JP2709350B2 - 密着プリンタ - Google Patents

密着プリンタ

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JP2709350B2
JP2709350B2 JP4161966A JP16196692A JP2709350B2 JP 2709350 B2 JP2709350 B2 JP 2709350B2 JP 4161966 A JP4161966 A JP 4161966A JP 16196692 A JP16196692 A JP 16196692A JP 2709350 B2 JP2709350 B2 JP 2709350B2
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fresnel lens
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幸夫 畑部
龍彦 稲田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Screen Holdings Co Ltd
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、露光用透明板と感光材
料との間に原稿を挟持すると共に、露光用透明板側から
フレネルレンズを介して光源からの光を照射することに
より、感光材料に原稿の画像を焼き付ける密着プリンタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の密着プリンタとして、例
えば特開平1−243042号公報のものがある。すな
わち、図7に示すように、密着プリンタ201は、筐体
202と、この筐体202の上部に設けられ、原稿20
3を載置する露光用ガラス板205と、上記原稿203
上に置かれる感光フィルム207を密着部材209で原
稿203に密着させる密着機構211と、上記露光用ガ
ラス板205と平行に設置されたフレネルレンズ213
と、フレネルレンズ213を介して原稿203側に光を
照射する光源215と、を備えている。
【0003】上記密着プリンタ201では、光源215
からの光は、放射状に広がってフレネルレンズ213に
入射される。光源215は、フレネルレンズ213の焦
点距離の位置に配設されているので、フレネルレンズ2
13に入射した光は、平行光となる。この平行光は、原
稿203を通過して感光フィルム207に到る。このと
き、感光フィルム207は、原稿203に写されている
陰影や色彩等に対応した光により感光される。原稿20
3を通過する光が平行光となっていることから、原稿2
03の画像は、感光フィルム207に正確に焼き付けら
れる。なお、筐体202内には図示しない冷却ファンが
設けられ、光源215を冷却して光源215の過熱を防
止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした密着プリンタ
201では、露光用ガラス板205やフレネルレンズ2
13の汚れは、そのまま画質に影響するので、露光用ガ
ラス板205やフレネルレンズ213を清浄に保つ必要
がある。しかし、従来の密着プリンタ201では、露光
用ガラス板205やフレネルレンズ213の清掃等が面
倒であった。
【0005】すなわち、冷却ファンの動作により、対流
が生じて外部からほこり等が入り、露光用ガラス板20
5の上下面やフレネルレンズ213の上下面に付着す
る。また、密着プリンタ201の周辺には、焼き付けた
感光フィルム207を現像する現像装置(図示省略)を
設置することが多い。現像装置は、通常、アンモニアを
使用しているが、このアンモニアがガス化して密着プリ
ンタ201の筐体202内に入り込む。そして、アンモ
ニアガスは、空気中の水蒸気等と反応してアンモニア化
合物となり、これが露光用ガラス板205の表面や、フ
レネルレンズ213の表面に付着してこれらを曇らせ
る。このようなフレネルレンズ213等に曇りがある
と、画像が不鮮明になったり、露光時間が長くなる。こ
のような曇り等に対して、密着プリンタ201を分解し
て露光用ガラス板205及びフレネルレンズ213の上
下面の合わせて4面を磨くことにより対処しているが、
こうした磨き作業(清掃)は、時間がかかり面倒であ
り、しかも、清掃時にフレネルレンズ213の表面に傷
を付けるという問題があった。
【0006】さらに、冷却ファンから光源215に送ら
れた風は、該光源215によって加熱されて、フレネル
レンズ213と露光用ガラス板205との間にも流れ、
この間に滞留する。この滞留した空気は、熱的変形の影
響を大きく受け易いプラスチックレンズであるフレネル
レンズ213のレンズ面213aを熱変形させる。例え
ば、直径1000mmのフレネルレンズ213の場合で
は、20℃の温度変化で1.5mmの伸縮を生じる。こ
のようなフレネルレンズ213の伸縮は、画像の複写精
度を低下させているという問題もあった。
【0007】また、原稿の焼き付けを繰り返すことによ
り、露光用ガラス板205が加熱され、この熱が露光用
ガラス板205上を介して原稿203や感光フィルム2
07に伝わってこれらが伸縮する。そして、これらの膨
張率の差に依拠して、見当ずれを生じる原因にもなって
いた。
【0008】さらに、密着プリンタ201が設置されて
いる雰囲気の温度に急激な変化が生じると、フレネルレ
ンズ213等の表面に結露して、この結露の影響による
画質の低下を生じるという問題もあった。
【0009】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、掃除が簡単であり、かつフレネルレンズ
の熱歪を生じないで、精度の高く、かつ優れた画質を得
ることができる密着プリンタを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、露光用透明板と感光材料との間に
原稿を挟持すると共に、露光用透明板側からフレネルレ
ンズを介して光源からの光を照射することにより、感光
材料に原稿の画像を焼き付ける密着プリンタにおいて、
上記露光用透明板とフレネルレンズとを所定距離隔てる
と共に、露光用透明板、フレネルレンズ及び連結支持部
材により形成された光路室を気密または半気密にシール
するシール部材と、上記光路室に接続され、該光路室内
に対して空気を送風及び排出する空気送風排出手段と、
空気送風排出手段により光路室内に送風される空気を清
浄化する清浄化手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の空気
送風排出手段として、外気を光路室内に送風する送風手
段と、光路室の一端に設けられ、光路室内の空気が所定
圧以上になったときに外気と連通する開閉弁とを備える
ことにより構成したものである。
【0012】さらに、請求項3の発明は、空気送風排出
手段として冷却手段を備え、光路室内の空気を上記冷却
手段を介して循環させる循環経路を備えることにより構
成したものである。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に係る密着プリンタでは、光
源からフレネルレンズを通った光は、露光用透明板を介
して原稿に照射される。これにより、原稿の画像が感光
材料に焼き付けられる。
【0014】また、フレネルレンズと露光用透明板と
は、連結支持部材により所定距離隔てて支持されると共
に、その間が光路室となっている。フレネルレンズと露
光用透明板との間が所定距離隔てた光路室となっている
のは、フレネルレンズの近傍でのゴーストの影響を回避
するためである。また、光路室は、連結支持部材、露光
用透明板及びフレネルレンズとの間に生じる隙間をシー
ルするシール部材を介在させることにより、気密または
半気密になっている。さらに、光路室に対して空気を送
風及び排出する空気送風排出手段が接続され、この空気
送風排出手段により光路室内に送風される空気を清浄化
する清浄化手段が設けられている。
【0015】したがって、光路室内には、清浄化手段に
よって清浄化された空気が空気送風排出手段により導入
される。その結果、光路室には、ほこりやアンモニアガ
ス等の成分を含んだ空気が入りこまず、僅かに入って
も、速やかに排出される。よって、ほこり等が光路室に
面するフレネルレンズのレンズ面や露光用透明板の内面
に付着することがなく、これらを清掃する必要がない。
【0016】また、光路室内の空気は、光源から発する
熱で上昇するが、空気送風排出手段によって送風される
空気と交換される。よって、感光材料や原稿に伝わる熱
の影響をなくし、高品質な画像が得られる。
【0017】さらに、光路室内へ導入される空気は、光
路室内の温度を低下させるから、光路室の温度と外気温
との差に伴うフレネルレンズ等への結露を防止する。
【0018】請求項2の発明における空気送風排出手段
として、開閉弁と送風手段により構成したものであり、
送風手段により光路室内に送風することにより開閉弁を
介して光路室内の空気を速やかに交換する。
【0019】さらに、請求項3の発明における空気送風
排出手段は、冷却手段を備えるとともに、光路室内の空
気を冷却手段を介して循環経路にて循環させている。し
たがって、光路室内の空気は、清浄化手段により清浄化
されると共に、冷却手段により冷却される。
【0020】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0021】図1は密着プリンタ1の外観図、図2はそ
の断面図である。密着プリンタ1は、筐体2と、この筐
体2の上部に設けられた露光部3と、この露光部3の下
方に設けられた光源部8と、光源部8を冷却する冷却部
(図示省略)と、露光部3上にて感光フィルムFと原稿
G(図5参照)とを密着させる密着機構部10と、露光
部3に送風する送風機構12とを主要な構成としてい
る。
【0022】上記露光部3は、図3及び図4に示すよう
に、露光用ガラス板31と、上面保護ガラス32及び下
面保護ガラス33に挟まれたフレネルレンズ34を有す
るレンズ部35と、上記露光用ガラス板31とレンズ部
35との間を支持する連結支持部37とを備えている。
フレネルレンズ34は、アクリル樹脂から形成され、上
面がレンズ面34aに、下面が平面に形成されている。
【0023】連結支持部37は、断面コ字形の下枠体4
1及び上枠体43を断面四角形に組み合わせて構成され
ている。下枠体41の内側フランジ部45には、独立気
泡性スポンジからなるレンズ面用シール部材47を介し
て上記下面保護ガラス33が保持されている。この下面
保護ガラス33の上面には、フレネルレンズ34が配置
され、さらに、このフレネルレンズ34のレンズ面34
aを上面保護ガラス32で覆っている。上記フレネルレ
ンズ34及び上面保護ガラス32は、シール部材等を介
してL字形止め具59等によりネジ止め固定されてい
る。一方、上枠体43の上面部には、ゴム製のシール部
材63が該上枠体43の上面に沿って装着されている。
【0024】上記露光用ガラス板31とフレネルレンズ
34とは、その間を連結支持部37により所定距離を隔
てて平行に設置され、この間のスペースが光路室67と
なっている。この光路室67は、フレネルレンズ34の
レンズ面34a付近に発生するゴースト、すなわち、局
部的な集光及びレンズ面34aの溝目による乱反射の影
響を回避する作用を有している。光路室67は、上記シ
ール部材63及びレンズ面用シール部材47等によりシ
ールされることにより、連結支持部37と、露光用ガラ
ス板31及びレンズ部35との間の部分にて気密状態と
なっている。
【0025】また、露光部3は、図2の実線に示すよう
に、筐体2に対して、ロック機構(図示省略)でロック
されてその上方開口端を蓋するように収納されると共
に、図2の2点鎖線に示すように、ロック機構が外され
ると、ガイド71で矢印方向へ案内されながら、ばね付
きの支持棒77及び支持アーム78により所定角度で保
持されて開くように構成されている。
【0026】光源部8は、椀状のリフレクタ81のほぼ
中央に位置する光源85と、フィルタ86と、反射鏡8
7とを備えている。この光源85は、点光源に近い無電
極光源であり、点灯時には、フィルタ86及び反射鏡8
7を介して感光フィルムFを露光させる波長の紫外線を
照射するものである。
【0027】冷却部9は、図示しないファンにより外気
を光源85に対して送風して、該光源85を冷却するよ
うに構成されている。
【0028】密着機構部10は、密着プリンタ1の前端
側のローラカバー105内の図示しないスプリングロー
ラに巻回収納され、その一端が筐体2の前端(図2左
側)に固定されたゴム製のシート104と、このシート
104を露光用ガラス板31上でスプリングローラから
展開したり当該ローラに卷き取ったりするシート巻取り
展開機構(図示省略)と、図2右側の連結支持部37を
貫通して設けられた排気部107に接続された吸引装置
(図示省略)とを備えている。
【0029】上記送風機構12は、図3に示すように、
連結支持部37の下側方周辺に配置されている。この送
風機構12は、水平板2A上に配置されると共に連結支
持部部37に固定された冷却ファン121を備えてい
る。冷却ファン121は、モータ(図示省略)により駆
動される汎用の送風機である。冷却ファン121の吹出
開口123は、管路126の一端に接続されている。こ
の管路126の他端は、連結支持部37の側壁に形成さ
れた導入用開口128に接続されている。
【0030】また、上記管路126の途中には、吹出開
口123に臨んで吸着フィルタ125が設置されてい
る。この吸着フィルタ125は、管路126を流通する
空気に含まれているほこり等を除去するとともに、アン
モニアガス等を吸着する活性炭等を含んだフィルタであ
る。
【0031】一方、光路室67の上記導入用開口128
の対向する側の連結支持部37には、図4に示すよう
に、排出用開口129が形成されている。この排出用開
口129には、管路131が接続されており、さらにこ
の管路131には、吸着フィルタ133を収納したフィ
ルタ収納体135に接続されている。フィルタ収納体1
35の下方は、開口135aとなっており、下枠体41
に形成された開口41aを通じて外気に連通している。
したがって、光路室67の空気は、その内圧が外気より
高いときに吸着フィルタ133、開口135a、開口4
1aを通じて排出される。
【0032】次に密着プリンタ1の焼き付け動作につい
て説明する。まず、露光用ガラス板31上に原稿Gを載
置し、さらに原稿G上に感光フィルムFを乗せる。次
に、シート巻取り展開機構によりローラカバー105か
らシート104が感光フィルムFを覆うように展開され
る。このとき、シート104の周縁は、シール部材63
によりシールされる。さらに吸引装置により排気部10
7を介して上記シール箇所を通じてシート104で覆わ
れているスペースを排気し、シート104で感光フィル
ムFと原稿G及び原稿Gと露光用ガラス板31とを積層
状態に密着させる。
【0033】次に、光源85を点灯すると、光源85か
らの放射状の光は、フレネルレンズ34により平行な光
に修正されて原稿Gに照射される。原稿Gに入射した光
は、原稿Gを介して感光フィルムFに到って、これによ
り原稿Gの画像が感光フィルムFに正確に焼き付けられ
る。
【0034】また、密着プリンタ1の焼き付け動作と同
時に、図5に示すように、送風機構12により光路室6
7への送風が行なわれる。すなわち、図示しない電源ス
イッチの起動と同時に、冷却ファン121が駆動される
と、冷却ファン121からの空気は、吹出開口123か
ら管路126を介して光路室67へ圧送される。このと
き、冷却ファン121から送風される空気は、吸着フィ
ルタ125を通過する際に、ほこりやアンモニアガス等
が除去されて光路室67に入る。このとき、光路室67
は、ガラス面用のシール部材63及びレンズ面用のシー
ル部材47でシールされて気密になっているから、冷却
ファン121から圧送される空気により、光路室67内
の気圧が高くなる。気圧の高くなった光路室67内の空
気は、連結支持部37の排出用開口129から管路13
1を通じて吸着フィルタ133側へ送られ、さらに、吸
着フィルタ133にてほこり等が吸着された後に、開口
135a、開口41aを通じて外部へ排出される。な
お、光路室67は、吸着フィルタ133を介して外気に
連通しているが、光路室67内の圧力が外気より小さく
なっても、吸着フィルタ133が外気からのほこりを除
去するから、光路室67にはほこり等が入ることがな
い。
【0035】したがって、光路室67内の空気は、冷却
ファン121から吸着フィルタ125を介して圧送され
る清浄化された空気と交換される。その結果、光路室6
7内にほこり等が入り込むことがほとんどなく、僅かに
入っても光路室67内から速やかに外部へ排出される。
よって、フレネルレンズの34のレンズ面34aや露光
用ガラス板31の表面にほこり等が付着することがな
く、フレネルレンズ34のレンズ面34aや露光用ガラ
ス板31の内面を清掃する必要もない。
【0036】なお、露光用ガラス板31の上面の付着物
を除去するには、洗浄用の溶剤を用いて磨き掃除を行え
ばよい。また、下面保護ガラス33の下面を掃除するに
は、露光部3を筐体2に保持しているロック機構を外
し、ガイド71の案内にて露光部3の前端を持ち上げ、
支持棒77により所定角度開いた状態で露光部3を保持
する。この状態にて、下面保護ガラス33の下面を清掃
する。したがって、清掃する面が露光用ガラス板31の
上面と下面保護ガラス33の下面の合わせて2面でよ
く、露光部3を分解して露光用ガラス板31の下面や下
面保護ガラス33の上面を磨かなくてもよいので、清掃
が簡単である。
【0037】また、光源85により発する熱は、フレネ
ルレンズ34等を介して光路室67内の空気へ伝えられ
るが、光路室67の空気は、冷却ファン121から送風
される外気と交換される。よって、感光フィルムFや原
稿Gは、光路室67から伝わる熱の影響を受けなくな
り、その伸縮に伴う画像の品質の低下を招かない。
【0038】さらに、冷却ファン121から光路室67
内へ送風される空気によって、光路室67内の温度が外
気温と同一になるから、光路室67内の温度と外気温と
の差に伴うフレネルレンズ34や露光用ガラス板31等
に結露することを防止することができる。
【0039】図6は本発明の他の実施例に係る要部の断
面図である。すなわち、連結支持部37の排出用開口1
29には、逆止弁141が設けられている。逆止弁14
1は、弁体143と、この弁体143に閉弁方向へ付勢
するスプリング145とを備えており、この弁体143
は、光路室67内の圧力が外気圧より所定圧以上高い場
合にはスプリング145の付勢力に抗して開き、外気圧
より低い場合にはスプリング145の付勢力で閉じるよ
うに動作する。
【0040】上記他の実施例において、冷却ファン12
1によって送風される空気は、吹出開口123から管路
126を介して光路室67へ圧送される。そして、光路
室67の圧力が所定圧以上になったときに、逆止弁14
1が開き、光路室67内の空気が外部へ排出される。し
たがって、光路室67内の空気は、冷却ファン121か
ら送風される清浄化される空気と交換される。なお、逆
止弁141は、冷却ファン121の送風により光路室6
7内の圧力が高くなったときだけ開弁し、それ以外のと
きは閉弁しているから、冷却ファン121の非駆動時に
ほこり等を含んだ外気が入り込むことがない。
【0041】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0042】(1) 上記実施例では、冷却ファン12
1を露光部3の連結支持部37に固定し、露光部3の開
閉と同時に、冷却ファン121も露光部3と一体的に移
動するように構成したが、これに限らず、冷却ファン1
21を筐体2の水平板2Aに固定し、光路室67に蛇腹
式の可撓性ホースを用いて接続してもよい。
【0043】(2) 光路室67を外気に連通させる逆
止弁は、上記実施例のように、スプリングを利用した空
気圧弁のほかに、ソレノイドを利用した電磁弁であって
もよい。この場合に、冷却ファン121の駆動と連動し
て開くように構成する。
【0044】(3) 図6の実施例では、冷却ファン2
1は外気を直接取り入れて光路室67へ圧送する構成と
したが、冷却ファン121の導入口と逆止弁の吹出口と
を連通させる管路を設けて、光路室67内の空気を循環
させてもよい。この場合には、外気のほこり等が入り込
むことが一層防止されるという効果がある。なお、この
実施例においても、循環経路に冷却手段を設けることに
より冷却効果を増大させることができる。
【0045】(4) 上記実施例では、露光部3を筐体
2に対して所定角度回動するようにして筐体2の上部を
開ける構成としたが、露光部3を水平方向へスライド可
能とする開閉構造や取り外し可能な構造であってもよ
い。
【0046】(5) 上記実施例における連結支持部3
7は、露光用ガラス板31及びフレネルレンズ34と別
部材で形成しているが、これを露光用ガラス板31やフ
レネルレンズ34等に一体となる構造としてもよい。例
えば、露光用ガラス板31に光路室となる凹所を形成
し、露光用ガラス板31の周縁部を連結支持部とするよ
うに露光用ガラス板31と一体の形状にした構成でもよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
連結支持部材、露光用透明板及びフレネルレンズとの間
に生じる隙間をシール部材によって気密又は半気密して
構成された光路室には、清浄化手段によって清浄化され
た空気が空気送風排出手段によって送風される。該送風
された空気によって光路室内の圧力が高まり、光路室内
の空気が排出される。よって、光路室内には、清浄化さ
れた空気が送り込まれ、ほこりやアンモニアガス成分等
がほとんど入り込むことがなく、僅かにほこり等が入っ
ても、速やかに外部へ排出される。その結果、光路室に
面するフレネルレンズのレンズ面や露光用透明板の内面
が汚れることがなく、清掃する必要がない。
【0048】また、光路室内の空気は、光源から発する
熱を受けるが、空気送風排出手段による外気の導入によ
り、感光材料や原稿に伝わる熱の影響をなくす。よっ
て、焼き付け時に熱による感光材料や原稿等の収縮がほ
とんどなく、画質が劣化することがない。さらに、光路
室内へ導入される空気は、光路室内の温度を外気温と同
一にするから、光路室内の温度と外気温との差に伴うフ
レネルレンズ等の結露を防止する。
【0049】請求項2の発明における空気送風排出手段
は、開閉弁と送風手段により構成することにより、送風
手段による空気圧が所定以上になったときに、開閉弁が
開いて光路室内の空気を確実に排出することができる。
【0050】さらに、請求項3の発明における空気送風
排出手段は、冷却手段を備え、光路室内の空気を冷却手
段を介して循環経路にて循環させている。したがって、
光路室内の空気は、循環経路を介して冷却されながら循
環するので、冷却効果に優れると共に、ほこり等を含ん
だ空気が混入することなく、清浄化が一層維持されるこ
とになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる密着プリンタの外観を
示す斜視図。
【図2】同実施例の密着プリンタの概略を示す縦断面
図。
【図3】同実施例の密着プリンタの露光部及び送風機構
の要部を示す断面図。
【図4】同実施例の密着プリンタの露光部の要部を示す
断面図。
【図5】同実施例の作用を説明するための概略構成図。
【図6】同実施例の密着プリンタの露光部の要部を示す
断面図。
【図7】従来の密着プリンタの概略構成を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1…密着プリンタ 2…筐体 2A…水平板 3…露光部 8…光源部 10…密着機構部 12…送風機構 31…露光用ガラス板 32…上面保護ガラス 33…下面保護ガラス 34…フレネルレンズ 34a…レンズ面 35…レンズ部 37…連結支持部 41…下枠体 41a…開口 43…上枠体 45…内側フランジ部 47…シール部材 59…L字形止め具 63…シール部材 67…光路室 71…ガイド 77…支持棒 78…支持アーム 81…リフレクタ 85…光源 86…フィルタ 87…反射鏡 104…シート 105…ローラカバー 107…排気部 121…冷却ファン 123…吹出開口 125…吸着フィルタ 126…管路 128…導入用開口 129…排出用開口 131…管路 133…吸着フィルタ 135…フィルタ収納体 141…逆止弁 143…弁体 145…スプリング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−243042(JP,A) 特開 平4−265963(JP,A) 実公 昭42−2090(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光用透明板と感光材料との間に原稿を
    挟持すると共に、露光用透明板側からフレネルレンズを
    介して光源からの光を照射することにより、感光材料に
    原稿の画像を焼き付ける密着プリンタにおいて、 上記露光用透明板とフレネルレンズとを所定距離隔てる
    と共に、露光用透明板、フレネルレンズ及び連結支持部
    材により形成された光路室を気密または半気密にシール
    するシール部材と、 上記光路室に接続され、該光路室内に対して空気を送風
    及び排出する空気送風排出手段と、 空気送風排出手段により光路室内に送風される空気を清
    浄化する清浄化手段と、 を備えたことを特徴とする密着プリンタ。
  2. 【請求項2】 空気送風排出手段は、外気を光路室内に
    送風する送風手段と、光路室の一端に設けられ、光路室
    内の空気が所定圧以上になったときに外気と連通する開
    閉弁とを備えた請求項1に記載の密着プリンタ。
  3. 【請求項3】 空気送風排出手段は、冷却手段を備え、
    光路室内の空気を上記冷却手段を介して循環させる循環
    経路を備える請求項2に記載の密着プリンタ。
JP4161966A 1992-05-28 1992-05-28 密着プリンタ Expired - Lifetime JP2709350B2 (ja)

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