JP2709276B2 - 遊技機用シンボル識別装置 - Google Patents

遊技機用シンボル識別装置

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JP2709276B2
JP2709276B2 JP6294129A JP29412994A JP2709276B2 JP 2709276 B2 JP2709276 B2 JP 2709276B2 JP 6294129 A JP6294129 A JP 6294129A JP 29412994 A JP29412994 A JP 29412994A JP 2709276 B2 JP2709276 B2 JP 2709276B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシンボル列を用いた遊技
機に関し、詳しくはシンボル列を構成しているシンボル
の種類を短時間で確実に識別するためのシンボル識別装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シンボル列を用いた遊技機としてスロッ
トマシンが知られている。スロットマシンでは、例えば
3個のリールの各々に複数種類のシンボルを一定ピッチ
で配列しておき、ゲームの開始とともに全てのリールを
一斉に回転させる。そして、これらのリールが停止した
ときに、表示窓に現れているシンボルを所定の入賞ライ
ンにしたがってリールごとに組み合わせ、その組み合わ
せが入賞に該当しているときにメダルの配当を受けるこ
とができる。
【0003】最近のスロットマシンの多くは、各リール
をステッピングモータの駆動軸に直結して駆動している
ものが多い。ステッピングモータは駆動パルスが入力さ
れるごとに等角回転を行うから、入力された駆動パルス
の個数が分かればモータの回転角は一義的に求められ
る。ただし、ステッピングモータには、駆動パルスの入
力個数と回転角との対応が狂ってしまう脱調現象が生じ
ることがあり、この場合には駆動パルスの個数からモー
タの回転角を決めることができなくなる。
【0004】こうした事態に対処するために、リールの
基準位置に信号片を設けておき、リールが一回転するご
とにこの信号片の通過を光電検出してリセットパルスを
得るようにしている。リールの一回転はステッピングモ
ータの一回転に一致し、その一回転ごとにカウンタ(計
数手段)の計数値がリセットされる。したがって、カウ
ンタはステッピングモータの一回転内での駆動パルスの
個数を計数することになり、この計数値によりステッピ
ングモータの一回転内の回転角が得られるようになる。
さらに、リール上でのシンボルの配列ピッチ及びシンボ
ルの種類は予め分かっているから、ステッピングモータ
が停止した時点でのカウンタの計数値に基づいて、特定
位置、例えば入賞ライン上で停止しているシンボルの種
類を識別することができる。
【0005】このようなシンボルの識別処理のために、
シンボルの種類ごとに定めたシンボルコード(シンボル
情報)を、リールごとにその配列順に格納した絵柄テー
ブルメモリ(記憶手段)が用いられている。シンボルコ
ードには配列順にしたがってアドレスが割り当てられ、
しかもこれらのアドレスはカウンタの計数値に対応づけ
られている。したがって、リール停止時のカウンタの計
数値に基づいてアドレスが決まり、このアドレスをもと
に絵柄テーブルを対照すれば、入賞ライン上で停止して
いるシンボルの種類が分るようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これまでの
スロットマシンでは、上述したようにリールが一回転す
るごとにリセット信号を得ているため、カウンタはリー
ルの一回転を基準にして駆動パルスの計数を行ってい
る。そして、これに対応して絵柄テーブルにはリール一
回転分のシンボルコードをアドレスとともに順次に配列
しておかなくてはならない。このため、カウンタの計数
値が特定された後、その計数値に基づいて絵柄テーブル
を対照する際には、1リール分のシンボルコードの配列
中から特定のアドレスが割り当てられたシンボルコード
を検索しなくてはならず、検索処理時間が長いという欠
点があった。
【0007】本発明は上記欠点を解決するためになされ
たもので、シンボルコードが配列された絵柄テーブル中
から短時間で所定のシンボルコードを検索することがで
きるようにした遊技機用シンボル識別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、複数種類のシンボルが配列されたシンボ
ル列に複数の基準位置を設定し、シンボル列の移動時に
各々の基準位置の通過を検知して複数のリセット信号を
得、各々のリセット信号で計数手段の計数値をリセット
するようにしてある。そして絵柄テーブルを構成する記
憶手段には、各々の基準位置に対応して複数種類のシン
ボル情報を用意しておき、シンボル識別手段によって、
それぞれの基準位置ごとに複数種類のシンボル情報の中
から対応するものを選択して計数手段の計数値との対照
によりシンボルの種類を識別するようにしたものであ
る。
【0009】
【作用】シンボル列の移動が行われると、これに同期し
て得られる信号が計数手段で計数される。シンボル列の
複数の基準位置の通過ごとにリセット信号発生手段から
リセット信号が発生され、各々のリセット信号の発生ご
とに計数手段の計数値がリセットされるため、計数手段
は基準位置から次の基準位置までの間でシンボル列の移
動に同期して発生される信号を計数する。シンボル識別
手段は、シンボル列のいずれの基準位置の通過により計
数手段がリセットされたかによって記憶手段の中から所
定のシンボル情報を選択し、計数手段の計数値と対照し
てシンボルの種類を検索する。
【0010】
【実施例】本発明を用いたスロットマシンの外観を示す
図2において、スロットマシンの本体部1の前面にはフ
ロントドア2が軸着され、そのパネル表示部2aには縦
長のシンボル表示窓3が3個並列されている。各々のシ
ンボル表示窓3を通して、第1〜第3リール5a〜5c
のシンボルを3個ずつ観察することができる。
【0011】前記パネル表示部2aには、横3本、斜め
2本の入賞ラインが記されており、コイン投入口6から
の投入コイン枚数に応じて有効化される入賞ラインの本
数が決められる。また、符号7はコイン投入後にリール
5a〜5cを起動させるためのスタートレバーを示し、
また符号8a〜8cは回転しているリール5a〜5cを
リールごとに停止させるときに操作されるストップボタ
ンを示している。
【0012】前記第1リール5aの要部を示す図1にお
いて、ステッピングモータ10aの駆動軸11aに固定
される第1リール5aは、リール本体12と、これにビ
ス止めされる取付け板13と、リール本体12の外周に
貼付されたシンボルシート14とからなる。
【0013】リール本体12は、ブリッジ部16ととも
にプラスチックで一体成形された枠体12aと、遮光帯
17aとともにプラスチックで一体成形された枠体12
bとからなり、これらの枠体12a、12bは連結ロッ
ド18によって一体に結合されている。また、シンボル
シート14は柔軟性をもったプラスチックシート等で作
製され、その表面には一定ピッチでシンボルマークが配
列されている。
【0014】リール本体12に取付け板13をビス止め
し、ステッピングモータ10aの駆動軸11aを、取付
け板13の孔13aに挿通した後、止めネジ19を緊締
することによって第1リール5aは駆動軸11aに固着
され、第1リール5aは駆動軸11aと一体に回転され
るようになる。なお、前記駆動軸11a、孔13a、さ
らにブリッジ部16と取付け板13の突出部の各々には
平坦部が形成されているため、これらは常に一定の角度
位置で固定されるようになる。
【0015】前記遮光帯17aは右リール体12bの内
側に半周にわたって形成されている。遮光帯17aの回
転路に跨がるようにフォトセンサ20aが設けられてお
り、遮光帯17aの通過はこのフォトセンサ20aによ
って光電検出される。ステッピングモータ10aによっ
てリール5aは反時計方向に回転されるから、フォトセ
ンサ20aからの光電信号は、遮光帯17aの前縁17
fが通過した瞬間に立ち上がり、後縁17rが通り過ぎ
た瞬間に立ち下がるようになる。
【0016】そして遮光帯17aは、前述のように円周
方向で半周の長さに設定されていることから、リール5
aが任意の位置から半回転したときには、フォトセンサ
20aは遮光帯17aの前縁17fもしくは後縁17r
の通過を検出する。
【0017】また、遮光帯17aの位置と一定関係とな
る位置、例えば後縁17rの位置には指標Sが刻印され
ており、この指標Sを基準にしてシンボルシート14が
リール本体12の外周に貼付される。この結果、駆動軸
11aの回転位置、遮光帯17aの角度位置、シンボル
シート14上のシンボルマークの配列位置とは、互いに
一定の相対関係をもつようになり、フォトセンサ20a
は前縁17f,後縁17rの通過を検出するごとに、リ
ール5aの2つの基準位置の通過を検出することにな
る。なお、第2リール5b、第3リール5cについて
は、シンボルシートに配列されるシンボルマークの種
類、配列順が異なるだけで、その他の構造については、
この第1リール5aの構造と全く同様となっている。
【0018】図3は上記スロットマシンの回路構成を示
すもので、破線Xで囲んだ部分はマイクロコンピュータ
で構成されている。第1〜第3リール5a〜5cを駆動
するステッピングモータ10a、10b、10cは、ド
ライバ22a、22b、22cを介してマイクロプロセ
ッサユニット(以下、MPUという)23に接続されて
いる。各リールに一体化された遮光帯17a、17b、
17cの通過を検出するためのフォトセンサ20a、2
0b、20cにはリセット信号発生回路24a、24
b、24cが接続されている。
【0019】リセット信号発生回路24a〜24cは、
対応するフォトセンサ20a〜20cからの光電信号の
変化、すなわち光電信号の立ち上がりと立ち下がりとを
識別して検出するための微分回路と、この微分出力の
正、負に対応して各々異なったデータを含む信号を出力
するエンコーダとからなり、その信号出力はリセット信
号としてMPU23に供給される。
【0020】MPU23は、クロックパルス発生回路2
5から供給されるクロックパルスに基づいてドライバ2
2a〜22cに駆動パルスを出力する。ドライバ22a
〜22cに供給される駆動パルスの個数を計数するため
に、各々カウンタ26a、26b、26cが設けられて
いる。ステッピングモータ10a〜10cはドライバ2
2a〜22cに駆動パルスが入力されるごとに単位ステ
ップ角回転し、各リールはこれと一体に回転するから、
結果的にカウンタ26a〜26cはリールの回転に同期
して発生される駆動パルスを計数することになる。これ
らのカウンタ26a〜26cの計数値は、ステッピング
モータ10a〜10cの駆動が停止した時点でMPU2
3にフィードバックされる。また、各カウンタ26a〜
26cはリセット端子を備え、MPU23からリセット
パルスが供給されるとカウンタの計数値は「0」にリセ
ットされる。
【0021】プログラムROM27は、ゲーム進行に対
応してMPU23の処理を管制し、また後述するように
ステッピングモータ10a〜10cの停止制御を行う。
乱数値サンプリング回路28は、ランダムに発生される
乱数値の中からスタートレバー7が操作されたタイミン
グで乱数値をサンプリングする。確率テーブル29は、
発生される乱数値の範囲をペイアウト率に対応して区画
したもので、前述のようにしてサンプリングされた乱数
値がどのような入賞の区画に該当する値であるか、ある
いはハズレに該当する値であるかを判定する。
【0022】停止シンボル決定回路30は、入賞テーブ
ル29の判定結果に対応した入賞あるいはハズレがでる
ようにシンボルの組み合わせを決定する。すなわち、例
えばサンプリングされた乱数値がジャックポットのよう
な大ヒットに該当しているときには、有効化された入賞
ラインP上に大ヒットを構成するシンボルが配列される
ように、各リール5a〜5cの停止位置を制御する。
【0023】絵柄テーブル32はROMで構成され、第
1〜第3リール5a〜5cに対応して3種のアドレス範
囲R1 、R2 、R3 に分けられており、これらのアドレ
ス範囲R1 、R2 、R3 の各々は、さらにR1a、R1b
2a、R2b、R3a、R3bのアドレス領域に分割されてい
る。これらのアドレス領域には、シンボルマークをコー
ド化したシンボルコードが、各リールごとの配列にした
がってアドレス順に格納される。
【0024】そして、アドレス領域R1aの先頭番地に
は、第1リール5aの遮光帯17aの前縁17fがフォ
トセンサ20aを通過する時点で、入賞ラインP上を通
過するシンボルマークを表すシンボルコードが格納さ
れ、またアドレス領域R1bの先頭番地には、遮光帯17
aの後縁17rがフォトセンサ20aを通過する時点で
入賞ラインP上を通過するシンボルマークを表すシンボ
ルコードが格納されている。前縁17fはリール5aの
一方の基準位置に対応し、後縁17rはリール5aの他
方の基準位置に対応しているから、絵柄テーブル32の
アドレス範囲R1 には、基準位置の種類に対応して2種
類のシンボルコード配列が用意されることになる。
【0025】入賞判定回路33は、リール5a〜5cの
全てが停止したときに、入賞ラインP上のシンボルマー
クの組み合わせが入賞に該当しているか否かを確認す
る。このため入賞判定回路33には、入賞に該当するシ
ンボルコードの組み合わせ、及びその入賞に対応したコ
イン払出し枚数データをメモリした入賞テーブル34が
接続されている。払出し制御回路35は、入賞判定の結
果、そのゲームで入賞が得られた時にMPU23の指令
にしたがって作動し、ホッパー装置36を介して入賞に
該当した枚数のコインを払出す。
【0026】上記スロットマシンの作用は次のとおりで
ある。ゲームの開始に先立って、コイン投入口6から投
入されたコインの枚数に応じて入賞ラインの有効化本数
が決定され、スタートレバー7のロックが解除される。
スタートレバー7を操作すると、第1〜第3リール5a
〜5cが一斉に回転を開始し、シンボルマークはリール
の回転とともに移動する。
【0027】これと同時に、乱数値サンプリング回路2
8によって特定の乱数値がサンプリングされる。この乱
数値は確率テーブル29と対照され、開始されたゲーム
の入賞の種別(ハズレも含む)が設定される。
【0028】第1〜第3リール5a〜5cが起動され
て、その回転が半回転に達するまでには、各々のフォト
センサ20a〜20cからは光電信号の立ち上がりもし
くは立ち下がりが検出される。この検出信号は、リセッ
トパルス発生回路24aによってリセット信号としてM
PU23に入力され、さらに各々対応したカウンタ26
a〜26cの計数値を「0」にリセットする。
【0029】そして、さらにステッピングモータ10a
〜10cの回転が継続されてゆくと、カウンタ26a〜
26cは駆動パルスの数を計数し、また半回転ごとに
「0」にリセットされるようになる。
【0030】このようにしてカウンタ26a〜26cの
計数値がリセットされる度に、カウンタ26a〜26c
での計数値をもとにして、MPU23は絵柄テーブル3
2を参照しながら入賞ラインPを通過するシンボルマー
クを監視する。そしてこの実施例では、リール5a〜5
cのいずれも、半回転すればフォトセンサ20a〜20
cからの光電信号の立ち上がりあるいは立ち下がりによ
るリセット信号が得られることになる。
【0031】このシンボルコードの検索時には、その直
前にカウンタ26aをリセットしたリセット信号がリー
ル5aのいずれの基準位置通過によるものであるかが識
別される。すなわち、カウンタ26aの計数値が光電信
号の立ち上がりでリセットされた以降のものであるか、
あるいは光電信号の立ち下がりでリセットされた以降の
ものであるかが識別される。そして、計数値が光電信号
の立ち上がりでリセットされた以降のものであるときに
は、アドレス領域R1a内のシンボルコードデータが対照
され、計数値に対応したアドレスに書き込まれているシ
ンボルコードが取り込まれる。また、光電信号の立ち下
がりでリセットされた以降のものであるときには、アド
レス領域R1b内のシンボルコードデータが取り込まれ
る。
【0032】その後、例えばストップボタン8aが操作
されると、その操作タイミングをもとにして停止シンボ
ル決定回路30が作動し、確率テーブル29によって予
定された入賞が得られるようにステッピングモータ10
aの停止を制御する。このため、カウンタ26aの計数
値に基づき、絵柄テーブル32のアドレス範囲R1 にメ
モリされたシンボルコードが参照され、入賞ラインP上
で停止させる第1リール5aのシンボルマークが決めら
れ、これが満足されるようにステッピングモータ10a
が駆動制御される。
【0033】同様に、第2リール5b、第3リール5c
についても、ストップボタン8b、8cの操作タイミン
グと確率テーブル29からのデータに基づいて、カウン
タ26b、26cでの計数値を各々のアドレス領域
2a、R2b、R3a、R3b内のデータと対照させながら、
入賞ラインP上で所定のシンボルマークを停止させるよ
うにステッピングモータ10b〜10cの駆動が制御さ
れる。
【0034】以上のようにしてステッピングモータ10
a〜10cが停止制御され、第1〜第3リール5a〜5
cが停止されると、その時点でカウンタ26a〜26c
の計数値から再び絵柄テーブル32が参照され、入賞ラ
インP上で停止しているシンボルマークの組み合わせが
入賞判定回路33で確認される。そして入賞が得られた
場合には、その入賞に対応した枚数のコインが払出し制
御回路35、ホッパー装置36を介して払出され、1回
のゲームが終了する。
【0035】上述のように、絵柄テーブル32に光電信
号の立ち上がり及び立ち下がりによる異種のリセット信
号に対応し、2種類のシンボルコード配列を格納してあ
るから、カウンタ26a〜26bの計数値からシンボル
コードを検索する場合の処理時間を短縮化することがで
きる。
【0036】また、ステッピングモータ10a〜10c
が半回転した時点でリセット信号が得られるため、第1
〜第3リール5a〜5cの起動後には、リール半回転分
の待機時間を設けておけばよく、したがって、スロット
マシンを効率的に稼働させる上でも有利である。
【0037】図4に示した本発明の他の実施例は、ステ
ッピングモータ40の駆動軸41に扇型の遮光帯42を
固定した例を示している。駆動軸41には永久磁石から
なるロータ43も固定され、これらは巻芯及びコイルか
らなるステータ44を保持した外装ケース45に挿入さ
れる。ベース板46には、外装ケース45に嵌装される
支持筒47が固定されており、この支持筒47の内壁に
はフォトセンサ48が取付けられている。
【0038】フォトセンサ48の投、受光部は、遮光帯
42の回転面を挟むように配置されており、遮光帯42
の通過を光電検出する。フォトセンサ48からの光電信
号は、前記実施例と同様に構成されたリセット信号発生
回路49に供給される。したがって、このリセット信号
発生回路49はフォトセンサ48からの光電信号の立ち
上がり時、及び立ち下がり時に、それぞれ異種のリセッ
ト信号を出力するようになるから、上記実施例と同様、
図3に示す絵柄テーブル32を用いてシンボルコードを
効率的に検索することができる。このように、ステッピ
ングモータ40の中に遮光帯42を組み込むと、スロッ
トマシンリールの組み立て作業時に遮光帯42を破損し
たりするおそれがなくなる。
【0039】なお、遮光帯42の開角を180°にすれ
ば、駆動軸41の半回転ごとにリセット信号が得られる
が、この開角は必ずしも180°に限定されない。ま
た、扇型の遮光帯42の代わりに、円弧状のスリットを
設けた遮光円板を駆動軸41に固定しても同様の機能を
得ることができる。
【0040】以上、リセット信号発生手段に供給する電
気信号を、フォトセンサを利用して光電的に取り出す実
施例をもとに述べてきたが、ステッピングモータの駆動
軸、あるいはこれと一体に回転するリールに固着された
信号部材の通過を、磁気センサや近接センサ等を利用し
て電気信号として取り出し、こうして取り出された電気
信号をもとにリセット信号を発生させるようにしてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の遊技機
用シンボル識別装置によれば、シンボルの配列に対応し
てシンボル情報を格納する記憶手段に、シンボル列に設
けた複数の基準位置に対応して複数種類のシンボル情報
を格納してあるから、シンボル列が移動して複数の基準
位置の通過が検知されるごとに計数手段の計数値をリセ
ットして基準位置ごとに所定のシンボル情報を選択する
ことによって、迅速にシンボルの種類を検索することが
できるようになり、従来装置と比較して短時間でシンボ
ルの識別処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたスロットマシンリールの要部分
解斜視図である。
【図2】本発明を用いたスロットマシンの外観図であ
る。
【図3】本発明を用いたスロットマシンの回路構成を示
すブロック図である。
【図4】リセット信号発生手段の他の実施例を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
5a〜5c 第1〜第3リール 10a ステッピングモータ 12 リール本体 17a〜17c 遮光帯 20a〜20c フォトセンサ 23 MPU(マイクロプロセッサユニット) 24a〜24c リセット信号発生回路 26a〜26c カウンタ 32 絵柄テーブル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンボル列を構成している複数のシンボ
    ルの配列順にしたがい、各々のシンボルに対応する所定
    のシンボル情報を格納した記憶手段と、前記シンボル列
    の移動に同期して得られる信号を計数する計数手段と、
    シンボル列の移動時にシンボル列の基準位置が通過した
    ことを検知し、前記計数手段の計数値をリセットするた
    めのリセット信号を発生するリセット信号発生手段と、
    前記計数手段の計数値に基づき前記記憶手段に格納され
    た所定のシンボル情報を対照してシンボルの種類を識別
    する識別手段とを備えた遊技機用シンボル識別装置にお
    いて、 前記シンボル列に複数の基準位置を設定し、シンボル列
    の移動時に各々の基準位置の通過を検出するごとに前記
    リセット信号発生手段からリセット信号を発生させると
    ともに、前記記憶手段を複数の基準位置に対応して複数
    のアドレス領域に区画して各々のアドレス領域にそれぞ
    複数のシンボル情報を格納しておき、前記識別手段は
    前記記憶手段から基準位置の種類に対応するアドレス領
    域に格納されている複数のシンボル情報を対照して前記
    計数値に対応したシンボルの種類を識別することを特徴
    とする遊技機用シンボル識別装置。
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JPH07284553A (ja) 1995-10-31

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