パワーの周囲温度依存性である。換言すると、いかな
る周囲温度に於いても同じ記録長で記録するためには、
周囲温度の変動に従って記録時媒体に照射するレーザパ
ワー即ちレーザ駆動電流を調整しなければならない。 更に、記録信号(レーザ駆動電流)の周波数が高く、
レーザーパワーが第5図(1)の様に変化する時、1パ
ルスの持続期間が記録層の熱時定数の程度にまで短くな
り、媒体の記録層の温度変化がパルスの変化に追随しき
れなくなるため、照射したレーザスポットに対して相対
的に移動する媒体(光磁気ディスクの場合は媒体即ちデ
ィスクの回転により移動する)の記録層の各点に於ける
最高温度は、高温部(山)・低温部(谷)とも定常温度
まで達せず、第5図(2)のように山と谷との差(振
幅)が小さくなる。従って記録信号が高周波数になると
低周波数での最適記録パワーのままでは正確なピットの
長さが得られなくなるという問題点が有った。即ち最適
照射レーザパワーの記録周波数依存性である。 そこで本発明は、上記問題点すなわち最適記録パワー
の周囲温度依存性及び記録周波数依存性の改善を目的と
する。 〔問題点を解決する為の手段〕 上記問題点すなわち最適記録パワーの周囲温度依存性
及び記録周波数依存性の改善の為に本発明は、ディジタ
ル入力信号に従ってレーザのパワーを第1の値と該第1
の値より小さい第2の値とに制御して光ビームを媒体に
照射し、該照射部の媒体温度の上昇により、前記ディジ
タル入力信号を記録する光媒体記録方法において、前記
パワーを、前記ディジタル入力信号の立下りから前記デ
ィジタル入力信号の1ビットの長さに相当する期間、前
記第2の値より小さな値とする。 この方法は、たとえば記録時のレーザ駆動電流に補正
電流を加え、媒体に照射されるレーザパワーの立ち下が
りを強調して記録層の温度変化の追従遅れを極力少なく
することにより実現できる。 〔作用〕 本発明では、レーザパワーの立ち上がり及び/又は立
下がりを強調しているので、例えば第1図(1)ではレ
ーザパワーの立ち上がり及び立下がりを強調しているの
で、記録層の各点に於ける最高温度は第1図(2)の如
く立ち上がりと立ち下がりの遅れが改善される。即ち第
1図(1)について、時刻Iでレーザが書き込みレベル
で点灯するが、このときのパワーは通常より強い。この
ため媒体温度の上昇の立ち上がりは通常より傾きが大き
い。時刻IIでは、媒体温度が十分上昇して記録に必要な
温度T0を越えているので通常の記録パワーで点灯する。
時刻IIIで書き込みが終了するが、媒体温度の降下を速
めるため、通常のパワーより下げる。この区間は(例え
ば50nsec程度と充分短かく)もしパワーがほとんどゼロ
になったとしても、記録装置のサーボ制御には全く影響
がでない程度の時間とする事により解決可能である。 以上の過程によって照射レーザスポットに対して相対
的に移動する媒体(光ディスク、光磁気ディスク、光カ
ード、光磁気カードの場合は媒体即ちディスクの回転や
カードの移動による)の記録層の各点(即ちトラック上
の各点)に於ける最高温度は、第1図(2)の如く立ち
上がりと立ち下がりの傾きが大きくなるため最適パワー
の周囲温度依存性や記録周波数依存性が改善される。 〔実施例〕 補正電流の持続期間は立上り及び/又は立下りによっ
てそれぞれ適当な時間を設定し得るものであるが、以下
実施例では説明を容易にするために立上り及び立下りを
補正するものであって、しかも立上り及び立下りいずれ
の補正時間も記録信号のちょうど1ビット分の長さであ
る場合について説明する。 勿論、補正時間が信号の1ビット分でない場合につい
ても回路構成は同様である。 第6図は本発明の光媒体記録装置の半導体レーザ駆動
電流発生回路の一実施例のブロック図である。記録パル
ス電流発生回路1は第6図(a)に示す様な信号波形の
ディジタル記録信号から第6図(b)に示す様な通常の
記録パルス電流を発生する。パルスエッジ検出回路2、
4はそれぞれ記録信号の立ち上がりと立ち下がりを検出
し、それぞれ第6図(c)、(e)に示す様なトリガー
信号を発生する。補正パルス電流発生回路3,5ではトリ
ガー信号をとらえて第6図(d)、(f)に示す様なそ
れぞれプラス側とマイナス側の補正パルス電流を1ビッ
ト分の長さだけ発生する。記録パルス電流(第6図
(b)と補正パルス電流(第6図(d)、(f))は足
し合わされて第6図(g)に示す電流波形となってレー
ザダイオードを駆動する。 第6図では補正電流の波形が矩形であったが、立ち上
がりと立ち下がりを強調した補正電流の波形であればど
の様な波形でも良く、例えば鋸歯状波でも良い。 第7図は第2の実施例であり、補正電流が鋸歯状波の
場合の実施例である。記録パルス電流発生回路1は第6
図の回路1と同様に通常の記録パルス電流を発生する。
微分回路6では記録信号の微分をおこない第7図(c)
に示す様なトリガー信号をつくる。補正パルス電流発生
回路7でトリガー信号をもとに第7図(d)に示す様な
長さ1ビット分の鋸歯状の補正パルス電流を発生する。
記録パルス電流(第7図(b))と補正パルス電流(第
7図(d))は足し合わされて第7図(e)に示す電流
波形となってレーザダイオードを駆動する。 以上2つの実施例をあげて説明したが、各実施例の特
徴を以下に記載する。 第7図に示す第2実施例は第6図に示す第1実施例と
比べエッジ強調の効果が大きくなる。 尚、実施例ではパルスによる補正(第1実施例)はエ
ッジ検出回路2、4によっていたが勿論微分回路6も使
用出来る。又鋸歯状波による補正(第2実施例)は微分
回路6によっていたが勿論エッジ検出回路2、4も使用
し得る。更に他のエッジ部分検出手段を使用する事も出
来る。 また、実施例のように補正する期間を1ビットにする
ことで、回路構成が簡単になる。 〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、記録層の最高温度のプ
ロフィールにおいて、立ち上がり及び/又は立ち下がり
に当たる部分の温度上昇或いは下降がよりシャープにな
り、そのため最適記録パワーの周囲温度依存性や記録周
波数依存性が改善できる。
置に関するものである。 〔従来の技術〕 光ディスク、光磁気ディスク、光カード、光磁気カー
ド等の媒体、即ち媒体と光ビームを相対的に移動してデ
ィジタルデータを書込む媒体(以下単に光媒体と称す)
に於いて、従来は記録すべきディジタルデータ信号によ
ってレーザ(半導体レーザ)を2値点灯(明・暗)駆動
して媒体にレーザスポットを照射しながら該レーザスポ
ットと媒体とを相対的に移動せしめてディジタルデータ
の書き込みをしている。 具体的には記録すべきデータに対応するパルス幅の矩
形波形のパルス電流をレーザダイオードに加えて駆動し
ている。 尚、レーザパワーのローレベルを完全にゼロにしない
様に制御しているが、それはこの種の光媒体を使用する
装置に於いては、トラッキング、フォーカシング等のサ
ーボ信号を得るために常時一定以上のレベルのレーザビ
ームが必要だからである。又ここで、レーザダイオード
の出力(レーザパワー)は駆動電流と閾値電流との差に
比例する。ところで相対移動する光媒体(光媒体が移動
するか又はレーザビームが移動する)に照射されるレー
ザスポットのパワー(波高値)は、記録単位(記録ピッ
ト)の長さ(記録単位の移動方向の長さ)、即ち媒体が
回転する円板状(ディスク)であればディスクの周方向
の寸法に影響を与える事が知られており、その為媒体に
入力信号に対応した目的の長さの記録ピットが正確に形
成されるように、媒体の種類、媒体の移動速度、使用さ
れる周囲温度等の種々の条件によって最適のレーザパワ
ーを媒体に照射すべく最適のレーザ駆動電流即ちパルス
波の強度(電流値)が予め設定され、レーザダイオード
に加えられていた。 従来の技術において、媒体に照射されるレーザパワー
が第3図(1)のように鋭く変化したとしても、照射し
たレーザスポットに対して相対的に移動する媒体の記録
層の各点に於ける最高温度は媒体の熱容量等により熱時
定数を持つ事から、第3図(2)のように立ち上がりと
立ち下がりに遅れをともなっている。ここで光による媒
体の加熱によって情報を書き込む光媒体記録(熱記録)
の例として光磁気記録の原理を説明する。 まず第3図(1)に示す如くのパルス状のレーザ光が
光媒体に照射される。照射したレーザスポットに対して
相対的に移動する媒体の記録層の各点に於ける最高温度
は第3図(2)に示す如く上昇する。媒体の記録可能温
度T0を越えた部分では、記録層である垂直磁化膜におけ
る磁化方向は容易に変更し得る状態となり、外部から加
えられる磁場の作用で垂直磁化方向が反転し記録層の温
度が下降すると既磁化方向は固定されて第3図(3)に
示す如く2値記録がなされる。第3図に於いて斜線部分
が他の部分と垂直磁化方向が異なり、これを以下仮りに
〔1〕とする。 ここで周囲温度が変動すると、照射したレーザスポッ
トに対して相対的に移動する媒体の記録層の各点に於け
る最高温度が第4図(1)に示す如く上下方向にシフト
するので最高温度プロフィールと記録可能温度T0との交
わりから求められる2値信号の〔1〕の長さは第4図
(2)のように変動する。つまり同じレーザパワーで記
録をおこなう場合、周囲温度が上がると記録〔1〕の長
さが伸び、周囲温度が下がると逆に縮まる。即ち最適記
録パワーの周囲温度依存性である。換言すると、いかな
る周囲温度に於いても同じ記録長で記録するためには、
周囲温度の変動に従って記録時媒体に照射するレーザパ
ワー即ちレーザ駆動電流を調整しなければならない。 更に、記録信号(レーザ駆動電流)の周波数が高く、
レーザーパワーが第5図(1)の様に変化する時、1パ
ルスの持続期間が記録層の熱時定数の程度にまで短くな
り、媒体の記録層の温度変化がパルスの変化に追随しき
れなくなるため、照射したレーザスポットに対して相対
的に移動する媒体(光磁気ディスクの場合は媒体即ちデ
ィスクの回転により移動する)の記録層の各点に於ける
最高温度は、高温部(山)・低温部(谷)とも定常温度
まで達せず、第5図(2)のように山と谷との差(振
幅)が小さくなる。従って記録信号が高周波数になると
低周波数での最適記録パワーのままでは正確なピットの
長さが得られなくなるという問題点が有った。即ち最適
照射レーザパワーの記録周波数依存性である。 そこで本発明は、上記問題点すなわち最適記録パワー
の周囲温度依存性及び記録周波数依存性の改善を目的と
する。 〔問題点を解決する為の手段〕 上記問題点すなわち最適記録パワーの周囲温度依存性
及び記録周波数依存性の改善の為に本発明は、ディジタ
ル入力信号に従ってレーザのパワーを第1の値と該第1
の値より小さい第2の値とに制御して光ビームを媒体に
照射し、該照射部の媒体温度の上昇により、前記ディジ
タル入力信号を記録する光媒体記録方法において、前記
パワーを、前記ディジタル入力信号の立下りから前記デ
ィジタル入力信号の1ビットの長さに相当する期間、前
記第2の値より小さな値とする。 この方法は、たとえば記録時のレーザ駆動電流に補正
電流を加え、媒体に照射されるレーザパワーの立ち下が
りを強調して記録層の温度変化の追従遅れを極力少なく
することにより実現できる。 〔作用〕 本発明では、レーザパワーの立ち上がり及び/又は立
下がりを強調しているので、例えば第1図(1)ではレ
ーザパワーの立ち上がり及び立下がりを強調しているの
で、記録層の各点に於ける最高温度は第1図(2)の如
く立ち上がりと立ち下がりの遅れが改善される。即ち第
1図(1)について、時刻Iでレーザが書き込みレベル
で点灯するが、このときのパワーは通常より強い。この
ため媒体温度の上昇の立ち上がりは通常より傾きが大き
い。時刻IIでは、媒体温度が十分上昇して記録に必要な
温度T0を越えているので通常の記録パワーで点灯する。
時刻IIIで書き込みが終了するが、媒体温度の降下を速
めるため、通常のパワーより下げる。この区間は(例え
ば50nsec程度と充分短かく)もしパワーがほとんどゼロ
になったとしても、記録装置のサーボ制御には全く影響
がでない程度の時間とする事により解決可能である。 以上の過程によって照射レーザスポットに対して相対
的に移動する媒体(光ディスク、光磁気ディスク、光カ
ード、光磁気カードの場合は媒体即ちディスクの回転や
カードの移動による)の記録層の各点(即ちトラック上
の各点)に於ける最高温度は、第1図(2)の如く立ち
上がりと立ち下がりの傾きが大きくなるため最適パワー
の周囲温度依存性や記録周波数依存性が改善される。 〔実施例〕 補正電流の持続期間は立上り及び/又は立下りによっ
てそれぞれ適当な時間を設定し得るものであるが、以下
実施例では説明を容易にするために立上り及び立下りを
補正するものであって、しかも立上り及び立下りいずれ
の補正時間も記録信号のちょうど1ビット分の長さであ
る場合について説明する。 勿論、補正時間が信号の1ビット分でない場合につい
ても回路構成は同様である。 第6図は本発明の光媒体記録装置の半導体レーザ駆動
電流発生回路の一実施例のブロック図である。記録パル
ス電流発生回路1は第6図(a)に示す様な信号波形の
ディジタル記録信号から第6図(b)に示す様な通常の
記録パルス電流を発生する。パルスエッジ検出回路2、
4はそれぞれ記録信号の立ち上がりと立ち下がりを検出
し、それぞれ第6図(c)、(e)に示す様なトリガー
信号を発生する。補正パルス電流発生回路3,5ではトリ
ガー信号をとらえて第6図(d)、(f)に示す様なそ
れぞれプラス側とマイナス側の補正パルス電流を1ビッ
ト分の長さだけ発生する。記録パルス電流(第6図
(b)と補正パルス電流(第6図(d)、(f))は足
し合わされて第6図(g)に示す電流波形となってレー
ザダイオードを駆動する。 第6図では補正電流の波形が矩形であったが、立ち上
がりと立ち下がりを強調した補正電流の波形であればど
の様な波形でも良く、例えば鋸歯状波でも良い。 第7図は第2の実施例であり、補正電流が鋸歯状波の
場合の実施例である。記録パルス電流発生回路1は第6
図の回路1と同様に通常の記録パルス電流を発生する。
微分回路6では記録信号の微分をおこない第7図(c)
に示す様なトリガー信号をつくる。補正パルス電流発生
回路7でトリガー信号をもとに第7図(d)に示す様な
長さ1ビット分の鋸歯状の補正パルス電流を発生する。
記録パルス電流(第7図(b))と補正パルス電流(第
7図(d))は足し合わされて第7図(e)に示す電流
波形となってレーザダイオードを駆動する。 以上2つの実施例をあげて説明したが、各実施例の特
徴を以下に記載する。 第7図に示す第2実施例は第6図に示す第1実施例と
比べエッジ強調の効果が大きくなる。 尚、実施例ではパルスによる補正(第1実施例)はエ
ッジ検出回路2、4によっていたが勿論微分回路6も使
用出来る。又鋸歯状波による補正(第2実施例)は微分
回路6によっていたが勿論エッジ検出回路2、4も使用
し得る。更に他のエッジ部分検出手段を使用する事も出
来る。 また、実施例のように補正する期間を1ビットにする
ことで、回路構成が簡単になる。 〔発明の効果〕 以上のように本発明によれば、記録層の最高温度のプ
ロフィールにおいて、立ち上がり及び/又は立ち下がり
に当たる部分の温度上昇或いは下降がよりシャープにな
り、そのため最適記録パワーの周囲温度依存性や記録周
波数依存性が改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるレーザパワーのパルス
波形及び記録層の各点に於ける最高温度を示す図、第2
図は従来のレーザ駆動電流の波形図、第3図はレーザ出
力波形と記録層の各点に於ける最高温度及び記録ピット
の関係を示す図、第4図は周囲温度が変化した場合に、
最高温度が平行移動し、記録ピット長が変わることを示
す図、第5図は記録周波数が高いときのレーザ出力波形
と記録層の最高温度との関係を示す図、 第6図、第7図は実施例を説明するブロック図と各部の
電流波形。 〔主要部分の符号の説明〕 1……記録パルス電流発生回路 2、4……パルスエッジ検出回路 3、5……補正パルス電流発生回路 6……微分回路 7……鋸歯状波補正パルス電流発生回路
波形及び記録層の各点に於ける最高温度を示す図、第2
図は従来のレーザ駆動電流の波形図、第3図はレーザ出
力波形と記録層の各点に於ける最高温度及び記録ピット
の関係を示す図、第4図は周囲温度が変化した場合に、
最高温度が平行移動し、記録ピット長が変わることを示
す図、第5図は記録周波数が高いときのレーザ出力波形
と記録層の最高温度との関係を示す図、 第6図、第7図は実施例を説明するブロック図と各部の
電流波形。 〔主要部分の符号の説明〕 1……記録パルス電流発生回路 2、4……パルスエッジ検出回路 3、5……補正パルス電流発生回路 6……微分回路 7……鋸歯状波補正パルス電流発生回路
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.ディジタル入力信号に従ってレーザのパワーを第1
の値と該第1の値より小さい第2の値とに制御して光ビ
ームを媒体に照射し、該照射部の媒体温度の上昇によ
り、前記ディジタル入力信号を記録する光媒体記録方法
において、 前記パワーを、前記ディジタル入力信号の立下りから前
記ディジタル入力信号の1ビットの長さに相当する期
間、前記第2の値より小さな値とすることを特徴とする
光媒体記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62007516A JP2712159B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 光媒体記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62007516A JP2712159B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 光媒体記録方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8872497A Division JP2867993B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 光媒体記録方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63175230A JPS63175230A (ja) | 1988-07-19 |
JP2712159B2 true JP2712159B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=11667935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62007516A Expired - Fee Related JP2712159B2 (ja) | 1987-01-16 | 1987-01-16 | 光媒体記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712159B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0265213U (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-16 | ||
JP2800232B2 (ja) * | 1989-03-06 | 1998-09-21 | 富士通株式会社 | 光磁気ディスクの記録方法 |
JP2808640B2 (ja) * | 1989-03-15 | 1998-10-08 | ソニー株式会社 | 光磁気記録方法 |
JPH02273325A (ja) * | 1989-04-14 | 1990-11-07 | Nec Corp | 光学的情報記録装置 |
JPH03232140A (ja) * | 1990-02-08 | 1991-10-16 | Nec Corp | 光磁気オーバライト装置 |
JPH03296942A (ja) * | 1990-04-17 | 1991-12-27 | Mitsubishi Electric Corp | 光磁気記録装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55139693A (en) * | 1979-04-17 | 1980-10-31 | Fujitsu Ltd | Write system for optical recording medium |
JPS60150240A (ja) * | 1984-01-17 | 1985-08-07 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | 熱式情報記録装置 |
JPS60247827A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-07 | Nec Corp | 光記憶書込回路 |
JPS62281124A (ja) * | 1986-05-30 | 1987-12-07 | Sharp Corp | 光学式情報記録装置 |
-
1987
- 1987-01-16 JP JP62007516A patent/JP2712159B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63175230A (ja) | 1988-07-19 |
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