JP2710303B2 - 自動改札機 - Google Patents
自動改札機Info
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- JP2710303B2 JP2710303B2 JP20024393A JP20024393A JP2710303B2 JP 2710303 B2 JP2710303 B2 JP 2710303B2 JP 20024393 A JP20024393 A JP 20024393A JP 20024393 A JP20024393 A JP 20024393A JP 2710303 B2 JP2710303 B2 JP 2710303B2
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- JP
- Japan
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- ticket
- data
- gate
- ticket gate
- tickets
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動改札機に係り、特
に、乗継駅に設置される1ラッチ型自動改札機に関す
る。
に、乗継駅に設置される1ラッチ型自動改札機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、自動改札機が普及し、図8に示さ
れるような、A社線とB社線の乗継可能な甲駅にも、各
社専用自動改札機本体a1 ,a2 の他に、連絡改札口に
1ラッチ型自動改札機本体(以下、改札機本体という)
aが設置されるようになってきている。
れるような、A社線とB社線の乗継可能な甲駅にも、各
社専用自動改札機本体a1 ,a2 の他に、連絡改札口に
1ラッチ型自動改札機本体(以下、改札機本体という)
aが設置されるようになってきている。
【0003】この改札機本体aで有効に自動改札が行わ
れるためには、連絡乗車券のように1枚の乗車券で乗継
条件を満たしていれば自動改札が行われる他に、2枚組
の乗車券の場合、例えば、A社線からB社線に乗継ぐ場
合であって、甲駅におけるA社線の有効な降車券とB社
線の有効な前途券とで始めて自動改札が行われるように
構成されている。
れるためには、連絡乗車券のように1枚の乗車券で乗継
条件を満たしていれば自動改札が行われる他に、2枚組
の乗車券の場合、例えば、A社線からB社線に乗継ぐ場
合であって、甲駅におけるA社線の有効な降車券とB社
線の有効な前途券とで始めて自動改札が行われるように
構成されている。
【0004】したがって、利用者(乗客)が、B社線の
有効な前途券(定期券を含む)を持っていても、A社線
の条件を満たしていない降車券を所持しているときは、
その乗車券を自動精算機本体(以下、精算機本体とい
う)に挿入して精算を行い、その精算機本体から発行さ
れた精算券と前途券とを改札機本体に挿入して自動改札
を行う必要がある。
有効な前途券(定期券を含む)を持っていても、A社線
の条件を満たしていない降車券を所持しているときは、
その乗車券を自動精算機本体(以下、精算機本体とい
う)に挿入して精算を行い、その精算機本体から発行さ
れた精算券と前途券とを改札機本体に挿入して自動改札
を行う必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の改札機本体においては、降車券としての精算券と前
途券との2枚組の乗車券が挿入されたときに、正常に自
動改札が行われなくなる場合があった。
来の改札機本体においては、降車券としての精算券と前
途券との2枚組の乗車券が挿入されたときに、正常に自
動改札が行われなくなる場合があった。
【0006】例えば、利用者がストアードフェア(S
F)カード以外の前途券を先に改札機本体aに挿入し、
次に降車条件を満たしていない降車券を改札機本体aに
挿入した場合、又は、先に挿入して返却された前途券を
所持し、降車条件を満たしていない降車券であると気付
いた利用者は、入場データの書込まれた前途券を所持す
ることとなる。
F)カード以外の前途券を先に改札機本体aに挿入し、
次に降車条件を満たしていない降車券を改札機本体aに
挿入した場合、又は、先に挿入して返却された前途券を
所持し、降車条件を満たしていない降車券であると気付
いた利用者は、入場データの書込まれた前途券を所持す
ることとなる。
【0007】自動改札できないと知った利用者は、精算
機本体bで精算を行い、精算券を得ることになるが、こ
の精算券は改札機本体a内に回収されるが、前途券は、
入場データが書込まれているので、使用済みと判定され
て自動改札ができなくなってしまうのである。
機本体bで精算を行い、精算券を得ることになるが、こ
の精算券は改札機本体a内に回収されるが、前途券は、
入場データが書込まれているので、使用済みと判定され
て自動改札ができなくなってしまうのである。
【0008】また、上述の場合、前途券がSFカードの
場合、前途条件を満たしているので自動改札はできる
が、前回の改札機本体aへの挿入時には初乗運賃が差引
かれているにもかかわらず、今回の改札機本体aへの挿
入によって、再度、初乗運賃が差引かれるという不都合
が生じてしまう欠点があった。
場合、前途条件を満たしているので自動改札はできる
が、前回の改札機本体aへの挿入時には初乗運賃が差引
かれているにもかかわらず、今回の改札機本体aへの挿
入によって、再度、初乗運賃が差引かれるという不都合
が生じてしまう欠点があった。
【0009】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、有効な2枚組
の乗車券の場合は、常時、正常に自動改札できるように
した自動改札機を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、有効な2枚組
の乗車券の場合は、常時、正常に自動改札できるように
した自動改札機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動改札機
は、上記目的を達成するために、改札機本体に挿入され
た降車券及び前途券、又は精算券及び前途券のデータを
基に演算処理して自動改札を行う自動改札機において、
有効な前途券が前記改札機本体に先に挿入され、降車条
件を満たしていない降車券がその改札機本体に後に挿入
されたときに、それら前途券と降車券とを返却する際、
その前途券に入場データを書込むとともに、その降車券
に前途券との2枚組であり、かつその降車券が無効券で
ある旨のデータを書込む書込手段と、前途券との2枚組
であり、かつ無効券である旨のデータが書込まれている
降車券を基に発行された精算券及びその2枚組となる前
途券が前記改札機本体に挿入されたときに、その前途券
に所定時間以内に入場データが書込まれているときに
は、その前途券を処理せずに返却する前途券処理手段と
を有することを特徴としている。
は、上記目的を達成するために、改札機本体に挿入され
た降車券及び前途券、又は精算券及び前途券のデータを
基に演算処理して自動改札を行う自動改札機において、
有効な前途券が前記改札機本体に先に挿入され、降車条
件を満たしていない降車券がその改札機本体に後に挿入
されたときに、それら前途券と降車券とを返却する際、
その前途券に入場データを書込むとともに、その降車券
に前途券との2枚組であり、かつその降車券が無効券で
ある旨のデータを書込む書込手段と、前途券との2枚組
であり、かつ無効券である旨のデータが書込まれている
降車券を基に発行された精算券及びその2枚組となる前
途券が前記改札機本体に挿入されたときに、その前途券
に所定時間以内に入場データが書込まれているときに
は、その前途券を処理せずに返却する前途券処理手段と
を有することを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、書込手段は、有効な前途券
が改札機本体に先に挿入され、降車条件を満たしていな
い降車券がその改札機本体に後に挿入されたときに、そ
れら前途券と降車券とを返却する際、その前途券に入場
データを書込むとともに、その降車券に前途券との2枚
組であり、かつその降車券が無効券である旨のデータを
書込む。また、前途券処理手段は、前途券との2枚組で
あり、かつ無効券である旨のデータが書込まれている降
車券を基に発行された精算券及びその2枚組となる前途
券が改札機本体に挿入されたときに、その前途券に所定
時間以内に入場データが書込まれているときには、その
前途券を処理せずに返却する。
が改札機本体に先に挿入され、降車条件を満たしていな
い降車券がその改札機本体に後に挿入されたときに、そ
れら前途券と降車券とを返却する際、その前途券に入場
データを書込むとともに、その降車券に前途券との2枚
組であり、かつその降車券が無効券である旨のデータを
書込む。また、前途券処理手段は、前途券との2枚組で
あり、かつ無効券である旨のデータが書込まれている降
車券を基に発行された精算券及びその2枚組となる前途
券が改札機本体に挿入されたときに、その前途券に所定
時間以内に入場データが書込まれているときには、その
前途券を処理せずに返却する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する、図1は、2枚組乗車券イ,ロ(以下、降車券イ又
は精算券イ′、前途券ロとして説明する。)を処理可能
な改札機本体aの一部を断面して示した正面図であっ
て、その改札機本体aの一端側(図示の例では右側)の
上部には、乗車券の挿入口10が設けられているととも
に、他端側の上部で、少し中央寄りには乗車券を排出す
る排出口11が設けられている。そして、挿入口10と
排出口11との間の改札機本体a内には、挿入口10か
ら挿入された乗車券を所定方向へ位置決め整列させる整
列搬送路12と、読取ヘッドH1 ,書込ヘッドH2 及び
ベリファイ用ヘッドH3 を有する主搬送路13と、乗車
券を返却するための返却搬送路14とからなる搬送路1
5が設けられていて、これら搬送路はモータMによって
回転駆動されるように構成されている。なお、主搬送路
13のベリファイ用ヘッドH3 の後方には、図示しない
が、ソレノイドで駆動される周知の乗車券を一時保留す
るためのストッパが設けられている。
する、図1は、2枚組乗車券イ,ロ(以下、降車券イ又
は精算券イ′、前途券ロとして説明する。)を処理可能
な改札機本体aの一部を断面して示した正面図であっ
て、その改札機本体aの一端側(図示の例では右側)の
上部には、乗車券の挿入口10が設けられているととも
に、他端側の上部で、少し中央寄りには乗車券を排出す
る排出口11が設けられている。そして、挿入口10と
排出口11との間の改札機本体a内には、挿入口10か
ら挿入された乗車券を所定方向へ位置決め整列させる整
列搬送路12と、読取ヘッドH1 ,書込ヘッドH2 及び
ベリファイ用ヘッドH3 を有する主搬送路13と、乗車
券を返却するための返却搬送路14とからなる搬送路1
5が設けられていて、これら搬送路はモータMによって
回転駆動されるように構成されている。なお、主搬送路
13のベリファイ用ヘッドH3 の後方には、図示しない
が、ソレノイドで駆動される周知の乗車券を一時保留す
るためのストッパが設けられている。
【0013】図1中、Dは改札通路を開閉するためのド
アであり、また、Wは主搬送路13と返却搬送路14と
の間に設けられたウイングであり、これらは改札機本体
aを統括的に制御するマイクロコンピュータからなる制
御器Cにより制御されるように構成されている。なお、
図1中、16は、ウイングWが上昇したときに乗車券ロ
を改札機本体a内に回収するための回収箱である。
アであり、また、Wは主搬送路13と返却搬送路14と
の間に設けられたウイングであり、これらは改札機本体
aを統括的に制御するマイクロコンピュータからなる制
御器Cにより制御されるように構成されている。なお、
図1中、16は、ウイングWが上昇したときに乗車券ロ
を改札機本体a内に回収するための回収箱である。
【0014】制御器Cの電気的構成は、図2に示されて
いる。この制御機Cは、ROM20に格納されているシ
ステムプログラムとRAM21に格納されているワーキ
ングデータとを用いて演算処理する中央処理部(CP
U)22を有している。そして、このCPU22は、I
/Oユニット23を介して読取ヘッドH1 からのデータ
を取込むためのリードドライバ24と、CPU22で演
算した結果の新たなデータを書込むための書込ヘッドH
2 を駆動するライトドライバ25と、書込まれた新たな
データを確認するために読取るベリファイ用ヘッドH3
からのデータを取込むベリファイリードドライバ26
と、ドアDを駆動するためのドアドライバ27と、ウイ
ングWを駆動するためのウイングドライバ28とを接続
している。
いる。この制御機Cは、ROM20に格納されているシ
ステムプログラムとRAM21に格納されているワーキ
ングデータとを用いて演算処理する中央処理部(CP
U)22を有している。そして、このCPU22は、I
/Oユニット23を介して読取ヘッドH1 からのデータ
を取込むためのリードドライバ24と、CPU22で演
算した結果の新たなデータを書込むための書込ヘッドH
2 を駆動するライトドライバ25と、書込まれた新たな
データを確認するために読取るベリファイ用ヘッドH3
からのデータを取込むベリファイリードドライバ26
と、ドアDを駆動するためのドアドライバ27と、ウイ
ングWを駆動するためのウイングドライバ28とを接続
している。
【0015】なお、CPU22には、I/Oユニット2
3を介してモータMのドライバ等の各種の機器が接続さ
れているが、ここでは省略されている。
3を介してモータMのドライバ等の各種の機器が接続さ
れているが、ここでは省略されている。
【0016】図3は、降車券イが降車条件を満たしてい
ないときに、この降車券イを基に精算券イ′を発行する
ことのできる精算機本体bの正面図であって、その精算
機本体bの接客パネル30の上部には、精算額や利用客
へのメッセージを表示するための表示部31と、その表
示部31の下方で左側から順に、精算の基礎とされる降
車券イを挿入するための乗車券挿入口32と、精算を硬
貨で行うときのコイン投入口33が設けられている。そ
して、コイン投入口33の下方には、精算を紙幣又はカ
ードで行うときの紙幣・カード挿入口34が設けられ、
また紙幣・カード挿入口34の下方には、精算券及び釣
銭の排出口35が設けられている。さらに、図中C′
は、精算機本体bを統括的に制御するマイクロコンピュ
ータからなる制御器である。
ないときに、この降車券イを基に精算券イ′を発行する
ことのできる精算機本体bの正面図であって、その精算
機本体bの接客パネル30の上部には、精算額や利用客
へのメッセージを表示するための表示部31と、その表
示部31の下方で左側から順に、精算の基礎とされる降
車券イを挿入するための乗車券挿入口32と、精算を硬
貨で行うときのコイン投入口33が設けられている。そ
して、コイン投入口33の下方には、精算を紙幣又はカ
ードで行うときの紙幣・カード挿入口34が設けられ、
また紙幣・カード挿入口34の下方には、精算券及び釣
銭の排出口35が設けられている。さらに、図中C′
は、精算機本体bを統括的に制御するマイクロコンピュ
ータからなる制御器である。
【0017】図4は、精算機本体bを駆動制御するため
の制御器C′の電気的構成を示すものであって、ROM
40に格納されているシステムデータとRAM41に格
納されているワーキングデータとを用いて演算処理する
中央処理部(CPU)42を中心に構成されている。こ
のCPU42には、I/Oユニット43を介して表示部
31の表示ドライバ44と、乗車券挿入口32から挿入
された降車券イに記録されているデータを読取り又は新
たなデータを書込むための磁気ヘッドH(図4には図示
せず)のリード・ライトドライバ45と、精算機本体b
中に投入された金銭を処理する金銭ユニット46とが接
続されている。
の制御器C′の電気的構成を示すものであって、ROM
40に格納されているシステムデータとRAM41に格
納されているワーキングデータとを用いて演算処理する
中央処理部(CPU)42を中心に構成されている。こ
のCPU42には、I/Oユニット43を介して表示部
31の表示ドライバ44と、乗車券挿入口32から挿入
された降車券イに記録されているデータを読取り又は新
たなデータを書込むための磁気ヘッドH(図4には図示
せず)のリード・ライトドライバ45と、精算機本体b
中に投入された金銭を処理する金銭ユニット46とが接
続されている。
【0018】次に、図5のフローチャートを用いて、実
施例に係る改札機本体aの制御動作について説明する。
今、図8に示される甲駅において、利用者が、A社線か
らB社線に乗継を行うものとする。
施例に係る改札機本体aの制御動作について説明する。
今、図8に示される甲駅において、利用者が、A社線か
らB社線に乗継を行うものとする。
【0019】最初にB社線用の前途券ロが改札機本体a
に挿入口10に挿入され、次いで降車券イが改札機本体
aの挿入口10に挿入されたものとする(ステップ10
0肯定。以下、ステップをSとする。)。挿入された前
途券ロが有効であれば、書込ヘッドH2 により入場デー
タが書込まれ、さらにベリファイ用ヘッドH3 で確認さ
れた後、改札機本体a内に一時保留され(S102肯
定、S104、S106)、後述の降車券イの挿入待ち
となる。
に挿入口10に挿入され、次いで降車券イが改札機本体
aの挿入口10に挿入されたものとする(ステップ10
0肯定。以下、ステップをSとする。)。挿入された前
途券ロが有効であれば、書込ヘッドH2 により入場デー
タが書込まれ、さらにベリファイ用ヘッドH3 で確認さ
れた後、改札機本体a内に一時保留され(S102肯
定、S104、S106)、後述の降車券イの挿入待ち
となる。
【0020】もちろん、挿入された前途券ロが無効券の
場合、例えば、期限切れの定期券であったり、ストアー
ドフェアカードの残額が初乗運賃を満たしていないとき
は、ドアは閉じられるとともに、その前途券ロは返却さ
れる(S102否定、S108、S109)。
場合、例えば、期限切れの定期券であったり、ストアー
ドフェアカードの残額が初乗運賃を満たしていないとき
は、ドアは閉じられるとともに、その前途券ロは返却さ
れる(S102否定、S108、S109)。
【0021】次に、降車券イが改札機本体aに挿入さ
れ、その降車券イが降車条件を満たしていれば(S11
0肯定、S112肯定)、ウイングWが上昇して降車券
イは回収箱16に回収され、次いで、ウイングWが降下
して前途券ロは排出口11へ返却され、そしてドアDは
開かれる。(S116、S118、S120)。したが
って、利用者はA社線からB社線に乗継ぐことが可能と
なる。
れ、その降車券イが降車条件を満たしていれば(S11
0肯定、S112肯定)、ウイングWが上昇して降車券
イは回収箱16に回収され、次いで、ウイングWが降下
して前途券ロは排出口11へ返却され、そしてドアDは
開かれる。(S116、S118、S120)。したが
って、利用者はA社線からB社線に乗継ぐことが可能と
なる。
【0022】前途券ロが先に改札機本体aに挿入され、
次いで挿入された降車券イが降車条件を満たしていない
場合は(S112否定)、利用者はこれを基にして精算
処理を行わなければならないので、降車券イは排出口1
1から返却されるが、この際、書込ヘッドH2 を介し
て、返却降車券イにその降車券イは前途券ロと2枚組で
あり、かつ改札機本体aで無効と判定された旨のデータ
(以下、2枚組NGデータという)が書込まれるととも
に、前途券ロは処理済みである旨のデータが書込まれる
(S122、S124、S126)。
次いで挿入された降車券イが降車条件を満たしていない
場合は(S112否定)、利用者はこれを基にして精算
処理を行わなければならないので、降車券イは排出口1
1から返却されるが、この際、書込ヘッドH2 を介し
て、返却降車券イにその降車券イは前途券ロと2枚組で
あり、かつ改札機本体aで無効と判定された旨のデータ
(以下、2枚組NGデータという)が書込まれるととも
に、前途券ロは処理済みである旨のデータが書込まれる
(S122、S124、S126)。
【0023】図6は、降車券イが甲駅での降車条件を満
たしていない場合の精算機本体bの精算券発行動作を示
すフローチャートである。
たしていない場合の精算機本体bの精算券発行動作を示
すフローチャートである。
【0024】先ず、降車券イが精算機本体bの乗車券挿
入口32に挿入されると、降車券イに記録されているデ
ータが読取られる(S200肯定)。そして、この読取
られたデータ中に、図5のS126において書込まれた
2枚組NGデータの有無が判定される(S202)。つ
まり、挿入された降車券イが、一度、改札機本体aに挿
入されて無効と判定されたものであるか否かが判定され
る。
入口32に挿入されると、降車券イに記録されているデ
ータが読取られる(S200肯定)。そして、この読取
られたデータ中に、図5のS126において書込まれた
2枚組NGデータの有無が判定される(S202)。つ
まり、挿入された降車券イが、一度、改札機本体aに挿
入されて無効と判定されたものであるか否かが判定され
る。
【0025】読取られたデータを基にした演算処理結果
により精算額が表示され(図3参照。なお、図6にはこ
のステップは省略)、その精算額に見合う金銭が精算機
本体bに投入されると、(S204肯定)、精算券イ′
に、原券(降車券イ)が2枚組NGデータが記録されて
いたものであることを示すデータを付加して発行される
(S206)。
により精算額が表示され(図3参照。なお、図6にはこ
のステップは省略)、その精算額に見合う金銭が精算機
本体bに投入されると、(S204肯定)、精算券イ′
に、原券(降車券イ)が2枚組NGデータが記録されて
いたものであることを示すデータを付加して発行される
(S206)。
【0026】原券(降車券イ)が2枚組NGデータが付
加されていない場合(S202否定)、つまり、原券が
改札機本体aに一度も挿入されていない場合は、発行さ
れる精算券イ′は、従来と同様に、2枚組NGデータの
付加は行なわれない。
加されていない場合(S202否定)、つまり、原券が
改札機本体aに一度も挿入されていない場合は、発行さ
れる精算券イ′は、従来と同様に、2枚組NGデータの
付加は行なわれない。
【0027】上述の精算処理により、利用者は、甲駅に
おいて乗継ぐことができる。そこで、図7のフローチャ
ートを用いて、再度、改札機本体aの改札動作を説明す
る。
おいて乗継ぐことができる。そこで、図7のフローチャ
ートを用いて、再度、改札機本体aの改札動作を説明す
る。
【0028】最初に、精算券イ′が改札機本体aの挿入
口10に挿入された例について説明する(S300肯
定)。挿入された精算券イ′に2枚組NGデータがあり
(S302肯定)、次に挿入される前途券ロに入場デー
タがなければ、つまり前途券の挿入が今回始めてであれ
ば、前途券ロに入場データを記録して排出口11へ返却
し(S304否定、S308肯定、S310否定、S3
12、S314)、ドアDが開かれる(S316)。な
お、図7のステップには示されていないが、精算券イ′
は回収される。
口10に挿入された例について説明する(S300肯
定)。挿入された精算券イ′に2枚組NGデータがあり
(S302肯定)、次に挿入される前途券ロに入場デー
タがなければ、つまり前途券の挿入が今回始めてであれ
ば、前途券ロに入場データを記録して排出口11へ返却
し(S304否定、S308肯定、S310否定、S3
12、S314)、ドアDが開かれる(S316)。な
お、図7のステップには示されていないが、精算券イ′
は回収される。
【0029】また、一度改札機本体aに挿入され、かつ
その挿入時刻から所定時間(例えば30分)以内であれ
ば、今回挿入された前途券ロを処理せずに排出口11へ
返却し(S310肯定、S322肯定、S323肯定、
S324)、もし、前回の入場時刻から所定時間以内で
なければ、前回の入場と今回の精算とは必しも整合しな
いので、例えば入場データが昨日のような場合は改札を
許可するのは適当でないので、この場合は、前途券ロ、
精算券イ′とも返却され、ドアDは閉じられる(S32
2否定。なお、精算券イ′及び前途券ロの返却ステップ
は省略されている。)。
その挿入時刻から所定時間(例えば30分)以内であれ
ば、今回挿入された前途券ロを処理せずに排出口11へ
返却し(S310肯定、S322肯定、S323肯定、
S324)、もし、前回の入場時刻から所定時間以内で
なければ、前回の入場と今回の精算とは必しも整合しな
いので、例えば入場データが昨日のような場合は改札を
許可するのは適当でないので、この場合は、前途券ロ、
精算券イ′とも返却され、ドアDは閉じられる(S32
2否定。なお、精算券イ′及び前途券ロの返却ステップ
は省略されている。)。
【0030】もちろん、精算券イ′だけ挿入し、利用者
が改札通路へ所定以上進入したときは、周知の自動改札
機と同様にドアDは閉じられ、精算券イ′は返却される
(S304肯定、S306、S307)。
が改札通路へ所定以上進入したときは、周知の自動改札
機と同様にドアDは閉じられ、精算券イ′は返却される
(S304肯定、S306、S307)。
【0031】以上のように、前途券ロは、一度、改札機
本体aで処理されていても、精算券イ′が有効であれば
改札でき、しかも無処理で返却されるので、前途券ロが
ストアードフェアカードであっても、初乗運賃が2度引
きされるという不都合は解消される。
本体aで処理されていても、精算券イ′が有効であれば
改札でき、しかも無処理で返却されるので、前途券ロが
ストアードフェアカードであっても、初乗運賃が2度引
きされるという不都合は解消される。
【0032】前途券ロが精算券イよりも先に挿入された
ときも前途券ロに入場データがあれば、前回の入場時刻
を基準に改札処理されるので、不正改札は効果的に防止
される(S300否定、S318肯定)。
ときも前途券ロに入場データがあれば、前回の入場時刻
を基準に改札処理されるので、不正改札は効果的に防止
される(S300否定、S318肯定)。
【0033】また、前途券ロに入場データがなければ、
(S320否定)、前途券ロに入場データが書込まれ、
精算券イ′の挿入を条件に改札処理される(S326、
S328、S330肯定、S332)。
(S320否定)、前途券ロに入場データが書込まれ、
精算券イ′の挿入を条件に改札処理される(S326、
S328、S330肯定、S332)。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る自動改札機は、有効な前途
券が改札機本体に先に挿入され、降車条件を満たしてい
ない降車券がその改札機本体に後に挿入されたときに、
それら前途券と降車券とを返却する際、その前途券に入
場データを書込むとともに、その降車券に前途券との2
枚組であり、かつその降車券が無効券である旨のデータ
を書込む書込手段と、前途券との2枚組であり、かつ無
効券である旨のデータが書込まれている降車券を基に発
行された精算券及びその2枚組となる前途券が前記改札
機本体に挿入されたときに、その前途券に所定時間以内
に入場データが書込まれているときには、その前途券を
処理せずに返却する前途券処理手段とからなるので、前
回、改札機本体に挿入した前途券であっても改札処理が
可能となり、また、無処理で返却されるので、前途券が
SFカードの場合に、初乗運賃が2度引きされるという
不都合は解消される。
券が改札機本体に先に挿入され、降車条件を満たしてい
ない降車券がその改札機本体に後に挿入されたときに、
それら前途券と降車券とを返却する際、その前途券に入
場データを書込むとともに、その降車券に前途券との2
枚組であり、かつその降車券が無効券である旨のデータ
を書込む書込手段と、前途券との2枚組であり、かつ無
効券である旨のデータが書込まれている降車券を基に発
行された精算券及びその2枚組となる前途券が前記改札
機本体に挿入されたときに、その前途券に所定時間以内
に入場データが書込まれているときには、その前途券を
処理せずに返却する前途券処理手段とからなるので、前
回、改札機本体に挿入した前途券であっても改札処理が
可能となり、また、無処理で返却されるので、前途券が
SFカードの場合に、初乗運賃が2度引きされるという
不都合は解消される。
【図1】改札機本体の概略構成図である。
【図2】改札機本体の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】精算機本体の概略構成図である。
【図4】精算機本体の電気的構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】前途券と降車券とを挿入したときの改札機本体
の改札動作を示すフローチャートである。
の改札動作を示すフローチャートである。
【図6】精算機本体の精算動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図7】前途券と精算券とを挿入したときの改札機本体
の改札動作を示すフローチャートである。
の改札動作を示すフローチャートである。
【図8】乗継駅の説明図である。
a 自動改札機の本体(改札機本体) b 自動精算機の本体(精算機本体) C 制御器(抽出手段、前途券処理手段) H2 書込ヘッド(書込手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 自動改札機の本体に挿入された降車券及
び前途券、又は精算券及び前途券のデータを基に演算処
理して自動改札を行う自動改札機において、 有効な前途券が前記自動改札機の本体に先に挿入され、
降車条件を満たしていない降車券がその自動改札機の本
体に後に挿入されたときに、それら前途券と降車券とを
返却する際、その前途券に入場データを書込むととも
に、その降車券に前途券との2枚組であり、かつその降
車券が無効券である旨のデータを書込む書込手段と、前途券との2 枚組であり、かつ無効券である旨のデータ
が書込まれている降車券を基に発行された精算券及びそ
の2枚組となる前途券が前記改札機本体に挿入されたと
きに、その前途券に所定時間以内に入場データが書込ま
れているときには、その前途券を処理せずに返却する前
途券処理手段と、 を有することを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20024393A JP2710303B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20024393A JP2710303B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 自動改札機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737128A JPH0737128A (ja) | 1995-02-07 |
JP2710303B2 true JP2710303B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16421180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20024393A Expired - Lifetime JP2710303B2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710303B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4956034B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2012-06-20 | 株式会社東芝 | 乗継システムと乗継方法 |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP20024393A patent/JP2710303B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0737128A (ja) | 1995-02-07 |
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