JP2709783B2 - 昇圧回路 - Google Patents

昇圧回路

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JP2709783B2
JP2709783B2 JP4337143A JP33714392A JP2709783B2 JP 2709783 B2 JP2709783 B2 JP 2709783B2 JP 4337143 A JP4337143 A JP 4337143A JP 33714392 A JP33714392 A JP 33714392A JP 2709783 B2 JP2709783 B2 JP 2709783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般に昇圧回路に関
し、特に、低い電源電圧が供給された場合でも安定に動
作できる昇圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、昇圧回路は、与えられた電源
電圧レベルを越える昇圧電圧を発生するため、半導体集
積回路装置における様々な回路において用いられる。た
とえば、昇圧回路は、ダイナミックランダムアクセスメ
モリ(以下「DRAM」という),スタティックランダ
ムアクセスメモリ(以下「SRAM」という)などの半
導体メモリにおいて、選択されたワード線を電源電圧を
越える高いレベルに昇圧させるために用いられる。この
発明は、様々な半導体集積回路装置における昇圧回路に
適用可能である。以下の記載では、まず従来の昇圧回路
について説明し、従来の昇圧回路における問題点を指摘
する。
【0003】図31は、従来の昇圧回路の回路図であ
る。図31を参照して、この昇圧回路は、電源電位Vc
cと出力ノードN1との間に接続されたNMOSトラン
ジスタQ21と、出力ノードN1に接続された昇圧のた
めのMOSキャパシタC0とを含む。トランジスタQ2
1のゲートは電源電位Vccに接続される。出力ノード
N1において寄生容量C21が存在している。トランジ
スタQ21は、しきい電圧Vth1を有するものと仮定
する。
【0004】動作において、出力ノードN1は、昇圧
前、電位Vcc−Vth1にプリチャージされる。昇圧
時、昇圧のためのクロック信号S2が接地電位から電源
電位Vccまで上昇すると、MOSキャパシタC0の容
量結合により、出力ノードN1の電位VN 1 は次式によ
り表わされるように上昇される。
【0005】 VN 1 =Vcc−Vth1+{C0/(C0+C21)}・Vcc …(1) たとえば、Vcc=5ボルト,Vth1=1ボルト,C
0=2・C21の場合では、電位VN 1 は、昇圧後、約
7.3ボルトになる。
【0006】図31に示した昇圧回路が正常に動作する
ためには、出力ノードN1のプリチャージ電圧レベルが
MOSキャパシタC0のしきい電圧Vth0よりも大き
い必要がある。すなわち、昇圧前に、MOSキャパシタ
C0のゲート電極下に反転層が形成されている必要があ
るので、上記の条件、すなわちVcc−Vth1>Vt
h0が要求される。この条件は次の不等式によって表わ
される。
【0007】 Vcc>Vth0+Vth1 …(2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】たとえば、Vth0=
1.5ボルト,Vth1=1.0ボルトであると仮定す
ると、図31に示した昇圧回路は、Vcc>2.5ボル
トでないと正常に動作し得ないことになる。言い換える
と、2.5ボルト以上の電源電圧Vccの下でのみ、図
31の昇圧回路が正常に動作し得る。
【0009】図32は、昇圧回路が正常に動作できる電
源電圧Vccの範囲を示している。図32(a)に示さ
れるように、図31に示した従来の昇圧回路は、電源電
圧Vccの約2.5ボルト以上の範囲において正常に動
作し得る。
【0010】近年、半導体装置の高集積化および低電力
消費の要求の下で、電源電圧レベルが低くなる傾向があ
る。すなわち、より低い電源電圧を半導体装置に供給す
ることにより、MOSトランジスタ,MOSキャパシタ
などの絶縁膜をより薄くすることが可能となり、集積度
がより高められる。同時に、電力消費も減少され得る。
【0011】このような状況の下で、2.5ボルト以上
の電源電圧Vccの条件の下でのみ正常に動作し得る従
来の昇圧回路は、半導体装置に広く適用することができ
なかった。すなわち、従来の昇圧回路は、電源電圧の動
作可能なマージンが狭いので、より低い電源電圧の傾向
にあって適用が制限されていた。これに加えて、図31
に示した昇圧回路の出力電圧におけるしきい電圧Vth
1分の昇圧電圧レベルの減少(または損失)も、より低
い電源電圧の下で好ましくなかった。
【0012】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、電源電圧のより広い範囲で正常
に動作し得る昇圧回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る昇
圧回路は、非昇圧期間および昇圧期間を規定するクロッ
ク信号を発生する手段と、クロック信号を受けるように
接続される第1電極と出力ノードに電気的に接続される
第2電極とを有するキャパシタ手段と、第1の電源電位
供給ノードと出力ノードとの間に接続され、クロック信
号に応答して第1の非昇圧期間において出力ノードを第
1の電源電位に強制的に設定しかつ昇圧期間において非
導通状態に設定される第1の強制手段と、第2の電源電
位供給ノードと出力ノードとの間に接続され、昇圧期間
経過後第1の非昇圧期間より前の第2の非昇圧期間にお
いてこの出力ノードを第2の電源電位に強制的に設定し
かつ昇圧期間および第1の非昇圧期間において非導通状
態とされる第2の強制手段とを含む。
【0014】請求項2の発明に係る昇圧回路は、昇圧の
ための第1および第2の相補クロック信号を発生する手
段と、第1の相補クロック信号を受けるように接続され
る第1電極と出力ノードに電気的に接続される第2電極
とを有するMOSキャパシタと、第1の電源電位供給ノ
ードと出力ノードとの間に接続されかつバックゲート電
極が出力ノードに接続される第1導電型の第1の電界効
果トランジスタと、出力ノードと第1の電界効果トラン
ジスタのゲート電極との間に接続される第1導電型の第
2の電界効果トランジスタと、第2の電源電位供給ノー
ドと第1の電界効果トランジスタのゲート電極との間に
接続される第1導電型とは逆の第2導電型の第3の電界
効果トランジスタとを含む。これら第2および第3の電
界効果トランジスタは、ゲート電極が第2の相補クロッ
ク信号を受けるように接続される。請求項3に係る昇圧
回路は、昇圧のための第1および第2の相補クロック信
号を発生する手段と、第1の相補クロック信号を受ける
ように接続される第1電極と、出力ノードに接続される
第2電極とを有するMOSキャパシタと、第1の電源電
位供給ノードと出力ノードとの間に直列に接続される第
1導電型の第1の電界効果トランジスタおよび第1のス
イッチング手段と、第1の電界効果トランジスタのゲー
ト電極と第1の電界効果トランジスタおよび第1スイッ
チング手段の共通接続ノードとの間に接続される第1導
電型の第2の電界効果トランジスタとを含む。第1およ
び第2の電界効果トランジスタは、バックゲート電極が
共通接続ノードに接続される。請求項3に係る昇圧回路
は、さらに、第2の電源電位供給ノードと記第1の電界
効果トランジスタのゲート電極との間に接続される第1
導電型とは逆の第2導電型の第3の電界効果トランジス
タを含む。第2および第3の電界効果トランジスタは、
それぞれのゲート電極が第2の相補クロック信号を受け
るように接続される。請求項3に係る昇圧回路は、さら
に、第2の電源電位供給ノードと出力ノードとの間に接
続される第2のスイッチング手段を含む。第1および第
2のスイッチング手段は、与えられた出力制御信号に応
答して交互に導通する。請求項4に係る昇圧回路は、電
源電位が与えられる電源電位ノードとこの電源電位より
も高い昇圧電位が発生する昇圧ノードとの間に接続され
るpチャネルMOSトランジスタと、昇圧ノードに接続
される一方電極と、クロック信号を受ける他方電極とを
有するキャパシタと、クロック信号が第1のレベルから
第1レベルよりも高い第2のレベルへ変化する前にpチ
ャネルMOSトランジスタが導通状態となる電位をこの
pチャネルMOSトランジスタのゲート電極に与え、か
つクロック信号が第1のレベルから第2のレベルに変化
するときに、pチャネルMOSトランジスタのゲートと
昇圧ノードとを電気的に接続する制御手段を備える。
【0015】
【作用】請求項1の発明における昇圧回路においては、
第1の非昇圧期間において出力ノードが第1の強制手段
により第1の電源電位まで強制され、続いて昇圧期間に
おいて昇圧動作が行なわれる。したがって、より低い電
源電位が与えられても高い昇圧電圧が発生できる。この
昇圧期間経過後の第2の非昇圧期間において出力ノード
を第2の電源電位レベルに駆動する。これにより、昇圧
電圧レベルの制御信号を用いて、確実に低電源電圧下で
も必要な昇圧電圧レベルを有する制御信号を生成するこ
とができる。
【0016】請求項2の発明における昇圧回路では、第
1の電界効果トランジスタのバックゲート電極が出力ノ
ードに接続されている。したがって、たとえば第1の電
界効果トランジスタがpチャネルMOSトランジスタの
場合には、昇圧時に出力ノードから第1の電源電位に電
流が流れて昇圧動作が正常に行なえなくなる事態が発生
するのを防止する。したがって、結果としてより低い電
源電圧が与えられても正常な昇圧動作が行なわれる。請
求項3の発明における昇圧回路においては、交互に導通
するスイッチング手段を介して出力ノードに第2および
第3の電界効果トランジスタを電気的に接続して、第1
の電源電位および第2の電源電位レベルへ駆動してい
る。したがって、この昇圧動作時出力ノードは、第1の
電源電位レベルに予備充電されており、低い電源電圧レ
ベルでも確実に必要な電圧レベルの昇圧電圧を生成する
ことができ、昇圧動作完了後、第2のスイッチングトラ
ンジスタにより出力ノードを第2の電源電位レベルに駆
動することにより、その昇圧電圧レベルの信号を第2の
電源電位レベルへ駆動して、非活性状態とすることがで
き、昇圧電圧レベルの制御信号を容易に生成することが
できる。請求項4に係る発明に従えば、pチャネルMO
Sトランジスタを用いて出力ノードを予備充電しかつ昇
圧動作時、このpチャネルMOSトランジスタのゲート
と出力ノードとを電気的に接続しているため、正確に、
出力ノードの予備充電および予備充電の停止を行ない、
低電源電圧下においても正確な昇圧動作を行なうことが
できる。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す昇圧回路
の回路図である。図1を参照して、この昇圧回路は、P
MOSトランジスタQ22およびQ23と、NMOSト
ランジスタQ24と、昇圧のためのMOSキャパシタC
0とを含む。トランジスタQ22は、電源電位Vccと
出力ノードN1との間に接続される。トランジスタQ2
2のバックゲート電極は出力ノードN1に接続される。
トランジスタQ23は出力ノードN1とトランジスタQ
22のゲート電極(ノードN4)との間に接続される。
トランジスタQ24はノードN4と接地電位との間に接
続される。
【0018】MOSキャパシタC0のゲート電極は出力
ノードN1に接続される。MOSキャパシタC0のドレ
イン電極およびソース電極は、昇圧のためのクロック信
号S2を受けるように接続される。トランジスタQ23
およびQ24のゲート電極は、反転されたクロック信号
S3を受けるように接続される。出力ノードN1には、
寄生容量C21が存在するものと仮定する。
【0019】図2は、図1に示した昇圧回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。図1および図
2を参照して、昇圧前の期間において、高レベル(たと
えばVcc)の信号S3が与えられかつ低レベル(たと
えば接地電位)の信号S2が与えられる。信号S3に応
答して、トランジスタQ24がオンし、一方、トランジ
スタQ23がオフする。したがって、接地電位がトラン
ジスタQ24を介してトランジスタQ22のゲート電極
に与えられるので(図2のノードN4の電位を参照)、
トランジスタQ22が導通する。その結果、出力ノード
N1は、昇圧前の期間において電源電位Vccまでプリ
チャージされる(図2のVN 1 を参照)。
【0020】昇圧期間が開始されると、信号S2が高レ
ベルに立上がり、一方、信号S3が接地電位に立下が
る。信号S3に応答して、トランジスタQ23がオン
し、一方、トランジスタQ24がオフする。トランジス
タQ23の導通により、ノードN4の電位が出力ノード
N1での電位、すなわちプリチャージされた電位Vcc
まで上昇し、トランジスタQ24がオフする。
【0021】これに加えて、信号S2の立上がりに応答
して、MOSキャパシタC0の容量結合により、出力ノ
ードN1の電位がVcc+αまで昇圧される。すなわ
ち、出力ノードN1を介して、昇圧された電位Vcc+
αを有する昇圧電圧VN 1 が出力される。
【0022】昇圧電圧VN 1 は、次式により表わされ
る。 VN 1 =Vcc+{C0/(C0+C21)}・Vcc …(3) たとえば、Vcc=3ボルト,C0=2・C21の場合
では、出力ノードN1は、3ボルトから5ボルトまで昇
圧されることになる。言い換えると、5ボルトの昇圧電
圧VN 1 が出力される。
【0023】図3は、図1に示した昇圧回路の半導体基
板上の断面構造図である。図3を参照して、P型シリコ
ン基板41内の主表面近くに、P型ウェル42および4
4とN型ウェル43とが形成される。P型不純物領域
(または拡散領域)81は、P型ウェル42内に形成さ
れ、トランジスタQ24のバックゲート電極を構成す
る。N型不純物領域(または拡散領域)82および83
も、P型ウェル42内に形成され、トランジスタQ24
のソースおよびドレイン電極を構成する。
【0024】P型不純物領域84および85は、N型ウ
ェル43内に形成され、トランジスタQ23のソースお
よびドレイン電極を構成する。P型不純物領域87およ
び88も、N型ウェル43内に形成され、トランジスタ
Q22のソースおよびドレイン電極を構成する。N型ウ
ェル43内に形成されたN型不純物領域86は、トラン
ジスタQ22およびQ23のバックゲート電極を構成す
る。
【0025】N型不純物領域89および90は、P型ウ
ェル44内に形成され、MOSキャパシタC0の一方電
極を構成する。MOSキャパシタC0のゲート電極は、
他方電極を構成する。P型ウェル44内に形成されたP
型不純物領域91は、MOSキャパシタC0のバックゲ
ート電極を構成する。
【0026】図4は、この発明のもう1つの実施例を示
す昇圧回路の断面構造図である。図4を参照して、この
昇圧回路は二重ウェル構造を有している。すなわち、N
型シリコン基板40内にP型ウェル45が形成されてい
る。P型ウェル45内にN型ウェル46が形成される。
P型ウェル45およびN型ウェル46内に不純物領域8
1ないし91が形成され、トランジスタQ22ないしQ
24およびMOSキャパシタC0が構成される。
【0027】再び図1を参照して、PMOSトランジス
タQ22のバックゲート電極は出力ノードN1に接続さ
れている。したがって、P型基板41とNウェル43と
の間のPN接合容量により、出力ノードN1での寄生容
量が増加されるが、その増加量はノードN1の寄生容量
のほぼ1%以下であるので、昇圧動作はほとんど影響さ
れない。もし、トランジスタQ22のバックゲート電極
が電源電位Vccに接続されていると、次のような問題
が生じる。
【0028】図5を参照して、図1に示したものと類似
の昇圧回路において、PMOSトランジスタQ22′の
バックゲート電極が電源電位Vccに接続されている。
他の回路構成は、図1に示した昇圧回路と同様である。
図5の昇圧回路の断面構造図が図6において示される。
【0029】図6を参照して、P型シリコン基板41内
にN型ウェル43aおよび43bが形成される。N型ウ
ェル43b内にP型不純物領域87および88が形成さ
れ、トランジスタQ22′が形成される。N型ウェル4
3b内に形成されたN型不純物領域92は、トランジス
タQ22′のバックゲート電極を構成する。不純物領域
88および92は、電源電位Vccに接続される。
【0030】図6に示した昇圧回路において、高レベル
の信号S2および低レベルの信号S3が昇圧期間におい
て与えられる。したがって、昇圧期間において出力ノー
ドN1がVcc+αまで昇圧されるので、P型不純物領
域87とN型ウェル43b間のPN接合が順方向にバイ
アスされる。その結果、図6において示されるように、
出力ノードN1から、電流がP型不純物領域87および
N型ウェル43bを介してN型不純物領域92に向かっ
て流れる。この電流の存在により、昇圧された出力ノー
ドN1の電圧VN 1 が低下される。
【0031】すなわち、P型不純物領域87とN型ウェ
ル43bとによって形成されるPN接合において、ビル
トインポテンシャルがVD であると仮定すると、出力ノ
ードN1の電位が(Vcc+VD )を越えたとき、出力
ノードN1から電源電位Vccに向かって電流が流れ
る。したがって、出力ノードN1の電位は(Vcc+V
D )以下に制限される。たとえば、Vcc=3ボルト,
D =0.8ボルトと仮定すると、昇圧電圧Vn 1
3.8ボルトであり、図1に示した回路における昇圧電
圧レベル(=5ボルト)と比較して、明らかに下がる。
【0032】これに対して、図3に示した断面構造を有
する昇圧回路は、出力ノードN1が昇圧期間においてV
cc+αまで昇圧されたとき、N型ウェル43の電位V
cc+αにもたらされる。したがって、N型ウェル43
とP型不純物領域88との間が逆方向にバイアスされる
ので、出力ノードN1から電源電位Vccに向かう電流
が流れない。このことは、昇圧電圧VN 1 のレベルが減
少されないことを意味しており、したがって図5に示し
た昇圧回路において生じる問題が防がれる。
【0033】次に、図1に示したトランジスタQ23の
バックゲート電極がノードN4に接続された場合に生じ
る問題について説明する。図7を参照して、PMOSト
ランジスタQ23′のバックゲート電極がノードN4に
接続されている。この場合では、トランジスタQ23′
が図8に示した断面構造を有している。図8を参照し
て、N型ウェル43a内に、トランジスタQ23′のバ
ックゲート電極を構成するN型不純物領域93が形成さ
れる。不純物領域93はノードN4に接続される。
【0034】昇圧前の期間において、低レベルの信号S
1および高レベルの信号S3が与えられる。トランジス
タQ24は、信号S3に応答して導通するので、ノード
N4が接地電位にもたらされる。したがって、N型ウェ
ル43aはN型不純物領域93を介して接地電位にもた
らされる。一方、トランジスタQ22はノードN4の接
地電位に応答して導通するので、出力ノードN1が電源
電位Vccにもたらされる。したがって、P型不純物領
域85とN型ウェル43aとの間のPN接合が順方向に
バイアスされることになり、図8において破線により示
されたように電流が出力ノードN1からノードN4に向
かって流れる。すなわち、電流が電源電位Vccからト
ランジスタQ22,Q23′およびQ24を介して接地
電位に向かって流れ、電力消費が増大される。この電流
経路は、図7においても破線により示されている。
【0035】これに対して、図3に示した断面構造を有
する昇圧回路では、トランジスタQ23のバックゲート
電極を構成するN型不純物領域86が出力ノードN1に
接続されているので、前述の電流経路が存在しない。す
なわち、昇圧前の期間においてN型ウェル43が電源電
位Vccにもたらされるので、P型不純物領域84とN
型ウェル43との間のPN接合が逆方向にバイアスされ
ることになり、電流経路が形成されない。
【0036】図1に示した昇圧回路において、昇圧前の
期間において出力ノードN1が電源電位Vccまでプリ
チャージされ得るので、この昇圧回路が正常に昇圧動作
を行なうための条件は次の不等式により表わされる。
【0037】 Vcc>Vth0 …(4) 不等式(4)を前述の不等式(2)と比較してわかるよ
うに、図1に示した昇圧回路を用いることにより、正常
な昇圧動作を行なうための電源電圧の範囲が拡大され
る。たとえば、Vth0=1.5ボルトと仮定すると、
図32(b)に示したように、Vcc>1.5ボルトの
範囲で図1に示した昇圧回路が正常に動作し得ることに
なる。したがって、図1に示した昇圧回路が3ボルトの
電源電圧Vccが与えられる半導体装置において用いら
れた場合でも、電源電圧の動作可能な十分なマージンが
得られる。
【0038】以下の記載では、図1に示した昇圧回路の
応用例としてこの発明の他の実施例について説明する。
最初に、図1の昇圧回路がシングルビット線構造を有す
るSRAMに適用される実施例について説明する。まず
最初に、シングルビット線構造を有するSRAMに関す
る回路構成および動作原理が記載される。
【0039】図9は、この発明のさらに別の実施例を示
すSRAMのブロック図である。図9を参照して、SR
AM100は、外部から与えられる行アドレス信号RA
0ないしRAmを受ける行アドレスバッファ3と、外部
から与えられる列アドレス信号CA0ないしCAnを受
ける列アドレスバッファ4と、行アドレス信号をデコー
ドする行デコーダ5と、列アドレス信号をデコードする
列デコーダ6と、行デコーダ5によって選択されたXワ
ード線を昇圧するXワード線昇圧回路7と、列デコーダ
6によって選択されたYワード線を昇圧するYワード線
昇圧回路8と、列デコーダ6からの出力信号に応答して
ビット線を選択するYゲート回路10とを含む。
【0040】SRAM100は、複数の行および複数の
列に配設された複数のメモリセルMCaを備えたメモリ
セルアレイを含む。各行において、メモリセルMCaは
対応するワード線XWL1,XWL2,…に接続され
る。各列において、メモリセルMCaは対応するビット
線BL1,BL2,…および対応するYワード線YWL
1,YWL2,…に接続される。Xワード線XWL1,
XWL2,…は、Xワード線昇圧回路7に接続される。
Yワード線YWL1,YWL2,…は、Yワード線昇圧
回路8に接続される。ビット線BL1,BL2,…は、
Yゲート回路10に接続される。
【0041】ビット線BL1,BL2,…は、Yゲート
回路10およびIO線14を介してセンスアンプ9に接
続される。Yゲート回路10は、列デコーダ6から出力
される列選択信号に応答して、ビット線BL1,BL
2,…のうちの1本を選択的にIO線14に接続する。
センスアンプ9は、書込制御バッファ13を介して与え
られる書込イネーブル信号/WEに応答して活性化され
る。したがって、メモリセルから読出されたデータ信号
は、センスアンプ9により増幅された後、出力バッファ
12を介して出力データDoとして出力される。一方、
書込まれるべきデータ信号Diは、入力バッファ11,
IO線14およびYゲート回路10を介してYゲート回
路10により選択された1本のビット線に与えられる。
【0042】図10は、図9に示したSRAM100に
適用される1つのメモリセルMCaの回路図である。図
10を参照して、メモリセルMCaは、Thin Film Tran
sistor(以下「TFT」という)により実現されるPM
OSトランジスタQ1,Q2およびドライバトランジス
タとしてのNMOSトランジスタQ3,Q4により構成
されるデータ記憶回路1を含む。すなわち、データ回路
1は、クロスカップルされた2つのCMOSインバータ
2aおよび2bを含む。インバータ2aは、トランジス
タQ1およびQ3によって構成される。一方、インバー
タ2bは、トランジスタQ2およびQ4によって構成さ
れる。
【0043】データ記憶回路1は、アクセスゲートとし
てのNMOSトランジスタQ5,Q6を介してシングル
ビット線BLに接続される。トランジスタQ5は、ゲー
トがXワード線XWLに接続される。トランジスタQ6
は、ゲートがYワード線YWLに接続される。ワード線
XWLおよびYWLは、Xワード線昇圧回路7およびY
ワード線昇圧回路8にそれぞれ接続される。シングルビ
ット線BLと電源電圧VDDとの間に負荷としてのPM
OSトランジスタQ7が接続される。図10では1つの
メモリセルMCaについてのみ示されているが、図9に
示した他のメモリセルも同様の回路構成を有することが
指摘される。
【0044】次に、図9および図10を参照して、動作
について説明する。まず、書込動作において、外部から
与えられる書込イネーブル信号/WEが立下がる。図9
に示した書込制御バッファ13は、信号/WEの立下が
りに応答して、内部書込制御信号Sweを出力する。一
方、行デコーダ5は、外部から与えられる行アドレス信
号RA0ないしRAmをデコードし、Xワード線のうち
の1本を選択する。Xワード線昇圧回路7は、内部書込
制御信号Sweに応答して、選択されたXワード線XW
Lを昇圧する。同様に、列デコーダ6は、外部から与え
られる列アドレス信号CA0ないしCAnをデコード
し、Yワード線を選択する。Yワード線昇圧回路8は、
内部書込制御信号Sweに応答して、選択されたYワー
ド線YWLを昇圧する。
【0045】書込動作において、書込まれるべき入力デ
ータDiは、入力バッファ11を介してYゲート回路1
0に与えられる。Yゲート回路10は、列デコーダ6か
ら出力される列選択信号に応答して、入力データ信号を
選択されたビット線に与える。
【0046】図10を参照して、ワード線XWLおよび
YWLがXワード線昇圧回路7およびYワード線昇圧回
路8によってそれぞれ昇圧され、したがって、トランジ
スタQ5およびQ6のゲート電圧が昇圧される。ゲート
電圧の昇圧により、トランジスタQ5およびQ6はより
低いコンダクタンスでONし、シングルビット線BL上
の電位によって決定されるデータがデータ記憶回路1に
おいてストアされる。
【0047】一方、読出動作では、ワード線昇圧回路7
および8による昇圧動作は行なわれず、これに代えて、
ワード線昇圧回路7および8は電源電圧VDDレベルの
出力電圧を出力する。すなわち、図10に示したメモリ
セルMCaがアクセスされるとき、ワード線昇圧回路7
および8は、電源電圧VDDレベルの出力電圧をワード
線XWLおよびYWLに与える。したがって、トランジ
スタQ5およびQ6が通常のコンダクタンスでONする
ので、データ記憶回路1においてストアされていたデー
タ信号がシングルビット線BL上に与えられる。
【0048】ビット線BLに与えられたデータ信号は、
図9に示したYゲート回路10を介してセンスアンプ9
に与えられる。センスアンプ9により増幅された信号
は、出力バッファ12を介して出力データDoとして出
力される。
【0049】上記の記載により、図10に示したメモリ
セルMCaの概略の動作が説明されたが、以下に、メモ
リセルMCaにおける動作原理についてより詳細に説明
する。
【0050】再び図10を参照して、データ記憶回路1
を構成するインバータ2aは、TFTによって実現され
るPMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ
3とによって構成される。ここで、インバータ2aの入
力電圧がV1であり、一方出力電圧がV2であると仮定
する。トランジスタQ1はTFTにより形成されている
ので、トランジスタQ1のゲート電圧がxであると仮定
すると、トランジスタQ1のドレイン電流yは次式によ
り得られる。
【0051】
【数1】
【0052】式(5)より、図11に示したトランジス
タQ1のゲート電圧−ドレイン電流特性が得られる。図
11からわかるように、トランジスタQ1は、ゲート電
圧xが3ボルト以下の領域では、サブスレッショルド特
性を示す。
【0053】図11からわかるように、1μA以下の電
流がトランジスタQ1を介して流れる。1μA以下の電
流領域では、ドライバトランジスタQ3もまたサブスレ
ッショルド特性を示す。ドライバトランジスタQ3のサ
ブスレッショルド領域でのドレイン電流zは、ゲート電
圧xを用いて次式により表わされる。
【0054】
【数2】
【0055】したがって、ドライバトランジスタQ3の
ゲート電圧−ドレイン電流特性は図12において示され
る。
【0056】図11および図12に示した特性図に示さ
れるように、トランジスタQ1およびQ3はいずれもサ
ブスレッショルド領域で動作し、インバータ2aの出力
電圧V2は、トランジスタQ1およびQ3を介して流れ
る電流により決定される。
【0057】説明を簡単化するため、インバータ2aを
図13に示した等価回路図によって簡単化する。すなわ
ち、トランジスタQ1が電流yを流す抵抗R1により置
換えられ、かつトランジスタQ3が電流zを流す抵抗R
3により置換えられるものと仮定する。図13に示した
等価回路における出力電圧vは、電源電圧VDDが3ボ
ルトであると仮定すると、次式により表わされる。
【0058】
【数3】
【0059】トランジスタQ1を介して、ある値のドレ
イン電流が流れるものと仮定すると、図13の等価回路
によって示されたインバータ2aの出力電圧vは、次式
によって得られる。
【0060】
【数4】
【0061】式(8)に示した場合よりもトランジスタ
Q1のドレイン電流が1桁だけ減少され、かつドライバ
トランジスタQ3のドレイン電流が1桁だけ増加される
場合では、インバータ2aの出力電圧wは、次式により
得られる。
【0062】
【数5】
【0063】さらには、式(8)により示した場合より
もトランジスタQ1のドレイン電流が1桁だけ増加さ
れ、かつドライバトランジスタQ3のドレイン電流が1
桁だけ減少される場合では、インバータ2aの出力電圧
uは次式により得られる。
【0064】
【数6】
【0065】したがって、上記の式(8)ないし(1
0)に示したそれぞれの場合におけるインバータ2aの
出力電圧v,wおよびuとゲート電圧xとの間の関係が
図14において示される。
【0066】図14は、インバータ2aの入力電圧V1
と出力電圧V2との間の関係を示す入出力特性図であ
る。図14を参照して、横軸は入力電圧V1を示し(ト
ランジスタQ1およびQ3のゲート電圧xに相当す
る)、縦軸が出力電圧V2(前述の出力電圧v,w,u
に相当する)を示す。曲線v,wおよびuは、式
(8),(9)および(10)により得られる出力電圧
をそれぞれ示す。
【0067】次に、図10に示したデータ記憶回路1を
構成するもう1つのインバータ2bについて検討する。
インバータ2bについても類似の解析を行なうことによ
り、図15に示した入出力特性C5およびC6を得るこ
とができる。図15を参照して、横軸は電圧V1を示
し、縦軸が電圧V2を示す。電圧V2はインバータ2b
の入力電圧に相当し、一方、電圧V1はインバータ2b
の出力電圧に相当する。図10に示したアクセスゲート
トランジスタQ5およびQ6のゲート電圧がブーストさ
れないとき(すなわち電源電圧VDDレベルのゲート電
圧が与えられるとき)、インバータ2bの入出力特性は
曲線C5により表わされる。一方、トランジスタQ5お
よびQ6のゲート電圧がブーストされるとき(すなわち
電源電圧VDDを越えるレベルのゲート電圧が与えられ
るとき)、インバータ2bの入出力特性は曲線C6によ
り表わされる。言換えると、トランジスタQ5およびQ
6のゲート電圧の昇圧の有無により、インバータ2bの
入出力特性がシフトされる。
【0068】仮に、インバータ2aが曲線vにより表わ
される特性を有し、インバータ2bが曲線C5およびC
6により表わされる特性を有するものと仮定する。読出
動作において、トランジスタQ5およびQ6のゲート電
圧は昇圧されないので、インバータ2bの入出力特性は
曲線C5により表わされる。したがって、曲線vおよび
C5は交点PaおよびPcにおいて交わる(中間の交点
Pdは不安定であるので無視する)。言換えると、トラ
ンジスタQ5およびQ6の昇圧が行なわれないとき、デ
ータ記憶回路1が2つの安定状態、すなわち交点Paお
よびPcを有する。したがって、ストアされたデータは
データ記憶回路1のいずれかの状態により保持される。
【0069】書込動作において、トランジスタQ5およ
びQ6のゲート電圧が昇圧されるので、インバータ2b
の入出力特性が曲線C6により表わされるようにシフト
される。したがって、曲線vおよびC6の交点は存在し
ないため、データ記憶回路1は不安定状態にもたらされ
る。したがって、この不安定状態において、シングルビ
ット線BLの電位により決定されるデータ信号が、トラ
ンジスタQ5およびQ6を回してデータ記憶回路1に伝
えられる。言換えると、データ記憶回路1が不安定であ
るため、データ記憶状態が変更されやすく、したがっ
て、データ書込が容易に行なわれ得る。
【0070】インバータ2aおよび2bに、図15に示
した関係の特性を与えるのに必要な条件について以下に
説明する。以下の説明では、図10に示したトランジス
タQ4のβをβQ4により表わすものと仮定する。さらに
は、アクセスゲートトランジスタQ5およびQ6を等価
的に1つのトランジスタにより表わされるものと仮定
し、その等価トランジスタのβの値がβQ56 により表わ
されるものと仮定する。
【0071】以下の説明のために、ここで、次式によっ
て表わされるベータ比βrを定義する。
【0072】 βr=βQ4/βQ56 …(11) 図16は、図10に示したインバータ2bのいくつかの
ベータ比βrの下での入出力特性図である。図16を参
照して、横軸はインバータ2bの入力電圧V2を示し、
縦軸は出力電圧V1を示す。曲線C11およびC12
は、βr=1.0のときの特性を示す。曲線C21およ
びC22は、βr=2.0のときの特性を示す。曲線C
31およびC32は、βr=2.5のときの特性を示
す。曲線C11,C21およびC31は、アクセスゲー
トトランジスタQ5およびQ6のゲート電圧が昇圧され
ない(=VDD=3ボルト)ときの特性をそれぞれ示
す。曲線C12,C22およびC32は、トランジスタ
Q5およびQ6のゲート電圧が昇圧される(=5ボル
ト)ときの特性をそれぞれ示す。
【0073】図16からわかるように、ベータ比βrが
増加されるにつれて、電圧差VD1ないしVD3が次第
に減少される。
【0074】再び図15を参照して、以下に、好ましい
ベータ比βrの好ましい範囲について説明する。図15
に示した曲線wおよびuは、インバータ2aを構成する
トランジスタQ1およびQ3の特性のばらつきを考慮に
入れている。すなわち、曲線wおよびuにより囲まれた
領域において、実際のインバータ2aの特性が存在す
る。図15から、論理しきい値の差ΔVTLは、約0.3
5ボルトである。
【0075】図15に示した例では、電源電圧VDDが
3ボルトであり、したがって、読出動作における活性化
されたワード線の電圧は3ボルトである。一方、書込動
作における昇圧されたワード線の電圧は5ボルトであ
る。
【0076】データ読出状態、すなわち安定状態におい
て、曲線C5が曲線wまたはuと2つの交点Paおよび
Pcで交わるためには、図15に示した電圧差ΔVRL
よびΔVRHが十分に大きな値を持つことが必要となる。
電圧差ΔVRL=ΔVRH=0.2ボルトを仮定すると、次
式の関係が得られる。
【0077】 V1(Pc)−V1(Pa)=ΔVRL+ΔVTL+ΔVRH =0.2+0.35+0.2 =0.75(V) …(12) 他方、書込動作において、点Pbが曲線uと交わらない
ようにする必要がある。したがって、ΔVW が0.2ボ
ルトを超えるものと仮定すると、次の関係が得られる。
【0078】 V1(Pb)−V1(Pa)=ΔVRL+ΔVTL+ΔVW =0.75(V) …(13) 式(12)および(13)から、電圧差V1(Pc)−
V1(Pa)および電圧差V1(Pb)−V1(Pa)
が約0.8ボルト以上となるように設計する必要がある
ことがわかる。
【0079】図17は、ベータ比βrと上記の電圧差と
の関係を示すグラフである。図17を参照して、横軸は
ベータ比βrを示し、縦軸は電圧差(V)を示す。曲線
C7は、電圧差V1(Pc)−V1(Pa)の変化を示
し、曲線C8は電圧差V1(Pb)−V1(Pa)の変
化を示す。電圧差V1(Pc)−V1(Pa)は、β比
βrが低下するにつれて次第に減少される。その理由
は、ベータ比βrが小さくなるにつれて、交点Paの電
圧(V1)が大きくなるからである。
【0080】他方、電圧差V1(Pb)−V1(Pa)
は、ベータ比βrが増大するにつれて減少される。その
理由は、ベータ比βrが大きくなるにつれて、交点Pa
およびPbがいずれも低い値に抑えられるからである。
その結果、好ましいベータ比βrの範囲は次の不等式に
より得られる。
【0081】 0.2≦βr≦1.0 …(14) したがって、不等式(14)を満足するようなベータ比
βrが得られるように、図10に示したメモリセルMC
a内のトランジスタQ4,Q5およびQ6が設計され
る。2つのインバータ2aおよび2bの好ましい入出力
特性の一例が図18において示される。
【0082】図18を参照して、曲線C1およびC2
は、トランジスタQ1およびQ3の特性のばらつきを考
慮に入れた、インバータ2aの入出力特性を示す。一
方、曲線C3およびC4は、インバータ2bの読出動作
および書込動作における入出力特性をそれぞれ示す。な
お、図18に示した例では、ベータ比βrが1.0であ
り、電源電圧VDDが3ボルトであり、昇圧されたワー
ド線電圧が5ボルトであり、昇圧されないワード線電圧
が3ボルトである。
【0083】上記のように、図15に示した入出力特性
を有するインバータ2aおよび2bを、図10に示した
メモリセルMCa内のデータ記憶回路1に適用すること
により、シングルビット線構成を有する好ましいSRA
Mが得られる。すなわち、図9に示した各メモリセルM
Caにおいて、書込動作においてXワード線XWLおよ
びYワード線YWLを介して昇圧されるアクセスゲート
トランジスタQ5およびQ6が設けられているので、所
望のメモリセルMCaにのみデータ書込を行なうことが
できる。
【0084】図19は、図9に示したXワード線昇圧回
路7(またはYワード線昇圧回路8)の回路図である。
図19を参照して、Xワード線昇圧回路7(またはYワ
ード線昇圧回路8)は、図1に示した回路を含む昇圧回
路50と、昇圧電圧VN 1 を受けてXワード線を選択す
る選択回路6n - 2 ,6n - 1 ,6n とを含む。昇圧回
路50は、図1に示した回路要素に加えて、インバータ
51および52と、遅延素子53とを含む。インバータ
52は、図9に示したインバータ13から出力される書
込イネーブル信号Sweを受ける。
【0085】図20は、図19に示した回路の動作を説
明するためのタイミングチャートである。図20を参照
して、まず、読出動作期間において、低レベルの書込イ
ネーブル信号Sweが与えられる。したがって、MOS
キャパシタC0が低レベルの信号S2を受け、一方、ト
ランジスタQ23およびQ24のゲート電極は高レベル
の信号S3を受ける。したがって、図19に示した昇圧
回路50は、読出動作期間において昇圧前の状態にもた
らされる。すなわち、トランジスタQ22がオンし、一
方、トランジスタQ23がオフするので、Vccレベル
の出力電圧VN 1 が出力される。たとえば、Xワード線
XWLn が読出動作において活性化される場合では、低
レベルのワード線選択信号Xn が与えられる。したがっ
て、選択回路6nが信号Xn に応答して動作され、Xワ
ード線XWLn が電源電位Vccになる。他のXワード
線は、接地電位に保たれる。
【0086】次に、スタンバイ期間において、低レベル
の書込イネーブル信号Sweが与えられる。したがっ
て、スタンバイ期間は昇圧前の期間に相当する。すなわ
ち、スタンバイ期間においてトランジスタQ24がオン
しかつトランジスタQ23がオフするので、出力ノード
N1はトランジスタQ22を介して電源電位Vccにプ
リチャージされる。スタンバイ期間において、すべて低
レベルのワード線選択信号Xn - 2 ,Xn - 1 ,X
n (またはYn - 2 ,Yn - 1 ,Yn )が図9に示した
行デコーダ5(または列デコーダ6)から与えられるの
で、すべてのXワード線(またはYワード線)は接地電
位にもたらされる。
【0087】書込動作期間において、昇圧回路50は昇
圧状態にもたらされる。すなわち、この期間において高
レベルの書込イネーブル信号Sweが与えられるので、
信号S3が立下がった後、信号S2が立上がる。図19
に示した遅延素子53は、信号S3の立下がりから信号
S2の立上がりまでの時間長さを規定する。
【0088】したがって、図19に示した昇圧回路50
は図1に示した回路と同様の原理に基づいてVcc+α
の昇圧電圧VN 1 を出力する。たとえば、Xワード線X
WL n が書込み動作において活性化される場合では、選
択回路6nに昇圧電圧VN 1が与えられるので、Xワー
ド線XWnの電位は、Vcc+αまで上昇される。その
結果、シングルビット線構造を有するSRAMのデータ
書込に必要な昇圧電圧が、行デコーダ5(または列デコ
ーダ6)により選択されたワード線に与えられる。図1
9に示した昇圧回路を用いることにより、低電力消費の
SRAMが提供され得る。
【0089】図21は、この発明のさらに別の実施例を
示すSRAMのブロック図である。図21を参照して、
SRAM200は、図9に示したSRAM100と類似
の回路構成を有しているが、ビット線の接続態様が異な
っている。すなわち、2つの列ごとに1本の共用ビット
線SBLが設けられる。したがって、図21に示したS
RAM200では、図9に示したSRAM100が備え
ているビット線の半分の数の共用ビット線で足りる。こ
のことは、半導体基板上のレイアウト設計を容易化させ
る。たとえば、第1列において隣接する2つのメモリセ
ルMCc1およびMCc2は、1本の共用ビット線SB
L1に接続される。共用ビット線SBL1は、Yゲート
回路10′に接続される。
【0090】図22は、図21に示した2つの隣接する
メモリセルMCc1およびMCc2の回路図である。図
22を参照して、メモリセルMCc1およびMCc2
は、機能的に同じでありかつ対称的な回路構成を有して
いる。メモリセルMCc1は、データ記憶回路1と、デ
ータ記憶回路1と共用ビット線SBL1との間に直列に
接続されたNMOSトランジスタQ8およびQ10を含
む。同様に、メモリセルMCc2は、データ記憶回路
1′と、データ記憶回路1′と共用ビット線SBL1と
の間に直列に接続されたNMOSトランジスタQ8′お
よびQ10′を含む。トランジスタQ10およびQ1
0′は、ゲートがXワード線XWL1に接続される。ト
ランジスタQ8のゲートは、Yワード線YWL1に接続
される。トランジスタQ8′のゲートは、Yワード線Y
WL2に接続される。図22に示した各メモリセルMC
c1およびMCc2も、図10に示したメモリセルMC
aと同様に、図15に示した関係を満たす回路特性を有
している。
【0091】1本の共用ビット線SBL1が、隣接する
2つの列内のメモリセルMCc1およびMCc2によっ
て共用されているが、トランジスタQ8およびQ8′が
同時にONすることがないので、ビット線の共用による
問題は何ら生じない。
【0092】すなわち、メモリセルMCc1に対してデ
ータ書込が行なわれるとき、トランジスタQ10および
Q8のゲートがXワード線昇圧回路7およびYワード線
昇圧回路8によってそれぞれ昇圧される。したがって、
共用ビット線SBL1の電位によって決定されるデータ
信号が、トランジスタQ8およびQ10を介してデータ
記憶回路1に与えられる。一方、アクセスされるべきで
ないメモリセルMCc2では、トランジスタQ10′の
ゲート電圧がXワード線昇圧回路7により昇圧される
が、トランジスタQ8′のゲート電圧は低レベルに維持
される。したがって、トランジスタQ8′がOFFする
ので、メモリセルMCc2への誤ったデータ書込が行な
われない。
【0093】データ読出動作においては、ワード線昇圧
回路7および8による昇圧動作は停止され、これに代え
て、電源電圧VDDレベルの電圧が、アクセスされるべ
きメモリセルのトランジスタたとえばQ8,Q10のゲ
ートに与えられる。したがって、通常のデータ読出動作
が行なわれる。
【0094】上記の記載では、図1に示した昇圧回路
が、シングルビット線構造を有するSRAMに適用され
る例が説明されたが、以下の記載では、図23に示した
昇圧回路が用いられる実施例について説明する。
【0095】図23は、この発明のさらに別の実施例を
示す昇圧回路の回路図である。図23を参照して、図1
に示した昇圧回路と比較すると、この昇圧回路は、さら
に、出力ノードN1とPNOSトランジスタQ22のド
レイン電極との間に接続されたPMOSトランジスタQ
25と、出力ノードN1と接地電位との間に接続された
NMOSトランジスタQ26とを含む。トランジスタQ
25は、ゲートがクロック信号S12を受けるように接
続される。一方、トランジスタQ26は、ゲートがクロ
ック信号S13を受けるように接続される。
【0096】図24は、図23に示した昇圧回路の断面
構造図である。図24を参照して、N型ウェル43内に
形成されたP型不純物領域94および95は、トランジ
スタQ25のソースおよびドレイン電極を構成する。
【0097】図23に示した昇圧回路は、基本的に図1
に示した昇圧回路と同様の動作を行なう。したがって、
図23に示した昇圧回路も、図2に示したタイミングチ
ャートにより示された動作を行なうのであるが、次のよ
うな追加の動作モードを有している。
【0098】追加の動作モードでは、低レベルの信号S
2および高レベルの信号S3が与えられる。これに加え
て、高レベルの信号S12がトランジスタQ25のゲー
トに与えられ、一方、高レベルの信号S13がトランジ
スタQ26のゲート電極に与えられる。したがって、ト
ランジスタQ25がオフし、一方、トランジスタQ26
がオンする。その結果、この追加の動作モード期間にお
いて、トランジスタQ22のドレイン電極の電位、すな
わちノードN11の電位は電源電位Vccにもたらされ
るが、出力ノードN1の電位は接地レベルになる。
【0099】その結果、図23に示した昇圧回路は、昇
圧前の期間,昇圧期間および追加の動作モード期間にお
いて、出力電圧VN 1 として、Vcc,Vcc+αおよ
び0ボルトの電圧をそれぞれ出力することができる。
【0100】以下の記載では、図23に示した昇圧回路
が、シェアードセンスアンプを備えたDRAMに適用さ
れる例について説明する。図25は、この発明のさらに
別の実施例を示すDRAMのビット線周辺回路の回路図
である。図25を参照して、1つの列に関するビット線
周辺回路は、ビット線対BL,/BLをイコライズする
ためのイコライズ回路71と、ビット線対BL,/BL
間の微小な電位差を増幅するためのセンスアンプ72
と、列選択信号Yに応答してビット線対BL,/BLを
IO線対IO,/IOに接続するIO線接続回路73と
を含む。イコライズ回路71は、ビット線イコライズ電
圧VB L を受ける。センスアンプ72は、センスアンプ
活性化信号SP およびSN に応答して活性化される。
【0101】ビット線対BL,/BLは、NMOSトラ
ンジスタQ31およびQ32を介して左側のビット線対
BLL ,/BLL に接続される。さらには、ビット
線対BL,/BLは、NMOSトランジスタQ33およ
びQ34を介して右側のビット線対BLR ,/BLR
に接続される。昇圧回路を備えた転送制御回路70
は、昇圧された転送制御信号φS L およびφS R
をトランジスタQ31ないしQ34に与える。
【0102】図26は、図25に示した転送制御回路7
0から出力される転送制御信号φS L およびφS R のタ
イミングチャートである。図26を参照して、右側のビ
ット線対BLR ,/BLR 間の電位差がセンスアンプ7
2により増幅される期間TRにおいて、レベルVcc+
αに昇圧された転送制御信号φS R がトランジスタQ3
3およびQ34のゲート電極に与えられる。一方、この
期間TR において、0ボルトの転送制御信号φS L がト
ランジスタQ31およびQ32のゲート電極に与えられ
る。左側のビット線対BLL ,/BLL 間の電位差がセ
ンスアンプ72により増幅される期間TL では、レベル
Vcc+αに昇圧された転送制御信号φ S L がトランジ
スタQ31およびQ32のゲート電極に与えられる。一
方、この期間TL において、0ボルトの転送制御信号φ
S R がトランジスタQ33およびQ34のゲート電極に
与えられる。他の期間においては、電源電位Vccを有
する転送制御信号φS L およびφS R がトランジスタQ
31ないしQ34のゲート電極に与えられる。
【0103】図27は、図25に示した転送制御回路7
0の回路図である。図27を参照して、この転送制御回
路は、図23に示した昇圧回路と実質的に同じ回路構成
を有する昇圧回路75および76と、出力電圧制御回路
74とを含む。信号φR ,/φR は、図25に示した右
側のビット線対BLR ,/BLR に接続されたメモリセ
ルへのアクセスを要求する。一方、信号φL ,/φ
L は、左側のビット線BL L ,/BLL に接続されたメ
モリセルへのアクセスを要求する。信号φP ,/φ
P は、昇圧された転送制御信号φS L ,/φS R の供与
を要求する。これらの制御信号φR ,/φR ,φL ,/
φL ,φP ,/φP は、DRAMにおいて設けられた図
示されていないタイミング制御回路から発生される。
【0104】図28は、図27に示した転送制御回路の
動作を説明するためのタイミングチャートである。図2
5に示した右側のビット線対BLR ,/BLR に接続さ
れたメモリセルがアクセスされる期間TR において、高
レベルの信号φR および低レベルの/φR が与えられ
る。したがって、信号S3が高レベルから低レベルに変
化し、トランジスタQ23がオンし、一方、トランジス
タQ24がオフする。それに加えて、信号φP が立上が
り、信号/φP が立下がるので、信号S2が高レベルに
なり、MOSキャパシタC0によって出力信号、すなわ
ち転送制御信号φ S R が昇圧される。昇圧の後、信号φ
R および/φR がそれぞれ低レベルおよび高レベルに変
化し、かつ、信号φP および/φP がそれぞれ低レベル
および高レベルに戻る。これにより、転送制御信号φ
S R が電源電位Vccレベルにもどる。図27に示した
出力電圧制御回路74は、昇圧された信号φS R がVc
cレベルに戻るのを助ける。
【0105】スタンバイ期間TS において、低レベルの
信号φR ,φL ,φP が与えられ、高レベルの信号/φ
R ,/φL ,/φP が与えられる。したがって、信号S
2は低レベル,信号S3は高レベル,信号S12は低レ
ベルになっている。信号S3が高レベルであるので、ト
ランジスタQ23がオフし、トランジスタQ24がオン
する。したがって、ノードN4が0ボルトの電位にもた
らされ、トランジスタQ22がオンする。また、信号S
12が低レベルであるので、トランジスタQ25がオン
し、Vccレベルの転送制御信号φS R が出力される。
【0106】左側のビット線対BLL ,/BLL に接続
されたメモリセルがアクセスされる期間TL では、高レ
ベルの信号φL が与えられ、低レベルの信号/φL が与
えられる。したがって、信号S2およびS3がそれぞれ
低レベルおよび高レベルになる。信号S12が高レベル
になるので、トランジスタQ25がオフする。また、ト
ランジスタQ26がオンするので、接地レベルを有する
転送制御信号φS R が出力される。
【0107】図27に示した転送制御回路は、図25に
示したセンスアンプ72が活性化される期間において、
昇圧された転送制御信号φS L ,φS R をトランジスタ
Q31ないしQ34のゲート電極に与えるので、センス
アンプ72により増幅された電圧が減少されることなく
ビット線対BLL ,/BLL およびBLR ,/BLR
伝えられ得る。すなわち、トランジスタQ31ないしQ
34のゲート電極に図27の転送制御回路によって十分
に昇圧された信号φS L ,φS R が与えられるので、こ
れらのトランジスタQ31ないしQ34がより低い導通
抵抗でオンする。したがって、センスアンプ72により
増幅された電圧の減少が防がれ得る。
【0108】しかしながら、図27に示した転送制御回
路には、場合により次のような問題が引き起こされ得
る。再び図28を参照して、期間TR 内の最初の短い期
間において、矢印AR1およびAR2に示すように、出
力信号φS R およびノードN11の電位が一時的に低下
する。したがって、この短い期間において、十分な昇圧
電圧が得られず、動作において遅延が引き起こされ得
る。この問題を解決するため、改善された転送制御回路
が図29において提案される。
【0109】図29は、この発明のさらに別の実施例を
示す改善された転送制御回路の回路図である。図29に
示した回路は、図25に示した転送制御回路70として
用いられ得る。図29を参照して、改善された転送制御
回路は、図27に示した回路と比較すると、さらに、電
源電位VccとノードN11との間に接続されたNMO
SトランジスタQ27と、トランジスタQ27のゲート
電極を昇圧する昇圧回路77とを含む。左側の転送制御
信号φS L に関しても、右側と同様に、NMSOトラン
ジスタQ28および昇圧回路78が追加されている。追
加された回路は次のように動作する。
【0110】信号φR が立上がったとき、昇圧された
信号S14がトランジスタQ27のゲート電極に与えら
れる。したがって、トランジスタQ27がより低い導通
抵抗でオンし、ノードN11の電位が電源電位Vccに
クランプされる。これにより、図30のタイミングチャ
ートにおいて矢印AR3およびAR4により示されるよ
うに、出力信号φS R の電位の低下が防がれる。言
い換えると、図28において矢印AR1およびAR2に
より示されていた電位の低下が補償される。
【0111】高レベルの信号φP および低レベルの信
号/φP が与えられたとき、低レベルの信号S14
トランジスタQ27のゲート電極に与えられる。したが
ってトランジスタQ27がオフするので、昇圧前にノー
ドN11が電源電圧から切断される。
【0112】上記の記載では、図1および図23に示し
た基本的な昇圧回路がSRAMおよびDRAMにおいて
用いられる例について説明されたが、本願において提案
される昇圧回路は半導体メモリ装置だけでなく、様々な
半導体装置において広く適用され得ることが指摘され
る。すなわち、与えられた電源電圧レベルを越える昇圧
電圧を必要とする半導体装置において提案された昇圧回
路が用いられる。実施例において提案された昇圧回路
は、図32(b)に示されるような電源電圧の動作可能
な広いマージンを有しているので、より低い電源電圧の
傾向にあって様々な半導体装置において広く適用され得
る。
【0113】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に従え
ば、第1の非昇圧期間において出力ノードを第1の電源
電位に強制的に設定しかつ昇圧期間において第1および
第2の強制手段を非導通状態として正確な昇圧動作を行
ない、第2の非昇圧期間においてはこの出力ノードを第
2の電源電位レベルに駆動したため、電源電圧のより広
い範囲で正常に動作して必要な昇圧電圧レベルを有する
制御信号を生成することができる。
【0114】また、請求項2の発明に従えば、第1の電
界効果トランジスタのバックゲート電極が出力ノードに
接続されているため、電源電圧のより広い範囲で正常に
動作することのできる昇圧回路を得ることができる。ま
た、請求項3の発明に従えば、スイッチング手段を介し
て出力ノードの充放電を行ない、この充電時に昇圧動作
を行なっているため、電源電圧の広い範囲で正常な昇圧
電圧レベルを有する制御信号を生成することができる。
また、請求項4に係る発明に従えば、pチャネルMOS
トランジスタを用いて出力ノードを充電しかつ昇圧動作
時、このpチャネルMOSトランジスタのゲート電極と
出力ノードとを電気的に接続しているため、pチャネル
MOSトランジスタにより、そのしきい値電圧の損失に
伴うことなく、出力ノードを予備充電して、低い電源電
圧レベル下においても、必要な電圧レベルの昇圧電圧を
生成することができ、昇圧動作時確実にpチャネルMO
Sトランジスタを非導通状態として正確な電圧レベルの
昇圧電圧を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す昇圧回路の回路図で
ある。
【図2】図1に示した昇圧回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図3】図1に示した昇圧回路の半導体基板上の断面構
造図である。
【図4】この発明のもう1つの実施例を示す昇圧回路の
断面構造図である。
【図5】バックゲート電極が電源電位に接続されたPM
OSトランジスタQ22′を含む昇圧回路の回路図であ
る。
【図6】図5に示した昇圧回路の断面構造図である。
【図7】バックゲート電極がノードN4に接続されたP
MOSトランジスタQ23′を含む昇圧回路の回路図で
ある。
【図8】図7に示した昇圧回路の断面構造図である。
【図9】この発明のさらに別の実施例を示すシングルビ
ット線構造を有するSRAMのブロック図である。
【図10】図9に示したSRAMに適用される1つのメ
モリセルの回路図である。
【図11】図10に示したトランジスタQ1のゲート電
圧−ドレイン電流特性図である。
【図12】図10に示したトランジスタQ3のゲート電
極−ドレイン電流特性図である。
【図13】図10に示したインバータ2aの等価回路図
である。
【図14】図10に示したインバータ2aの入出力特性
図である。
【図15】図10に示したデータ記憶回路を構成するイ
ンバータ2a,2bの入出力特性図である。
【図16】図10に示したインバータ2bのいくつかの
ベータ比の下での入出力特性図である。
【図17】好ましいベータ比の範囲を説明するためのグ
ラフである。
【図18】メモリセルのデータ記憶回路を構成する2つ
のインバータの好ましい入出力特性を示す特性図であ
る。
【図19】図9に示したXワード線昇圧回路(またはY
ワード線昇圧回路)の回路図である。
【図20】図19に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図21】この発明のさらに別の実施例を示すSRAM
のブロック図である。
【図22】図21に示した2つの隣接するメモリセルの
回路図である。
【図23】この発明のさらに別の実施例を示す昇圧回路
の回路図である。
【図24】図23に示した昇圧回路の断面構造図であ
る。
【図25】この発明のさらに別の実施例を示すDRAM
のビット線周辺回路の回路図である。
【図26】図25に示した転送制御回路から出力される
転送制御信号のタイミングチャートである。
【図27】図25に示した転送制御回路の回路図であ
る。
【図28】図27に示した回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図29】この発明のさらに別の実施例を示す改善され
た転送制御回路の回路図である。
【図30】図29に示された回路の動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図31】従来の昇圧回路の回路図である。
【図32】昇圧回路が正常に動作できる電源電圧の範囲
を示すグラフである。
【符号の説明】
Q22,Q23 PMOSトランジスタ Q24 NMOSトランジスタ C0 MOSキャパシタ S2 昇圧用クロック信号 VN 1 昇圧電圧

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の非昇圧期間を含む非昇
    圧期間および昇圧期間を規定するクロック信号を発生す
    る手段と、 前記クロック信号を受けるように接続される第1電極
    と、出力ノードに電気的に接続される第2電極とを有す
    るキャパシタ手段と、 第1の電源電位供給ノードと前記出力ノードとの間に接
    続され、前記第1の非昇圧期間において前記出力ノード
    を第1の電源電位に強制的に設定しかつ前記昇圧期間に
    おいて非導通状態に設定される第1の強制手段と、 第2の電源電位供給ノードと前記出力ノードとの間に接
    続され、前記第1の非昇圧期間より前の前記第2の非昇
    圧期間において前記出力ノードを第2の電源電位レベル
    に強制的に設定しかつ前記昇圧期間および前記第1の非
    昇圧期間において非導通状態とされる第2の強制手段と
    を備える、昇圧回路。
  2. 【請求項2】 昇圧のための第1および第2の相補クロ
    ック信号を発生する手段と、 前記第1の相補クロック信号を受けるように接続される
    第1電極と、出力ノードに電気的に接続される第2電極
    を有するMOSキャパシタと、 第1の電源電位供給ノードと前記出力ノードとの間に接
    続されかつバックゲート電極が前記出力ノードに接続さ
    れる第1導電型の第1の電界効果トランジスタと、 前記出力ノードと前記第1の電界効果トランジスタのゲ
    ート電極との間に接続される第1導電型の第2の電界効
    果トランジスタと、 第2の電源電位供給ノードと前記第1の電界効果トラン
    ジスタのゲート電極との間に接続される、前記第1導電
    型とは逆の第2導電型の第3の電界効果トランジスタと
    を含み、 前記第2および第3の電界効果トランジスタはそれぞれ
    のゲート電極が前記第2の相補クロック信号を受けるよ
    うに接続される、昇圧回路。
  3. 【請求項3】 昇圧のための第1および第2の相補クロ
    ック信号を発生する手段と、 前記第1の相補クロック信号を受けるように接続される
    第1電極と、出力ノードに電気的に接続される第2電極
    とを有するMOSキャパシタと、 第1の電源電位供給ノードと前記出力ノードとの間に直
    列に接続される第1導電型の第1の電界効果トランジス
    タおよび第1のスイッチング手段と、 前記第1の電界効果トランジスタのゲート電極と前記第
    1の電界効果トランジスタおよび前記第1のスイッチン
    グ手段の共通接続ノードとの間に接続される第1導電型
    の第2の電界効果トランジスタとを含み、 前記第1および第2の電界効果トランジスタは、それぞ
    れのバックゲート電極が前記共通接続ノードに接続さ
    れ、さらに第2の電源電位供給ノードと前記第1の電界
    効果トランジスタのゲート電極との間に接続される第1
    導電型とは逆の第2導電型の第3の電界効果トランジス
    タを含み、 前記第2および第3の電界効果トランジスタはそれぞれ
    のゲート電極が前記第2の相補クロック信号を受けるよ
    うに接続され、さらに、 前記第2の電源電位供給ノードと前記出力ノードとの間
    に接続される第2のスイッチング手段を含み、 前記第1および第2のスイッチング手段は与えられた出
    力制御信号に応答して交互に導通する、昇圧回路。
  4. 【請求項4】 電源電位が与えられる電源電位ノードと
    前記電源電位よりも高い昇圧電位が発生する昇圧ノード
    との間に接続されるpチャネルMOSトランジスタ、 前記昇圧ノードに接続される一方電極と、クロック信号
    を受ける他方電極とを有するキャパシタ、および前記ク
    ロック信号が第1のレベルから前記第1レベルよりも高
    い第2のレベルへ変化する前に、前記pチャネルMOS
    トランジスタが導通状態となる電位を前記pチャネルM
    OSトランジスタのゲート電極に与えるとともに、前記
    クロック信号が前記第1のレベルから第2のレベルに変
    化するときに前記pチャネルMOSトランジスタのゲー
    トと前記昇圧ノードとを電気的に導通させる制御手段を
    備える、昇圧回路。
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