JP2708388B2 - オルガノポリシロキサンを含有する水性メークアップゲル - Google Patents

オルガノポリシロキサンを含有する水性メークアップゲル

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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特にメークアップファ
ンデーションまたはブラッシャーの形態である、顔およ
び／または体をメークアップするための化粧品分野に使
用可能な、オルガノポリシロキサンを含有する水性ゲル
に関する。本発明はまた、該ゲルを顔に適用することか
らなるメークアップ方法に関する。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】親水
性ポリマー類を主成分とする、ゲル化剤含有の親水性相
からなる水性ゲルは、しばしば、皮膚をメークアップす
るために使用される。これらの水性ゲルは、脂肪相を含
有しないものである。これらは、親水性色素（顔料）類
および／または着色剤類を添加することによって、着色
可能であり、不透明または半透明なものである。これら
のゲルは、メークアップファンデーション、ブラッシャ
ーまたはアイシャドウの調製に特に使用される。これら
の半透明な着色水性ゲルは、特に健康的な外観を与える
ことができるとして、また、適用時に清涼感があるとし
て知られている。このようなゲルの使用者は、実際、メ
ークアップをしている感覚がないものである。
【０００３】これらの従来のゲルには、脂肪がないため
に、および、ゲル化剤が存在する結果として皮膚がべと
ついてつっぱったりするために、乾燥肌の人は不快な感
覚をもつという欠点がある。さらに、すべり性がなく、
過度に急速に乾燥するため、これらのゲルを適用するこ
とは、しばしば困難である。該ゲルによれば、皮膚に不
均一なメークアップ、すなわち、明るい部分と暗い部分
が生じるメークアップがなされるものである。
【０００４】これらのゲルに伴う困難性を解消するため
には、水和剤、たとえばポリオール類、たとえばグリセ
ロールを添加することが１つの解決策であるが、これに
よって皮膚のべとつきが増すものである。したがってこ
れらの欠点から、該ゲルを使用することは困難とされ、
さらには使用されなくなっている。
【０００５】適用が簡単で、すべりが良好でよくのび、
べとつかず、急速に乾燥せずに、皮膚に均一なメークア
ップができるメークアップゲルが望まれている。本出願
人は、これらの目的を達成可能な流動性の水性メークア
ップゲルを見い出した。
【０００６】
【課題を解決するための手段および作用】本発明によれ
ば、水相、ゲル化剤としての親水性ポリマー、および水
相に溶解または分散可能な着色材料を含有する水性ゲル
形態のメークアップゲルにおいて、（ａ）シロキサンと
タンパク質とのコポリマー類および（ｂ）ジメチコーン
コポリオール類およびそれらの誘導体から選択される、
水相に溶解した少なくとも１つのオルガノポリシロキサ
ンをさらに含有し、前記ゲルが５−３０ポアズの絶対粘
度を有することを特徴とする、メークアップゲルが提供
される。
【０００７】明らかに、水溶性湿潤剤（保湿剤）として
のグリセロール、親水性ゲルポリマー、およびマクロ分
散液形態での液体シリコーンにおけるシリコーンゴムの
混合物を含有する水性スキンケアゲルは、文献：WO９２
／０９２６３から公知である。しかしながらこれらのゲ
ルは、ゴムと液体シリコーンの不均一で巨視的分散液で
あるため、曇っている。ゲル中に分散された油性小球
は、数μmの平均粒径を有する。
【０００８】このゲルは、４０から３０００ポアズ（４
から３００Pa．s）のオーダーの高い粘度の結果とし
て、安定であり、皮膚に適用されるとつぶれて、’油膜
（bagsof oil）’を放出する。この結果は、直ちに目に
見える不均一な外観となり、メークアップ用製品として
使用する目的の場合には、付随する問題点がいくつかあ
るものである。これに対して、本発明によるゲルは、完
全にメークアップ用に適している。本発明によるゲル
は、皮膚に、特に健康的で非常に自然な外観、脂性でな
い外観、およびべとつかない感触を与えるものである。
けば立つことなく皮膚に容易に適用可能であり、すべり
が良好で急速に乾燥することがない。得られたメークア
ップは、完全に均一である。本発明によるゲルの化粧品
特性は、従来のゲルの化粧品特性と比較して優れている
ものである。
【０００９】これらの多くの優位点から、本発明のゲル
は、どのタイプの皮膚にも、乾燥肌にさえもメークアッ
プ製品として適用可能である。本発明の水性ゲルに溶解
したオルガノポリシロキサンの含有量は、ゲルの全重量
に対して、０．０２から５０重量％から選択可能であ
り、使用されるオルガノポリシロキサンの種類に依存す
る。オルガノポリシロキサンの含有量が５０重量％を越
えると、組成物は皮膚に対してべとついた外観を与え
る。
【００１０】本発明において使用可能なオルガノポリシ
ロキサン類は、化学的変性によって、溶解性を付与する
ことが可能である。これらは単独で、または混合して使
用可能である。特に、化学的に溶解されたオルガノポリ
シロキサンとしては、文献：ＥＰ−Ａ−５４０３５７に
特に記載されているような、シロキサンと加水分解した
または加水分解していないタンパク質とのコポリマーが
使用可能である。
【００１１】このようなコポリマーの例は、カゼイン、
エラスチン、コラーゲン、ケラチン、シルク、または小
麦またはダイズタンパク質などの、加水分解したまたは
加水分解していない、タンパク質にグラフト化すること
によって共有結合した誘導体またはポリシロキサンのコ
ポリマーである。たとえば、加水分解した小麦タンパク
質にグラフト結合したホスファート化シロキサンを使用
することが可能である。これらのグラフト結合したコポ
リマー類は特に、クロダ社からクロダソン（Crodason
e）Wの商品名で、フェニックス（PHOENIX）社から、ペ
コシル（Pecosil）SWP８３またはノン−P−シリコンプ
ロテインの商品名で販売されている。
【００１２】シロキサンと加水分解したまたは加水分解
していないタンパク質とのコポリマーの含有量は、ゲル
の全重量に対して、１重量％から５０重量％から選択さ
れることが好ましく、１０重量％から５０重量％から選
択されることがさらに好ましい。本発明のゲルにおいて
使用可能な他の化学的に溶解したオルガノポリシロキサ
ンとしては、ジメチコーンコポリオール類（CTFA命名
法）およびこれらの誘導体も挙げられる。
【００１３】ジメチコーンコポリオール類は、特に、１
９９２年１０月にI．F．S．C．C．の１７回国際会議に
おいて、ダウコーニング（DOW CORNING）社によって提
唱されており、文献：’Water−soluble dimechicone
copolyol waxes for personal care industr
y’，Linda Madore et al ．，pp１〜３に報告され
ている。これらのジメチコーンコポリオール類は、１以
上のエーテル官能基（オキシアルキレン、特にオキシエ
チレンおよび／またはオキシプロピレン）含有の水溶性
ポリジメチルシロキサン類（PDMS）である。
【００１４】これらのジメチコーンコポリオール類は特
に、ゴールドシュミット（GOLDSCHMIDT）社からアビル
（ABIL）B８８５１またはB８８１８３の商品名で販売さ
れている。シンエツ社から販売されている化合物KP３５
１から３５４およびKP６１５Aまたはワッカー（WACKE
R）社のDMC６０３８もまた挙げられる。本発明において
使用可能なジメチコーンコポリオール誘導体は特に、ホ
スファート、スルファート、塩化ミリストアミドプロピ
ルジメチルアンモニウム、ステアラート、アミン、グリ
コ−変性などの基を含有するジメチコーンコポリオール
類である。
【００１５】ジメチコーンコポリオール誘導体として
は、シルテック（SILTECH）社からシルホス（Silphos）
A１００、シルテックアミン（Siltech amine）６５、シ
ルワックス（Silwax）WDIS、ミリストアミドシリコーン
クアット（myristamido silicone quat）の商品名で販
売されている化合物、またはフェニックス（PHOENIX）
社から、ペコシル（Pecosil）PS１００の商品名で販売
されている化合物が特に使用される。ワッカー（WACKE
R）社からVP１６６１の商品名で販売されている誘導
体、または、ダウコーニング社から２５０１化粧品ワッ
クスの商品名で販売されている誘導体も使用可能であ
る。ジメチコーンコポリオール類およびこれらの誘導体
は、本発明による組成物において、ゲルの全重量に対し
て、０．５重量％から２０重量％から選択されることが
好ましい。
【００１６】
【００１７】
【００１８】
【００１９】
【００２０】エブブレヒト（ＥＢＢＲＥＣＨＴ）粘度計
を用いて２５℃で測定した絶対粘度は、５から３０ポア
ズ（０．５から３Ｐａ．ｓ）から選択される値である。
驚くべきことに、１ポアズ（０．１Ｐａ．ｓ）と低い粘
度でも、オルガノポリシロキサン類は、ゲルの全重量に
対して１０重量％より多い含有量で組み入れることが可
能である。本発明のゲルの粘度は、ゲル化剤として使用
された親水性ポリマー類の性質および量に依存するもの
である。
【００２１】これらのゲル化剤はたとえば、アクリルお
よびポリメタクリルポリマー類またはコポリマー類、た
とえば、アクリル酸／エチルアクリラートコポリマー類
およびカルボキシビニルポリマー類である。このような
ポリマー類またはコポリマー類の例としては特に、グッ
ドリッチ（GOODRICH）社からカルボポール（Carbopol）
の商品名で販売されているカルボメルズ（carbomers、C
TFA）、または、ガーディアン（GUARDIAN）社からラブ
ラゲル（Lubragel）の商品名で販売されているポリグリ
セリル＝メタクリラート、または、ヒスパノチミカ（HI
SPANO CHIMICA）社からヒスパゲル（Hispagel）の商品
名で販売されているポリグリセリル＝アクリラート、ま
たはセプピック（SEPPIC）社からスピーゲル（Sepige
l）の商品名で販売されているポリアクリルアミド／C１
３〜C１４イソパラフィン／ラウレス−７混合物が挙げ
られる。
【００２２】本発明において使用可能な他のゲル化剤と
しては、多糖誘導体、たとえば、セルロース誘導体、た
とえばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、微結晶セ
ルロース；キサンタン、ゲランおよびラムサンポリマー
類、アルギナート類、マルトデキストリン、澱粉および
その誘導体、ヒアルロン酸およびその塩、カラヤゴム、
カロブ粉およびグア誘導体、特にヒドロキシプロピルグ
アが挙げられる。親水性ポリマーとしては、ポリエチレ
ングリコール類（PEG）およびこれらの誘導体、ポリビ
ニルピロリドン類およびそれらの誘導体を使用すること
も可能である。
【００２３】好ましくは、トリエタノールアミンまたは
水酸化ナトリウムなどの塩基剤を用いて常法で中性化し
た、カルボメール（カルボポール）などのアクリル酸誘
導体、ポリグリセリル＝メタクリレート（ラブラゲル）
または多糖類、たとえばセルロース誘導体が、親水性ポ
リマーとして使用される。これらの親水性ポリマー類は
一般的には、ゲルの全重量に対して、０．０１重量％か
ら３０重量％、好ましくは０．１重量％から５重量％の
比率で存在するものである。着色材料として、本発明の
ゲルは、有機着色剤類および／または色素類を含有可能
であり、これらは、媒体中における分散性を効果的にす
るために、親水性であるかまたは親水性にするのが好ま
しい。
【００２４】親水性有機着色剤としては、水溶性塩類、
たとえば、ポンソー（Ponceau）二ナトリウム塩、アリ
ザリングリーン二ナトリウム塩、キノリンイエロー、ア
マランス三ナトリウム塩、タートラジン二ナトリウム
塩、ローダミン一ナトリウム塩、レゾルシン一ナトリウ
ム塩、キニザリングリーン、ピラミン三ナトリウム塩、
フチシン二ナトリウム塩、ベタニン、キサントフィル、
およびカラメルが挙げられる。メークアップゲルがこれ
らの着色剤のみを含有する場合には、透明または幾分半
透明の外観を有するものである。親水性の色素または親
水性にする色素としては、水に分散可能な色素が使用さ
れ、たとえば、特に、平均粒子径が任意にナノメートル
範囲である金属酸化物類が挙げられる。これらの金属酸
化物は、たとえば、鉄、チタン、マンガン、亜鉛および
クロム酸化物である。
【００２５】本発明のゲルの水相に分散可能な他の色素
としては、文献FR９３／０４９６０に記載された方法に
したがって調製された、１μmよりも小さい、特に５０
０nmよりも小さい粒子径を有するメラニン色素が挙げら
れる。この方法によれば、天然または合成由来のメラニ
ンを、第１工程において、１０℃と５０℃の間の温度
で、たとえば水酸化ナトリウムなどのアルカル性化剤、
および／または、たとえばエチレンジアミンテトラ（メ
チレンホスホン酸）ナトリウム塩などの金属イオン封止
剤を含有する水溶液に溶解し、次いで、第２工程におい
て、メラニンをアルカリ土類金属塩を添加することによ
って沈殿させるものである。このようにして得られたメ
ラニン色素の沈殿は、たとえばろ過によって、単離し、
凍結乾燥する。
【００２６】合成由来のメラニン色素としては、５，６
−ジヒドロキシインドールを酸化することによって公知
の方法でえられたメラニン色素を使用することが可能で
ある。メラニン色素は、ゲル中に存在する場合には、特
にメークアップファンデーションの調製において、上記
の金属酸化物類と好ましくは組み合わせる。ゲルが色素
類を含有する場合には、不透明な外観である。
【００２７】着色剤類または色素類は一般的には、ゲル
の全重量に対して、０．００１重量％から１０重量％の
濃度で存在し、好ましくは 着色剤類を０．０１重量％
から１重量％、色素類を１重量％から１０重量％含有す
るものである。本発明によれば、化粧品分野で従来より
使用されている添加剤類をゲルに添加することは可能で
ある。添加剤は、ゲルの全重量に対して、０〜３０重量
％の比率で存在可能なものである。添加剤の量は、選択
された添加剤のタイプに依存し、当業者の裁量によって
決定されるものである。
【００２８】該添加剤は、親水性ポリマー以外のゲル化
剤、たとえば親水性シリカまたはモントモリロナイト族
に属するケイ酸マグネシウムアルミニウムなどのシリカ
ート、たとえばヘクトライト類およびベントナイト類で
あってもよい。該添加剤として、水溶性活性剤、たとえ
ば特にポリオール（グリセロール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール）も、その水和特性から使用可
能である。従来の水性ゲル類とは異なり、本発明の水性
ゲルの感覚特性は、ポリオールの存在によって決して損
なわれることはない。ゲルの全重量に対して０．５重量
％から２０重量％の比率で使用可能である。
【００２９】他の水溶性水和活性剤、たとえば、コンド
ロイチン＝スルファート類、キチン誘導体、ヒアルロン
酸、タンパク質、特にケラチン、誘導体、ゲルがのばさ
れた場合に、ゲルにより清涼感を付与する目的での種々
の一価アルコール類（エタノール、イソプロパノー
ル）、およびソルビトール、グルコースおよびスクロー
スなどの糖類；微量元素類、アミノ酸類、ビタミン類、
親水性遮へい剤類、尿素、アラントインを、本発明のゲ
ルに添加可能である。
【００３０】他の添加剤としては、充填剤類、水溶性防
腐剤類、たとえばジアゾリジニル尿素（ゲルマル（Germ
al））またはメチル＝パラ−ヒドロキシベンゾアート
（パラベン）、香料類、および、中性化剤類、たとえば
pHを調節する目的でのトリエタノールアミンまたは水酸
化ナトリウムが挙げられる。
【００３１】本発明によるゲルは、より詳細には、 −０．０２重量％から５０重量％の水相に溶解したオル
ガノポリシロキサン、 −０．０１重量％から３０重量％の親水性ポリマー、 −０．００１重量％から１０重量％の着色材料、 −０重量％から３０重量％の水溶性または水分散性添加
剤、および −全体として１００重量％とするための適量の水を含有
するものである。
【００３２】本発明の主題はまた、上記ゲルを顔に適用
することからなる、ヒトの顔をメークアップする方法で
ある。本発明のゲルは特に、ブラッシャー、アイシャド
ウ、またはメークアップファンデーションの製品に良好
に適するものである。
【００３３】本発明のさらなる主題は、上記水性ゲルか
らなるブラッシャー、アイシャドウ、またはメークアッ
プファンデーションである。本発明の他の優位点および
特徴部は、以下に示す実施例からより明らかとなるであ
ろう。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。また実施例において％としてしめされてい
るものは全て重量％である。以下に示すゲルは、経時的
に安定である。
【００３４】
【実施例】 実施例１： 暗紫色のブラッシャー。 ・カルボポール９５４ １．５％ ・トリエタノールアミン １．５％ ・シリバックス（Silivax）WD−IS（＊） ５％ ・ポリビニルピロリドン １％ ・ポリエチレングリコール６００ ８．４％ ・ポンソーSX二ナトリウム塩 ０．１８％ ・アリザリングリーンG二ナトリウム塩 ０．０２％ ・メチル＝パラ−ヒドロキシベンゾアート 適量 ・水 全体として１００％とするための適量 （＊）シルテック社から販売されているステアラート基
含有のオキシエチレン化PDMS。
【００３５】該ブラッシャーは、室温で、レイネリ（Ra
yneri）ターボミキサータイプの攪拌機を用いて該成分
を混合することによって調製する。該ゲルは、適用が容
易であり、皮膚にのばした後、非常に自然で均一なメー
クアップおよび特に健康な外観のメークアップをするこ
とができる。さらに、経時的に良好な持続性を呈するも
のである。
【００３６】 実施例２（参考例）： カラメル色のメークアップファンデーション。 ・カルボポール９５４ ０．７５％ ・トリエタノールアミン ０．８％ ・シリコーンエマルションＴＰ５０３（＊） １４．２８％ ・ポンソ−ＳＸ二ナトリウム塩 ０．１８％ ・アリザリングリーン二ナトリウム塩 ０．０８％ ・キノリンイエロー ０．１４％ ・メチル＝パラーヒドロキシベンゾアート 適量 ・水 全体として１００％とするための適量 （＊）ユニオンカーバイド社から販売されているＴＰ５
０３：水中のエマルションにおけるシクロメチコーン類
および高分子量ＰＤＭＳの混合物；該エマルションは粒
径が１μｍの領域の粒子を示す。
【００３７】該メークアップファンデーションは、実施
例１と同じ条件下で調製する。非常に柔軟なゲルが得ら
れ、けば立つことなく、適用すると清涼感があり、フィ
ルムを形成するものである。均一に適用可能であり、皮
膚が幾分自然な日焼けをするものである。
【００３８】 実施例３： カラメル色のメークアップファンデーション。 ・カルボポール９５４ １．５％ ・トリエタノールアミン ２．５％ ・シリコーンノンPタンパク質（＊） １０％ ・ポンソーSX二ナトリウム塩 ０．１８％ ・アリザリングリーン二ナトリウム塩 ０．０８％ ・キノリンイエロー ０．１４％ ・メチル＝パラ−ヒドロキシベンゾアート 適量 ・水 全体として１００％とするための適量 （＊）シルテック社から販売されている、３５％の濃度
の水中における、小麦タンパク質のグラフトを有するシ
リコーンのコポリマー。
【００３９】該メークアップファンデーションは、実施
例１と同じ条件下で調製する。皮膚に特に良好な健康的
な外観を付与するメークアップが得られ、適用が容易で
良好な持続性のある粉末である。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 水相、ゲル化剤としての親水性ポリマ
    ー、および水相に溶解または分散可能な着色材料を含有
    する水性ゲル形態のメークアップゲルにおいて、（ａ）
    シロキサンとタンパク質とのコポリマー類および（ｂ）
    ジメチコーンコポリオール類およびそれらの誘導体から
    選択される、水相に溶解した少なくとも１つのオルガノ
    ポリシロキサンをさらに含有し、前記ゲルが５−３０ポ
    アズの絶対粘度を有することを特徴とする、メークアッ
    プゲル。
  2. 【請求項２】 ０．０２−５０重量％の、水相に溶解し
    たオルガノポリシロキサンを含有することを特徴とす
    る、請求項１に記載のゲル。
  3. 【請求項３】 １−５０重量％の、シロキサンとタン
    パク質とのコポリマー類を含有することを特徴とする、
    請求項１に記載のゲル。
  4. 【請求項４】 タンパク質が、カゼイン、エラスチン、
    コラーゲン、ケラチン、シルク、および小麦またはダイ
    ズタンパク質から選択されることを特徴とする、請求項
    １に記載のゲル。
  5. 【請求項５】 ０．５−２０重量％の、ジメチコーンコ
    ポリオール類またはそれらの誘導体を含有することを特
    徴とする、請求項１に記載のゲル。
  6. 【請求項６】 ジメチコーンコポリオール誘導体が、ホ
    スファート、スルファート、塩化ミリストアミドプロピ
    ルジメチルアンモニウム、ステアラート、アミンまたは
    グリコー変性基を含有するジメチコーンコポリオール類
    から選択されることを特徴とする、請求項１または５に
    記載のゲル。
  7. 【請求項７】 ０．０１−３０重量％の親水性ポリマー
    を含有することを特徴とする、請求項１ないし６のいず
    れか一項に記載のゲル。
  8. 【請求項８】 親水性ポリマーが、アクリル、ポリメタ
    クリルおよび／またはカルボキシビニルポリマー類また
    はコポリマー類；多糖誘導体、キサンタン、ゲランおよ
    びラムサンポリマー類、アルギナート類、マルトデキス
    トリン、澱粉およびその誘導体、ヒアルロン酸およびそ
    の塩、カラヤゴム、カロブ粉、およびグア誘導体；ポリ
    エチレングリコール類およびそれらの誘導体；およびポ
    リビニルピロリドン類およびそれらの誘導体から選択さ
    れることを特徴とする、請求項１ないし７のいずれか一
    項に記載のゲル。
  9. 【請求項９】 ０．００１−１０重量％の着色材料を含
    有することを特徴とする、請求項１ないし８のいずれか
    一項に記載のゲル。
  10. 【請求項１０】 着色材料が、親水性の、または親水性
    にする、有機着色剤類からおよび／または色素類から選
    択されることを特徴とする、請求項１ないし９のいずれ
    か一項に記載のゲル。
  11. 【請求項１１】 ０−３０重量％の水溶性または水分散
    性添加剤を含有することを特徴とする、請求項１ないし
    １０のいずれか一項に記載のゲル。
  12. 【請求項１２】 添加剤が、親水性ポリマー以外のゲル
    化剤類、水溶性活性剤類、中性化剤類、水溶性防腐剤
    類、香料類、充填剤類、およびこれらの混合物から選択
    されることを特徴とする、請求項１１に記載のゲル。
  13. 【請求項１３】 請求項１ないし１２のいずれか一項に
    記載のゲルからなる、メークアップファンデーション。
  14. 【請求項１４】 請求項１ないし１２のいずれか一項に
    記載のゲルからなる、ブラッシャーまたはアイシャド
    ウ。
  15. 【請求項１５】 請求項１ないし１２のいずれか一項に
    記載のゲルをヒトの顔に適用することからなる、ヒトの
    顔をメークアップする方法。
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