JP2709910B2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2709910B2
JP2709910B2 JP7270426A JP27042695A JP2709910B2 JP 2709910 B2 JP2709910 B2 JP 2709910B2 JP 7270426 A JP7270426 A JP 7270426A JP 27042695 A JP27042695 A JP 27042695A JP 2709910 B2 JP2709910 B2 JP 2709910B2
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ventilation
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moisture absorbing
duct
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勝則 川畑
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勝則 川畑
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  • Drying Of Gases (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿・脱臭機能を
備えた換気扇に関するものであり、特に、倉庫、物置、
家屋の押入れ、浴室、トイレ等に設置して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、倉庫や物置では、内部の湿気に
よりカビや悪臭が発生するのを防ぐため、除湿剤を設置
するのが普通である。
【0003】しかしながら、単に除湿剤を設置するだけ
では、水分を吸収して飽和状態になった除湿剤を取り替
える必要があり、その作業を頻繁に行うことが面倒なば
かりでなく、コストも嵩むという問題がある。ところ
で、本発明者は、先に特願平6−99042号を以て墓
所の納骨室(カロト)内の除湿を目的とした換気装置の
出願を行った。これは、カロト内に設けた湿気吸収体内
に連通して換気扇を設け、この換気扇の駆動源として太
陽電池を使用した構成にされており、以下のような効果
をもたらすものである。すなわち、 (a)太陽電池が発電しない雨天或いは曇天時及び夜間
に湿気を吸収して、晴天時の日中に湿気吸収体自身の乾
燥を行うことができ、湿気吸収体は常にその除湿機能を
充分に発揮させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、この除湿
装置を倉庫や物置や家屋の押入れ等に応用すべく実験を
行った。ところが、これらの施設では収納された布団等
の収納物が換気扇を塞いでしまうおそれがあり、換気扇
が停止する所謂、失速状態になって換気が不良になる場
合があることが判明した。本発明は、従来技術の前記問
題点に鑑み、倉庫や物置や家屋の押入れのように収納物
が充満した施設でも円滑に作動し、高い除湿効果を得る
ことができる換気装置を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、
屋の内外を連通する通気ダクトと、該通気ダクト内に設
けられた換気扇と、内部に湿気吸収体が収納されると共
に前記換気扇を囲んで設けられた湿気吸収部と、前記換
気扇を回動させるモーターと、該モーターに接続された
太陽電池とからなる換気装置であって、 前記湿気吸収部
を多数の小穴を穿設した略円環形の篭状に形成し、前記
通気ダクトの屋内側端部周面に沿って設けられた簀子状
の排気口を包囲して前記通気ダクトに一体的に連結する
と共に、前記湿気吸収部を網状のカバーで被覆したこと
を第1の特徴とし、湿気吸収体が、マグネシウムの含水
硅酸塩鉱物と、活性炭と、防カビ剤の単品またはそれら
を混合したものであることを第2の特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係る換気装置示す斜
視図、図2は換気装置の取付け状態を示す側面断面図、
図3は換気装置を物置に取付けた状態を示す説明図、図
4は換気装置を押入れに取付けた状態を示す説明図であ
る。
【0007】図1乃至図3に示すように、先ず、本装置
を物置に設置した場合について述べる。換気装置1の円
筒形の通気ダクト2の内部には換気扇3が取り付けられ
ている。換気扇3にはモーター4が連結されており、屋
外(物置の屋根)に設置された太陽電池5から供給され
る電力により回動できるようにされている。通気ダクト
2は物置の壁6に穿設された通気孔6aに挿通されフー
ドカバー7を嵌合して取付けられ、屋外と通気可能にさ
れている。また、物置内に突出した通気ダクト2の端部
には、その周面に沿って簀子状の排気口2aが設けられ
ている。
【0008】湿気吸収部8は、通気ダクト2の排気口2
aと連通されると共に、その端部を包囲して一体的に設
けられ、多数の小穴を穿設して略円環形の篭状に形成さ
れており、その内部には、湿気吸収体8aとして、湿気
吸収作用の高いマグネシウムの含水硅酸塩鉱物であるセ
ピオライト、消臭作用のある活性炭を混合したものが充
填されている。また、これらに防カビ剤を適宜加えても
良い。
【0009】湿気吸収部8の正面には網カバー9が取り
付けられており、収納物が換気扇を塞いでしまうことが
なく、換気扇3が失速することがない。本装置によれ
ば、湿気を吸収して飽和状態になった湿気吸収体8aの
湿気を換気扇3により強制的に排出することができる。
それと同時に換気装置1が取付けられた物置の壁6と対
向する壁の下部に設けられた通気口6aから新鮮な外気
が流入して換気できるようにされている。すなわち、太
陽電池5が発電しない雨天または曇天及び夜間に湿気を
吸収して、晴天時の日中に湿気吸収体8a自身の乾燥を
行うものである。これにより湿気吸収体は常にその除湿
機能を充分に発揮させることができ、一日中、施設内部
を常に乾燥した状態に保つことができる。また、モータ
ー4への電力供給を太陽電池5により行うようにしたの
で、商用電源からの電気の供給を不要とし、これらに係
る工事が不要になる。
【0010】図4に示すように、屋内の押入れ12で使
用する場合は、押し入れ12の天井に取付けた各換気装
置1を集気ダクト10で連結して結集させて、出力の大
きな排気装置11に連結し、一括して換気するようにす
れば良い。ここで、押し入れ12の仕切板13には多数
の通気孔13aが穿ってあり、押入れ12の下段内部も
換気できるようにされている。尚、本装置を押入れに使
用すると、押入れ内の除湿や脱臭ができるばかりでな
く、収納した布団がふんわり乾燥するという副次的な効
果があることも判明した。無論、本装置は、浴室、トイ
レ等に使用しても所期の効果が得られることは言うまで
もないが、公衆電話ボックスや車室内の換気に使用する
ことも可能である。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、以
下の優れた効果がある。 (1).湿気を吸収して飽和状態になった湿気吸収体の
湿気を換気扇により強制的に排出することができる。す
なわち、太陽電池が発電しない雨天時及び夜間にカロト
内の湿気を吸収して、晴天時の日中に湿気吸収体自身の
乾燥を自動的に行うことができる。 (2).湿気吸収部を多数の小穴を穿設した略円環形の
篭状に形成し、その中に湿気吸収体を収納するようにし
たので、粒状のセピオライト等のマグネシウム含水硅酸
塩鉱物の吸湿効果を低下させることがない。 (3).湿気吸収部を網状のカバーで被覆したので、倉
庫、物置、押入れ等において、収納物により換気口が密
閉状態に塞がれることがなく、換気扇が失速するのを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る換気装置示す斜視図である。
【図2】換気装置の取付け状態を示す側面断面図であ
る。
【図3】換気装置を物置に取付けた状態を示す説明図で
ある。
【図4】換気装置を押入れに取付けた状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 換気装置 2 通気ダクト 2a 排気口 3 換気扇 4 モーター 5 太陽電池 6 物置の壁 6a 通気口 7 フードカバー 8 湿気吸収部 8a 湿気吸収体 9 網カバー 10 集気ダクト 11 排気装置 12 押し入れ 13 仕切板 13a 通気孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の内外を連通する通気ダクトと、該通
    気ダクト内に設けられた換気扇と、内部に湿気吸収体が
    収納されると共に前記換気扇を囲んで設けられた湿気吸
    収部と、前記換気扇を回動させるモーターと、該モータ
    ーに接続された太陽電池とからなる換気装置であって、 前記湿気吸収部を多数の小穴を穿設した略円環形の篭状
    に形成し、前記通気ダクトの屋内側端部周面に沿って設
    けられた簀子状の排気口を包囲して前記通気ダクトに一
    体的に連結すると共に、前記湿気吸収部を網状のカバー
    で被覆したこと を特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】湿気吸収体が、マグネシウムの含水硅酸塩
    鉱物と、活性炭と、防カビ剤の単品またはそれらを混合
    したものであることを特徴とする請求項1記載の換気装
    置。
JP7270426A 1995-09-11 1995-09-11 換気装置 Expired - Lifetime JP2709910B2 (ja)

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